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2024-08-30 15:13

#26「海外リサーチ編 ジョージア①」

旧ソ連のジョージアでジョージア人と一緒に10階建てのアパートを建ててみた話

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こんにちは、近藤ナオです。今日は、近藤ナオという生き物の第26回についてお話しできたらなと思っています。
このポッドキャストの概要は、第1話から第4話を聞いてもらうと、だいたいどんな話をするか聞けるので、もしこれが初めての人はそれを聞いてもらえると嬉しいなと思っています。
今日は、リサーチ編の海外編というところで、旧ソ連のジョージアという国があるんですけど、そのジョージアという国で、ジョージア人の施工会社というのかな、
ジョージア人の人たちと一緒に11階建てのアパートを建ててみたという話をしたいなと思っているんですけど、
たぶん前回、タンザニアとか開発途上国で、マンションだったり家でもいいんですけど、特にマンションとかが多いかな、そういうものを買うときすごい気をつけなきゃいけないと言われているのが、
新築マンションを買いたいんだけど、工事中のマンションを買うと完成しないリスクがあるっていう、
日本では絶対というぐらい考えられないんですけど、日本の場合は大体マンションとか作る不動産デベロッパーが買う前に必要な資金というのをほとんどちゃんと集めてから工事をしていくので、完成はするはずです。
契約書も貸しているからそこに対してリスクも取りたくないので、ほぼ完成すると思っているんですけど、開発途上国はある程度のお金だけ集めて工事をスタートするんですね。
工事がどんどん進んでいって、まだ工事中のうちに部屋を買ってくれる人たちがいると安いわけです。例えば完成した後マンションの3LDKぐらいを1000万円とかで完成後だったら、でも完成前だったら500万円でいいですよみたいな形で、
500万円で売っておいて、そこで足りないお金を調達しながらどんどん工事を進めていくっていうやり方なので、ぶっちゃけ完成しないめちゃくちゃ近代的なマンションとかは多いですね。
無難な作り方のマンションみたいなのが完成する可能性が高いんですけど、CG上ウニャウニャしてたり曲線だったり近未来っぽく見せておいて、すげえのできるみたいな感じで、ふわっとした投資家の人たちが何千万とかで金を払っちゃうんだけど、完成予定からジョージアとか多分3年か4年経ってもまだ完成してないっていう、
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超オシャレ風なマンション群みたいなのがあったりもするんですけど、これ本当にタンザニアでマンションを買ってから帰化されたんで、タンザニアのマンションは僕の部屋は完成したんですけど、正直他の部屋とかは完成してなかったり、まだホテル等みたいなのもあるようなちょっとでかいマンションをタンザニアで買ったんですけど、そこはまだ全然できてない状況ですね。
ジョージアの場合はあんまり大きくないんですけど、11階建てのアパートマンション、ちょっとわかんないんですけど、各フロアに4部屋ずつぐらいだけあるような感じのアパートが建つっていう構想で、
具体っていうのかな、柱とか、柱と床?天井?みたいなコンクリートの塊みたいなものだけはできている状況で、僕はそれの9階と10階と屋上みたいなのを買わないかって話をもらって、その時もまだちゃんと完成しないリスクがあると思って知らなかった部分もあったし、
160平米とかもあるのに新築で600万円ですみたいな感じでめっちゃ安いなと思って、じゃあ買いますみたいな感じで買っちゃったんですけど、それで一応買った時には半年後には完成するよって言われたんだけど、結局半年後にジョージアに入国してももう全然できてないから、
近くのエアビに何ヶ月も泊まる続け完成を待つみたいな感じになってきちゃってて、それでもやっぱり進まないから、しょうがないから毎日のように僕が現場に行って現場監督をするみたいな、でもジョージア人の現場監督はいるんだけど、
僕が行って直接そこにいるいろんな職人さんたちに直接指示を出したりとか、こういうタイルにしてほしいとか指示出しても、自分でタイル探してきて買ってきて納品とかしないと進まないっていうか、それをやれば即行で進むというか、そこに現場に、
多分間に立たずそういう現場監督の人とかがうまく指示を出したりとかそういうのも慣れてないんだと思うんですけど、なのでそれをもう毎日のように言っては指示を出していって、なんとか予定の半年後にできると言って、そのもう半年後ぐらいには何とか完成させて、
周りのジョージア人と日本人の夫婦がいて、ジョージア人の夫婦も僕と同じタイミングで他のマンションを作り始めたんですけど、その1年後に全く終わってなくて、だからジョージア人だろうがうまくサポートしないと全然建物が完成していかないっていうような現状で、
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なおさんちめちゃくちゃ早いねみたいな感じで何か言われて、そういう世界観なんだと思って、でも確かに本当にこう、だいたいジョージアもタンザニアも向こうが行ってきた農機の3倍はかかると思って接していかないと、日本みたいに行った農機を確実に守るみたいな文化っていうのは多分ほとんどの国にないと思いますね。
オランダとかですらないっていう感覚があります。ちょっとドイツとかはもしかしたら日本に似てるので農機を守るような風習があるかもしれないですけど、多分こんなにガチガチに行ってきた農機を守らなきゃいけないっていう風習は日本結構独特だと思うので、海外に行って授業をやられたりとかなんかしたい人は知っといた方が、なんかそういうことがあるかもしれないっていうのは知っといた方がいいかなと思ってます。
本当ジョージア人とかも、例えば水曜日とかに現場に行って、タイルこれいつ貼られるのって言ったら、いや本当明日の木曜日には完成しますよみたいなこと言うんですけど、木曜日に行っても何も進んでなくて、あれ明日までに完成するって言ったじゃんって言うんだけど、彼らは昨日の段階では明日完成すると思ってたんだよね、僕はって言うんですよ。
嘘をついてるわけじゃないっていうこの感覚もまた難しいっていうか、水曜日の段階では明日できると思ってたっていうのは嘘じゃないんですよね。だからそれが日本で暮らしてた僕とするとそれ嘘じゃんみたいに思ってたんですけど最初は。
でも確かにこの人たち嘘ついてる気じゃなくて、明日にはできてると本当に思い込んでるから、明日だって言ったわけで、これはどっちが正しいんだろうみたいな、そういうのも結構哲学的な勉強になりましたね。
なのでそういう部分をかなり理解しながら、かつジョージアとかタンザニアとかもなかなか仕事がないので、例えば3日前まではレストランとかで働いてた、でももうクビになっちゃったみたいな人が次の日にやったことないのに電気工事の仕事やってたりとかするわけですよ。
だからそこにライセンスみたいなものとかがちゃんとなかったりもするので、本当に俺やれますよ詐欺みたいなの、詐欺じゃないんだけどそれも、やれると思い込んで仕事を受けてるから、詐欺ではないっていう、でもやってみたらできなかったっていうことを受け負った仕事でもやってくるので。
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タンザニアもそうですね、僕の車がちょっと偶然一人で運転してる時にタイヤがパンクして反横転みたいなのしちゃって、周りのタンザニア人にひっくり返してもらったんだけど車が動かなくなっちゃったから、
それを普通に走ったら4時間ぐらいかかる首都の車の工事業者まで持って行きたかった時も、もうその辺の田舎の人たちにレッカーっていう仕組みはないのかみたいなことを聞いてても、そんな仕組みはないわけですよね。
ジャフみたいなものというか、そういうレッカー、完璧レッカーをプロでやってる人なんてなかなか田舎とかには全然いなくて、だからその辺の人が俺の車で俺レッカーできるとか言って仕事を受けて、しかも普通の常用車みたいなのっていうのかな、セダンの普通の車でかつ木の棒で車を引っ張り始めて、
これ本当大丈夫と思って、木なんだけどみたいな感じとかで、結局案の定途中で何回も何回もその木が折れて、折れてを繰り返し、でもすごいなと思うのは道中で鉄作業できるところを見つけたら、鉄の人に速攻でその場で発注して鉄の引っ張る棒を作って、
でもその鉄の棒も適当に作ってるから途中でぐにゃぐにゃ曲がっていくんだけど、でも結局10時間くらいかかって首都の車の整備工場まで到着したりして、
プロとは何かの境界線だったりとか、やっぱりそういう一個一個が、先進国が素晴らしいって言うわけじゃないけど、そういう先進国とかは一個一個いろんなものに資格を作ったりとか、プロフェッショナルみたいなことを定義していくことによって、
クオリティを保っていくんだなみたいなことは、でもそれがいいか悪いかって言われると、やっぱりそこで定義されちゃうとその枠を超えるようなすごいものが生まれてはこないので、だからどっちがいいかわからないんですが、
でも日本はかなりカチカチといろんなものができる、この人はこういうことができるみたいなことに対してライセンスとかをいっぱい発行している国だと思うので、開発途上国で俺これできるよっていうのはマジで信用しないから入ったほうがいいと思います。
これの感覚は本当身につくのには時間がかかりましたね。でもホントオランダですらやっぱりスケジュール守んない人のほうが多いので、日本のスケジュール守る感は本当にすごいと思うし、ジョージアはそれでもなんとか完成はして、あとあれだね、ジョージア人との言語のやりとりっていうのがもう一個すごい大変でしたね。
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ジョージアって旧ソ連の国なので、メインの第一言語がジョージア語なんですけど、第二言語がロシア語だったわけですよ、旧ソ連の国なので。それが10年、20年、10何年くらい前から外国語がやっと英語になったっていう感じなので、マジで30、40、30以上の人たちぐらいは本当に英語喋れないので、本当にやりとりが大変でしたね。
かつジョージア語ってアラビア語みたいな感じで読めないっていうのかな、アルファベットで記されていない感じなので読めないので、まず文字を覚えるところからも本当に大変だし、そんなことやってられないので。かつGoogle翻訳とか使って日本語からジョージア語に翻訳しようとすると、そういう翻訳をかけている数が少ないので、翻訳のクオリティが上がっていかないんですよね。
ディープラーニングって言うんですかね。Google側も学びが少ないので。だからやっぱり日本語から一回英語に変えて英語をジョージア語にすると結構近い感じでジョージア語が翻訳されていくので、それで伝えていきながら職人さんを動かしていくみたいなことをやったりもしました。
今の段階、これもう3年ぐらい前の段階でスマホレベルのGoogle翻訳でもジョージア人とも仕事はできるっちゃできるようになってはきたので、やっぱりかなり今も翻訳のクオリティが上がってきているので、早く日本語でつらつら第一言語でしゃべるような雰囲気でジョージア語が第一言語の人に伝わるような社会に早くなっていったらもっともっといろんなことができるようになると思っています。
いろいろやりやすくなるというか思想の共有みたいなことがやっぱりどうしてもできないので、ビジネス上とかこのドアノブをつけておいてとかの指示はできるけど、どんなふうに考え方で生きているかそういう話はできないので、早くお互いが第一言語でしゃべっているような感覚でコミュニケーションが取れるぐらいAIさんなのか誰かに頑張ってほしいなと思ったりも。
今日はこんな感じで以上です。
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