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2024-09-11 18:14

【#16】谷のオーガズム

オーガズムってなんでしょう?射精?いいえ違います!タントラでは峰と谷、2つのオーガズムがあるといいます。

今回はその違いをあれこれ体験談を交えて紐解きます。性を否定しないタントラでしか味わえない、性行為よりももっと深いpleasureを探ります。


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⦅めいそうラジオは⦆

インドで出会った瞑想コンビが、愛と性と死とお金の瞑想、タントラから生きるヒントを探ります。

⦅スピーカー⦆

アビラティ:医学教育コンテンツプロデューサー。出生家族のアレコレ、男女関係の不毛さに悩みタントラへたどりつく。

ラシュミ:マルタ島で留学コーディネート、アーティスト支援などを行う。西洋/東洋の様々な自己探究をたどり、タントラへ。

サマリー

このエピソードでは、タントラ瞑想の視点からオーガズムを探求しています。「谷のオーガズム」と「峰のオーガズム」の違いを中心に、各体験や感覚の満足度について議論されています。また、ポリネシアンセックスが親密さやリラックスを重視し、オーガズムの理解を深める内容が含まれています。他人のオーガズムの重要性や、マハムドラの瞑想を通じた宇宙的な体験についても語られています。

オーガズムの基本概念
ナマステー
めいそうラジオ
インドで出会った、タントラ瞑想コンビ、アピラティとラシュミが
愛と生と死と、お金のメディテーション、タントラから生きる処方箋を探っていきます。
欲深い私たち現代人のための瞑想入門、始まります。
今回は、谷のオーガズムって何?
はい、タントラ的な話題になってまいりました。谷のオーガズム。
ですね、タントラ的にはオーガズムには峰と谷がありますね。
そうそう、みんな私たちが常に世の中で見ているオーガズムは峰ですね。
そうですね、そもそもオーガズムって何ですかね?何ですかっていうか、どういう語源から来ているのかっていうところからちょっと探ってみようか。
ついつい調べたくなるのね。これオーガズム、ギリシャ語が語源らしいですよ。
そうだったそうだったね。
名詞なんとオルガスモス、なんかすごく頭良さそうな感じ。
強い興奮、膨らむ、満たされるという意味らしい。
結構似てない?似てるっていうかかぶさってるね、オーガズムの語源。
似てるよね。確かにそうだなって感じ。
動詞だとオルガオになって興奮する活発になるっていう動詞から来てるんだって。
でもいずれにせよ性的なものに含まれている言葉なんだよね。オーガズムの語源になってるぐらいだから。
そうだよね、強い興奮して膨らまって満たされてるから、まあまあ言ってみたらそうだよね。
谷のオーガズムの特性
でもさ、オーガズムは多分性的なことに特化してるような気はするんだけど、
でもエクスタシーっていう単語も使うじゃない?
エクスタシーね、なんかちょっと文学的とか音楽的とか、なんかフレディマーキュリーが歌詞の中でエクスタシーって歌ってたよ。
あのさエクスタシーってそれも快楽っていうかさ、なんか心地いい感じのことを言ってると思うんだけど、
ピーク体験みたいな感じかもしれないけど、でもこれって性じゃなくてもあるよなってアビ最近思うの。
すごい美味しいもの。私柿好きだからさ、あのフィロシマさんのプリプリの柿を食べた時のあのエクスタシーみたいな。
それはすごくよくわかる。エクスタシー体験だよね。美味しいとか。
体の感覚に訴えるものっていうのはエクスタシーに行くんじゃないの?
そんな気がする。で、あとアビ的に言いたいのは、エクスタシーもオーガズムでもなんでも、誰かと一緒にやることに皆さん、私も含めてね、意識が向きすぎてるなって思うの。
一人でも気持ちいいことっていっぱいあるし、一人で気持ちいいことがわからず、なぜ相手と気持ちいいことがわかるのかと、なんか一人推し?
一人活動って感じですか?一人推し。
一人から始めようかね、みたいな。
でもそれが基本なんじゃない?エクスタシーもそうだね。エクスタシーって言ったらさ、すごく個人的体験になるだろうし、オーガズムだってそうだよ。
2人いなきゃできない、誰かと一緒じゃなきゃできないっていうもんではまあまあないじゃないですか。
そう思います。谷と峰の話に入っていこうか。
タントラ的にはさ、さっきオーガズムに峰と谷があります。峰がみんな我々の考えるピークオーガズムって言ってる普通のやつだよね。
そうそう、インターコースがあって、射精して。
行って、すぐにキューンってザーって上がったらすぐに地上に落ちるみたいな。すぐ終わる。
そう、ワッと上がって、ワッと終わるみたいな、一瞬のやつ。
一瞬の出来事がピークオーガズム、峰ですね、これは。
峰。
谷のオーガズムってほら、聞き慣れない言葉だからさ、谷のオーガズムって何?
なんか、谷はすごいワーッていう興奮はないけど、長く続く。
で、あとなんか終わりと始まりがちょっと曖昧な感じ?
なんかなんとなく始まってなんとなく終わるって言ったら、言い方はよくないけど、でもなんかすごい満足?
満足度は高いよね、確かに。
そう、なんかこう興奮がないから、アドレナリンガンガンの興奮じゃないから、ゆるく長く幸せみたいな、ちょっと雨場っぽい。
あとは深い感じもしない?
する、する、する、する。あと一番私大好きなのは、渇望に繋がらないっていうところかな。
あ、そうか。
ピークのオーガズムだとさ、あれ、あの行く行く体験をもう一回行こうじゃん。
だから、もっともっともっとになるよね。
それがない感じ。
ポリネシアンセックスとの関連
そっか、じゃあミネの方はさ、渇くこともあるってことか。渇望がないっていうのは渇かない気がする。他人のオーガズムって。
うん、どんな感じ?する、する。
ダントロの場合は精エネルギーをすごく使うからね、あんまりオーガズムって言わないでさ、オーガズミック体験とか、なんか分けて言ってる気がするんだよね。
だから、他人のオーガズムで得られるものは、オーガズミックな体験とも言えるんじゃないでしょうか。
はい、まさに。で、オーガズミックって、私らね、あの、ついつかうけど、これを日本語にするとどんな感じやんね。
まあ、甲骨感とかじゃない?で、オーガズミックな体験って、だからさっきのエクスタシーにも繋がると思うけど、何もセックスで、
何もセックスだけから得られることはないと思うんだよね。牡蠣を食べて甲骨感感じる?
牡蠣はあんまりそこまでいかないけど、ダンスしてるとか、体操してるとか、何かその自分の体の中の感覚に集中してる時は、私結構オーガズミックかも。
私の場合はあれだな、瞑想が決まった時かな。瞑想が決まった時はさ、わかる?この瞑想が決まったっていうあの感覚。
わかるわかる。あの、決まった感じね。
決まった感じ。うわ、決まったわって思った時は、この甲骨感を得てオーガズミックな体験、他人のオーガズムにいるんじゃないかな。
あー、わかるわかる。それで言ったら、私、夜にさ、瞑想して、その翌朝起きて、なんかこう、まどろんでる間が一番オーガズミックかも。
気持ちいいよね、あの時間はね。
気持ちいい気持ちいい。で、あそこで、もう本当に瞑想がうまく決まってる時は、あそこからのセルフプレジャーに入ると、もう死ぬほど決まる。本当に気持ちいい。
私なんか、セルフプレジャーはさ、ミネとしかこう、くっついてないからね。ミネのこのピークオーガズムが欲しいわと思った時は、あれか、もう。
そう、なんか、ゆるゆるな感じじゃなくて、ゲットしに行く感じ。
あー、なるほどね。わかる。それはわかる。なんか、私、ミネの体験が欲しい時のセルフプレジャーって、基本的にストレス解消なの。
うーん、そうなんだ。
なんかさ、追い立てられて何かをドロップして捨てたい感じだから、すごい急いでる。なんかガンガンにガシガシやって、さあ、ドーン、行った、終わり、寝る、みたいな、そういう感じ。
まあ、ストレス解消に使うと、そういう風になるよね。
うん、ゴミ捨て、ゴミ捨て。
ゴミ捨てに使ってるっていう感じなんだ。
そうね、セルフプレジャーの場合はそうかな。なんか、セルフプレジャーの方が楽しいと思っちゃうことあるよね。
小さい時からのそのセルフプレジャーの癖がまああります。で、実際に春季になってセックスライフが始まります。で、相手がいる場合っていうので、こう、行くわけじゃん。
そのセックスライフに入っていて、で、その時はまずみんなミネのオーガズムを目指すよね、とりあえず。
ミネを求めに行ってる時ね。
男と乖離していくことがすごく多いよね。なんか一緒にオーガズムを作っているはずなのに、ですよ、なんかセルフプレジャーの方が全然タイミングがあって楽しくてさ、なんかいいのになって思うことがムカつくとかさ、もうなんかミネを目指す男女のボタンの掛け違いが始まるんじゃないですかね。
ね、それが当たり前、オーガズムとはそういうものだっていうね。
そうか、そういうふうに考えたらハードワークなのかもね。
さあ一緒に行きましょうっていうのは、こうお互いが近寄った素敵な感覚だなっていつでも思ってるんだけどさ、まあそんな一緒に行きましょうなんていけるわけないからさ、こうどんどん乖離していく感じよね。
で、それでもっともっともっとになるかもしれない。うーん、今回は一緒に行こうって言ったけどうまくいかなかったから、じゃあ違う風な道を登ってみましょうかみたいな。
いや本当にそう思います。
いやなんかさ、一緒に行こうってだいたい男の人の方が早いじゃない?基本的に。
で、そこに女が合わせるって結構な労力っていうかさ、合わせようと思って合わせられるもんじゃないし、それを男の人がやってくれるのもさ、なんかすごい涙ぐましい努力で申し訳ない気持ちにもなるしさ、
ロマンスのさ、思考回路があんまりどうも薄いみたいで、一緒に行こうって言われて、なんか気持ちは嬉しいんですがツレションですかみたいな気持ちになっちゃうことの方が多くてさ、ツレション行けねーよみたいな。
ムカつく感じになるんだ。
いやなんかムカつくとまではいかないんだけど、なんか気持ちはわかるけどそうじゃない。すごく善意にあふれてるんだけど、ツボじゃないところを押してくる生態師みたいな感じ。
あーわかるわ。あのなんか下手だなと思った瞬間にリラックスするはずなのに緊張が走るみたいなね。
そうなんかね、リラックスしなきゃいけないとか、行かなきゃいけないとか、お馴染みを目指さないといけないっていうのがね、結構つらい。男の人もつらいと思うよ。シェルパじゃないんだから。
そうだよ、そこがね、何、巷にあふれるインフォメーションからの弊害でさ。
そうだよ、だからしんめんがカントラに来た源流はさ、ポリネシアンセックス研究家でしょ?
そうそうそうそう、それもあるんですよ実は。ある時期ね、ポリネシアンセックスっていうのを聞いてですね、ポリネシアンセックスの研究をする相手を探してたんですよ。
ちょっと待ってちょっと待って、ポリネシアンセックスってどんな感じなの?
少なくてもインターコースまでは最低1週間一緒に寝ますって、それまるでさ、アビが大好きな。
アビがやりたかったイニシエプラクティスですよ。
すごく似てるんだけど、おそらくね、ポリネシアの文化背景に根差しているところから来た言葉なんだと思う。
ポリネシアンセックスの理解
なんかすごく時間をかけた、ゆっくりとマッサージをするとか、ゆっくりと横になって寝るとかって、セックスを自然の一部みたいな感じ。
あとさ、言ってたのはさ、親密さ、ゴールがあるとしたらね、ポリネシアンセックスのゴールは親密さとかリラックスとか、どっちもが満足するみたいなことを言ってたよね。
それがね、なんていうの、性っていうのは喜びであるからさ、すごく重要になってるわけで、オープンな性文化とかって言うと、なんかさ、きっとお互いリラックスするっていうのがまず前提条件で、
それから宗教的な儀式の一部でありましたっていうような文化背景もあるみたいなんだけど、精神的に結びつくっていうところも重要視してるわけ。体だけの結びつきじゃなく。
もうめっちゃイニシエじゃん。イニシエ系だよね。
すごくイニシエ系で、だからさ、今のポリネシアン地方に住んでる人がみんなこれやってますかって言うと、ちょっと彼らも近代化していると思うんだけど、
そういうのがルーツにあるとさ、急ぐとか、胸に向かって走るとかっていう行為はすごく少なくなるらしいんだよ。
なんかさ、ボタン掛け違いなさそうじゃない?リラックスしてたらさ、お互い気持ちいいとこって見つかるんじゃない?
そうなんじゃない?時間をかけるとさ、よくこのポリネシアンセックスの時に出てきた話だと思うけど、お母さんがさ、子供を抱っこしているじゃん。
胸と胸をこう合わせて前に抱いているらしいので、その状態でかなり長い間過ごしている。
身体地体験がすごく子供の時からあるから、ハグとかも普通にできるっていう感じ。
だから体の距離が近いとさ、安心してるポリネシアンな人たち。
皮膚接触って基本的に人間の愛着形成とか情緒作っていくのに必須じゃない?母性剥奪実験とかあるじゃん。
生まれたばっかりの子供にさ、タオルの猿と一緒に寝る子と針金の猿と一緒に寝る子で、針金の猿と一緒に寝てた子は早く死ぬんだよ。
基本的にさ、皮膚接触がベースで、その皮膚接触の最たるものがセックスなわけで、粘膜接触だけど。
皮膚接触をすっぽかしてっていうか、そこをおろそかにして粘膜で接触してもまあ、それは満足はしないわな。
そうだよね。
身体地でね、とってもいいね。
分かっているんじゃないのかな?この文化背景の人たちには。
日本語だけにあるわけじゃないけど、セックスに関してはすごくさ、暴力的な言葉がない?
奪うとかさ。
捧げるとか。
そうそうそう。勘違いもはなはだしいみたいな。
その言葉の使い方ってさ、対等じゃないっていうか、何かの取引の道具として使ってるよね。
お金と一緒じゃん。生活の保障をしてもらうためにセックスを差し出しますとかさ。
確かに。物扱いってこと?
交換手段の一つっていう。ただそういう扱いをしてるから、奪うとか捧げるとかそういう感じになるのかもしれないよね。
そうね。
だって本当は対等のはずだもんね。でことぼこと。
対等のはずだし、他人のオーガズムってあんまり出てこないじゃん。一般常識の中には。
うん。
聞いたことはなかったけれども、ここの重要性っていうのをオシマスターは言ってるもんね。
それって多分私たちがここではね、瞑想ラジオではセックスの目的は自他の境界が解ける体験だっていうふうに一応仮に定義をしてるから、
それが体験できるのは多分他人のオーガズムなんだろうなと思うよ。
ミネはもしかしたら体験してるのかもしれないけど、3秒だったらそれはあるのかないのかな。あるけどないね。
そう、3秒じゃちょっと短いんじゃないですか。やっぱり永遠に続くゾーンに入れるからさ、オーガズミック体験っていうのはね。
ゲストで来てもらったマニーシャもさ、マハムドラの瞑想は宇宙のコズミックなオーガズムを体験するっていうふうに確か王将が言ってた。
マニーシャもかなり集中してそれをやった。
オーガズミック体験の探求
最初の頃ずっとやってたって言ってたもんね。
やったら4年間セックスのエナジーはやってこなかったって言ってたもんね。
それになんか、やっぱりって言ってたのはそこだったわけね、ポイントは。
そこなの、そこなの。筋肉を強いてやるわけじゃないけど、オーガズミックな体験を浴びるほどしたら、普通にそのミネのオーガズムに行く欲望は一時的かもしれないけど、なくなる。そりゃそうだよね。
でもそれはさ、マニーシャだけじゃないかもしれないよ。
浴びも今マハムドラやってて、普通にセックスしたいと思わないもん、今のところ。いつ変わるかわかんないけど。
マハムドラ効果だ。20代のまだやる気満々だったあの時の、4年間よ、どこかに行っちゃったのよって言ってたけど、でも。
どこかに行ったのよ。
どこかに行ったわけじゃなくてさ、きっと他人のオーガズムの方が包括量が多いわけじゃん、セックスエネルギーの。
で、そうするとやりたくないとかってそういうのじゃなくて、そんなのももう全部インクルしちゃってんじゃないのって思うけどね。
そうね、必要がないのかも。
で、オーガズムだけだと3秒で終わるっていうのがさ、永遠に続くことになるわけじゃない?宇宙と繋がる。
だからオーガズミック体験っていうのはきっとそこのことを言っている。もっともっとちょっと体験してみてほしい世界なんだよねって感じ?
なんかね、いき急がなくなるんじゃないかなと思うの。他人にいると。仮説よ。
でも、需要競争にはなるような気がする。私はこのさ、瞑想が決まった時にオーガズミックの体験っていうのに結構入れるからさ。
で、その先に何かが変容していて、最終的目的地は静けさの世界に行きたいですね。しーんとしてる感じの。
瞑想の至る所?
そう、峰もあるけど谷もあるっていうのでちょっと谷のオーガズムの紹介会でしたね、今回は。
えー、もうマジで谷のオーガズム推しです。
旅の途中過程でさ、谷のオーガズム見つけた。瞑想やっててよかったって思う所がすごくあるからさ。
私以上ポリネシアンセックスから移行してるからね、瞑想の方に。
そう、瞑想とは谷のオーガズムと見つけたり。言い過ぎました。
いい流れ。
いい流れですね。ということで、今回もありがとうございました。
はい、今回もお聞きいただきありがとうございました。
ナマステ。
ナマステ。
次回お楽しみに。
18:14

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