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2024-06-10 11:26

FarmesVoices🍊vol.33「農業は再現性の低い産業」

FarmesVoices🍊vol.33
今回のテーマは「農業は再現性の低い産業」
全く同じ作業をしていても同じ物が出来ないのが農業です。
本当に恐ろしい産業です(笑)
#農業 #みかん
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この放送は、農業の常識を超越する、メタグリをキーワードに活動する、メタグリ研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
皆さん、こんにちは。月曜担当の富山みかんです。
FarmersVoices🍊vol.33の放送になります。よろしくお願いします。
昨日ですね、僕が卒業した農林大学校の果樹学科の同期のライングループがありまして、
そこでちょっと話題があって、久しぶりにライングループでLINEしたんですけれど、
僕が今柑橘栽培でこういうことを挑戦してるんだよとか教えたり、向こうからもこれ工芸やってるんだよとか、
いろいろ情報交換して、なかなか楽しい時間を過ごしたんですけれど、
やっぱりそれぞれの地域で地域性というか、同じ柑橘栽培でも違うんだなというところがなかなか垣間見れて面白かったです。
農林大学校卒業といっても、農林大学校卒業して農業の道に進む人はあまり多くはないんじゃないかなと思うんですけど、
僕の同期は、同期の果樹学科半分が農家で、あと数人市場で働いてたりして、比較的農業関連の仕事に就いてるのは多いですね。
この土日、いつも通り農作業をしてまして、ちょっと一つ気づいたことがありまして、
今シーズン、春の肥料をやめたんですよ。
それは春、まだ根が伸びる時期に肥料をやってしまうと、根が痛むのではないかということで、肥料を与えませんでした。
肥料を与えなくても、しっかり花はつくし、果実にもなって、枝葉も伸びて、特に問題はないと思っていたんですけれど、
レイコウという品種がありまして、それが昨年結構たくさん果実になって、この春も花をたくさん咲かせたんで、順調だなと思っていたら、生理落下でだいぶ実が落ちてしまいました。
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生理落下というのは、花がついて果実になるんですけれど、その時に成りすぎて、木が果実を落としてしまう生理現象のことで、
それが大体5月ぐらいに起きるのを第一次生理落下、6月に起きるのを第二次生理落下と言うんですけれど、第一次生理落下でレイコウが結構果実を落としてしまいました。
やっぱり春、肥料を与えなかったことで、栄養不足だったのかなと思います。
他の品種はざっと見た限りそんな感じはないので、レイコウだけ、やっぱり去年たくさん果実をならせて、栄養不足だったところに、さらに春に肥料を与えなかったことで、生理落下を起こしてしまったのかな、生理落下は起きるんですけれど、結構ひどく生理落下してしまったのかなというところです。
まあちょっと推測のですね、ちょっとこればっかりはまだ結論付けるのは早いかもしれませんけれど、来年同じようなことが起きるといけないので、来年はちょっとだけ肥料を与えようかなと思っています。
網の産系のぼかし肥料、これAIでいろいろ調べてみて、どういった肥料が根明けを起こしにくいのか調べたところ、網の産系の原材料のぼかし肥料が根明けを一番起こしにくいんじゃないかということを、
AIで調べた結果が出たので、魚カスをぼかし肥料にした肥料を春に少しだけ、半分ぐらい、10アルあたり、例えば6体が使用量だとしたら3体ぐらい与えようかなと思っています。
また変わるかもしれませんけれど。
まだこの6月に第二次生理落下があるので、これがどう出るかなというところですね。これがまたひどかったら、もうちょっと考え直さないといけないなと思います。
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それでは今回のテーマに入りたいと思います。
今回のテーマは、農業は再現性の低い産業であるというテーマでお送りしたいと思います。
冒頭でもお話ししたように、僕の農林大学校の果樹学科の同期でみかん農家が何人かいるんですけれど、地域ごとに農協の指導だったり、栽培している品種だったりが違うんですよね。
そういった地域性が出るのは、やっぱり土の種類がまた違って、静岡県でも西部と中部と東部ではまた土が異なってくるんですけれど、
例えば私が住んでいる三日美町という地域は、青島みかんが一番たくさん生産されています。
青島みかんは赤土で痩せていて、水はけがいい土地を生産しています。
三日美町の土はそういった土が多いんですよね。
逆に静岡県の東部の方になると黒木土壌で腐食を多く含んでいて、肥沃な土地というか農業に非常に適した土地なんですけれど、
逆に青島みかんにとっては、それはあまり美味しいみかんはできません。
なので三日美町での栽培方法を静岡県の東部の方でやろうとしても、たぶん同じような結果にはならないと思います。
僕も農業を始めたい時に農協の方に相談しに行ったんですけれど、やっぱり三日美町の農協では三日美町で農業をやるにはみかんしかないと。
今までいろんな人が他の作物に挑戦したけれど、ことごとく失敗しているそうです。
それを痛感したのが、この間サラダかぼちゃを栽培しようとして種を植えたんですけれど、これが物の見事に成長しなくて非常に困りました。
結構今までも家庭菜園レベルなんですけど、いろいろやってみて、大豆は、枝豆は結構簡単にいったな。
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その他が結構うまくいかなくて、僕の技術も悪いのかもしれないんですけれど。
あとですね、同じ地域だからといって、例えば水はけの良い斜面で青島を栽培するのと、うちみたいに田んぼをつぶしてそこに青島みかんを育てるのではまた違うんですよね。
田んぼをつぶした土地は本当においしいみかんができない。
あと昔は南向きの斜面がいいって言われていたんですけど、このところ温暖化で夏ばーつすぎて日当たりが良すぎるというか直射日光がひどすぎてみかんが日焼けしたりとか乾燥しすぎて木が枯れてしまうことが多く、
最近ではちょっと北向きの斜面の方がいいんじゃないかとか言われたりしてて、昔と比べると気候条件も変わってきているので、昔の栽培技術じゃないですけど、昔適していた土地がだんだん適さなくなってきているとかそういったこともあるので、
なかなか同じことをやっていても同じような品質のものはできなくなっています。
本当難しいですね。恐ろしいな。恐ろしいですね農業って。
また今回もグダグダになってしまいましたが、今回の放送は以上にしたいと思います。
今日もメタグリボーシーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。みんなみかん食べてね。牛乳飲んでね。バイバイ。
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