パルコの閉店とその影響
お番です。この配信は、日本のどこかを描いた歌と、その歌が描く地域についての話をしていきます。
お相手は、MC ワタンドです。よろしくお願いします。
今回紹介する曲は、欅坂46の渋谷からパルコが消えた日、です。
この歌は渋谷にある商業施設パルコ、これが2016年に閉店する時にリリースされた曲です。
この2016年に閉店する段階で、リニューアルオープンを後でするようということで公表されていました。
それが2019年。なので3年間の限定閉館だったんですね。
この歌の中でも大好きだった、いつも居場所になってたパルコが亡くなっちゃう悲しさなんかも歌いつつ、
2019年にまた会おうというフレーズも出てきたりするので、そういった意味で渋谷のパルコが空白時期3年間を歌に重ね合わせた非常に珍しい状況を歌った曲という風になっています。
これはそういう意味では、パルコが戻ってくる商業施設が完全になくなるわけではないので、ちょっと違うんですけども、
最近大きな街で大きな商業施設がなくなるっていう話題はよく聞くようになったなと思います。
人口減少だとかね、みんなのお財布の紐の状況なんかもあるから、なかなか昔のようにレパートで買い物するとか、あとはネットで済ましちゃうとかそういうのもあるので、
商業施設で買い物することはやっぱり減ったりしてますよね。そうなると大きな街で、家賃とかもかかるところでお店を成り立たせるビジネスも少し形がだいぶ変わってきたのかなというところで、なかなか閉店というのはこれからも増えていくのかなというふうに思います。
この歌はパルコということでファッションビルですけども、よく聞く話題はやっぱり大きな街での百貨店の閉館かなというふうに思います。
ここ数年で大きく話題になったなというふうに思うのは池袋の西部百貨店なんかは話題になりましたね。
地域経済の変化
あれなんかは池袋の一番店、一番顔になるお店がヨドバシカメラに買われたということで、花蓮行販店になるなんて、池袋の格が落ちるみたいな声なんかも起こってた記憶があります。
僕が住む府中でも伊勢丹が長らくあったんですけども、もう今伊勢丹は閉館して野島電機系列のショッピングセンターに変わりましたね。
このファッションビルとちょっと違って、百貨店っていうのは結構デパ地化とかね、あとちょっと高級めな商品があったりということで、
結構地域の格を表すみたいな雨で見られたりすることがあるので、百貨店がなくなることでこの街の格落ちじゃみたいな声になったりすることもあるなと思います。
そういう時にさ、やっぱりみんながあんまり十分に買い物しなかったからなくなるんだよね。
そういう時に自分たちがもうちょっと買い物しとけばよかったなーみたいなことを言う人もいるんだけど、百貨店っていうのは結構金持ちがドバッとお金を落とす外商と呼ばれるビジネスが結構メインで、
デパ地化でもうちょっと買い物しとけば成り立ったかというとそういうものでもないんですね。
そういう意味では地域の金持ちが減った、もしくは地域の金持ちの財布の紐が硬くなったから百貨店はなくなってるっていうようなことなのかなと思います。
そういう意味では市民のね、一般市民のデパ地化利用率というよりは本当に日本のそのエリアので富裕層がちょっと形が変わってきたのかなというのもこの百貨店が営店していってる流れなのかなというふうにも思います。
お店がなくなるっていうのはね、本当に結構インパクト大きいじゃないですか。いつも使ってたのにとか、よく休憩とかね、そういったことを思うんだけど、
お店側もそれは続けたいわけだよね。従業員もいるしさ、長らくここでやってきたネットワークもあるしさ、辞めなきゃいけないっていうのはやっぱり相当なもんなわけで、その結論に至るまですごい大きな変化が着々と積み重ねられてきたんだなというふうにも思います。
お店がなくなっちゃったっていうのはもうその地域が結構引き返せないところまで大きな買い物環境の変化が起こってきたというところの現れなのかなと思います。
ちょっとあなたの街でお店がちょっと出てっちゃったりとかいうことは、もしかしたらその地域の人だとかお金だとかが大きく変わっていってるんだなというところだなというふうにもちょっと見えてくる意味で、ちょっと商業施設は一つの地域の経済のバロメーターだなというふうに思っています。
そんなわけで、パルコから百貨店の話で全然違う話をしてましたが、渋谷からパルコが消えた日というところで少し地域のお金、買い物の話なんかが見えてくる曲でもあります。ぜひ聴いてください。
八木坂46、渋谷からパルコが消えた日。