1. 名盤ラジオ
  2. #63-1 『another side of SING..
2024-07-12 59:09

#63-1 『another side of SINGLES II』特集!マニアックLUNA SEAを語る!

LUNA SEA『another side of SINGLES II』特集!『SHINE』『LUNACY』期のB面集!今回は1998年のカップリング3曲を語る! ※雑談形式なので敬意と愛情をもって敬称なしで話をしています (※1.5倍速再生推奨) ※続きはこちら Jの余裕、SUGIZOの葛藤…2000年当時のLUNA SEAを掘り下げる!~「inside you」「My Lover」を語る!【名盤ラジオ #63-2】 https://youtu.be/VUH7kIO0FZc 終幕に対するLUNA SEAの誠実さとは?ギリギリだけど走り続けた…「TONIGHT」「LOVE SONG」のB面!【名盤ラジオ #63-3】 https://youtu.be/EW7QUgGokYs -------------------- 名盤ラジオ、メンバーシップ開設しました! ↓こちらの動画および概要欄にて詳細ご説明しています。 https://youtu.be/8cODTrEK29I ▼メンバー限定動画はこちら https://www.youtube.com/playlist?list=UUMOLLmGJNwNe6awEOw-avRFNQ ▼ご参加はこちらから https://www.youtube.com/channel/UCLLmGJNwNe6awEOw-avRFNQ/join -------------------- ◎X(旧Twitter) 名盤ラジオ https://twitter.com/meibanradio エヌゾー https://twitter.com/Nzo_the_7empest ヒデキ https://twitter.com/hidekeenan タクヤ https://twitter.com/takuyameiban -------------------- ※過去のLUNA SEA特集↓ ■『MOTHER』特集 https://youtube.com/playlist?list=PLmqNH1-E5vnmkcjCgEy4pedg_1PTxQ12X ■『STYLE』特集 https://youtube.com/playlist?list=PLmqNH1-E5vnnm7MU7EBKUm6YurNRWHRPO ■『LUNACY』特集 https://youtube.com/playlist?list=PLmqNH1-E5vnmfLxph5sMjwDvWHVx9SJjX ■『LUNA SEA』特集 https://youtube.com/playlist?list=PLmqNH1-E5vnlvT1hJPRdukHkodw9zBLaL ■『THE ONE』特集 https://youtube.com/playlist?list=PLmqNH1-E5vnnp6nx0Dom5NXIFM21C5nLa ■『A WILL』特集 https://youtube.com/playlist?list=PLmqNH1-E5vnnvyCVyQrxKKMG1mTolxP-B ■『SINGLES(Disc2) 』特集 https://youtube.com/playlist?list=PLmqNH1-E5vnlN33oEQMtxhFsbuUJhLQI_ ■『PYROMANIA』特集 https://youtube.com/playlist?list=PLmqNH1-E5vnnqi1DkIQEJC8tbDlMHByC2 ■『TRUTH?』特集 https://youtube.com/playlist?list=PLmqNH1-E5vnmY09xOEyi4dS-Hti0coLUV ■『SHINE』特集 https://youtube.com/playlist?list=PLmqNH1-E5vnmbhkgDfq7_46sJ51QFOTk8 ■『IMAGE』特集 https://youtube.com/playlist?list=PLmqNH1-E5vnkm4-xpL2JCDTvXcdfOb0H3 ■『EDEN』特集 https://youtube.com/playlist?list=PLmqNH1-E5vnlnBqJCtb0rktjjjtdBqyA_ ■『MOTHER(2023年)』特集 https://youtube.com/playlist?list=PLmqNH1-E5vnkXm6qJPLKboXXnsgesCySK ■『STYLE(再録版)』特集 https://www.youtube.com/playlist?list=PLmqNH1-E5vnnMUOUeGeXf8lEFrdcK8FfU 『another side of SINGLES II』/LUNA SEA 1. この世界の果てで 2. Looper 3. WITH 4. inside you 5. My Lover 6. be gone 7. be in agony 8. INTO THE SUN 9. UNTIL THE DAY I DIE 《CD&配信情報》 ●Amazon https://amzn.to/3V12hO7 ●Spotify https://open.spotify.com/intl-ja/album/2tk1GdENf80IkJgvpwKSnh?si=EJDAp5FySvmuAcBPz7t_9w ●Apple Music https://music.apple.com/jp/album/another-side-of-singles-ii/1444166572 ■『名盤ラジオ』とは? 3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながらダラダラと語っていく番組です。 ※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。

サマリー

『another side of SINGLES II』では、1998年にリリースされたLUNA SEAのアルバム『SHINE』からのシングル「この世界の果てで」のカップリング曲である『ルーパー』について、原曲者が存在しないという実験的な性格の曲であると説明されています。新曲『another side of SINGLES II』のカップリング曲は、マニアックな雰囲気を持ちながらも、LUNA SEAの本質を表現しています。特に杉蔵の英語詞に注目されており、他のメンバーの個性も存分に発揮されています。『another side of SINGLES II』特集では、雨の多面的な価値観や雨に合ったドラムの音なども取り上げられています。

久々のLUNA SEA
名盤ラジオ
こんばんは、名盤ラジオです。この番組は、僕ら音楽好き3人が好きなアルバムについて、お酒を飲みながら色々と語っていきます。
タクヤです。今回もよろしくお願いします。
おはようございます。こんにちは。こんばんは。お疲れ様です。えんぞうです。
おはようございます。こんにちは。こんばんは。ひできです。よろしくお願いします。
はい。今回は、63枚目のアルバムですけど、久々のLUNA SEA。
はい。久々ですね。
うん。取り上げるのは、『another side of SINGLES II』ということで。
はい。どうもどうも。スレイブのみなさん、お久しぶりです。
だいぶ久々ですよね、LUNA SEA。
いやー、そうだね。
今年、2024年初じゃないの?LUNA SEA 系やるの。
今年は初だね、たぶん。つぼうだね。
そうなんだ。
番外編とかも含めてたぶんやってないね。
番外編も含めて?おー。
LUNA SEAの話題をほぼしてない。
意外と。
まあでも、所々にいろいろ登場してくるから。
確かに。何かとLUNA SEA軸で語るから、あんまりそういう感じしない。
そうそう。そんなに離れてたかもない。
まあね、またLUNA SEAは今年35周年でね、ツアーももうすぐ始まりますから。
新しいアルバムへの期待
エラートゥエラーでね。
そうですね。またちょっと熱い状態になってきますね。
ここからですね、2024年のLUNA SEAは。
もうなんか、LUNA SEAはあれですよね。
結構過去を騒ざらいしてるので。
はいはい。
割と次のアルバムが結構すごいことになるんじゃないかなっていう感じがしますね。
なんかそんな予感しちゃいますよね。期待しちゃいますよね、そこの辺り。
そうですね。
いやー。
相当ね、まあこれは本人たちももちろん楽しんでね。
ファンも含めて楽しんでやってる、そういう過去のね、再現。
それをね、こうやった後にはすごくその創作意欲はきっと出てくるんだろうなっていう。
まあ予感と期待があるわけなんで。
そういうのもね、楽しみですけどね。
まあまだツアーも始まってない段階で。
気が早いかもしれないけど。
めっちゃ気が早いけどね。
もうでも、そこまで妄想膨らんでしまいますよね。
そうですね。
そういう動きなんだろうなと思って見てますけどね。
すべてこう総ざらした上で、集大成であり、次のステップの始まりというか、次のフェーズばかりであるっていう。
そういうアルバムを次出すんでしょう。あんたたちはっていう気がしてますね。
そこに向けての前段階なんだな、今はっていう感じで見てます。
次のアルバムはね、やっぱスティーブ・リリー・ホワイトだと思いますよ。
でしょうね。
すべて今持てる武器、すべて総動員したアルバムになるんだろうなって思ってますね。
そのためのこのツアーなんだろうなっていう。
『another side of SINGLES II』について
そうですね。お祭りであり、そういう次への準備というかステップでもあると。
でね、エピソード1がシャイニング・ブライトリーとブランニュー・ケイオスがあるということで。
まあそうなったらね、今やるならこれしかないって感じですね、このアナザーサイド・オブ・シリーズ2は。
ちょうどまさにっていうことですよね。こんな上手い話があるんですかって。
こんな上手い話があるのかって。いや本当ですよ。
今やるときでしょ、これっていう。
もうね、シャインと2000年のルナシーはやっているわけなのでね。
単純にそれを2回目やるよりは、このアナザーサイドをやったほうがいいよね。
いいよね。
ということでね。
スレイブの奴らはこれが好きでしょっていうね。
カップリング好きでしょ、あなた達っていう。
これがシャイン期と2000年のルナシー期のカップリング集ということで。
これ自体は、このアナザーサイド・オブ・シリーズ2っていうCD自体は2002年の3月6日に出てるんですね。
2002年。
すごい。
3月6日。
私の誕生日なんだ。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
あ、そうなんだ。
これね、2年。
ユサオさんの生誕を祝う。
祝ってくれてたんだね。全然知らなかったけど。
これだから極東アイラブユーと同じ日に出てますよね。
えー。
相当盛大に2002年祝いましたね。
祝いましたね。
ありがとうございます。
ルナシーさんとバクチクさんに祝っていただいてたんだね。
バンドつけろって。
えーそうなんだ。極東は買ってたけど、
そこのルナシーのそれはあんまり知らなかった。
思いが届いてなかった。
これでも僕も買ってないと思いますね。
気づかないよね、そんなね。
イヤタイムでは自分も買ってないかもしれない。
認識してたのかどうかもあんまり記憶にないというか。
認識してたとしても、そのシングル全部持ってるしみたいな。
そうだね。もう全部持ってるから。
確かにあえてこれをそのタイミングで買うかっていうと。
そうですね。
あれはあったと思うな。当時はやっぱもう収穫して2年経ってるわけだし。
収穫して2年後にこれが出てるんだ。
これはなんかわからないですね。
そこになんか意識はないよなっていう。
そんな気がしますね。
Jのソロとかは聴いてたかなって感じだと思います。
Jのソロとか。
あとちょっと前後してるかもしれないけど、フェイクとか。
そういうタイミングかな。
CD出たのは正直あんまり意識はないかな。
そうですね。確かに。
入ってる曲たちはね、ストームのカップリングに始まり、
それ以降出てるシングルのカップリングが全て入ってると。最後ラブソングまで。
なので、今回はいつものアルバムみたいに時系列とかもないので、
そういうのも含めて曲のところで見ていこうという感じですね。
なので、いきなり1曲目のところからいきますけど。
まず1曲目がこの世界の果てでということで、これがストームのカップリングですね。
ストームが出てるのが1998年の4月15日。
これが97年のソロ活動を経て最初のシングルですね。
そうですね。これはまだ90年代なんですね。
この曲は誰作曲なんですか?
自分はちょっとちゃんと、今回のアルバムの作曲者たちをちゃんと把握してないんですけど、予想はしてるけど。
なるほど。じゃあ予想は。
そう。これを今回やるにあたって、あえてあんまりちゃんと調べないようにしようと思って予想をしていこうと思ってるんですけど。
これはね、自分の予想はイノランですかね。
当たり。
まあそりゃそうでしょ。
そりゃそうだよな。
当たったからって調子乗るなよ、お前。
見事的中。
カップリングといえば。
イノランって言っとけば正解率。
一番倍率というか一番オッズが高いですよね。
1.2倍ぐらいですよ。
1.2倍だよね。確かに1.2倍ぐらい。
まあでもこの曲はそうですよね。その中でも。
まあそうだね。
なんかやっぱりアルペジオの感じとか。
最初の?
最初の感じとか。あれってでもスギゾーか。
あれでもスギゾーが弾いてんだよね。
スギゾーだね、確かに。スギゾーだね。
でもあれイノランっぽいよね。
っぽいなとは思った。その響きな感じは。
でも右側で鳴ってるから多分スギゾーなんで。
あのライブのやつでもスギゾーが弾いてたから。
じゃあもうそっか。
まあでもやっぱこのメロディーの雰囲気だったりとか。
曲に漂うダークさというか、
あの感じがイノランなんだろうなって気がする。
いやーこれちょっと俺今回全部当てられる気がしてきたな。
楽しみ。
自信を今まず1曲目当たったことで。
ちなみにタクとエヌゾーさんは全部把握されてるんですか?作曲者、ラインナップは。
僕はまあ知ってますね。
タクはもう確認済みというか。
それはもう前から知ってたというか。
あーもう当時から。
どっちかっていうともう相談に。
エヌゾーさんも把握してますよね。
いやー。
分かんない。
じゃあ予想してもらって。
予想していきましょうよ。
知ってるのもあるし知らないのもあるって感じかな。
知ってるのもね、明らかにこれあれだったよなとか、
当時これあれ作曲だったんだみたいな話をしてた記憶はね、残ってるから。
もうそれがどの曲だかもうその時点で分かるもんね。
それはもう分かる。
ただそれを再確認はしてない。
当時確かそうだったなみたいなので。
再確認せんでもん。
再確認せんでもん。
この曲はイドランだなーって感じはしますよね。
独特のアンニュイさというか、ダークさというか、マニアックさというかみたいなのが、
いわゆるルナシーのカップリング曲に漂う雰囲気とか色とか匂いっていうのが色濃くあるので、
これはイドランなんだろうなーって感じはしますよね。
そうなんですよね。
この世界の果てで、これってあれじゃないですか、初の日本語タイトルとかじゃなかったでしたっけ?
そうだよね。
これだからその印象がかなり強いというか、
ストーム、98年最初のシングルストームってなって、
カップリング、この世界の果てでって、えー!みたいな。
日本語のタイトル、ルナシーがっていうのを覚えてる。
ですよね。
ざわざわとセッツしてたもん。
日本語、ついに解禁。
その辺のこだわりみたいなのがあんまよくわかんないですけどね。
なんだろうね。あんまわかんないよね、ほんと。
あんまわかんないですよね。
フジいてても別にわかんないんだよね。
さほど大きい意味があるとも思えないし、
単純にここら辺でそういうタイトルがあってもいいんじゃないかぐらいのノリなのかなとは思うんですけど。
そうですね。
ただ、この時期やっぱ、いろいろ、なんていうんですかね、
自分たちに対するアンチテーゼみたいなところで、
いろいろどんどん崩し始めてる時期ではあるんですよね、やっぱ。
そうですね。
だんだん化粧しなくなったりとか。
だからそういうところで、今まではすごくね、
英単語みたいな、一文字でバシッて決めるみたいな、
そういう感じでやってたのを、今まで使わなかった日本語タイトルをこう使って、
今までの自分たちとの違いを見せるみたいな、
そういう意識ももしかしたらあったのかもしれないですね。
これは結構、音からもそうだし、やっぱ感じるところではありますね。
音からもそうですもんね。
なんかね、なんとかこう、先へ先へっていう感じがするんですよね。
やっぱルダシーって、はっきり言えば、マザーで普通なら終わるんですよっていう。
普通ならあそこでもう完成してしまって、そこで終わってもおかしくないっていう。
で、そこからさらにもう一歩先へ、もう一歩深い宇宙へ踏み出してるのがスタイルであって、
でもそこまでいったらもうさ、どうにもならねえじゃんっていうところで、
マニアックな音楽実験
一旦休止して、オノのソロ活動をやって、またバンドに戻ってきて、
で、またその先を模索していくんだけどっていうところの一つの方法論として、
じゃあ今までやってなかったことをやっていきましょうよみたいな。
そういう一環なのかなって感じしますよね。
そういう意図というか、狙いみたいなのはあるかもしれないですね、本当に。
特にタイトルって言ってみれば何とでもなるわけじゃないですか、最後に。
だからそこであえてやっぱやってるっていうのはそういう意思を感じますね。
ここからは本当なりふり構わずというか、やってなかったことをどんどんやってみて、
そこで未来を見出そうとしてたんじゃないかなっていう感じがしますね。
それの一つの象徴がタイトルであり、音的にもやっぱそういう感じするんですよ、この時期の音って。
いますね。
ものすごくクラブミュージックであったりとか、
ヒップホップ的なアプローチであったりとかっていうのを積極的に取り入れるし。
いろんなこと、実験的なというかやりたいことすごいいっぱいいろいろ詰め込んでるなっていうか、
そういう感じは模索しながらっていうか。
特にこれはカップリングだから特に実験的な面は強く出てますよね。
そうですね。
どの曲も。
やっぱ結構自由だなって感じがというか本当に。
自由ですね。
結構リミットを外して好きなやりたいとこまでとことんやっちゃってるなって感じは。
そういうなんか実験的というところで、この世界の果てでっていうこの曲は、
すごいイノラン的なダウナーな雰囲気はありつつもすごいリズムは跳ねてるというか。
そうですね。
結構なんか骨太なリズムっていうか、なんていうんですかね。
骨太ですよね。
間奏の部分が跳ねてる感じってなんかその、結構by the wayみたいな感じの間奏なんですよね。
ドラムとかベースの感じとかも。
間奏すごいよね。
だからリズムというかグルーヴのアプローチがヒップホップなんですよねこれ。
すごいダウナーな雰囲気なんだけどリズムはヒップホップで、
そこにさらにチェロっぽい音とか、特にアウトローでは顕著ですけど、
そこら辺をなんか融合させてるのがなかなか斬新なんですよね。
確かになんか最後の方が入ってますもんね。
めちゃくちゃなんか。
それ続きますよね。
冒頭にも薄く入ってるんですけど、そういうところがなんかすごい実験的だなーって思いますね。
結構あのイノランの97年のソウの世界観も近いですよね。
そうそうそうそう。
そうなんですよ。だからめちゃくちゃ。
あそこで出してるグルーヴ感というか。
そうそうそうなんですよ。
そうなんですよ。
そうです。
そうなんですよ。
めちゃくちゃね、そのクラブミュージックとしてのヒップホップみたいなグルーヴ感なんですよね。
ヒップホップって言っても、ヨーヨーヨーヨーヘイヘイみたいな、そっちではなくみたいな。
そうですね。
なんかインサイドに閉じこもっている方のヒップホップなんですけど、
そこのグルーヴ感であり方法論を取り入れてる曲だよねっていうのは感じますよね。
そこでねイノランはずっとバッキングに徹してるのも面白いなと思いますけど。
確かにね。
あのバッキングもすごい好きなんですよね、あのリズムが。
すごくキレがいいリズムで入ってくるんで。
これはでも本当全パートかっこいいですよね。
あれもでももう終始あれもアルペジオになってるしね。
イントロで入ってて、1回目のAメロはなんかもうないけど、
2回目のAメロから出てくるし、サビでもそれをあるっていう。
もうなんかあれをずっとやり続けるっていう。
枯れた音というのかな、なんて言ったらいいんだろうな。
あれが曲のダークな世界観を作ってるアルペジオ。
ですね。
間奏とかもすごいかっこいいですよね。
ベースがグリグリして、ベースのアルペジオもすごいかっこいい。
ベースがグリグリして、ベースとドラムでやって、
その後にそのベースにイノランのギターがユニゾンでかぶさって、
スギゾーのアバンギャルドなギターがやって、
最後はドラムだけでサビに戻る。
なかなかやってますね、いろいろ。
本当、カップリングらしい実験的なというか。
実験的ですね。
根本的にはものすごくミニマルな発想で作られてる曲団ですよね。
それがバンドになるとドラマティックな展開するのがルナシーというバンドの面白さで、
それがミニマルでありながらドラマティックっていうのが同時に体現されてて面白いなって思いますけどね。
なかなかないですからね、こういうことをやるバンドって。
ですよね。
この曲はストームのカップリングということで、
ストームは多分皆さんお二人もリアルタイムでCD、シングル買ってっていう感じだったと思いますけど、
当時の印象としては何か記憶にありますか?
ストームの?
ストームの方の話はね、今までいろいろしてるんですけど、
そのカップリングっていう意味でのこの曲に対する印象というか。
なんか多分カップリングの方はね、結構一体通りだったなって感じだった気はする。
あーわかるわかる。
俺は多分そうだな。
なんかそんな感じだった気がするな。
これは求めてたルナシーだみたいな。
求めてたルナシーのカップリングだっていう。
カップリングのそこに求めてたやつね。
『ルーパー』の魅力
こっちの方が自分の求めていたイメージとかとの相互が少ないっていう感じなんですよね。
ストームは曲はめちゃくちゃこれだよこれ、これが欲しかったんだよルナシーさって思うんだけど、
やっぱボーカルがずっこけるんですよ。
おーあれ?ってなっちゃうんだけど。
この世界の果てでの方がそこのマッチングがもうちょっと合ってるかなって感じ?
そうですね、そこは。
改めて聴いてみるとやっぱボーカル甘いなとか思うんですけど、
やっぱその曲自体がダウナーな感じだから、
あんまりその河村隆一感も全開にはなってないから、
多分そこにこれこれルナシーこっちだよねみたいなのを感じたのかなと思うんですけど。
まあ多分ね、そういう我々と同じような気持ちを当時抱いてた人も多いのかなって気もするんで。
皆さんいかがでしょうかって感じですね。
やっぱりやってることはマニアックですしね、音的には。
隆一がそこに引っ張られてるよね、カップリングでは。
ストームの表題曲、シティングルの方では元河村隆一が出ちゃってるんですけど、
カップリングの方ではやっぱりその全体のマニアックさに隆一の方が引っ張られてるかなっていうのがあって、
それがやっぱスレイブからするとそっちの方がちょうどいいなって思っちゃう部分があったかなと思いますね、当時。
そうですね。
じゃあ次の曲に行きますが、次が2曲目のルーパー。
ルーパー。
これがシャインのカップリングですね。
ルーパーは。
これはあれですか、原曲の話をまずひできくんに振った方がいいのかな。
じゃあ、これね、ちょっと迷ってるんですよね。
なんというか、さっきのこの世界の果てでの話を聞いてたら、ちょっと迷いが生じてきたっていう感じなんですけど。
その話をする前に思ってたのは杉澤原曲かってちょっと思ったんですけど、
でもさっきの話をしてたらちょっとインドランかもみたいな。
そう、みんなそうそうって言ってたから。
なあ。
そうそう。
これエルドゾンは知ってるんですよね。
ルーパー?
はい。
いやでもこれね、やっぱオッズ的には絶対インドランなんだけど、でもね、これは杉澤原じゃないかなっていう。
ルーパー知らんわ俺。
あ、そうなんですね。
え、でもこれ意外とJだったりすんのこれ。
ああ。
いやー。
ファイナルアンサー。
ひできくん的ファイナルアンサーは何?
いやー、ちょっと今完全にわかんなくなってますね。
Jっぽい気もしてきたけどね、たぶんでも、いや、まあちょっと杉澤で。
杉澤。
杉澤。
エルドゾンさんは?
え、杉澤。
おお。
きた、ここで。
同意見。
杉澤じゃないです。
うわー。
杉澤なわけないじゃんかさー。
そう?
杉澤じゃないと思ったんだわー。
次OK。
え?
じゃあもうイノランかな?
いやー。
イノラン、イノラン。
ブー。
うわー、Jだ。
Jだよ、バカヤロー。
Jなんだ、やっぱJか。
Jじゃないです。
Jじゃないの?
え、誰だよ。
杉澤。
杉澤でもない。
りゅういち?
え、これりゅういちなんだ。
りゅうでもない。
これはね、原曲者がいない曲なんですよ、りゅういち。
おい、それは反則でしょ。
原曲者がいないってあるの?
原曲者がいないってないだろ、そんなの。
自然発生的な?
無から生まれた。
これはでも人造人間16号なの?
無から。
俺は無から生まれた。
ヘルズフラッシュ。
ヘルズフラッシュっていう。
ヘルズフラッシュなの、これ。
うなしい敵ヘルズフラッシュなの。
そうです。
いやー、じゃあさ、悪い意味、めっちゃ自分がさ、さっき迷ってたのはすごい、結構、まとえてない。
まあそうかもしれない。
まあこれはどういうことかというと。
はいはい。
まあこれはね、たぶん唯一原曲者が存在しない曲らしいんですけど。
この社員のレコーディングが長くなってるんで、なんか実験的なことをやってみようみたいなことで始まったらしいんですけど。
まずその、Jと深夜が話をして。
まあそのドラムのところを実際に叩くんじゃなくて、サンプリングでハートのドラムをスピード上げてループさせて。
これそうなんだ。なるほど。
原曲者の不在と実験性
それをすごい生音に近い音で。
それをね、ループさせて。
どういうことなんだ、すごいそれは。
ハートっぽい?
ああ、うん、ハートっぽい。
それを元にしてるらしいんだけど、サンプリングして。
ハートを速くしてるっていうのですごいよくわかる。
あとなんか所々ね、なんかカッツカッみたいな音がちょっとこう。
ああ、すごい、なるほど。
基本はだからそれをサンプリングしてループさせたのに、Jがスタジオでベースを入れて。
で、それを杉蔵とイノランに渡して、彼らが大ってなって、そこに自由にギター重ねて。
いやー、なるほど。
で、最後に歌入れてっていう、英語詞と。
なんかそんな感じなんで、原曲者がいないっていうのはそういうことらしい。
で、みんなそれぞれが自分のエッセンスを注入してって出来上がってるから。
そう、ね。
これはだから本当に、さっきから実験的っていう言葉出てましたけど、
これこそ究極の実験的ソングですよね、ルナシーの。
いやー、そうか。これはすごいね。
マニアックなカップリング曲
これはだからね、めちゃくちゃマニアックな曲ですよね。
そう、この曲は本当にマニアックすぎて、それで最初、杉蔵かなってちょっと思ったんですよ。
英語詞の部分があるしね、杉蔵の。
あれがあるって、なんか明らかに杉蔵だろうみたいな。
なんだけど、さっきのヒップホップ感とかソウとかのあれにっていう話もしてると、
イノランもこういうのを好みそうなところあるなとも思ったんだけど、
Jの曲っぽいベースのうねり方もしてるなっていう感じもするし、
なるほどな、この曲はいいっすね、面白いっすね。
ある種、ルナシーっていうバンドの本質を表してるというか、
This is ルナシーっていう曲なのかもしれないですね、そういう意味では。
確かに。
ものすごく、やっぱマニアックなバンドなんだよねっていうらしいって。
すごいオタクなバンドなんですよ。音楽オタクなバンドなんですよ。
音楽オタク。本当そうっすね。音楽オタクがこれに現れてますよね。
これをだって楽しいと思って作って、楽しいっていうか、なんだろうな。
これを作り…。
楽しんでますよね。
これを作り上げる作業っていうのがまさに。
それが多分、それを多分一番楽しいとする集団なんだよなっていうか、
どこからともなく湧き上がったものが、ロックという形になってくる。
それを一番楽しむバンドなんですよね。
すごい本質的な部分だなと思いますけどね、これだと。
ギターも本当なんかすごいいろいろ入れてますよね、音。面白い音。
いろいろね。
なんかゆらゆらする感じのギターも入ってたりとか。
ものすごい、本当成り立ちからして、多分全員が全員、これはやっていいんだろうというか、
実験していいんでしょ、好きなことやっていいんでしょって、みんなが思ってる曲なんですよ、これって。
だからもう本当なんか好き勝手やってるよね。
好き勝手そうですね。
そこがなんか特に杉なんとかっていう人は見えますけど。
そうっすね。
ものすごいね、いろんな、やっぱあの人、異常じゃないですか、YMOから入ってて、
やっぱギタリストとしてもフランクザッパが好きだったりするでしょとか、あとはプリンスとかっていう異常に変態的な方が好きなんですよね、杉蔵って。
それがなんかここにすごい現れてるなっていう。
確かに。
それでありながら、現代的なヒップホップの手法も交えつつ、ヒップホップのグルーヴとかリズム感っていうのも交えつつっていうのをなんかここにぶち込んでるよねっていうのが見えて、
だからすごいやっぱ面白いですよね、プレイ的に見て。
あのフレーズすごいですよね。
あれってもうほんと全部入ってるじゃないですか、YMO的であり、フランクザッパ的であり、プリンス的でもあり、ある種そのDJシャドウ的でもありとかっていうのがなんか全部あそこに入ってて、で杉蔵テイストも入っててみたいな。
そうですね。
あの辺はやっぱ面白いですよね。
重ねに重ねてますね。
すごいな。
そういうところでなんかものすごい自己主張がものすごい激しく出るところが杉蔵らしいと思うし、だからこそなんかこの曲は杉蔵でしょって多分俺も秀木が思ったっていうのはそういうところなんじゃないですかね。
そうですね。
実験的な曲となったらものすごい英語が出るというか。
いわゆるアーティスト英語、あんた一番強いですよねっていうのがなんか見えるのがなんか面白いところなんですけど。
確かに。
ギターの音もやっぱいいじゃないですか、ジャンっていう。
いいですね。
多分ジャガーだと思うんですけど。
なんでしょうねあれは。
歯切れのいいめっちゃ。
歯切れがよくて。
こうね、確かに歯切れいいかもしれない。
なんか、ケイカラーメンのキャベツみたいな。
ケイカラーメンのキャベツ的でもあり。
生煮えの面的でもあり。
生煮えではない。
硬いね。生煮えでちゃんと火が通ってるから。
あれはちゃんと調理済みですので。
まぁこれもね。
イノランのギターもね、その中で途中すごい存在感出してくるところもかっこいいなって感じですけど。
あれはなんかBメロなのかな。
全てはやり直しのループさ、みたいな。
なんか結構、切れのいいアルペジオみたいな感じ。
そう、切れのいいアルペジオがいきなりグイって入ってくる。
割と切れ味の。
左側からね、鋭いのが。
鋭いアルペジオ。
あれもなんか、来たーって感じがするしね。
するねー。
俺もいるぞ。
そういうところが面白いですね、やっぱルナシーは。
この曲もカップリングだから、ものすごい趣味性が強く出てるんですよね、ルナシーの。
だからリュウイチのすごいポップなところというか、川村リュウイチ的な側面があんまり気にならないんですよね。
聞いてみると出てるなぁとは思うんですけど、それ以上にルナシーのマニアックな面が強く出てるんで。
あー、ルナシー、ルナシー、ルナシーってこういうのだよねーっていう方に引っ張られて、聞いてる方としてもね。
カップリング聞くと安心するみたいなのが、正直はあるかもしれないですね。
これもA面はシャインなわけですからね。
そこもやたら両極端になってますよね、シャインでも。
狙ってる気がしますよね。
狙ってると思うんですけど、やたらA面はポップで、ルナシーが川村リュウイチに引っ張られちゃったかのような曲をやってるけど、
それのカップリングではやっぱものすごい異常にマニアックな面を出してくるっていうのは狙ってるよねっていう。
そんな気がしますね。
そこもやっぱルナシーのロックバンドとしてのスピリッツは全くなくしてないというか忘れてないんだよっていうことなんですよね。
割とこの時期のルナシーはね、シングルにしてもアルバムにしても、ともするとやっぱり川村リュウイチにすごく持ってかれてしまってるっていう印象が強いんですけど、
このカップリングを聞くと決してそうではないというか、ルナシーのルナシーとしてのアイデンティティーは見失ってなかったんだなって思いますけどね。
そうですね。
杉蔵の英語詞はいかがですか。
間奏っていうか途中の音ここに入ってくるやつ?
途中の。
あれがあるのがかっこよくないですか、あれ。
あれがあるからマニアックさがめちゃくちゃ増してると思います。
杉蔵の声が入るとマニアックになるよね。
これはね、本当に97年のソロ活動経てのこれじゃないですか。
まさに、本当に聴いた時、トゥルースって思ったもん。
トゥルース。
ユニバーサルビューティーが、ユニバーサルビューティーが、はぁーみたいな。
サルベーションって感じがやっぱありましたから。
でもこれかっこいいですよね。
かっこいいかっこいい。
こういう感じだとすごいかっこいいな。
ザ・ケイジとかも。
確かに確かに。
こういうぽそぽそっとしたラップ的なのをやって、それがかっこいいじゃないですか。
雰囲気を出しつつ。
それをここでもやってきたんだなっていう感じで。
単純になんかかっけえなと思いましたね。
杉蔵は結構そういう早いパッセージをやった方がいいのかもしれないですね。
声質自体にすごい雰囲気があるから。
それで歌い上げちゃうと、やたらと情緒的になりすぎるのかもしれないですね。
確かにね。
早いパッセージを歌った方がロック的というか、ちょうどいい塩梅になるのかなとかっていう。
杉蔵の英語詞と他のメンバーの個性
今思ったんですけど。
思いすぎただけなんですけど。
これかっこいいですからね。
かっこいいかっこいい。
杉蔵のラップかっこいいんだよな。
かっこいい。
じゃあ、次。
次は3曲目のwith。
これはi4uのカップリングですね。
こちらはいかがでしょうか。
こちらは、いい曲ですね。
これはあれですか。
これはイノランですか、この曲は。
あたり。
これはわかるだろ、もう。
一票して。
これはいい曲ですよね。
この曲いいですよね。
これはめちゃくちゃ好きですね。
あれじゃないですか、みなさん大好きのレイン系統の。
レイン系統の。
そうですね。
これでも本当にそういう系ですね。
これは本当そうですね。
なんかもう正統派カップリング曲っていう。
正統派カップリング曲であり、正統派イノラン曲であり。
完全にレイン系って分類してるんですけど、自分の中で。
でもレインとツインになるのは、
去年のベストオブルーナシーで1日目がロージーショーで、
その時にロージーアのカップリングでレインっていうのが1つフォーカスされていて、
2日目がショー4Uで、
アイ4Uのカップリングのこの曲が演奏されたというところなんで、
なんかそこやっぱ重なる部分は確かにあるなって思いますね。
これはもう公式限界ですよ、これはもう。
公式限界としての。
曲の構造的にというか、展開的にというかが全く一緒っていうか、
曲の一番気持ちいい展開をする部分が一緒なんですよね、レインと。
すごいこの、なんか泥沼に浸かったようなとこから入っていって、
ものすごい広がりがある展開を見せるっていうところが。
Bメロで広がるっていうところもね。
そうそうそうそう。そこが一緒だから、
そのレインとビブがツインになるっていうのはもう、でしょって、だよねっていう感じですよね。
確かに。
一気に広がるじゃないですか、そこで。
広がりますよね。
Bメロの気持ちよさ。
あの気持ちよさですよね、もう本当に。
気持ちいいっすよね、あそこ。
気持ちいい。
あそこはいいね。
Aメロほんとだいぶドヨーンとしてますからね。
そう、ドヨーン。
いやー、でもドヨヨーンってもう。
ドヨヨンですよめっちゃ。
もうなんかもうほんと、タイトルはビスなんだけども雨じゃないですかもう。
そう、確かに。
明らかになんかもうちょっと。
土砂降りで始まってくるみたいな。
ルナシーの本質を表現
でもなんかちょっと骸骨っぽい感じのもう、ピックミキアも。
なんか。
すごいね、Aメロもやっぱ。
やたら暗いじゃないですか。
暗いっすよね。
暗いし、杉澤のギターもなんか。
テレーテレーレーレーっていう。
めちゃくちゃフィルター系かけて、
レーレレーレーってエフェクティブだし。
そういう風にね、なんか重々しい感じに。
重々しいですよね、めちゃくちゃブレードランナー的なんですよ。
そう。
三聖流的。
三聖流的なんですよ。
歌詞もね、雨が降ってきそうでみたいな言ってますけども、
土砂降りですよもうすでにみたいな。
降ってるやろうって。
お前何を見てんだみたいな、降っとるよ。
みたいなテンションなんですよ、もうドヤドヤーンとしたらね。
そっから、雨は二人の肌を。
そこの広がりがね。
雨の価値観とドラムの音
そこはなんかお天気止めにちょっと変わってくるみたいな感じですよね。
そうなんだよね、なんかその雨っていうものの価値観がなんか変えてんだよね。
なんかすごいポジティブなものに雨が変わってるしね、そこから。
そうなんですよね、まさしく。
同じワードなんだと思うんですけど、雨っていう。
それをこう多面的に、違う角度から見たらすごいポジティブなものになるじゃない?っていうのがそこなんだと思うし、Bメロ。
Aメロはその雨ってドヨドヨとしてさ、暗くてさ、みたいな。
同じ一つの事象なんだけど、なんか見る角度によって捉え方変わるよねっていうのを多分表してるんだよね。
それが曲調とともに。
見事ですよね、これは本当に。
見事。いいな、この曲は。
この曲、ドラムの音もなんか、なんていうんですかね、しんべった感じの割とサウンドになってて、ドラムの音も雨っぽいなってちょっと思うんですよね。
ちょっとダーティーですよね。
なんかハイハットの音とかも、なんか割と濡れた感じの音がするなっていうか。
そこが結構個人的な印象としてはありますね。
それはどういう処理をしてるのか?
あのね、多分シンバルの種類がそういう音の系統の種類なんだと思う。
なんかあんまりエフェクターとかをかけて加工してる感じじゃなくて。
ではなく、そもそもドラムの種類と。
シンバルの種類がそっち系の濡れてる感じの音がするやつなんじゃないかな。
あと叩き方、そのシンバルのハイハットの開き具合。
開き具合がね、開きすぎてもダメだし閉じすぎてもダメなその絶妙なね。
絶妙な要因が残る。
絶妙な開き加減なんですよ。
ギターソロと杉澤さんの思い
本当になんかちょっと上下のハイハットのシンバルが開ききんないんだけど閉めきらないみたいな。
その辺の感じがすごい絶妙ですね。
ちょっとハイハットの音というか、シンバルの音をぜひぜひ聴いてほしいなという感じです。
なるほど。
結構なんか個人的な聴いた感触として、ウィズラブみたいな。
ウィズラブな感じの。
ローファイでちょっと歪んだような感じの印象なんだけど。
あれって結構エフェクトかけてるんじゃない?
それではないんだ。
もうちょっとナチュラルなのか。
部分部分でかけてるところもあるんですよね。
サビ前とかですごいローファイな音にしてるようなところとかあるんですけど。
多分基本は生音ベースじゃないかなって感じですね。
叩き方とかのニュアンスでそういう感じにやってんのかなと思うんですけどね。
なるほど。
がっつりエフェクターかけてたらもうちょっとすいませんっていう間違いでした。
がっつり加工してるかもしれないですけどね。
あとこの曲はi4uのカップリングですけど、
i4uと含めてアルバム全体の作業の中で一番最後にやってたらしいんですよ、この2曲。
っていうところで、ちょうどi4uはミックス作業をしてて、
このwithに関しては杉澤はギター撮りをしてたというタイミングで、
この98年の5月2日があったというところで、
入れがなくなったわけですよね。
そういう作業の途中でそういうことが起きてしまったんで、
杉澤が本で書いてるんですけど、
もうギターなんて結構ないっていう感じになったらしいんですけど、
でもそれでそのi4uとかwithがダメになったら、
ひでさんに怒られるって言って震い立たして、
おつやとか国別式から帰ってきてもギター撮りをしてたっていう。
のがこのwithという曲ですね。
なるほど。
だから、明確にギターソロがっていう話はしてなかったですけど、
かなりエモーショナルなギターソロなんだよ、これとか。
そういう話を聞いてからこれを聞くとすごくグッときますねっていう。
ちょうどそのタイミングの時の。
ちょうどその年なんでね、これは98年だから。
この曲のすごいギターソロめちゃくちゃ好きなんですよね。
めちゃくちゃいいですよね、これ。
いいですよね、それはもうその日で云々関係なく、
すごいその曲の展開にもめちゃくちゃ合ってるし、
やっぱどんよりした曲にすごい日差しを投げかけるようなソロで、
すごい希望に満ちてるんですよね、ギターソロが。
そこがものすごく好きで、
それはそういう杉蔵の秀に対する思いとかもあった上で、
そういうのが反映されてるんだろうけど、
それを抜きにしても別に知らなくても、
心にすごい染み渡ってくるようなソロですよね。
そう、染み渡るソロですね。
このナウにするとほんといいですね。
それをちゃんと形として表現できてるのがやっぱ、
やっぱすげえ表現者だなって思いますね、今のエピソードを聞いて。
なんか何か感じるものがあると思うんですよ。
このギターソロ聞いたら、なんかあるでしょ、皆さんみたいな。
いやー、これはほんとに。
ものすごい心の深いところに刺さってくるじゃないですか。
かなり近世に触れてきますね。
そこに宿ってますよね。
すごい刺さるんだけど、痛々しい刺さり方じゃなくて、
優しく刺さってくるんですよね。
それがなんか、ああ、そういうことなんだというか、
エピソードを聞くと納得がいくような音だし、フレーズだと思うんですよね。
それをちゃんとやれてるじゃないですか、杉澤さんって。
ほんとすごいと思う。
やっぱりそういうものを、すべてを表現してくれるギタリストであり、
アーティストだなって思いますよね、それを聞くと。
ちょっと特別な曲になるエピソードかなと思います。
ですね。
はい、じゃあ、今回はね、この世界の果てで、
ルーパー、ビーズ、3曲、97年のシングル、カップリングということでやってきましたけど、
アナザーサイド・オブ・シングルス2、また続き、次回やっていきたいと思います。
次回へ続きます。
59:09

コメント

スクロール