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2022-11-27 22:56

レイオフされたらどうなるのか

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もしイギリスでレイオフされてしまったとしたら、というタイトルで話しました。次の仕事を探すまでの猶予期間がどれくらいか、普段から何を心がけておくべきか、という点について事前に知っておくことで、いざレイオフされても冷静に行動できる準備をしておきましょう。


https://note.com/kenwagatsuma/n/nc033c8179c03

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今日は日曜日の夜ですね。
前回は公園を歩きながら収録したんですけど、
今晩は家族がね、静まった後の静かなリビングで収録しています。
特に夜とかすごい最近寒くなってきてですね、
なんか温かいもの飲みたいなーっていう時に、
おさゆにハマっています、最近。
おさゆっていうのは、あれですね、白いお湯と書いて、
温かい、ただのお湯なんですけど。
朝はすごいコーヒーを飲むのが好きで、
大体2杯ぐらいかな、朝起きてすぐと。
ミーティングの前後に2杯目っていう感じなんですけど。
さすがに夜寝る前はね、カフェインが入ってしまって眠れなくなるので、
コーヒーは飲まないし、
かといってジュースとかもあんまり飲まないので、
冬になってくると寒いから、何か温かいもの飲みたいなって時に、
おさゆを飲んでます。
変なカロリーを摂取するわけでもないし、
カフェインも入れないので、結構体にいいと思うんですよね。
胃腸の様子も整えてくれるし、
こんな夜はおさゆ結構いいですよ。
ぜひ飲んでみてください。
はい。ということで、
第3回目やっていきたいと思います。
けんわが妻のロンドンテックトーク。
今日は第3回目ということなんですけれども、
イギリスでもしレイオフされてしまったら、
っていうタイトルでお話ししたいなと思います。
このポッドキャスト、一つのメインテーマとしては、
海外転職、ソフトウェアエンジニアへのキャリア転職っていうところを、
トピックにしていきたいと思ってます。
というのも、自分が海外でソフトウェアエンジニアをやっているので、
やっぱりそこら辺の経験とか、役に立つ情報を伝えできるかなと思うんですけれども、
最近、レイオフのニュースがすごい多いですよね。
先日もTwitter、イーロンマスクの買収によってTwitterで一気にレイオフされてしまって、
3000、4000人くらいですかね。
で、メタも業績不調により、
1回目のレイオフ13%。
およそ数としては、1万1000人前後と言われている。
かなり大規模なレイオフがありました。
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で、ストライプも全従業員の14%。
で、夏ごろにはショッピファイも10%くらいの従業員削減していると。
ちょっとリセッション、経済不況が近づくにつれて、
ビッグテックを中心にレイオフを立て続けに行っています。
で、レイオフされた企業のデータを集めるウェブサイトに、
layoffs.fiyというウェブサイトがあるんですけども、
これはユーザー投稿型ベースで、どれくらいのレイオフがあったか、
何人の従業員が解雇されたかといったものを集めるデータベースなんですけど、
ここで、11月の先日見た時点では、2022年において、
およそ800弱のスタートアップにおいてレイオフが発生し、
12万人程度の従業員がレイオフされたと。
結構大きいですね。コロナによる影響、2020年なので、コロナによる影響というよりは、
経済不況による影響ですかね。
で、やっぱりレイオフが起こった時に何が起こるかっていうのを、
事前に知っておくっていうのがすごい大事なことだと思うんですよね。
というのも、レイオフっていうのはいきなり起こるので、
起こってから、いきなりパニックって、余計なことに時間を使ってしまったり、
しなくていい心配をしてしまうっていうのは、とてももったいないことだと思っているし、
そういった気苦労に対して、知識で武装しておくことによって、
実際、本当に起こってほしくないんですけど、レイオフみたいなことが起こっても、
なるべく可能な限り冷静にしておく。
冷静に対処できるために、平常時においてレイオフが起こったらどうなるかっていうのを知っておきたい。
ということで、今回はイギリスにおけるレイオフが起こった時のケースについてお話ししたいと思います。
まず、そもそもレイオフなんですけども、既にご存知の方も多いと思うんですが、
従業員の能力不足や不祥事によるファイヤー、解雇とは別のものですね。
一般的には、不採算部門をチームごとに一気にバサッとカットしたりですとか、
経済不況によって部門ごとカットしたりとか、個人の能力とか裁量を超えたところで、
大幅な人員削減が行われるものです。
経営側から見ると、確かに合理的なものなんですよね。
行き過ぎたら拡大を阻止したり、健全な経営を保つために、本格事業に集中するために、
被災者部門をカットしたり、成長しすぎてしまった部門をカットしたりするというものなんですけども、
決して経営陣もレイオフをやりたくてやっているわけではなく、
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成長戦略とか採用戦略が行き過ぎてしまって、しょうがなく最後の手段としてレイオフをするという形だと思っています。
このレイオフが起こるとどうなるかというと、
大抵はいきなりマネージャーから面談を設定されて、
マネージャーとかHRとかから面談を設定されて、
何だろうなと思って行ってみると、
テンプレ通りの、テンプレがあるんですよね。
そういったときの、すごいお堅いいつもとは違う雰囲気の様子で、
マネージャーからレイオフを通告します。
ちょっとオフィシャルすぎるので、最初何言っているか分からないという人も、
経験談としては耳にしますね。
よくよく聞いてみると、実はレイオフ対象だったと。
そのレイオフを通告するミーティングが終わると、
これは会社のパソコンが対応しているかどうかですけど、
大体上場しているビッグテックとかっていうのは、
パソコンが遠隔操作、MDMとか管理ツールが入っているので、
その段階でSlackとかEmailにはログインできなくなってしまうと。
つまり同僚とのコミュニケーションとか、
社内への秘密情報、
つまり競合相手に渡ったりされないように情報を守るために、
アクセスがロックされてしまうんですよね。
そこからしばらく期間があって、
実際に退職して、そこから新しい職場を探すという流れになっていますが、
具体的にそれぞれ何日間あるのかっていうのを、
イギリスの法律と照らし合わせて説明していきたいと思います。
まず、レイオフされました。
レイオフのミーティングから出ました。
その日からなんですけども、
まずこのポッドキャスト前提として、
基本的にはイギリスにおけるスキルドワーカービザっていう、
イギリスで現地雇用された場合に得られる一番一般的なビザについて、
お話ししています。
レイオフされた初日に、
ミーティングが終わった後に、
まずコンサルテーションペリオートという、
コンサルテーション期間、相談期間っていうのが開始します。
これは、レイオフの理由について十分な説明を行ったり、
他のチームへ配属できるかどうかの協議を行ったりするために、
設けられている権利ですね。
このレイオフ、
レイオフとは別の言い方で、
redundancyっていう言葉があるんですけども、
正確に言うと、どうやらレイオフとredundancyは違う意味のようなんですけども、
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このポッドキャストではおおむね同じものとして扱います。
20人以上の従業員を一度にレイオフするケースを、
mass redundancyと呼びます。
大規模レイオフですね。
メタとかツイッターとかストライプとか、
ニュースになるようなレイオフは、ほとんどmass redundancyだと思います。
そして、このレイオフ対象の人数によって、
そのコンサルテーションピリオットっていう有用期間が何日間設けられるかっていうのが異なってきます。
20人から99人、つまり2桁台のmass redundancyの場合は、
30日間の
コンサルテーションピリオット。
100人以上、3桁以上を一気に解雇する場合は、
45日間の有用期間が設けられます。
ですので、メタとかツイッターの場合は、
ツイッターはちょっと状況が特殊なんですけども、
そういった100人以上の場合は、45日間のコンサルテーションピリオットがあるので、
ここで言われている日数っていうのはミニマムですので、
ここからふるいにして、
ここから増やす理由は企業側にはないので、
多分この日数になることが多いと思うんですけど、
まずこの期間が設けられて、
この間に例えば、他に社内移動できる受け入れ先のチームがあるかどうかであったり、
そういった協議が行われる可能性があります。
なので、このmass redundancyの場合は、
最初ほぼ1ヶ月の間は、実はまだ退職しないですよね。
実際に退職するのは、
法律上ですね、
雇用関係がなくなるのが、
さらにコンサルテーションピリオドの次に、
notice periodっていうのがあり、
ここで実際にnoticeが渡されます。
つまり、退職してくださいというレターが渡されるわけですね。
ここに記載されている日付が、実質の退職日になります。
レイオフによるnoticeの場合は、
だいたい最低でもこれぐらい、
猶予期間を与えなきゃいけないんですよっていうのがあるんですけど、
基本的には1週間のケースが多いです。
そのレイオフを言い渡す従業員が、
どれくらいの期間、その会社に勤めたかによって、
ミニマムで渡さなきゃいけないnoticeっていうのが決まっています。
まず1つ目の条件として、従業員が1ヶ月から2年以下、
つまり2年以下働いた場合は、
at least one week's noticeなので、1週間以上のnoticeが必要。
2年間から12年間の雇用年数がある場合は、
one week's notice for each yearなので、
例えば、3年間雇用実績があるというときは3週間、
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4年間の雇用実績があるときは4週間という感じですね。
12年以上の雇用実績があるときは、4週間という感じですね。
12年以上の雇用実績があるときは、最低12週間以上という形になっているので、
どれくらい雇用したかによって、そのnoticeの期間が決まってきます。
ソフトウェアエンジニアとかプログラマーっていうのは、
雇用の流動性が高いので、大体3年4年とかのケースが多いと思うので、
そこのnoticeピリオドは大体1週間とか2週間だと捉えておくと良いでしょう。
このnoticeピリオドが渡されて退職です。
つまり、コンサルテーションペリオドとnoticeピリオドを合わせて、
30日から45日プラス1週間以上で退職します。
ここでビザが、雇用関係が切れるわけですね。
例えば、ビザを持ってイギリスで働いているような、
例えば永住権とか配偶者ビザを持っているような、
例えば永住権とか配偶者ビザを持っているような、
ほとんどの場合の現地雇用の日本人の場合は、
これからどれくらいの有用期間があるのか、
何日間後、イギリスに滞在して就職活動できるのかというと、
ここで、退職が訪れた時に、
雇用運輸の人はホームオフィスに法定文書を渡すんですね。
その文書が発行された時から法律で定められた、
60日間の猶予があります。
なので、コンサルテーションピリオドとノーディスピリオドに加え、
60日間の猶予があります。
なので、北米とかと比べると、余裕はあるんですね、イギリスは。
この期間の間に、もしイギリスに残り続けたいなら、
何をしなきゃいけないかというと、
新しい就職先を見つけ、
その就職先からオファーレターをもらい、サインをし、
かつ、この猶予期間のうちに新しいビザのアプリケーションを開始する、
というところがポイントです。
逆に言うと、新しいビザが手元に届かなくても問題ありません。
新しいビザのアプリケーションを開始さえすれば問題ない。
ただし、オファーレターにサインして、
ビザの手続きを始めている必要があるので、
この期間の間に、複数社から内定をもらったとしても、
だいたい1社に決めきって、サインをして、
書類とかを揃えて、ビザを申請するという形になっていますね。
なので、北米とかと比べて猶予があるとはいえ、
だいたい3ヶ月、人によっては3ヶ月強あるかどうかの期間ですので、
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いきなり、ビザの手続きを始めている必要があるので、
いきなりレイオフされて、転職活動に集中できるとはいえ、
短くはないですが、決して長くはない期間かなと思っていますし、
この期間の中で自分が納得できるような条件の、
新しい雇用主を探せるかどうかとか、
ビザのアプリケーションは、それでも開始はしなきゃいけないので、
提出はしなきゃいけないので、書類を準備したりとか、
そういった理由はありますので、
決して、
余裕がある期間ではないかなとは思っています。
一旦まとめますね。
世間で騒がれるような規模での大きなマスルリダンダンシーが発生した場合は、
まずコンサルテーションピリオドに30日か45日、ニーズによって変わります。
ノーティスピリオドは1週間以上、そして次のビザを返すまでの猶予、
60日間の合計の期間があり、
その期間の間に、
転職活動し、
新しい雇用主とのオファーレターに署名をし、
ビザのアプリケーションを提出する必要があります。
ただし、ビザを受け取る必要はありません。
なので、例えばビザのアプリケーションを送ったフォームオフィスが忙しくて、
PRPカード、ビザを示すカードが遅れますみたいな問題になっても、
そこは問題ない。
どうでしょう。
だいたい期間を整理してみると、
仮に明日、
レイオフされましたとなって、
いきなり転職活動をしなくてはいけなくなったとして、
焦りこそはするものの、
そこまで3ヶ月強あれば、
世の終わりではないかなという感じはないかなと、
少し気持ちの準備ができたかもしれません。
もちろん、これと並行して、
例えばプライベートがとても忙しくて、
楽しかったりですとか、
育児をしたり、
誰かの面倒を見たりといった状況ですと、
だいぶ異なってきますから、
それに、もし条件の合う雇用主が見つからなかったら、
この国を去らなきゃいけないという状況で、
もしあれば、かなりストレスはかかると思うので、
そういった状況に備えて、
普段から何ができるかっていうのを、
最後にお話ししたいかなと思います。
まず一つ目に、平常時にできることとしては、
CVやリンクトインの情報を、
こまめに、こまめにといっても、
そうですね、
市販機に1回とかですかね、
アップデートしておくっていうのは、
いいんじゃないでしょうか。
レイオフや経済不況ではない時期でも、
自分のスキルの棚卸しとして、
市販機に1回ぐらい、例えば、
今年の、今回のクォーターは、
こんなプロジェクトをしたな、とか、
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そういったものを、CVに書き起こしたりするのは、
まあ、悪いことじゃないと思います。
悪いことじゃないと思います。
特に、レイオフされて、
明日から急いで仕事を探さない、
みたいな状況になってしまうと、
リンクトインとかCVだけではなくて、
例えば、イギリスの場合だと、
hired.co.ukとか、code.coとか、
あとは、indeedとか、あとは、otta.com、
otta.comを使って、ロンドンとか、
イギリスのジョブプラットフォームに募集して、
探すことになると思うんですけど、
まあ、いろんなウェブサイトにアカウント登録したり、
プロフィールを更新するという、
それだけでも時間がもったいないと思うかもしれないので、
定期的に、よく利用するジョブマッチングプラットフォームの
アカウント登録だけでも済ませておいて、
で、プロフィールをこまめに、
まあ、定期的に更新するっていう、
ことを行ってもいいんじゃないでしょうか。
他には、リンクトインで同僚と繋がっておくっていうのは、
これは結構、ポイントかなと思ってます。
で、仕事とかプロジェクトで出会った同僚と、
退職とかを機に、
逃げかけを振り返って、
リンクトインとコネクトするっていう方もいるんですけど、
まあ、こまめに会社以外の場所で、
同僚と繋がっておくっていうのは、
結構いいことかなと思います。
リンクトインだけではなくて、
例えば、私もオフサイトで同僚と会ったときに、
まあ、連絡手段としてWhatsAppという、
まあ、メッセージアプリで繋がっておいたりとか、
まあ、今どれぐらいユーザーがいるのかわかんないですけど、
まあ、FacebookとかTwitterでもいいでしょうし、
何かしらの手段で繋がっておくと、
仮にレイオフが起こっても、
その会社のスラックとかメールにアクセスできなくても、
何かしらの手段で同僚とコミュニケーション取れると、
まあ、その後の動きっていうのが、
まあ、いい方向に変わってくるんじゃないかなと思っています。
はい。
まあ、他にもレイオフされたときに、
どう振る舞うべきかっていうのは、
もっともっとアイデアがあると思うんですけども、
ちょっと長くなってきたので、
今日はこれぐらいにしたいと思います。
はい。
以上、イギリスにおいてレイオフされた場合に、
どれぐらいの猶予期間があるかについて書いてみました。
一応注意としては、
ここら辺のそのビザ回りの話とかっていうのは、
結構定期的に変わりますし、
私は移民の、一回のソフトウェアエンジニアですので、
移民も弁護士でも、
法律の専門家ではないので、
まあ、可能な限りその、
今回収録時点で最新の情報、正しい情報をお伝えしましたが、レイオフが起こった時に最新のルールとか法律とかビザの状況を各自確認してから行動を起こすようにしてください。
実際にレイオフされた方が、もしこのリスナーの方にいらっしゃったら、レイオフとか経済不況というのはとても辛いものだと思うんですけれども、だからこそ知恵を出し合ったりとか工夫とか強調して、日本人のコミュニティとか知り合いとかを通じて乗り越えていく必要があるのかなと思っています。
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ぜひ皆さん頑張りましょう。
これは私が現在ヨーロッパ。
ヨーロッパを中心として、テック業界で働く日本語コミュニティ、つまり日本語が話せる人であれば誰でも入れる。
日本人が大体9割ぐらい、日本語が話せる他の、例えばイギリス人の方であったりとかが1割ぐらい入っているコミュニティを運営しているので、もしよければそういった場にもぜひ参加してみてください。
今日はこれぐらいですかね。ありがとうございました。
では最後に、ロンドンテックトークではご意見、ご感想を募集しています。
スタンドFMのレター機能を使って、ぜひご意見やご感想を聞かせてください。
質問でも構いません。
その場合は番組内で取り上げて答えていきます。
それではまた来週。
ありがとうございました。
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