00:02
片山大輔
真夜中のことだま映画トライアングル
松本大樹
はい、みなさんこんばんは、松本です。
ツユーキー
こんばんは、つゆきです。
片山大輔
はい、こんばんは、片山です。
松本大樹
はい、真夜中のことだま映画トライアングル シーズン2
ツユーキー
イエイ!
松本大樹
今日も生収録でお届けします。
はい。
ということで、今回はちょっと部屋を変えて
ツユーキー
そうですね、場所変わりました。
松本大樹
場所変わって
外は?
外がね、ちょっと見える
片山大輔
ちょっとどころかめちゃくちゃ見える
松本大樹
公開収録っぽい場所で
ちょっとね、外の車の音とかが入っちゃうようなところなんですけれども
いい感じで今回も環境を変えてやってみたいなと思ったんですけれども
いいですね。
ということで今回はですね
はい
ジブリ
来た
片山大輔
はい、来ました、ジブリ
『君たちはどう生きるか』のストーリーと青鷺の存在
松本大樹
最新作、君たちはどう生きるか
宮崎駿さんの最後の作品かなと
今度こそ
ツユーキー
そうですね
松本大樹
今まで何回も何回もこれが最後
でも年齢的にももしかしたら
片山大輔
本当に最後かな
松本大樹
82歳ですよね
ちょっとこれはぜひやっときたいなんていうのがあってですね
これ面白いのが
宣伝、今回一切なし
ツユーキー
すごいですよ
片山大輔
本当にしなかったですね
松本大樹
すごかったですね
本当あのポスターだけ
声優さん誰が出てるかとかも
ツユーキー
全く
松本大樹
全くなしで
僕あれなんですよ
初日の朝一で行った
片山大輔
すごいですよね
松本大樹
なんかね本当に多分宣伝されてたら
その初日の一発目に行こうって思ってなかったかも
なんかその経験もすごく良くて
なんかこうみんな結構一発目でもたくさんお客さん来てたんですけど
みんなこう本当にどんな感じなんだろう
なんかもう上映前からちょっとざわついてる感じ
わかります
確かめに来てる感じが
ここ最近もう嫌でも入ってくるじゃないですか
映画の情報とか
中でああいう鑑賞体験ができたっていうのが
久しぶりだなと思ってですね
見事にジブリの鈴木さんの罠にハマったみたいな
片山大輔
そうですね
松本大樹
感じなんですけれども
鈴木さんは普段ジブリの作品とかはどうですか
これまでそんなに見ない
ツユーキー
一応勤労とかでね
やってたら見ますけど
映画館にも行きましたけど
片山大輔
ただ見てないのもあるんですよ
ありますよ僕も
松本大樹
本当ですか
ありますけどほぼ見てますね
じゃあもしかしたら今回収録でやりますよっていうのがなかったら
スルーしてた可能性も
ツユーキー
これはやっぱり宣伝が一切ないって
松本大樹
ちょっと気になりましたよね
ツユーキー
行きたいとは思ってましたよ
片山大輔
あとはちょっと前回の風立ちぬから
ジブリ作品は出てますけど
ハヤオ作品では出てなかったので
松本大樹
確かに
片山大輔
絶対見たいなというのはありましたけど
松本大樹
片山さんね今日見に
そうですね収録日の朝に見に行く
一番新鮮な状態で
でも良かったと
片山大輔
良かったですね
これをダメだった人に全部バッサリ行きますからね
松本大樹
ジブリの中で一番良かった
片山大輔
僕は普通に一番更新してきましたね
僕前回は風立ちぬが一番やったんですけど
これもよく変やん言われるんですよね
風立ちぬ良かったんですけどね
松本大樹
風立ちぬを遥かに
片山大輔
余裕で超えましたね
松本大樹
超えた作品
片山大輔
と思います僕は
これもお話したいんですけどね
松本大樹
結構感想ではよく分からなかったという
ご意見も
ツユーキー
ついていけなかったみたいなね
松本大樹
いろいろある中でそんな方に向けて
今回は片山大先生が
片山考察会ということで
片山大輔
そんなご立派なもんじゃないですけどね
松本大樹
本当にちょっと知りたいですよね
あれどういう意味なんだろう
一番記憶も新鮮ですし
片山大輔
僕も一回しか見てないですからね
二回見たらまた変わるかもしれないですけど
一回見た中ではだいたいこういうことじゃないかな
結構思いますけど
松本大樹
聞かせてもらいましょうかね
ツユーキー
聞かせてもらいましょうか
松本大樹
ということでこれからは
ネタバレの話をしていきますので
ツユーキー
ぜひ見た後に
松本大樹
これだけ宣伝してない作品なんで
それはね
ここを汲み取って
ちゃんと見てから聞いてください
ということで
真夜中の言霊映画トライアングルスタートです
ということで
君たちはどう生きるかの話をしていきたいんですけれども
まずはストーリーなんですけれども
冒頭始まってびっくりした
びっくりしましたね
戦争の火事のシーンから始まって
あれ?こういう映画なの?みたいな
ちょっと思いませんでした?
ツユーキー
思いました
松本大樹
ちょっと風立つのとか
そっちですね
ホタルの墓とか
戦争の話がずっと続いていくのかなみたいな
と思いましたね
実はお母さんが亡くなってしまうという
病院で燃えてしまうという
衝撃的なシーンから始まるんですけれども
次のシーンになって
いきなりあれ?みたいな
疎開されていって
お父さんと
お父さんの再婚相手というか
新しいお母さんがいきなり現れて
お母さんの妹ですね
夏子さん
徐々にそれも明らかになっていく
みたいな構成でしたけど
夏子さんも妊娠をしていて
そのお腹をちょっと触らせるみたいな
あなたの弟か妹かできるよみたいな
ちょっと怖い感じの演出もあり
そっからお屋敷に連れられていって
だんだんと青鷺が出てきて
という話でしたけれども
兄弟のような関係性と生まれ変わりのテーマ
松本大樹
どうでしたかねお二人は
最初のところで見た感想って
こういう感じのストーリーだと思って
ツユーキー
早尾さんの生い立ちというのを
片山大輔
ある程度知っている人が見たら
ツユーキー
まさにこれは宮崎早尾の
片山大輔
フェイブロマンスですよね
ツユーキー
ということかなって
お父さんが軍の戦闘機の
おじさんが戦闘機の
戦争で儲かったお金で
自分たちはみたいな
葛藤があったみたいなのは
聞いたことがあったんで
彼の人生というか
片山大輔
反自伝的というか
ツユーキー
そんな感じかなと思って
見てはいましたけどね
松本大樹
どうですか片山さんは
片山大輔
そうですね僕もその事情というか
風立ち犬からの系譜は
確実あるなというところもあったし
すごく細かいんですけど
いろいろやってることは
でもそれをあえてなのか
もうやりたいことをやってるのか
ちょっとわからないんですけど
もう説明はそこまでいらんやろ
っていうところの
潔さというか
あれを物語破綻してると
見てる人もいますけれども
そうではないなという感じというか
全体を通してすごく
いぶし銀が光る作品になってたな
という感じはしましたね
松本大樹
まずびっくりしたのが
あの青鷺が
まず最初に
マヒットさん
ツユーキー
呼ぶシーンがある
すごい声で
助けて
マヒット
片山大輔
マヒット
松本大樹
あそこはちょっとびっくり
誰が言ってるの?
青鷺が喋ってるみたいな
しかもその青鷺の中から
おじさん出てくるみたいな
ツユーキー
おじさんなんですよね
松本大樹
そうそう
あれは
おじさんが中に入ってる
片山大輔
食べられて
松本大樹
中に入ってるみたいな
片山大輔
ファンタジー生物的な感じ
松本大樹
そうですよね
片山大輔
ただなんかあれが
最終的な
もしかして弟じゃね?みたいな
お腹にいる夏子さんの
まだ見ぬ
松本大樹
そういうことなんですね
片山大輔
なんかみたいな
彼も謎じゃないですか
確かに
友達もいないのに
最後にぶっ通して
また会おうなみたいな
友達みたいな
これはちょっと飛躍しすぎてるかもしれないですけど
なんかでもまた会えそうな感じを残しつつ
さよならした時に
こいつ生まれてくる弟的な感じじゃね?みたいな
勝手な考察というか
そうあってほしいなと思えるような
見た目はおじさんやったかもしれない
でもなんかあれってまだ
そういう世界観なのかな
松本大樹
面白いですね
そういう視点は
青鷺はちょっとなんなんだろう
片山大輔
なんか友達というか
兄弟的な感じに見えてしまったんですよ
途中のやり取り
兄弟喧嘩してるみたいな
それでキリコさんが
若い時の早くあんたら仲良く
喧嘩を仲直りしなって
言った時も
こいつら友達というか
敵同士というか兄弟みたいな
松本大樹
印象を受けたんですよ
片山大輔
それを言ってるキリコさんも
松本大樹
キリコさんっぽいような
片山大輔
明確な仲直りを
するところもないじゃないですか
なんかいい感じな
感じ
青鷺自体も
勝手にお前なんか行けよ
探すんだなみたいな
口走りにあいた
もう一回直してもらう時すぐ直してくれたじゃないですか
あそこら辺がすごく兄弟っぽい
松本大樹
確かに確かに
ツユーキー
そういう描写はあったな
松本大樹
そうですよね
渡辺さんおっしゃる通りで
明確に説明する
みたいなのが割となかった
けれども僕はそんな
全部が全部わからんってことはなかったでしょ
全体のストーリーは
ちゃんとシーンが通っていて
メッセージと人間の生まれ変わりのテーマ
松本大樹
メッセージもちゃんと
しっかりしていたと思うし
なんとなくの
ツユーキー
いっぱい扉が出てくる
松本大樹
ところがあるじゃないですか
ああいう描写からも
人間が生まれ変わっていく
みたいな
そういう輪廻じゃないですけれども
キリコさんが違う世界にいたり
とか
お母さんが違う世界に
昔の話なのか
生まれ変わって
また何回も
生命
死論の何でしたっけ
あれも出てきましたけど
宮崎さんは
最後ってこと
絶対意識してると思うし
そういう人間が生まれ変わる
みたいな
そういうのが根底にあるのかな
なんとなくそういう風に
僕は受け取ったんですけれども
読みの世界というか
なんでしたっけ
王子様がいるところは
そういう
世とこの世を
生の本質と汚れ
松本大樹
繋ぐところみたいな
そんな感じなのかな
と思ったんですけれども
どうでしたか
全体を通してわからないところは
どういう話なのかな
片山大輔
結局
一番のテーマとしては
僕が思ったのは
人は汚れること
かなっていうところなんですけど
それを一番
象徴的にわかったのが
一回人が
魚の臓物まみれになったりとか
お父さんが汚れ仕事してるとか
これって今の時代に言ったら
難しいかもしれないですけど
宮崎駿の影響
片山大輔
女性の出産というのは
昔はけがれ屋という
そういった
人は生きていく上に
汚れを持ってるものみたいな
テーマがすごくある
綺麗でいようとすることが
美徳ではないっていうか
生きていくための泥臭さ
だから石の最後のシーン
だったりとかも
悪意があったりとか
無垢の石というか
最初に真人さんが
頭に
松本大樹
いきなり自傷行為を
片山大輔
とんでもない量の
そこも出産と
欠けてるやと思うんですよ
本来血は流すことない
男性的なものを
あるいは夏子さんが最初に見た時に
一番ショックを受けたのは夏子さん
出産で血を流すという
メタファーじゃないですか
そういった描写に持っていくところで
夏子さんの一番ショッキングなシーン
やったと思うんですよ
いろんな汚れを
持った
映画なのかなと
綺麗なものがいいものではない
そんな感じの
映画の印象を
僕はすごく受けて
みんながみんな綺麗に
生きるんじゃなくて
松本大樹
赤ちゃんいっ子たちだって
片山大輔
うんこだ
うんこがあったりとか
悪いことじゃないじゃないですか
生きていくうちにそんなのが出るもん
生理現象だったりとか
だから真人さんの
夏子さんを助けたいっていう
いい心は本物ですし
でもちゃんと
元の世界に戻るっていう選択って
汚い世界に戻るんじゃなくて
本来人間って
生きていくうちに
悪いこともあるし悪意
っていうところですよね
汚れることが生きていくこと
なんじゃないかなって
食卓に並ぶ牛とか豚とかって
誰が仕事を
受け持ってるかとか
っていうところの描写がすごく
僕は受け取れて
松本大樹
魚が捌くシーンとか
まさにあれを
片山大輔
しっかり見せてるっていうのは
松本大樹
そういう意味もあるでしょうね
片山大輔
あとその
宮崎駿が
疲れてるのかなって
思ったのが
ペリカンのシーンで
あれが
本人の本心というか
そんな感じがしたんですよ
連れてこられて
餌は食べなあかんっていう
疲れたんかなって
思って
あれが本心なんかな
みたいな感じに受け止められたんですよ
いっそのこと殺してくれ
翼が折れたみたいに
これが最後って
こういうこと言ってんのかなみたいな
ちりじりに
宮崎駿イズムが
ツユーキー
出てるなって思いながら
紅の豚のね
飛べない豚はただの豚や
片山大輔
感じなの
松本大樹
青鷺のキャラクター自体もちょっと紅の豚っぽい
っぽいですね
ところどころで
わらわらは
わたわたでしたっけ
わらわらは
インコとペリカンの表現
片山大輔
黒黒好きなのか
松本大樹
直しかも
あれとか
小玉っぽい感じもするし
これあれの映画あれの映画
とかって
弓矢引くところはもののけそが
あったりとか
今までのジブリの
宮崎駿さん作品の
セルフオマージュじゃないですけど
今までの中途半端に
全てなんか
入ってる感じがあって
そういう意味でジブリっぽさを
一番感じられる
片山大輔
ところもあるのかな
あとそのペリカンたちも
言うたら汚れ仕事です
あの子たちも
まるで悪者かのように
描くっていうのは
じゃなくて
ペリカンたちも連れて来られた
空飛んで
餌がないし
しゃーなしくてる
相手の事情を知るっていうのは
すごく大事なことだし
ああいうのがなんか
いいなって思いましたね
それにちゃんとお墓を作ってあげる
人さんの優しさっていうか
あれもある意味汚れ仕事じゃないですか
お墓を作って
だって埋めるんだって言ってましたもんね
松本大樹
なるほど
ツユーキー
だから現実世界では戦争だけど
そうなんです
なんだろう
こうあってほしいっていう
理想の世界を
片山大輔
王子さんは作ってるんですよね
ツユーキー
その辺りの
人君に
継がせようとするけど
彼はそれを選ばないという
ことですよね
一個面白い解釈というか
あって
王子さんの
理想郷は
アニメ制作業界
片山大輔
そういう感じにも
ツユーキー
見えますよね
インコは
ファン
消費者として出ていて
王子さんが
宮崎駿
松本大樹
みたいな
限界を
その後継ぎ
片山大輔
ゴローは嫌がったわけです
ゴローは嫌がったわけです
ツユーキー
まあまあいろんな
松本大樹
そういうことなんだ
ツユーキー
いろんなところに
早尾さんはなってるとは思うんですけど
そういう解釈も
確かに面白いなとは思ったんですけど
松本大樹
高畑勲さんかもしれない
かもしれない
ツユーキー
我々は
新人のアニメーター
片山大輔
みたいな
ツユーキー
そうそう
片山大輔
でもそう聞いたら
最後青崎が
なんでお前覚えてんねん
ってシーンあったじゃないですか
人が現実世界に戻って
その時に
キリコさんの人形
それは器用力なお守りや
って言ったじゃないですか
それでもいつかは忘れるよ
魔法なんてそんな大したものじゃない
って言った時に
そう言われたら
消費者に刺さっても
いつかすぐ忘れられる
松本大樹
そういうことなのか
片山大輔
なんかちょっと取れるな
ツユーキー
とは思います
片山大輔
一部の人はいっぱい
ずっと覚えてるかもしれないけれども
やっぱり消費される
っていうこととか
作品でまた会おう
っていうそういう意味なのかな
松本大樹
って感じがすごいします
でも忘れてない
特に宮崎駿さんの
作品とか本当に
すごい圧倒的な
ファンタジーを見せてくれたじゃないですか
トトロとか
千と千尋とかは
大好きなんですけど
そういう作品って
確かに大体同じ構成じゃないですか
日常に行って
ファンタジーの世界行って
最後成長して
また日常の生活に戻ってくる
みたいな構成がほとんどだと思うんですけど
僕らも
映画見に行って
一旦その身近なファンタジーに浸って
もちろん内容
細かいストーリーとかは忘れていくけど
やっぱり
なんか忘れられないものって
あるんですよね
宮崎さんの圧倒的な
ファンタジーで見せてもらえる
だからそれは
絶対どっかに
残ってる
そういうところでいうと
僕は今回
すごい楽しめたし
もう一回見たいなって
受け取りきれてないところがたくさんあるんですけど
ただ
圧倒的な映像で
なんだ
この世界観みたいなのを
見せてくるものが
ちょっとなかったかなと思ったんです
今回の君たちはどう生きるか
というと
そういう
10年後にも覚えてそうなシーン
っていうか
わらわらが上がっていくところとかは
印象的でしたけど
そこが
物足りないと感じる人が
いるんじゃないかな
っていうのは思ってしまった
片山大輔
確かに
僕はインコがとにかく怖かったんで
こんな怖くインコって書けない
松本大樹
でもやっぱすごいですけどね
本当に
ツユーキー
インコってほら
人の音声
喋った声を真似するじゃないですか
だからやっぱその一般大衆的な
松本大樹
位置づけ
なんでしょうね
そういうメタバーだったってことですね
片山大輔
めっちゃ怖かった
ジブリ史上一番
松本大樹
怖かったと思う
僕らがインコっていうことですね
片山大輔
まさに
松本大樹
お前のことやで
片山大輔
普段ああいう風に見られてるんですかね
ファンっていう
松本大樹
怖いですよね
片山大輔
取って食われる気分ですよね
松本大樹
でもすごいですね
インコの大群が
押しかけて
今回3連休
4日間か5日間で
工業収入が千土千尋を超えた
一生を超えたっていうのが
宣伝なしで
片山大輔
そんなんあります?
ないですよ
松本大樹
だってそのスタジオの名前と
制作の名前だけで
ここまで人入るってすごくないですか
ツユーキー
そんな人いないですよね
松本大樹
本当にすごい
マジですごい
ツユーキー
グッズもパンフレットも
松本大樹
後日発売ですよね
ツユーキー
また来いよ
松本大樹
っていう
片山大輔
ただやっぱあのポスターを
青さぎにしたの
マジでちょっと狂ってるなと思いましたね
すごいなと思いました
ツユーキー
ヒーローもんかな
片山大輔
あいつが主人公だと思いますよね
主人公じゃないにしても
なんかあれ
って思わないですよね
だって千土千尋でやったら
あれポスターメインビジュアル
顔なしでやってるような感じ
顔なしは
わかるかなと思うんですけど
すごいなと思いました
普通に
すごいなと思いましたね
松本大樹
本当ですよね
片山大輔
なかなか勝負してるな
松本大樹
途中で変えたりするのかな
変えないんじゃないですかね
中出てきたり
片山大輔
いやめっちゃ怖い
松本大樹
そしたらなんか
さすがに気になって
どういうことってなります
子供を喜ぶと思うけどな
マシーンとか
宮崎駿監督の映画について
片山大輔
ちょっとトラウマになりますよね
口から若干はみ出てる時とか
松本大樹
確かにめっちゃ怖かった
片山大輔
歯あった時びっくりしました
ペリカンの鳥の
口端に歯が
おかしいやろって思いながら
だから僕すごい見てて
なんなんこれ
って最初なった時は
松本大樹
インセプションやんみたいな
片山大輔
これ夢なのか現実なのか
ツユーキー
みたいなところもちょっとあるじゃないですか
片山大輔
すごい構成してるやん
と思って
ちょっとさっき松本監督に
言ってたんですけど
パンズラビリス
的要素もちょっと感じませんでした
松本大樹
ギレルモンさんが好き
みたいですね
何回もギレルモン
片山大輔
ホントこのラジオ
ツユーキー
4回に1回くらい
片山大輔
4回に1回くらい
ほぼ純レギュラーくらい出てますからね
してるなぁ
松本大樹
純レギュラーギレルモンですけど
ツユーキー
僕も面白かったですよ
それ言ってなかったんで
片山大輔
はい
松本大樹
面白かった
大人でも楽しめる
だからもう1回トトロとか
理解したいなと思ったんですよ
小さい頃見てて楽しめたんだけれども
また違う楽しみ方が
できるんじゃないかな
ツユーキー
今見たら
松本大樹
ジブリって子供が見ても
大人が見ても楽しめるっていうのが
すごいなっていうのが
分からないって言ってる人
いるけれども
分からないじゃないですか
ジブリの世界観って
分かろうとして楽しむ
映画じゃないというか
圧倒的なファンタジーの世界
ジブリの世界観に浸るっていう
感傷体験だと思うんで
分からなくていいんじゃないかな
って僕は思う
そもそも分かろうとしない
僕も同じ意見です
宮崎さんとか
ジブリの皆さんが作った世界観で
楽しませてもらう
その世界に行ってくるみたいな
体験だと思うんで
分からなくていいと思うし
ただでも何回か見てたら
すごい気づくこととかもあるかもしれないし
だから見返したくなりましたね
片山大輔
作画とか
松本大樹
紅の豚とかもすごい一緒に残ってるんですよね
小さい頃見た記憶が
学校のあれで見たんですよ
みんなで見るやつ
それで
すごい印象に残ってますね
片山大輔
トトロが好きなんですよね
ツユーキー
抜けて
片山大輔
抜けて
ツユーキー
カギっ子やったんで
子供が
寂しくなったら
松本大樹
出てくるじゃないですか
ツユーキー
あのあたりが切なくて
かといって
何か役に立つかっていうと
片山大輔
猫バスは役に立ったけど
ツユーキー
トトロ呼んでくれたか
スタンドバイミーですから
松本大樹
基本的に
すごいですよね
猫バスとかのファンタジーが
片山大輔
すごいですよね
未だに思い出すのも
松本大樹
本当に天才だと思いますし
片山大輔
今回でも本当に
天才やなって思った
お母さんはああいう風に出すというか
しかも
あんまり驚愕のシーン
みたいな感じで出さないじゃないですか
あれがすごいなって
普通やったら演出的に
あんなあっさり
ナツコのこと言ったら
妹のことみたいな
すごいなって
真人は真人で
うんみたいな感じやから
ツユーキー
あんまり
片山大輔
でもやっぱり
ネツジのラストで
そっちに行ったら
カジデ死んで最後
真霊舞う
あれをセリフで言う
っていうのがやっぱり
天才やなって思いました
あそこでそれ言わすかっていう
ツユーキー
僕あそこでダメでしたもんね
松本大樹
うわーって
片山大輔
そこで
あ、なるほどって
世界線じゃなくて
ツユーキー
違う時間軸に
片山大輔
僕あそこでやっとわかった
ツユーキー
あ、なるほどって
メタバース的なもんかなと思ったんですけど
でもそうじゃないんだ
片山大輔
この扉全部時間軸になってるのか
と思って
だからこの扉で出なくなるかとか
あれは
天才やなって思いました
松本大樹
だからお母さんも
元の世界に戻らないと
あなたが生まれてこの世から
片山大輔
っていうことですね
結局あれって
みんなの役割の話になって
いってるんですよね
だからお母さんは
真人を産んだっていう
言い方悪いかもしれないですけど
役割を果たしちゃった
だから火で浄化じゃないけど
火は怖くないって言ってるところって
なんか負に落ちたな
松本大樹
っていう感じがするんですよ
片山大輔
すごいなこんな話って思ったんですよ
それをあと真人が
あんまり子供じゃないというか
大人になるんじゃないですか
最初から結構大人になって
そこをもう
嫌だとかならない
ところが
生きていくっていう
ツユーキー
痛み
片山大輔
強さっていうか
しんどさっていうところになってるし
これはすごいわっていうところ
とあと
宮崎駿さんが
死ぬこと
今まで怖かったんかなって思ったんですよ
それを聞いたときに
なんかもうあの人死を克服した
感じがしました死を嘘は知らないですけど
宮崎駿さんのことなんか
死ぬことは怖くない
じゃないですけどいつか人は
死ぬっていうところを
ごめんなさいまた切れるもんや
ピノキオの話になっちゃうんですけど
なんかそういう
いつか人は死ぬんやっていうところを
なんか
劇的に描くんじゃなくて
割とちゃんとみんなは
生きていく上でも役割というもの
与えられてそれを果たして
終えていくっていうところがすごいこの
メッセージ性は僕感じ取った
というかそんな感じがしたんです
いい話やなと思いました
松本大樹
だから
片山大輔
で最後そのみんなが
バーッて出ていってインコとか
いろんな
松本大樹
ちょっとね
片山大輔
ノアの箱舟っぽい感じ
松本大樹
動物が
片山大輔
そこでなんか
生を感じましたねすごく
生きてるんやみんななって思う
汚くなかったですもん
松本大樹
これってちょっと
思ったんですけどもちろん海外
でも公開するんですよね
日本だけなんですか?
ツユーキー
してるんですか?
少年と詐欺みたいな
松本大樹
そうなんですか
どうなんですかね海外の反応とかも
ツユーキー
確か
露天トマトで
評論家のやつはまだ
言ってなかったんですけど
観客のポップコーンのところは
90%
松本大樹
あったと思いました
情報をシャットアウトしてたから
映画祭とかでも
出してないのかなと思ったんですけど
海外でもすごく
どこの国でも
響きそうな
話ではあるのかなと思って
物語のテーマとメッセージ性
片山大輔
いやいい
脚本だと思いましたけどね
住木っていうところが良かった
ツユーキー
住木ね
片山大輔
石屋市っていうところで
木じゃない
木じゃないっていうところが良かった
だから頭かち割った石も
そこで
効いてくるのかと思いました
ツユーキー
全部ね伏跡が
松本大樹
伏跡も石なんですよ
そこで繋がるんだ
最初の違和感がね
なんでこんなことをするんだろう
片山大輔
そこで回収される
すべて石になったんですよね
松本大樹
面白いわ
片山大輔
だから難しいっていうのは
そこなのかなっていうところなんですよね
面白くなかったって言ってる人は
僕まだ
最後の感想と評価
片山大輔
ちゃんと分かんないんですけど
物語が破綻してるって言ってる人は
何人か見ましたけど
どこが破綻してるのかが正直
ツユーキー
すごい精密に
紡いでますけどね
片山大輔
これ以上ないぐらい
松本大樹
設計されてる感じはありましたよね
ツユーキー
だって
石で自分
傷つけるやつも
お父さんが結局
もう
ナツコさんとチューしてる
片山大輔
現場見たりとか
あそこも穢れなんですよ
汚れって言い方はあるんですけど
結構お父さんは本当に汚れまくってるじゃないですか
そういう意味では
でも一番人間らしくないですか
松本大樹
ジブリのお父さんって結構そういう人多い
片山大輔
でしょ
名作石ちゃんのお父さんちょっと多い
結構お父さんって
ああいうもんだ
僕だって本当にびっくりしました
再婚したって聞いたら
早くない?って思いました
子供もいるの?
みたいな感じになったんですけど
お父さんが一番人間らしい
汚れ方をしている
でも結局一番
儲けてるんですよね
松本大樹
あの人物が
本当にそういう意味で言うと
人間らしくなくなってきてますよね
今人間自体が
そういうのもあるかもしれない
片山大輔
だってあの世界
インコしかいないんですよ
松本大樹
人間らしいことを
しようとすると
何か批判されたりとか
それに対しての今厳しい
いろんな目があったりとか
それが
ちょっと嘆きも
入ってるのかな宮崎さん
片山大輔
いやと思いますよ
すごくそこは入ってると思うんですよ
後継者もらうし
松本大樹
そういうことなのかもしれないですけど
片山大輔
なんか
カイマニエル本音がいっぱい見える
ってところがすごく面白いな
松本大樹
と思いましたけど
いやでも本当これ最後なんですかね
戻りますけど
片山大輔
どうなんでしょうね
松本大樹
もうないかな
いやー100歳くらい
片山大輔
でもなんやかんややっぱり
ここ最近のその
活躍されてる
ご老人っていう
年齢の方
最後までやってますからね
松本大樹
結局ね倒れるまで
片山大輔
上位にはむずいな
ツユーキー
半年くらいでやったじゃないですか
片山大輔
何なんて僕のあの時の思い
松本大樹
返せよって思ったじゃないですか
まだまだいけるんじゃないか
片山大輔
ちょっと思っちゃいました
今回ので全然
この人は一生
現役やと思いました
全然終わる気配が感じられなかった
松本大樹
でもこれ
作ったらもう後は
いつでもって感じだと思うんですよ
片山大輔
正直
宮崎駿さんの映画『君たちはどう生きるか』の感想と考察
松本大樹
僕的にはやっぱりもう一本撮ってほしいな
と思ってて
さっき言った圧倒的な
ファンタジーみたいな映像
というか
ファンタジー感をやっぱり
もう一回見たかったなっていうのは正直なところ
ツユーキー
僕あったんですよ
松本大樹
今回のそこを期待
求めるのが
間違いなのかもしれないんですけど
正直そんな
宮崎さんの
例えば
僕たちとか
作家自体の
人生とか
伝えたい哲学とか
メッセージみたいな
ものって
今回思ったのが
そこは
気にならんな
と思ってしまった
そこが勉強になったっていうか
それよりも
宮崎さんに惹かれてたのはやっぱり
ファンタジーとか世界観
こんな
ファンタジー見せてくれるんや
っていう
千と千尋でも海の上を
バーって走っていくのとか
なんだこれみたいな
あれを見たかったな
片山大輔
そこが
松本大樹
超残酷に言ってしまうと
もう宮崎さんの
生い立ちとか哲学とかはもう知らん
そこに興味を持ってなかった
正直なところ
じゃなくて
あなたのファンタジー世界観を
新しいものを最後に
作り出すっていうのをちょっと見たかった
でも素晴らしい作品だと思うし
これを撮った上で
もう一本
ツユーキー
むちゃくちゃ
松本大樹
もう一回初心に戻って
片山大輔
ラピュタ?
松本大樹
初心みたいな
片山大輔
ラピュタはすごいじゃないですか
ラピュタはすごいですよね
ただ今僕ら3人完全にインコになってます
ツユーキー
これ
松本大樹
まさにインコ
まさにインコになってます
だからダメなんですね
片山大輔
お皿持ってフォーク持っても
いつでも食べます
食べますみたいなね
怖かったもんな
松本大樹
こう見えてるんでしょうね
自分たちはそうなんですもんね
でも本当に素晴らしい
快挙ですねこれは
良かったです
良かったと思うんで
片山大輔
もう一回10年後と言わず
もう一年一本
見たいなと思いましたけどね
松本大樹
あと一本撮ってほしいな
ツユーキー
声優さんもね
松本大樹
豪華でしたね
片山大輔
国村さん出てたんですよ
小林さんも出てた
ツユーキー
カオルさんが
片山大輔
ペリカン
ツユーキー
亡くなった時の
松本大樹
ローペリカン
アイミョン
ツユーキー
アイミョンが
松本大樹
お母さんの
若い時
そう言われたそうなんですよね
片山大輔
でもそうかな
ツユーキー
夏子さんが木村義人さん
松本大樹
木村拓哉お父さん
片山大輔
木村拓哉がお父さん
松本大樹
ハウルってのも出てましたね
木村拓哉
片山大輔
結構だから
長いですよ
あとはヨネズケ氏の
松本大樹
エンディング
片山大輔
これマジめっちゃ良い曲だと思いました
最高
ヨネズケ氏以上
松本大樹
一番良い曲かもしれない
地球儀
ツユーキー
売れるんじゃないですか
片山大輔
今日の朝見終わったら
20回くらい聴いてます
めっちゃ良い曲
松本大樹
あれはヨネズさんは
作品見た上で作ってるんですかね
片山大輔
本人は
ツユーキー
台本というか脚本
片山大輔
4年か5年前に
宮崎駿さんから
松本大樹
声かけられて
片山大輔
直々に言われて
なんでか言ったらパプリカを
聞いて頼んできた
また監督ちょっと
言ってましたけど
本当に原案の方の
君たちはどう生きるか
主人公の名前が
コペル君
コペルニクス
地球の
転動説
どこから地球に
飛んでるのかな
さすがヨネズケ氏
本当に思いました
原案も
ちょっと知ってると
松本大樹
見方変わるなと思いますけど
ツユーキー
ある程度どういう筋なのか
知っておいた方が
松本大樹
良いかもしれないですね
ツユーキー
泣くシーンとかもありますね
松本大樹
あれも良かったです
片山大輔
僕ちょっと齧っておいて良かったなと思いました
松本大樹
素晴らしい
漫画の
ツユーキー
設定が似てるんですよね
片山大輔
凄い設定が似てますね
松本大樹
もういいですかね
片山大輔
凄いね
感想と考察の続き
片山大輔
さっきまであんなに
インコやったのに
松本大樹
どうしたんですか急に
片山大輔
急に笑うなって
もう転生しようとしましたよ
もうバイバイって言って
手振ってましたよ
松本大樹
途中食べられちゃった
本当に良い
鑑賞体験できましたし
最初から言ったように
片山大輔
予告編っていらねえんだって
ツユーキー
いらないっすよ
インビージョーンズ化ってね
飛行機から脱出するところとか
見ちゃってるから
あれサイン出てこないなと思ってて
片山大輔
ここやん
ツユーキー
わかっちゃうんですよね
いらないいらない
松本大樹
そうですね
情報の編がありますよね
片山大輔
上手いやり方したなって思うのは
スパイダーマンのウェイホームぐらいですよ
予告編流してても
サプライズあったのは
松本大樹
箱を開けて
驚く楽しみを奪ってるんですよね
ツユーキー
そうですね
松本大樹
こんなものだったんだみたいな
がっかりも含めて
一つの体験
逆にCM見て
ツユーキー
これ絶対おもんないよね
松本大樹
っていうのもあるしね
ツユーキー
案の定面白くなかった
片山大輔
言わない時もね
松本大樹
逆もありますけど
逆も面白くないと思ってたのが
面白かったっていうのも
あります
これからはちょっと
最低限ですね
ツユーキー
新たな形が
出来てくるんじゃないですか
松本大樹
僕もこれからは
作品は宣伝しないという
ツユーキー
宣伝はしないです
片山大輔
宣伝は僕らはしましょう
ツユーキー
誰も見に来ないです
松本大樹
誰も
AZIはもう
あの
国見さんの顔だけアップしといて
画像も
宣伝しませんので
多分国見さん悩むと思います
片山大輔
悩むと思う
悩むと思います
ツユーキー
なんで宣伝しないの
松本大樹
それこそハゲでAZI
今回はジブリを
語ってきましたけれども
まだまだね
デザイン公開中で
これね始まったばっかりですから
ぜひ皆さん
見ていただいて
もう一回
あれはこうだった
という考察を
してほしいですね
今回はジブリの
君たちはどう生きるかの回でした
片山大輔
ありがとうございました
松本大樹
ご視聴ありがとうございました