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当エピソードのホスト、田中聡一郎です。今回は番組へのドネーションも兼ねて、このエピソードをご購入いただき、誠にありがとうございます。
普段はですね、全てのオーディエンスの皆さんにフリーで聞いていただいている通常のエピソードを作っているんですが、
この販売エピソードでは、それとは違った内容的にもハードコアで、
何だろうね、ディテール満載?ハイコンテクスト?もしかすると世の中の人からすると何を言っているのかわからない番組を作りたいというふうに思っておりますので、
引き続き番組をサポートしていただければと思います。
というわけで、今回はサンファクトリーチームのエディトリアルチームを勝手にエディトリアルファブフォーと呼んでいるんですが、
その4人で2023年の年間ベストソングは何だったのかというのをモチーフにし、
そこから2023年の実装、あるいはポップソングというのは今どういう場所にいて、どういう方向に向かっているのかみたいな話ができればなと。
何よりもここで50曲、我々は年間ベストソングを選ぼうと思っています。
なので皆さんそれに関しては本当にぜひアクセスしていただきたいと思っているので、それを含めて楽しんでいただければと思います。
というわけで、まずはホスト、田中聡一郎と、そしてこの方。
はい、編集者のテルヌマケンタです。
そして、
はい、編集者でライターの天野龍太郎です。
そして、
ハードコア批評家の伏見春です。
素晴らしいな。
そして、
ちょっと今日何の準備もないんで、ただいるだけになりそうなディレクターのキミーです。
よろしくお願いします。
キミーにいてもらったのはあれなんですけど、
いる?
いるって言ってるじゃないですか。
でもこのファブフォーって呼んでるわけですよ。
ファブフォーかっこいい。
何かわかります?
わかんない。
ビートルズのあだ名なんですよ。
ファビラスフォーっていうね。
めっちゃみんな嬉しそうな顔してるんだけど。
天野君はちょっと不満そうな感じ。
やっぱりね、頂点目指していかないとね。
編集の頂点。
編集の頂点。
ファブフォーって言ったらいいんですけど、
2020年代に男が4人集まってるどうなんだっていう。
いやでもそれで女優院で私呼ばれるのもちょっとどうなんだですけどね。
そうですね。
別に女性を代表してもらう必要はないです。
はい、もちろん。
少なくともこの4人とキミーを比べると、
俺たちの方がハードコアナードです。
なのでそこを客観的に相対化してもらう。
いやいやいやそれ何のことか分かんないし。
そんなことばっかになりそうな気がする。
してますね。
なのでこの5人でやっていきたいと思っております。
なのでチャートは実は50曲ほぼ選びつつあるんですが、
順位とか確定してません。
なので今日は流れ的にはこの4人それぞれが一つずつカードを出していく。
この曲について話しておきたいとか、
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やっぱりこの曲こういうテーマっていうのが今年感じられるので、
こういう例について話しておきたいっていうのを、
それぞれが一本ずつカードを出していって進めていくみたいな。
進行で考えているので、皆さん楽しんでいただければと思います。
じゃあまず誰からいきましょう。
じゃあ僕が選んだ曲じゃないんですけれども、
この中で選んでる方もいて、
年間ベストとか見てもこれが最大公約数の一つかなっていう楽曲があって、
それがラナ・デル・レイのA&Wですね。
これについてちょっと話したいなと思うんですけど。
じゃあまずそのA&Wについてのテルマン君の視点からもらってもいいですか。
僕は、説明しときましょうこれ。
A&W、アメリカンフォア、アメリカのバイター。
フォアっていうのはうちのお母さんの職業と同じで、
セックスワーカーのことですよね。
あるいはセックスワーカーを成り割としてないんだけれども、
非常にカジュアルセックス、いろんな人と寝る女性のことをフォアと呼んでると。
そういう曲でタイトルは、そして実際それにまつわるような、
倫理的ではない性生活みたいなものを描かれていて、
サウンド的には何ですかこれ。
後半でガラッと変わりますからね。
前半と後半で変わるんですよね。
そうだ、俺、ローリングソン・ジャパンの連載で原稿書いたから、
読み上げてもいいですか。
お願いします。
こんな曲です。
ふくよかなバイオンを鳴らしたギターがピアノのリフと要演に絡みつくイントロ。
前半4分は2010年代レディオヘッドを思わせるもの上げなアコースティックバラード。
TB-808風のビートとエレクトロニクスが奏でる後半3分との2部構成的な7分13秒。
7分もあるんですよ。
で、大焼けの場で億劫なくグルーミーな表情を浮かべることで、
ロードやスカイフェレイラ、ビリー・アイリッシュの登場を準備したララ・デル・レイは、
もはや今日的な音楽トレンドとは無縁の場所にいる。
要はこれに似たサウンドのアルバムなんてないよね。
タイトルはアメリカの売春婦。
女性の地位向上の時代でもあった2010年代に、
男性による女性の虐待を美化していると非難され続けたララ・デル・レイは、
この曲のコーラスでしょうこりもなくこんな風に歌う。
ベッドルームに彼を呼び出して、ホテルの床でファックする。
もはや誰かに愛されることなんて望んでいない。
これはアメリカの勝負になるための経験。
こんな社会の片隅に今でも潜んでいるだろう物語を通して、
今この瞬間も社会の基盤を翻弄し続ける欲望と感情という制御不能な装置を、
ララ・デル・レイは科学的に紐解こうとしている。
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どうですか、君。
いい曲だなと思って聴いてたけど、結構ハードなんですね、歌詞。
いや、1曲目からこれはかなりハードですよ。
ハードなとこから言いますね。
ホットキャストとしては。
この話からしていいのかね。
いいでしょう、でも。
タイトルからぶちかましてますからね。
でもどうですか、今俺が書いたような、
やっぱり本当に2010年代ってやっぱり女性の高齢、地位向上、
何よりもアイデンティティ政治の時代なので、
その時期にやっぱり彼女ってやっぱり恋愛ってパワーポリティクスでもあるわけじゃないですか。
その中でやっぱり女性が虐げられる、あるいは傷つけられることを美しい思い出、
メモリーとして描くみたいなことを必要にやった人じゃないですか。
まだやってるわけですよね。
で、どこから行こう。
でもとりあえず最初にリスナーの方にお伝えしておくと、
ここにいる4人、僕以外3人はこの曲選んでますよね。
大好き。
大好き。
ジェームマック選んでないんだ。
僕選んでないです。
選ばなさそう。
僕が選ばなさそうな曲って言ったらあれなんですけど、
まあ、長い。
長いよ、長い。
この曲の前半もそうだし、アルバム全体もそうなんですけど、
花歌レコードって言ってるんだけど、
基本的にラナデルレイの曲の作り方ってもともと花歌、
それをボイスメッセージ入れて、
それをプロデューサーたちが和声をつけていくみたいなやり方をして、
その間に彼女が歌詞を書き上げるみたいなことなので、
それの究極の作り方じゃないですか。
もうどう考えたって和音を後から乗せただろうみたいなことになってて、
それがなおかつスカスカなんですよ、どの曲も。
だからずっと花歌聴かせられてる気分になるっていう。
でもそれが普通に自分の日常的な感情でふっと出たメロディーと言葉で歌われるから、
リアリティはとんでもないわけ。
確かにこんな気分でこんな気持ちでその情景を思い出してるみたいなことになってて、
その強烈さです。
そうですよね。
そういう点ではすごくいい曲だなと思うけど、
僕割と何回も同じの聴くタイプなんで、
長い曲が自然とこういうところに入ってきづらくなるのはちょっとある。
これはテレモ君がよく言うさ、
俺は常に何度も見続けたくなる映画とか、
何度も聴き続けたくなるソングっていうのが重要で偉大なんだって言うけど、
テレモ君はそれとは別な価値観として、
存在するだけで、
自分はもう2回も3回も見たい聴きたいとは思わないけど、
それがそのある時代に存在したことが重要な作品みたいな、
そういうものもあるんだみたいな話も以前知ってたじゃないですか。
そうですね。
そっちだよね。
そうですね、これはそっちだと思います。
だから僕この曲を繰り返し聴くんだったら、
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後半の曲調が変わった後のパートを繰り返しショートエディットしたものを聴くだろうなって。
勝手にね。
俺も出た瞬間は衝撃受けて、
多分1週間の間に1日7,8回くらい聴いたと思うんですけど、
1日終わりそう。
2週間後から多分ほぼほぼ聴いてないですね。
そのあたりでもこの曲についてはどうですか。
プロダクションについては、前半はここ最近のラナが得意としている、
ものすごいリバービーな空間で生楽器の演奏を組み合わせたもので、
後半がエレクトロニックになるわけですけど、
でもそもそもラナって初期の作品はエレクトロニックだったので、
分裂はしてるんだけど両方ラナにあった要素だなっていうのがあって、
歌詞の中で私はプリンセス、私は分裂しているっていうラインがあってそこ大好きなんですけど、
まさにそういう曲かなって思いました。
あとミツキが今年出したタイトルが長い、
The Land Is Inhospitable And So Are We。
あれもラナの最近の作風にかなり近いプロダクション演奏アレンジになってて、
ラナの裾の拾い方とか影響の仕方みたいなところをつなげて考えられるかなと思ったんですよね。
ラナ・デル・レイやっぱ影響力本当に強かったんだねっていうのは思います。
ここ数年で本当にそれは感じられますよ。
やっぱりでもビリアリッシュにも影響を与えてるじゃないですか。
割と最近のビリアリッシュの楽曲はラナ・デル・レイっぽさ強まってるかなって感じはしますよね。
そうだからラナ・デル・レイの例のアナログ2枚組のアルバム、
No Man Rockin' Rockwell。
あれって割と2010年代的なソングライティングじゃなくて、
70年代的なソングライティングに回帰しようっていう形があって、
でもビリアリッシュのセカンドって100%それなので、
もう一回ビートからじゃなくて、ループからじゃなくて、
ソングライティングからビート組み立てていこうという発想なので、
明らかにあのアルバムの影響下にあるよね。
特にタイトル曲とか2部構成になってるのもこの曲っぽい。
あの曲の曲名が出てこない。
ビリーのセカンドのタイトル曲の後半音がでかくなるやつはすごいこの曲っぽい。
ラナ・デル・レイの2部構成を先取りしてる感じがある。
だからやっぱり相互影響かわかんないけども、
かなり通じ合ってる部分はある。
でもその2部構成っていうところだと、今年やっぱり2部構成の曲、
この曲2部構成の曲って他にもあって、
日本だと宇多田ヒカルのゴールド、
あと他に最近出たビヨンセのマイハウス。
明らかに後半突然曲調変わるみたいな。
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そこでもっとダンス要素が強まるっていうところでは共通してるのかなって感じは。
宇多田ヒカルのゴールドなんてもうね、
最初に宣伝やって後好きなことやるという極端な2部構成が。
ストリングスでバラードやった後に、
A.J.クック要素が出てくる。
キングダムっていう漫画の映画の主題歌なんですけど、
映画の予告版を見ると、
なんか宇多田ヒカルつまんない曲やってるなみたいな感じに思うんだけど、
聞くと完全な二面性だったっていう。
宇多田ヒカル筆記に対するラナデル・レイの影響ってあるんだと思います。
この彼女ってやっぱP.J.ハーベとかさ、
そこなんだみたいなところに愛着とリファレンスを持ってる場合もあるじゃないですか。
聞いてる気はしますけどね。僕もある気はする。
本人が言ってるのは、言及してるのは見たことないですけど、
たぶん聞いてるし、おそらく好きなんじゃないかなって勝手に思っている。
割と筆記のピアノ曲とかにはラナデル・レイっぽい、
誰かの願いが叶う頃みたいな曲はラナデル・レイっぽいかなって勝手に思ったりもする。
順次は全然違うけどね。
歌詞がきつすぎるから好きじゃない可能性はありそうだけど。
でも二人ともきついじゃん。
ラナはやっぱ人を選びますよ、これは。
さっき曹さんが説明したような内容を延々と歌ってて、
それを自虐とかユーモアにしてるんじゃなくて、
自己憐憫としてやってて、そこを美学としてやってるのでは本当に。
だからこそ強固なファンダムが生まれてるし、
非常に人を選ぶ作家だなという。
でもラナデル・レイはさ、ラナデル・レイっていう芸名にした時点で、
ある種マリギンマンソン的なことをやってると思うんだけど。
だから辰美さんがラナデル・レイのファンダムについて色々説明してくれて、
なるほどなと思ったのは、みんなはラナデル・レイのファンって猛進的じゃないんだって。
結構またお姫様がバカなことやってるって喜ぶみたいなファンダムだった。
だからあんまりトキシックじゃないの。
そこを本人も分かってるから、より過剰な演出。
今回のツアーのビクトリア時代のドレスみたいなとかさ。
シアトリカルってことですよね。
だからあれやっぱちょっと自虐というよりは自分笑ってるじゃん。
私ここまでちょっと体重大きくしてなおかつこのドレス着るのよみたいな。
それで鼻のついたブランコに乗るのよみたいな。
あれ美学をちょっと越した先にあると思うんだよね。
だから実はすごく主観的な音楽をやってるようで相対化されてるっていうとこはあるんだと思う。
このA&Wも自分が太ってるっていうバッシングを受けたことに対するリアクションが歌詞の中に入ってある。
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この私を見なさいよみたいな。
こんな体してますみたいな。
私の体を見なさいみたいな。
それはもう完全に当て付けで書いてるとか。
その辺も完全にメディアとの相互作用っていうのを意識して、
それが受けるってことも分かった上でやっているっていうのが完全な狙い通りって感じですよね。
ちなみにビリー・アイリッシュの曲はハッピー・アザン・エヴァでした。
セカンドみたいな。
そういう意味だと、この曲がこんなに今年評価されてるっていうのは、
映画バービー的なところとは共進してるのかなって気がちょっとしたんですけどね。
そのバービー的なものっていうのは一言で言うと?
一言で言うと、一言で言っちゃうと、
あの作品を一言で言うのは難しいんであれなんですけど、
その反転に次ぐ反転みたいな。
はいはいはい。いくつもレイヤーがあって、解釈が一通りではいかないし、
だいたいミスリードを誘ったようなところがある。
そこの中心に男女ってものがあるっていう。
はいはいはい。
ラナデル・レイって多分ずっと先駆者で、
男女、異性、対異性だね。
とのパワーポリティックスには、悲しみも痛みも傷も宿るけれども、
その傷がもたらす喜びもあるしとか、
そこのパワーポリティックスに対する複雑性みたいなものをずっとやってきたと思うんだけど、
多分2010年代半ば後半、第4波フェミニズム以降にある種時代的に影響を受けたラブソングっていうのが、
より正しさを求めるラブソングになった。
っていうところに対する常に安価?みたいな状態であり続けたのが、
今年じわじわと影響をいろんなポップソング、ラブソングに与えたなって気はしてるんですよ。
そこからちょっと広げていく。ここにつながるものを広げていく。
だからラナデル・レイは曲北なんだけど、
それについてやっぱり、かつての2018年ぐらいまでの女性が歌うエンパワーメントソングみたいなもの。
リゾぐらいが最後な気がしてるわけ。
もう女性が歌う女性をエンパワーメントする曲じゃなくて、
もっと違う位相に今年の女性なりクイアーが歌った曲っていうのは、
突入したという実感が僕はあります。
それで言うとマイリー・サイラースの大ヒット曲のフラワーズは、
結構これまでの2010年代からの流れにある女性のエンパワーメントソングだなというふうに感じました。
まず言っておきましょう。これはもうマイリー・サイラースのフラワーズは大ヒット曲ですよね。
英語圏であれば誰も知らない人がいないくらいの曲。
今年、Spotifyだとグローバル1位ですね。
だから当然歴史っていうのはいくつかのベクトルがパラレルに動くので、
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決してそういうマイリー・サイラースのフラワーズが古いというわけでもなく、
例えば僕が一番最初に上げたボーイズライヤーとかもわかりやすく、
男の子が明らかに浮気してる、浮気あいて一人じゃなくて二人いるんじゃないかみたいな、
そういう曲なので、当然それはもう延々に続く話じゃないですか。
男女間の問題では。
だからそれをモチーフにしてること自体が古いとかそういう話では全然ないと思うんですけど。
でも、A&Wの流れだったら、
これもしんくんが選んでたオリビア・ロドリゴ、オール・アメリカンビッチ。
これはセットで、A&Wとオール・アメリカンビッチはセットで選んでた。
なんせアメリカンフォワーとアメリカンビッチですからね。
やっぱり今回のオリビアのアルバムは意味的にはラナデル・レイオーさん結構強いというか、
傷を愛すみたいな要素っていうのは結構あると思うんですよね。
彼女のロールモデルであるテイラー・スウィフトにはなかった要素ってことだよね。
テイラー・スウィフト以上に自分の傷みたいなものをどういうふうに表現するか。
オール・アメリカンビッチはもうタイトル通り、自分がビッチでしかないみたいな表現であるし、
こっちのが売れてるけど、バンパイア。
バンパイアは音楽業界に入ることによる血を吸われる、バンパイアに血を吸われるっていうイメージ。
これってラナデル・レイにもそういうモチーフあるじゃないですか。
業界に入ることによって、業界で有名な人とかと弁当を共にすることによってのし上がっていくっていうことの、
それをゼーともヒトも言わないというアディチュード。そこっていうのはかなり近づいているかな。
ラナデル・レイにオリビアが近づいたアルバムかなっていうふうには、音は全然違うんだけども、
そういう印象も持ってますね。
ラナデル・レイで言うと今のモチーフという。
モチーフからするとあれだよね、2021年の、
ケイミスト・レイルズ・オーバー・ザ・カウンター・カントリー・クラブの1曲目。
ホワイトドレス。これ旋律したよね、聴いたときに。
凄まじいファルセットで、いかに自分が利用されたかっていうのを、
そこに喜びがあるかのように歌い、その時にホワイトストライプス聴いてて、
何々聴いててみたいなことを気持ちよく思い出してるみたいな。
私は19歳でホワイトストライプスが大好きで、
男たちとベッドを共にしていたみたいな、そういう歌詞ですよね。
そりゃこの年にこんな曲出したらソース感食うよね。
オリビアはジャック・ホワイトからお墨付きを受けたから、
そう考えると確かに繋がってるのかもしれないけど、
オリビアはもうちょっと優等生的というか、よくも悪くもきちっとしてて、
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フェミニスト的な姿勢を本当にここ最近打ち出してるので、
ちょい違うかなとは思いますね。
オリビア・ロドリーゴを曲を上げたのは俺としゅんくんと?
私はバラッド・オブ・ホームスクリーンとか。
全員曲が違うんですね。
多分、ソースはゲットヒム・バック?
いや、ゲットヒム・バックにしようかなと思ったんだけど、
最終的にはバッド・アイデア・ライトにしました。
メディアで今一番評価されてるのはゲットヒム・バックですよね。
アルバム聴いた時にゲットヒム・バックが一番だと。
あの曲はずいぶん前からTikTokとかでガンガン上がってた曲なので親しみもあったし、
あれウィザーじゃないですか。
ドンパンってウィザーが要は、
QueenのWe Will Rock Youのビートを80に変えて、
それにリフを乗せたらどういう曲が作れるかっていう大発明だったと思うんですけど90年代の。
それ今やってると思って。
曲も含めてそうだし、リリックも含めてそうなんだけど、
自分のテイストからするとバッド・アイデア・ライトなので選びました。
それ言うとAll American Bitchesは完全にウィザーのサーフワックスアメリカのほぼパロディみたいな曲なので、
今回の僕の10曲のテーマは一つやけくそ感なんですけど。
やけくそ感?
いや、そこは全く同じこと考えました。
引用がやけくそなんですよ、とにかく。
結構いろんな人たちのパクり方。
僕とてけくんがやってるてけしん音楽情報で、キラーズの新曲を取り上げたんですけど、
めちゃめちゃアンダーワールド。
って言うから俺聞いたけど、あれアンダーワールドじゃないよ。
いやいやいや、もう3Pでしょあれは。
いやいやいや、あなたたちはアンダーワールドのこともキラーズのことも分かってない。
あれはただのキラーズです。
それはね、そうなんだけど。
アンダーワールド味があるっていうのは別に僕らだけが言ってるわけじゃなくて、
海外メディアもそうしてる。
だからそいつらは全員アンダーワールドのボーンスリッピーもキラーズも分かってない。
ちなみになんて曲だっけキラーズの。
スピリット。
スピリットって曲だよね。ベスト版の一番最後に入ってるよね。
だからうちの奥さんと二人で、てけしんの二人がそう言ってるよって言って、
まずじゃあ曲を聴いてみようと思ったら、うちの奥さんが、これはキラーズです。
アンダーワールドのボーンスリッピーの一番重要なのは前半と後半で和製が違うっていうこと。
それはそうね。
何よりも彼が三人目のメンバー誰だっけ。
ダレン・エマーソンね。
ダレン・エマーソンが一番大事なので本当にビートがよくできてる。
何よりも一番、テクノって基本的にはハットとキックで作るビートだから、
ベースラインってあんま重要じゃなくて、ベースラインが重要なのはBPM120台のハウスなんだけど、
あそこのベースラインが最高なんですよ。
バンババブバババっていう、フュージョンで言うところの何ベース?
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チョッパー?スラップ?
スラップベースみたいなものをあそこに持ち込んでる。
140BPM、142のBPMにあれを入れるっていう、そういうアイデアはキラーズにはない。
似てるものがあるとすれば、ディレイをかけたシンセの和音っていう一点だけです。
あとはカールハイドっぽいメロディーのないフロー。
あのフローはブレンダンやってきました。
ミスターブライトサイドからそうといえばそうなんですよ。
そうなんです。
セルフパロディーでもあるってことですよ。
しかもベースはほぼピーターフックみたいな音っていうのも含めて、
セルフパロディーとパロディーも欧州。
ギターはU2だしね。
とにかくやけくそなんですよ。
そのやけくそ感っていうのは結構時代にあるなっていうのを、
このオリビアのやりたかった。
あと僕が選んだホットラインTNTっていうバンドは、
これ引用とかじゃないんだけど、音が割れまくってるエモ。
これは完全に意図的だと。
ハイパーポップを過ぎてもう一回正当な90年代エモをやってるんだけども、
その音の割れ方とか、全然別に新しいことはやらない。
とにかく90年代のミッドウェストエモをもう一回やるっていう、
そのアティチュードのやけくそ感みたいなものも含めて、
これは多分時代精神だなっていう感じがする。
ホットラインTNTはなんて曲を選んだんですか?
I Thought You'd Change。
君が変わったと思ってたっていう。
そのタイトルもエモっぽいですけどね。
ちょっとそのやけくそ感って言葉が若干俺わかってないので、
シビアの話がある程度落ち着いたらちょっと聞きたいんですけど。
それにもし繋がるとしたら、
今年は俺とにかく大ネタが回帰したっていうのは思ってたかも。
おそらく自分では選んでないですけど、
おそらくは全体のベスト50には入るだろう曲として、
どうじゃキャット。
どうじゃキャットのタイトルなんだっけ?
バカラックと彼女、誰だっけ?
リオーナワーイックのウォーコンバイの。
ソフトロックソウルアルバムのウォーコンバイ使った大ネタとかもそうだし、
俺K-POPで今年好きな5曲選べって言われたら誰も選ばないだろう。
エスパーのスパイシーが好きなんですけど、
でもゲイリー・ニューマンのカーズの新セリフっていうのを大ネタで使ってて、
大ネタは本当にあると思ってて。
どうじゃキャットは10CCも引用してますよね、他の曲で。
カニエは2000年代後半にやってたあの感じってもう一回来るかもみたいな。
キングクリムゾンみたいなね、思いっきりやるみたいな。
ボーンスリッピーじゃないですか。
そうなるかもしれない。
あんまり理解してる感じじゃないところがいいんですよ、あれは。
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それがやけくそで。
表層しか取ってないみたいな。
ただそれで言えばオリビア・ロドリガーはやけくそじゃなくて、きちっとやってると思う。
オリビア・ロドリガーはどっちかっていうと、
それが天野くんが得た優等生感っていうのはそういうところだと思いますよ。
きちっとやってるっていうところがソフィスティケイドされてるってところは、
確かにオリビア・ロドリガーはちょっと違うっていうのはわかる。
だから俺選んださ、なんだっけ、
バッド・アイデア・ライト。
俺今年、ベストロックソングではなく、
ベストロックンロールソングを一曲選べって言ったら、
舞うことなくこれ選ぶ。
だって普通に何度も3人の前で話しましたけど、
キミ・ウィリソン・ピケットの
イン・ザ・ミッドナイト・アワーって曲知ってる?
わかんないです。
60年代のR&Bソングなんですけど、
ドゥンドゥンドゥンドゥンドゥンドゥンっていうベースラインなんですよ。
同じなのよ。
で、なおかつその後に挟まれるパートっていうのが、
一度から1音下がって半音下がって半音下がるっていう、
67年くらいにビートルズのジョン・レノンが、
彼が作り出したわけでもないんだろうけど、
彼が使い倒したコードを入るのよ。
で、もう一回ドゥンドゥンドゥンドゥンドゥンドゥンドゥンドゥンになって、
90年代頭のピクシーズニルバーナがやった トニー圧を上げますっていうのをガーってやるっていう
リファレンスがもうすごい的確 90年代の女性オルタナティブロックバンドの曲にも聴こえるしっていうそういうなんか
きちっとしたリファレンスがいくつもあって それを一つにコンバインして新しいものにするっていう
のが本当に俺が10代の時死ぬほど好きで 天才ソングライターだと思ってたエルビスコステルを本当に彷彿させる
ソングライジングとプロダクションそうそうプロダクションがめちゃくちゃ今っぽいんですよ あのしなやかな感じが
なんかちゃんとちゃんと隙間をね塗ってる感じがあってそれがすごい今っぽい なんか頭よくやってるだけじゃなくていうかちゃんと
肉体が伴っている感じがあって だから僕はダンニグロが優秀ってことですよね
まあそうなのかな 僕は今回あのオリビアロドリーを選ばなかったのはアルバムトータルとして好き
だからって感じですかねどっちかというか 確かにねコンセプトアルバム感がちょっとなんかただいまコンセプトアルバムじゃないんだけど
全曲良いっていう そうそうそうそうそうそうだからてるまくんみたいにアルバムがいいから選ばないっていう方法も
あるしやっぱり曲良いから50曲の中に2曲か3曲入れちゃうっていう選択肢も多分そうですね あるって僕一曲選ぶんだったら天野くんと同じ
バラッドオブホームスクールドガールかな まあこれは本当に良い曲であのまあオリビア会
サインポッドキャスのオリビア会話したことでそこで結構池城さんも補足してくださったんですけど あのまあホームスクールドガールっていうのはその家庭学習
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学校に通わないで芸能活動とかスポーツ活動をする子供が とかまぁあるいはあの学校教育でこうなんていう
そこの水準よりも高いレベルの教育を受けさせようと親がこう 家庭教師とか自分で教育をつけるっていうのがまあホームスクールのってことなんですけど
まあそれオリビアも子供の頃から芸能活動をやっていて で自分はホームスクールドガールでその
学校に通ってなかったか社交性がないってことは自虐ネタにして歌ってるんですね これはまあ
細かいバースツーの部分とかも含めてすごい笑える 笑えで旬さんが言ったように完全にやけくそ
やけっぱちの曲でうが最高だと思います でリフとかの感じはやっぱりニルバーナじゃん
そこが好きです俺は なのでまぁ
普通に今年ベストロックアルバムを選んだらでも オリビアロドリブのガッツだよね
これは世間的には共有されているんでしょうか 世間的にはでも
あれなんかまぁ海外メディアとかそういうのも含めるとボーイジニアス そう思ったよりそのリストのランキング上位にめちゃくちゃ入ってるって感じでも
なかったんですよね もうちょっと上行くかなと思ってた意外とそのまあ
5位とか10位以内とかなんかあれ ロックで言うとボーイジニアスの下みたいな感じでやたらボーイジニアスの評価が
高いそういうのが海外メディアの印象 なるほどじゃあちょっとボーイジニアスに触れましょうえっと4人の中で10曲に
ボーイジニアスを選んだのは誰 いないんじゃないない
これ大丈夫なんですか我々悩んだんですけど大丈夫なんですか ボーイジニアスこそオリビアロドリブ以上にアルバムじゃないですかって感じ僕もそう
タイトルがねザレコードだからね そしてもやっぱりあの流れがすごい綺麗にできてる感じがあるっていうか
なんか1曲抜き出す感じはあまりないかなとはちょっと思いましたね ただあの候補に入ってたじゃん
そう50あのベスト50の全体には1曲入ってて 私はに抜くならあの曲かなと思ったあのノットストロングイナフですねそうでメディアのリストも
海外はみんなノットストロングイナフを選んでるって感じですね うん
いや実際ノットストロングイナフはやっぱりすごく良い曲で でまぁただね俺あの
ロリンソンジャパンの対談でも触れたんですけど ボーイジニアスが世の中的にこうみんなこう盛り上がってるからやだって話ではなく
アーマルくんに教えてもらってウェンズデーのアルバムがとにかく良くて なのでラッツオーゴッドですね
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これとやっぱボーイジニアスのノットストロングイナフってやっぱ対になるような曲だと思ってて
でだからどっちを選ぼうかなと思ってあえて あのノットストロングイナフを選ばずにウェンズデーの
チューズントゥーディザーブド
ディザーブドだっけディザーティブだっけ ディザーブですね
を選んだんですよ でやっぱりあので
ウェンズデーを選んだポイントは2つあって あのボーイジニアスおよび
フィービーをヒットした3人がここ何年かやってきたアルバムってどれもいいじゃないですか ただサウンド
ここ20年間のいわゆるインディロックの範疇を超えるものがあったかどうかっていうと そこはちょっと疑問なんですよね
彼らの彼女たちがちゃんとあの男性が牛耳ってた インディロックの世界できちっと派遣を取ってしかもいい作品を作ったから
っていうことで評価があるのは当たり前なんだけど まあ
ガッツと比べるとね驚きとかもあんまないわけですよね まあウェルメイドと言えばウェルメイドなんですよねそうだからやっぱり
あのまあこれは90年代的なあるいは60年代70て大的な価値観なのかもしれないんだけど サウンドが更新されることで新しいフィーリング
新しい光景を描くんだって考え方が一つあるわけじゃないですか そういう意味ではボイジーニャスはサウンド的に物足りない部分が
ただウェンズでは非常に刺激的なレコードだったサウンド的にっていうのがポイント 1
でやっぱりこの今回選んだあのなんだっけ ショーズンツーデザーブにしてもリフテンポがね80
やっぱり後半ぐらい90年代のテンポなんですよ 90年代の uk でも us でもみんな使ったテンポんでリフの3つのコードってやっぱ
90年代のリフじゃないですか でもそこにいかにも70年代風のラップスティールが入るみたいな
こんな組み合わせ誰もやってないよっていうサウンド的なまず驚きがあったので サウンド面でまずここに
あのウェンズでの方に1票入れたいって気分が一つ
まあウェンズでのラッツをごと本当今年の 北米インディーに限らずまあロック全体を見渡したときに
ベストレコードの一つだと確実に思うんですけど 僕一番好きなブルービリーバーって曲であれただ去年の2022年の11月とか12月に出て
エレキングの年末のインディーロックベストを書くときに もう今年のベストソングはこれなんで2023年はウェンズデーに期待しましょうって言うかと書いたんですよ
なんでまあブルービリーバーが大好きなんですけどあれば本当に長い曲でそれこそ テルマさんが嫌いになって
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ボーンスリッピーも長いからね
まあ展開していく 彼女たちのサウンドシグネチャーっていうのはオルタナカントリーに近くて
さらにマシューゲイズとかいろんな要素が入ってきているのだと思うんですけどそういう タイプのバンドにあんまりない
長い曲展開起伏がある曲で その次にやっぱり選ぶとしたチョーズンとリズディザーブかなと思ってますね
いやでもねあのたなそうさんが今行ったのはすごいわかって僕もやっぱり ボーイジーニアス乗り切れないがそこなんですよね
その目新しさがあんまり音からないっていうそういう意味ではあの1曲目が一番サウンド 的には刺激的だったかなっていう
だから俺ここ10年ぐらいあの傷くん あの大阪在住の映画音楽ライターのでポッドキャストに
出てもらった時もそうじゃない時もたなそうさんアレですよアレですよ インディロックのエコード延々聞かされるんだけど全部同じなんだもん音が
って言って全部あの一生してきたという いや
ウェンズでは本当にあの似たレコードがほとんど思いつかないんですねあの音作りっていう の
だからあのまああの オリビアロドレゴとウェンズデーにどっちに
あとボーイ神社さんねこの3枚に無理矢理優劣をつけるとしたらどうするか これどうでしょう
自分の中のいろんな自分が攻めり合いませんそのオリビアですオリビアとエンジン スウェーデンとボーイ人ですでもこれやっぱりあの女性アクトの重要なロックレコード
の3枚であるのは間違いないのでまだ他にも当然ありますけど と
僕から言っていいですか1位からオリビア ボーイジニアスウェンズで大僕は俺も同じですねえっと
ボーイジニアスはでも結構その音の保守性みたいな 新しいとこないよねっていうのはこれ結構の海外メディアの評価見るとやっぱりリックの
評価がすごい高いねそうだよねそのリリックを生かすっていうのがした分今回の アルバムの着目点だから
ことはある種その保守的な方がむしろリリックに注目が行くっていうのは一つあったと 思うんですよね
やっぱり今のトロストングイナフの歌詞とか見ててもやっぱりこれは素晴らしいあの 素晴らしい歌詞ですよね
最初からそのキッチンにブラックホールが開いていて ですべての時計が別の時間を刻んでいるっていうすごいその指摘にやっぱその
キッチンってとこで多分ある種の女性性の混乱みたいなものをすごい 短いラインで表現しているしであのねなんか
キャニオン峡谷でドラッグレースをまあね なんかすごいスピードで出しながら
9話のボーイズドントクライ歌ってるみたいな すごいイメージが浮かぶようなでかつ
前々皆さんでいる時に話したんだけどボーイズドントクライってある種のその クイアソングでもあるというか
39:01
まあ男の子ってこういうもん男の子って泣かないでも泣いちゃうっていうような そこのマイクイアンの制度揺れみたいなものをまあ
表している曲でもあるし実際そのトランスジェンダー 男性の映画のタイトルに
トランスジェンダー男性を主人公にした映画のタイトルに使われたりもするのでそういう えっと
文脈っていうのも追っているっていうところも含めてやっぱりいろんな文脈を 繋ぎながらかつ指摘に結構ポイジーをで短くそれを表現するみたいなこの日が
非常に巧みな曲だと思うし でもこのノットスタロングイナフ2 b 岩満っていうすごいいいよね
あなたの男になるには十分強くないっていうこの なんかすごいねじれている
かなり複雑な市場ですよねそう俺やっぱり みんなこの曲好きっていうのは特にあの英語圏の人が好きっていうのはすごいわかる
っていう点でやっぱり僕はちょっとボーイジニアスはなんだかんだ まあもともと3人特にジュリアンベーカーが好きだったんですけど
なんだかんだ好きだなっていう気持ちはやっぱり出てきちゃうかなっていうところは ありますね
だからそのリリックの主題とそこの描き方において いかにこのボーイジニアスのノットストロングイナフが優れているかっていうのは本当に
伏見くんが言った通りだと思うんですけど やっぱそのある種
女性がこう求められる強さ あの男性的な強さなのか女性的な強さなのかを持ってないんだって告白なわけじゃないですか
それはもうやっぱり2018年には歌われなかった歌だと思うので 圧倒的に新しいと思うんですけど何よりもリリカルだよね
ただやっぱりこのあのウェンズデーのChosen to Deserveは本当ついになってて もうタイトル通りのタイトルが
リフレインコーラスなんですよ I'm the girl that you are chosen to deserve
私はあなたにとってふさわしい女性なんだって言ったわけ これめっちゃ2023年じゃないですか
これ誰が20世紀に歌ったっていう ボースティングもあるしでなおかつあのコーラスはそうなんだけどバース読んでいくと決して
そういうあの私は美しくてみたいな強くてみたいな歌では全然ないわけ でもなんか今年さあの夏目くんがさ
サマーアイで急婚って曲作ったじゃないですか であれを作った時に結婚しようぜって歌いたかったんだってやっぱり言ってて
要はやっぱりその結婚制度っていうのはどうなんだっていうようなことがやっぱり ここ10年間でメスを入れられてきたし
それを男性が女性に告白するみたいなことが政治的どうなのみたいな気分がある中で いやその感情は俺あるんだから歌いたいんだって歌ったってあれ結構
あの胸がすくような曲だったと思うんですよそれと同じようなものを感じるわけ 私はあなたにふさわしい女性
42:03
すげーかっこいいと思っちゃったんだよね すげー個人的な話していいですか有料なんで
しとこ結婚するかもしれなくてで結婚の条件に 彼女が結婚についての批評文を私に書く
めちゃくちゃ面白いじゃんそれ めんどくさいカップル
で私にどんなメリットがあるのか証明しろみたいな 批評文を書くことがメリットなんだけど批評文を読みたいととにかく
あんたの批評が好きだから ハードコア批評家だから 読みたいと だから 書いたの まだ書いてない
一昨日ぐらいに言われて 来年ぐらいちょっと僕も仕事を辞めてどうにかみたいなことを考えてたりするので
そのタイミングでそういうことも結婚も視野に入れてるよねみたいな話をして あんたはメリットあるかもしれないけど私のメリットをくださいと
とりあえず批評文を書けって言われたんですけど そういう結婚についていろいろ考えているんですけど
なんかやっぱり結婚はポジティブに捉えたいなって気持ちはあるんですよね
ちなみにそれ言われてどう思ったの 望むところだった
いいじゃん めっちゃいいね
すごいでもそれもわかって彼女言ってくれてるんだもんね
だからこの曲もそうなんだけど
人が人を愛することにどうしても政治性がついて回るから
そこでのトキシックさとかハラスメントみたいなことが10年間やっぱり歌われてきたんだけど
やっぱり人を愛することには責任伴うけど
愛すること愛されることってこんな無情の喜びはないよっていうトレンド波が静かに押し寄せてる感じはするんですよ
私はあなたにとってふさわしい女性 男がそれ言ったら古い感じするじゃん
20世紀的な感じするじゃん 女性がそういうことの高揚感ってなくて
みたいなことで俺はボーイジニアスは素晴らしいレコードだけどウェンズデニー一票って気分になったんですよ
サウンドとリリック
しゅんくんに批評を欠かせることが条件っていう
それを突きつけた時点であなたにふさわしい女性ですよって言ってるようなもんじゃないですか
だからもうだから望むところだったんだよね
だからポップ音楽の世界でも世の中でもしゅんくんの半径5メートルでも
明らかに喜ばしい変化っていうのがあったのが2023年だっていうことなんじゃないですかね
いやそうですよね
だって変化っていうかそれが言えるか言えないかだけですよね
多分思ってはいると思う今までもずっと
なんか恋愛にのめり込んでるだけで馬鹿にされるみたいな空気あったじゃないですか
そのリベラルそうない
この恋愛市場主義者みたいなこの中で一番リベラルって言葉にまだ希望を感じてる
45:06
天野くんが不審そうな顔をしてましたけど
俺リベラル捨てたからもう俺が本来に思ってる
あの自分第三者の自分の幸せよりも第三者の幸せ
自分のリアリティよりも第三者のリアリティを先に考えるんだっていう定義だったリベラルはもう汚されてしまったので
俺も自分の肩書きとしてのリベラルは捨てたけど捨ててないでしょ
まあでもそれも自分の中で迷いとか俊敏は日々ありますけどね
でもまあいい方向に進んでいきたいということは考えてはいるので
リベラルはあんま捨てたくないかな
まあでもやっぱりリベラルって言葉に対する
まあレッテルとか人々が抱くイメージっていうのがどんどん良くない方向に進んでるのは日々感じているし
まあそれは東広木とかがやってることでもあると思うので
だからリベラルってまだ多分俺20世紀では
いや俺リベラルですからって言えたんですけど
20世紀の時点で俺愛とか正義って言葉もう嫌いだったわけ
こんな政治利用されることはないと思って
それ以上にリベラルって言葉はやっぱり政治利用する人たちを示す言葉になっちゃった
それを今ポップソングがひっくり返そうとはしてると思うね
だからそうなんかもともとは志してたリベラルってものが死んだわけじゃなくて
リベラルって言葉が違うとこに持っていかれてしまったっていうか
じゃあもうリベラルって言葉は使いません
新しい言葉を作りますっていう僕はどっちかというとそういう気持ちです
政治的な話をあんまりするのもあれなんだけどもこの場合は
リベラルってもともとは一番遠くからものを見ましょうっていう
ジルドゥルズという哲学者がですね
日本の住所の書き方があれがリベラルなんだっていうところがあって
要するにアメリカとかフランスって一番近い
バンチから入って町市県国みたいな感じだけど
日本っていうのはまず国
東京都なんとか区新宿区みたいな順番に
だんだん広いところから狭いところに
それがリベラルの考え方なんだって言ったことがあってですね
それは昔は多分機能したんだけど
今その距離感ってものがネットとSNSの普及によって
無効化されてしまったと思うんですよね
完全に破壊された
そうそうだから日本にいながら
なんかそのパレスチアのことを考えたように思える
ウクライナのことを考えたように思えるっていう現象がある
だから遠くのことが見えてる気がするっていう状況になってしまったので
完全な錯覚だけどね
そうそう錯覚なんだけども
昔リベラルの価値観が持ってたような変化の力
みたいなものが失われてしまったっていうのが非常に大きい
それは多分テルノ君が言った言葉の定義っていうのは
48:01
もちろんその通りなんだけども
それと同時にもともと本質的に持っていたものも
多分損なわれているっていうのが思っていますね
だから僕はハードコアになるっていうのはそういうことってか
まずは僕の彼女に納得させる文章を書くっていうところから
もう始めるみたいな
めっちゃ言われてて面白い
でも本当に日常から始めないとではないんで
もう極端な話
一人だけ分かればいいみたいな文章を書くみたいなところから
やっていこうと思ってるみたいな気持ちが
今はフツフツと湧いておりますけど
ちなみにこれ聞いていただいてる人に一応言っておくと
我々は別にリベラル批判をしたわけではないです
むしろかつてリベラリズムというものが持っていた価値観みたいなものが
今まで話してた何曲かも含めてなんだけれどもが
むしろ再浮上
再定義される形で再浮上してきてるんじゃないかっていう気もする
すごくいい兆しをいろんなポップソングから感じる年なのは間違いない
特に楽曲レベルでそれはすごい感じますね
後で言おうと思ったんだけど
結構アルバムっていう単位で
ベストを考えるのかなり難しいなっていうふうに思ったんですよね
それはもう今年日本のビルボードチャートの年間ベストアルバムを見ててびっくりしたんですけど
全部ボーイバンドなんですよ
旧ジャニーズ事務所所属アーティストか
K-POPのアーティストしかいない
つまりアルバムってものはコレクターズアイテム化しているんですよね
ファンが聴くもの
そうこれは多分アメリカだとおそらく最新のデータ調べらなかったんだけど
テイラーが独占しているはずで
去年のミッドナイトと今年出た1989と
もう一枚なんだっけ
スピークナウ
そうスピークナウの再発がベスト3を独占しているはずで
つまりこれはもうアルバムっていうものが一つの作品として聞かれるというよりも
そのアーティストを応援するための作品
作品というか応援するためのグッズとして
買われてるっていうのが一つあるし
かつもうそのストリーミングサービスの中で
じゃあアルバムって何なのっていう定義自体が曖昧になっているっていうところ
それぞれのアルバムの捉え方も違う
簡単に言えば15分でアルバムって言ってる人もいれば
70分もしくは100分のアルバム作ってる人もいるし
これを一つの文脈で語るっていうことができるのかっていう話
しかも俺はできると思う
本当ですか
一つに固めたものがアルバム
固める必然があったから固めたわけでしょ
その必然性自体が結構みんなバラバラじゃないみたいな感じを
俺は覚えちゃうから
なんかアルバムって考えれば考えれば難しくなってくるなって感じはあったんだけど
ソング選んでたらめっちゃ楽しかった
でもそもそもあるよ
俺昔からアルバムチャートって何っていう
アルバムを評価するってどういうことっていう部分はあった
だってアルバムの成り立ち自体が
51:01
そもそもシングルコレクションみたいなものから始まってるわけですからね
でそれをビートルズが60年の半ばに別なものにしてしまったがゆえに
アルバムという神話がまだ続いてるだけで
そこは神話っていうのは壊されるためにあるわけだから
とは思うけどね
でもなんかもうすでに壊れた後の2週目とかには入ってる
3週目には入ってる気はするんですけどね
でもちょっとソングの方に戻すと
さっきオリビア・ロドリゴ・ボーイ・ジニアス・ウェンズデイの順番って話して
最初にしゅんくんが言ったやつに同調はしたんですけど
僕それは途中までで今選んだら多分ウェンズデイが1位になって
ボーイ・ジニアスになってオリビア・ロドリゴの順になるかなと思ってて
なんかこれ今回このソング選んだ時も感じたんですけど
だんだんオフグリッドの方に僕進んでるなと思ってて
サウンドの好みとかテイストっていうところで
やっぱりそういう意味ではなんかより割り切れない複雑性みたいな
そのグリッド感にあるものみたいなのを
なんか注視したい方向に行ってるなって自分で曲選んでて思ったんですよ
弾き語りがいいって言ってましたね
そうだよねテレモン君はとにかく弾き語りのギター1本の
オフグリッドな揺れまくるようなものが今年ベスト3だって言ってたよね
だから僕はなんかもともとは割と音色優先というか
テクノとかやっぱりそういう方が好きなんですよ
曲なんかメロディーがとか歌詞があってるよりも
音色でビビらせて欲しいリズムでビビらせて欲しいっていうのが強いので
そういうのが好きだったんですけど
だんだんなんか今年はそのパンチ力優先から声と演奏とか
そういう方にちょっと後半に行くにつれてより強まってきたなって感じが
改めてこれを聴いている人用にそういった文脈にあるテレモン君のベスト3曲
一応教えてください
そうですね一応ちょっと順位的にはまだ迷っているところあるんですけど
ただその象徴する3曲は今年の初めの方に出た
BECKのThinking About Youっていう本当に弾き語りな感じの曲
アコースティックなやつですよね
次がラナデル・レイのSay Yes To Heaven
古い曲ね
古い曲です
大人気曲をようやくレコーディングしてくれたっていう
で3曲目が日本の15歳の中学生のシンガーソングライターの
月野晩三家ってやつの特に弾き語りバージョンですね
なんでこれ聴いている皆様ぜひその3曲はチェックしてほしい
でいうと2人は俺にも答えはあるんですけど
そのサウンド自分のテイストの向かっているサウンドみたいなものはありましたか
あるようなないような
でも寺山さんの話の流れでいくと僕が今言いたいのは
54:02
ペソプルーマーの曲とペソプルーマーの何でもいいんですけど
コリドというジャンルがあってメキシコのカントリーミュージックと言われていて
メキシコの伝統音楽の上で
犯罪物語をギャングストラップのように歌うっていう
ジャンルがもう今年めちゃくちゃ大ブレイクして
その大評価がペソプルーマーなんですけど
あれがまさに人力生演奏で
域があっててめちゃくちゃ演奏をビビるほど上手いんですけど
グリッドに沿った機械的なサウンドで全くないので
その点で並べておきたいっていうのと
あとザック・ブライアンのアルバム全体素晴らしいんですけど
僕は好きなのがEast Side of Sorrowですね
2曲とも10曲に入れてくれてるんだ
ってなると全体を見渡した時にラップソング全然僕なかったですよ
あ、この中でラップソングを上げた人はどなたかいらっしゃいますでしょうか
ノーネームの1曲僕入れましたね
ネームセイク
俺1曲も入れてない
USはないです
ナメダルマだけ
ギリギリ
でも僕もそれは選びたいです
ギリギリ要するにボーイズアライアパート2で最高の
アイシスのもうアイスパイスと呼ぶのやめたんです
アイシスって愛称で呼ぶことにしたんですけど
アイ子ちゃんみたいな感じですね
アイちゃん
アイ子のことはもうアイちゃんと呼ぶし
アイスパイスのことはアイシスと呼ぶことにしたんですけど
アイシスのドゥルルっていう最高のもう
バースのさ最初の8小節だけで全部持ってくじゃん
ドゥルルドゥルルドゥルルって全部踏むのかよっていう
あの最高のラップパートを聞くと
ドリル由来の
そうドリル由来のあのドゥルルっていうのを聞いて
なおかつウィスパーボイスを復活させた
何なら90年代のやけやかよみたいな
ピンクパンサレスのフロー
1曲の中で詰まってる
しかも2分ちょっとみたいな曲を聞いちゃうと
2分半のラップソングとかでも
これに勝つ曲ないじゃんみたいな
そうそう短い曲大好きなんで
僕もこの曲が大好きです
ボイズライアンを入れたのは俺だけ
これなんかもうあの
ビスト50の方の上位に確実に来るだろうなって思ったから
外した部分もちょっとありますね僕は
僕も同じですね
各メディアがトップ10には必ず選んでる
トップそれこそね1位に選んでるメディアも多いって感じですね
なのでラップソングはだから俺
これラップソングと言えばこれが1曲
VOXYって言うなら
ビヨンセマイハウスが若干
ラップソングのハンチにも入るかもしれないなぐらいですかね
まあそうですねラップパートありますからね
しむくんは?
57:00
僕本当だからUSラップあんま聞いてなくて
あげるとしたらあれですね
Meganのコブラ
あのギターリフから入るかっこよさっていうか
ちょっとそのなんて言えばいいんですかね
ちょっとあれもなんか歌詞もやけくそじゃないですか
なんかあのやけ
あれが俺の中でやけくそ感なんですけど
なんかもうなんかあのどうでもいいみたいな
なんでもいいみたいなそういう感じ
おめぐさんいろいろありましたかね
そうそうそういろいろあって
前もうちょっとその去年とかおととしのレコーダー
俺もうちょっと強がってた感じするんですよ
その銃撃撃たれても彼氏から撃たれても平気ですみたいな感じだったんだけど
もうなんかどうでもいい私は傷ついている
もう知らんみたいな
なんかそのやけくそ感みたいなものと
あのギターのなんかグランジみたいな
ドゥドゥドゥドゥみたいな
その雰囲気っていうのがめっちゃいいと思う
それは今回ナベダルマ選んだのにも
なんか俺の中では繋がっているっていうか
あのバットホップとナベダルマのビーフの意味としては
俺はバットホップなんか正直ちょっと肩を持ちたいんですよ
それはあんまりパクリっていう批判は嫌なんですよね
この曲ナベダルマの1曲1行目から
お前のはパクリで俺たちはレクイエム
そうそうレクイエムみたいなもうパクリであることを
ずっとディスり続けるみたいなことをやってるんだけど
いやだってパクリじゃん全部って
俺はもう極端にその全部その著作権なんてなくなればいいぐらい
音楽の作曲に関する著作権なくなくなればいいって思っている
あの派閥なのでそんなね
まあ争点はそこだけじゃないと
そうそこだけじゃないんだけど
そこの点に関してはちょっと俺はバットホップの肩を持ちたいんだけど
ちょっとね楽曲としてやっぱりなんかねこの
なんかその子供の喧嘩みたいなことだと思うんですよ一部
子供の喧嘩がなんか美しくかっこよく響いちゃうっていうところの
なんかそこにもなんていうのかなそれはやけくそ感なのかわかんないけど
なんかあの一見バカらしいことをやってるのがなんかいいみたいな
なんかそれ感じを俺は覚えてそこになんか興奮しちゃうというか
なんかずっと聞いちゃうみたいな感覚がある
feel over beef bad hop is deadはマジで素晴らしいと思うんだけど
これはディス曲なんですよね延々とバットホップをディスってる
でその悪口芸が完全にアートになってるというか
最高のラップソングになってるっていうのがまず素晴らしいなと思うんですよね
あとこれはそのこの曲が二重性があるっていうか
まあずっとディス曲なんだけどずっとレクイエムだって言ってるんですよね
その亡くなった友人というかそのクルーの仲間に対する
レクイエムを歌っているんだっていうのをひたすら言い続けてるみたいな
なんかその今回僕は割とそのやけくそ感と
レクイエム感というかちょっと幽霊みたいなテーマがあるなっていうのは
1:00:04
俺の曲の中で覚えたのはマークフィッシャーじゃないと思うけど
その系統はあるかなっていうのはあってその意味でもナーメダルマ選んでるんですけど
だから一つ総じてまとめとくと
経済的なインパクトとしてもUS北米首都グローバルにおいて
ラップっていうのはもう急激に加工したと
でもののデータによっては2018年が一つの頂点だとすると
それの半分以下になってるっていうデータもあります
これは経済的な話でただ文化的にも今年
自分は個人的にもやっぱりチャートを見てもそうだけど本当にUSラップ
あの5、6年前までほぼほぼラップしか聞かなかった
自分が信じられないくらいUSのラップを聞かなくて
むしろJラップ今年はワトソンのアルバム出たみたいな事件もあるにはあるので
Jラップはここに関しても色々良い部分悪い部分複雑な
良い意味での過渡期ではあると思うんだけどは注目点は
ただやっぱり注目すべきポイントたくさんあったと思うんですね
ただUSラップについては全般として興味を失ったし
文化的なインポットが移れたのかなという気はしてるんですが
ここは共有できますかどうでしょう
まあ同感ですね
やっぱり今年ヒップホップ50周年のイベントがたくさんあったけども
そのまま歴史化してしまったことによるものなのか
やっぱりその勢いみたいなものは失われたような感じはどうしてもしちゃうなっていう
歴史化するっていうのが俺は決して悪いことじゃないと思うんだけども
それゆえのチャートの伸びみたいなものがなくなったのかなみたいな感覚
ある種の停滞期がしょうがない
ある種のバイオリズムとして停滞期に入ったような感触っていうのはどうしても持ってしまう
自分の話に持っていくと
やっぱそれってヒップホップのラップの
ザ・オングリッドなところへの空きはあると思うんですよ
なるほど
出事自体にちょっと飽きてきてる
だってやっぱ今年のUSのチャートとか見てると
それこそさっき天野くんが言ってくれたザック・ブライアンなんか象徴的だと思うんですよ
あれってやっぱり数年前もあったらあんな売れなかったと思うんですよね
パンチはないじゃないですかサウンドに
その辺なんかその
何だっけあの一番売れてるやつ
しゅんくん選んだやつ
モーガン・ウォーレンのラストナイト
モーガン・ウォーレン
今年の前半とかはやっぱモーガン・ウォーレンのほうがいいなって思ってたけど
後半は僕はもうザック・ブライアンのほうが全然いいと思ってるみたいな
その差
そこの違いっていうのがなんか僕は
やっぱラップが飽きられてるところの一つじゃないかなと思うんですよね
バンドサウンドが
1:03:02
そのグリッド感とかパワフル感っていうのがやっぱラップソングに比べて弱くて飽きられたのと
また逆の現象が起こってるっていうか
なるほど聞いていただいてる人に僕らが言いたいのは別に
僕らラップイズデッドと言ってるわけではなく
実際アンダーグラウンドにはすごく刺激的なレコードがたくさん
特にベイエリア東西特に東ですけれども出ているので
むしろだってそもそもヒップホップってさ
ストリートから始まったものなわけで
そこに回帰したっていう
2010年代オンラインでのカルチャーになった
まずミックスCDがフリーで聞けるようになったタイミングから
ストリーミングサービスでSNSを舞台にして
ラップカルチャーがある種オンラインになったことの振れ戻し
健康的な振れ戻しのタイミングでもあるっていう視点も含めての
ラップに対する視点だよね
でちょっとテレマックの今の話で
今回のテーマでもある優れた曲を50曲選ぶっていうことだけじゃなくて
ソングポップソングって形式がどこに向かうのかっていうことが
ちょっとヒントを一つカード投げてもらったと思うので
この後はじゃあソングライティング和製構成尺ビートリリック
メロディーのフロープロダクションそこにおける
全体的な性質性みたいなものがどう変わってきてるかみたいなものを
一つ一つまたサンプルを上げながら続けていくことにしましょう
でこの続きでね今テレマックがいわゆるオフグリッドなものの
音楽の心地よさみたいなものに自分のテストも向かってるし
シーン全体ソング自体が向かってるんじゃないかって話があったじゃないですか
自分の実感を言います
俺今年はインプットやっぱ少なかったんですよ
なので割と自分の好きなものをちょちょちょちょと何度も聞いて
で必要聞くべきもの必要のあるものを飛ばし飛ばしながら聞いていくみたいなことだったので
そうなると何度も聞いちゃう曲があるわけ
でそれの一番一つ代表曲がジェシーウェアのフリーユアセルフで
これ1回聞いちゃうと
ここに来るまで新宿から歩いてきたんですけど15分間
その間に5回ぐらいずっと聞いてもう大興奮ですよ
これ以上の曲が世の中に存在しないみたいな
で皆さんに一応聞いていただいてる人に説明しとくと
ジェシーウェアのフリーユアセルフ及びこの曲が入ってる
That Feels Goodハウスアルバムですよね
ある種保守的とも言える特に新しさの何もないハウスアルバムなんだけど
俺常々でね自分の保守性の一番の象徴的な価値観なんですけど
1:06:01
リズム&ブルースとハウス以上の音楽が世の中に存在しないって本気で思ってるわけ
でもうこれができてしまったんだからこれ以上のジャンルっていうのは
いくら出てきても10年刺激的でも超えるものはできないと思っていて
それをこのジェシーウェアのこのアルバム
That Feels Goodとフィールユアセルフを聞くと再認識した
ハウスが本当に最高だ
今年はいいハウスアルバム多かったですよね
だからトロイシヴァンとかもハウス的
そう完全にハウスですね
であと僕が大好きなカーリー・レイ・ジェプセンの
サイケデリックスイッチをベストソングに押したいんですけど
あれ完全にフレンチタッチの見事な再現になってるんですよ
でもう聞けば分かる通り
ダフトパンクのTOMAがやってたSTARDUSTの
Music Sounds Better Than With Youのかなりオマージュに近いサウンドで
もう最高ですね
でアルバム全体
ラベリエスト・タイムがかなりダンスポップハウスアルバムになってるって感じです
そうなんかねオフグリッドオングリッドって
ほんと単純なグリッドって話じゃなくて
僕からするとやっぱりジェシー・ウェアのアルバムも
もちろんグリッドに沿ったハウスアルバムって言ってるのはそうなんですけど
やっぱりそうじゃないニュアンスってあるじゃないですか
その隙間を縫う感じっていうか
そこは多分シカゴハウスにもあった
デトロイト・テクトルにもあった
オングリッドなんだけど
例えばサンを入れたりとか
揺らぎを作るっていう
ベーシックな本当にブラックミュージックにあったものがあるかないかだと思うんですよね
かなり荒い初期の感じってありますかね
デトロイト・テクトルのシカゴハウス
なんかそういう隙間とか複雑性みたいなものを
またみんな求め始めてる感じなんですよね
僕の見た目では
そこのほんと区切った気持ち良さっていうのが
ここ数年はやっぱ支配的だったんですけど
そうじゃない
もうちょい緩くていいよねっていうか
そういう意味だと
ニュージーンズのセカンドEPの
ゲットアップなんかは
結構そこの感じをよくキャプチャーできてたんじゃないかなって気はしますね
ニュージーンズはやっぱ
ボーカルの表現がすごい繊細だなって思って
もう聞いててASMRみたいな感じを
ASMR?
ASMR
耳に心地よい音
咀嚼音とかそういうものを聞くコンテンツ
あれに近い
唇のずれる音とか
歯が当たる音とか
口を開いた時の音とか
1:09:01
リップノイズとして
とかあと声のこすれみたいな
そういうフェティッシュをすごいニュージーンズから感じますね
やっぱりニュージーンズはここ4人の中で
最大公約数
そして多分あると思うんですよ
で4人で打ち合わせした時にも言ったように
ニュージーンズほんといいじゃんって
でこれをなんかちょっとスノビッシュに
ちょっと避けてみるとか
100%ないよねって話もしたじゃないですか
でなおかつやっぱり去年のDITから
今年のOMGでGET UP EPに至るまで
進化半端ないじゃないですか
当初は90年代的な衣装
90年代的なR&Bだったのが
やっぱりそこにはピンクパンサレスの存在とか
ピンクパンサレスを経由して
TikTokの中で女性プロデューサーたちがたくさん出てきて
それをSpotifyがプラネットレイブっていう
プレイリストを作ることですくい上げて
さらに広げたみたいなこともあると思うんだけど
ニュージーンズはオリジネーターだけどさ
GET UP EPのシャイボーイとかETAとか
その先
スーパーシャイ
スーパーシャイとかさ
その先行っちゃったじゃんっていうビートじゃないですか
でヒントはやっぱりピンクパンサレスにあったし
彼女が扉を開いて
いわゆるトラップ以降のビートとして
2ステップもドラムベースもバサノバのビートも
全部リバイバルさせた
でそこにジャージクラブのトレンドも混ざってきた
みたいなことがあったんだけど
全部把握した上でやっぱりGET UP EP作られてるんで
なおかつK-POPってこれまで
北米の音楽と比べて
やっぱりちょっと違いがあったのは縦レイヤー
北米ってやっぱトラップ以降って
縦レイヤーの中で中域がなくなって
低域と高域で作るっていうものがあったのが
K-POPってやっぱり結構マキシマムで
中域もバンバン詰まってたじゃないですか
もうニュージーズは最初の時点から
全部音抜いちゃった
でそれがこのGET UP EPにも
より音を抜く方向に繋がってるし
この前出たリミックスアルバム
どこまで抜くんだよみたいな
骨しかねえだろみたいな
だからそこは本当にやっぱりK-POPの文脈で
K-POPを進化させたっていうのもそうだし
やっぱりそのトラップ以降の北米のシーンに対する
回答を明確に出したっていう意味でも
やっぱりとてつもない存在と
やっぱりを示したのは間違いないと思う
そうですよね
やっぱり1年前にもしあれが出てたら
ETAとかもっとキックがもうドセンと
重い感じになっちゃったと思うんですよね
そこを割と早めに抜いてきた
軽めにしてきたっていうところは
やっぱり本当にすごいなと思いますね
だからやっぱりそれに比べると
1:12:00
JESSIE UAって本当にオーセンティックなわけ
そうですね
もうドンドンって言ってんなみたいな
でもそれはやっぱり
本当にシカゴハウス聴いた時の懐かしさで言うと
やっぱりBEYONCEの去年のアルバムとかとも近くて
やっぱりその例えばRUSH
トレイシマンのRUSHとかもベタベタじゃないですか
もう使えることばっかどうかわかんないけど
かつて芸ディスコって言われた
もうあのきついキックときついハット
でブリブリいうベースラインみたいな
こんなベタベタな曲あっていいの
いや最高ですみたいな反転がある曲じゃん
そうですよね
だからあのアルバムの中にRUSHと
僕が入れたGUT ME STARTED
両方あんのがすごいいいなと思ってて
GUT ME STARTEDの方がニュージーズっぽいよね
そうそうそうすごい現代的なんですよ
でもあのベタベタな感じが出る感じも今年だったと思う
でそこがパラレルにあるからどっちがいいじゃなくて
パラレルにあるところが今年の面白さだったっていうのは間違いなく
そうなんかRUSHのあの感じは2008年ぐらいあったかな
DFAのフォアンマクリーンって言ったじゃないですか
あの辺とかの心をすごい思い出す感じがあって
俺DJではねさっきカイレイ・ジェプセンのあの曲が
STARDUSTに対してリバーナーされてたじゃないですか
もうトロイシバンのRUSHが出た途端に
もう一回STARDUSTのミュージックサウンドベタウィズユーというですね
あれ何年だっけ2002年だっけ
もっと前じゃない
もっと前だね
92、97とかその辺じゃないですか
あの年に世界中のクラブで一番かかった曲ですよ
あれをもう一回俺データで買い直すみたいな
98年でした
98年だ
もう日本でもちょうどWIREとかやってる時だから
あの電気グループの卓球が率先して
横浜とか埼玉のアリーナクラスでやったビッグパーティーですけど
一晩何回かかるんだよっていうぐらいかかったっていう
いう曲あの感じのやっぱりリバイバルがあって
でそれとやっぱりその2010年代通した
やっぱりその空間のあるプロダクションを
さらにNEW JEANSが進化させたみたいなところもあり
でトレイシマーはその両方に対する目配さがあるっていう
だからやっぱ重要なプレイヤーの一人
そうですよね
だからすごくやっぱNEW JEANSって
俺やっぱすごい知的ななと思う一方で
いやそのRUSHみたいなやつは
さっき俺が言った野客相関になるんですよ
もうそれやっちゃうみたいな感覚っていうのその
そうありなんだみたいなその感覚っていうのが
野客層って
たとえばベタとかそういうのが同じ
ベタとかに近いと思う
それやっていいんだみたいな
もうそれやるしかないよねぐらいの感じなのかもしれないけど
なんかその切実さもあるじゃないですか
野客層って
もうちょっとね丁寧に言うと多分
1:15:03
やりたいことやってるって感じなのかな
それもあると思うんでね
やりたいことをてらえもなくやってる感みたいなものっていうのが
それが何かリスナーにも響くみたいなのは
俺は
そちらを気にせずに
今の話聞いてちょっと何となく思い出してたのは
DAFT PUNKがデビューして
ファーストセカンドあたりの時に
日本のジャーナリストがDAFT PUNKに対して
彼らがやってることを何だっけ
なんかねもう本当日本語的な文脈で
ダサいことをわざとやってて
かっこいいみたいな言い方をしたんですよ
でトーマとガイの2人は激怒したの
俺たちは本当に素晴らしいことをやってて
ダサいことなんてやってないって激怒した
そこはちょっと日本語の使い方って難しいなと
だからダサいって思ってないんですよね
野客層って言ってる
俺が言ってる時にそれがかっこいいんだ
俺はなんかのラストナイトを入れたんだけど
モーガンウォーレンの
あれはすごい遠回しのY2Kリバイバルだと思っていて
ニコリリファレンスっていうか
似てるだけだと思うんだけど
アメリカンフットボールのネバーメントっていう曲
エモの代表の曲と
あとはバックストリートボーイズのあれですよ
I WANT IT THAT WAYに似てるって
俺はすごい思っていて
その2つをどっちもかっこいいと思ってきた
世代の曲だなっていう
要するにバックストリートボーイズってすごい
当時やっぱダサいボーイグループ
めちゃめちゃ売れてることによって
ブリトニーとかと時代一緒だと思うんだけど
当時は歧視されていたとか
馬鹿にされてたようなグループってものを
多分この今の20代ぐらいには普通にいいじゃん
みたいなふうに思える世代の人だと思うんですね
モーガンウォーレンって
その感覚っていうのを
カントリーのフォーマットで表してるなっていうのがあって
そこには90年代のA門みたいなものと合致して
かつそれが生演奏っぽい方に
よりアコースティックな方向に向かってるっていう方があって
俺はそのベタって言葉で使っていいのか分かんないけど
その感覚は今なんか効いちゃうんですよね
やっぱ効いちゃうし耳に残るしみたいので
これはちょっと俺は残しとこうと思って
ラストナイト入れたんで
ラストナイトとマイリーのフラワーズって
メロディーから受ける印象が僕は似てて
抽象的な意味で演歌っぽいっていう
分かる分かる
なんか臭いメロディー歌メロ
だからそれをみんなが言ってることを
俺の言葉で翻訳すると多分何だろうな
いやソングのそもそもの役割って何だったっていうところに
1:18:00
ソングは立ち返りつつあると思うんですよね
結局ソングって何が一番大切だったかっていうと
ソングの役割
何よりもリスナー
観客の感情と欲望を開放させてあげる
何よりも悲しい時は思いっきり悲しんでいい
怒りたい時は思いっきり怒っていい
嬉しい時は本当に喜んでいいんだっていう
そういう作用普段日常的に社会的な存在として
暮らしてる時に開放できない感情っていうのを
あるいは欲望だよね
時にはトキシックと20年代に言われたようなものも
解き放って叶わないんですよっていう方向に向かってるっていう風に
自分だと翻訳すると思う
かなり近いと思います
だから結局ラブソングが大きく変説してると思ってるのね
テイラー・スフィットが作った
ある種のエレビス・コストロの変装としての復讐みたいなものを
物語化していくっていうものから
ラブソングって聞くだけで気持ちがとろけるようなものでしょうっていう
ようなところにちょっと向かってる気はするんですよね
それはたぶんジェシー・ウェイアーの曲にも感じるし
それ以外に俺が挙げた
ミツキのマイ・ラブ・マイン・オール・マインとか
デイビッドのヒア・ウィズ・ミーとかにも感じるんですよ
だからどっちから話そう
ハウスの話もうちょっとしていいですか
ハウスがやっぱりなんで素晴らしいかって言ったら
それはやっぱりゲイカルチャーから出てきたことで
それが2010年代にもしかしたら別のジャンルに奪われてしまった
EDMみたいなのに奪われてしまった理由の一つとしては
ゲイカルチャーにおけるハウスミュージックの一つの特徴は
性的な欲望、性的主性衝動
これを何であろうが肯定しようっていう立場だった
と思うんですよ
でもそれがやっぱりクラブでも
トキシックなことが起こられるみたいなこともあって
それが抑制される方向になってきた
だからそれに対するカウンターみたいなもの
それに対する別の波みたいなものが
やっぱりもう一回来てる感じがオールジャンルでしてて
JCウェアのこの曲には明らかに感情を解放するんです
性的欲望を解放するんです
それが何よりも重要なことなんですっていう
やっぱり表現になってる気がするんですよね
トロイのラッシュもまさにそういう曲ですからね
だからラッシュって3人ともやってないんだよね
やったないですよ
ドラッグのね
君分かります?ラッシュってドラッグがあったの
これは日本の法律で言うと
2000年代頭には売買することが禁止されました
その2000年代の後半になると
持ってるだけでもう罰になりました
でも処罰されることになります
でも90年代から2000年代の頭は普通に街で売ってたんですよ
1:21:03
シンラーみたいなやつなんだけど
これはゲイカルチャーですごく流行って
単純にそれを鼻からシュッと吸引すると
高揚感があるっていうだけじゃなくて
筋肉を使喚させるんだって
そうなるとゲイのセックスの場合は
肛門お尻を使うわけじゃないですか
かつて80年代フランキーゴーズ2ハリウッドリラックスって曲も
まさに肛門をリラックスさせないと
最高のセックスができないよっていう歌だったんですけど
それと同じで
その筋肉を使喚させセックスをより楽しいものにするっていうための
ドラッグとしてやっぱりゲイコミュニティからも出てきたもの
で日本でも流通してたものなんですけど
それをわざわざ使ってる曲なんですね
なんかラッシュって
気持ちの高揚を歌って清少度の高まりを歌っているんだけど
そのラッシュってかつてゲイコミュニティで中だけじゃなく
共有罰じゃなかった
使っても売っても犯罪ではなかった時代に対する
セレブレーションとしても使われてるっていう
これはやっぱり今の今年の大きな変化の波を象徴してると思うんですよ
確かにリラックスとラッシュは似てる曲も似てる気がする
でも同じ意味ってことだよね
これはやっぱり2010年代から恋愛のパワーポリティクスによる
トキシックな部分っていうのがやっぱりあまりに
いい意味でもあらわにされたし
それが中心になって音楽にも影響を与えたしっていうところがあったので
愛を歌うこと
ボーイジーニアスみたいな優れたリリシズムがないと
うまく歌えないっていうことになってきたのが
もうまっすぐにストレートに感情を表現していいんだよねっていう流れは来たと思う
いやなんか日本ですけど
僕がさっきあげた月の晩餐歌
これはその中学生の女の子が歌ってるんですけど
主人公がすごい浮気したい人なんですよ
もう浮気して泣かせちゃうから君とはもう一緒にいれないねって歌いかけて
でもやっぱり君が好きだみたいな感じで
まさにその浮気っていうのを
主人公は別に歌ってる本人とは限らないですけど
15歳ぐらいの女の子はそういう気持ちを
浮気したいっていう気持ちを真正面から歌ってるっていう時点で
もうこの曲すげえなって思って
歌唱とか作詞の技術とかこれは結構すごいんですけど
ただやっぱりその歌ってる構図自体が
今の田中聡さんが言った
1:24:02
歌っちゃいけないようなことをやっぱり歌える
特にそれを若い女性が歌ってるってことは
ものすごい時代の変化というか今っぽいなって感じ
次は日本のラナになるのかオリビアになるのか
晩餐歌って晩餐ディナーなんですけど
要するにセックスと食事をメタファーで使ってるんですよ
その時点で欲望の歌なんですよね
あのねラインなんだっけ
君は人間だからたまには違うものも食べたいねっていうのを
15歳の女の子が歌ってるっていう
てけしゅんで解説されてるんですね
そこのねその欲望の肯定みたいな流れを
若い女の子が歌ってるっていうのも
やっぱりちょっと象徴的かなって気はするし
最初のラナに繋がる話ですね
だからなんかキズ君とかがさ
やっぱりいろんな番組で彼はゲイだっていうアイデンティティがあるときに
やっぱりそのゲイの中にはやっぱりちゃんと自分のステディな相手がいた
パートナーがいたとしてもそのステディが認めてくれるんだったら
他の男性とも関係を持っていいってカルチャーがあるわけじゃないですか
物神と鬼神
でそれがやっぱり今の日本社会ではやっぱり
え?って言われることとして存在してるわけだよね
でもそれをやっぱり彼はやっぱり伝えたいんだけど
そうじゃないってことを伝えたいんだけど
やっぱり今の日本社会では難しいだろうっていうようなことを
常に彼は感じながらちょっと寂しそうな顔をするわけですよ
哀愁漂ったね
でもそれに近いことが変化みたいなものが
やっぱ今年は起こったと思うの
ラッシュもさピンクパンサーレスバーストやってるじゃないですか
ボーイズライアパート2では要するに自分の彼氏あいつは嘘つきだって
一人じゃなくて二人彼氏がいるんじゃないかっていう話を歌ってるわけだけど
ラッシュの中ではボーイフレンドいるんだけど
ダンスフロアで出会った子に惹かれることを歌ってるんです
決してそのまま性的な関係に落ちるかどうかは書いてないんだけど
そこで気持ちが揺らいでるってことを歌ってるわけ
それはやっぱり2023年に生まれた歌だと思うバースだと思うし
そのボーイズライアパート2を書いたピンクパンサーレスが
ラッシュって曲トレイシュバーンの曲にきちっとした答えとして
ダンスフロアで他の男に惹かれちゃうっていう揺らぎをリリックしたのは
すごい今年を象徴する事件だと思うんだよね
それはすごく肯定すべき変化だと思う
それはある種の人間の愚かさでもあるし弱さでもあるし
だらしなさでもあるんだけど
それ自体が未だどれだけ社会的な抑圧によって
倫理によって押し付けられても存在するんだってことを描き出さないと
1:27:04
それはアートじゃないわけじゃないじゃないですか
それは政治の役割なのでじゃないから
アートと政治の役割が違うから
やっぱそれがこうやっぱりここ7,8年間
アートが政治的になりすぎた流れの中で
アートは文学なんだよっていうことを
文学性を取り戻す流れみたいなものがやっぱり今年はあったねっていうのが
やっぱどの曲を見ても感じられるところがあるんですよね
オリビアのバッドアイデアライトも
元彼とのトキシックな関係に戻るか戻らないかみたいな揺らぎなので
まさにそういう曲だなと思います
そうそうそう
あのアルバムってバッドアイデアライトの先で聞くと
あの曲で自分から男の方のところに行って
それでバンパイアで逆切れしてるみたいに聞こえて面白いんですよ
それは確かに面白い
極端に聞くとバンパイアバンパイアのピュアな怒りがあるんですけど
並べて聞くといや逆切れじゃんこれみたいな
アルバムのストーリーテリングだとそうなってる
しかも1曲目がオーラルメイカンビッチ
あのアルバム本当に1,2,3の流れめちゃくちゃいいですよ
確かにそうですね
それが俺が話したような2023年的な変化の一つのサンプルでもあるってことですよね
自分勝手ってなんだよね主人公が
みんなジェシー・ウェアーのフリー・ユアセルフそんな聞いてないでしょ
俺あのアルバム本当に出る前の先行シングルはどれも最高ってなってたんですけど
アルバムどれもいいんですけどどれもいいとなんか平均化されちゃって
ちょっと期待の行き場所がなくなっちゃって
あんま聞いてなかったけどやっぱり後半になって聞くと
俺の期待が過剰だっただけでこの作品は素晴らしいと思うようになりました
でも間違いなく今年のベストアルバムだと思います
一つだよね
来る時に5回から聞いてきたじゃん新宿アラリーズで
歌詞ようやく読んだわけ最高で何よりもコーラスはもうストレートなわけですよ
フリー・ユアセルフ keep on moving on the mountaintop
要するにもう自分を自由にしろと少女を目指せと
要するにオーガニズムまで行けってことですよ
でなんであなたは自分自身を喜ばせないの
プリズ・ユアセルフしないの
もしit feel so goodだったらthey want you baby止めちゃダメっていう
もうひたすら幸せになれ喜びを感じろ快感を感じろって歌なんだけど
でその中にミドルエイト一箇所あって
そこの歌詞今日初めて読んだんだけど
そこが結構最高で
You are a name not a number
あなたは要するに固有の存在なんだって
数で数えられるものではないんだって
extraordinary colorsもうとにかく特別な色なんだ
要するに黄色であろうが白であろうが黒であろうが赤であろうが
1:30:00
特別な色なんだってことなんですよ
その後にdon't you hide undercover baby
そういう社会属性の裏に隠れるなって
自分自身であれっていう
2010年代っていうのは社会属性をもとにした歌
女性であるからゲイであるから貧しいからとか
ラッパーであるからって曲っていうのが体制を占めたわけだけど
この曲はそこに対する明らかに回答になってて
個人から喜びを歌えっていう歌だと思うんですよ
いやもう本当にやっぱハウスって正しいんだなと思って
俺泣きそうに
ちょっと今もちょっとグッときてるんですけど
めちゃくちゃ感動しましたね
インデビジュアリストが
それがさっきのリベラルが機能しなくなったって話が結構通じるっていうか
やっぱ数字になっちゃったっていうことだと思うんですよね
数字で数えられるもので数の論理で勝つんだっていう話に
どうしてもみんながそっちに寄っちゃう無意識的に
やっぱそうじゃないんだなって感じ始めたのがこの時代だと思うから
それにもやっぱ通じるっていうか
いまだにやっぱり社会制度を変えないと社会属性に基づいて
マイノリティの人を救済するため社会制度を変えなきゃいけないというのは
それはそうなんだそれは当然そう
曲の中でそれだけでは捉えられない個人としての複雑さを歌うことが
ラナベル・レイヒットに難しくなってた
それを誰もが作家たちが解放し始めたっていう気はするんですよね
属性・レイベル・ラベルみたいなものに回収されない固有性っていう
あのノーネームのネームセイク僕大好きでベストソングに入れたんですけど
ノーネームってサンダイアルって今年のアルバム通して
かなり黒人セレブリティを攻撃しまくってるんですよね
このネームセイクだとビヨンセー、ケンドリックラマーと
あとリアーナのネームドロップがあって
そうやってセレブになり上がった人たちを攻撃しつつも
自分はこうコーチェラーが嫌いだけどコーチェラーで演奏しちゃったみたいな
旬順みたいな迷いもあってそこにラップゲームとかで
数に回収されていくようなカルチャーに対する個人的な揺らぎみたいなのが
対峙されてて僕はそこはすごい好きなんですよね
ノーネームはやっぱり社会…だって彼女一番アクティビストなわけだから
そうですね完全なレフトで
社会制度の改革みたいなことを常に言ってたし
ある種のすべてのメディアが解体されるべきだみたいなことを言ってた人なので
ただその社会制度にアグラを書いたような表現とか
存在っていうのも同時にずっと否定してきてた
もうファーストミックステープテレフォンの時点でも
ビヨンセー批判してたわけじゃないですかっていう人なので
彼女が…これ難しいな
彼女は常に間違うんですけど
1:33:00
彼女間違ってることないんですよねっていう
ノーネームにはそう…
良好刻まれっていうのが僕は彼女の好きなとこだなって思いますね
ルキズムに対しても彼女揺れまくるのよ
最初フクヨカでやってたのがセカンドアルバム恋を落ちて
バージョン失ってから急に痩せてみたりとか
また今回のアルバムアートワークは分かるように
もう一回そのルックに対してそれをぐちゃぐちゃにしたいっていう欲望が現れるっていう
揺れまくるシーンは通ってるんだけど
間違いまくる違うことを言いまくるみたいな
炎上すると言って
カニウエストじゃないですか
そこは魅力的ですよ
あと何に行きましょう
ザック・ブライアンの話したいな
ザック・ブライアンは皆さんどうなんですか
ネクスト・ブルース・スプリングスティーンと言われてますけれども
そこは大丈夫なんですか
要するにミッドランドロックの責任を引き受けるようになった
Born in the USA以降のブルース・スプリングスティーンには彼はなれると思う
でも俺が好きなのはそれ以前のアウトローだった時代のブルース・スプリングスティーンなので
あれとは違うよね
だから本当にブルース・スプリングスティーンって
あまりに大きすぎる存在だしキャリアも長いので
ブルース・スプリングスティーンってこういう人って言われがちなんだけど
最初の3枚4枚5枚7枚ぐらいのアルバムって全部違うんですよ
政治的な立場も主張も
でそれ以降はBorn in the USA以降は
ある種姿勢の人々に寄り添うんだっていうところで揺らがなくなっているから
責任を引き受けたと同時にやっぱりと同時につまらなくもなっていくっていうのが
スプリングスティーンだと思うんですけど
だから多分ネブラスカぐらいのネブラスカって要するに引き当たりのアルバムで
主人公が全員犯罪者っていう
いきなり殺人鬼の歌だからね
犯罪者をある種肯定するっていうレコードを彼は作ったわけで
そういった社会批判制度批判みたいなことを
半径5メートルの生活観から積み出すみたいな意味では
そういう存在になるんじゃないですかね
ザック・ブライアンについて語ってる人が日本だとほんとキズさんぐらいしかいないんですけど
なのでちょっとここで説明しておきたいんですけど
ザック・ブライアン何者かっていうと
もともと沖縄生まれてお父さんが海軍の将校なんですよ
実はひいおじいさんの代から軍隊なんですよ
もうずっと軍隊の家系で
でオクラホまで育って
17歳でも海軍に志願して入ってるという
1:36:02
筋金入りの軍隊の人なんですよね
でもう本当に軍隊に従事して
バーレンとかジェプチーみたいな中東で兵役に就いていたと
その中で子供の頃から曲を作ってて
2018年にヘディングサウスって曲がバズって
2021年にメジャー契約をして
でもうお前は音楽でキャリアを築いていきなさいと言われ
自分は海軍で働きたかったんだけど
名誉状態という形で今ミュージシャンになったっていう
なかなか面白い人なんですよね
で本当にストーリーテラーというか
さっき曹さんが言ったような
スプリングスティーン的なストーリーテリングが得意な人だし
あと自己言及的なリリックもすごいいっぱいあって
特に彼にとってお母さんの死っていうのが一番大きいトピックになっていても
何度もそのことを歌ってるんですけど
そういうストーリーテリングのところがちょっとラップっぽいというか
オリビアとかにも重なるところがあるし
そういうところが面白いのと
やっぱりあとはカントリーから出てきてるっていうのが一番面白いところで
ただまあ僕が今年好きになったそのザック・ブライアンって
セルフタイトルアルバムはカントリーなんだけど
本当にオルタナカントリーっぽいというか
もうむしろインディロックに近いサウンドフォームなんですよね
プロダクションというか
でなんか聴いていってそのトランペットとか入ってて
ニュートラルミルクホテルみたいだなみたいに思うところが
ほんと節々にあって
だからそのまあ
えっと今年ほんとカントリーって一つのキーワードだったんだけど
モーガン・ウォレンとかとは全く違うベクトルにあるカントリーっていうのが
まだ一個大きいなっていう
であのまあ1曲目がポエムの朗読になってて
2曲目のオーバータイムっていうのが
アメリカ国旗の正常記を引用してるんですよ一瞬
だからなんかその軍隊が大好きで十字してて
アメリカっていう国に対してすごい重い
複雑な思いがあるんだけど
そこにはもう愛も強いものがあるんだけど
憎しみに近いようなところもある
その複雑性とかちょっと分裂した感じ
彼から透けて見えるアメリカっていう国っていうところで見ると
最初に話になったらラナーに近いところもある
ラナ・デル・レイのねアメリカに対する愛したく執着は半端ないですからね
っていうのが僕はザック・ブライアンが面白いと思う理由なんですよね
俺今年の出たアルバムのアートワークでトップレベルに好きですね
ジャケットあれは最高ですね
そこをすごい一気に表現したいい写真だなって思ってます
まあねもはやタバコ千葉雄介死んじゃったから
1:39:03
公の場所でタバコを吸うのは宮崎駿と俺だけになりません
そのスタイルしかいないみたいになってる
だって今だって普通にNetflixでも何でもつけても
この番組には出演する場面が含まれています
そんな動物を虐待してませんみたいになっちゃってるんですね
なのでこれからサイン・ポッドキャストの写真撮る時にタバコ吸っていい?
いいですよね
めちゃくちゃオルタナティブ路線だ
でも怒られますかね
いや怒られていこうよっていう
怒られたくて吸うのは違うと思う
あそう?
だって俺はポリシーとして吸うならいいけど
そう俺ポリシーとして
だって俺もし誰かに人生の一番の喜び
何のために目的に生きてるんですかって言われたらタバコを吸うためです
これすごい昔にそういえば話してましたね
本当にタバコを吸うこと
やっぱり一番生きてることでの楽しみって
自分以外の第三者とどんなふうに接点を持つかだと思うんですけど
一人っていうことになった時には音楽を一人で聴く
映画を一人で見る
一人で本に没入するいろいろあるわけじゃないですか
そん中でも比べても
野外で歩きながらタバコを吸うことの方が僕には重要です
この方が遠くに行ける
今までの流れで話の流れで言えば
やっぱそれをどんどん表現していかなきゃダメなんじゃないですか
2023年に曲を作る
タバコを吸えばいいよね
それを見て感じ取ってくれる人っているんですかね
いないいないいないいない
あんまりいないな
舐めだるまがある
感じ取ってもらえる世の中にしたいですね
そうですね
だってアルコールとタバコの話は
俺しだすと止まらないかと思うんで
だからザック・ブライアンにあるのも
結局正しいのか間違ってるのかっていう
その価値観に対する揺らげが本人の中にもあるそうですね
そこが重要なんだと思う
だってもう存在として
リベラル的な流れを汲む音楽シーンからすると
アウトみたいな感じじゃないですか
彼は結構リベラルな発言してて
例えば性的少数者に対する支持支援みたいなことを言ってるんですけど
やっぱりカントリーって海軍出走で
アメリカ的な保守と完全に結びついてるところがある
そこに対する彼の揺らぎみたいなのがあって
パッと見てめちゃくちゃコツイしね
本当の軍人って感じ
軍人体系
イメージ通りのアメリカ人って言っていいのか分からんが
いい笑顔するんですよ彼
まあでも映画の世界を見ればさ
1:42:02
結局一番人気のある映画俳優出ただけで
客が呼べる映画俳優ってみんなプロレス上がりでしょ
WWD上がりでしょ
だからそこを必要としてる人たちはいて
その人たちが決して政治的に間違ってるってわけではないんだよね
そうですそうです
本当それは重要ですよ
ダメですね僕ら反リベラルみたいな
あとはその話に行くと優れたポップソングは
アートかもしれないけど
やっぱり死者に向かっていると思うんですよ
お出た聞く出ました
それはねそう
ザックブライアンのお母さんについて歌ってるってのもそうだと思うし
あとナメダルマも当然そうずっとレクイエムについて歌ってるし
で俺はもうラナデルレイの曲は全部レクイエムに聞こえる
何かしらに対する
その明快から響いてきてるみたいな
そうそうそう
あの新しいアルバム全体がもう明快から聞こえるような
俺あのアルバム一番近いのはルールリードのベルリンだと思ってるんだけども
あれもアメリカのアメリカってかベルリンの称父が死んでいく話を
1枚のアルバムでやって小説みたいにやってるんですよね
それにかなり近しいと思っていて
俺あのアルバムのレビューを書いたんだけども
それはどこにあるかなすぐ出てくるかな
ちょっと待って
ちょっと読みますね
タイトルアメリカの称父とは誰のことか
部屋の中で体が少しずつ縮んでいき
やがて跡形もなくその人の姿が消えていき
空っぽの椅子とベッドと机だけが残っている
ポップミュージックの歴史がリバーブの歴史なのは誰もが知っているが
ラナデルレイがレコードに刻むリバーブの特徴は
そのような無力感に満ちた寂しさを聞くものに思い出させる点に存じる
ルールリードのベルリンとマジスターのソーツナイトザットアイマイトシーを想起させる
アメリカの称父が経験する無力感の系譜
そして私たちはアメリカの称父となった国に暮らしているという
それムジカのレビューですか
ムジカのレビュー
素晴らしいですね
ムジカでそれを書いているのは素晴らしい
誰もこんなことは書かない
やっぱり何か存在が消えていくみたいなことをすごい巧みにキャプチャーしているのが
アルバム全体
A&Wだけじゃなくてアルバム全体だと思うんだけども
それは一つにやっぱり死者の表現
さっき言った誰とでも寝るみたいなのって
やっぱりジュリー・ガーランドみたいな
アメリカの映画産業のある種の犠牲者へのオマージュというかレクイエムだと思うっていうのが
結構やっぱり大きいなと思うんですよね
かつ俺はこの曲は日本人の曲だって俺は言ってた
アルバムは日本人の
アメリカの称父つまり日本人ではってずっと言い続けてる
秘書的な
それはでも
我々はアメリカの称父です
アメリカの称父ですからね
それちょっと死とはちょっとずれるんだけど
1:45:00
ランデルレイに関して俺が思うのは
さっきのブルース・スプリング・スティーンのネブラスカに近いんだけど
コーマック・マッカーシにかなり近いと思っていて
要するに悪人を主人公にしてそれを悪として語らないんですね
悪人が勝ってしまう世の中だったり
欲望が正義に勝ってしまう世界みたいなものを描くんだけども
やっぱその感覚っていうのがすごい出てるっていうのと
あとはランデルレイはある種のフィクションとしてやってるんだけども
南部の人間と北部の人間とアメリカとは当然違うわけで
南部っていうのはやっぱ北部に対する怒りみたいなものを
いまだに多分持っているだろうっていうのは
ウィリアム・フォークな小説家・ノベル書作家が来日した時に
俺は日本人の気持ちがわかると
なぜならヤンキーに負けたからだ
両方ともって言ってるっていう
そのフィーリングをランデルレイはずっと描いているっていうのがあって
そのことでやっぱりなんかそのザック・ブライアンに近い
何かしらずっと死者みたいなものを追悼し続けるみたいな感覚っていうのが
やっぱあってですね
これはですねやっぱりポップソングの大きな役割だと
俺はずっと思っているっていう話ですね
無理矢理繋げるとセックスのオガズムっていうのは
死の追体験ですよね仮想体験ですよね
だからハースミュージックっていうのも性の躍動感と同時に
死が忍び寄ってくることに対する不安
その両方を表現しているアートフォームだと思ってて
それが本当に上手い具合に今年キャプチャーできてたなと思うのが
カエリ・ミノグのパダム・パダムなんですよね
あれ基本的にはカジュアルセックスの歌です
フランスフローで出会った明らかにやばい男を
挑発するっていう歌なんだけど
ただこのパダム・パダムって擬音でバタンバタンとか
ドキドキとかって音なので
心臓の高鳴りのことも普通だったら察すはずなんだけど
おそらく引用ネタがエリオット・ピアフ
シャンソン歌手の1950年代から40年代の
彼女の曲にやっぱパダム・パダムって曲があるんですよ
当時のシャンソン歌手の酒とドラッグに溺れて
アートを作るために自分は破滅的になっていくみたいな
不安の足音としてパダム・パダムっていうのを使ってるんだけど
カエリの場合はある種の不安と高まりみたいなダブルミーニングで使ってて
本当にあの曲トランスの人たちめっちゃ受けたんですよ
うちの奥さんもそっちとかドラッグインの世界しか見てないから
もう自分の好きなドラッグインがみんな
1:48:01
トランスのドラッグインもゲインのドラッグインも
みんなこの曲を使ってTikTok上げてますと
やっぱりそこに通じるもの
不安と高揚感みたいなものっていうのが
やっぱりそのコミュニティーに伝わったんだなと思って
そこでカエリがここまで大胆なフリーセックスに近いような
男性を自分から自ら誘うような曲って
さすがに歌ってなかったわけ
それを彼女がこの50歳になったのかな
超えてました
もう癌を克服した彼女がこのタイミングで歌うっていうのは
やっぱり今年だからこそだったっていう
なんかあの痴女感がすごいんですよね歌詞が
びっくりしましたよあれ読んだ時
こんなこと歌うんだって思って
このTシャツの下の中を見てみたいと思った
すごいの
ほんとエロ女感がやばいですよあの歌詞
やっぱそれが求められた年でもあったっていう
だから性的な衝動っていうのはそれが非対称な関係で
誰かが誰かを傷つけるってことになってあってはいけないんだけど
衝動自体欲望自体は善でも悪でもないっていうことが
やっぱポップソングの中に散りばめられた年っていう感じはすごいしました
それにちょっとアートの復権文学性の復権
政治にがんじがらめになってた
アートがもう一度力を取り戻し出した年っていう実感はありますね
三月なんかまさにそうじゃないですか
詩も歌ってるし
三月のあのアルバム完全にそれこそ明快から響いてきてるような作品ですもんね
詩をイメージしてますよね
ただ
失われたものというか
ラナーも同じですよね
俺失われたものって意味では
ニュージーズって俺ずっとそのフィーリング感じてるんですよ
2人とも言ってるよね
不安とか不気味さみたいなものを
もちろんそのプロモーションビデオで
そういう実はニュージーズって幻だったみたいな表現とかをやってるんだけど
やってるからそれはもちろんそうなんだけども
それじゃなくても俺なんかすごいずっと
なんかニュージーズって不気味だなとか
なんか不吉なものを呼び起こすなみたいな
俺だから熱中症事件とかも
サマソリのあれもなんか不吉さを呼び起こすなみたいな
オカルトな感じをすごい覚えてて
この前鬼太郎誕生アニメの映画見たんですけど
なんかニュージーズを感じたというか
あの映画って基本的に主人公は目玉の親父が
目玉の親父じゃなかったって普通に身体を持っていた時
幽霊族の一人だった時の
1956年かなの話なんですけど
あれはずっと昔の彼女を探してるっていう
1:51:02
鬼太郎の親父が探してるって
ずっと幽霊を探してて孤立無縁で
それを新聞記者みたいなやつが証人になるみたいな話なんだけど
俺は目玉の親父が民肥人で
鬼太郎がニュージーズだなってすごい思ってるんですよね
なんか自分の失ったものみたいなものを
子供に投影してるみたいな
そういうねその感覚
しかもそれを時代の証人を求めてるみたいな
明らかにニュージーズって
その時代を絶対に作るみたいな意思って
すごい感じるじゃないですか
俺ピンクパンツアレスおじさんだからさ
ニュージーズおじさんなのとはよくわかんないんだけど
世間ではニュージーズに
ペドフェニア的なものを感じるからダメだっていう人たちと
そんなことはないんだっていう対立っていうのはあるんでしょ
あるある
それかけるレイヤーで
そのk-popに理解がないくせに
ニュージーズだけ騒ぐなっていう
そういう文脈も乗ってきてる
最初の対立2つに関しては
俺どっちにもやっぱり居場所がないんですよ
俺やっぱちょっと怖いわけ
俺の怖さはやっぱり
明らかにまだ価値観も体の成長の仕方も
固まってない子たちだよねって
でそれにすごく刺激的な環境
ダンスのレッスンもそうだし
歌のレッスンもそうだし
ああいった非常に優れた文学性の高い
批評性の高い歌詞を歌わせてしまうこともそうだし
これやっぱり彼女たちの5年後10年後の
人格形成にめちゃくちゃ影響を与えるんですよ
それが怖いですよね
だからそれも含めてペドフェニアを生むんじゃなくて
やっぱりまだ固まってない
アイデンティティが固まってない少女たちが
一つ懸命になって
一つの方向に向かってるって状態自体は
やっぱりちょっと怖いんですよね
だから俺は曲は大好きだから曲は聴いてるし
DJでも使うんだけど
PVとかライブのパフォーマンスでも
みんながねあの3人がね
いや今回は生演奏で演奏が変わって
だからすげえ変わっててすげえいいっすよとか言うから
一応見るんだけど
5人が懸命に踊ってるだけでちょっと辛いのよ
俺それはないな
ブラックピンクのドキュメンタリーが
まさにそういうトキシックな環境を
明らかにあるんですけど
男性スタッフが
彼女たちに強い女性を演じさせようとしてる
であれも最後は
引退したら結婚したいねって4人で喋って終わるんですよね
そこの切なさみたいなのも
それはあるからやっぱニュージーンズにも
そこのことをちょっと思い出しちゃうなっていうのはある俺も
でもニュージーンズに関してはやっぱりね
そこを心配してる人めちゃくちゃ多いですよね
多いよね
だから僕なんかむしろ彼女たちが入ったのは
1:54:02
ディットは本当見てたけど
そんなサラッと流したんで
オーマイガーからなんですけど
オーマイガーの精神病院的なところとかで
このミュージックビデオに出て
彼女たちのことが心配
精神状態が心配だっていう人めちゃくちゃ多くて
僕それ知らなくて
普通にあれ見て大爆笑してて
あれは結構炎上してましたね
知らずにめちゃくちゃ面白いから
みんなこれ大笑いしてるんだろうなと思って
オーマイガー爆笑で検索したら出てくるの
俺のツイートと
検索の仕方やばい
自分のが出てきたんだ
自分のが出てきて
それとニュージーンズのメンバーが
オーマイガーの出来上がったミュージックビデオを見て
爆笑してるっていう
だから本人たちはそこで爆笑してるので
よかったって思ったんですけど
確かにね
本人たちは楽しそうじゃないですか
ニュージーンズは
自分に照らし合わせると
自分が12歳13歳14歳15歳の時に
楽しいと思ってたことが
自分にすごい後で傷に繋がるような影響を与えたっていう
実感は俺あるんですよ
具体的になんだとは言いませんけど
だから本当に単純にやっぱり
人間のアイデンティティが形成されるタイミングだから
何か起こったらそりゃだって
松田聖子でも誰でも
見空ひばれでも誰でもいいですよ
やっぱりその芸能界って場所に身を置いただけで
いい意味でも悪い意味でも
怪物化するわけじゃないですか
それは間違いないですよ
で少なくとも彼女たちは
それをうまくサバイブした人だけど
我々は2010年代の頭にAKB48っていう
やはりもっともっと民主人のデリケートさ
彼女たちを大切にしようっていうような
倫理観がない空間で
300人400人の女の子たちが集められたっていう
歴史を見てきたわけでしょ
順位付けをするという
そこで壊れた女性を俺は何人もこういう名刺あげられますよ
実際の組織がやっぱり具体的な
12歳から20歳までの女の子を破壊したんだもん
だからその危険性は明本康と違って
民主人はもっとちゃんと
きちっと彼女たちのことをケアしてるの
わかるけど危険性はあるよね
そりゃあありますよね
アイドル産業の怖さはものすごい感じます
まあだって今タラソンさんが言ってたのは
やっぱり古くはジャクソンファイブとかもそういうことでしょ
ジャクソンファイブフィンガーファイブとかね
全部そうですよね
フィンガーファイブのあきらくんはだって
声変わりするからって言って
女性ホルモンを打たれかけましたからね
それが嫌だって言って解散することになるわけだから
だからやっぱりそういう悪い擦り込みが恐怖を感じるんだと思う
だからあれをペドフェニアなファンベースがいるかどうかっていうのは
もう調べることもできないし
その批判とか相手にする必要ないんですけど
1:57:00
やっぱ怖い
だってあんな優れた表現を
だってモンキーズの人たち
みんな破滅していくわけじゃないから
それよりも若い世代で
モンキーズよりももっと優れた表現と
世界からの重圧を彼女たちは意図せずに背負うわけだから
すっごいタフな怪物になるか
壊れるかどっちかだと思う
なんかその点でいくと僕がなんか
なんかやっぱり一応希望を託したいというか
ポジティブに捉えてるのは
本当フィジカルな話で彼女たちって
それまでのK-POPグループと比べて
もちろん彼女って細いんですけど
結構筋肉ついてるんですよ
だからそこはただの肉体の話じゃんって
思う人もいるかもしれないけど
なんか結構重要な気がしてるんですよね
いや肉体は大事ですよ
大事ですよ
だから本当に日本だけ言っても
だって江戸時代からさ
子供が何か芸をするっていう産業あったわけですよ
でだからやっぱそこはだって魅力的なのよ
あの子猫物語がさ
ゴジラマイナスワンに抜かれるまで
日本映画で一番の興行成績を残したのと同じで
小動物と子供はそれだけでチャーミングなんだから
それを文化に当てはめたり
アートに当てはめたり
商売に当てはめるのは
アドバンテージがあるのが分かってる
それがもしかしてニュージーンズで
いやこんな形であれば
その魅力っていうのをビジネスに繋げても
アートに変えても問題ないんですよっていう
最初のサンプルになるかどうかで
でもそこを託したいっていう気分にもなるぐらい
のものではあるな確か
なんかあのステージ上で彼女たちが結構ふざけるんですよ
特にハニーって子がそうなんですけど
なんかやたらメンバーとめき合って変顔したりとか
そういうところのやっぱその
なんか風通しの良さみたいなのは
パフォーマンス見てる限りは感じるんで
まあそのまあほんと希望託したいというか
なんか期待できるなって
あの思いますね
普通に実感レベルでそこは
まあちょっと表に見えてるところだけで
判断しかねるところは
K-POPにしろ日本のアイドル産業にしろあるので
なんとも言えないんですけど
でもでもやっぱ俺もニュージーンズ見ていいなと思うのは
あのハロプロみたいなやつはガチガチに踊らなきゃなんない
あるいはK-POPみたいにガチガチに覚えなきゃなんない
あの何ダンスって言うんだけど
みんなで方フォーメーションフォーメーションダンスじゃなくて
結構ルーズじゃないそうなんですよ
あれは安心する
だしあの踊りが素敵そうなんです
なんか気持ちから分け出して
この曲に合わせて体が動いてるって感じがするから
やっぱアーミー感ないんですよね
確かにそこはやっぱそこはやっぱ
ミンヒージンがかなりディレクションしてるらしいですよ
2:00:00
実際生で見ると本当に踊って踊りじゃないなって感じ
もう踊りなのか決めがあるのか振付があるのかどうかも分かんないぐらい
普通に踊りの中でこっちに手振ったりとかするし
これどこまでか分かんないなってそれがやっぱ魅力的
ちゃんとあれだねニュージーンズには
江戸明美的な価値観が目指してる
じゃがたらね
お前はお前の踊りを踊ると
踊りの本質はそうだから
フォーメーションダンスは踊りではないので
好き勝手に踊ることが踊りなので
何の話をしてるんですか
全然関係あるんですけど
ラナ・デル・レイのA&Wの最初のラインを見て思い出したのが
エンド・ミチェロのことを思い出して
お母さんいい加減あなたの顔を忘れてしまいましたっていう話なんですよ
お母さんと何年も会ってない
私はこうなってるから見てくれっていう
それで今江戸明美の名前が出て
ラナ・デル・レイからエンド・ミチェロに繋がったのを思い出した
君エンド・ミチェロってわかりますか
わかんないけどお母さんのくだりはわかりますよ
スターリンっていうパンクバンドをやってた人ですね
でも体質がフォーク歌手なので
10代だった俺とか本当にバカにしてました
四畳半フォークっぽいですね
というのを思い出したんですけど
超アウトローなペソプルーマーの話を私したいんですが
ちょっと話さっきに戻りますけど
彼は本当アウトローを体現してる歌手で
今年前半でコリドンの説明しましたけど
本当にアウトローな音楽が国際的に
グローバルに大ブレイクしたっていうのが
超面白いなと思っているんですよね
だからそのグループフロンテーラってバンドと
バッド・バニーのプロシエントって曲が大ヒットして
あとペソプルーマーですごい評価されてるのが
エスラボン・アルマドってバンドとやってる
エアバイラソラっていう曲で
あとアルバムに入って
ヘネシスってアルバムに入ってるレディガガーが
既表的な今年のリストにかなり入ってるんですけど
僕は好きなのがPRCって曲で
これはもう本当ハスリングラップとほぼ同じような内容
で朝起きてシャワーを浴びて一服するっていうところが始まるんですよ
でその一服するマリファナが毒だけどハイになる
グッドクオリティーなやつだって
で電話が鳴り続けてて
女からじゃなかったらクライアントがもっと望んでいるからだっていう
もうハスラーラップの完全なる世界で
でバレンシアガとかルイビトンみたいな
ラグジュアリーブランドの名前とか
薬物を売るっていう話を延々と歌っているという
そこがめちゃくちゃ面白い
でこれが売れてるっていうのはまず面白い
2:03:01
まあだからそれが北米ではもう成り立たなくなったからっていうところでもあるんじゃないですか
だと思うんでやっぱりストリートの存在
アウトローであることっていうのはこれだけ世界中がすべてどれだけ潤ってる国でも格差が広がっているので
ストリートの存在とアウトロー的な価値観っていうのは
消え失せるどころかいろんな形で世界各国に存在するので
それを今の北米のラップでストリートを歌うっていうのは
まあ難しいといえば難しいしお金にならなくなった
そうだからニューヨークのニューヨークドリルがやっぱちょっと沈静化しちゃってるのが
ポップスモークが2020年に殺されてしまったっていうのは大きいと思うんですよ
完全に彼はシーンから後から出てきた方なんだけど
ポップシーンで顔になり上がった存在だったので
そういう存在がもうしかも人の手によって殺されたっていうことで
ギャングスタラップ完全にマフィアとかギャングとつながっている表現が
アメリカでは結構厳しい状況になってきている
メキシコでやってるペソプルーマは麻薬かれてるから
殺害予告が来てコンサートを取りやめるっていう事件もありつつ
なんとか生き延びてるという恐ろしい話なんですけど
いやもう世界で一番怖いのは南米の麻薬かくてるですから
カルテルですからその余波で日本でも人が殺されたりとかするっていうことなので
まあね
すごい話です
それがあのね生演奏なのかね
そうですよ
演奏いいよね
アコースティックギターとトロンボ音中心のブラスでパーカッションで
しかもベースはアコースティックで
聴いていると本当にジャズとかブルーグラスみたいなぐらいのものすごい演奏クオリティで
その上であれを歌ってるっていうのは
だってレディーガカとかイントロでもおって思うもん
じゃあここで皆さんに質問です
2023年2010年代後半からの流れとして何よりもスペイン語圏の音楽がグローバルに広まった
マーケットとしても南米を中心としてスペイン語圏のマーケットが莫大に広がった
でその流れで南米を経由してロックが復活するみたいな現象があったのも
2023年ただレゲトンは鎮静化したような気がする
これはどうでしょう
僕はレゲトンにはまったのが19年とか2020年ぐらいで
その頃はめちゃくちゃ聞いてたんですけど
今は最近あんま聞いてないですね
ただグローバルなトレンドを見ていると
まあ今年はカロルジーだったり
2:06:00
タイニーのプロデューサーのタイニーのそのアルバムだったり
2枚とも傑作と呼んでいいですよね
あとバッドバニーがラテントラップ系のアルバムを出し
大ヒットしという流れはあるので
売れていることは売れている
さらにあのビートのフォルムっていうのを
K-POPにしろJ-POPにしろいろんな
あのポップシーンのプロデューサーが取り入れている流れはある
でもうほぼ一般化しつつある
ただカルチュア的なインパクトで言うと
数年前の方があったかなという印象があります
今年の海外メディアのランキングとか見てても
まあタイニーとかはねかなり評価されてるけど
なんかちょっと落ち着かせた感があるなあと思う
個人的にもカリブチツのアルバムとかはすごい好きなんだけど
あれもまあ正当なレゲテンドもなくなっていて
だからグローバルにスペイン語圏で
あの受け止められているのは確かなんだが
でいろんなプロデューサーがレゲトンを参照しているという言い方もあるんだけど
言うてもそれ別にダンスホールと変わんないでしょっていう
まあ同じものとして
ダンスホールレゲエだよねとも言えるしレゲトンとも言えるよねって
そもそもレゲトン自体がダンスホールレゲエのリズムから発展したものなので
だから要するに国籍とか民族を超えても
共有されるビートじゃ歴動がなくなっちゃった
もしかしたら日本でも8年代90年代レゲトンブームあったじゃないですか
そうですねその時の方が共有されてた感があって
むしろなんかこうコミュニティの音楽になりつつあるのかなっていう実感もちょっとあるんですけど
ダディアンキーとかがまあ2000年ぐらいに大流行りして
第一次レゲトンブームみたいなのが国際的にあって
2010年代後半から2020年代頭つい最近までがまあ第二次レゲトンブームだとすると
今の顔であるバッドバニーとかタイニーにしろ
やっぱちょっと上の世代というかその後に出てくるスターがそんなにないっていう印象があって
ラウアルハンドロがやっぱ大きくて
彼は新たな新世代スターではあるんだけど
それに続く才能はそんなに出てきてないかなという印象がありますね
英語圏とのクロスオーバーもちょっとメベリしてる
そこへ断絶というか距離が離れたなって感じはしますよね
バラバラに存在している感じはありますよね
なんかそのでっかいシーンの動きうごめきみたいなものは感じないっていうのは確かにある
じゃあレゲトンの話が出たのでそのままビートっていう部分で特徴的なものを選んでもらったものの中
おそらくゲスト50人入るだろう曲の中でビート特性で
いろいろハウスの話とかオングリッドじゃないオフグリッドの生演奏みたいな話もありましたけど
2:09:04
他に何かドラムベースはあるか
そうですねドラムベースとあとやっぱりUKガラージ的な
ツーステップ
これニュージンズがUKのビートをグローババルなものにしちゃったっすよ
アメリカ人誰もやってくれなかったのにイギリス人どれだけ頑張ってもアメリカ人に聞いてもらえなかったのに
日本人しか聞かなかったのにだからそれだけでもニュージンズの偉業ってすごいんだよね
なんかニュージンズの曲ってストレートに例えばディットだったらボールチューモアクラブだって言われてるんだけど
そのまんまやった曲ってあんまなくてジャージにしろツーステップにしろ一部分出てくるとか
だしBPMがもともとのジャンルよりも10速いとか違うんですよ
BPM速くなった分やっぱりキックが小さくなるバランスが
やっぱ速くてキックでかいともうぐちゃぐちゃになるのでみたいなところのちゃんと進化が必ずある
だから英語圏アメリカイギリスとちょっと違うやっぱ編集の仕方というかプロダクション進化のさせ方があるなっていう
だってゲットアップだってデンマークだっけあの人
エリカドカシエルとかちょっとアメリカともイギリスとも違うとこから持ってきてる感っていうのが彼女たちにはすごいある
単純にグローバルなトレンドを取り入れましたとか
K-POPはそういう戦略を取ってきたわけですけどそことは違うひねりがツイストが入ってるって感じですよね
やっぱり演技的な感性があるんですよね
まあまあ俺立場的にはニュージーンズおじさんじゃなくてピンクパンサレスおじさんなので
また言ってた
やっぱプラネットレイブが本当にピンクパンサレスとニュージーンズとエイフェクスツインが並んでるみたいな
その中にいやこれ生まれて初めて作った曲だろうみたいな女性プロデューサーの曲が入ってるっていう
あのカオティックさはやっぱりいろんな人に影響を及ぼしたんだと思う
そうですねだってテイトマクレイとかもなんかそういう感じするし
あと何だっけあの人
新しい人でしょ
新しい人ケニー何とかだっけ
ケニーグレイスだ
売れた
もう思いっきりそうだよね
めっちゃピンクパンサレス以降の人
そうそうもうピンクパンサレス以降っていうより若い人が出てきてるっていう感覚もあるよね
でねピンクパンサレスが結局オリジネーターなのに後の人にみんな追い越されたのが今年なんですよ
そうなんですよねアルバムが売れなかったっていうね
ヘブンノーズはそんなにヒットしなかったっていうね
2:12:01
トゥヘルウィズイットの方がチャートは上だったって言う
アメリカのちょっとまあ悪くないアルバムだと悪くないですけど
まあ作り方失敗したね
とはもうピンクパンサレスおじさんだからこそ言います
内容いいできましょう
いややっぱりね一曲目にボーイズアライアン持ってくるべきなんですよ
成功法でやるんだったらちょっとボーナストラック的な入れ方ですよね
完全に浮いちゃってるから
だからあれこそ本当にやっぱり彼女ってすごくDIYでやりたかったはずなんだけど
うまい具合にメジャーシフォンとのやり方を見出せなかったんだと思うの
いい大人がいなかったんだと思う
プロデューサーの数めっちゃ増えてますからね今回ね
それだからグレックカスティンとかやってるモスキートとかうまくいってるんだけど
でも全体としてやっぱりその民衣人がニュージーズを
活動全体をプロデュースしてあげるような存在っていうのが
アワーナーにもマネジメントにもいないんだなっていうのが見えてしまうレコードになる
そうですね逆にもうどっちかっていうとアンダーグランドによっているニアアーカイブスの方がなんか元気があるように見えるというか
実際その我々3人がサンソーさん以外の3人が行ったライブっていうのはものすごい盛り上がり
来日声最高でしたね
もう汗がその隣の人の汗がこっちに飛んでくるような
すさまじい熱気でした
ロンドンここにあるみたいなその熱気の方がやっぱり印象は強いし
僕はベスト10にはニアアーカイブスの方をあのあれですねあの曲を
ソーサーもねオフイズアヘッズバッドギャルズを選んでますね
俺はニアアーカイブスのオフイズアヘッズを選ぶべきかバッドギャルズを選ぶべきか
そこ難しいんですよね
両方ベストソングなんですよね
ただ両方とも去年のバイアーナには勝てない
そうですね
まあしゅんくんの言うやけくそ感で言ったら
俺はそうこの曲がやけくそ感とか
これ聞いてくれている人に説明するとこれはこれも大ネタもの
ヤーヤーヤーズ
ヤーヤーヤーズってまあまあ2000年代後半
前半から後半今も活動してますけど
のニューヨークのバンドのヘッドウィルロールって曲があって
これのリフなんだよね
だからオリジナルよりも同じ年に多分出て
俺はめっちゃ使いましたけど
Aトラックがリミックスしたバージョンの感じを
そのままドラムベースのビートに早くして使ったっていう
これがいいのかよりジャングル
ザジャングルなサウンドのバッドギャルズがいいのか
難しいっすね
今年そうニアアーカイブス見て面白かったのが
ニュージーンズがゼロって曲でちょっとドラムベースっぽいことやった時に
多分ドラムベースオリジナルドラムベースやってるような人たち
自分たちもともとそのシーンでやってる人たちからは
2:15:01
あれはドラムベースじゃないって批判があって
まあそれはそうだよ当然
当然そうだよって感じなんですよ
もちろんニュージーンズはドラムベースやろうとして
あれやってるわけじゃないんだから
それってピンクパンサーレスの時は
なんかそのローが出てねーなとか
そういう感じとかもあったと思うんですけど
それともそれよりもニアアーカイブスって
もっと本格派なんだけど
でもやっぱなんかちょっと違う感じっていうか
ないですか
いやでもドラムベースのシーンも
90年代前半のジャングルの時
ドラムベースって名前がついてから
あるいは彼の何だっけ
ドラムベースの最高のレコードといえば
アルバムといえば
ゴールディ
ゴールディまあ片屋ゴールディ
片屋はもっとジャズを取り入れた
ロニサイズのタイトル何だっけ
何でしたっけ
サイエンスなんとかでしたっけ
まあいいやとりあえずロニサイズの
最高のアルバムがあるんですけど
1枚だけ最高のアルバムを作って
他のプロデュースもしながら
ロニサイズは全然ダメになっていくんですが
その時期とかで全然違うといえば違う
ニューフォームズだ
ニューフォームズ
最高のレコードですよね
ただドラムベースのパーティーは
基本的にそんな違わない
ジャングルのパーティーも
で俺今年はDJあんまりできなかったんですけど
今年は繋がないDJをやるって
それも明らかにレゲエ
かなりレゲエなんですよね
レゲエだった
DJがやりたくなったから
だから多分本人がそのジャングルって言ってる
ドラムベースとは言わないじゃないですか
本人は多分そういうことなんだろうな
レゲエルーツがほんとしっかりあるから
ドラムじゃなくてジャングルの人なんですよね
だって本人もなんか
インタビューとかでもやっぱり
レゲエの話をすごいするイメージがある
だから本当Pink Pantherlessが
ドラムベースっていうフォルムを
元の文脈から良くも悪くもひっぺがしちゃって
それ以降のニュージーズの動きみたいなのができたことの
やっぱりいい意味でのリアクションとして
ニュアアーカイブスにキャッコーが当たった
だからここにもう優劣ないよね
ないですよね
両方とも最高でしょう
ことだとは思います
ビートはそのぐらいかな
あとアフロビーツの話はちょっとしておきたい
本当だ
さっきレゲトンの話出ましたけど
同じ時期にグローバルで浮上してきて
英米圏でも受け入れられていったっていうところで
アフロビーツはやっぱり英語圏であることもあるし
そのいろんなジャンルとの融合がかなり進んでるんですよね
アマレなんか本当に一番いい例だと思うんですけど
あの人はアメリカ人だからっていうのもあるんですけど
2:18:00
やっぱアフロビーツをものすごい洗練されて
新しいものにして提示してるところがあって
僕は好きなのはコースターって曲なんですけど
アフロビーツのニュアンスもあるんだけど
かなり洗練された通知になってて
そこはやっぱすごいなって感動する感じが
普通にハウスとしても聴けるっていうか
新しいダンスミュージックって感じがすごいするんですよね
なんかその点ではレゲトンよりもっと
アフロビーツの方が可変性が高くて
なおかついろんなジャンルに浸透していく
伝播力感染力みたいなのがあるかなって思いますね
あの今タイラーのウォーターが売れてるけど
あれもね割とねそっちの結構シルキーなハウスみたいに
聴ける曲になっていて
そのアフロビーツ
まぁやっぱり英語圏では結構でかいだろうなって思うんですよね
ビルボードとかに入っていく
イギリスビルボードもどっちも入ってくるっていうのは
英語圏であるってことと
今天野くんが言ったようなビートの
ある種の使いやすさみたいなものっていうのはあるから
なんかそこは結構でかいなっていう気はしてますね
個人的にはねやっぱりアフロビーツに興味を失った年
去年のレマとかが出てきて
レマ良かったですからね
レマがいや俺の俺はアフロビーツじゃない
俺はアフロレイブだって言い出した
バカっぽい感じとかもう最高だーとか思う
やけくそじゃない
みんな名前つけたがります
ただやっぱりアフロビーツはやっぱり難しい局面には
差し掛かってる気はします
一つの大きな変化としてアフロビーツ
だってアフロビーツ一番最初にね
ちゃんとメインストリームに紹介したのって言ったら
江戸シーランじゃないですか
でやっぱりアフロバッシュメント
でその後にアフロバッシュメント
アフロスイングみたいな名前が生まれて
俺の大好きなラッパーのJハス
プロデューサーはJ5この組み合わせで
やっぱりあのシーンが盛り上がって
その時にはアメリカ人は見向きもしなかった
それが少しずつやっぱり何よりもヘドシー
でこう発展してきて
気がついたらビルボードにアフロビーツチャートっていうのが
できちゃったんだけど
やっぱりこう悲しいかな
ジャンルってジャンル名がついた時に
終焉の合図じゃないですか
いやそうですよね
その両方発展と終焉の日差しの両方を
アフロビーツに関しては今年感じた
だから本当にニュージーズが特にゲットアップが面白いのは
そこのジャンルが名前つけづらい
ニュージーズはジャンルつけられないのが
うまいっちゃうまいんですよね
僕両方とも参加したから分かるんだけど
ユリイカのベーパーウェーブ特集とハイバーポップ特集は
やった瞬間にシーンの勢いが打ち立った
ユリイカのせいですもん
それは私どっちも書いてるけど
2:21:00
俺もどっちも書いてる
そういう現象って起きちゃうんだよね
ジャンル化すると
それやっぱりヒップホップ50周年で
ヒップホップが落ち着くっていうのと
多分かなり近い関係になる
ハイバーポップも近いのかな
しかもしかもじゃないそれまとめでもさ
ユリイカでやるっていうのは
もうすでになんかジャンルとしてまとめましょうっていう
機運があったからで
市場ができる
もうあるから雑誌の企画が出るんだよね
それがやったから終わったわけではなくて
タイミングでどっちか
それは卵に宿りみたいな話なんだけども
それやっぱニュージーンズは
うまくすり抜けてる感じはありますね
名付けづらいいつも
名付けらんないっていう
なるほど
いろんなちょっと視点出てきたんですけど
俺も2つ3つこの曲あたりと
この文脈について話しておきたいっていうのがあるんですけど
それぞれ何かありますか
この流れで
流れぶった切ってくれても全然いいよ
僕は用意したのは
ニュージーンズの1年っていうのと
あと大体全部あったっていう
本当にあったよね全部ね
全部あって全部面白かったよね
そうなのでなんかそうなんですよ
だから2008年ぐらいだったかな
すごいインディー系で特にめちゃくちゃいいシングル
毎週のように出るみたいな年あったじゃないですか
2008かな7かなちょっと覚えたんですけど
なんかそれがちゃんとメジャーシーンも含めて
全部あったなって感じがします今年は
それはなんかもう全部配信メインだから
もうシングルで売れるもん作んなくていいやっていう感じもあるのか
もしくはもう黙ってても売れる人たちは
何やってもいいってなってるのかわかんないですけど
なんかみんななんか妥協なく曲出したなっていう
好きなものを作ってる感じするよね
だからヒットの法則が壊れてしまったので
とりあえず好きなもの作るぞっていう
で結構売れてるものでいいものもあるし
売れててくだらないものもあるし
全然売れてないんだけど面白いものもたくさんあるしっていう
その実感は確かに強かったかも
そうですねやっぱりその
俺最初ハードコアな気分って多分ちょっと言ったと思うんですけど
それって多分そういうことだと思うんですよね
結局一番自分が本当に好きなものをやるしかないみたいな
コアってこと
そうそうそう
その感じですよね
ちょっと一曲だけ僕ピックアップしたやつで話したいのが
BTSのメンバーのVっているじゃないですか
彼のリミックスシングルがめちゃくちゃ僕好きで今年のやつ
アルバムはジョングクなんですけど
極端にいくとそのスローダンシングの
コーシャスクレイリミックスってのがあって
どっちかというとジャズ的な文脈の人ですよね
そのリミックスなんですけど
ほとんどVの歌は入ってないんですよ
2:24:00
もうこのコーシャスクレイが吹いてるフルートとか
そういうので成り立ってて
こういうのをBTSのメンバーである
アイドルですよね
そういう人がシングルとして出すっていう時点で
好き勝手やってるなって感じがして
これはものすごい曲も良いんですけど
それをリリースしたこと自体が最高だなって思いましたね
ちなみにプロデュースはミンヒジンなんですよねこれ
そうなんだ
Vの作品全体をプロデュースした
フルートねアンドレ3000とも近いものを感じますねフルートね
そこで繋げるんですよね
今やったもん勝ちだから
身も蓋もないこと言い出したんだけど
やりたいことやったもん勝ちみたいだね
荒野に放り投げ出されてる状態だから
目立ったもん勝ちみたいになってる
それが当分通信なので
見つけられるか見つけられるか本当に
戦略ではどうにもならなくなったから
やっぱTikTokが全てを真っ平にしたっていうところがあると思うんで
ローリングストーンの連載のポップルールザワールドでも
その話書いてたと思うんですけど
その状況で何をやるかっていうところは
多分ミュージシャンのアーティスト問われてるんだろうなと思いますね
だからフックって何っていう話もあるけど
フックのあるものを作るんでしょ
だからフック史上主義みたいなもの
ラップでいうフック、バースフックじゃなくて
引っ掛かりっていう意味でのフック
それがサウンドなのかリリックなのかわからないけど
やっぱりある一箇所にポイントが絞られてて
フックがあるかないかっていう方向には
多分向かってるのは間違いないと思う
それを意図的にやってる人とザクライムみたいに
全く意図はないんだけど結果的にフックになっちゃったって人もいる
ミツキもね多分意図せずバズってるよね
結構そのTikTokをやっぱりユニバーサルとか
メジャーのレコード会社って
戦略的に使おうとして演出しようとしてるんだけど
ミツキは絶対そのパターンじゃないんで
TikTokっぽくないもんねあの曲
あれがTikTokでバズってるっていうのは意味わかんなくていいよね
でもミツキのマイラブマインオールマインは俺入れたんですけど
それと一緒に並べたいのがデイビーとのHere with me
両方ともエターナルラブの話なんですね
80年代ってポップもR&Bもすごいつまらなくなった時代で
その時の主題リリックが永遠の愛だったんですよね
それはもう全世界的な不安定ではあったけど景気が良かったので
特に英語圏ではだからこそエターナルの愛を歌うって話だったんだけど
2:27:01
今日の話は割と出てきた話は
Nothing lasts foreverって話じゃないですか
でもエターナルラブミツキの曲の場合は死んでもあなたをっていう話でしょ
Here with meも今離れ離れなんだけど
俺は努力してずっとお前と一緒にいるっていう歌で
そういうストレートなラブソング
しかもそこにポリティックスのない純粋なラブソングみたいなものが共有されたっていうのも
去年おととしではなかったんじゃないかっていう
だってポップライフザポッドキャストの田中総一郎会で
僕はラブソング聞きたいみたいな話をして
岸田さんもそれに乗ってくれたような気がするんですけど
そのときその話するってことはそういうラブソングってあんまなかったってことで
それはやっぱり恋愛にはポリティックスがかかるんだっていうことをフォーカスするポップソングが売れた時代だと思うんだけど
だからこのミツキのMy love my all mineとデイビッドのHere with meは本当にいいもん
誰かが誰かを所有したいじゃなくて
愛してるっていう感覚を持つだけで自分の気持ちに喜びが溢れるんだっていうことってやっぱりすごいことじゃないですか
何かを好きなことっていうのが素晴らしいことなんだっていう
それちゃんとキャプチャーする曲が名曲として何曲も売られたのは超いいなと思うんだけど
なんか10年代2010年代にラブソングっていうのがやっぱり多様化して
つまりセクシュアリティとかジェンダーとかの表現が一気に幅広くなって
たぶんようやく2023年10年代が終わってベタに戻ってきたってことな気がするんですよね
たぶんねただ戻ってるだけじゃないっていうのが多分ポイントな気はする
それを経てるから
君の名前で僕を呼んでが結構その宣伝が批判されたっていうか
要するに同性愛を超えた普遍的な愛なんだっていう言い方が批判されたりしてたじゃないですか
それは同性愛を下に見てるんだっていうので
それって正当な批判だと思うんだけども全く持ってその通りだと思うんだけども
そういうことではない普遍性なんだっていうことが今来てると思うんですよね
そのアイデンティティポリティクスを経たからこその普遍性みたいな
そういうものがたぶん今の今回の三木の今の曲
曹さんが上げたような曲の愛エタナルラブみたいな永遠に続くんだっていう
そういう愛ってものは素晴らしいんだっていう表現の中には含まれてると思うんですよね
それがポイントなんじゃないかなと
そうだからこれ聞いていただいてる人なんかこう俺たち何時間も喋っててね
反リベラルで反アイデンティティポリティクスっぽい響きもあったと思うんですけど
2:30:00
やっぱ重要だったんですよ2014年からの10年間7、8年間の動きっていうのは
ただそこから派生的に別な時式性っていうのが生まれた中で本質に変えようではなくて
自分のフィーリングをきちっとアートに置き換えようって
ごく当たり前のものがアイデンティティポリティクスの7、8年5年があったからこそ
生まれてきたっていうことだと思うんですよね
あの動きがなければこの流れにはならなかったと思うし
ちなみに私がネタ枠として今年のベストソングに選びたいのが
ライアン・ゴズリングのプッシュなんですけど
カバーですね
海外のメディアだとアイム・ジャスト・ケンが選ばれてたりもするんですけど
このマッチボックス20のカバーは最高におかしくて
この歌詞が本当にくだらなくて
俺は自信がない、俺は愛されていたのかわからない、騙された、俺は変われないって言って
君を押し倒したいって歌うんですよ
で、映画の中ではそれを4時間弾き語りをしているという最高な
で、これなんかミレニアル世代の悪夢って感じがして
僕はすごい好きですね
で、あとバービーの映画って
ペトロヨーキーっていうか不調性っていうのが最品質ワードで
そことケンとの戦いでもあったと思うんですけど
で、あとさらにモーガン・ウォレンとかの流れにある
カントリーの中のブローカントリーっていうのがあって
10年ぐらい前から流行ってて
すんごいマッチョで女性ベース的な
モガン・ウォレンがそうだったっていう話じゃないですよ
そういう流れがあって
そこで参照されてきた音っていうのは
ニッケルバックとかマッチボックス20みたいな
Y2Kのオルタナロックみたいな
アメリカ臭い、バタ臭いロックみたいな
そこでいろんな流れが繋がってくる
あのライアン・ゴズリングのケンのプッシュのカバーが最高だったなって
年末に言っておきたい
若い人に説明するとニッケルバックっていうのは当時
世界中で一番バカにされて
でもすごく北米で売れまくってた
メタル・オルタナティブ・バンドですよね
男臭い
久々に名前聞いたなって思って
ユニクロでバイトしてる時にあれが永遠とかかってきて
すげー死にたくなった
ニッケルバック
そう大学生の時
ニッケルバックはさすがに辛いよね
それミレリアル世代の悪夢じゃないですか
そうそうそう
だから当時ニッケルバックをやっぱり
あらゆる音楽誌にプロモーションがレーベルから行ったけど
俺は本当に逃げ続けたから
よくロスビートとかやれるなみたいな
でも流行らなかった
しかも日本ではやっぱり売れなかったですよね
でも好きな人は好きだった
売れてたと思うよ
売れてたよ
ラジオめっちゃかかってた
ニッケルバックとリンキンパークが好きみたいな友達いっぱいいたよね
2:33:03
マッチボックス20は売れたの?
私たちよりもうちょっと上だからわかんないけど
でもかけてましたよラジオで
かかってたかかってた
中学生ぐらいでよく聞こえてた
あんま日本で売れてないイメージ
全然売れてないイメージ
ニッケルバック売れてるよ
売れてると思う
俺の取材の抱き合わせで
どうしてもマッチボックス20取材してくれって言われて
いや俺この後イビザまで行って
ファットボーイスリムの取材にするんだけどと思いながら
中西部でマッチボックス20の取材をしたんですけど
その時にインロック
名古屋にあるアイドル雑誌の
あそこの加藤さんという編集長の方と
2日間ぐらい一緒に移動したんです
彼女はもう最初から
もうマッチボックス20やりますよって言ってて
ノリノリなんだという話を聞いてたんですけど
取材の前日に田中さんちょっと質問があるんですけど
と言われて
マッチボックス20の音楽っていいんですかって聞かれた
えーみたいな
すごい質問だ
逆にスヌーザーをこの後は表紙なんですかと
いや違います違いますって
表紙は何ですかって言ったらファットボーイスリムですって
どんな人ですかって言ったら
俺と同い年のハゲた人ですって言ったら
そんなので本が売れるんですかって言われて
カルチャーギャップを感じてめっちゃ新鮮で楽しかった
いい話ですね
っていう雑談を言ったところも
こんな話
ちなみにニッケルバックはカナダ人っていうのもね
またオーツなんですよね
これがねアメリカ人じゃないですか
ニール・ヤングとかと同じ枠
そうそうザ・バンドと
ジャスティン・ビバーと同じ枠ですね
ドレイクと同じ枠ですね
だから県の話になっちゃうんですけど
Y2Kリバイバルってなんだって言ってて
あの頃のやっぱROCKが持ってた
トキシックマスクリニティの反省みたいなのは
すごい含まれてると思うんですよね
そうだから反省であると同時に
そこにある良さみたいなものもキャプチャしてるっていうのが
多分Y2Kリバイバルだと思うんだよね
毒々しいけどいいじゃんみたいな
ブリンクY8IIがね再評価されてるとかも含めて
あれやっぱりねいいじゃんみたいな
あとマライア・ケリーとかさリバイバルっていうか
再評価されてるってのもそうだと思うし
オエシスは?
オエシスはどうなの?
大人気ですよね
オエシスなんてさ
リバイバルは知らんけど
下手な太鼓叩いてるドラマをさ
わざわざ公衆の面前でさ
PVの中でさ
墓に埋めてたよ
リブ・フォーエバーのね
リブ・フォーエバーって
俺たち永遠に生きるって言ってるのに
下手なドラマーのお前だけは死ねっていう
PV撮ってて
そんなバンドですよ
いやでもバンドってやっぱりふざけた方がね
ふざけた魅力ってめちゃくちゃあるじゃないですか
まあでもあれは度が過ぎてた
まあまあ
まあでもね
ちょっと違うんですけど
でも僕今回このベストの中に選んだ
2:36:03
1位ってわけじゃないけどまあ1位なのかな
ユニバーシティっていうイギリスの
クルーっていうよくわからない場所の
これ教えてください
バンドなんですけど
まあ
この曲いいですよね
そう曲なんかね
ほんとオフグリッドな感じの曲なんですけど
まあとにかくドラムがめちゃくちゃ叩きまくって
3ピースなんですよ
全員鼻があるんですけど
鼻があって結構フガジっぽいような
ちょっとエモな感じとか
ハードコアで
それでいて
割とプログレではないんだけど
ポストロック的というか
その3分間のポップソングからは
はみ出た曲構成をやってるバンドなんですよ
でライブ映像を見てると
どうも本当はなんか4人バンドっぽくて
もう一人のその残りの一人のやつの担当ガキが
XBOX360になってて
ゲームやってんだ
そうゲームやってんすよ
ゲームやったりなんか立って
MacBookで何か
多分ネット化なんかしてたりとか
まあ明らかにふざけ枠なんですよね
ハッピーマンデイズの
ベースみたいな
そういうのを久々に見て
いやこういうやっぱふざけたところって
最高だなって思って
でもそれにともこの前ね
あのアジカの後藤くんのポッドキャストに
あのサマーアイ子と夏目くんが出てて
サマーアイの今の何だっけ
ライブバンドのラメなんて言うんだっけ
サマーアイなんとかシンジケーションって言うんですけど
それでパーカッション叩いてる子って
別に叩いたことなかったんだって
でも友達でデザイナーがなんかで
でもベズみたいな
人間が欲しかったから入れたって言って
でそれの話の前にやっぱり
あの夏目くんが言ってたのは
やっぱその一番良いコミュニティって
役割ないやつとかダメなやつとかが
全然ちゃんと尊重されるコミュニティじゃないですか
でやっぱりあの
ニュージーザー覗いといたとしても
ボーイグループガールバンドって
全員に役割があるんですよね
でバンドは下手な奴が一人いても
レディーは下手な奴が二人いるんですよね
でも成り立つから良いコミュニティなの
でそれとは別なところとしてやっぱ
いらない奴がいるとか
何をやってるか分かんない奴がいるっていうのは
バンドの強みだったはず
俺ジアームドとか今年のアルバム大好きなの
あれも7人8人いるんだけど
実際何人いるか分かんないし
何人もやってない奴だって3人くらいいるでしょっていう
だからそこは
そういった形のバンドの最低限はあると思う
スーパーオーガニズムとかもねそういう感じだし
あとドツイタルテンとか
スーパーもだってメンバーいなくなったけど
何事もなかったようになってるんですけどね
でもその上手いドラムのやつも
なぜかシンバルがめちゃくちゃバキバキに割れてたりして
2:39:00
そういうとこも含めて
なんかいいんですよこのバンドめちゃくちゃ
だからたぶん聞いたことない人多いと思うんで
ぜひちょっとチェックしてみてほしいですね
このセルヌマさんに教えてもらうまで知らなかった
なんかトランスアグレシップっていうレベルと契約して
たぶんまだシングル2枚ぐらいしか出てないんですけど
やっぱオアシスはトニー・マッキャラルを
葬るべきじゃなかったって話だね
一緒にやったほうがよかったね
いやあれは完全にいじめでしょ
だってさあ再形成とか言われてもさ
再形成も何もオリジナルメンバー揃わない
何の再形成とか全然嬉しくない?
いねえじゃんみたいなねもともと
例えばアークティック・モンギスで
俺一番入れることはやっぱりAMだと思うんですけど
それでもやっぱり
ファーストアルバムのベーシストが最高で
いや最高ですよあいつは
もうベーシストとしても最高
存在としても最高
4人並んだ時の美しさ
バランス
あれに魅了されたわけじゃないですか
みたいなことを
ビートルズやザ・フーやレッド・テッペリンや
ザ・クラッシュな感じでも
オエーシスには一度もかけない
だからこその強さだと思う
誰が入っててもオエーシスだっていう
結局あのバンドはあの2人が面白いから
っていうのがつまんないですよね
あの2人しか面白い人がいないっていうのがつまんない
つまんないって言わないで
いや俺はやっぱり
僕が一番好きなバンドは
85年のジーザス&メリー・チェーンなんですけど
それやっぱねボビー・ギレスピーがいるからなんですよ
あんな下手なドラマーがね
世界で一番下手なドラマーがいるのが
一番最高なんですよ
ボビーがいるサイコキャンディーだったら
めっちゃ見たい
スクリーン・マデリカより全然見たい
みたいなのと近い
2023年の最後にオエーシスとジーザス&メリー・チェーン
いきなりクリエーションの話
今度新作出すらしい
メリー・チェーンは出すね
でもちょっとしたその辺の和製の部分で言うと
さっき俺が開けたミツキの曲も
デイビッドの曲も
めっちゃセカンダリドミナント使うの
使いますね
3度をセブンスにします
4度をマイナーにします
みたいなことをやるから
あれってやっぱ50年代的なソングライティングで
すごいロッカーバラッドっていうかね
レデューヘッドがクリープで使い
ラナデル・レイがラスト・フォー・ライフで
死ぬほど使いまくり
初期アイコーが死ぬほど使いまくったコードなんだけど
の曲増えてんです
これはもう50年代の
ソングライティングみたいなものの復活があるし
ラナデル・レイはやっぱ早かったな
みたいな話にも繋がるし
僕の歌と演奏って話にも繋がるし
だからあの辺りの
いわゆるロックっていうのが
人によっていつのものを指してるのかわかんないんだけど
50年代から
ミレニアまでのもののいろんなバリエーションが
復活してきてるのは確か
2:42:02
まあでもその頃のソングクラフトとか
ティンパンアレ的なものが最強だっていう話になっちゃいますよね
最強だからいいんじゃない
言うたらニュージーズって
割とティンパンアレ時代のこと
ブリムビルディング時代のことを
別の形でやれるかっていうトライアルでもあるから
結局ヒッツビルが作るR&B
リズム&ブルース以上の
すごい音楽がないっていう俺の主張と
ニュージーズがいいものを作ってるって主張は
綺麗にクロスオーバーする
海外メディアでもこれはアンプラグドで演奏しても
いい曲って言ってるメディアもありましたね
確かにアコースティックパフォーマンスすごいいいんですよね
誰だっけ弾き語りするのハニーだっけ
弾き語りしててすげーいいなと思って
いや本当にソングライティングいい
だってニュージーズがヤバいのはビートが良くて
ソングライティングがいいんだから
普通あんまり両立しないしどっちかに
ラナデルレイでもビートに比重を置くか
ソングライティングに置くかとかで
やっぱりレコード曲使い分けるわけだから
ビートが良くてソングライティング
要するにコードプログレッション展開が良くて
構成がしっかりしてて
しかも短いっていう
これはねモータウンがやってたようなことをやってるな
まあそれで言うとしゅんさんが言うと
この著作権なんかないという話に戻って
著作権なんかないでしょ作曲に
作曲はあれは楽譜に著作権がついてるんで
メロディーにはないです
コードプログレッションも決まってるし
コードプログレッションにもないです
みんなセカンダリドミナント使いましょう
それと違うかもしれないけど
俺ずっと良いメロディーなんてないって言い続けたじゃん
メロディー自体魅力なんかないんですよ
和音とメロディーがどう組み合わさるか
メロディーを奏でてる楽器なのか声なのか
どういう倍音を持ってて
ディレイディケイのそのズレが
どれだけ上手いぐらいに
アンサンブルとして完成されてるかが大事なので
っていうような話とも同じでしょ
メロディーが好きだったら
ずっとクラシック聴いてればいいんですよ
あれがメロディーのきらみなんですから
バッハとモザルト聴いてれば
メロディーは楽しいですよ
そういう意味では僕としゅんくんは
明日ビヨンセの映画見に行きますけど
ビヨンセすげえって思うっていうか
リズムの部分で特に
メロディーってやっぱ慣れの部分もあるじゃないですか
一調して入ってくる曲ももちろんあるけど
何回か触れたことによって
そのメロディーの良さが
自分に馴染んでよく聞こえてくるってあるじゃないですか
その点でいくとリズムと音色って
やっぱり一発で分かるものって多いじゃないですか
だからそこはビヨンセ両方持ってるから
テクション音楽情報でビヨンセの予習動画出して欲しい
2:45:01
っていうリクエストがあったんですけど
ビヨンセは多分一発で予習しなくても
映画の大音響であれ聞いたら楽しいんじゃないかなって
逆にテイラーより分かるんじゃないかな
テイラーの方が文脈高いと思う
ハイコンテクストだと思う
単純にサウンド、プロダクション、ビートだけで言ったら
それはもうビヨンセのほうが段違いですよ
結局テイラーのエラーズツアーは
自分の物語を物語ってるところがあって
しかもそのごとにエラーごとに時代性が刻まれてるっていうところだから
それがオーディエンスの物語とクロスオーバーしてるからっていう商品
あそこは本当に上手いですよ
上手いんだけど
それを文脈を共有してない人が面白いかどうかっていうのはまた別問題なんだよね
それを言ったらビヨンセに分配が上がるという
だから自分が好きな時代のアルバムのパートさえあれば
行くわけなんですよね、テイラーファンは
そこの設計がめちゃくちゃ上手い
そこまでジラシだもんね
フォークロア退屈みたいな
全部好きな人は最高、より最高なんだけど
やっとレッド来た、やっと1989来たみたいな
レピテーションって何?みたいな
自分の青春時代のテイラーがさえあれば最高みたいな
レピテーションが一番好きな人は可哀想だけど
じゃあビヨンセの名前を出たところで
R&Bソングを10曲の中に選んだのはどの曲ですか?
ありますか?
今年割と入ってて僕は選んだんじゃないですか
ビクトリアモネーの曲が結構選ばれてましたよね
曲名なんだっけ
俺は入れました
俺はもうアルバムをセレクトする時にビクトリアモネーと
オンマイママか
僕はその中だったらビヨンセとVですね、さっき言った
はR&Bソングですね
俺もビクトリアモネーはアルバムの中に何曲も好きな曲あるんですけど
やっぱりオンマイママを選んだ
で、これリリックも2023年代的だからと思ったんですけど
要するにオンマイママなので
あんたお母さんに似てるねって言われる歌なんですよ
それは本当にそうっていう
良くも悪くもそうっていう歌なんだけど
これは要するに血縁の問題と
内面と外面両方に美さがあるっていう
それが受け継がれるものでもありっていう
これもやっぱりアイデンティティポリティクスに対しての
批判的な言い方にもなっちゃうんだけど
内面の美さもあるけど外面の美さもあるんで
その美さは定義できないものでっていうことを歌っているので
これもやっぱり2010年代後半に出てこなかった曲だなと思って
僕もそれをとろけるような
R&Bソングでやってるっていうのは最高って思います
この歌詞全部読んでたわけじゃないけど
すげーこと歌ってるなとは思いましたねこれ確かに聞いてて
2:48:03
だからシザーのSOSが今年のアルバムなのか
去年のアルバムなのかっていう議論はありますけど
もし我々としては去年のアルバムだってことにしてるので
あれがなければベストR&Bソングが俺これお前ままだと
R&B入ってなかったな
ここ最近までDU-BOXの
アルタナティブR&Bディスクガイドの原稿延々書いてて
30何作のレビューを書いてたのに今年入れてないっていう
そこで使い切ってた
ソランジュの素晴らしさに感動したりとか
ケレラのカットフォーミーすげーなとか
2010年代を振り返ってたんですけど
今年あんまり入れてない
ギリお前がもうR&Bと言ってもいいかもしれないから
いや本当にそうだと思う
あれはそうだね
最近やっぱり韓国系とか日本もそうなんですけど
この前テキションで上げたXGの
Winter Without Youって曲があって
これ本当にすごいシルキーな90年代R&Bの
本当オーセンティックなことをXGがやってる
結構しかもエクセントリックなことをやるイメージがついてたとこで
すごいオーセンティックな曲をやってるってのもいいし
Winter Without Youって曲のタイトルがわかる通り
恋人のいないクリスマスソングなんですよね
これもテキションで言ったんだけども
男性の恋人がいないクリスマスソングってあるんですよね
山下達郎だったりWAMUだったりの曲っていうのはそういう曲なんだけど
女性がクリスマスを一人で過ごすってあんまないんですよ
それをやってるってとこが結構新しいというか
女性がクリスマスを一人で過ごしてはいけないみたいな価値観って
多分男性より強かったと思うんですよね
脅迫感ね
お一人様なんていうひどい言葉が生まれるぐらいのが日本語文化圏である
だからひどい話なんですけど
それをいっぱいこのXGみたいな人が歌ってるっていうのは
一つの時代の在り方としていいなと思ったし
それが本当に美しい曲に消化されてるっていうのも含めて
これはいいなと思って
なんかすごいXGってやっぱ今勢いあるんだなっていう
ニュージーズの話ばっかりしてるのはしょうがないんだけど
やっぱXGもやっぱ時代を象徴する人としてアーティストとしてはあるなって
しかも結構それまで強いイメージを持ってたガールグループとかね
どっちかってニュージーズの大局みたいなことになってたんだけど
大局ってわけでもないよね
そこでその孤独感みたいなのを普通にストレートに歌うっていうのは
いいですよね
じゃあちょっとK-POPだけサクッとやっておきましょう
K-POPの多分この50を選ぶときにもう俺が
K-POP何曲入れるかねみたいなこと言ってたじゃないですか
パッと3曲から5曲上げるとしたらそれぞれ何かっていうのはどうですか
2:51:00
ルセラヒューのパーフェクトナイトは入るんじゃないですかね
すげーニュージーズの流れを感じる曲ですけど
マイナーセブンスの煞雑な
そうだからそれを3人が言ってるじゃん
いやルセラヒューは絶対パーフェクトナイトじゃないだろうって俺思ってるからね
俺はパーフェクトナイト好きなんですよね
出た時にアマルくんが意味わかんないって言ってたアンフォギブンか
その後のイブサイケアンドザブルベアーズワイフか
この2曲の方が全然いいって
らしさで言ったらその2曲ですね
明らかにパーフェクトナイトってさやっぱり
ルセラヒューからのニュージーズへの回答ってあるじゃないですか
ルセラヒューは始まる時からいろいろメンバー抜けたりとか
いろいろあったと思うんですけど
きちっといいポジションこの2曲で作ったと思いますよ
5曲ってなったらでも何曲ニュージーズ入れるか問題じゃないですかそれ
ニュージーズでほぼ半分とかね
俺多分オーマイガー、ETA、スーパーシャイで3曲埋まる
欧米メディアがものすごい評価してるのはスーパーシャイなんですよ
圧倒的にそうだよね
僕は他にいい曲いっぱいあるんじゃないって思うんだけど
スーパーシャイのドラムベースの要素とジャージークラブの要素が両方とも入ってて
ドラムベースでもジャージークラブでもないっていう
それをなおかつ非常に複雑なコードシンクを使ってるのにメロディを聞けばね
実はテンションとコードは使ってるのに感じさせないスカスカのプロダクション
あれはやっぱりすごい
ドレイクも騒いでましたからね
スーパーシャイは絶対入るでしょ
あとは悲しき5050のキューピットは?
特別枠として入れるかどうか
僕はねあんまり
めっちゃ評価しなかった人だっけ?
いやそうでもないですよ
好きなのが宇野小枝さんだね
多分宇野さんだよ
俺も好きなんです
だからこのスウェーディッシュポップ的な
北欧のメソッドが一番理想的な形でK-POPに移植されたのがこのキューピットだと思うので
5050のこれは俺は入れたいですね
あんまり僕は好きな曲じゃないな
入れないと誰もが忘れてしまうという
カラー入れておこうみたいな気持ちもあるけど
その気持ちはめちゃくちゃある
あとはジョング君をセブンにするかスギー議員にするか
天野君が挙げたスタンディングネックスという
いいなって思うのはセブンで
ヒットしたのもセブンだと思うんですよね
あの2ステップっぽい
個人的にやっぱアルバムゴールデンを聞いて
一番心惹かれるのがスタンディングネックスっていう
2:54:00
アッシャーと一緒にやってるしね
ベースラインが圧倒的すぎて
そこに完全にハートを持っていかれるんで
あとジョング君のボーカリゼーションが完全にMJオマージュ
ゲルジャクソン
でもうそこでノックアウトされて
最高ディスコみたいな感じ
ファンクみたいな
まあでも入人数になっちゃうね
そうなんですよね
今ジョング君について厚く語ったのに
ジョング君はね
ジョング君もそうだしBTSもそうだし
そこの強みってエッジーになりすぎないところだったから
BTSはまさにこれ以上いったらもっとエッジーにやれるのに
その手前で止めるっていう
大衆性の絶妙なとこ選んだじゃないですか
英語詞をダイナマイトでやるのも絶妙なタイミングだったし
そこだと思うんですよね
だからやっぱこう
エッジーなところが彼らの強みではない
まあそれはそうですね
ジョング君もやっぱオーセンシティの方が強いんですよね
マイケルもそうだし
やっぱりちょっとランダムアクセスメモリー感があるというか
ダフトパンクのアルバム自体が
ポップダンスミュージックの歴史
ポップミュージックとダンスミュージックの歴史を
もうそこに凝縮させたみたいな
そっからさらにそれを引き継ぐのがジョング君みたいな
そのオーセンシティっていうのが強みであるけど
入人数にはそこにないものがあるってことですね
もはやあんまりK-POPじゃない感じが
BTSのソロ全般に関しては言える
なんかそのK-POPがやっぱり
最近そのKって言葉を使いたがらない
プロデューサーたちが
それはもうそのKじゃなくて
XGなんかまさにグローバルポップに名乗ってる
KでもJでもないっていう
入人数も間違いなく頭がある
その感触ってもう最近の韓国のグループには
全体に言えますよね多分
K-POPっていう言葉から
いかに離れたイメージを作るか
そこってどうですか
その文化的な背景からそうなっているのか
政治的な背景からそうなってるのか
産業的な背景からそういう主張が出てるのか
僕は産業だと思うから
ちょっとねそこは僕
その韓国政治をそこまで詳しくないので
はっきりしたこと言っちゃいけないかなと思っているんですけど
まず産業はあると思うんですよね
本当に成功したグローバルに成功したっていうことで
でもこのグローバルっていうのを
ある種のスタンダードにしたいっていう
どこに行ってると思うんですよね
一回そのヒットしたっていうのが
一家制のものじゃなくて
スタンダードなものとして産業としてしたい
あるいはそういう文化として根付かせたいっていう
その普通にビルボードとか各国のチャートに
2:57:00
韓国出身のアーティストがいるよねみたいな
状況にしたいっていう
それこそもう事務所外
海外もかなり大きくなってたりとかも含めて
グローバルに大きくなってるのも含めて
もう産業的な要請というか
次のネクストステージとしての欲求みたいなものっていうのが
あるんだと思いますね
具体的にどのグループが
K-POPって言わないでくれってなってるのかとかは
全然わかんないですけど
ただやっぱり最初にあるのは
ブラックピンクがコーチェラとかで
メインを張るみたいなことになると
やっぱり自然ともう
Kって枠には収められたくないっていうふうには行きますよね
ブラックピンクぐらいに行ったら
それはあるかもしれない
それプラスやっぱり他のグループに
もしそういうニュアンスがあるんだとしたら
さっきイルスラフミのパーフェクトナイトの話してましたけど
やっぱりニュージーズがあそこまで行くと
それまでのK-POP的なイメージのフォルムであると
時代遅れってレッテル貼られかねないから
そうなると自然と離れていくんじゃないかなって気はしますけどね
俺はBTSの躍進を見てて
サウスコリア資本と北米資本が混ざり合って
権利をこうしやし合ってるんだみたいな
ちょっと裏側のお金の動きを見てたときとか
一連のやっぱりニュージーズの
北米マーケットに対してどう向き合うかみたいな
一連の戦術戦略を見てたときに
古いメタファーで申し訳ないんだけど
少年ジャンプです皆さん好きだね
これサムライジャイアンツだなと思いながら見てたね
少年ジャンプでもうちらが知ってるやつじゃないからね
数世代上の
サムライジャイアンツはわかんない
知ってるけど呼んだ
名前しか知らない
サムライジャイアンツ要するに
ジャイアンツのことがめちゃくちゃ嫌いな奴が
要するに鯨の腹の中に入って
森で胃袋突き刺して
鯨を取るように
ジャイアンツに入団することで
ジャイアンツを潰すんだっていう話だな
トロイの方法ですね
で最終的にどうなるかというと
ジャイアンツのスターになって
マウンドの上で死ぬっていう話
腹切りするんですか
最後に腹切りじゃなくて最後に勝ちました
みんなよくやったバンチューター
もう主人公の名前忘れちゃったけど
でみんなが寄り添ったら
たった今死んでたっていう話
明日の冗談
ほぼ明日の冗談の終わり方
連携の仕方
何かしら成功したってこと
いやわかんない
結局悲劇的な終わり方ですよね
彼は彼には達成感はあるけど
当初の目的は達成されずに
終わったっていう話なので
やっぱりサースコリアとアメリカの関係って
やっぱり日本人からすると
3:00:02
その干渉地帯であった日本の責任を
朝鮮半島半分に割ることで
サースコリアに押し付けたわけじゃないですか
で彼らが僕ら以上に
アメリカに対して何を感じてるのかわからない
数学とはもう日本にはいい感情を持たない
俺がサースコリアの人間だったらそうだと思うの
責任はこっちに押し付けられた
しかもあいつらこの朝鮮戦争のおかげで
豊田をはじめとしてバブル
バブル期に突入しやがったみたいなことがあったら
普通に市民感情としてもあると思うんですけど
それとだからただアメリカに対して
俺たちって複雑な感情あるじゃないですか
愛憎両方あるじゃないですか
だからなんとなくやっぱり
BTSがバターを出した時にも
イントルーダーみたいな言い方してたでしょ
要するに侵入者なんだバターみたい攻め込むんじゃなくて
バターみたいにじわーっと溶け込んでいくんだ
みたいな言い方をしてて
でもそこにはやっぱりある種の対立校みたいなものが
やっぱり見え隠れするわけじゃないですか
だからまあまあ自分のK-POPって
どう言い続けていいかわからないっていう背景が
そういう話なんだってことなんだけど
来年以降グローバルマーケットと
北米マーケットにおいてK-POPはどうなると思いますか
でもさっきのジョングクの話とも通じるし
さっきのR&Bの話も通じると思うんですけど
バターもそのR&B的な方面じゃないですか
そう考えると
やっぱりアメリカのメインに侵入していくときは
R&Bというフォルムを使わざるを得ないのかなって感じは
今すごい聞いてて思いました
そう考えるとやっぱりよりXGじゃないですけど
よりR&Bっていう方面に行くのが
そのグローバルで取りに行くときは
あんのかなーって今話の流れでは思ってるけど
まあでもニュージーズがそっちにいたって
ちょっとつまんないかなーとは思うっていう
あとやっぱHIPHOPですよね
今年シュガーがアグストDって名前でソロ出してましたけど
あとBTSはラップモンスターもいますし
NMEがめちゃくちゃ評価してた
やっぱそのアメリカの
アフリカンアメリカンの音楽のフォーマットに乗っとるっていう戦略は
その自分たちの音楽を広める上での
一番のフォーマットにはなってますよね
しかもやっぱり英語で歌わなきゃいけないっていう壁は
未だにあるんだなっていうのはすごい思いましたね
でもそこはちゃんぽんになっていく気がするけど
適材適所で英語を使い
適材適所でやっぱハングルの他の言語にはない
3:03:02
気持ちよさのフローを作りっていうことにはなっていく気がするけど
なんかニュージーズはやっぱオルタナティブだと思うんですよ
K-POPに対しての
でそこにルセラとかが反応して
そういうサウンド作ってるんだけど
やっぱりルセラのメインの路線ではないから
そういう影響されたものは生まれてくるんだけど
ニュージーズは本当独自路線を歩むしかなくって
それ以外に彼女たちが歩いていく道ってないから
茨の道でもあると思うんですけど
逆に言うとルセラとかアイブみたいなグループは
もっと柔軟にR&Bとかヒップホップのフォーマット
ダンスポップのフォーマットにのっとって
やっていけるっていうのはあると思うんですよね
今年レッドベルベットが復活して
僕はあんま復活曲好きじゃなくて
もっとバットボーイの頃とか大好きだったから
ちょっとがっかりしたところであるんですけど
あのレッドベルベットとかブラックピンクの
第三世代が切り開いた道を
じゃあニュージーズとかルセラがどうやっていくのかっていうのは
まだ見えないところではあるかな
本当ニュージーズは例外中の例外だと思うんで
そこに追いつけ追い越せっていうのは不可能かなっていう
そう考えるとやっぱ5050が惜しすぎる
そうだね
しかしあれだね年間ベストソング50の話をするはずが
すっかりニュージーズおじさん
おじさん扱いになってしまった
そしてボーイズグループの話全くしてない
そうなんですよしてほしい
いやでもねやっぱりね今年の話するんだったら
ニュージーズが中心にならざるを得ないと思いますよ
思いっきり返せる
それはおじさん視点じゃないかと
いやいやここにもう一人女子がいたら変わってたなってすごいよね
だってストレイキッズすごかったじゃん
ストレイキッズすごかったね
そんな話とか全然ないなぁ
ストレイキッズはギターの音がダメ
それはいい音がうるんじゃなくて
ただやっぱりそれで我々この流れって
欧米とか海外音楽メディアの流れの批評の流れで話してる部分があるから
そこにはストレイキッズって乗らないじゃないですか基本的には
NMEとか結構ね推してますけどね
NMEはね推してる
ボーイバンドかなり
俺は個人的に本当にギターの音がダメだなと思うんだけど
それはやっぱりオリビア・ロドレゴのレコード聞いちゃうとねっていうことなんだけど
やっぱり存在としては面白い
そうそうそれは間違いない
なんかあのもちろんわかるんですけど
まあでもこの4人があったらそうなるなっていうのもわかってるから
何も言わずに座ってたけど
ツッコミが入りました
ニュージーンズのその心配をするんだったら
ボーイズグループの話もちょっと出てもいいのになって思って聞いてたっていう2時間
後半2時間でしたね
まあ全然いいと思いますよ
3:06:01
それがどうとかっていうか
やっぱ出ないんだなって思っただけ
BTSのソロの話はめちゃくちゃしてますけどね
それはまた別じゃん
ちょっとBTSはね特殊すぎますから
BTSの体の心配しないじゃん
それにちょっと男子の話だなって思って聞いてた
BTSはどっちかっていうと
俺娘がいる父親なので
娘もねあの年齢本当にたかんで
あの時期の悲しみとか苦しみがもう明らかに
今彼女20代半ば後半ですけど
のアイデンティティにつながってるんですよ
それが良かったのか悪かったのかっていうようなことを
まあでも確かにね男の子の体の心配はしてないよね
今の話は
それだけそれだけ
私の会社タワーレコードなんですけど
タワーレコードの本当に売れてるものは
やっぱボーイバンドボーイズグループで
ストレイキッズもそうですし
トゥバ
トゥモロバイトゲーザーもそうですし
エンハイフンとかモンスターXとか
エンハイフンサマソニー本当にすごかったね人
僕も動画で見ましたけど
やっぱ本当にものすごい売れてるのはボーイバンド
だってさっきしゅんくんが言ったけど
ビルボードの今年の年間の売上げのアルバム
なんかセブンティーンが3枚ぐらい入ってたような気がするけど
いやでも多分聞いてる人を求めてるは
その話じゃないからいいと思います
でもでもその視点は大丈夫
ATORがボーイバンドを出しますよね
確かレーベル
どこが
ADOR
あのニュージーズの弟的な
じゃあもうなんかあのニュージーズおじさんの会話
ちょっと辛いので最後に一つだけ聞いていいですか
あの俺10曲中にあのデュアルパーのフーディニを入れました
であの彼女と俺デュアルパーのことずっとひな壇芸人みたいだって言ってるんですけど
絶対こうトップ狙わないんですよ
セカンドサード狙いで確実に結果を残してきたって人なんだけど
来年前半のリリースとかいろいろね
ビッグリリースそんなないのよ
リアーナが動くか動かないかってやっぱ分かんない
ってなるとデュアルパーっていうのは
ここ数年間ずっとやっぱり基本欧州
UK初のダンスミュージックっていうダンスビートっていうのを
北米洋に馬鹿屋に組み替える形で
いろんなトレンドとも関連してながらちょっとずれたところで
見事にキャリアを積み上げた人なんだけど
で今年フーディニコ出してこれもファーストシングルのわけじゃないですか
結構来年前半彼女のアルバムがどういうものになるか
それが受け入れられるのか滑っちゃうのかっていうのは
シーン全体を占う上で結構でかい気はしているので
まあそのフーディニ自体に3人がどういう感想を持ったのか
そこも含めてデュアルパーの来年の動向に期待するものがあるのかないのか
みたいなことをちょっと聞いてもいいですか
3:09:02
僕はフーディニはすごい好きというか
むしろ今までのやつの中で一番好きかなって感じがしますね
やっぱりちょっとオーセンティックなところから離れてる感じがある
オルタナティブな感じっていうのが一番今までの曲の中で好きだし
次のアルバムそういう点でも楽しみですよね
そのフーディニの共同作曲共同プロデューサーの面々とか見ても
やっぱ新しいこと次のステップに行こうとしてるのはもう確実じゃないですか
なんかチャートアクションを見るとそんな売れてる印象はないけど
まあでも僕個人はすごい楽しみですねっていうところですかね
福島くんはケビンパーカーがプロデュースしているけど
テイムインパラ
結構ねテイムインパラの今年サンダーキャットと共作出したりとか
意外と活躍してるというかプロデューサーとしてやっていて
テイムインパラアルバム出してないけども
ケビンパーカー単体としての活動が結構盛んになってて
その辺も面白いなっていうしかも結構彼のカラーがめっちゃ出てるじゃないですか
フーディニにしろサンダーキャットのコープラ
サンダーキャットそもそもケビンパーカーっぽいんだけど
その辺の感じとかが面白いなっていうのと
多分フーディニとかが大事なのって
多分そのヨーロッパ製だと思うんですよね
これはまたニュージーズも繋がっちゃうんだけども
アメリカじゃなくてヨーロッパのクラブパルチャーだったり
元っていうのが最近勢いづいてる
ハウスとかが元気なのも多分その流れだと思うんだけども
そこの一つの一環として見て
それが来年さらに加速するのかどうなのかっていうのが
デュアリパーのアルバム次第っていうのはあるかもしれないですね
僕は前回がノスタルジアがキーワードになってて
今回のフーディニはダニエル・ハールがプロデューサーの一人なんですよ
前回フューチャーノスタルジアだけど
今回はフューチャリスティックな感じに多分なると思う
そのレトロフューチャーじゃないハイパーポップ的なフューチャーに
フーディニ聞く限りだとそこまで従来路線も強いから
そんなにハイパーな感じはしないんだけど
ただやっぱダニエル・ハールと一緒にやってるっていうのは重要で
彼はやっぱPCミュージック周りの人でハイパーポップを担ってきて
さらにキャロラインポロチェックの今年の重要なアルバムにも参加してますし
ユールとやったりとか
とにかくハイパーな音楽を手がけててそれを
リーナ・サワーヤマとかもやってますし
フルームとかとも一緒にやってるんですよね
シャイガールとか
だからちょっと未来志向な音楽になると思うんで
3:12:02
それが現状
今日ちょっと言おうと思って言わなかったんですけど
ハイパーポップっていうのがやっぱロックに食い込んできていて
そことの融合っていうのが一個今年の象徴する出来事だったと思うんですけど
それのポップシーン版ダンスポップとか
R&Bっぽいポップスの中で
ハイパーポップ的な音色とか音像とかプロダクションを
デュアリパーが咀嚼したら非常に面白いことになると思う
って感じですかね
俺はねすごい期待があるんですよ
っていうのはまあそもそも彼女のアイデンティティって
要するにロンドン育ちだけど
両親アルバニアン人なわけですよね
一番政治的に不安定なとこから逃げてきて
ロンドンで何度か財を成したのか貧乏なのか知らないけど
っていうアイデンティティありながら
彼女ってやっぱりこのアイデンティティ
政治の時代に出てきた人で
ファーストアルバムの時だとNew Rulesみたいな
いわゆるシフターフッド時代の流れとドンピシャですよね
の曲を歌ってみたりもしたし
セカンドアルバムだとアルバムの一番最後に
ボーイズウィルビーボーイズ
要するに男は成長しないそれでいいのかっていうような
やっぱり男女間のアイデンティティの問題を
テーマにしたりもしてるんだけど
基本的には彼女の出自だったりとか
明確な北米圏での政治性みたいなものが
入り込んでこないんですよ
やっぱりそのUKのダンスミュージックがベースになってて
なおかつそこがもともとの出自じゃないっていう
だからノーダイレクションフォームのところがあって
それをやっぱりダンスフロアに求めてる
みたいなところがあるので
存在としてすごく不思議だと思うんですよね
だからこそひな壇芸人的芸人的に
トップにもなろうとしないし
どっかのコミュニティに属そうともしないし
でもどこに行ってもDua Lipaいるよねみたいな
どこに行ってもDua Lipa変な格好してるよねとか
どこに行っても水着だよねとか
なんか変な存在感あるんですよ
ある
それは
でもかわいい
かわいいんだよ
この前の渋谷歩いてたビッグスーツとか
めちゃくちゃかわいいじゃん
あんないたら気づくはずの似合わなかったですね
でやっぱり眉毛最初に太くしたのもDua Lipaだし
そのスタイリングとかメイクのセンスとかも
やっぱりちょっとトレンドとは別軸にいるので
それだからこそトップにはならずに
2番手3番手だと思うんですけど
これがこの間の位置をキープするのか
滑るのか
いやDua Lipa行っちゃったねって話になるのかって
結構北米グローバルのポップミュージックの
やっぱりトレンドの育成にかかってる感じがするんですよね
何よりも彼女はダンスビートなわけだから
3:15:01
超楽しみなんですけど
そうでもDua Lipaやっぱポジションが難しい
ポジショニングが難しいというか
チャーリーとかチャーリーXCXとか
さっき言ったりりなさわやまみたいなのもいますし
まあ言ったらライバルすごい多いわけですね
キャロラインポラチェックもそうだし
だから彼女がどういう方向に行って
何を強みにするのかっていうのは
すごい難しいかなって客観的に見てても
逆に言うとチャーリーXCXとかりなさわやまって
やっぱり明確なんですよアイデンティティが
やっぱりチャーリーって何よりもレイブカルチャーから出てきた
PCミュージック周りの一番エクセントリックかつ
一番エッジなクラブミュージックと一緒に育ってきたっていうことがあるし
やっぱ政治的なスタンスもクリアじゃないですか
世界中ツアーするとき必ず
韓国に行ったら韓国の日本に来たら日本の他の国に行ったら
その国のアーティストと会って
何かしらコラボレーションの用意をするみたいな
やっぱりもう明確なんですよ
やっぱボーイズ作った時にも
まあじゃあその男女間のことをやるんであれば
女性の性的利用みたいなものをひっくり返してみよう
みたいなアイデアを持ってたりとか明確なんだけど
明確な上に明確すぎてブレイクしないのよ
結局ファーストセカンドの時のほうが売れてたみたいな
りなさんもやっぱり彼女の明確な政治意識とか
やっぱりエイジアンであることっていうことっていうのに対する主張が明確すぎるので
だからこそ今の位置まで来たんだけど
こっから行くにはどういった戦術をするのかって
むしろ彼女の方が難しいと思ってて
デュアルパーが今のフワフワした
捉えきれないアイデンティティのままで行くのか
何かしらを鋭確化させるのかみたいなことで
もうわかんないんだけど
もしかしたらひな壇芸人ってさ強いじゃん
ずっといるっていうチャーリーにしろ
やっぱりりなさんにしろ明らかにバックラッシュあるわけじゃないですか
デュアルパーに嫌いなやつあんまいないもん
アンチがいない
今年の今年は来年のグラストのヘッドライナーって噂もありますしね
マドンナとコールドプレイとデュアルパーって言われてる
マドンナとデュアルパーの並びはすごい面白いなとは思うんですけどね
だから僕このクラブフューチャーノスタルジアってDJミックス
プレスとマドンナが全部やってるんですけど
こしのゲームも参加しててこれ大好きだったんですよね
だからこういうのもっとやってほしいなって
けどそれになるともうクラブ文脈に乗っちゃうんですよ
そうなるとまたライバルがいっぱいいるみたいな
フゥギニのミュージックビデオがマドンナのミュージックビデオのオマージュって言われてて
2000年代に売れたパルクールが使われてる
そのハングアップのオマージュみたいになってて
だからマドンナ一つのロールモデルになってんじゃないか説みたいな
ちょっとありますけどね
でもなんかそのポジション絶対わざと戦略的に取ってると思ってて
3:18:05
めっちゃして
デュアリバーも好きなんですけど
でたぶん私は今年バーンって行くと思う
2020年絶対なんか仕掛けてくると思ってます
1年間だから静かにフツツとわざと見えなくならずにいたんだと思う
もう無駄に水着で泳いでいたわけではないと
でも今回のリリックも結構好きで
フゥギニっていう19世紀末から20世紀頭に有名だったマジシャン
いわゆる脱出王っていうかなんか閉じ込められたとか
ビッて出るそれモチーフにしてて
要するにあなたがちゃんと追いかけてこないと私逃げるよって歌なんですよ
めっちゃいいじゃん
これもやっぱ主体性と受動性をひっくり返してるっていう意味では
上手いリリックだなと思って今年っぽいなと思うので
やっぱりねまだね能ある鷹として爪隠してるからなんですよね
日本にもねただの旅行じゃなくて
いや絶対なきゃって言われる
まあそうでしょうね
だって明らかにTikTokっぽいこととかYouTubeっぽいことやってるし
たぶんリリースタイミングでドカンってそれがまとまって出る可能性は
それをなんかもしかしたら世界中でやってるのかもしれないけど
あとポンとシングル出すのは大物っぽいですけどね
あんまりアルバムの予告もしなせずに
だってアルバムの多分日本で展開してる途中で1曲出したよね
この間も面白いと思う
だからそのアイデンティティも曖昧だし
ジャンルも曖昧だから強いっていうのが多分今日の一つの話ですよね
デュアリッパに関しても
ただやっぱりアルバニアの出身の両親のもとで育ったっていうのは
まあ明確に明確な政治意識あるはずなんですよね
ありますよね絶対にね
それこそシステムオーバーダウンと一緒だしね
アルバニアからってね
それをあえて出してないっていうことだと思うの
だからそれが結果的に今の成功にもつながってるんだけど
彼女が何かしら明確な主張するタイミングはあるとは思ってて
それも含めて楽しみなんだよね
だからやっぱり彼女のスタイルは
やっぱり本当に北米とは違う
それが彼女主人だけじゃなくて他に波及があるのかっていうと
ダンスポップっていつの時代にもあるものだから
ログジャムあるって言い方はあるんだけど
どうなのかなっていう
結局あのなんだっけ映画さっきのバービーの中でも
デュアルパの曲が売れちゃうわけじゃん
一番大したことない曲でしょ
基盤ただのデュアルパですよ
デュアルパはデュアルパやってるなって曲があるのに
使われ方も大したことないしね
でもあそこはいい一言があるから
3:21:01
あれでリゾとかの方が印象に残りますからね
リゾとかチャーリーとか
ちょっとやっぱり一番でっかい台風の女なんだな
しかもあれは映画の後に作ってるんですよね
映像先にあって
それに合わせてデュアルパ側の曲作ってる映像が
インスタだったか
TikTokだかに上がってて
そうなんだって思って
テンポと曲調似てる曲と
その時撮っちゃえば絶対合うもんね
多分テンポだけ決めてやってたのかもしれないけど
なるほどね
じゃあ君今日いろいろ聞いてて
一番事前に聞いてたりとか聞いてないけど
興味を持った曲っていうと誰のどの曲ですか
興味を持った曲か
そんな曲あんだ
えー何だろう
でもあのザック・ライアンが一番気になりました
めっちゃ興味持った
あの人は本当大事というか
まあ単純に僕は大好きに今年になった
全然聞いてなかったから聞きたいなと思いました
日本語圏で全然紹介されてない
それこそキズさんしか語ってない
僕はイースト・サイド・オブ・ソロが推しです
もうこれはド頭から18歳憎しみに溢れている
っていう自分の自己紹介が始まって
で次に海軍の将校かなんかのセリフが入って
ボーイお前はこれから戦争を戦うんだ
で何のために戦うのかが分からなくても戦うんだって
やばい始まりなんです
で神よ家に連れて帰ってくれないか
神に祈るんですけど
西側に抱きしめたい女がいるんだっていう歌詞
でそこからまあお母さんの話になるんですけど
そこでイースト・サイド・オブ・ソロってイーストっていう
彼が赴任してた中東東側と西側アメリカっていうものが退治されてて
もうグッときますね
これは聞いてください
ちょっと聞いてみたいなと思ったのと
あとその話の流れで死者に向けて書く的な
死について向き合って書くみたいなところで行くと
事前にプレイリストもらってたんですけど
夜遊びのアイドルもそうだなと思ったっていう話
全然ちょっと方角の話できてなかったけど
私もなんかこの特集する上で
自分が今年の曲ちょっと振り返ってみたんですけど
やっぱ方角夜遊びのアイドルと
長谷川博史は絶対入るなと思って決めてましたね
プレイリスト来る前から入ってたから
なんかその辺を入れた理由はちょっと聞きたいなと思って
もうちょっと延長していいですか
アイドルと長谷川博史は結構俺の中では近いものがあるとこもあるし
過剰性というのはそうだし
あとこれは別に夜遊びだけじゃないけど
最近の割とアドとかもそうなんだけど
3:24:00
結構自分の姿を見せないっていうところも
最近の日本のポップミュージックには多いっていうのは共通点ある
楽曲が全然違うんだけども
これは誰が入れたんですか
年間ベスト2はこれはでも自然な流れで
夜遊びはファブフォーでローレンソンジャパンの連載をする時から
基本的にあの連載って海外の音楽を紹介してくださいっていう
オーダーが来てるんだけど
テレボ君が最初に遊びよって言ってくれて
いやもうこれはだってこれはもう別に
Jポップであると同時にグローバルヒットしてんだから
入れようつって入れたみたいな
そこから割とファブフォーの中では本当にめくるマークな曲っていう位置づけが
割と数ヶ月半年くらい前から
なんか田中さんコールドプレイのライブの時に夜遊び見たじゃないですか
アイドル間に合ってたじゃないですか
アイドル間に合ったんですけど絶対最後だって
アイドルそれは何がどうだったってこと
その夜遊びのライブとそのライブを見てるお客さん
そしてその楽曲についてライブで見た楽曲
まずどっから行こうお客さんの反応はいい感じだったよね
だからそれはコールドプレイのお客さんっていうのがつまらないけどいい人だった
俺はもう私を含むね
君のことをいじめてるような言い方ですけど
大丈夫大丈夫大丈夫ですね
だからその心の温かい人だし
でやっぱりねコールドプレイのお客さんってそんなに音楽に詳しい人少ないんですよ
そうですね
ただそれと同時に
言い切っちゃいけないけどあの量で言ったら絶対多いと思います
でそれと逆に俺たち4人みたいに心は汚くないんですよ
明らかにコールドプレイのファンは心は綺麗な人たちなんですよ
だから本当にきちっと目の前
この人たちが弱すぎなんだっていう迎え方だった
コールドプレイが偉いのはね普通さ
前座ってさ
メインアクトのセットがあってその前にセットとか組まされるじゃん
ちゃんと自分たちが本番の時に使う
あの lcd とか全部使わせてあげるのよ
それって私前回のあのコールドプレイも行ったんですよ
ラッドインフィスが全然やってたんです
あの時音悪いって思っちゃったんですけど
そうだったんだ
なんかそれでなんかすごい音が小さかったんです
でやっぱそれなんかこうなんだろうあるじゃないですか
そういう都市伝説的な自分たちより目立たせないために
ボリュームを下げるとかなんか音悪くするみたいな
それなのかなってちょっと思って
でも今回は確かにそうは思わなくて
それなんでだろうかなっていうのを持ってた
なんかあったのかな
昔あのレディオヘッドがティアーズフォーフィアーズのツアーの前座して
3:27:04
まさにそれやられて
あるんですよねそういう噂がね
それやられてそのせいでティアーズフォーフィアーズも人気が集落しました
でもまあなんかいい現場でしたよね
すごいフィーリング良かった
であの曲は他の曲より本当にでかいとこで入る
スタジアムで入るですね
まあお客さんあっての曲でもあるし絶対明らかにでかいサイズのところで向けてやるんだっていうのをあらかじめいろんなブラックピンクから始まっていろんなリファレンスもあるけどそれ以上にでかいステージに出るために作った曲でかいステージやるための曲っていうのが事前にあったんだなって感じ
あのビートは俺やっぱりさすがに自分で聞いてると他の好きな曲と並べて聞くと
ビートがきついキンキンすると思うんだけどあの会場だと見事にハマってた
だから明らかにやっぱりグローバルを見て作った曲だしグローバルで跳ねたのもわかる感じ
まあライブ僕はワンマン見に行って仕事で見に行ったんですけどあの曲を最後に持ってくるっていう持ってきてるんですけど
そうなんだワンマンでも
ワンマンでも
そうだったんだ
まあ他の曲とやっぱり繋がんないんですよね
まあ絶対無理
あのやっぱりイントロデュースみたいなのあった?
ありましたあれでも僕見た時はアンコールの最後とかだったかな
ああじゃあもう切り離して
アンコールでもう全然別枠みたいな感じで
でしたね
なるほどね
まあでも今ねキャリア作るためにその何こう統一感みたいなのが必要な時代でもないからね
夜遊びのワンマンですごい面白かったのがトークコーナーがあるんですよ
あトークコーナー
どのぐらいの時に?
MCとかじゃなくて普通にお客さんに質問してコミュニケーションするコーナーとか
あいこさんじゃないですかそうだ神くん知ってた
神くんがね
その現場にいました
それとあとはスタッフを紹介するっていう
ツアー中に毎回違うスタッフを呼んで紹介するみたいな
夜遊びチームレースみたいな
ちょっとテレビ番組っぽい
そうテレビ番組っぽいんですよ
どの文脈なんだろう?
そこはね謎だったけど
でもこの前聞いた話
エイリッチがどっかでっかいとこでやったじゃないですか
それもあのアベマが中継してた
多分武道館より
そう横浜
横浜か
KREの
そうそこもそれも結構バレエティ番組っぽいコーナーとか結構あったって聞いて
じゃあ構成にそういう人が入ってるのかな
なのかな
でも確かにライブにテレビ番組の構成作家入れる人結構いる気がする
やるみたいな話をたまに聞く
夜遊びの場合やっぱり結構子供ファンとかも多いと思うから
まあすげーありだなとは思いました
確かに
だってうちのいとこの子供幼稚園児二人がアイドルラップのところもちゃんと歌ってるから
3:30:04
そういう子たちが成長したらものすごい曲をまたやるんですよ
確かに面白いね
こんなね
八川博史の曲はどうですか
私は博史くんはすごい好きで
博史くん入れたのは僕ですね
僕もあげてまして
口の花火はあれやっぱり博史くんが低音出したっていうのもでかいし
曲がもともとあんまり低音出さない人なんですよ
思想的なね
そうそうそうあんまり低音出したくないっていうのを結構インタビューでも言ってて
それに向き合えるようになったっていうことを
彼結構インタビューではっきり自分のことを気象的に言えちゃうから
そういう人なんだけども
そこでやっぱり次の新しいところに行ったなっていうのが一つ大きいし
僕は結構その今回フジロックで博史くんのドライブ見て
すげーよかったのもあってあげたっていうのもあるんですけど
でやっぱり彼はですね
その結構本人がクイアみたいなことを言っているから
その文脈で語っちゃうんだけども
俺は割とそこがクイアってのはセクシャリティのことというよりも
体に違和感があるっていうことが大事だと思うんですよね
これはユリカで僕原稿書いたんですけども
ジェンダーってこと
ジェンダーってことではなくて
そもそも人間っていうのは身体に違和感を持っているんだっていう
その文脈で捉えたいなって思って
俺はわざわざクイアファンクって言葉を使ったんだけど
そのクイアって結構外に
なんていうか桜んするために
社会規範を桜んするために
クイアっていう概念を使うみたいなってあると思うんだけども
結構博士君もそういうこと言うんだけども
僕はどっちかっていうと内面的なもんだと思ったんですよね
内面的な体とどう向き合うかみたいなこと
自分の体の違和感とどう向き合うかみたいなことを
博士君はやっていると思っていて
それが結構口の花火には出ているって感じがある
なぜか今曹さんがね
体を後ろに動かすっていうね
それかなるほどね
そう言いましたが身体についてね
これ写真これ撮らないとダメですね
写真ピッと撮らないといけないんですけど
なんかやっぱねそこでかつ
結構今回の曲が普通にかっこいいってのもあったんだけど
その7拍子から始まる
でも7拍子だけど聴きやすいみたいな
その辺はある種J-POPに近い
その夜遊びみたいに近いというか
複雑なんだけども
POPに聴けちゃうみたいなものが
それを別方向でやっているのが
長谷川博士っていうのが僕の認識
ユリーカの長谷川博士特集は
僕も間末のクロニクルをまとめて
非常に苦労して大変だったんですけれども
彼の音楽的なルーツを
いろんなインタビューで語っていて
それをもうくまなく調べてまとめたんですけど
れいはらかみさんとかいろんなルーツがあるわけ
現代音楽からジャズから電子音楽から
3:33:02
いろいろあるんだけど
現体験としてやっぱサカナクションがあって
カバーしてましたね
サカナクション山口さんを介して
エレクトロニカを知っていったっていうところがあって
やっぱりそのサカナクション的な独特な
Jが刻み込まれた感じのメロディというか
あの感覚っていうのはやっぱハクシさん
長谷川博士さんの中にすごい刻まれてて
やっぱ歌心があるし
弾き語りもめちゃくちゃ映えるし
僕一番好きなのユニなんですよ
ユニは一昨年出た曲なんで
今年の俺は死んじまっただのサントラに
一応入ってるんですけど
そうなんだあれに入ってたんだ
あそこにやっぱすごい長谷川さんらしい
詩情というかなんていうのかな
美メロというかが詰まってるなと思うんですよね
でまぁあと一個大きなやっぱ
ブレインフィーダーと契約したってことですよね
フライングロータスのレーベル
でまぁこれからグローバルな展開をしていくっていう
だから日本の音楽って
やっぱ韓国と別のアメリカとの関係があるっていうか
それがね難しいと思うんだけど
やっぱね変な国だなって思います
日本の独自のJ-POPとかJ-ROCKとかの変差を集めて
煮詰めたのが長谷川博士さんとも言えると
だから結構嵐とかからも影響を受けたりするから
面白いですよね
いやだからやっぱあの
スポティファイのガチャポップってのは
うまいネーミングだと思いますよ
でも多分スポティファイがようやく
あのネーミングタグをつけることで
あのJ-POPではない
今のものをプロモーションしようとしてくれた
ちゃんとしたメディアなんですよ
でも大丈夫ですか名前ついちゃったけど
それは多分名前つけた方が良かったパターンかもしれない
だからプラネットレイブはやっぱり
名前が何も意味を成してなかったの
だからこそ広がったんですよ
なるほど
であそこには今はあんまりリアルタイムのものばっか入ってるけど
あのかつてのものも多分入ってくると思うの
これからはでプラネットレイブがやっぱ面白かったのは
90年代のレイブ曲と2020年代の新しい10代
20代のプロデューサーのものがごちゃごちゃに入ってると面白さがあったので
そこのあそこのエディトリアルにかかってるんじゃないかな
確かにハロプロないけどプッチモニのチョコットラブとか入ってきてもおかしい
だからその分ガチャポップっていう名前で
昔の曲が聴き直せるみたいなことは絶対あるし
である種のそのJっていうナショナルアイデンティティじゃないものとして
3:36:04
その日本で作られてきた音楽っていうのを再解釈できるっていうか
そのガチャポップって言葉を使うことによってある種の海外にもそういう曲があったよね
みたいな話とかにもできるし
日本のアイドルが一番そうだと思うんですけど
3分間であんな展開のある曲ないんですよ
まあ異常ですよ
あれの異常さみたいなものが最近の結構日本の音楽って昔より短くなってて
ヒットする3分台のがすごい多いんだけど
3分台なんでめちゃめちゃ展開あるみたいな
でもそれは多分アリューとしてアメリカとかイギリスの音楽にもあったはずだし
そういうものとしてそのガチャポップって名前が使えるっていうのはあるし
そっからまた面白いものが出てくるし
その過去と未来がつながっていく
プッチモリンみたいな曲と2024年2025年に出てくる曲がつながっていくっていうのは面白いし
なんか日本音楽ってこの1曲っていうのは
まあアイドルにある意味集約させちゃってるんだけど
全体のなんか動きとしては面白いです
日本人はそう
その中で僕ちょっとぜひこれ話したいなと思ったのが
最終的にその全体のとこに入るかわかんないけど
入れたいかなと思ってるのはスピッツの美しい比例
そうあの曲自体めちゃくちゃいいんだけど
あのスポティファイのなんか世界で聞かれた日本の年代別楽曲で90年代のトップ5に3曲だっけ
3曲も入った
スピッツ入ってるんですよ
それって歴史観認識塗り替わってるじゃないですか
僕らが90年代リアルタイムの時に5位にスピッツは多分1曲入るか入らないかですよ
まあだって小室とミスターチルドレンの時代で90年だもんね
2000年代になるとまたちょっと変わるか
変わるけど90年代がある種スピッツの時代的になってるんですよ
それがだから面白いんですよ
あの要するに小室ファミリーあって
ミスターチルドレンが君臨しててVKが流星だった時代に
オルタナティブだったものの代表バンド2バンド
スピッツとフィッシュマンズなんですよ
で片谷フィッシュマンズが英語圏で一番注目され
スピッツが日本語圏で
そのみんなもうミスターチルドレンのことを忘れてるかもしれないのに
誰もが若い世代がスピッツを聞いてる時代が来た
俺間違ってなかったっけ
美しいヒレ自体も何だっけニューヨーク再生
スポーティファイの
でもサウンド感はやっぱ今だよねあの曲って
あれいいですね
俺間違ってなかったよね
間違ってなかったです
スピッツが売れる前にずっとスピッツをしてて
スピッツが売れた後はとにかくフィッシュマンズをやりたいって言ってたんだけど
音楽と人の編集長がやらせてくれなくて
スピッツのカバーストーリーをやったんですけど
その2バンドがちゃんと時代に残った
しかも世界で聞かれてるですから日本だけじゃなくて
だからフィッシュマンズとスピッツは実はベルベットアンダーグラウンドだった
3:39:00
そうそうそうそう
ビートルズではなかったけれどベルベットアンダーグラウンドで
誰にたくさんの人に一番影響を残し
聞かれ続けるバンドになった
そのバンドがしかも名探偵コナンとともに
新しい再生期を今作ったっていう
明らかに代表曲になったよね
今回の曲のポイントは何
パッと見俺も1回しか聞いてなくて
バースがスピッツの得意なさりげない変拍子があるよね
他はスピッツだねと思ったんだけど
他はスピッツだねっていうのが重要であるのと
やっぱドラムのサウンドがいい
今回は特にやっぱりイントロの音はすごいいいんだけども
あれは映画館で映えるようにっていうのをかなり計算して
音はかなりこだわったっていうのは言っていて
そこのチャレンジっていうのがすごい結実しているっていうのですね
その点だとアニメ主題歌っていうのと
映画館で聞いたときのサウンドの良さっていうところだと
ザ・バースデーのラブロケッツ
ザ・ファーストスラムダンクのオープニング主題歌だった
あれでまたザ・バースデーは
新しい再生期を迎えるはずだったと思うんですよ
だからそういう点でもそこはすごいシンクロしてるし
何か言っておきたいなって思います
時代的にもね
逆に10フィートがガッといきましたけど
スピッツは僕のおかげですよ
そうなんて言うとこ
有料だからって
有料だからね
でも俺あんまりピンとこなくて
俺はやっぱり2019年の朝ドラの主題歌
あれね
やさしいあの子ね
やさしいあの子は本当に彼らのキャリア
10本指に入る名曲だと本当に思ってて
何よりもそれはビートと構成なんですけど
やっぱそのスピッツ・フィッシュマンズが
オルタナティブだったのはなぜかっていうと
スピッツのオリジナルのリファレンスの一つって
ピクシーズなわけじゃないですか
ピクシーズはバース・コーラス・バースっていう形式で
バースを大きくするっていう
それを発展させたのはニル・バーナーだったわけじゃないですか
それを一番最初にやったのは
スピッツだったわけですよ
ところがそれが気が付くと
90年代のJ-POPのコーラス仕様式に繋がっていくわけ
だからピクシーズ・ニル・バーナーが作り
スピッツが継承したはずの
バース・コーラス・バースっていう構成の曲作りを
極端なコーラスで音圧を上げ
ビートを早めるっていう
90年代のJ-POPスタイルを作っちゃったんですよ
で俺からするとあの2019年の
優しいあの子っていうのは明らかに
奪われてデフォームドされた
3:42:00
オルタナティブを取り戻した曲だと思ってるんですよ
っていうのはあの曲って要するに
2ビートから始まるわけ
スカコアとかあるいはもっと遡れば
40年代のスイングのビート
ズッタンズタタンって始まるんだけど
プレコーラスになるとそれが8ビートになる
普通ないんですよ
2ビートズッタンズタタン
ズッタンズタタン
まあ普通はズッタンズタタンがサビだからね
サビに来るの
ところがそれで2ビートから8ビートに
ハーフになったと思ったら
コーラスになったらまた2倍になる
2倍っていうか半分になる
優しいってとこね
ビートなくなるんですよ
だから普通は逆なわけ
早くして遅くしてさらに早くするのに
早い遅くしてコーラスに入る前に
1回2ビート戻るんだけど
またその4分の1にするっていう
それでコーラス聞かせるって曲なんて
多分有史以来本当に1曲もないの
大発明なの
あれは本当に日本の歌謡曲J-POPシーンの中で
100曲に残る曲なんですよ
って思うと今年の曲はスピッツだねって思った
でも面白いのは
面白いのはさっきのガチャポップの話で言うと
スピッツってガチャポップじゃないんですよ
J-POPの文脈じゃないんですよ
そのさっき言ったバースコーラスっていう
2つのパターンで曲を作れるっていう
2つのパターンなのに
日本で売れる曲を作れたっていうのが
草野正宗のソングライティングの天才性なんですよね
それがやっぱり今評価されてるっていうのが面白い
夜遊び前世の時代に全く違う文脈で
生き残ってきたスピッツというバンドが
再評価でいいと思うんだけど
されてるっていうのは非常に面白いというか
2つの流れがあんなっていう
日本の若い世代に聞かれてる
アイアンハンスルベクトルが両方とも存在するっていうのは
だからこれは本当に2020年代
すごい良いこと
TikTok以降の時代のトレンドなんだっていう
この前くるりにインタビューした時に
岸田さんが聞く自分たちってのは
バースコーサルスタスでやり続けた
Aメロじゃなくて
最初のバースが重要っていう音楽をやり続けてきたんだけど
そういうバンドは基本的には売れないんだけども
なぜか羊文学が売れてるっていうので
彼らはシンパシーを持ってるんですよ
くるりは
むしろ俺たちがフォロワーにならなきゃみたいなことを
言ってたんで面白かったんだけども
だから羊文学みたいなバンドが
今回のアルバムとか
全然売れる要素ないと思うんだけど
でも売れてるんだよね
いやでもめっちゃいいんですけど
なんか俺すごい好きなんだけどああいうアルバム
改めてボーイジニア好き言ったら
羊文学っぽいなって思っちゃった
俺は羊文学はずっと
ジュリアンベーカーとかの同時代性
見聞きで記事を書いてもらったことがあって
3:45:04
塩塚萌え塚さんに
ジュリアンベーカーについてすごい
どっぷり入れ込んだ
だからジュリアンベーカーとか
あとスネールメールとか結構女性の
オルタナエモから影響を受けてるアーティスト
バーって出てきた流れの一つとして
俺羊文学を捉えていて
そう全く同じだから
それがボーイジニアスが売れてる時に
日本で羊文学が売れてるってのも分かるんだけども
やっぱあれは今までの流れでは
スピッツしか売れなかった
ああいうスタイルのABだけで売れるっていうのはなかった
やっぱり90年代はスピッツより
ミッシルのほうが売れてた時代なんですよね
ABCがすごいはっきりした複雑な展開を作る
バンドのほうが売れてたんだけど
それを今はスピッツが塗り替えてるっていうところは
それはすごい面白いと思う
この前羊文学ってだってスピッツだもんねって言ったもんね
そうそうそう
それをテレマ君が言ってたの
羊文学はやっぱちょっと一つバンドの中で頭抜けてますよね
まあ独特の立ち位置になって
ものすごい支持が厚い
いやこれ俺はフジロックの2016年のルーキア五王で
羊文学偶然見てめっちゃ好きだけど
こんなバンド絶対売れないと思ったんですよ
私も思ったのよ
好きだけどねめっちゃ好きだけど
当時はしかもかなり暗かったんですよ
わかる
すごい割とネガティブなフィーリングみたいなものを
全面に押し出して音も攻撃的で結構キンキンした音だったから
いやこんなバンド売れないな
まあ俺は解散しないように応援しようみたいな
若者たちで取材したときこれは売れるだろうなって
俺も同じこと言った
これ絶対売れるだろうなって
若者たち変わってるんですよ
その前がトンネルを抜けたらって
最初のミニアルバムはかなり暗くて
スペシャルに行く前か
そうそうそうそう
今回のアルバムは最初の初期っぽい感じがあるから
その感じ出してきたんだっていうので
でもね国内のバンド本当面白いですよ
僕が言っておきたいのはベッドカバーのライブを皆さん見てください
ベッドカバーめっちゃよかったって言ってたよね
最高
私が言っておきたいのはチリビーンズもっと評価されるべき
チリビーンズめっちゃいいですよ
もっと売れるべき
チリビーンズめっちゃいいですよ
いいですよね
そうそうそう
そうさんはチリビーンズ好きそう
チリビーンズが一番好きかも
本当にいいし
あの子たち本当にスマートっていう意味
頭いいっていう意味でスマートだし
肩に力入ってないし
そう
すっごいいいよ
マジで最高なんですよ
チリビーンズいいですよね
嘘みたいに演奏うまいし
うまいめっちゃうまいびっくりした
そんな中でごめんなさいね長いけど
ちょっともう一個聞きたかったのが
このチャートの50曲の中で
長谷川博史が入ったのにって言ったらあれだけど
3:48:00
藤井和とバウンディーを入れなかったのは何で
別に入れる必要なかったからかな
藤井和はちょっと考えてもいい
バウンディーは決めてないの
まだ分からないんだ
単純に例えばワトソンアルバム出ちゃったけど
個人名義じゃなくてコラボレーションものとかも
俺入れたい曲何曲かあるし
とかいくつかあるんですよ
じゃあ可能性はあるんだ
全然全然
入りそうなのになって思った
バウンディーは入らなさそう
藤井和のエイジックックプロデュースした曲は
俺はかなりいい
花
最初はエイジックックっぽくないなと思ったんだけど
プロダクションちゃんと聞くとやっぱり
あるよね
エイジックックになってそこがいい
ゼロだったら怖いけど
その辺が多分4人の中での戦いになると思いますね
なんか面白そうだなって思います
だったら僕はゼロのアルバムから1曲
割と
天野くんがゼロ新作肯定派で
俺たち3人が割とゼロ新作
俺大肯定派ですよ
大肯定派
ゼロ新作はここ3人は肯定派ですよ
そうさんだけじゃない
俺が否定派なんだ
否定派中は初めて聞きましたけど
今までゼロ苦手だったけど今回のアルバムはいいっていう人
最高傑作だと思います
結構ね
日本
ドメスティックになるとそれぞれの視点が結構違う
分かります
世代とかね
育ちとか出身とかね
日本の音楽が関わってるなって思う
確かに
だから海外だとそれが分かりづらいんだけど
日本の音楽だとそれが
それぞれの中に明確にあるから
逆に出しづらいんですよ
それ出しづらい
俺の好みだなって思っちゃう
羊文学とか
確かに
俺が好みだから好きなんだよなみたいな
これをどこまで客観性を持って言えるかっていうのが
分かんなくなるから
日本の音楽が出しづらいはある
でもスピッツは入れるんだね
スピッツは入ります
スピッツはやっぱ入れた方がいい
美しいヒレは個人的にすごい好きとかという枠ではないですね
個人的にはすごい好きだけど
ただやっぱり現象として
今年とんでもなく売れたっていうのも含めて
これは入れとくべきじゃないかなって感じは
僕はスピッツはアルバムの曲の方が
寂しくなかったとか
おばけのロックバンドとかが好きなので
曲としては
やっぱり美しいヒレは
あれがなんかめっちゃ売れてるっていうのが
非常に面白くて象徴的だから入れたい
だって若い世代にスピッツが再発見されてる
っていうことでもあるわけじゃん
そうそう
やっぱそれがね楽しいですよ
アニメを経由して聴かれる
日本の状況を全部
夜遊びのアイドルと美しいヒレは
体現してる部分がある
かつ両極端という点では
やっぱりこの2曲は
3:51:01
大変になるんじゃないかなと
この2曲が日本の今の象徴みたいな感じはあるよね
そうか
米津くんのあの曲は去年か
というか2022年
キックバックですか
キックバックは去年
キックバックは入らないね
ちょっと文脈が別すぎるっていうか
文脈乗りすぎるっていうのも
また別にちょっと入りづらいよね
じゃあもう1個言うと
リーダーズとかは
曲とかではない
リーダーズ聴いてない
曲とかではない感じ
紅白出ますしね
非常に話題で人気はあると思う
一応88とかね
紅白といえばキャンディーズの
伊藤蘭さん
伊藤蘭が
そうだ
紅白出ますよ
出ますね
初出場
うちで記事作りました
初なんですね
今やばいのよ伊藤蘭のライブ
明らかにパンデミック前から
もういろんなみそぎは済ましたと
娘も修里ちゃんも成功したと
修里ちゃんも多分あの時点で
朝ドラマ決まってたと思うんですけど
だからつって歌手を解禁して
今年50周年なんですけど
始めた最初のライブ
俺夏目くんとうちの奥さんと3人で
うちの奥さんの手を握りながら
ずっと泣いてたんですけど
その時よりも
バンドがめちゃくちゃ良くなってて
なおかつ声が伊藤蘭出るようになってて
なおかつめっちゃレアな曲を
新アレンジでやるみたい
アルバムも3枚目が一番いいんですよ
しかもこれちょっと政治的にどうなんだって
発言ですけど
3,4年前よりも10歳若返ってる
すごいの
リアンジェロとかローリンヒルみたいな感じがするけど
聞いてる限りは
本当にびっくりしたよ
ソロ3作出してるんですよね
3作目が一番いいです
っていうネタ
終わり?
まさかのね
伊藤蘭のソロキャリアまとめた記事
見聞きで出したので
全然それほど読まれてませんが
ぜひチェックしてください
じゃあ俺が
面白いなと思ったら拡散しておきます
いや全然面白くないですよ
じゃあダメなんじゃ
面白くないんかい
田中さんに書かせればよかったんじゃない
そう
俺飛ばしちゃったんだ
週刊文春から
キャンディーズの解散がどれだけインパクトがあったか
取材させてくださいって
オッケーって言いながら
取材飛ばしちゃった
12月8日までって言われてたのに
ハッって気が付いたら10日過ぎてた
代わりに石場茂さんがやってるかもしれないですね
もうねそんなかね
そうなんだ
話戻すとリーダーズは
私はちょっとよくわからない
あそうなんだ
でもその
88ライジングとのつながり
3:54:00
つながりというか所属
所属ですね
さっきの長谷川博史さんが
ブレインフィーダーっていうのもありますけど
88ライジングはもっとアジアの
アーティストをグローバルに活躍させる
っていう使命を帯びて
もう完全に戦略的に活動してるので
そこは大きいかなと思いつつも
個人的なテイストではちょっと
なるほどね
うんという
あと難しいのは
日本の方が海外のアンダーグラウンド見えやすいんですよ
日本にいる方が日本のアンダーグラウンド見えにくいっていう
不思議な状況が日本にはずっと何十年もあって
で実はやっぱり日本のアンダーグラウンドも今面白い
っていうところもあるので
そこも含めてきちっと僕たちは役割を果たすのかどうか
っていうところを切り捨てるのか
切り捨てないのか
なるほどね
まあでもちょっと基準が見えてきました
いや結構ねアンダーグラウンド
今後拾っていきたいなっていう気持ちは個人的にはある
やっぱりその
もっとそのポピュラリティあるもの
みんなが象徴的に思うものじゃないものの中で
面白いものを再発見する発見するっていう子たちは
ちょっと今後はやっていきたいなっていうか
行ったほうがいいんじゃないかなっていう気持ちは
なんか久しぶりに芽生えたなみたいな
それはやっぱりYouTubeやったからですか
いやでもYouTubeはもっとそのポップなものというか
みんなのものを目指して
まあでもそうですね
でもそこにね
僕はYouTubeがで
あれで実数わかんないけど
100万人に見られるのを目指すとしたら
他の言語を書いたりとかは100人が
100人がめちゃめちゃ興奮するものを書くみたいな
そういう感じもある
じゃあ個人的にもあるんだけども
アンダーグラウンド面白いものが
どんどん出てきている
その感覚は絶対にあるので
それを多分キャプチャーした方がむしろ
なんかその時代の空気みたいに掴めるように
今後なっていくんじゃないかなっていう気はしている
アンダーグラウンドって言えるのかわかんないですけど
ちょっと国内のハイパーポップに近いところで
パスタスタっていうコレクティブみたいなグループとか
ピーターパーカー69とかは
本当今年良かったなって思いました
まあ来年は我々の仕事はもっと増えるってことですね
観測地域がひたすら広がっていく
だって紅白にもストレイキッズとセブンティーンが出るっていうね
だからTikTokのおかげで時代歴史もねじれたけど
やっぱりインターネット経由で観測地点に対するパースペクティブも
完璧にいい意味でおかしなものになったんですよ
何をして客観性と呼び
何をして相対的な視点を持っているかっていうこと自体が
その足場がもう揺らいだ状態にあるので
我々がどこに立脚して
どこからカメラのレンズを望み込むのかっていうのは決めていかないかなんないし
3:57:04
決めるためには膨大なインプットが必要なので
音楽ジャーナリスト音楽評論家音楽ライダーはこれから本当に大変になる
楽しいじゃないですか
でもね批評文書かないといけないから
健康についての
それが一番アンダーグラウンドな仕事ですけど
俺の大好きなデイビッドのヒアウィズミーを聞かせてあげるだけでも僕はいいと思います
そういうことなんだって
俺これまで自分が死んだ時には葬式でスクリッティポリッティのフェイスレスっていう
自分は一度も信念と信仰を持ったことがなかったっていう
信仰を失った時に手に召されるんだっていう曲があって
それを葬式の時にかけてくれと思ってたんですけど
もし仮に俺が自分のパートナー奥さんよりも先に死んじゃうという間違いを犯した場合は
みなさん覚えておいてください
ヒアウィズミーをかけてください
でもデイビッドロックめっちゃ良かったです
見たかった
すいません行ってきました
単独公演も見たかったんだけど
柴さんが熱中症みたいになってて外にいましたけど
でもそのくらい前の方結構ギュンギュン
爆点してた?
してた2回くらいしてた
爆点いいんだよね
ちょっとゆったりした曲を求めて多分みんな行くじゃないですか
そんな中彼すごい日本のアニメとかゲーム大好きだから
っていう文脈で作った結構パンクロック系の曲とかに
私結構グッと来てて
みんながこんなのもやるんだってポカンってしてる感じも良かった
デイビッドは本当に良いと思います
またライブ見たいですね
なんで俺が奥さんより先に死んだら
皆さんここにいるように覚えてください
わかりました
Here with meをかけると
あとこのエピソードを聞いてくれた皆さんもリマインドください
それをねURL貼ってもらって
みんなで
みんなでツイートしてもらってね
そうさ死んだら全員でツイッターでHere with meかける
かけましょう
合唱する
合唱する
でもこれ2023年時点なんで
もしかしたら4年に更新されるかもしれない楽曲が
そうだよね
来年アリアナ・グランデ動くかもしれないですよ
いつも長く生きてもらってね
プレイリストにしてもらったらいいですよ
はい
でも
口誤ってる
Here with me聞くとね
本当に聞いた方がいいよ
歌詞読みながら
歌詞ねちゃんと見てみます
パートナーがいる人は
そのパートナーと殴り合ったこととか
2人でのんびりと昼寝をしたこととか
いいこと悪いこと
俺みたいに大喧嘩になって警察呼ばれたこととか
全部走馬灯のようにめぐってくる曲なので
そんなことがあった
それを想像しながら聞こうかな
4:00:01
今年の大名曲の一つだと思います
わかりました
あんまでもねパートナーと聞くに適さない曲多いですね
オリビアとかラナとか
確かに
だから逆にパートナーと聞ける曲が
今年は増えてきたってことだよね
いいですね
ミツキとかね
という変化が
2024年にいい感じでつながっていくのか
途切れていくのか
また新しい復兵的なトレンドが生まれるのか
いろいろありますが
ありますね
皆さん4時間
喋りました
これ聞いて最後にみんなたどり着けてる
結論はみんな恋人を大事にしようっていうのがメッセージですね
今恋人がいない人は
自分を大事にしましょう
セルフケア
セルフラブ
セルフデストラクションもいいですけどね
フリーユアセルフ
フリーユアセルフですね
自信を解放していきましょう
最後にやけくそになる
やけくそじゃないんだって皆さん
ハウスミュージックでの踊りが足りないですよ
踊りが足りないですよ
マジで終わんないなこれ
喜びに包まれていきましょう来年は
今年は分かんないけど
今年も来年もね
そういうことでね
YouTuberっぽく締めようとしてるし
芸人のまとめっぽく
皆さん
2024年も
ザ・サインポッドキャスト
テキャッシュ音楽情報
音楽メディア
ミキキ
君が担当してるJ部の
ソナーミュージックですね
諸々のメディアで我々は
それぞれ活動しつつも
こうやってまた
集まっていきたいと思いますので
引き続き1年間よろしくお願いします
よろしくお願いします