00:01
思った以上にオカルトとかそういう怪奇現象とかクリーチャーとかが出なくてびっくりした。
極めてリアルな話よね。
詐欺師が重ねた嘘で身の破滅に至るというお話だけど、びっくりするこのストレートな話だったなっていう気はするね。
ちょっとそのおとぎ話チックというか魔法チックな話の不思議の国のお話なのかなってこのジャケを見ると思ってたんだけど
予告がね、見せ物やフリークショー、カーニバルって呼んでたけども
ああいうところの映像をどんどん流してたから、そういう奇想天外系のお話が展開されるのかと思ったらそうではなかった。
フリークショー周りの映像は本当に好きだなと思ったけどね。
悪魔の部屋ってあったじゃん。
住人の人が逃げ込んだ先に探しに行ったところで、悪魔の口がパッパカーって開いて、中に目がキョロキョロするのを見て
あそこのセットめっちゃ金かかってるんだって思って。
実際に映画の美術としてもそうだし、当時の見せ物屋としてもかなり気合の入った部屋だよね。
めちゃくちゃ立派だったよね。
あれもギレルモーテルデルトロがああいうの大好きなんだっていう。
当時の見せ物屋、しかもそんなにその頃は大成功してないような小規模な
小規模ってこともないけど、すごいゴージャスってわけでもないような
にもかかわらず、悪魔のセットとかがあまり立派だったもんだから、すごいなって。
あそこのセットが一番すごかったよね。
昭和の怪奇小説というか、江戸川乱歩とかのああいうのを尊敬させるとか
まさしくそれだよね、見せ物屋だから。
なるほど、これが本家本元のフリークショーなんだなっていうのを思いながら見てた。
臨時的にはかなりあれなんだけど、当時はそういうのが普通だったんだねっていう。
でも途中でお巡りさんがパトカーで駆けつけてきて、動物だとか人を倫理に反する感じで扱ってる容疑があるからって言って
疑いがかけられて警察が出動するぐらいにはちょっとだけ倫理というか、そういうのが問題視されつつある世の中だったんだねっていう。
でも隠そうとしたのは獣人だけだったからね。
あれはもうガチでヤバいって言ってたもんね。
あれは獣人でもなんでもないただの人を監禁してね、見せ物にしてただけだからね。
03:03
あれは本当に流石にヤバいという。
そういういろいろヤバいなりになるというか、なんかこう魅力的な絵になっちゃうのはすごいなと思ったけどね。
いろいろヤバいのも含めて。
でも今はもうできないからね。
昔のまだ倫理観というか、そういうのが曖昧だった時代にさ、人権意識とかが今ほどこうしっかりしてなくて、スレスレああいうのがまかり通っちゃってた時代の。
すごくね、見てて序盤の方はね、筋肉症状態の歌をいろいろ思い出したのね。
大月賢治ってすごくそういう江戸川乱歩とか好きだし、アメリカの当時の心霊主義の話とかさ、そういうのも歌詞にしてたりするからすごく被るところがあってさ。
特にさっきのお化け屋敷のさ、目玉がぎっしりあるところってさ、少年ぐりぐり眼鏡を拾うっていう曲の中にさ、人の中を見つかせる眼鏡を拾った少年がいろんな人を見たら、中に目玉がぎっしり詰まってて、みたいな人もいたりするのに。
そういうのを何となく思い出したから、すごく大月賢治の好みに合う映画なんじゃないかなって思ってた。
大月好み。
ちょっと長かったかな。結局因果応報を書くお話なんだけども、それぞれの美術とかがかなり好みだったから長くてもよかったんだけど、あのお話を書きたいだけにしてはちょっと長いような気もした。
特にタイトルのナイトメア・アリーっていう言葉が出てくるまでさ、結構かかったよね。
ナイトメア・アリーってなんだったの?
そうなんだよ。竜人を作るにはどうしたらいいかっていうのを男女がスタンに説明するじゃない?
その時にナイトメア・アリーとかから適当に将棋軍人とかを引っ張ってくるんだって言って、そこで初めてナイトメア・アリーって言葉が出てきて、
じゃあナイトメア・アリーっていう場所があるのかと思ったら全然そんなこともなく、最後まで出てこなかったので。
そうなんだ。
悪夢の小道でしょ?
悪夢小路とでも言うのか。直訳するとね。
アリーっていうのは小道のことですか?
うん、通りとかそういうことだと思うけども。
だからこういう最終的にスタンが自分の運命として竜人となることを受け入れるみたいな、そういう運命の道筋のことをナイトメア・アリーって言うのかな?
世にも奇妙な物語的な、すごいバージョンって感じ?
トワイライトゾーンとかさ、現実の隙間の心の闇に踏み入れちゃった人が暗闇に会うみたいなさ、そんなような話のシリーズとか作品とかあるじゃないですか。
06:13
長寿現象としてははっきり書かれてないけれども、ちょっとだけ神がかったような部分というか、説明がつかないようなところはあるよね。
オカルトチックな。
例えばさ、見世物小屋の一段から出て、二人でよその場所でさ、二年工業してたじゃない?
森から投資サインを送ってもらいながらやってたところを、リリス博士が出てきて、
あなたたちは陰で暗号でやり取りしてるから、私の質問に答えてみせると言って、カバンの中を投資させたじゃないですか。
あれなんでわかったの?銃が入ってますって。
その後にスタンさんが仕立てた説明がそんなにうまくないんじゃないの?
銃が入ってるまでは推測で洞察で、シャーロックホームズみたいな洞察でもいいかもしれないんだけど、
握りが造芸っていうのは分かりこなくない?
分かりこないよね。
あれを当てずっぽで言ったの?っていう。
最初にスタンの洞察力が高いにしても、ちょっと出来過ぎな気がするんだよね。
パッと見で分かるはずのないところまで言い当てちゃってるのは、それはなんでなの?っていうね。
銃であるってことまでは推察できるかもしれないが、持ち手が造芸とかね。
そう、ディティールまで分かっちゃってるのはどうかなっていう。
スタンさんに見てもらった老人のご夫婦が真銃自殺するじゃないですか。
あの時に出てた銃も似たような感じで、
その頃の女性のご親用の銃っていうのはそういうのが一般的だったとか。
ああ、そういうのあるかもしれないね。
あの時と同じような小銃をおもむろに取り出していきなりパンって撃ったじゃないですか。
私はあの時急にパンって来ると思わないです。ビカンって。
びっくりするじゃん、なにいきなりって言ってね。
こんなダイレクトな方向で息子に会いに行くんかよって思って。
そうなんだよな。
ああいうところとか、最後の金持ち絵面さんを騙してる時とかさ、
そこらへんのお話がもうちょっと複雑に絡んでくるかと思ったんだけど、そうでもないなって思ったね。
普通にモリーさんにはしてられてるし。
で、リリス博士が最後、スタンに愛してるわって言った時点で、スタンが固まってさ、今なんつったっていうようなことを言うじゃない?
09:17
あれどういう意味だったんだろうね。
全然わからん。
あそこから急に録音を始めて白を切り始めるんだよね、リリス博士が。
あれはだから初めからスタンをはめるつもりだったんだよね、きっとね。
あれってさ、リリスさんの動機のさ、あれ胸の傷は絵面さんに昔とっちめられたやつなの?
じゃないのかな。
だって絵面さんっていろんな若い女性にいろいろ無態を働いてたような感じのことを言ってたじゃないですか。
高齢人で呼び出そうとした女の人だけじゃなくて、ニュース型になったのはその人だけだけど、それ以降も自分の満足のためというか。
ドリーに対する感情を消化させるために他の若い女性にもいろいろ。
いろんなことをやりましたみたいなことを言ってたじゃん。
言ってた。そこらへんもぼかされてるけれども。
それがリリス博士も被害者の一人だったとして、スタンを送り込んだのは最終的にあんなことになっちゃうのを見越した上でスタンを送ったのかね。
リリス博士がそんなことをやる動機というのは絵面にそんな酷い目に合わされたから、スタンを仕向けてお金もふんだくっていろいろとっちめてみたいなっていう。
別にスタンに悪気はあったわけじゃないんだろうけど、絵面に対してはあいつ情緒不安定でとんでもねえ野郎みたいなことを言ってたよね。
絵面には悪意はあったんだろうし、スタンに対しても最初からインチキの独身術を暴いてやるというスタンスって言ったわけじゃん。
結局は切り抜けられちゃったんだけど。
だから始めからスタンもハメるつもりで近づいたのかなって思ったんだよね。後になって裏切ったっていうよりは。
エズラさんに対する反逆の手ないかしらってやってるところにスタンが霊媒師として有名になってきてたけど、その種をリリス博士はだいたいわかるから、スタンが霊媒師をやってるところに乗り込んで、
そんな風にきっかけて上手いこと手玉に取ってエズラさんにスタンを仕掛けたっていうことかな。
スタン自身に対して金を1ドル札にすり替えて渡そうとしてた。
12:00
特にリリス博士はお金自体には興味がないはずだから、あれはスタンに対する嫌がらせなんだよね。
なので結局スタンも始めから破滅させるつもりでやってたということなのかなと。
人をはめようとする割には簡単に騙されちゃって、エズラさんから受け取ったお金とかもみんなリリス博士に預けちゃって、それをすり替えられて。
なんでそんなところに抜けちゃうのって感じなんだけど、自分の詐欺視力を過信しすぎて足元救われちゃったんじゃないかな。
そこらへんはピートさんにも言われてたよね。
自分が力を過信して自分に力があるなんて思い込んじゃいけないんだよって言って。
ピートさんにメタノール飲ませたのはスタンさんなのかしらね。間違えて渡したとか言ってるけどさ。
あれがわざと殺害したのかどうかわからんね。
ノートを盗むつもりで殺したのかと思ったらジーナさんにノート返すって言ってたしさ。
ノートをくすねようとしたらジーナさんがメサマンしたから。
ピートさんね。
あ、ピートさんだっけ。
くすねようとしてたわけじゃない。ちょっとバラバラと見てたらピートさんがやめとけって言ってた。
だからそのノートを自分の懐に入れるためにわざと間違えてピートを殺したのかと思ったんだけども。
だけどもそこのキャンプを出て行くときにジーナさんにこのノート返した方がいいかって聞いてるから。
中身読んじゃったからもういいやってことなのかもしれないけど。
ピートをわざと殺したのか間違いなのかっていうところはぼやかされてたね。
まあにしてもさ、飲む酒と飲んだら死ぬアルコールを並べて間違うなよっていうのもひどい話だよね。
そんなとこに置くなよっていう。
これ後で絶対間違うなって思ってたらあんのじょだよ。
これはポルマリン漬けに使うための趣味の品を並べてただけで、あの間にエタノールはなくなかった?
メタノールと混ぜたらなんだっけ。
赤い箱は飲むようで青い箱はメタノールだから飲むなよってこれは性に使うやつだって言ってたよ。
絶対酒は飲まないって言ってたのは、結局飲んだ瞬間が破滅の始まりだったってことなのかね。
足歩クラブだったよね。
酒飲んで俺とあんたは共犯だみたいなことを言ってさ。
だからそこがナイトメアリーの入り口でしたみたいなあれなんでしょうけど。
結局父親がアル中かなんかだったってことなのかな。
15:03
たぶんね。子供自分にすごい虐待されてて。
親が寝伏せてるときに通しさせたのかしら。
通しさせてたね。
最初にボディーバッグを引きずってボディーバッグをシートで巻いたもんかな。
ボディーバッグを落とすシーンは、いきなりすごいところから始まるなと思ったね。
結局ピートさんも酒が原因で死んだようなものじゃないですか。
だから3人揃って酒で身を持ち崩す話ってことだったのかな。
戦時中だったこともあって、お酒で身を持ち崩す人が非常に多かったのかもしれないと思いました。
最後絵面さん殴り殺して逃亡した後に、不老者たまりのところで酒を受け取って、
飲むなら金払えって父親の時計を払うじゃないですか。
あそこで新聞を折りたたんでて、折りたたんだ新聞を見たらそこにジーナって書いてあったよね。
あれ何なんだろうね。
ジーナさんは元の劇団のところで霊能者として活躍してたのかな。
元の工業は閉じちゃってるわけでしょ。
絵の子を元の工業主、ウィレム・デフォーから譲り受けてたじゃん。
ラジオと一緒に。
ジーナさんは独立して花話をやってるのかな。
ピンの霊媒者としてやってるのかもしれない。
その頃やっぱり心霊主義が幅を利かせてた頃だったと思うので、流行ってたかもしれないね。
正常不安定なこともあって、そういうオカルトにすがりたくなる人とか、
親中しちゃった老夫婦の息子だって出兵しちゃって、命を散らしたわけでしょ。
悲しみに打ちひしがれて、霊媒師にもすがりたくなるような不安定な風情だったのかもしれないね。
実際、高齢化によく行われてたみたいだからね。
いた子が普通にあれですわ。
必要とされる世の中。
あの絵の具、あれってイイノク?
絵の具ってなんか聖書か何かから名前取ったって言ってたけど、あれってイイノクなのかな?
イイノクって呼び方もあるのかもしれないけど、神様の名前なんだろうね。
絵風呂でもいたよ。
神様っていうか、聖書か何かの登場人物の名前なんじゃないの?
どうなのかね。あまり詳しくないんでわかんないんですが。
なんか第三の目がありましたよね。
千里眼があるってスタン言ってたじゃん。アイルランド系は千里眼があるみたいなことを詐欺の時に言ってたから。
18:09
そこら辺ともかぶせてきてるのかな?よくわかんない。
で、あれってさ、絵面が執着してたドリーさんの子供だったりするのかな?
ドリーの子供?
この子の人とお腹の中の赤ちゃんを指差して男の子とか言ってたよね。
亡くなったドリーさんと他にも一つの命があったみたいなことを言ってたんだと思うんだよね。
だから、そのドリーさんが身こもってた子供っていうのがその絵の具だったのかなって。
その絵の具は母親の腹の中で暴れまくって母親を失してたっていうような偽話もあったけどさ。
なんで周り回ってあそこでホルマリン漬けになってるの?
わかんないけど。
私が思ったのは、検診結果とかああいうのを個人の遺品のところを勝手にスタンさんが調べて、
ドリーさんの遺髪と写真となんかが、死因とかが書かれてたのかな?
なんか書類を見てさ、だからそれにお腹の中から男の子が見つかりましたとか書いてあったのかなって思ったのよ。
それがなんで周りの手の具になってくるのかちょっとよくわかんないんだけど。
手の具は全然関係ないんじゃないの?
なのかもしれない。
ただ、胎児っていうところからレースをしたってだけ。
あれはミレム・デフォーの役の人だっけ?
なんかああいうのを集めるのが好きな人で、豚の胎児とか。
胎児をホルマリンに漬けたものを集めるのが主人?
実際にその見世物小屋の見世物として、展示物としてよくあったんだろうし、
あとは座長自体の趣味でもあったんだろうね。
悪趣味なものが教養とか、サイエンティフィックな何かのためにとか、
ぜひご覧くださいとか言ったりしてて、非常に怪しげな。
人の単純な欲望とか、わかりやすく続いてくる悪趣味な興行が登場されていた。
ホラーとかミステリーとかっていうよりも、
雰囲気としては怪奇小説って言葉がぴったりくるんだよな。
怪奇でもないのかな?
だから超常現象は起きないから、結局人間の業のお話ではあるんだけどさ。
ステージセットとしては不思議なものとか不気味なものとかがあって、
いかにもオカルティックなことが起こりそう、超常現象が起こりそうなんだけど、
21:01
実際は疑心暗鬼とか満神に駆られた、人間によって引き起こされた恐ろしいドラマっていうのが実際なわけじゃん。
戦時中ってこともあって、
不安とか恐怖とか孤独とかそういうのに駆られた人が、
お酒なり薬なりで、いろいろ曲がり間違ってあんなことになっちゃったっていうようなお話だよね。
最後そうなるんだろうとは思ったけどさ、
獣人を作るための集団をそっくりそのまんまやられてるっていうのがさ、
ちょっと笑っちゃった。
あの手法は広く伝わってるんだって思ってさ。
いろいろ伝わってないのに、これだけはしっかり伝わってるんだねって思ったよね。
急にションベンクスケの夜なよとか言ってた店主さんが、
まあ待って待ってって急に手のひらくるでやってきたのも、
まず獣人にしようみたいな感じで。
あそこで思いついたのに。
こいつ次のネクスト獣人にかけてみたいな感じで。
説明も聞いてたそのまんまだったから、
スタンさんも大変巻いてたもんだから、
受け入れるがね、あの人結構生きたなそうだからさ、
素直に受け入れないような気もするんだけど、
本当によっぽど参ってたのかね。
自分はやらかしたから、これが報いだって受け入れちゃったんだね。
その報いを受け入れるに至ったきっかけっていうのはね、
いまいちぽやっとしててわからないんだよね。
ジーナさんの活躍の新聞を見て、
親父の時を手放したっていうのがあれなのかな?
もう俺はもうダメだって感じになっちゃったのかな?
ジーナさんの活躍を見てサーカス小屋に戻るんだっけ?
そうそう。
で行って、過去心霊詐欺師をしていたことがあります。
独身術して1日に2回、2年くらいやったことありますって言って、
面接受けに来て、
昔は流行ったけど今はちょっとね、
あとモリーさんの芸さ、電気耐えてただけなのね。
痛かった。
赤いよね。
あとは2人でやってた時にさ、元カーニバルの仲間たちが遊びに来るシーンあったじゃん。
あそこは何だったんだろうね。
うさぎのジョージが、ペターって。
ジョージお前何しとんやつ。
猫つかみされて、イーッみたいな。
そう、モリーさんがさ、電話をこっそりしててさ、何かを企んでるのかなとかさ、
思ってたら単純にこう聞いて、ジーナさんが心霊はやめとけって言って、
忠告して帰ってくだけだったじゃん。
だからああいうところとか、いろんな暴力的なものが渦巻く話になるのかなと思ったら、
24:07
そうでもなかったなーって、リビスさんにはめられただけでしたね。
なんかちょくちょくスタンはさ、周りの人からさ、
あんまりこれやめといた方がいいんじゃないのとかさ、
たびたびアドバイスを受けてるわけじゃないですか、
ジーナさんもさ、断るごとに何か勝手に占い始めてさ、
なんか嫌嫌嫌、別に占ってくれともスタンは言ってないのに勝手に占ってさ、
勝手に出してさ、やめとけろよみたいな思ったんだけど。
でもそれもそうだし、ピートさんもこの手法を使うな、やめとけって言ってたし。
このままやっても身の破滅を招くだけだよっていう忠告をやたらと周りの人がしてくるのに、
スタンは聞きゃしねえんだよね。
モーリーさんもやめようって言ってるのに。
親しかった人たちの話を全く聞き入れずにガンガン進んでった結果、
最後獣神になっちゃうってオチがね。
オチだよね、あれね。
最初に父親を殺したことの業の報いを受けたっていうことなんでしょうけど、
死者を謀得するような真似をしたバチなんですかね。
いろいろやらかした悪さの報いだね。
エリプスコンプレックスっていう言葉も出てたけど、
酒への危機感とか、腕時計をずっと持ってて最終的にそれを酒と引き換えちゃうところとか、
ストレートに父親殺しのところとか、そういうところをずっと書き続けてたのかな。
よくわかんないんだよね。
意図的にシンクロさせるような描写は結構あるんだと思うんだけど、あまりよくわからなかった。
スタンさんの妙に絵が上手いっていうのもよくわからなかった。
最後浮気がバレるっていうのもさ。
あってに椅子設計して綺麗な椅子を作っちゃうしね。
同じ?って。
浮気がバレたのは絵でリリスの絵を描いてたからってこと?
たぶん。
かきかけでこんな風なドレス着て、やってくれよってスケッチブック渡したら、
かきかけのリリスさんの絵が描いてあって、
誰やこの女!ってなって、
あんた浮気知るでしょ。
ポリーさんもね、逃げて正解なんだけど、
いやいや待って待ってお願い待ってって言われてスタンに。
27:02
あそこで手伝っちゃったのかね。
車乗ってブーンって逃げちゃえばよかったんだよね。
スタンも見て。
なんかその、十人落ちをやりたかった話だったのかな。
まあまあ最初と最後っていうか、途中の伏線とつなげて、
うまく解消はしたとはいえ、やるだろうなって思ったよね。
途中まで忘れてて、ああなるほどねって。
おとぎ話じゃないけど、本当に怖い昔話みたいな感じの、
綺麗なオチがついちゃったなって感じで。
警察から逃げて逃げ込んだ列車の中が鶏だらけだったので、
ああこれ十人落ちだと。
それはね、十人さんのあれを彷彿とさせるよねって思って。
十人さんも、最初に出てきたサーカスにいた十人さんも、
どっから人持ってくるって言ったら、
兵隊さんからこぼれてアルチューンになってたり。
まあ将棋軍人とかってことなので、
リリスともめた時に撃たれてたところとかもあったから、
そういうのも踏まえて、十人行すっぽさがあの辺でひしひしとしてきたよね。
そういう、当時の戦時中の見せ物小屋っていう浮世離れしたところの背景に垣間見えるさ、
ご時世的なものとかさ、
当時の人たちが置かれていた心理状況とかもさ、
ちらちらっと見えるあたりがあったりね。
リアルから現実から目をそらすために見せ物小屋とかも流行ってたのかなーとかさ。
今度はなんだろうね、娯楽は少なかったんだろうね。
結局そういう見せ物小屋のケチな詐欺くらいで住んでればよかったのにねっていう調子こいて。
欲を欠いたら自分が、あんななっちまったよっていうね。
めちゃくちゃ長い偶和だったね。
ってことなのかもしれないな。
ミレム・デフォーは見せ物小屋の主人が似合いますな。
草ん草ん役ぴったりだったね。
あの髭、ああいう口髭と、ああいう向上で喋る意地悪な見せ物小屋の主人の役がめちゃめちゃ似合うなって。
給料の1ドルから住人の鑑賞代25銭と聞いてるあたりとかさ。
抜け目のない感じ。
30:00
グリーンゴブリンの人でしょ。
ラジオ5ドルで買うぞとか言ってたけどそんな結構貴重なものだったのかね、ラジオって。
なんかそこで結構最初うさんくさがられてたのにスタンさんが普通にサーカス団でのびのび暮らし始めてるのがわからなかったんだけどね。
あとピートは死んだ後さ、何かを穴に埋めて燃やそうとしてたんだよね。
何かカーニバルから離れたところに穴の中に物を入れてアルコールポタポタポタって垂らしてたら
パトカーが来てやべって走って戻ってきたんだよ。
でも燃やそうとしてたのは何だったのかなと思って。
何だっけ覚えてない。
だからピートを殺した証拠とかだったのかなってちらっと思ってたんだけど。
なんかしようとしてたんだよ。でもそこら辺ほっぽら考えちゃった。
本?
いや本は結局カーニバルを離れるときには持ってたから、何だかわかんないですよ。
ちなみにえのくはやっぱりイイノクらしいです。
何の神様なの?
神様じゃないです。旧約聖書の人物なんで。
カイイノコの名前とかだそうですよ。
だからここら辺もキリスト教がわかってれば、そこら辺のキャラクターの示すっていうか、
あの大地が示している意味合いとかももうちょっとよくわかるのかもしれないけど。
いろんな創作物が聖書があると楽しそうだっていうだけの話ですよ。
やっぱさ、子供の頃から慣れ親しんでるとかじゃないからかさ、
ああいう聖書絡みの設定っていうか、なんか本を読もうとしても
頭の中に染み込まない、弾くのよね。
なんか、読んでペラペラスーって寝ちゃうみたいな感じのなじまなさがあって、
なかなかきついものがあります。
最初広島弁で始めるのがいいのかどうか。
いいんじゃない?
よっしゃ、魔女の足を見せてたんじゃ。
エリー・リラマ捌くたり。
魔女と裸足を遊んでました。
ちょっとよくわからないというか、説明をあえて省いてるようなところが多かった感じかな。
察してくださいみたいな。
リリース博士の傷とかだってさ、絵面がやったかとかってのは、あれは推測に過ぎないわけじゃん。
なんかちょっとこう、想像して補うところが結構あるような感じなのかな。
2時間半もあるのに、想像で補ってくださいっていうところが結構多かったんだよね。
いや、想像で補うのはいいし、2時間半もいいんだけども、それだったらそんなに長い尺じゃなくて、よくね?っていう気はした。
33:01
大人向けおとぎ話にしちゃちょっと尺が長いよねって感じですかね。
丁寧にやってんだなっていう感じがしたけどね。
丁寧にやるなら丁寧にやるで、もうちょっとわかりやすくしてくれてもよかったんじゃね?っていう余韻につなげたかったのかな。
あんまりはっきり説明されてもさ、冷めちゃうから、絵の雰囲気といいストーリーライン自体はシンプルだというところも含めて、想像の余地を残すのはいいと思うんだけども。
強烈な印象が残らない割にもやっとする部分が結構あって、なんかしっくりこないんだよなぁっていう感じがする。
雰囲気は好きっていう感想が一番最初に聞いちゃう時点でね。
いや本当に雰囲気は好きなのよ。だから予告見た時は、うわっ!これは見たい!ってなったんだけども、
確かに印象に残るお話ではそんなにはなかったかな。
絵面が好きな絵本って感じ?
絵とかデザインのスタイルが好きなんだけどねーってお話がピンとこねーんだよねーみたいなぼやっとした感じ?
ぼやっとしてるっていうか、ちょうどシンプルな印鑑方法なんだね。
筋道はわかりやすいんだけどよっていう?
それはそれでいいんですけど。
何が一番訴えたかったことなんだろうか?本作にあたり。
印鑑方法?
原作小説があるらしいからね。
ギリルも監督にしてみたら、見せ物小屋が撮りたかっただけかもしれないし。
こういう雰囲気の美術の絵が好きなんだって感じで作ってみましたって感じ?
クリーチャー大好きマンがあえてそのクリーチャーそのものを渡さずにね。
寒くさかった頃の見せ物小屋とかの雰囲気が好きなので、そういう映画を撮りたかったんです。
俳優さん力で言えば、リリスさんがやってたケイト・ブランシェットか。
リリスはいい意味で人間離れしてるというか、魔女チックな見た目じゃないですか。
ジーナさんもちょっとサイボーグチックというか妖艶なルックスじゃないですか。
ケイト・ブランシェットは髪型の感じとかも確かに魔女味がありましたな。
マネキンのオーマイキーのお母さんみたいな顔だよなって。
昔のアメリカのスタンダードな髪型だったのかもしれない。
昔のアメリカの美人顔って感じ?
36:00
ああそういうことなのか。
役者力で言ったらさっきも言ったけどミレムで。
他にも偽物小屋だから個性的な人がいっぱいいるにもかかわらず、
普通の人だろうにミレムでほうが一番偽物小屋力が強い。
偽物小屋主人の役をやらせてこの人の身に出るものなしって感じの。
うむよ言わせぬ。
一番印象に残るあたりがミレムでほうになっちゃったね。
アカデミー偽物小屋の主人賞はもらえるよ。