1. LISTEN NEWS
  2. 11/14 ポッドキャスターインタ..
2024-11-14 1:08:38

11/14 ポッドキャスターインタビュー・Akikoさん【イラクでなに食べた?】

1 Comment spotify apple_podcasts

イラクからのゲストです!

今年の9月から「イラクでなに食べた?」を配信されているAkikoさんがスタジオに来てくださいました!

声日記を始めたきっかけは「楽しいラジオ「ドングリFM」」のnarumiさん「@narumi のつぶやき」だったそう

どんどん広がり繋がる声日記の楽しさや、ご自身のお仕事・活動について沢山お話ししていただきました!

急遽始まったポッドキャスターインタビュー!

声の和歌で繋がる雅な遊び

▼Akikoさんが京都にいらっしゃることを知った声日記(哲学の道にて聖地巡礼収録されている様子)

▼Akikoさんとjkondoが会えそうで会えず、山で和歌を読まれている様子

▼国語の先生いかさんの和歌解説まで広がり新たな和歌を返されている様子(かっこいい!)

Akikoさんが暮らされているイラク・ダフーク

編集後記

いつも通りLISTEN NEWSを収録した後「もしかしたら今ならAkikoさんコワーキングにいるんじゃない!?」とコワーキングスペースに乗り込み、無事お会いすることが出来ました!

ふんわりと柔らかな雰囲気のAkikoさんでしたが、紡がれる言葉はとても熱く温かく何度も胸を打たれてしまいました。まるで備長炭のよう🔥個人的にはなんだか近藤さんと似ているなぁ…と感じながらお話を聴いていたので終盤の展開にはビックリ!

またいつかお会い出来る日が来るのを楽しみにしています。

(すぎべ)

サマリー

イラクにいるAkikoさんが、彼女の日常やイラクでの食事について話します。彼女は声日記を通じて、どんぐりFMなどのコミュニティに参加し、自身の経験を共有することを楽しんでいます。このエピソードでは、Akikoさんがイラクでの生活や仕事について話し、特にNGOでのシリア難民支援に関する経験からイラクとシリアの現状についての理解が深まります。また、彼女がイラクのドホークでの生活や食文化について話し、日常生活の様子や現地の社会状況、民主主義への理解を深めます。シリアとの関わりや政治的状況についても触れられます。今回のエピソードでは、Akikoさんがイラクでの生活や支援活動について語り、戦争や人々の日常に対する感情を深く掘り下げます。彼女の猫との生活や日常の中での葛藤、災害からの復興に関わる難しさも語られ、リスナーに強いメッセージを届けます。さらに、このエピソードではAkikoさんがイラクでの食文化について話し、その経験や交流について共有します。

Akikoさんの京都での出会い
すぎべ
LISTEN NEWS
すぎべです。近藤です。 LISTEN NEWSです。
今日はお客様が来てくださっております。はい。
イラクでなに食べたのAkikoさんです。よろしくお願いいたします。
Akiko
どうもこんにちは、Akikoです。いらっしゃいませ。どうもありがとうございます。
近藤淳也
会えました。会えました。ついに会えました。
すぎべ
会いました。会えそうで会えないって思ってたんですが。
Akiko
はい。なかなか面白いやりとりでしたね。
大変その過程も楽しませていただきました。
近藤淳也
もう最初から伝えずに来ようって思ってたんですか。
Akiko
だってそんな、なんかそんなお会いできるとは思ってないというか、伝えるつもりはなかったです。
近藤淳也
そうなんですね。
山の京都に3泊?
Akiko
そうですね。3泊です。今晩が3泊目で。
近藤淳也
今日がもう最終の3泊目で、明日までに会えなかったらもう会えないみたいな。
Akiko
そうですね。ちょうどタイミングが合わなかったのかなと。
近藤淳也
ようやく会えてよかった、もういらっしゃる間に。
しかもすぎべさんもいる時間帯に会えて。
そうなんですよ。よかった。
Akiko
ありがとうございました。
近藤淳也
来られていることを知ったのは、Akikoさんの公園日記でね。
あんなに来ていて、ちょっと哲学の道に行ってきますって言って行かれて。
哲学の道でもね、公園日記撮られてっていうことで。
すぎべ
ザクザクの公園日記を。
Akiko
むっちゃ近くでいろいろされているのに、なかなか会えない。
近藤淳也
どの人やろうって思いながら、何回も僕が案内を言ってきて。
Akiko
あ、そうなんですね。
他が分からないから、子供を出してないので。
近藤淳也
ということで、コメント欄で、ぜひ会わせてくださいって書いたんで、そろそろ会えるかと思ったら、
今日はもう一回清水寺の方に行って。
Akiko
清水山に登って。
近藤さんの朝の公園日記で、私に会えなかったら悲しいというふうに言っていただいたので、
これは悲しませてはならないと。
で、会おうという気持ちを固めまして。
それをただ、そこでストレートに、じゃあどうやったら会いできますかってメッセージとかを送るよりは、
これは公園日記でお返事をするのが良いだろうと。
それでそれ聞いてすぐ、じゃあどこかちょっと山の方とかに行こうかなと。
それでまた、会いたいという思いを公園日記で返すというのが、
京都にいることと相まって、なんか平安の貴族とかみたい。
近藤淳也
なんで発想がそっちに。
Akiko
思いを歌に乗せてみたいな、ちょっと私百人一首を暗記したりしていたことがあったので、
百人一首で、会いたいけど会えないとかで検索をして。
そうなんですね。
それでなんか、会いたいけど会えないみたいな歌を山で読むというね。
近藤淳也
シャレてますね。
あれはじゃあ、空で暗記で出てきたんじゃなくて。
Akiko
そうですね。検索はしちゃいました。
一度は覚えていたものではありますが。
すぎべ
ちょうど良いものをね、選ばれたということですよね。
Akiko
ちょうど良いのを何件かから選んで、山でそれを読み、
そしたら、こちらからお声掛けをするのではなくて、声をかけていただけました。
近藤淳也
さっきね、LISTENニュースをすぎべさんと撮っていて、
もしかしたらその撮ってる間に何か来てるかもと思って、
LISTEN開けたら、あきこさんのね、声日記が更新されていて、
せおはやみ、岩にせかるる滝川のってやつがね。
Akiko
われても末に会わんとどもう。
われてもっていうか、会ってないですからね。
川の流れが別れるようになってしまってるけども、
その末にはきっと会えるみたいな歌でしょうか。
もともと別れてるんですか、あれは。
せおはやみ、岩にせかるる。
近藤淳也
岩の前は一個なのかと思ったんです。
Akiko
岩の前は一個なんですね、たぶん。
近藤淳也
たぶんあったか。
だと思うんで。
すぎべ
だから、ご縁があえば、タイミングがあえば、会えるよ、合流できるよ、みたいな。
近藤淳也
あと、あらざらむ。
この世の他の思い出に行ってですね。
今、ひとたびのあることも。
Akiko
多いこともかな。
この世の他の思い出。
この世を離れてしまっても、その一生の思い出のように、
今ひとたびというよりは、ひとたびお会いできたらよい。
メイドの土産?
すぎべ
そういう話。
Akiko
わからないけど。
近藤淳也
これ、完全に恋の歌でしょう。
Akiko
どうしてもそうなっちゃいますね、恋の歌に。
会いたいけれど会えない歌で。
近藤淳也
これはもう恋愛系ですよね、たぶんね。
みたいな二種を選んでいただいて。
Akiko
会いたいという気持ちを歌に乗せて。
何をやってるんだろうと思いながら。
みやびな表現。
近藤淳也
面白すぎる。
さっきスピーカーでそれを鳴らしてて。
奥田杉さんが聞いてるうちに大爆笑し始めて。
Akiko
Akikoさん何してるんや。
楽しんでいただこうという思いで主にやって。
すぎべ
本当に面白かったです。
Akiko
お二人だけじゃなくて、声日記ユーザーの方々も楽しんでいただけるのではないかと。
すぎべ
この使い方は新しいですよね。
近藤淳也
そのポッドキャスト、声日記でね、確かに往復でやってるのも面白いし、
そこに歌も絡めてきたということで、なかなか面白かったですけど。
すぎべ
すごいLISTENぽいですよ、京都のね。
Akiko
はい、そう思いまして。
近藤淳也
この歌を歌うために清水山に登ったんですか。
Akiko
歌を歌うために登ったというよりは、
何かどこか、やっぱり京都らしい場所で収録、声日記を撮りたいと。
近藤さん、会う会わないに関わらずですね、思っておりまして。
で、やって、津軽の道以外にどっかないかなっていうときに、
街の中の観光地に行っても寺とかじゃ撮れないけど、山の方とかに行ったらいいのではないかな。
近藤淳也
鳥鳴いてましたからね。
すぎべ
すごい綺麗にね、声が入ってましたね。
Akiko
鳥鳴いてましたよ。
鳥鳴いてきましたかね、だんだん。
外で歩きながら撮るというスタイルはイラクでもやっていたので、
その環境音がね、入るのがちょっとなんかいいなんていうコメントをいただいたりして、
そっか、そういうものかと。
はい、とにかく、ちゃんと会えてよかったです。
声日記のきっかけ
Akiko
ありがとうございます。
近藤淳也
じゃあちょっとAkikoさんのこと聞いていきますかね。
すぎべ
そうですね。
近藤淳也
まあ、イラクにいらっしゃるということで、
いや、どっから聞こう。
どっから聞こう。
Akiko
なんでイラクにいるかも聞きたいし、なんで声に聞き始めたかも知りたいんですけど。
そうですね。
どこから話そう。
じゃあなんで声に聞き始めたかですかね。
私も今日の声日記でもメンションしてるんですけど、
どんぐりFMです。
どんぐりFMのなるみさんが声日記をなさっていて、
たぶんどんぐりFMの中でもLISTENのことを紹介したり、
声日記のことを話されているときがあったので、
それをきっかけで知りました。
なるみさんの声なんだ。
なるみさんのおかげです。なるみさんありがとうございます。
近藤淳也
届くかもこれは。
すぎべ
とりあえずメンションつけて飛ばしましょう。
近藤淳也
じゃあどんぐりFMのけっこうヘビーリスナー。
Akiko
そうですね。だいぶヘビーリスナーで、
でもそっちはこっそり裏どんぐりっていうコミュニティにも入ってるんですけど、
こっそり入っていて。
こっそり。ここでだいぶ公になってしまいますけど大丈夫ですか。
ちょっとずつ心の準備が高まっているので、裏どんぐりに入っていくと。
別にこっそりって秘密なわけではないんですけど、
どのように声をコミュニティに入っていても、
そのコミュニティの中でもコメントを書いたりとかするのもやっぱりちょっと勇気がいるじゃないですか。
お便りを出したりするのも。
それはどんぐりの中ではできないでいたんですけど、
リスの方は、ちょっと一回入ってきたらすぐ引きずり込まれて。
なんでしょう。
すごく気楽に皆さんコメントしてくださったり、メンションしてくださったりする文化がある感じで、
それで急にこんなスタジオ訪問までしています。
すぎべ
スタジオまで引きずり込まれてね。
近藤淳也
じゃあ、裏どんぐりはディスコードですね。
ディスコードサーバーに入られているけど、
Akiko
普段特にお便りしたりとかコメントしたことがなかった。
近藤淳也
なるほどね。みんなのタイムラインって感じですもんね。
ディスコードとかも。
声日記だと自分の場所があるっていう感じがもしかしたらね。
Akiko
それは大きい違いはありますね。声日記はまずは自分の場所で。
そうですね。
近藤淳也
ポッドキャストはどんぐりFMぐらいですか?他にも。
Akiko
どんぐりFMの中で紹介されているようなものを、主にいろいろユートタワーとか、
フリーアジェンダとか、どちらも多分LISTENにも載ってますよね。
聞かせていただいてます。
近藤淳也
じゃあ、あの辺のどんぐりファミリーというか。
Akiko
ファミリーの方々。
近藤淳也
聞かれていて、そこから声日記を知ってやってみようって思ったんですか?
Akiko
そうですね。昔からブログに日記を書くというようなことはずっとずっと本当に多分ブログ創生期からやって、
ハテナブログも今でもページがあるんですけど。
近藤淳也
そうですか。
Akiko
ただなんかどうしてもこううまく続かず。
なんかいろいろテーマを決めた方がいいのか、それとも決めない方がいいのかとか、
いろいろ試行錯誤してみたりもしたんですけど、なんかこう続けるということができずにいたんですけど。
でもいくつもいくつもあります。私のブログ、多分ネット上に残骸が。
残骸。残骸。
でもこの声日記は本当に、なんかこれは続けたいなと思って始めたので、どうしたら続けられるかなということで、
毎日食事はするから、イラクでっていうとそこでちょっと皆さんにももの珍しいと思っていただけるかもしれないし、
それでそのイラクで食べてるものが意外と普通のものだったりすることも含めて面白いかもしれないと聞く方も。
それで写真を撮って、イラクで食べたものを紹介するというぐらいの肩を肩肘張らない感じで始めてみようかなというふうに始めてみました。
近藤淳也
それが9月ぐらいですね。
すぎべ
9月5日になってますね、初回が。
近藤淳也
まだ2ヶ月前なんですよね。
なるみさんが始めてからだいぶ時間が経ってますけど。
Akiko
なるみさんが、私がだから多分その紹介したのを聞いて、何だったかなちょっと記憶にないんですけど、
でもレッスンのことを知ったのがそれぐらいだと思います、私。
今年の夏から秋にかけて。
イラクでの食文化
Akiko
じゃあそれで配信されて、でもそこからアンノウンが生地って思っていただくまでのその入り込み具合はどういう。
私、近藤さんのことにすごく興味を持ちました。
近藤さんがアテナを創業なさって、でもそれでちょっとよくわからないので想像ですけれども、
本当に多分自分の人生を燃やしきって、やりたいことをやりきるためにということで、そちらは他の方に譲られて、
それで今本当にやりたいと思っていることを一つではなくていくつもなさっている姿に、
多分なんとなく世代もそんなには違わないのかなと思うんですけれども、
私も今そういうことをすごく探している。
その人生を自分が薪だとしたらそれが完全燃焼して全部燃えたっていう風にして生きていくためには、
なんかまだ足りないものがあるという風に思っているところがありまして。
すぎべ
何の顔ですかそれは近藤さん。
近藤淳也
いや嬉しいと思って。
そんな風に見ていただいて。
Akiko
それを本当に実現をなさって、どんどんワクワクしくいろんなチャレンジをなさって、いろんな方も巻き込みながらやっている姿に非常に興味を持ちました。
近藤淳也
薪。
すぎべ
薪。
近藤淳也
燃えてる薪。
すぎべ
燃えまくってる薪。
近藤淳也
全部燃やし尽くすぞっていう。
でもそれまでは知ってくださってたんですか。
Akiko
だからハテナブログ、ハテナのことは知っていても近藤さんのことは知りませんでしたね、そういう意味では。
もちろんね、サービスがある以上どなたか創業者がいらっしゃるんだろうと思いつつ、近藤さんという人に興味を持ったことはなかったです。
だから今年の夏ぐらいですね、それが。
でもそれはだからLISTENを知って、そこからLISTENニュースを聞いたりして、はい。
すぎべ
LISTENで講演日記始めたところから、どういう順番で近藤淳也さんのことを。
たどり着いた。
近藤淳也
把握されたんですか。
Akiko
たぶんまずオンドという会社名だということとか、あとこのアンノウンのこととかを、順番はちょっと前後は覚えてないんですけれども、アンノウンラジオというのもなんかこう発見して、それも聞いたり。
イラクでの生活と仕事の背景
Akiko
あとそのオンドという会社の名前の由来とかをたぶんなんかウェブサイトか何かとかで、そのオンドが伝わるようなサービスを作りたいっておっしゃってたのかな。
なんかそういうのも拝見したりして。
なんか私もそのウェブサービスってすごく使いますし、いろいろ本当に興味があるんですけれども。
あとAIとかも今すごい興味を持ってるんですけれども、そのオンドが失われる方向で使われるのはなんかこう気持ちも悪いし、なんかちょっとそれをこううまくオンドも活かしながら使う。
AIで駆け起こしをしてっていうのはLISTENも。
AIも使いながらオンドが伝わるようになってるってすごいなって思ったり。
その名前を付けるってすごく思いが入る行動じゃないですか。
しかも会社の名前。
そこにオンドって付けられてることとか、トレイルのトラッキングのものもイブキっていう名前になったりするのもその名前になんかちょっと感動するというか。
その気持ちがすごく入ってるなっていう。
心配して家で待ってる方がイブキがあることで大丈夫だなって。
今日も私も山道を歩いて行って一回転んだんです。
軽くです。
でもそこでなんかこういう時にやっぱりちょっと年もだんだん取ってきたりすると転び慣れてもないから、なんてことのないトレイルでも転んでもしかしたら足を崩して動けなくなるかもしれないなんて想像して。
それでああ、そのイブキってやっぱりすごい、皆さんの心配する思いとかを支えるサービスなんだなっていうことを転んだことで実感したりですとかね。
サービスを作っていらっしゃる思いにすごく感動しているところがあります。
同じくです。
近藤淳也
イラクから、イラクに温度感が伝わってよかったですか?
Akiko
伝わりますよ。
すぎべ
海を越えてますね。
Akiko
来たくなっちゃうって感じがありますよね。
だからもちろんLISTENを使うとか聞くことは、今イラクにいても東京にいても多分何も違わないぐらいにはもちろん聞くことはできますけれども、
それでイラクから日本に一時帰国するときに、今回はまずはアンノーに泊まろうなんて。
そしてザクザクザクをやってみたいって思ったところぐらいには十分に伝わっております。
すぎべ
今、近藤さん染み込ませてますね。いただいた言葉を。
近藤淳也
日本の滞在は、もともとは別のあれなんですね。一時帰国というか。
Akiko
一時帰国は大体年に1回か2回ぐらいは一時帰国をしているんですね。
イラクには今5年ぐらい住んでいて、その前も海外生活が長かったりはするんですけど、両親もだんだん年老いてきたりするし、年に1回ぐらいは帰国するということで。
帰っては来るんですけど、もうあんまりそんなに予定も入れないので、特に両親の様子を見てっていうぐらいの予定で、他にはそんなに普段は予定は特にないんです。
近藤淳也
それは関西ではない?
Akiko
宮城県です。
近藤淳也
全然遠いじゃないですか。
じゃあ、僕的には宮城なのに京都に寄ってくださってる。
Akiko
それは旅が好きなので、せっかく日本に来たら、宮城にはもちろん両親がいるので帰ってくるんですけど、旅は結構するんですね、いつもも。
できれば旅はしたいと思ってるけど、ただ旅でやっぱりそうやって、何かテーマというか、ここに行ってみようなんていうのを、しかもそれを観光地ではないっていうのはすごい旅感があって。
魅力的だなというふうに思っています。
近藤淳也
公営日記はどうやってたどり着いたんですか?
Akiko
公営日記は。
近藤淳也
哲学の道ザクザク。
Akiko
そう、近藤さんの朝の散歩。
でも多分LISTENを知ったと同時ぐらいにすごくいろいろ調べて、近藤さんのことを知って、近藤さんに興味を持ったので、まず必ず朝の散歩は必ずアップされると聞いておりましたので、そのザクザクというのを。
私の中ではLISTENイコール、ザクザク朝の散歩ぐらいになっております。
そうなんですか。
近藤淳也
再生数1の中にこんなドラマがあるかっていう。
すぎべ
そうですね。
近藤淳也
再生数で言ったら、ほんと1増えるだけなんでしょうけど、ここまでの気持ちを持っていただいた1だったりするんだなっていうのが感動です。
すぎべ
ほんとですね。
近藤淳也
昨日、哲学の道行かれて、どうでした?
Akiko
まず銀格寺側から入ったんですね。
看板なんかもあるじゃないですか。
そこは人はいっぱいいるんですけど、砂利道じゃないじゃないですか、最初とか。
夫婦みんな知らないだろうけど、この先に本物の哲学の道があるんだよと思いながら、信じて、あれじゃありじゃないなと思いながらね。
どんどん歩いていったら、だんだん観光客も少なくなってくるあたりに、これこれっていう道が現れました。
すぎべ
マニアならわかる、この張り紙を見たよってね。
そうそう。
わかるかどうかね。
Akiko
その張り紙はこれこれだっていう、まさにこう、なんかそういうね、オリエンテイリングとかで課題を見つけたみたいな感じですよね。
なんかそれもすごい楽しいなと思って。
これ日記の中で何かこう触れたことを、ここのこれっていうのを言って見つけるってすごい楽しい使い方なと思いました。
ちょっと宝探しみたいな。
確かにオリエンテイリングみたいな。
近藤淳也
これがあの張り紙かみたいな。
すぎべ
ちょっとチェックポイントみたいな感じで。
Akiko
はい。
あのどんぐりFMなんかでもよくその食べ物とかの紹介、コンビニのね、おいしい、なんか今川焼きとかで紹介出さっていて、
でそれを食べたよなんていうのも多分リスナーとしての楽しみだと思うんですけど、紹介されたものを。
でさらに、もうちょっとさらに深いですよね。
この声日記の中で、ここにこんな張り紙があってって言ってそのことを話題にしていたのを、同じ場所に行ってその張り紙を見るっていうディープな感じ。
すぎべ
まさに聖地巡礼ですよね。
Akiko
聖地巡礼ですね。
近藤淳也
いやー面白いな。
今日の朝ね、もしかしたらウカモって思いながら歩いてましたけどね、ウカは。
思いしなかったですね。
Akiko
いやーちょっと、ちょっとお願いします。
なんかもうちょっと心がたじたじになって。
すぎべ
感動させて。
たじたじになってらっしゃるので、ちょっとじゃあ一瞬バトンタッチさせてもらいまして。
私あの、なぜそもそもイラクに行かれたのかっていうのはずっと気になってたんですけど。
シリア難民支援の経験
Akiko
イラクには2018年から行っているんですが、その前にはヨルダンに1年間くらいまして、もともとは日本のNGOの派遣されて駐在院として行っています。
そのイラクとヨルダンで、私がその日本、今は日本のNGOじゃないんですけど、日本のNGOとして関わっていたときはシリア難民の支援のためのキャンプ、難民キャンプで働いていたり、もしくはそのキャンプの中ではなくても町の中に住んでいらっしゃるシリアの人。
もしくはその紛争で、イラク国内の人ですけれども、自分の家を追われて避難している人々に支援するとか、紛争で破壊されたその水の施設などを修復するお手伝いをするとか、そのNGOの人道支援として、ヨルダンもイラクも。
近藤淳也
すごい。それは具体的にはどういう職種なんですか。
Akiko
NGOが駐在院というのを大抵置きますので、私の職種としてはプログラムコーディネーターとかいうことになるので、何でもいいやさんではあるんですけど、プロジェクトのマネジメントをしたり、お金とかの管理をしたり、工程の管理をしたり。
比較的、分野は、もちろんNGOの中でもお医者さんとか水の専門家とか、工学的なエンジニアの方とか、技術を持って関わる人もいますが、私がやってるのは比較的、アドミとかロジスティックの全体の管理をするようなこと。
さらに、なぜシリア難民支援をしようというふうになったかっていうところからお話をしますと、私の一番初めの仕事が1996年なんですけれども、JICAの協力隊っていうのがあって、日本語教師としてシリアに派遣されていました。
その頃は、紛争がまだ始まってないときだったので、首都のダマスカスで日本語教師を2年間しまして、そこでシリアに関わったというのが、中東に関わるようになったきっかけです。
すごい。じゃあ、もともと向こうの言葉が喋れるっていうことですか?
言葉は、協力隊でまず行ったときは、協力隊は訓練所で訓練3ヶ月、日本でトレーニングというか、事前研修みたいなのをしてから行く。今はもうちょっと短いかな。
当時3ヶ月間だったんですけど、その訓練も英語しかなく、今はアラビア語の訓練があるんですけど、英語を勉強していって、現地でアラビア語を勉強するという形で、言葉ができるからっていうことではなくても、きっかけはいけるんですね。
近藤淳也
今はアラビア語も喋れる?
Akiko
そうですね。生活の中のタクシーに乗るとか、お買い物をするぐらいはアラビア語も使いますし、今はイラクの北部がクルドウ人事地区というふうになっていて、北部、私が住んでるところはクルドウ語も結構使うので、生活の中ではクルドウ語の街の方言ですけども、少し使ったりもします。
近藤淳也
すごい人や。
すぎべ
国は希望されて行かれたんですか?
Akiko
いや、協力隊のときはどこでもいいというふうに応募に書いたらシリアってなって、私もそれどこだろうと思って地図をアフリカから探したぐらい、何も知らなかったです。初め行ったときは。
近藤淳也
じゃあ特に中東に興味があってとか?
Akiko
そういうことじゃないんですよ。
たまたま書かれたような。
あんまり本当によく考えてなくて、海外で働きたいぐらいのことで、高校生ぐらいのときに、海外って言ってもどこかみんなが行くとこじゃなく、ちょっとあんまり人の行かないところぐらいのことで。
すぎべ
それはあったんですね。
Akiko
まずはそういう気持ちがあって、じゃあ協力隊って言って、それで何か本当にあんまりよく考えずに、じゃあ何か日本語を教える仕事はきっとあるに違いないなって、日本語教育学っていうのを専攻して、協力隊で大学卒業して1年間日本語学校で経験を積んでから、協力隊でシリアに行きました。
近藤淳也
すごい。
Akiko
私の周りには結構そういう方がいるので、そこですごいかなっていう感じなんですけど。
すぎべ
20代前半で。
Akiko
20代中盤後半ぐらいですね、26だったかな、行ったときが。
近藤淳也
すごい。
そもそもあきこさんご自身が仕事で行かれてるんだっていうのも、もしかしたら旦那さんの転勤か何かで駐在院というか、で現地行かれてるのかなとか思ってたんで、ご自身のお仕事でそんな若いところからずっと行かれてたんだっていうのは結構。
Akiko
そうですね、ただその後ずっと中東にいるわけではなくて、東京の会社で働いていたときもありますし、ただそれも開発コンサルタントっていう海外でのODAの国際協力のお仕事をする会社ではあったので、出張ベースでいろんな、中東以外にもバングラデシュとかアフリカのガーナとかにも行ってたこともありますし。
なんとなく海外に関わる仕事はずっとしてるんですけど、ここそうですね、2016年ぐらいからはずっと中東です。
近藤淳也
湾岸戦争のときとかは。
イラクの治安と日常
Akiko
湾岸戦争のときはまだ私がだから、あれ?湾岸戦争は私がシリアに行く前ですね。
近藤淳也
戦時中とかは大体。
Akiko
シリア自体は湾岸戦争の後にイラク戦争って2003年にあったりしても、そんなにシリアは影響は受けてなくて、2011年のシリア内戦の始まる直前までは、ここで平和だったという言い方をすると内戦が起こったような国なので、抑圧されていた人たちがいるので、あんまり平和だったという言い方をしたくはないですが、
外国人として暮らす分には暮らせるような状況だったんですよね。安定していた。
近藤淳也
じゃあ特にそういう危ないことは?
Akiko
危ない目に私は本当にあったことはないです。
本当に紛争後の支援をすることはしていても、自分が本当に紛争の影響に身を危険に晒すというほどの経験はしてないですし、むしろできないですね。
日本のNGOが関わるときはやはり、まずは関わっている人の安全が確保できるということがないと、そういう場所に日本人を送ったりもしませんので。
近藤淳也
今そのイラクのドホークに在住って書かれてますけど、そこも別に治安は?
Akiko
治安という意味では、ある意味チェックポイントというのがあったり、銃を持った法案の人みたいな人たちがいたりはするんですけど、日本に比べると。
ただそういうちゃんとコントロールできている状況にはなっているので。
それは郊外に行くときとかはそうですし、街の中はのどかな雰囲気というか、のんびりした雰囲気もあるので、決して日常的に危険を感じるような暮らしをしているわけではない。
ただまた本当になかなか難しいのは、これでイラクのドホークは安全ですなというふうに、みなさんが聞こえるところで言ってしまうと、やっぱり空港までは誰か知っている人が迎えに来て、こういうふうにして行くよというふうに案内してもらえば安全というような形なので、誰でもバックパッカーが行けるようなタイプの国ではないですね。
街の中ブラブラできる感じではない。
ドホークの日常と食文化
Akiko
街の中はブラブラできますけど、街から出るときはやっぱり地元の人と一緒に行くとか、信頼できるタクシーとかいう感じだったり、もちろん日本国内で本当に国内旅行がしたくなる一つの理由はそれです。
思いつくままに明日はここに行ってみようなんて、レンタカー借りてどこに行ってもほとんどスピード超過でもしない限りは、身分証明書を見せろとも言われないで、旅ができる。
近藤淳也
このグーグルマップのドホークってところですか。
Akiko
そうですね。グーグルマップだとドホークってなっている。
近藤淳也
ドホーク。ここにいらっしゃる。
Akiko
トルコとシリア国境に、どちらも1時間ぐらいで国境に着く。
そうですね。かなり北部の方ですよね。
近藤淳也
全然想像がつかないし、イラクの生活ってどんなんだろうって思うんですけど、出てくるのは飲み物の話とか。
すぎべ
そうなんですよ。ホッとするというか、いきなり身近になる話題。
Akiko
そうですね。
近藤淳也
オレンジジュース飲みましたとかですからね。
すぎべ
カップヌードルとか飲んでいらっしゃると。
Akiko
公園日記ではそういう話をしようかなと。
近藤淳也
逆のシーンなんですけど。今ってイラクは、政権はどういう政権なんですか。
Akiko
イラクの連邦政府といわれるバクダットを中心とするイラクの中心部は、ごめんなさい。どういう政権ってあんまり難しいこと言わないでください。一応民主主義で選挙で選ばれてというふうになっていますね。
近藤淳也
特にそんなに。
Akiko
そちらもだいぶ今は安定してきています。
紛争後という状態も出したと言って、そろそろいいんじゃないかなと。
そういう意味では、イラク国内を支援するような国際NGOというのは、もう今本当にだいぶ減って。
支援するとしたら、気候変動問題とか、世界で共通の課題のことをやっている人たちはいるんですけど。
もちろん避難民という人たちはまだいたり、特殊な少数民族の人でふるさとに帰れないですとか、特に脆弱な人に対する支援というのはもちろん続いていますが、
全体的な意味では、もう紛争後という状況は、イラクは今出している。
近藤淳也
武装している集団というか。
Akiko
それもでもいたりはするんですよね。
そういうのはあるんですよね。
その感じのイメージと、Akikoさんのすごく平和そうなオレンジジュースの声に聞いているギャップがすごい。
そこが難しいところなんですけど、武装している集団は国の中にはいても、こういうところでこういう生活をしている限りは安全というような状況にはたどり着くんですね。
なかなか難しいですよね。だからそのニュースとかで見るとしたら、そっちのそういう武装集団が何したということしか話題には上らないので、
一般の人が日常生活を送る場のことはあんまり話題に上りませんもんね。
近藤淳也
逆にそういう意味ですごく価値がある。
こういう日常があるんだということを初めて知る。貴重なね。
例えば女性の方は普通に歩けるんですか?
Akiko
そうですね。イラクはもともとそれは紛争前もですけれども、そんなに宗教的にそういう厳しいという感じではなくて、
あとすごく多民族多宗教の方々が実際はいたりもするので、紙も出している現地の女性の方も多いですし、
もちろん治安が悪化しているようなところでは女性は一人歩きしませんが、
今私の土北の街では普通に若い女性も一人でも歩いています。
近藤淳也
格好とかも別に?
Akiko
格好もそうですね。ミニスカートとかは履かないとか、スリーブは着ないとか、ある程度の配慮は必要ですが、
私ぐらいの年齢になると日常の日本でもイラクでも同じ格好をしています。
近藤淳也
イスラム教の方は違うんですか?
Akiko
イスラム教の方でも、だからすごく厳格な人もいれば比較的オープンなというかゆるいような方もいるので、
イスラム教の方でも若い女性で紙に隠さないでという方も結構いらっしゃいますよ。
イラクの社会状況と課題
Akiko
そうなんですか。結構自由なんですね。
近藤淳也
国に寄ったりもするんですけど、私の住んでるところでは比較的自由です。
だいぶイメージが。
すぎべ
すっごくニュースとかのイメージが固まってたんだなってことに気づかされますよね、Akikoさんの話聞いてると。
Akiko
そうですよね。なかなか難しいですね。情報がないですよね。
近藤淳也
あと自分の目で確かめようって言って旅行に行ったりもちょっと、ちょっとなんかシーンが高いですし、すごいそうですね。
もうちょっとそういうこう、なんか人々の暮らしの様子を発信されたりとか。
Akiko
そうですね。人々の暮らしの様子は発信してもいいかもしれませんね。
なんかやはりその紛争の背景のこととかってなってくると、仕事の方ではそういうことを扱うことはあっても、
やっぱり気楽にポッドキャストで話せるものでもないという。
ちょっと見方によって、言い方によって、どちらかにつくようなことになってしまったりもすると、あったりするので。
どこまで何を話すかというのは本当にすごくいつも気を使って、考えれば考えるほど何も話さない方がいいやってなってしまう部分であるんです。
はい、ただ人々の日常の生活のことだったらね、話しても問題ないと思うので。
そうですね。なんか普通にその街の中でパッと撮った時に、顔出してる女性もいるんだとか、そういうこと自体が結構新鮮な気がするんで。
なんかそういうのもね、よかったら。
じゃあ今度入れていくかな。
近藤淳也
なんかあの丘の上にね、登って外から景色を説明される。
Akiko
街の様子みたいな。
街の中でやってみたいと思います。
ちょっとなかなか行けない場所なんで、写真とかも見てみたいなっていう。
リスナーとしてのリクエストみたいな。
すぎべ
概要欄に写真があるやつを見つけると、写真があるってなりますもんね。
Akiko
これもいいですよね、LISTENのこの概要欄が使える。
結構重要じゃないですか。やっぱりあのポッドキャストを聞くだけだと、実際に聞くのって時間がかかったりもするし、聞かないけど概要欄だけ見たり、さっと書き起こしを読んだりすることもあるので。
その概要欄いいと思います。
すぎべ
写真をいっぱい載せてらっしゃるこのチキンクリスピーの階とかも、すごいこう、空、お空とかなんですけど、写真がね、いいんですよね。
Akiko
結構ね、街綺麗だなって思うんですよね。
近藤淳也
なんかすごい最近のショッピングモールみたいなやつとか、高層ビルみたいなのとかがあるんですね。
Akiko
今すごいいっぱい建っていて、すごくそういう開発っていうのが何歳にでも進んでいますね。
その辺もだんだん安全になってきたから、そういう多分、投資もできるというか。
近藤淳也
資本は国内資本の開発が多いですか?
Akiko
国内も海外もあるみたいですけどね。
近藤淳也
じゃあ外資の開発とかも受け入れている?
Akiko
ちょっとこれもあんまり詳しいことは分からないな。
資本がどこなのかは、建築を受け負ってるのがトルコであったり、トルコも近いので。
あと物もたくさんトルコから入ってくるっていうのもありますし、そういうこともありますけれども。
資本はもしかしたら、イラクにも多分資本家は結構いたりもするので。
現地資本ではないとむしろやれないとか、そういうこともあるかもしれない。
近藤淳也
なるほど。
ちなみにお隣シリアとか、だいぶ緊張感が高まってそうな気がしますけど、そちらの影響は?
Akiko
今私が実はやっている仕事は、仕事というか今イラクにいて関わっていることが大きく分けると2つあって、
1つは自分も理事になっている、お友達たちとやっている小さなNPOとしての活動で、
それはイラクのドホークで学校の図書館を作るとか、演劇のワークショップをして、若者たちとコミュニケーションのワークショップをして、
それを今後の紛争の予防とか平和構築につなげるとか、
そういった活動をするために自分たちで手作りでやっているNPOが1つあります。
そちらは本当に自分の収入を埋めるような状況ではないので、自分の収入源としてはイタリアのNGOのシリアを支援する仕事で、
国境越えのサポートとか、人や物やお金を全部、イラクの来る土地からシリアに国境を越えて送るという仕事があるので、
イラク側にいるんですけれども、シリアを支援するための仕事を日常的にはしているんです。
これを、LISTENを多分私が聞いてほしくない人は聞かないだろうというもとに行ってしまうと、シリアにも私も入る機会があります。
シリアの北東部ですね。
近藤淳也
どこに紛争とかは別に。
Akiko
だからそこも本当に難しいところなんですけども、今でもドローンでの攻撃とか、
まとを絞った攻撃が続いているので、紛争中ですね。
あとまたシリアの北東部というのは、シリアの中央政府とは分かれて自治区みたいな形になっていたりもするんですけど、
そこも合意がされているわけではないので、
というような、いろいろな本当に難しさがあって、
イラク以上にシリアのことは何を話していいのか、何を話していけないのか、すごく迷う感じです。
ただ本当に、そうやってNGOの職員として地元のスタッフと一緒に行動すれば、
行動ができてしまう程度の不安定な中ならではの安定してきているというか、ある意味降着しているという言い方の方が向いているのかもしれませんが、
紛争考察と国際的視点
Akiko
今今市民が逃げ惑う状況という状況ではないんですよね、もはや。
近藤淳也
この哲学の道のザクザクからの本当の紛争、戦争という状況を体験したことがないので、
Akiko
ちょっと想像しにくいんですけど、
近藤淳也
簡単にコメントできることじゃないかもしれないですけど、
イスラエルのところの話とかはどう思われているんですか。
Akiko
そうですね、何というか、まず誰がだとしても一般の市民を殺す?
そんなちょっとダメに決まっているじゃないですか。
ダメに決まっていることが行われていて、それが見過ごされているという状況というのは、ちょっと世界はどうなっちゃってるんだろうというのは本当にすごく思います。
近藤淳也
じゃあその当事者じゃなくて、周りの国として、これを何も干渉せずに見過ごしているのはどうなの?
Akiko
それはやっぱり、一応周りの国の人としてという自分の立場で、自分のことも含めて何かできないのかなという思いに本当になりますよね。
子どもが、つまり北東シリアの話をさっきしましたけど、やはり政治のリーダーがドローンで攻撃されるというような状況。
それだったらいいって言ってるわけじゃないですけれども、やはりそういう紛争というのはなんとなくあるもんだなって。
そちらの紛争は日常になっている立場から言うと、子どもがいる病院を爆撃するっていうのは、ちょっとその紛争というか、攻撃する中でもしていいことといけないことがあるだろうというふうに思うところがありますね。
近藤淳也
なんていうか、すいません、全然実態が分かってないというか。
Akiko
でもその部分は、実態が分かろうが分からないが、世界中の人々の常識としてというふうに思うので。
私もそういうぐらいです。そんなに深くイスラエルと今のイランとか、パレスチナ情勢について詳しいわけではないので。
すぎべ
この状況が分からないにしてもそれはありえないだろうみたいな気持ちって、日本にいても我々も少なからず思ってたりとか感じてたりとかするかなと思うんですよね。
だけどそこから先に、じゃあ自分にできることないかなっていう気持ちになって行動ができるかとかって思うと、それはまたちょっと話が違ってくるなって思うんですよね。
でAkikoさんは、今近くにいらっしゃるからとかお仕事でそういう仕事されてるからっていうのはあるかもしれないですけど、でもなんかその原動力というか、そこにご自身が向かっていけるのってなんてなんですかね。
Akiko
いやでも、今起こっているパレスチナ情勢のことに関しては、私もちょっと遠くにいて何もできていない人の方の気持ちです。
多分その解像度が変わってくるというか、日本から中東というふうに見ると、中東で平和構築とか紛争後の支援をしている人というふうに見ると、そちらの方に見えるのかもしれないんですけど、やはり私のいるところとまた違いますし、そちらの情勢のことに関しては私も何もできていないというふうに思ってもいるんですよね。
シリアの紛争後というか、続いてありますけど、シリアのことに私が関わっていることについては、また別のこととしてですけれども、やはり一度本当にご縁があって関わった。
一度日本語教室して2年住んで、たくさんお世話になってっていう人々のその時の思い出とかそのご縁があるので、何かもっと近くで何かできることというふうに探して探して、それで少しずつ少しずつ近づいていってという感じですね。
そこは、だからなんか、私にとってはそのきっかけがあったので、もう一度関わったというきっかけがあったので、もはや遠い国の知らない紛争ではないというふうになっていて、という部分はあります。
近藤淳也
どうしたの?すぎべさん。
Akiko
いやー。
近藤淳也
そうですね、戦争のある日常を知らないですもんね。僕たち日本にずっといると。
すぎべ
そうですね。
戦争と情報社会
近藤淳也
だからまあ興味を持ちたくても、なかなか解像度って意味ではね。
Akiko
でも知らないほうがいいですよね。
そうですか。
まず日本でそんなことに本当にもうならない方がいいですよね。
近藤淳也
それはそうですね。
Akiko
日本でというかどこででも、壊してしまったものを直すということにどんだけのエネルギーと時間と、そしていくら直しても直しきれないその人の気持ちとかっていうのがあるんだって。
そこには関わって、比較的私は本当にその紛争を体験したと言えるほどではないんですけど、ある程度終わって安全になってから入っていくとか、そういう立場ではあるんですけど、一旦壊したら直すのってどれだけ大変なんだよっていうことはすごく味わっているので、なんでそんな大変だってわかってるのに壊すっていうのは本当に思います。
そうですね。
近藤淳也
なんかすごい情報化社会っていうかインターネットとかが普及して、昔よりも敵味方の情報が両方見えるじゃないですか。
で、僕はそのインターネットが出てきて一つ期待したのは、その両方の情報っていうのは結構簡単に取れるようになって、なんか全く知らないから怖いっていうかっていうのと、なんか素人も全然情報なんていっぱい出てくるし、こんな顔の人がこんな風に生きてるんだみたいなことがお互いわかるようになったときに、
戦争みたいなものってちょっと質が変わるっていうか、何なら理想言えばなくならないかなってちょっと思ってたことがあるんですけど、
まあ、十分お互いの情報を知り得るような状況でも、結局そうやってね、ただの普通の子供がいるようなところを爆撃したりみたいなことがやっぱり起こってしまうんだなっていうのが、なんかちょっと無力感というか、なんか人間ってどうしようもないなっていうか、こういうことをどうしてもするんだなっていう。
のはなんか最近感じてますけどね。
Akikoの生活
近藤淳也
そうですね。
いやー、なんかすごいシリアスになっちゃった。
Akiko
シリアスになった。
本当に。
近藤淳也
じゃあ、あきこさんは、お一人で言ってるんですか?
Akiko
猫が6匹になってて。
あとその先ほど話した、そのイラクで学校図書館などをやっているNPOのほうは、他に仲間たちというか、日本人の仲間たちが4人いますので、シェアハウスみたいな感じで近くに暮らしているので、はい、猫たちも今、面倒見てもらっています。
家を開けていても大丈夫なように。
近藤淳也
このカバーアートをね、めっちゃ口開けて。
この猫もそのうちの1匹っていうことですかね。
すぎべ
かわいい。
やっぱりね、今のお話聞いてからこのイラクで何食べたに戻ってくると、またこれ、やっぱり、ちょっとこの振り幅に今もすごい惑わされて。
Akiko
私自身が本当にイラクの話とかオシリアの話をするときに、もうその振り幅の中で何を話したらいいかわからなくなっちゃうっていうところがありますね。
あんまり話さなくなっちゃいますね。そうすると本当に。
中東にいながら、なんかそういう戦争の話とかも含めて発信されているポッドキャスターさんっていうのはいるんですか?日本の方で。
いやーちょっとわからないですね。あんまりいないかもしれないですね。中東で。やっぱりすごく炎上するじゃないですか。すいませんか?だってわからないですけど。
あ、しませんかね。ポッドキャストだったらしないかな。あんまり下手なことやっぱり言えない感じがありますよね。
日本人のコメントとしても、だってそれはそうじゃないかなって言って、プレスチナ情勢のこともだいぶ炎上というか。
政治的な論争みたいなものが。そうそうそう。評論家みたいなものになりそうな気がする。わからないですけど。
近藤淳也
まあ確かにな。いろんな立場もあるだろうし、いろんな主張があり得るでしょうしね。歴史も結構長いんでね。
Akiko
歴史とか、難しい気がしますね。やっぱりどちらかというと、一般の人の日常のことなどを発信するという立場であれば、はい、できるかなっていう気もしますし。
すぎべ
楽しく続いていくのは、日常のこととか食べ物のこととか、街の音を入れながらとかっていうのは、楽に続けられるのかもしれないですよね。
支援活動の葛藤
近藤淳也
いやーしかしAkikoさんは柔らかくて、なんか明るくて。ありがとうございます。
そしてこの笑顔の裏にというか、置かれている状況的にはそんななんだっていう、そのギャップというか振り幅が確かにすごい。
Akiko
私が置かれている状況ではないからですかね。
あと私がそんなにバンアウトしてしまうというか、支援をしていて、辛くなるほどの状況に、今は接していないところもあるというか、
今は人々の暮らしが、いかに楽になるかという支援はしていつつも、日々人々が近くで殺されているという状況ではないですね。
ちなみにその、薪を燃やす様子を見てって言ってくださいましたけど、Akikoさんご自身の薪を燃やす方向っていうのは。
なので、なんかこの音声配信とか、なんかこの何か、今私がやっていることをただ続けるのではなくて、なんかそのこのご縁日記とかわかんないですけど、なんか全然違うところをしないと、その残りのちょっと霞の方で燃え残っているところは燃えないような気がしているんですよ。
まだ本当に言語化もできてないですし、なんて言ったらいいかわからないけど、まず一つのことだけをやって、その薪を全部100%燃やしきるっていうのは、私だけじゃなくて他の人も結構できないんじゃないかなと思っていて、やっぱりその自分のいろいろな側面を持ってそれぞれを複数こうやっていく。
その仕事にしないにしても、複数をいろいろやってますっていう形じゃないと、その薪は全部は燃えないんじゃないかなというふうに思い始めています。その近藤さんを見て。そのたくさんのことをこうなさっているのはそういうことなのかななんて。
近藤淳也
いろんなところから燃やしてるんですか、近藤さん。
一個のことに集中するだけだと、薪が全部は燃えないんじゃないかっていう。
Akiko
全部88%ぐらいまでがんばれば燃えるかもしれないけど、なんとなく通知化するとそんな感じ。
すぎべ
メインのところは燃えるけれど。
Akiko
でも大体の人は88%も薪が燃えたら十分な人生でしたということになるとは思うんです。それでもそれ十分だとも思うんですけど、中残りの12%全然火つかなかったなっていうところにも火をつけていらっしゃるのかなって近藤さんは拝見して思ってるんですか。
近藤淳也
迷いばっかりですけどね、自分の人生これでいいのかなっていうのはありますけど、そういうふうに見ていただく方がいるっていうだけでもちょっと救われた気になるというか、これでよかったのかもなって思える気になりました。
Akiko
勇気をいただけますのでこちらも応援しています。
近藤淳也
いろいろやると、でもどうですかね、企業貧乏みたいな感じになりかねないですし、一般的には多分スタートアップ企業、ハテナから出て温度車っていう会社を作って、これがスタートアップ企業だとしたら、一般的にはスタートアップ企業は1個に集中しろっていうのがセオリーだと思うんで、
そんな3個も4個も事業横に並べて、こんな少人数なのにやっているっていうのは、セオリー的には多分あまり良くないと言われる方法なんじゃないかなっていう気はしてまして、そこに自分自身も悩みというか迷いはちょっとあったりしますね。
もっとちゃんと集中した方が1個の事業が伸びるんじゃないかなみたいなことも思うんですけど、やっぱりね、なんか思いついちゃったものは仕方がないみたいな。
やりたくなっちゃったものは仕方がないみたいな瞬間がたまにあるのが、なんか悪い癖か良い癖かわからないですけど、という振り返るとそういう感じもしますけど。
すぎべ
でもなんか、ここほんとに数ヶ月なんですけど、一緒にお仕事させてもらうの。
隅々まで燃えている感はすごく感じます。
近藤淳也
あ、そうですか。
すぎべ
12%が燃えているっていう感じがすごくします。
近藤淳也
確かになんかその興味のある機械みたいなもの見つけたときに、機械を生かしたくなっちゃうっていうのがあるかもしれないですね。
Akikoさんがいるってなったら絶対に撮りたいとか。
なんかそこを多分、計画的な人だと今日は何々して何々してって予定を組んでいて、午後はちょっと何かの予定があるんでとか、なんかそういう風に計画を守ることに多分、もっと重きを置かれる方って多いと思うんですけど。
まあなんかそんなことより、今しか会えない人がいるならそっちが優先だろうみたいな、チャンスの方をむっちゃ優先してしまうみたいな性格はあるかもしれない。
Akiko
それは昔からそうだったんですか?
そうですね。
そうなんですね。
近藤淳也
後でできることなら後でもいいやみたいな感じで。
すぎべ
余力をあんまり残しておかれない。
近藤淳也
そうですか?そうなんですか?
すぎべ
わーって、わーってこう。
近藤淳也
すぎべさんもそうじゃないですか。
すぎべ
私もそうです。
Akiko
似てますよね。
すぎべ
だからAkikoさんの話聞いて、お話聞いて、燃え尽きるまでみたいなのに、すごい最初に、あ、ちょっと同じ。同じかもしれないって思いました。
近藤淳也
Akikoさん自身で、今ここをもっと燃やしたいなって思ってるのはその音声配信なんですか?
Akiko
あーなんか、そうですね。
あとは、えっと、いやこれこんな配信、録音しながら話すことかわからないんですけど、
組織がすごく元気で、なんていうか、風通しも良くて、チームが生き生きしている組織で働くっていうことに、
ちょうどその10年ぐらい前に、中東での人道支援に転職した時に、ちょっとこう諦めちゃって、そこをやりきらずに来てしまった心残りがあるんですね。
その時はコンサルタント会社の中間管理職をしていて、そこを取り組みたかったんですけれども、なんかそれをちょっと志半ばで、断念というか、私は辞めますと言って去ってしまったことがあり、それを後悔はしてないんですけれども、その部分がすごく、なんかまだ心残りなんだよなって、燃えきってないなっていう感じがしているところでもあるんです。
そこはなんかもしかしたら、なんか近藤さんのチームは、なんかこういうチームで働いたら、なんかその部分がこう燃えるのかななんて言って、すごいなんか近藤さんのチームで働くことに興味があるとか、何言ってるんだろう。
なんか私ができることないですか。
すいません、なんか何を言ってるんだろう私は。
ちょっと待ってください。
その中間管理職としてっていうのは、どっちかというとマネージャー側の話じゃないですか。
部署間のいざこざとかあったりして、それをこう繋ぐ役とか、そのマネージャーでもあるんですけど、プレミングマネージャーをしつつ、その組織の部署間を繋ぐみたいな仕事をしていて、今もそれも結構しているんですね、今のNGOでも。
どうしてもなんかそこをやるっていうのが回ってくるなと思っていて、きっとやり残してるから毎回回ってくるんだろうな。
近藤淳也
今の組織でやり残したことをやってみるっていうのが難しい。
Akiko
今の組織はやっぱりイタリアに本部を置いているNGOなので、基本的に海外の駐在員みたいな人を2年ぐらい雇って、長くても3年というような感じで、
どうしても、なんていうか、長く組織自体を積み上げていくような、そう思ってるからいけないのかな、私は。
近藤淳也
わかんないですけど、今の会社というか組織で、やり残したと思うことにちょっと挑戦しようとしているみたいな話に向かうのかなって思いながら聞いてたら、まさかの。
Akiko
そうですね。びっくりしますよね。本当にね。挑戦もしてるんですけど、同時に、なんかやっぱり、そうですね。
なんかそこは、それって結構大変なことだと思うので、なんか本当に尊敬できる人のもとでやりたいとか。
わかんないですけど、すごいこの人のビジョンを実現できることを協力したいみたいな、その部分が、そういうふうにして選んだ会社ではないので。
すみません、何を話しているんだか自分でわからなくなってきましたけど。
わかりました。私が言いたかったのは、ポッドキャストウィークエンドの後の声日記かな。
ちょっとこう一度ブースを離れて、その街側から見てみたっていうお話をなさっていて、その街のコミュニティの人たちにとって、この全体がどういうふうに見えるのかを見てみたっていう話をなさっていたり。
もしくは、配信者を募集なさっていて、すごく集まらないんじゃないかなって、みんなでこんなに一生懸命やったのに、人が集まらないんじゃないかなって、すごく心配をしていたみたいな話をなさっていて。
近藤淳也
なんかそれを聞いて私はすごく感動して、なんかこういう人のところで働いたら、なんかすごいいいなって思ってました。
Akiko
いかがですか?難しい振り方をする。
すぎべ
なんか私、このイラクで何食べたとか、さっきのエピソード、その清水山に登ってますっていうハイクをね、読まれているエピソードで想像してたあきこさんとは、いい意味で全然違って、ちょっと何度か泣いてます私はこの収録中。
近藤淳也
泣いてたんですね。
すぎべ
なんて、なんて方なんだ。
イラクの食文化
すぎべ
たぶん言いたいことは、それぐらい温度という会社とそのサービスというものが、それをどういうふうに運営なさっているかということに、なんか心を奪われるものがあるんです。
近藤淳也
分かります、分かります。すごい分かります。
まずすごい光栄です。ありがとうございます。
ちょっとお仕事の話は、じゃあ後でご相談しましょうか。
Akiko
何を言ってるんだ私は。
近藤淳也
じゃあまず、ポッドキャスターインタビュー的には、こんなもんですかね。
すぎべ
終わりましょうかね。撮っていることをちょっと忘れてしまっておりましたが。
近藤淳也
なんかあります?他に今後のこととか。
Akiko
もう十分。
近藤淳也
お知らせとか。
Akiko
いやいやいや、そうですね。
ぜひ続けていきたいと思っておりますので、
イラクで何食べた、こういう写真が欲しいとか、そういったコメントもね、いただくとすごく励みになるので。
近藤淳也
声に聞き会話の方からもちょこちょこやりとりされてますよね。
Akiko
そうですね、なんかすごく皆さんがすごく優しく。
すぎべ
引きずり込まれて。
Akiko
引きずり込んでくださる。
そういう感じじゃないですか、声に聞きの感じで。
近藤淳也
どなたと交流が多いですか。
Akiko
そうですね、もう本当に小田陣さんが一番かな。
あとヒロヒロシさんとか、いかさんとか。
近藤淳也
いかさんも登場してるんですね。
Akiko
はい。
近藤淳也
じゃあちょっとね、要望のある方はぜひね、またコメントで、
あきこさんのポッドキャストに声に聞きに書いていただければと思いますし、
すぎべ
ぜひまたちょっと、イラクの日常の様子もね、更新楽しみにしていますので。
今回はイラクで何食べた、からあきこさんが来てくださいました。
Akiko
ありがとうございました。
ありがとうございました。
01:08:38

コメント

よくぞ、この3人で出会ってくださいました! LISTENという場があるから、出会った皆さんの関係性とか思いがライブ感を持って(生々しく?)伝わるわけで、近藤さん、あらためてありがとうございます。「出会ってどうだった」という文章をブログで読んだとしても、やっぱりすごいな!と思うでしょうが、それこそ解像度が違いますよね。 大きな振り幅の中の重いほうの話になってしまいますが、シリアで起こっていることがろくに報道もされないことを5年くらい前から気にしています。あの場に身を置かれている方のプライベートな声を聞けるなんて。どう言ったらいいかわからない気持ちがぐるぐるしています。でも、おおむね、にっこりな気持ちです。皆さん、そこに存在して、しかも「ここにこうしているよ」と発信してくださってありがとうございます。

スクロール