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こんばんは、名盤ラジオです。この番組は、僕ら音楽好き3人が好きなアルバムについてお酒を飲みながらいろいろと語っていきます。
タクヤです。今回もビール片手にやってます。よろしくお願いします。
こんばんは、ENSOです。
こんばんは、HIDEKIです。よろしくお願いします。
はい、名盤ラジオ。今回37枚目のアルバムです。
引き続きLUNACY強化月間ということで、今回もLUNACYですけど、IMAGE、メジャーデビューアルバムですね。
ついにこの時代にだいぶ遡った感じですけどね。
だいぶ遡りましたね。前回はSHINEやっていて。
黒服限定ギグで初期の曲をやるでしょ?みたいなことで。
この辺の曲からやるでしょ?っていうところですね。
そうなったらね、IMAGEやらないわけにはいかないですよね。僕ら的にも。
そう、いつやる?いつやる?っていう状態でしたからね。
いい機会ですから。
もちろんこの時の画面撮ってたみたいな。
本当そういうタイミングですね。
満を持してこのタイミングでやるぞっていうわけでね。
LUNACY、この銘板ラジオでもいろいろ取り上げてますんで、ぜひチャンネル登録よろしくお願いします。
では、IMAGEの話を早速やっていければと思いますけど、
これはね、どっからいきますかね。
僕らLUNACYのアルバムで言うと、
IMAGEの前で言うとインディーズ版のLUNACYっていうのが出てますけど、
あれはね、2011年に再録した方のやつで取り上げてるんで、
多分インディーズ版を改めてやることはないと思うんで、
このイメージが多分一番古いLUNACYのアルバムになるのかなっていうところなので、
そうすると、いつも1回目はそのアルバムがリリースされるまでみたいなところを話してたりするんで、
そういうところではこのIMAGEもそういった感じの話をしていければなっていうところなんで、
そうすると、もうなんか結成からみたいな話になるのかな。
なるほど。
感じなんですよね。
どっから行く感じですね。
もうね、時は遡り1989年ですよ。
20年代。
このIMAGE自体がリリースされているのが1992年の5月21日ですからね。
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92年っていう年ですけど、
1989年、この辺はちょっとwikipediaを参考にしてますけど、
1月に、もともとイノラントJがいたバンドがCYのLUNACYっていうバンドで、
で、同じ高校でしたっけ、の杉澤信也は1校上ですよね、イノランJの。
で、ピノキオっていうバンドをやっていて、
それで、形的にはその杉澤信也がLUNACYに入ったっていう形だと思いますけど、
ここでその4人になって、で、もともと違うボーカリストがいて、
いたんですけど、日付で言うと5月6日みたいですけど、
そのボーカルの代わりにリュウイチが入ると。
はいはいはい。
なので、この辺がその5人のLUNACY誕生のとこですね、89年5月っていうのが。
はいはい。
89年、すげえな。
物心がついてたんだからついてないんだからぐらい、我々が。
我々はそうですね。
うん、ですよね。
89年の4月にXのブルーブラッドが出てるんで。
おー、なるほど。
まあなんとなくその辺に結構近いですね、5月だから。
なので、ブルーブラッドが出たあたりにLUNACYの5人が揃ったっていう覚え方でいいんじゃないでしょうか。
なるほど。
平成元年ってことですよね。
あー、そっかそっか、そうだよね。
だから平成元年、平成の始まりとともにLUNACYの5人が揃ったと。
うーん、なるほど。
これテストに出ますね、そういう覚え方でいいんじゃないでしょうか。
えー。
で、その89年の5月29日、これはもう有名ですけど、町田プレイハウスで初ライブを行ったと。
うん、町田プレイハウスってそうですね、LUNACYといえばみたいな感じですね。
そうそう。なのでこの10周年でキャパシティ無限大やってるわけですよね。
うーん。
あー、なるほどね。
日付で言うと、ネバーソールドアウトライブアルバムを出してライブもやるというのがこの日付を元にしてるやつですね。
そっからじゃあちょうど10年であれをやったわけですか。
あんなになってると。
うーん、すごいですね。
すごいですね。
10年でああなってるってすごいですね。
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うーん。
それは駆け抜けたなーって感じですねー。
5月29日に初ライブをやって、8月にファーストデモテープ、LUNACYを出してますね。
うーん。
これ入ってるのが、KILL ME、SEXUAL PERVERSION、これ後のTIME IS DEAD、あとNIGHTMARE、3曲。
これが初の音源ってことですね。
そうですね。
KILL ME、1曲目がKILL MEってことですね。
うーん。
なるほどねー。
あれ、若いなって感じしますもんね。
若いねー。
メタル色だいぶ強いですもんねー。
だからブルーブラッドが出てる年とかっていうのを考えると、なんかわかる気がするっていうか。
そうですね。匂いは似てますよね。
あとはなんかインタビューとかで言ってましたけど、イノランも、この結成最初あたりはイノランも歪ませててギターを。
で、結構なんか2本のギターの音がぶつかってるのが気になってて。
うーん。
で、なんか自分の音だけでも少し変えた方がいいのかなっていう風には、なんか当時思ってたみたいですね。
うーん。
あー。この頃はイノランもギターソロ弾いてたんですかね。
うーん。
キルミーってどっちが弾いてるんだっけ。
キルミーとかは。
なんだっけ。
なんかの曲はイノラン。
あれ、もう死んだフリさせない。
ジャンクジャンクジャンク。
もう死んだそっちの。あれイノランなんですね。
うーん。
そうそう。あれが唯一。
なるほどね。唯一。
あとはなんか多分結成当初の話だと思うんですけど、2人でこうツインディードみたいにこうギターソロを弾いてる曲も、
なんか当初あったみたいな話をインタビューでもちらっと言ってたの。
いつの間にかなくなったけどみたいな。
だからもうこの多分最初期は本当にそういう感じだったんじゃないかな。
うーん。
イノランもね、ロックキッズだし。
うーん。
そもそもそのロック、ロックギター、ロックが好きでギター始めてクリントンしか弾かねえってやつは相当イカれてるよね。
本当そうだと思いますね。
なかなかそうならないですもんね。
いやそんなそうはならんやろっていうあれスタイルじゃん。
うーん。
最初はまあやっぱ歪ませてただろうなっていう。
それがこのルナシーになってそのスギゾーとの兼ね合いでクリントンにした方がお互いが生きるなっていうところであのスタイルになったんだろうと思うんですけど。
そうですね。
最初から、最初から俺はクリントンしか弾きたくねえっていうのはそんなやつはおらんっていう話ですよね。
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めちゃくちゃひねくれものですよね。もう最初からそんな。
で今話してたファーストデモテープルナシーが8月で、12月にセカンドデモテープシェードを発売していて、
そこに入ってるのがサスピシャス、サーチフォーリーズン、シェイドなんですけど、
このサーチフォーリーズンがイメージにも入ってますけど、結構この曲がターニングポイント的なのはなんかあのスギゾーとかもインタビューで言ってて。
ちなみにこのサーチフォーリーズンはスギゾーがこのルナシーに入って2番目に作った曲って言ってるんですけど、
なんかこの辺からスギゾーが歪み系、イノランがクリーン&アルペジオっていう風になんか決まってたらしいですね、そういうスタイルが。
なるほど。
なのでこの89年の12月に、まあそれはデモテープとして形になってるっていう話ですけど、この辺の時点では多分そういう役割というかスタイルが多分できてたのかなーっていう感じですね。
で、90年に入って、まあこの辺ずっと多分ライブとかやってるんですけど、6月にルナシー1周年記念ワンマン黒服限定ギグ、ここで1曲EDデモテープラストリーを配布してると。
黒服限定ギグっていうのはこの時?
この時やったっていう感じなんですかね。
これが初なのかな。
90年のやつが初ですね。
確か。
じゃあこれか。
結成1周年記念のライブとして初めて黒服限定ギグやってたと。
なるほど。でもこの時はまだあのCY表記なのかな?
そう、そうですそうです。
ですよね。
その90年の11月に海のルナシーに変えてるんですよね。なので5人揃ってから1年半ぐらいはCYで活動してたってことですね。
なんか思ったより長いなって印象があります。
意外とそうですね。
CYで結構活動してたんだなっていう。
そこそこやってたんですね。
なんか数ヶ月ぐらいのイメージがありました。
確かに。最初はCYだけど、あのメンバーが入ったら月海の方になったのかなと思ったんですけど、意外とそうでもないですよね。
Xのエクスタシーレコードからアルバムリリースを決定してその時に変えたって感じなんだよね。
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今話に出たエクスタシーから出たアルバムルナシーが91年の4月21日に出てますね。なので、まあ。
じゃあこのぐらいの11月ぐらいにそういう話もこう。
アルバム作って出すぞみたいな。
アルバムリリースとともにその月海の方にっていう感じですよね。
まあこのインディーズのアルバムはね、もうすごいよく聞いてたアルバムですけど、これが出てるのが4月21日ですからね。
すごいですね。結成2年ぐらいで。2年経たないぐらいですね。
この91年っていうのが結構周りを見渡しててもいろいろある年で、この約3ヶ月後ぐらいにはXのジェラシーが出てますね。
で、2ヶ月前には爆竹の狂った太陽が出てますね。
っていう横軸で見るとそんな感じ。
なんか横で比較すると結構サウンドインディーズだなって感じですよねやっぱ。
だいぶ狂った太陽とかと比べるとなんか音のクオリティ的にはだいぶ違いますよね。
狂った太陽はかなりいいよねやっぱそう比較すると。
アルバムと同じ時期に出てるっていうのは結構すごいね。衝撃ですね。
ジェラシーだってめちゃめちゃいいっていうか、普通に今聴いてもそのまま聴けるアレだもんね。
ジェラシーはもうめちゃくちゃ金かかってるでしょ、ジェラシーは。
そうですねもうLAで。
LAそうですね確かに。金の問題やっぱインディーズだしっていうとこなんですかね。
そこまでね、ここまで予算はかけられないですよねインディーズですからね。
シャリシャリですもんね音が。
シャリシャリだよね本当に。
杉澤も後に世界一音が悪いCDって言ってるからね。
まあそれは再録したくなるかっていう感じですよね。
まあでもね本当に曲のクオリティというか、曲の良さは本当にもう素晴らしいなっていうアルバムですけど。
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本当そうですね、そこはもうすごい恐ろしいです。
これをリリースして、その後6月からツアーをこの年はもう結構やってることになるんですけど、
6月からUnder the New Moonツアーエピソード1っていうのを6月やって、
で7月からそのエピソード2やって、
で9月19日なのかな、多分これがファイナルみたいな感じで日本青年館で初のフォールワンマン。
多分ここでデジャブ初披露してるんじゃないかなって気がしますね。
例のバージョンのやつですか。
映像で残ってるやつ。
俺が歌うたいのりゅういちだ、みたいな。
その初のホールライブの初日本青年館が台風直撃で。
そうですね、そうですね。嵐を呼ぶバンドですね。
嵐を呼ぶバンドっていうね。
ここからそういう話。
で、もう多分この辺でビクターと契約するっていうのは多分裏で進んでたと思うんですけど、
アルバム作ってそれでデビューしようみたいな話が進んでたっぽいんですが、
LUNA SEAはまたツアーやるとレコーディングに入るのはまだ早いというので、また全国ツアー行くんですよね。
自分たちはまだまだ至らないんで、もう一回ツアーを回って自らを追い込まないとダメだっていうことになって、
レコーディングを遅らせてもう一回ツアーに回るという、めっちゃストイックな。
すくずく真面目な人たちですよね。
真面目ですよね。
あれなんですね。ツアーで仕上げていくスタイルなんですね。
やっぱロックバンドはライブじゃろうっていう。
ライブで練り上げていってっていうのはロックバンドとしてはね。
まあでもこれ多分すごい効いてるなって気はしますよね。ここでそれやってたのが。
まあでも確かにツアーで回ったら結構実力はアップするっていうところはありますよね。
うん、だと思うな。
で、バンドとしてのまとまりも出てくるだろうしっていう。
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アレンジだってね、やっぱりやってたらすごい細かい部分でちょっとずつ詰められていくだろうし。
ですよね。やっぱりライブの中で変化してて詰めてて。
メンバーの間のコミュニケーションもやっぱり密になっていくだろうしっていう。
そうですね。
あとはこれ多分別に意識とかしてないと思うんですけど、
ビートルズもデビュー前にドイツのハンブルグで下積みというか、
そこで本当にライブめっちゃいっぱいやって、それですごい基礎力っていうかすごい成長したっていう時期がそのデビュー前にあって、
多分それと結構近いことになったのかなっていう感じはしますね。
やっぱりレコーディングだけしてても成長なかなかしないというか難しいですよね、そういうところは。
でもわかる気もしますね、なんとなく。
わかるよね。
やっぱライブ何回もやると良くなっていくっていうのは確かに実感としてはあるよね。
我々もバンドやってたんで、その辺の感覚値はなんとなくですけどね。本当にレベルが全然違うからあれですけど。
それを10月からまた回って、年末の12月29、30で日本青年館でライブやって、そこでメジャーデビューをファンに報告という感じみたいですね。
あれですか、そのネバーソールドアウトに入ってるあのMCが。
多分あれだよね確か。リワインドとかにも確か入ってるよね。メジャーに行っても俺たちはみたいなMC覚えてるな。
それがこの時ですね、91年の年末。
で、ウィキペディアによるとその翌日、12月31日おみそかですけど、めぐろ6名館でカウントダウンって書いてあって、
これがなんか虚しいのライブとしてやってるのかどうかちょっとわかんないというか多分違うと思うんですけど、
多分イベントみたいなやつなんじゃないかなと思うんですけど、これあれなんですよね。
Xの話で出てくる91年の大晦日っていうのは、Xがサイレントジェラシーで紅白に出て、
で、その後ヨシキはめぐろ6名館のカウントダウンライブにちょっと顔を出して、その後エビスのバーでタイ人に首を宣告するっていう。
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その日なんですよ、91年の大晦日っていうのは。
えーすごいっすね。
すごいっすよね。
ヨシキが顔を出したライブっていうのはこのルナシーの出てたライブなんですか?
これ多分ルナシーのライブじゃないと思うんだよな。
それ系のイベントなんじゃないか。ちょっと詳しい人いたら教えてほしいですけど。
ルナシーも出てたそういうイベントのところにヨシキも参加して、その足で首を宣告に。
すごいね。何もその日に言わなくてもっていう。
そういうタイミングっすね。
すごい。
だってこの1週間後ぐらいに破滅に向かってやってるわけだもんね。
東京ドームの?
3DAYS。だからそういう時代っすね。
うーん。
まだルナシーはメジャーデビュー前ですね、その時。
メジャーデビュー前なんだね。
そうですね。
イメージもまだ多分作り始めるぐらいか、まだ多分レコーディング入ってないぐらいなんじゃないかなって。
確かにそうかもしれないですね。
Xはもうそういう状態になってると。
で、年が明けて1月、オフィシャルファンクラブスレーブ発足みたいですね。
あーもう。
メジャーデビュー前ですね。
スレーブって曲よりも先にファンクラブメイドが先だったんですね。
曲が先なんじゃなかったでしょ。
曲がもう、あーじゃあ曲は、なるほどなるほど。なんかデモテープというか、ライブとかでやってたりとか。
っていう話をした記憶があるな、確か。
で、92年の5月21日にイメージでメジャーデビューするというところですよ。
なので、ざっとあれですね。3年?89年の5月にリュウイチが加わった5人になってから、約3年、ちょうど3年ぐらいですね。
で、メジャーデビューしてると。
92年の5月にメジャーデビュー。
92年の1月にイメージのレコーディングに入ってるんですよね。
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その年の3月に渋谷公会堂で初のワンマンライブやってて、ザ・スレインっていう曲で、丸々1曲照明を一切つけずに真っ暗なステージでやったっていう。
なかなかほんと尖ってることやったね。
やっぱ尖ってるんですよね。
ライブの演出面でも結構全面ネット張りにしたとかさ、黒服限定ギグもそうだし。
黒服限定はもうそもそもそうですよね。
もう尖ってるなって。
バチクソに尖ってるよね。
だってあれって関係者も黒服じゃなきゃ入れねえぞっていうあれでしょ。
そうなんですね。スタッフ含め。
関係者も別に関係ねえよっていうさ。
黒服でこいやっていうあれですからね。
アティテュードが全て尖りまくってる頃ですよね。
ですね。
ファンクラブをスレーブと名付けると。
いやーなかなかすごいなあ。
イメージもなかなかの完成度高いですからね。
そうですよね。
音サウンドみたいなところで言ってもだいぶやっぱメジャーになってるから音はだいぶクオリティ上がってるよね。
クオリティは相当上がってますね。
その前のインディーズのムラシーンに比べると。
シャリシャリ感っていうのは全然なくなってきてるなって感じですね。
結構気合は入ってたみたいで。
杉澤とかもメジャーでのデビューアルバムと思えないものを作ってやるみたいな感じで結構気合入ってたみたいで。
これは本当に杉澤の特色というか性格的なものかもしれないけど、そういうこだわりの度が過ぎて逆にスケールがちっちゃくなってるかなっていう。
この辺は99年のインタビューとかで言ってる話ですけど。
後から振り返ると。
ひたすら完璧なものっていうレコーディング。
イメージは本当そうだったみたいですよね。
コンマ0.0何秒のズレすら許せないみたいな。
ですよね。
だからこの頃って20代前半とか20歳そこそこの若者がやるロックにしちゃう。
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作り込まれすぎてるというか。
監督じゃないとこんなに。
カッチカチですよね。
アレンジにしても演奏にしてもカッチカチっていうか。
むしろもうちょっと後の方がグルービーな生の人間のグルービーな感じが出てるっていう。
生身の人間感は感じられるんですね。
この頃はちょっとメカニカルタウンスじゃないですけど。
メカニカルなレベルの作り込み方してるよなっていうのは感じますよね。
綺麗にまとまってる感じなんですよね。
すっごいカッチカチだよね。
カッチカチだよねもう。
カッチですよね。その表現がめちゃくちゃしっくりくる。
カッチカチでありメカニカルであり機械仕掛けみたいな。
それがまた独特のグルーヴ感ではあって、そこもすごい好きなんだけどね。
そうですね。
そこが単純にロックなカチカチしたサウンドではなくて、
イノランのクリーンな音が入ってるんで独特の世界観になってるっていうか。
それはなんかあるかなって思うんですよね。
すごいですね。レコーディングの終盤はもうスタジオを3箇所掛け持ちしてレコーディングを行うっていう。
っていう話ですよね。
杉蔵もその99年の時から振り返って、後にも先にもあんな大変なレコーディングはなかったんじゃないって言ってるんで。
だからマザーとかスタイルとかより大変だった印象が少なくとも杉蔵にはあるみたいですね。
気合い入れて作ってた。
気合い入れて。
そのメジャー、いわゆるプロとしての初めてのレコーディングでしょうし。
やっぱりプロだからプロとして出すからには。
プロとしては。
絶対ズレなんて当然あってはならないっていうそんな感じの意識はあったんでしょうね。
あとはイノランが言ってるんですけど、これも99年のインタビューで言ってるんですけど、イメージは音を構築していくのにすごい時間かけたっていうことはイノランも言ってて。
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それでまあ確かにある程度のところまでは到達できたんだけど、同時に失ったものもあったと。
その構築方向に行くと勢いとか瞬発力みたいなのが置き去りにされる気がすると。
めちゃくちゃなんか、ああそうなんだ、それをそう言ってたんだっていうのを聞くとなんかわかりますね。
そうですね。
その反動でエデンは結構ラフなレコーディングになったっていう。
やっぱ後の方に行くほど生々しいグルーヴ感が増してるのは、その辺でイメージやってた時にこっちの方向に突き詰めるのもあれだなっていうのはあったんすかね。
そうですね。
聴いてて息苦しくなるぐらい作り込まれてるじゃないですか、イメージって。
本当にそう。
そこが個性であり、そこを全然好き嫌いで言えばめちゃくちゃ好きな部分ではあるんだけど、
やってるトーニーたちもなんかそれは感じたのかなっていうのはありますよね。
ロックのダイナミズムとはまた違った方向性だからイメージって。
杉澤もこのレコーディングしたおかげでここまでこだわる必要はないことがわかった。
まさにそういうことですよね。
でも一回それをやっといたのはやっぱ動きにすごい生きてるというか。
で、やっぱマザーとかになるとやっぱちょっとグルーヴっていうか生々しさというか。
やっぱ感じますよね、ロックの勢いみたいな。
スタイルになるともっとさらにいくし、シャインになったらもっとさらにみたいな、そんな感じなんですよね。
これも同じくイノランの99年のインタビューのやつだけど、
さっき言ってたイメージの反動でエデンがラフな勢いとかっていうレコーディングになったけど、
マザーの時にその構築と勢いっていうのがちょうどいいバランスができるようになった。
なるほど。
風に言ってますね。後から振り返って。
マザー、そうですね。
そんな感じしますね。
マザーでちょうどいいバランスにいったのは、エデンも別にそんななんかラフだなって感じはしないんですけど。
しないですね。なんかイメージと似た印象ですけどね。
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マザーでそのすっげえいいポイントついたなっていうのはなんかわかる気がしますよね。
そうですね。
確かに本当に構築美でもあるし、すごい生々しいロックのかっこよさもあるし、バランスは確かにめちゃくちゃいいですね。
あとはこの辺のメジャーデビューするまでのルナシーの話で触れようと思ってたのが、
あのインディーズのルナシーのレコーディングしてる時に、
はいはい。
イノランがスランプに陥ってやめようと思った時期があるっていう話があって。
イノランスランプ時期だったんですね。
これもインタビューとかでも言ってる話なんですけど、そのレコーディングの時みたいですね。
それまでレコーディングとしてはデモテープのやつはやってるけど、本格的なやつはこのCDっていうと、そのインディーズとはいえ、
はいはい。
多分初だったのかなっていうところなので、結構やっぱその同じ曲でもライブとかだとガーって勢いでいけるけど、レコーディングだとそうもいかなくて。
やっぱ弾いた音が超リアルに返ってきて、その頭の中の音と実際の音のギャップがやたら耳について、どんどんネガティブになってみたいな感じで、
一時期やめようと思ってたみたいなことを言ってますね。
でもその後、さっき言ってたツアーいっぱいやってた時期がその後のタイミングになりますけど、そこでいろいろまた取り戻してったみたいですよね。
クリーン系の音を出してますもんね、もうルナシーの時から。
この頃はそういうスタイルでやってますよね。
クリーン系だとなんかより、おまかし効かないっていうところありますもんね。
まあでもね、これね、わかる気がするんですよ。
イノラン、確かにそうなりそうだなっていう、普通に言ったら。
っていうのも、やっぱり比較対象ってスギゾーになるじゃないですか、ギタリスト。
で、やっぱりレコーディングってすごい、本当にイノランも言ってる通り。
シビアな感じで。
シビアに自分の、いわゆる実力みたいなのが音として出るわけで。
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スギゾーってやっぱりうまいし、音楽的素養もやっぱあるし。
この辺やっぱ単純に比較したら、イノランやっぱ悩むよなっていう気がするんですよね。
確かに。やっぱりイノランも我々みたいなロックキッズがバンドを始めてっていう感じで。
そうですね。割とこう、普通の道を歩んできてって感じはしますね。
Jも多分そうなんだろうけど、ベースだし。
分かりやすい比較対象っていうのがすぐそばにはいないっていうところですよね。
その点スギゾーはすごいでしょう、やっぱり当時から。
音楽家族で育ったってなると。
ヒデもブルーブラッドだっけ?
バニシングビジョンかな。
バニシングビジョンか。Xの速さについていけないって言って、俺はこれで食っていけるのかちょっと悩んだみたいな。
やっぱプロとしての自覚が芽生え始めてた頃っていうのは自覚的にはそうなっていくんだけど、プレーの実力的には追いついてないみたいなさ。
そこの悩みですね。
っていうところのギャップでやっぱりそれが出るのは分かる気はしますよね。
分かる気がしますね。壁にぶち当たるタイミングが来るんだろうなって。
どっかで絶対みんな来るんだよね、そういうの。
ヒデとかイノランとかってのは単純にロックが好きで、ロックバンドが好きでやってた楽器をやってるような人で、
ロシキとかスギゾとかっては全然それ以前の物心をつく前に音楽の英才教育を受けてるようなところがあって、そこのすごいギャップがあるからね。
それを目の当たりにして、俺はこれじゃダメなんだみたいなと思うのは分かる気がしますよね。
分かる気がしますよね。
なので、普通にフラットに見たところで、この5人の中で誰が最初に壁にぶち当たりそうかなって言ったら、まあイノランかなっていう気はするかなって。
そうですね、分かりますね。
逆にこの時期に完成されてたのはスギゾしかいないんじゃないかなって思う。
だからこの時期のルナシーってスギゾの色がすごい濃いんだと思うんですよね。
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濃いですね。
ルナシーとイメージぐらいの。
で、この時点でアーティストとして割と早熟で完成されてたのはスギゾで、そこの人のカラーがすごい出てると思うんだけど、
エデンマザーあたりですごいJが台頭してきてて成長して、そこら辺のカラーが結構強く、スギゾと競うぐらい強く出たんだろうなっていうのは思ってて。
確かに確かに。
で、イノランってのはリブと5だと思うんですよね。
そうですね。
対戦するのが。
そうですね。
むしろ今ルナシーを引っ張ってるのはイノランなのかなっていう感じがしてて。
本当そうだね。
そうですね、確かに。
その5人が台頭に、っていうのはルナシーの基本原則としてあるんだけど、その時期に完成されてた人のカラーに引っ張られているのは面白いですよね。
面白いですね。
確かに。まさにマザーの頃とかそのバランスがちょうどロックの勢いと構築というか、そこのバランスが取れたっていうか、Jの成長とかそのあたりとうまいことマッチしてきたっていう感じ?
本当そうだよね。
スギゾはもうめちゃくちゃ早かったと思う。
そうですね。
最初の方でスタイルが完成されてるじゃん。
そうですよね。
世界観にしろ。
最初の頃はスギゾのカラーが強かったんじゃないかなって感じはしますよね。
まさにそうっすね。
やっぱ確かにイメージとかスギゾのイメージに近い感じはありますよね。
スギゾのこだわりがすごい出てるなって。
0何秒のずれも許せねえってのはスギゾの前髪が1ミリずれたらもう学校にはいかないみたいなさ。
そんなこと言ってたんですか?
高校時代とかそれぐらいのそういうこだわりを持ってた人らしいんですけど。
そういうのがすごい出てて。
どんな感じで学校行ってたのかも気になりますけどね。
味方とか立ってたんですかね、高校行ってたときは。
スギゾはあれでしょ、ステージのままのような感じ。
バキバキにセットして、それが自分の思い描いてるイメージと1ミリずれたらもうその日は高校行かないみたいなさ。
学校行かねえって。
全てにおいて全力でこだわる。
42:05
ラーメンにもこだわるんですよね。
全身全霊ですから。
なんか本当成長を感じるバンドですよね。
ですね。
そういういろんな壁にもぶつかりつつメジャーデビューに至ったというところですね。
そういうメンバー間のバランスとかも含めて考えるとこのバンドは面白いですね。
面白いですね。
基本的には5人均等ではあるんだけど、その時々で成長度合いとか完成度じゃないですけど。
最初に出来上がってたのはスギゾなのかなっていうイメージですけどね。
ですね。
面白いなあ。スギゾはやっぱジョン・レノンだなあ。
で、Jがポール・マッカートニーで途中から対等してきて。
イドランはジョージ・ハリスン型で大器晩成。
まあそんな感じしますよね。
そうですね。
Jのメロディーセンスって結構なんか普遍性があるし。
誰が聞いても受け入れられるっていうのはロージアしかり、ウィッシュしかりとか。
一般受けじゃないですけど、広く受け入れられるのはやっぱJのセンスでありっていうのはポール・マッカートニーに見えるところはあり。
確かに。
スギゾはなんか早熟の天才なんだよね。
ですね。
なるほど。面白い。
後から振り返っていろいろ分析していくと、なるべくしてなってんだなあって感じしますよね。
本当に。面白いですね。本当に。
逆にじゃないですけど、リュウイチとシンヤっていうのは割とスキル的にはもう初期からかなりすさまじいレベルにある。
そうですね。
すさまじいレベルですね。いきなり。
アーティストエゴとしてはそんなに強くない感じがしてて、スキルは高いんだけど。
その辺もなんか、やっぱこのルナシーのバンドのこのバランス的に面白い。
絶妙な。
絶妙だよね。
本当絶妙ですね。
アーティストエゴとボーカルっていうのはこのセンターラインがさ、センターラインはもうスキル的に最初から完成されてるっていうのは。
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その2人ともドラムに対してとかボーカルに対してはすごいこだわりじゃないですか。
そうそうそうそう。
そこに対してはものすごいこだわってて。
まあでもやっぱそこに対して、バンドに全体にっていうよりはなんかこうそれぞれそこに。
そうですね。その役割の中でっていうかね。
そうなんだよね。そこがなんかやっぱ絶妙なバランスっていうか面白いっていうかね。
アーティストエゴが強いのは原楽器体なんだよね。
そうですね。やっぱり曲の雰囲気だったりとか特徴とか。
そう、世界観とかさ、バンドの。
やっぱ曲の大元を作ってるんで、その辺のなんかこだわりというか完成像みたいなのがそもそもあるみたいなのも大きいかもしれないですね。
まあでもそれですごいバランスになり立ってると。
すげえバランスですよね、ほんとね。
面白いな。
お互いがお互いこうなんか引っ張りつつ、そこでこうバランスが取れてるっていうのは、
なかなかこう世界的に見ても類がないというか、
もうちょっとなんか、やっぱ誰かが中心になるじゃん、バンドって。
ニルバーナならやっぱカートコーバーになっちゃうしみたいな。
そこまでほんとみんなの実力がこう、なんていうんすかね、立っててというかキャラと実力が立ってて。
お互いがこう綱引きしてる感じがあるらしいな。
面白いっすよね。
そうですね。
そこがなんか、さっきタクが言ってたビートルズにちょっと似てるのかもしれないですよね。
確かに、そうですね。
じゃあ、そんな絶妙なバランスで成り立っているるらしいメジャーデビューアルバムイメージ、
実際どんな音なのかっていうのを次回見ていくという感じですね。
見ていきましょう。
じゃあ今回はそんなイメージ作られたところまでを見てきたということで、
次回に続いていければと思います。
次回へ続きます。