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Lyustyleの知的瞑想ラジオ、第32回目のきょうは、【知的生活回】です。
パーソナルデータベース【山根式袋ファイル】についてのお話です。
皆さんたちは、身の回りにあふれる書類をどのように整理されていますか?
例えば、切手だとか、封筒だとか、新聞のチラシだとか、何かのパンフレットだとか、レポートだとか、
それから、お子さんが学校からもらってくるお手紙だとか、何かでもらった記念品だとかですね、
ほんのちょっとした小さなお土産だとか、そういうものが身の回りにざったにあって、
それらをどのようにして整理していいかわからずに収納をあれこれ買ってみたりして、
どんどん収納が増えていって、挙句の果ては結局そこにも入り切らないで破綻していくというようなね、
そういうことがよくある風景じゃないかなというふうに思うんです。
僕なんかもまさにそういう人間で、身の回りがもう書類にあふれていて、どうやっていいかわからないというようなことがですね、
本当によくあったんですよね。
1987年、僕はですね、山根式袋ファイルというパーソナルデータベースに出会います。
山根一馬という当時のですね、第一線のジャーナリスト、スーパー書斎の仕事術という本で一世を風靡した方ですね。
いわで言えばもうライフハック本なんですけれども、私が1987年の12月にその本を手に取ったときに目が飛び出すほど驚いてすぐにレジに持って行って、
その本を持ってレストランに入って、ピラフを書き込みながら目を皿のようにしてですね、目を皿のようにというか目をくきづけにしてその本を読んだ覚えがあります。
そこにはですね、システム手帳のことも書かれていましたし、コピーやカメラをどうやって使うのかという使い方、
いかにもその情報処理についてのライフハックがもうたくさんあふれてきたんですね。
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当時、当然ライフハックなんていう言葉はありません。ライフハックが出るのはまだ2000年代を待たないといけなかったんですが、
その20年も前の話ですから、そのような言葉はないんですし、またそのようなこういうふうにすればいろいろいいよなんていうようなこともあまりなかったんですよね。
梅沢忠夫氏の知的生産の技術、超有名な本なんですけれどもね、そのような本がバイブルとしてあったんですけれども、
その後、知的生活の方法というね、渡辺翔一氏のような本というのはね、出てきて私もその本に訓導を受けた人間なんですけれども、
まあしかしですね、出てくるその80年代当時に出てきていた様々な情報機器に関してこんな使い方があったのかというような、
目から鱗の使い方を次々と示してくれるそのような本がね、当時初めて私は見たんですよね。
それがスーパー書斎の仕事術っていうね、山根一馬氏の書かれた本だったんです。
私がそこで目を釘付けにしたのがね、山根式袋ファイルだったというわけなんですね。
山根式袋ファイルっていうのは一体なんだという、なんか古風な名前ですよね。山根さんが作った袋のファイルですよね。
個人データベースなんですけれどもね、実はこれはものすごいポテンシャルを秘めた個人データベースだったんですね。
いわゆるデータベースという言葉に僕はものすごく憧れていて、昭和60年代に初めて自分のパソコンを手に入れた時も、
自分でデータベースを作るんだという思いがものすごく強くてね、必死になってベーシックを学んで、
そのデータベースの作り方について一生懸命本とかを買ったんですが、個人の力ではどうにもならないことが分かっていて諦めたんですけれども、
そのためのプログラムなんかはね、超高いものだったし、
当時私が使っていたPC8801という8ビット機にはもともとそういうような高性能のデータベースなんかはあまりまだなかったんですね。
98になって初めてロータスだとかね、キリだとかそういうものがあったんですけれども、
でもデータベースという名前には本当にですね、私はウキウキさせられていたものなんですけれども、
そのね、いわゆるデジタルデータベースではないアナログのもののデータベースを提示したのがこのフクロファイルデータベースシステムなんですね。
どういうものかというとですね、いわゆる角型2号封筒ってあるでしょ、A4の紙がそのまま入る封筒。
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この封筒をですね、1000枚ぐらいまとめて買ってきて、そして封筒の左側にね、インデックスを書くんですよね。
その封筒の中には何が入っているかという、3文字でカタカナで書くんですよ。
で、それをね、中に入れて、ものを入れてね、それを本棚に並べるだけなんです。
それもああいう絵を順にですね。
で、例えば子どもの絵とかね、85年の写真とか、そういうようなお手紙とかね、お手紙85とかね、
そのような袋に名前をつけて、その中にポンと入れ込むんですよ、放り込むんですよ。
そうすると何が起こるかというと、完璧な情報の規格統一が起こるんです、そこで。
カメラの、まあフィルムなんかないですけどね、当時フィルムにもあふれてて悩まされてたんですが、
カメラのフィルムだとか、写真だとか、パンフレットだとか、お手紙だとか、さまざまな紙の資源ですね。
そういうものはすべて大きさが違うし、厚みも違うし、もうね、どうやっていいかわからない。
ところがその袋に入れた瞬間、完璧な規格統一が行われるんですよね。
で、A4の封筒というすべて同じ規格になったものが相上を順でずらっと本棚に並んだときに何が起こるかというと、
調べようとしたものがデータに15秒でたどり着くわけです。
私は最終的に200の袋ができたんですけれども、山根一馬氏は500の袋をキャビネットに入れていたと言いますが、
必要な袋に15秒で検索できるということでした。
インデックスが相上を順に並んでいるから、もうそれはその通りですよね。
私たちの仕事の紙情報はほぼ授業の資料ですから、国語の5年生の何という題材の指導案とかですね、そういうものがいっぱい手元に集まるんですよ。
それらをうまいことを処理できないでいたんですが、例えば国語5年、大蔵爺さんと元とかね、
そういうものを授業した記録とかはたくさん手元に集まってくるんですよ。いろんな人がやるからね。
それらをその袋に入れてどんどんどんどん中に入れていくだけなんですね。
そうするとですね、国語、大蔵爺さんみたいな感じで国語みたいぐらいまでをインデックスにして、
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その下に大蔵爺さんみたいに書いていくわけですが、そうするとずらーっといくら並んでてもですね、国語のところスーッとまず指で行くでしょ。
アイウェオ人だから。国語の中で今度国語がいくつもあるんですけど、そこでスーッと見ていけばね、さっと大蔵爺さんとかに行き着くわけです。
理科4とかね、理科5、テコとかね、そういうようなありとあらゆる私の場合はありとあらゆる授業の教科、学年の資料がその中に整理されて納められていたので、
私のうちでよく学習会をしたんですけれども、何年生でこんな勉強があったけれどもとかいう話になったときには、
一発でその封筒をザッと出してきて、中に入っている授業記録とか新聞の情報とか、ありとあらゆるいろんな紙情報を一つの封筒の中に入れられるので、
そんなのザッと出してみせて、みんなの目を丸くしたような覚えがあります。
あんなに情報をうまく整理できなかった自分が、山根式袋ファイルを使うことによってですね、
A4という膨大な、さまざまな規格のものをA4という規格統一されたものを15秒で検索という、200のものから15秒で検索という、
そのようなことが実現できたのが山根式袋ファイルというものを取り入れてからなんですね。
この袋ファイルについて、私はミニサイトを作っています。
説明欄にサイトへのリンクを貼っておきますけれども、そこはですね、その袋ファイルの作り方、
インデックスの書き方とかですね、とても作りやすい封筒の作り方なんか、写真入りで載せてますのでね、ぜひ見ていただけるといいと思うんですよね。
袋ファイルは、今から何かの仕事を始めるぞ、プロジェクトを始めるぞという時にもいいんですよね。
これから何々の研究を始めますということが決まった時に、新しい封筒を出してきて、
そしてインデックスに始める研究の名前を書いておくんですよね。
そしてそれをカバンに入れて持ち歩くんですけれども、行った先でもらった資料はもう全部その中に入れる。
それについて自分で書いた感想などがあればその中に入れる。
レポートを書いたらその中に入れる。新聞に何か記事が出ていたら破り取ってその中に入れる。
さまざまなその研究についての資料がA4という一つの封筒という形で企画統一をされるという。
で、一つの仕事が終わったら本棚の中にしまう、IUA保証にしまうという。
必要があったらそれを出してきてまた仕事に持っていく、カバンに入れて持っていくという。
そのような使い方ですね。
エヴァノートが後年そのような使い方をデジタルで行うようにしていくので、
もう今は情報という点では袋ファイルはそんなに出番はないんです。
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エヴァノートで全て解決ほぼできますからね。写真にしろ新聞の記事にしろ全部突っ込めますからね。
でも今はですね、情報というより物の整理に使うことの方が多いです。
過去にたくさん集めたお手紙とかね、それとか写真とかそういうものをね、パンフレットとかね、
そういうものを入れておくのに今使っていますね。
数も減りました。100くらいしか今もうないんですけれども、
それでもね、部屋の中にあふれる雑多な紙情報を整理していつでも取れるようにしておける状況にしておけるというのは、
ヤマネ式袋ファイルというもののすごいポテンシャルですね。
そういうことでですね、80年代、90年代の私の仕事をずっと支え続けてきた個人パーソナルデータベース、
ヤマネ式袋ファイルについてのお話でした。
はい、ヤマネ式袋ファイルのお話はいかがだったでしょうか。
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それではまたデュースタイルでした。