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2024-08-26 08:37

FarmesVoices🍊vol.43「農作業を科学的に分析する〜捻枝〜」

FarmesVoices🍊vol.43
今回のテーマは「農作業を科学的に分析する〜捻枝〜」

私が行っている農作業の意味を科学的に分析してみようと思います。
今回は捻枝という作業を何故行うのか、
この作業をすることでみかん栽培にどのような影響が出るか深堀りします。


高齢化社会を支える介護の未来: 秋田県の小さな介護事業者の挑戦と革新への道
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捻枝
https://x.com/T_mikanaoshima/status/1822451323113251055?t=Q_sf4cYwpycxhn3mugBpPA&s=19

#農業 #農作業 #みかん
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この放送は、秋田からの挑戦状、秋田から世界へ、少子高齢化・先進圏の秋田から介護事業を通して、地域の未来と世界への展開を創造する、阿波野社長の提供でお送りします。
また、挑戦を続けている阿波野社長ですが、この度、Kindle版にて本を出版されました。
高齢化社会を支える介護の未来、秋田県の小さな介護事業者の挑戦と革新への道、概要欄にリンクを載せてありますので、一度覗いてみてください。
この放送は、農業の常識を超越する、メタグリをキーワードに活動する、メタグリ研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
皆さん、こんにちは。月曜担当の富山みかんです。
ファーマーズ・ボーシーズみかん、第43回目の放送になります。よろしくお願いします。
普段はですね、日曜日の夜に収録しているんですけれど、昨晩、子供を寝かしつけて、自分も一緒に寝てしまったので、ちょっと普段と違う、1日遅れで収録しています。
台風15が、ちょっと日本、縦断しそうな、ちょっと震度が、わかんないんですけど、ちょっと影響が、日本各地ありそうですね。
この辺もずっと雨が降っていて、梅雨が明けてから1ヶ月くらいまともに雨が降っていなかったんですけど、この1週間で200ミリ以上の雨が降っていて、なかなか異常気象だと、年々農業が難しくなっているなというような感じがします。
乾燥が続いた後に雨がたくさん降ると、みかんの実が劣化といって、果実の肥大にちょっと皮の方が追いつかなくて、割れてしまうというような現象が起きてしまいます。
そうならないように、カルシウムを定期的に与えて、果実の皮を強くして、劣化が起きないようにしようとしているんですけど、なかなかどうしても劣化は防げないですね。
それでは、今回のテーマに入りたいと思います。
今回のテーマは、農作業を科学的に分析する年子編というテーマでお送りしたいと思います。
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私が行っている農作業を科学的に分析するというシリーズをちょっとやってみたいなと思いまして、
今回は年子という作業を行うことによって、みかん栽培にどういった影響が出るのか分析・深掘りしていきたいなと思います。
まず、おいしいみかんはどのような状態でみかんの木になっていると思いますか?
正解は、垂れ下がった枝に下向きになっているみかん、さらによく言うと葉っぱに隠れているような状態が一番高品質なみかんです。
さらにもっとよく言うと、はじめは斜め上を向いた状態の枝にたくさん果実がなっていて、7月・8月に果実の重さで垂れ下がった状態になってくれるとさらにいいみかんです。
それはなぜかと言いますと、上向きの枝はジベレリンという植物ホルモンが活性化していまして、それになっているみかんはジベレリンの影響で細胞分裂と果実被害が起きます。
みかんが重くなって7月・8月に垂れ下がって、8月から9月にかけて栄養成長から生殖成長という状態に変わります。
栄養成長は枝葉の成長の時期で、生殖成長というのは果実の成長の時期になります。
生殖成長以降に果実に糖が蓄積されていきます。
枝が垂れ下がっていて、下向きで葉っぱに隠れている果実は直射日光を受けないため、果実の内部の温度の上昇を抑えれます。
そうすると糖度が上昇しやすくなって、酸の減少が穏やかになります。
さらに、枝が垂れ下がっているため、樹液の移動がスムーズになるため、養分の供給もスムーズになって、
さらに、光合成でできた糖は重力に従って下に動いていくため、果実に糖が蓄積されます。
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植物ホルモンにも触れますと、先ほどの逆で枝が上向きではなく下向きということは、
ジベレリンを抑制することによってアブシジン酸という植物ホルモンが働いて、さらに糖が蓄積されやすくなります。
ということで、このような果実、みかんをたくさん生産したいわけなんですよね。
ようやく本題というか、年子について触れていくんですけれど、年子という作業は、枝をねじることです。
枝をねじって、枝の角度と果実の向きを理想的な形にすることによって、高品質なみかんをたくさん生産できるようにするための作業です。
この年子という作業ですが、あまりこの辺の農家さんはやっていなくて、
もともと柿高、梅高での技術で、それが少しずつ他の果樹にも波及していって、最近では柑橘の方でもやられるようになっているそうです。
僕も去年初めて知って、ちょっと去年挑戦してみて、今年少しコツをつかんだというか、結構しっかりやっています。
概要欄にこの年子の作業をやっている私のXのポストのリンクを貼っておきます。
ビフォーアフターの写真と、失敗した写真も載っていますので、よかったら見を通してみてください。
それでは今回は以上になります。
今日もメタグリボーイシーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。
みんなみかん食べてね。牛乳飲んでね。バイバイ。
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