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2024-05-17 15:54

♯11「日本リサーチ編 週末アドベンチャートリップ」

静岡県の伊豆半島南部の地域活性化に関してアドバイスをもらえないかと地方自治体から相談を受ける。100人インタビューを通してリアルに現状を把握し、海と山がとても近い自然環境を活かしたアウトドアアクティビティ事業主が多くいることがわかり、そういう人達と「週末アドベンチャートリップ」という活動体を作った話。

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こんにちは、近藤ナオです。今日は、近藤ナオという生き物の第11話目のお話をできたらなと思っています。
このポッドキャストの概要は、第1話目から4話目でざっと話しているので、概要が知りたい方はそちらを聞いてください。
今日は、リサーチ編の2本編の7回目くらいかな、になります。
今日、1個目の僕が関わったプロジェクトは、「週末アドベンチャートリップ」というプロジェクトについて話ができたらなと思うんですけど、
これは静岡県に伊豆半島という半島があるんですけど、
そこの静岡県庁からざっくり言えば、伊豆半島の地域活性化みたいなことに関して何かアドバイスをくれないかというか、
何かその伊豆半島が、昔は伊豆半島って火山、かなり地震もあるし火山がいっぱいあって温泉がめちゃめちゃ出るエリアだったので、
東京からも近いので、静岡なので、大型の観光バスでガンガン来て温泉行ったりとか、
あと、砂浜の海が結構広がっているので、その海に来る人たちがめちゃめちゃ来たエリアで、
だから、何年前なんだろうね、バブルあたりなのかなとかは、夏場とかめちゃめちゃ人が来て、
駐車場ビジネスみたいな、夏場だけ、冬場は全然有料の施設でもないんだけど、
夏場だけ駐車場代が1台止めると1日1000円とか2000円取られるみたいなビジネスモデルで、
すごい量のお金が集まって、ドラム缶の中に1000円札がいっぱい投げ込まれて、
足で踏んでお札をへこませてお金をそこにどんどん入れるみたいなぐらい、
めちゃめちゃお客さんが来て、それが一気に観光バスみたいなビジネスとかが廃れていったりとか、
もっと移動が楽になったので、もっと遠い沖縄まで行っちゃう人が出てきたりとか、
海外行く人たちが出てきちゃったりとかして、多分観光的には廃れていってしまって、
その地域をどうしようっていうのが、相談のことの始まりだったんですけど、
それで僕がまたそういう相談を受けると、
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僕なりの独自のリサーチみたいなのを始めるんですね。
僕がいつもやってるのは、なかなか地域活性化のコンサルタントみたいな方で、
僕と同じようなことをやってる人はあんまり見ないんですけど、
なぜならめっちゃ時間がかかって大変だからっていう感じなんですけど、
でも、いつも最初にやるのは、100人インタビューって僕は呼んでて、
その地域で何らか意識を持って活動してる人たちに、
いろんな方法で人を探して、100人1対1で個別インタビューをするっていうのをやるんですね。
それをやると、その地域に意識を向いている100種類の人たちと出会えるので、
一人一人は偏った意見を持っているんですけど、100人聞いていくと、
大体その街の平均値とかが見えてきたりするっていうのが、見えてくるっていう感じかな。
プラスその中に、その後一緒にこの人と活動していったらとか、
この人を応援していったら、この地域が盛り上がっていくかもしれないっていう人が、
100人インタビューしたら10人、15人ぐらいいるんですよね。
そういう地域の本当の意味でのこれからのキーマンみたいなのを探すっていう意味でも、
100人インタビューはすごい効果があるなと思ってるんですけど、
どうやって100人探すかっていうと、
例えばそういう坂県庁の人とか相談してくる人たちに、
生きてる人100人教えてくださいって言っても、
いや、生きてる人100人紹介できるなら、
その人が地域活性化のプロデューサーとして、
その街を何とかできちゃうから、コンサルト化として。
だからその人の意見はほぼ聞かないようにしてます。
その人から5人ぐらいは、この街で特徴のある人、誰かいないかとかっていうのは聞きますし、
でも僕は最初は、街全体を俯瞰的に見てる人をまず探すっていうのを1個してて、
それは誰かというと、例えば市長とか、
市長とかのポジションの人だと、さすがに街全体を意識して見てたり、
あと不動産屋さんとかも、やっぱり街全体を見てたりもするので、
そういう人たちで、不動産屋とかウェブサイトとか見て、
いい感じに作ってるところがあれば会いに行ったりとか、
あとは地域メディアみたいなことをやってるメディアの方だったりとか、
あとはTwitterとか、Xとかそういうので検索して、
なんか面白い投稿みたいな、興味深い投稿してる人を見つけては、
突撃でアップを入れて、話を聞かせてもらうみたいな形で、
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いきなり来て、30分か1時間時間使って話聞かせてくださいとか言っても、
リサーチのためにって言っても怪しいので、
僕的には、これあんまりポッドキャストに入れる言葉遣いか分かんないんですけど、
いいなと思う人を見つけたら、その人にアップを入れて、
ある人からあなたはこの町のキーマンだっていうことを聞いたので、
ぜひ今この町のことについて知りたいので、
30分か1時間でいいのでお話聞かせてくださいとか言って、
なのに俺的にはリサーチもそうだし、
今後この町のキーマンになる人をこっちも探してるっていう状態なので、
相手に対してそこまでのことは言えないから、
今みたいな言い方で時間をとっていただいて、話を聞くっていうのをやってますね。
それで最初10人20人ぐらい会っていくと、
その中に本当に1人2人大当たりがいるんですよね。
その人が紹介してくれる人たちはかなり当たり率が高い、
当たるっていうとあれだけど、かなりキーマンになり得る人たちが多くてみたいな形で、
だから一気に100人リストアップするんじゃなくて、
10人20人のリストアップから会っていって、
その先の紹介者っていうところに会っていってっていうのを、
これも100人全員まで行かなくても、
でも50人以上は絶対やった方がいいと思ってて、
そういうことをやると大体街の概要が見えてくるっていう感じですね。
その中で静岡県の伊豆半島、
特に伊豆半島の南部の方、南に行けば行くほど高速道路もないし、
電車もあるけどそんなに早い電車もないし、
時間がかかればかかるほどその先に価値がない限り人は来ないので、
南半分の方を特にやってほしいと言われたんですけど、
そこを見てて分かったのは、
もちろん温泉があったりとか海がきれいみたいなのもあるんですけど、
それ以外の、
伊豆半島って日本列島の中で唯一フィリピン海プレートっていう、
何千年かけてハワイの方、南の方から1年に何センチずつぐらい上がってきて、
日本列島にドッキングしたっていう、すごい不思議な特徴がある火山の島で、
だからその伊豆半島にしかない植生とか蝶々だったりとか、
そういう生物とかもいるみたいな感じで、
そこを研究対象にしている人もいるぐらいのところなんですけど、
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結構日本の中でもすごい特徴的な自然資源があるっていうところが、
かつ小さな島のおかげで車で2,30分走るだけで海からすぐ山の中に入っていけたりとかするので、
ハワイに近い感じなんだよね。
ハワイって日本人の場合、ホノルルとかがある都市部のところで海行って遊んで、
ちょっとイルカ見て、近くの免税店で買い物するみたいな、
いまだにそういう人がいっぱいか知らないけど、
そっち側の作られた方で遊ぶ人が多いんですけど、
本当にハワイにはまる。
ハワイが人気になった理由は単純に海と山がすごい近いんですよね。
本当に車で山の中、海から30分ぐらい入ってくると、
本当に緑が深い、植生もいっぱいある、
今は自然公園になっているようなところとかもあって、
こういう遊び方というか、自然の楽しみ方を知っている、
当時で著名人というか、感度の高いお金のある人たちが、
まずハワイを見つけたんだなという、
そこからどんどんマスに広がっていって、
初心者向けのホノルル的なエリアができちゃったんだと思うんですけど、
ああいう遊び方というのを東京からこれだけ近い距離でできるというのが、
伊豆半島の南の方は特にあるなと思って、
いろいろ100人インタビューの中で探していたら、
個人事業主だったり家族経営レベルで、
自然資源を生かしたアクティビティみたいなことを、
何とか事業化しようとしている人たちがいっぱいいたんですよ。
海で言えばシーカヤックみたいなもので、
シーカヤックで岩ごてごての中を走ったり、
キャニオニングみたいな山の中の川を体ひとつで降りていくみたいなのとか、
パラグライダーだったりとか、
マウンテンバイクで山の古道っていう、
昔木を切り出すために木を出していたり馬が歩いていたような道を整備して、
そこをマウンテンバイクのダウンヒルみたいな形で、
上からドワーッと降りていくみたいなビジネスをやっていたりとか、
一日一組しか泊まれないキャンプ場みたいなのを、
ガンガン音楽を出しても何も言われない、でも100人ぐらいは使えるみたいな、
半島の隅っこのところに船でしかアプローチできないみたいなところで、
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そういうビジネスをやり始めていた人とか、
そういう人たちがいっぱいいたので、
そういう人たちの事業家みたいなものをお手伝いすれば、
伊豆半島に来れば、ちょっと車で、
今日は海で遊んで、明日は山の中で遊んで、
明後日は温泉でゆっくりしてみたいな形で、
本当にかなり近い距離で自然資源を楽しめるなと思って、
それをどうやって、まずは静岡だったので、
東京中心にした人たちに知ってもらえば、
海外とかから遠くから人を呼ばなくても、
それだけでもまず人は来るなと思って、
考えたネーミングが、週末アドベンチャートリップという名前で、
週末、土日だけでサクッと来れるぐらい近いよって思いが込めたかったので、
週末っていうのは終わりっていう意味じゃなくて、
1週間の土日の週末ですね。
で、週末アドベンチャートリップができる場所だよ伊豆はっていうので、
伊豆半島、その事業者48社集めたかな。
それで週末アドベンチャートリップ実行委員会みたいな委員会を作って、
全員で同じウェブサイトで発信したりとか、
あとはそういう個人事業者の方々って、
自分のホームページとか、自分の名刺じゃなくてパンフレットみたいな、
名刺ぐらい持ってるんですけど、
パンフレットとかもなかなか作る余裕がないんですよね。
なので僕らの方で48社全部を、
僕らが用意したカメラマンとライターとデザイナーで回って、
48社分の簡単な、名刺よりもちょっと大きいサイズのパンフレットみたいなのを
全員に作ってあげることで、
説明しようかな。
これでもうまくいった大事なプロジェクト。
それでカードを全社に何百枚とタダであげるわけですよ。
そうすると事業者同士がそれぞれのカードを何枚か持つわけですよね。
だからシーカイアックの人がパラグライダーだったり
マウンテンバイクとかキャニオニングのカードを持っててくれるので、
シーカイアックのところに来たお客さんに
こういう事業者もあるんですよ、みたいな。
現場にいるからカードで見せた方が早いので見せて、
興味あればそのカードをあげることによって
次の場所にお客が行くっていう形で
お客さんが回っていくみたいなことがうまくいって、
今はもう週末アドベンチャートリップの活動は
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そんなに代々的ではないですけど、
そこで出来上がったネットワークみたいなのは
未だにつながっているし、
かなりスタッフも雇い始めてやれている事業者も出てきたので、
うまくいったかなと思っているんですが、
これが週末アドベンチャートリップというプロジェクトでした。
ありがとうございます。
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