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ものの見方を豊かにして、人間力を高めていくための取り組みとして、アドラーの言葉を少しずつ紹介していきたいなというふうに思っています。
アルフレッド・アドラーの人生に革命が起きる100の言葉から、少しずつ皆さんに共有していきたいなと思っています。
今回はですね、全てあなたが決めたこと、自己決定性に関するアドラーの言葉という章から一つご紹介いたします。
人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ。人生はきわめてシンプルである。
アドラーが言っていることは、最初はなかなか受け入れにくかったりとか、受け入れにくい時があったりするんですけど、
自分が全部決めているという原点に立ち返ってみるということを言っています。
もちろん、いろんな現実を目にすると自分が悪いわけじゃないというふうに思いたくなるシーンというのもたくさんあるんですけど、
それでも自分を振り返る時に、今の人生が苦しいんだとしたら、自分のどんな考え方が間違っているんだろうかというふうに目を向けていくということですね。
この自己決定性というか、全部自分が決めているということを自分の中に踏み落とそうと思うと、
アドラーの言葉に触れ続けていったりとか、そんなに短い時間で変わらない可能性はあるんですけど、
今の人生を決めているのは自分自身の考え方だというふうに仮説を立ててみるというところから始めていただくといいんじゃないかなと思っています。
私はこの考え方というのを2つに分けて考えたいと思っているんですけど、
一般的に考え方って自分が意識的に考える考え方をイメージされる方が多いと思います。
考え方の中には意識的に考えている健在意識の考えるという行為と、
あとは潜在意識ですね。
無意識の領域にある考え方、これを物の見方とか捉え方とか視点というふうに私は表現しているんですけど、
やっぱり健在意識よりも潜在意識の方がすごく大きなウエイトを占めているので、
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何か刺激があってそれに対して反応するときに出てくるほとんどの習慣というのは、
考え方の習慣というのはこの無意識から来ていることが多いと思います。
なので自分の捉え方というのを振り返りの中でですね、
頭で分かっているとか健在意識で考えているというところはウエイトが小さい、割合が小さいので、
何か出来事に出会ったり嫌だなと思うことに出会ったときに、
ちょっと時間が経ってですね、1日経ったりとか1週間経ったときに振り返り、
内省をしたときにどういうふうに自分は感じていたのかとか、
そのときどんなふうに捉えていたのかということをまずは受け止めるところから、
自分の認識というのが変わっていくんじゃないかなというふうに思っています。
なのでそんなときに原点としてですね、全部自分が決めているんだという仮説に立ってですね、
振り返りをしていただくと何か発見があるんじゃないかなというふうに思っています。
これはもうまさに日々実践してみてですね、
自分の考え方とか物の見方が変わっていくかということだと思うので、
一緒に実践と振り返りというのをやっていければなというふうに思っています。
今日は人生は極めてシンプルだという言葉についてですね、ご紹介をさせていただきました。