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じゃあ今日は、病院がレストランと同じサービスになったらどうなるかっていう話をしてみようと思います。
ちょっと考えながら話すので、テンポが多少悪くなるかもしれないですけど、
やっぱり病院のサービスってすごい悪いですよね。予約時間守んないじゃないですか。
一般社会から考えたら、間違ってると私も思いますけど、
ただ一方でちょっとそれができない事情もあるので、ちょっとその辺の話をしたいなと思ってて、
結構学生の時とか思ってたんですよね。
医者の世界ってサービス業だよねって思ってて、
今でも変わらない部分もあるんですけど、
患者さんのためにやるじゃないですか。
お客さんのために働いてるところだから、
だからいかにお客さんに満足してもらうか、あるいはお客さんの気分を損ねないようにするかっていう観点で考えた方がいいと思ってて、
学生の時から思ってるし、それは今でももちろん思う部分はいっぱいあります。
レストランと同じように、例えば予約時間が決まってて、
っていう風になってたとしたら、予約時間固めるとどうなるか、絶対守りますってやるとどうなるかなんですけど、
例えば15分単位でその人の時間を決めるとするじゃないですか。
ってなったら、朝の9時から12時まで働いて3時間、
だったら15分単位で結局12人見れるのかな。
12枠取れる、12枠予約ができると。
だから午前中12人、午後も1時から5時までやりますってやったら4時間だから16人、
だから1日で28人見れますということになるけど、
一人の医者が28人1日で見るだけで世の中行けるかって言われると、
実際無理だと思います。
それはやり方いろいろあるでしょうけど、
結構イレギュラーに対応しないといけないのが病院の仕事で、
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やっぱり病院にかかってもらって治療をし始めて、
みんながみんなよくなるわけじゃないんですよね。
やっぱり治療し始めてみてもお薬ちゃんと効かないとか、
あるいは治療してる人で急に大きな病気になっちゃう、
手術が必要な、例えば盲腸とかでもそうだし、中水炎とかでもそうだし、
あとは私結構肝臓とか胆脳水臓って消化液の専門なんですけど、
そこで言うと胆脳炎、胆石発作とか言ったりしますけど、
そういう病気って本当すぐに治療しないとダメなんですよ。
逆にそこをじゃあ予約時間今から取るので少々お待ちくださいって言って、
できるかって言ったら絶対ダメだし、それやると死んじゃうんですよね。
胆石発作、胆石発作だけだったらいいんですけど、
胆石発作からの胆脳炎という状態になると、
もう肺筋が悪さしてて、肺筋が悪さし始めるときって、
肺筋の数って指数関数的に増えるって言ったらわけわかんないかもしれないですけど、
倍々に増えていくんですよ。
最初は2×2で4。
次は4×2で8。
8×2で16。
16×2で32。
32×2で64。
64×2で128。
128×2で256。
256×2で512。
512×2で1024。
倍々に増えるってめちゃめちゃやばいんですよ。
最初はいいけど、時間経つにつれてどんどん悪くなるスピードが上がっていくので、
そういうのをほっとくと、時間が経てば経つほどめちゃめちゃやばくなるんです。
最終的には命に関わってくるので、それで緊急手術があるんですけど、
予約時間完全に守りますってやっちゃうと、
そういうのにすぐに対応しないといけなくなった。
対応できないですよね。
もうそこで全部崩れちゃうので、
この人急ぐからちょっと待ってくださいってできなくなるのがどれだけやばいか。
もうやばすぎるんですよ。
それをできるようにしようと思ったら、
この前もちょっと話したけど、チーム制にするとかっていう話になってくるかなと思います。
チーム制はちょっとこれからの工夫ですね。
医療界はまだ全然チーム制をやっていく知識、経験がないので、
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みんなで連携するっていうのが全然まだまだ育ってないので、
だし自分もどうしたらいいか正直わかんない。
なんとなくイメージはあるけど、どうやったらうまくいくのかわかんないので、
現実的に今すぐチーム制でみんなやりましょうってできない。
なので、なかなか今の日本で完全に時間区切って、
絶対守るようにしましょうっていうのはちょっと無理だなと僕は思ってます。
なので、そういった事情でやっぱりレストランとは一緒にできないっていう部分があるかなと思います。
どうですか?
あと、そうだな。
8時間すごい嫌だけど困るけど、そうだな。
例えばね、高血圧の薬とかね、自動販売機で買えるようにしてもいいのかなって僕は思うんですけどね。
そういうとりあえず薬だけ欲しい人たちって結構いるじゃないですか、病院行くときに。
そういうのに応えられるシステムがあってもいいんじゃないかなって。
それはもう患者さんはもちろんそっちがいいと思ってるだろうし、
医者側としてもそれで行ける人っていっぱいいるので、
その人たちに診察室に入ってもらう時間だけでももったいないんですよ。
どれだけ外来時間気にしてやってるかわかりますか?
本当に入ってくる時間が長い人をどうするかとかも考えるんですよ。
一患者さんとして受診してると多分感じないと思うんですけれど、
医者側からするといかに時間を短く短く削って、
いかに多くの人を限られた時間で見るかっていうのはすごい意識するところで。
なのでそこのリズム感をどう保ちながら一日外来回すかってめちゃめちゃ神経使うんですよね。
だから医者も時間を守れてない人たちが何も考えずにダラダラやってるかって言ったら全くそんなことはないので、
中にはいますけど、時間気にしない人、本当にね、時間気にしない人もいるけど、
でも基本的にはみんなめちゃめちゃ頑張っててそれなんですよね、現状。
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なのでちょっとそこはね、分かってほしい部分もあります。
だけどやっぱシステムが悪いところも認めるので、そこはもう医療界の課題ですよね。
例えばね、電子カルテとかね、すごい悪いと思うんですよ、世の中のね。
情報がぐちゃぐちゃすぎて整ってないからそこで時間かかっちゃう部分もあるし、
もちろんパソコンの起動の時間、システム立ち上げる時間とかね、っていうのももったいないって感じる場面多々あるし、
削れるところいっぱいあるので、ちょっとそこは私もいろいろ手を出していけたらなとは思ってるところですけどね。
ということで、今日もありがとうございました。以上です。