1. Metagri Voicesチャンネル
  2. FarmesVoices🍊vol.17 『水と..
2024-02-12 08:31

FarmesVoices🍊vol.17 『水と農業の関係を考える』

FarmesVoices🍊vol.17
今回のテーマは『水と農業の関係を考える』

#農業 #環境 #水
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/6469db0f0b5e6b2d874b7da6
00:07
この放送は、農業の常識を超越する、メタグリをキーワードに活動する、メタグリ研究所がお届けする、Metagri Voicesへ。
皆さん、こんにちは。月曜担当の富山みかんです。
FarmersVoices🍊vol.17 第17回目の放送になります。よろしくお願いします。
柑橘業界はですね、この時期になってくると、もう運酒みかんが終わりになってきて、
一般的に農寒期と言われる、ちょっと楽な時期になってくる。
この時期に、堆肥だったり、駆土切開だったり、土壌改良剤をまいて、3月の下旬の根が動き出す時期に向けて準備をしています。
でも、瀬戸川だったり、デコポンだったり、2月、3月に収穫を迎える品種を栽培している方は、まだ気が抜けない時期だと思います。
私はですね、先週の放送でも言いましたけれど、ソラタンという土壌改良剤と、あと茎粉をまいて、土壌改良剤はもうまき終わって、今週から剪定を始めています。
この剪定なんですけれど、以前このFarmersVoices🍊みかんで話した通り、片側丸坊主式剪定というものがありまして、
現代農業という農業雑誌の12月号に載っていた方法をちょっと試しているんですけれど、
この剪定方法がですね、本当に衝撃的で、この片側丸坊主式剪定を紹介している現代農業の記事でも、
このやり方を見た人は驚き決まって、常識はずえと言うそうだという風に書いてあるんですけれど、まさに本当にその通りでしてね。
僕もなんか、今日剪定しててメンタルがやられそうになるぐらい、本当に凄まじい方法で、
ちょっとやってて、これでいいのかな?本当にいいのかな?すごい怖くなりながら剪定しました。
ただこの剪定方式、僕は初めて知ったんですけれど、柑橘の有機農業では知られた方法というか、
試している人がどれくらいいるかわからないんですけれど、結構うまくいっている例として以前から紹介されているそうなので、
本当にすごい方法なんじゃないかなと思って、メンタルがやられそうになりながらも実践していこうかなと思っています。
まさに農業の常識を超越するような、柑橘の常識を超越するような剪定方法なので、楽しみです。
03:03
それでは今回のテーマに入っていきたいと思います。今回のテーマはですね、水と農業の関係について考えるというテーマでお送りしたいと思います。
日本の国土の約7割は森です。森はすごい働きをしてくれまして、森の働きは水をきれいにして貯めてくれたり、
水を貯めて洪水や土砂崩れを防災に役立つ働きもします。
あと酸素を作ったり、気温を下げたり、二酸化炭素を吸収するという働きも最近とても注目されていますね。
それだけではなくて、森があることで騒音や風、飛んでくる砂を防いだり、海の生き物にとっては森の不要度から溶け出してくる鉄分が生きるために欠かせない重要な要素であります。
あと私たちも森に入ると森林浴といわれる心身の健康にとっても良いことが科学的にも証明されています。
少し関係ないことも話してしまいましたけれど、森というのは水にとって天然の露化装置みたいなものです。
では、農業にとって水はどういった関係なのか。
水にとって農業はプラスの面とマイナスの面があります。
水田稲作を例に挙げると、水園や穀土の保全という環境保全の機能を持っています。
また水田で利用される水や雨水が地下に浸透することによって、その下流の地域や工業用水で利用されることができます。
以上がプラスの面ですが、マイナスの面としましては田畑にするため森を開墾する、森を切り開いて田畑にすることが環境破壊というか、水にとってマイナスの面ですね。
あと、化学肥料や農薬が地下水に浸透して、地下水が汚染されてしまうという可能性があります。
でも先週もお話ししたように農薬はかなり環境に配慮されているので、影響はかなり低いのではないかなと思います。
ところでですね、この水というか地下水をろ過してくれるのは一体誰なんでしょう?
誰だと思います?
それはですね、多様な植物と土の中の小動物や虫、それから土の中の微生物ですね。
06:03
これが水をろ過してくれます。
簡単に解説しますと、多様な植物というのは、いろんな植物があることで、いろんな動物だったり虫が来て、
それが死んだり糞だったりを落とすことによって、それを養分とするミミズだったりダンゴムシだったり微生物が増えるわけなんですよね。
少ない種類だとあまり分解してくれる生物も増えないんですけれど、いろんな植物があることによっていろんな微生物が増えるということなので、
多様な植物というのは必要になってきます。
ちょっとこの話を聞いてピンときた人いませんかね?
いろんな微生物がいるということは、暖流構造の土なんですよ。
暖流構造の土が地下水をろ過してくれます。
暖流構造の土っていうのは畑にとってすごく良い土ですよね。
つまり畑にとって良い土っていうのは水にとっても良い土になる。
ちょっとこの放送のためにいろいろ調べたんですけれど、最近の研究で森よりも草原、草地の方が水をろ過するために重要な役割を果たしているそうです。
私、柑橘栽培で創生栽培という草と共存した栽培方法をしているんですけれど、
これがもしかしたら地下水にとって非常に良い栽培方法をしているんだなということが改めて分かりました。
これからも続けていこうと思います。
以上で今回の放送を終わりにさせていただきます。
今日もメタグリボイシーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。
みんな、みかん食べてね。牛乳飲んでね。バイバイ。
08:31

コメント

スクロール