1. 研エンの仲
  2. #24 2020年に読んでよかった本
2021-01-09 50:08

#24 2020年に読んでよかった本

2020年に読んでよかった本について語りました。

  • コーリー・スタンパー『ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険』
  • 『ジーニアス英和辞典 第5版』
  • ヤマシタトモコ『違国日記』
  • 森薫『乙嫁語り』
  • 施川ユウキ『バーナード嬢曰く。』
  • 岸本佐知子、三浦しをん他『罪と罰を読まない』
  • デヴィッド・スタックラー、サンジェイ・パス『経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策』
  • テッド・チャン『息吹』
  • 武内直子『美少女戦士セーラームーン』
  • 松本俊彦『薬物依存症』
00:05
じゃあ、今日は2020年、読んでよかった本ということで、2020年に、なおなお通り、いろんな本、漫画とかコンテンツを読んできたんですけど、おすすめのものを紹介しようと、読んでよかったものを紹介しようということで、それぞれ用意してきました。
じゃあ、僕からいきましょうか。
はい、じゃあお願いします。
じゃあ、リストの一番上には、僕はですね、ちょっと3カテゴリーというか、3ジャンルを用意して、結構リストにしてみたら、多かったんだけど似てるやつもあるなと思ったので、3括りですね、用意してきました。
1つ目は、辞書、辞典っていうもので、まず、あるきっかけで、ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険っていう本を読んだんですね。
で、これは現代だと、ワードバイバードっていう本で、翻訳書なんですけど、ウェブスターっていうAA辞典ですね、英語の辞典を編集している人が、辞書編参あるあるみたいなものをいろいろ書いて、その中でどういうふうに辞書の編集者の人が編集しているのかみたいな、船を編むとか日本語だったり。
そうね、私も今それを思い浮かびました。
あるんですけど、それのノンフィクション版というか、結構詳しく1つの語彙をどう書くのかというか、どういう順番で作業するのかとか、辞書って長く書いてずっとしてると、やっぱ読者からの、読者っていうのかな、お便りが来るらしくて、これがこうなのおかしいとか、
やっぱその言葉の規範を決めるような立場の人たちなので、当然そうじゃないと思ってる人たちからいろんなフィードバックが来るので、それにどう編集したりしなかったりというか、それを反映させたりさせなかったりしているかっていう話も含まれてて、思ったより辞書を編参する人たちの人間としての苦悩だとか、生き生きと書かれてて面白いなと。
それって何か資格というか何かあるんですか?
いや、何かそこには別にそういうのはなくて、普通の編集者と同じ、テストみたいなものは一応あるみたいなんですけど、そこまでそんなに資格が必要っていうことではなかったみたい。
なんか別にその学位というか、それ関連する学位とかもないって。
辞書編参の学位は必要多分なくて、その代わり科学を担当する人は科学の専門の人だったりするみたいで、いろんな専門の人を幅広く雇っているっていう感じ。
で、それをIEOとかで分類するんじゃなくて、専門ごとに分類されてるってこと?
多分、何かこの言葉をたくさん何だろう、この言葉を入れるぞっていうリストが出てきた後に、この言葉は誰にその語彙を書いてもらおうかっていうのをアサインして、で、その担当が家族の人に回されたりすることもあるんじゃないかなって。
03:15
へー、なるほどね。何か、担当の人とかいるわけじゃないんだね。
みたいな、そういう分担をしているわけではない。
確かに。まあ、大変そうですね、何か偏りが。
用例をたくさん集めるっていうのもすごく大事な仕事みたいで、だからひたすら改訂作業に入る前には、そういういろんな新聞だとか小説だとか、新しいものも古いものもたくさんある言葉の面白い使い方だとか、新しい使われ方がされているときに、
これは辞書に載ってない用例だから、これはスクラップしておこうみたいな、で、たくさんたくさん貯めておいて、それをある言葉についての語彙を担ぐときに出してくるみたいな、そういう情報を貯めておくみたいなのも大事らしくて、そういう作業についても書いてるのがすごく面白かったですね。
なるほど。
船を編むの方は読んだことないから、それでどのぐらい触れられてるのかわかんないんですけど、非常に面白く読みました。
で、辞書繋がりでもう一冊紹介すると、ジン・ヤス・英和辞典っていうのがあって、これは完全に英和辞典なんですけど、わりと英語を勉強している上で、いろいろ英会話、会話だけだったら結構できてくるようになってきたなというか、仕事で毎日使ってるので、だんだん意味がわからずとも会話を続けるスキルができてきたんですよね。
ついてきたんですよね。
それ気づいたらつく。
そう。で、やっぱ高校の頃ってすごい辞書とか読んで、語彙をちゃんと勉強してたなと思って、で、その頃に比べると、やっぱり入出力、情報の入出力の純粋なスピードは上がってるんだけど、なんか性格じゃなくなってきてるんじゃないかって心配が出てきて、で、なんか高校の頃使ってた辞書をもう一回読んでみようかなと思って、
で、なんだろう、曖昧なまま使ってた言葉とか、もうなかなかそれを意識して思い出して調べるって難しいけど、辞書を最初から読んでいけば、必ずあのなんだっけな、あの意味っていう、なんか読んだことあるし、なんか意味もなんとなくわかるけど、辞書で聞いたことないなみたいな言葉も一度は登場するわけじゃないですか、絶対。だからまあいいんじゃないかってことで、コロナの暇に明かして読み始めた。
そうだね、8月ぐらいから読み始めた。
一旦中断したんだけど、今年なんかやり残したことがあるなと思って、また先週引っ張り出してきて、で、ちょっとずつ読み進めてますね。
そう、これは私もお勧めしてもらって、ジーニアスエワー辞典を買いました。
06:04
最近、紙の辞典を買うっていうことがもう多分中高生以来なかったんじゃないかなっていう気がするな。
なんか単語帳とか、アイエルツの単語帳とか、なんかそういうのならあるけど、辞書を買うっていうことがもう最近全然なかったんで、この紙の薄い感じとかね、すごい懐かしい。
割とその辞書そのものの質感みたいなのも割とめくってて気持ちよかったりするし、まあなんか、はい、楽しいです。
どこからあれ読み始めるんですか、Aから?
いや、Aは実は結構きついんですね、数が多いから。で、辞書のせいっていうのかな、見出しのアルファベット順に黒くついてるところがあるんですけど、それの厚さを見ると、まあ、割とJKLあたりは始めるのがいいかなと思って、で、Gとかから始めたかな。
GとかJとかから始めて、で、結構それは良かったなと思います。というのは、なんかGとかJとかって結構勢いがあって楽しい言葉が多いんですよね。
あ、そうなんだ。じゃあ、そういう括りで見ると、その頭文字が持ってる雰囲気みたいなのもなんとなくわかるんですか?
あ、そうそう、そうだね。なんか、たくさん本当に、全部読むわけじゃないんですけど、気になった言葉とかを赤ペンで入れつつ、結構ペンでハイライトしつつ読んでいくんですけど、それでもやっぱり、見出し語はだいたい目を通すので、フレーズだとか、フレーズっていうのかな。
なんか、何だろう、言葉を作るパーツの持ってる雰囲気だとかが、だんだんわかってくるような感じがして。
これはすごいですね。
それは割と、何だろう、暇な人限定かもしれないんですけど、意外と、もちろんそれぞれの人の英語の勉強のスタイルはあると思いますけど、割ともう普段使ってるよというか、仕事とか研究とかで使い慣れてる人には意外とおすすめかもしれない勉強法かもしれないですね。
ということで、ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険とジーニア性は実践の2冊を紹介しました。
はい、ありがとうございます。
では、次は彩香さんターン。
ターン、あ、ターンとかいう感じなの。
順番に。
わかりました。そうですね、ちょっと最初は辞書っていう分厚いものの話をしたので、次はもうちょっと軽いものの話をしようかなと思うんですけど、2つ漫画、5年読んでよかったなと思うのがあって、異国日記とおとよめがたりっていう漫画ですね。
09:00
はい。
で、1つ目、異国日記っていうのは、異国がなんだろう、どっちも異なるだな、違うって書く方のいいです。
はい。
違う国の日記っていう話で、これはあらすじをざっくり話すと、両親を亡くした朝っていう子が、小説家のおばである牧尾のところに居候をするっていう。
で、その2人の共同生活の話なんですけど、それだけ聞くと、なんか割り返しこう、なんだろう、牧尾さんハートフルな人をなんとなくイメージしちゃうと思うんですけど、ハートフルとは逆の。
ハートオイル。
そうそうそうそう。
ハートオイルと一致共感みたいな感じの人なんですよね、牧尾さんが。
で、なんか牧尾さん自身がすごく人と関わるのが苦手で、朝自身はすごくある種常識的な、なんだろう、考え方を持ってるお母さんのもとで育ってきたっていう背景があって、その2人がお互いに葛藤しながら進んでいくみたいな話なんですけど。
朝の世界が広がっていく話でもあるし、なんか牧尾にとってもなんか変わっていく話でもあるね。
そうだね、2人とも変わっていく話ではあるね。で、なんかなんだろう、なんでそんなに響いたのかを、なんだろう、考えた時に、なんか何かを失うとか、そういうその日常から誰かがいなくなって、それを乗り越えていくみたいな描写が結構丁寧というか、
そこ、誰かが亡くなったっていうことを、ここまで丁寧に描くことってあんまりなかったなと思うんですよ。なんか導入部分とかにあるんじゃなくて、ずっとそのお母さんの昔の言葉みたいなのが出てきたりして、こんなに亡くなった人の存在感を感じる漫画って、今まで意外となかった、私は意外と読んだことがなかったなと思って。
で、なんかなんだろう、こう、自分を、なんだろうな、その人の内面をものすごい描いてるっていうところが個人的には好きだったかな。
その人のってのはお母さんね。
まあ、お母さんをどう思ってるかっていうことをすごくよく描いてるなと思った。
なるほど。
マキオもあさん。
マキオさんにとってはお母さんっていうのはおばさんだから、マキオさんにとっては妹?
お姉さんかな。
お姉さんかな、なるほど。
2人ともにとっても親戚というか家族だけど、関係性が違うし、性格も全然違う2人だから、失った人に対する反応も全然違うわけですよね。
12:06
なるほど。
はい、異国日記って山下智子さんの作品だよね。
ここはなんかすごい昔にミラーボールなんとかっていう、ミラーボールフラッシングマジックっていう漫画かな、を読んだことがあって、それもなんか絵も面白いしなんだろう、なんかこう、いい小説だな、いい漫画だなって思った記憶はある。
絵綺麗ですよね、すごい好きなんですよ、私この人の絵。
なんかめちゃめちゃ上手いというよりは、なんか綺麗、なんだろうな、こう…
線がいいですよね。
線がいいですね。
やっぱり漫画は、ストーリーもあれですけど、やっぱ線がいい漫画っていうのを紹介したくなりますよね。
そうだね、まあ漫画だからこその楽しさってのがありますね。
まあ線がいいっていう話でもう一個紹介したいのが、おとよめがたりです。
これは、まず全然違う方向で線がいいんですよ。
どちらかというとシンプルな異国日記のタッチと比べると、もうとにかく書き込みがすごいのがおとよめがたりです。
おとよめがたりは、舞台は中央アジアで、時期的には何年ぐらい前なんだろう、50年…
高校学とか出てくるし、だからカメラ壊れてイギリスまで戻るみたいな話もあるし、割とたぶん100年ぐらい前なんじゃないかな。
100年ぐらいかな、そうだね。
本当にカメラがやっと出来始めたぐらいの時期の話ですよね、たぶんね。
あらすじとしては、中央アジアを高校学者、高校学者じゃない、文化人類学者のイギリス人の男性が旅をするっていう話なんですけど、
もちろん当時一人で旅とかはなかなか難しいので、いろんな村に滞在するんですよね。
で、その村で滞在して、その村々で、家族はどういうふうに成り立ってるのかとか、どういう結婚の形があるのかっていうのを、いろんな村で経験しながら進んでいくみたいな話なんですけど。
主人公意外と存在感薄いよね。
めっちゃ薄い、主人公が誰なのかは結構怪しい。
そうだね、アミルなんじゃないかって。アミルってのは一番最初の村に出てくるお嫁さん、女性なんですけど。
まあ、年上のお嫁さんがやってきたっていうところから話がスタートするっていう感じで、スミスさんって言うんですけど、そのイギリス人が。
そうそう、彼が移動することでいろんな村が出てくるっていう、なんかある種コマを進める役みたいなのは、途中からちゃんと彼もストーリーに絡んでくるんですけど。
15:09
僕が元々読んでた本だったんですけど、彩香さんの紹介の仕方を聞いて、ちょっとあ、そんなやついたなって久しぶりに認識しました。
そう、だから、彼はある種コマを進める役で、主役としてはそこに生きる人なんですよね。
いろんな家族とか。
いろんな家族やいろんな結婚の形が出てきて、おと嫁っていうのがまあ素敵なとか綺麗なお嫁さんっていう意味なのかな。
なので、その中央アジアの文化圏では、例えば刺繍がものすごい強い意味を持っていて、前受けとか着るものに刺繍をすることで、例えば子どもが長生きできるようにとか、なんかそういう意味を持たせたりとかするんですけど、
結婚する時にも嫁入り道具として大量の刺繍を作らなきゃいけないっていうのがあって、とにかく刺繍の描写がものすごい出てくる。
みんな衣装がすごいし、カバーに出てくるなんだろう、部屋の中にもそういう刺繍の布みたいなのをたくさん飾ってるんですよね。だからなんか、すごいですよね、もう絵、コマが一個一個細かくて。
すごい、これ描くの何時間かかるんだろう、一コマ一コマが。
ただ刺繍のシーンもすごくいいですよね。
そうですね、躍動感が。
まず女性がするんだっていうのは驚きも純粋に。
そう、狩りをする。
そこは全然文化が違うっていうのを感じられて、村によったらそれこそ狩りをするし馬にも乗るしみたいな感じで、女性も全然活躍してるんですけど、逆にある場所では本当にもう家から一切出ないみたいな感じで、家族以外の男性に顔を見せることはないみたいな文化のところもあるし、
そこをそれぞれイギリス人の隅々が移動しながら、こんな違いがあるんですねみたいな感じで、だから彼はなんかちょっと説明したりびっくりしたりするだけの役で、だけじゃないけど、メインは本当にそこにいる人の中でストーリーが進んでいきますね。
で、やっぱりこう、そこの漫画がおすすめなのは、かなりそこの文化とか、人の雰囲気みたいなものをものすごい筆圧で描いてるっていうか、なので異文化体験とかがなかなかね、コロナで旅行とかしづらくて、しばらく難しいと思うんですけど、でもなんかあそこに行ったかのような文化を感じられるとか、こういう感じなんだみたいな。
例えばこの場所では、あのなんだろう、まあこう焼き飯、なんだったっけ名前。
焼き飯。
焼き飯。
プロ風。
プロ風、そうそうそうそう。プロ風はこういうふうに作られるんだなとか、そこをそれぞれの文化を感じられるのがなんかいいですよね。移動していくってこともあって。
18:07
移動がしたくなる話でもある。
そうね、確かに。私が中アジアに対して憧れてるからってだけかもしれないけど、あれを読むとほんと行きたくなる。
こう、行けないからこそ読んでるのに行きたくなっちゃう。
そうだね。
本でもありますけど。
はい。
主人公が、例えば現代で日本人が行ってみたいな、他の国に行ってみたいな話は他の漫画でもあるんですけど、これは割と中アジアの中の、中アジアの主人公、主人公じゃないんだ、主人公じゃないけど、キャラクターたちが動くっていう話で、時代交渉的にはしっかりしてて、すごく旅行した気分になれる話だと思います。
じゃあ、次は僕ですかね。
はい。
僕はもう2つ目のカテゴリーとしては、読書ものって書いたんですけど、メモには。
1冊目は、これも漫画なんですけど、バーナード・ジョー・イワクっていう漫画ですね。
やっかさんも1巻、2巻ぐらい読んだのかな。
そうだね、ちょっとだけ。
これはどういう漫画かというと、読書家あるあるみたいな話だとか、名長の、名長というものに登場する名言だとかに関するギャグ漫画なんですけど、
僕は割と中学生、小学生とかで、すごいたくさん図書館に通って本を読んでたし、本を通じて友達と文芸部に入ってたんで、水素音楽部と原部で。
そういう友達もできて、いろいろ話すこともあったんで、すごいその時の気持ちとかを思い出しながら面白く読みましたね。
読書って、ここで扱われるのは、例えば名長、罪と罰、ドストウェス好きみたいなのもあるし、SFの名長と呼ばれる、イーガンとかもあるし、いろんな話題になった本っていう感じなんですけど、
それって別に、それを読まないとわからない世界ってのはあるってことになってるけど、その周りの文化だとか、読書っていうことそのものの面白さも結構あるんですね。
その本を読むと、もちろんその本を理解できるってだけじゃなくて、壮大な内輪ネタに入ることができるっていうところもあるんだなっていうことを気づかされた。
世代を超えた内輪ネタみたいな。
内容について話しなかったんで、内容について話すと、町田沢子っていう主人公がいて、その子はなるべく本を読まずして読んだつもりになってドヤ顔したいっていう女の子で、
21:03
その子と周りの3人の他の登場人物たちは、割と読書家なんですけど、いろいろ突っ込まれつつ、言ってることは自分にもそういう気持ちあるなみたいなことがあって結構面白いですね。
そうですね、かなりくだらない欲求を抱えてるわけですよね。読まないけど、この名調私は読んだことにしたいっていう。
あとなんか、よくあるのは、ドヤ顔したい。例えば、映画化をされた小説を前から読んでいて、映画化されたんだって言いたい。
とか、いろいろパターンあって、文庫化された本を、これって最近文庫化されたんだねって言いたいから、すぐに文庫化のニュースを読んだらその本を読む。
っていう沢子の行動とかも、なんかわかるなみたいなのもあるし、あとなんだっけな、SFの話はすごくそうなのかもしれないって思ったんですよね。
ソジェリムス残りの3人のうちの1人、カンバヤシしおりさんっていう人がSFを書く、結構めんどくさいSFを書くんだけど、カンバヤシにソマチダ沢子がグレイク・イーガンっていう、すごくSFの巨匠と呼ばれている、難しい本のSFを書く人なんですけど、
で、その人本を読んで、どういうこと?って、この人本当に普通に人気あるのかなって、みんな理解できてるのに私だけ全然わかんない、すごいハードSFなんで、マジで多分科学の理論物理とかやってる人でも結構ついていくの大変なんじゃないかなっていう高度な理論がどんどん出てくる本なんで、
で、私バカだったんだって言うんだけど、カンバヤシは実はみんなよくわからないで読んでいるんだって言って励ます、実はグレイク・イーガン自身もよくわからないものを書いているんじゃないかって仮説を披露して、割と面白い話です。
そういう短いギャグみたいなのがたくさんある話なんで、すごい読みやすいとは思います。
おすすめですか?
おすすめです。っていう、読書もそのものを題材したフィクションって面白いなって思って、でも2冊目に紹介するのは、罪と罰を読まないっていう、これはフィクションじゃなくて、作家とか翻訳家の人が4人で対談している本なんですけど、これは罪と罰っていうドストエフスキーの小説があって、非常に名長だと言われていて、じゃああらすじは知ってました?
知ってる。
知ってる本ですか?
え、やだよ。あらすじ語らせるの結構あれじゃん、難しくないよね。
24:04
僕もまさにその状態で、なんか知ってるけど、自信を持っては語れないなって、なんか金貸しを殺し合う男の子の話みたいな、で、罪なんだけど罰は受けるのか受けないのかみたいな、そういう話だよねみたいな、曖昧にしかみんな語れないみたいな。
で、小説家4人、翻訳家も含むんですけど、なんで、読んでて当然だよねって雰囲気があるんだけど、4人とも読んでないんですよ、実は。これはちょっとそろそろやばいんじゃないかみたいな、読まなきゃいけないんじゃないかっていう罪悪感を抱えている4人が集まって、読まないまま読書会ができるのか。
なるほどね、それめっちゃ面白い。
いろんな定義であらすじを見たとか、名作劇場みたいなのあるじゃないですか、NHKとか100分で名著かな、やって、なんとなく紙芝居みたいなやつの断片を覚えてるみたいな人とか、あと、罪と罰が好きな友達からこういう話だって聞いたことあるみたいなね、とか、断片的なイメージを持ち寄って、かつ、たぶん最初の1ページだけとか、
あと、途中でさすがに、1回読書会30分くらいした後に、じゃあもうちょっと読んでみましょうか、最後だけ読むとか、何巻の何ページだけ読むとかってやって、だんだんこう、ちょっと解像度がやや上がっていくっていう、きっとこういう話に違いないみたいな色々予測していくんですけど、
なんかそれをやってるうちにだんだん読みたくなるんですよね、その4人も読みたくなっていくんですけど、なんか僕も聞いてて読みたくなって、その後読んじゃいました、
その後にその4人も読んで、最後に本当の読書会、こういう話だと思ってたけど、こうだったんだねっていうネタバレ読書会をしていくっていう構成なんですけど、僕はそれにまんまと載せられて、
読んでない読書会のパート読んで、これなんか気になってきたなって、読んでから読みましたね。
今Amazonでそのページを見てるんですけど、レビューにもまんまとやられたっていうタイトルのレビューがありましたね、読まなくても良いという免税財布が得られるのかと思ったら、読みたくてしたが仕方なくなってしまった。
やっぱり名作ってその周りにこういう本もそうだし、それがいろいろパロディだったり下敷きになったりしてる作品がたくさんあるんで、その本を読むだけじゃない面白さっていうのがありますね。
で、なんか多分この本はそれってそのなんか読むだけじゃない面白さパートって読まなくても享受できるんじゃないかっていう話なんですけど、やっぱり読んだ方が面白いねって最後はなっていくんだけど、でも別に読まないでこの本だけ読んでも面白いと思いますね。
27:17
漫画家とかもたくさんされているので、ゼミプロツアー。それを読みつつこの本を読むっていうのもいいんじゃないかなと思いますね。はい、そのとこでしょうか。
じゃあ、読書ネタの2冊ということでした。
わかりました。
じゃあ、あやかさんいきますか。
じゃあ私からは最近ハマってるというか興味を持ってる経済学関係の本についてちょっと話したいなと思います。
私の専門としては神経科学で全然経済学に関してはフォーマルな勉強はしてないんですけど、興味を持ったきっかけとしては神経科学とか分子生物学とかそういう生物学の実験ってできるだけ条件を達成して実験してデータを解析するっていうやり方だと思うんですよね。物理とかもそういう感じだと思うんですけど。
前向き試験とか後ろ向き試験とかではなくてそういうのってもう本当にそのための実験をするって感じですよね。前向きだろうが後ろ向きだろうが人間を対象として例えば医療系の治療のデータとかを取るときとかもそうだと思うんですけど、すごい例えば何歳のマウスを揃えるみたいなことができないわけじゃないですか。
事前にこういう学習をさせるみたいなこともできないわけで、いろんなバックグラウンドが全然違う人に同じ薬を与えたりとかして効果があったかなかったかみたいな分析すると思うんですよ。
そういう医療系のデータ解析をするようになって、こういうふうに事前に条件を達成できない場合は、ある介入以外は公平になるようにランダム化するみたいなそういうことをやって試験を行うんだなみたいなのを学んだんですよね。
で、そういう医療系のデータ解析から入って、これを社会に対しても行おうとしているのが経済学なんだなっていうその実験的な経済学っていうのは、そういうことを社会に対する介入、例えば政策とか分配とかそういう感じになると思うんですけど、そういうことを経済学ができるんだなっていうのを知って、そこからなんか経済学にすごい興味を持ったんですよ。面白いなと思って。
で、その経済学に興味があるなと思い始めてから読んだ本として2つあげたいんですけど、1つは学力の経済学っていう本で、なんかどういう、子供の学力を上げるためにどういうことをしたら上がるのかみたいな、そういうことを研究した本というか、いろんな研究成果を紹介している本っていう感じですね。
30:25
なんか、子育てとか教育とかって、みんな一応、子育てはあれですけど、教育って自分も受けてるから、かなり主観的に語られることが多くて、どの教育法が。
しかも自分の体験だけをもとに。
他の人の教育って知らないから、やっぱり。
だから、みんな語れるけど詳しくはない、本当は詳しくないはずの話だよね。
それを、ちゃんと統計学でどういうものに効果があるのかっていうのを分析して、結構わかりやすく語ってるのが、学力の経済学っていう本で、これはかなりさらりと読める感じなので、おすすめです。
あとは、最近まだこれ全部読み終わってないんですけど、読んでこれはすごい面白いなと思ったのは、経済政策で人は死ぬかっていう本で、これはあれですね、リーマンショックの時の大恐慌、その時にどういう政策をそれぞれの国が取ったかっていうことを比較して、
政策と人の健康とか命にどういう関連があるのかっていう、そういう話を分析した本で、これはすごく、今かなり耐え無理ですよね。
世界中がコロナで大打撃を受けていて、その中で経済優先なのか命優先なのかみたいな話って、ニュースとかでかなり取り上げられてると思うんですけど、やっぱり経済政策もうまく取らないと、実際経済を優先しようとして命を助けることも実は難しいと、そういう話があって。
で、なんかそうですね、その辺が、かなりおしゃれな言い回しですね、これ本全体がね。
なんか事例も結構面白いし。
具体的に本当に最近の事例が出てくるので、なんとか政権のなんとかっていう政策によってこういう結果が出ましたみたいなのを分析していて、本当にあれですよね、実世界の分析の話をしてるんだなって。
そこまでこういうのって、やっぱり国とか条件が違うから多少は統制とか難しいだろうなと思うんですけど、それでもこういうことって定量的に分析できるんだなっていうのが分かって、個人的に面白かったです。
33:04
経済学ってこうなんだろう、科学理論とかそういうイメージがあったけど、これらはどっちかというと社会経済学、なんていうジャンルなのかわかんないですけど、そういう政策がどういう経済に影響を与えるか、人の行動に影響を与えるかっていうことなので、意外と近いっちゃ近いですね、基本とかはね。
もちろんそのより理論よりの経済学ってもっと全然広がりがあると思うんですけど、もう少しこういうデータドリブンな経済学は意外と実験科学をやってる人にとってもなじめるような内容だと思うので、なんかその辺が勉強できて個人的にはその辺の本を読んでよかったなと思いました。
コロナでそういう政策とかを考える機会がすごく増えたよね、なんか10万円配るってどうなのとか、あと他の国はどうなってるのとかっていう、それぞれみんなやっぱその国のリーダーの態度も違えば方針も違うっていう感じだったので、またこれでこういう本が書かれるんじゃないかなとは思ってますけどね。
そうでしょうね、多分ね。やっぱりその最近特にそのエビデンスベースディシジョン、ディシジョンメイキングじゃないよ、ポリシーメイキング、その政策をエビデンスによって決めていく、どういう政策がどれぐらい効果があるのかっていうことを分析した結果を持って決めていくっていうのが最近流行ってきてはいて、やっぱりそういうこうなんだろうな。
最近やっとそういった分析の重要性っていうのが多分認知されてきたと思うので、そういうこれからの政策作りのキャッチアップみたいな意味でもこういう経済学でどういう分析ができるのかなっていうのを見てみると面白いんじゃないかなと思います。
はい、ということで経済学関係2冊を紹介していただきました。じゃあ僕は、僕からは最後なんですけど、SFっていうことで2冊持ってきました。1冊目はいぶきっていう、これはいつかな、今年刊行されてないかもしれないんですけど、テッドちゃんっていう人が書いたSFの短編集ですね。
で、テッドちゃんっていう人もSF界ではすごいレジェンドで、なぜかというと超過作なんですね。作品数がすごく少ないんです。これ2冊目の短編集で、それ以外書いてないんですね。
で、ただ1冊目の短編集は1個は映画化されたし、そのうちの多分3、4個はSFの集合賞っていう、アクター側賞みたいな、SFの一番すごい賞みたいなやつを毎年出してや受賞し出してや受賞しみたいな感じですごかったんですよ。
36:12
で、ただそれからまた多分10年ぐらい、溜まんないと出ないんで短編集だから、なかなかその日本語訳を読める機会がなかったんだけど、最近やっと溜まって、それを出してくれたんですね。でもこれが出る前に既に集合賞とかたくさんたくさん取ってるんで、たぶんSFファンの人たちはもっと早く読みたかったんでしょうけど、それが最近やっと刊行されたっていうのがテッドちゃんのいぶきっていう本ですね。
ちなみに1作目、1本目の短編集に入ってる、あなたの人生の物語か、あなたの人生の物語っていう本が、短編がメッセージっていう、バカ系の形の宇宙船の映画見たことない。
見たことない、なんかSF映画で有名なポスターなんですけど、っていう映画になってます。
で、いぶきは割と1作品ずつ全然違うテーマなんで、こういう本ですっていうのはなかなか言えないんですけど、やっぱなんだろうな、こうイーガンっていうさっきちょっと言及したハードSFの人の、もう読んだことあるんですけど、結構どっちかというと、
よりソフトなというか、なんだろう、文章に魅力がある、すごい透明感のある文章って言われるんですけど、すごい綺麗な文章のSFですね。
一番最初の短編のタイトルは、商人と錬金術師の門っていう、なんかアラブを舞台にした。で、時間をくぐると時間を戻ることができる門があるっていう、そういう設定だけなんですね。
割とシンプルな話ではあるんですけど、なんだろう、モロッコなのかな、どこだろうな舞台は。なんかアラブ世界のすごい美しい描写もあって、その中にそういうSF的なたてつけがあるとどういう物語になっていくのかっていうのがなんか非常に、なんだろう、面白いし綺麗な短編ですね。
で、結構一作品、二作品全然違うんですけど、ソフトウェアオブジェクトのライフサイクルっていう、ソフトウェアが生き物みたいに自分の意思を持って、で、セカンドライフみたいなVR空間の中で暮らすことができたら何が起こるのかっていうのを、すごいリアリティを持って技術したりだとか、他の短編も非常に面白かったので、これ非常におすすめです。
いや、読みたくなったそれ。
いぶきっていうタイトルになってる短編は、医学をするロボットの話なのかな。自分を分解して自分を理解したくなっちゃったロボットがいたとしたらどうなんだろうみたいな話です。
39:14
で、なんか非常にその認知化学度とかにすごい猛精通してる人なので、多分このポッドギャスト聞いてくれてる人でそういうの興味ある人がいたら是非おすすめですね。
で、もう一冊持ってきたのセーラームーン。
セーラームーンはSFなの?
セーラームーンは思ったより、割とSFなのかな、ファンタジーとして結構骨太だなっていう感じはあったね。
漫画版をおすすめしてもらって読んだんですけど。
そうですね。私がもともと好きで、意外とあれ漫画読んだらすごい話だよっていう話をして、進めたら読んでくれたっていう。
読んだのはちょっと今年の前半なので詳しくは覚えてなかったんですけど、なんか割とそうだな。
なんかアニメの印象ですごくこうなんだろう、あっさり進んでいく恋愛の描写も結構アニメだと多いじゃないですか。
そういうなんかぶっといファンタジーのところを割と多分削って、原作結構長いですよねあれね。
いや、まあそうね。
アニメに比べるとなんかすごいこんなにこうストーリー重厚だったんだ。
むしろ多分アニメがかなりそのわかりやすさとなんかちょっと毎回オチみたいなの作るために薄めてるんだと思う。
アニメ自体がすごい長かった、ナンクルもやってるから、そういう意味ではそのアニメの長さに比べてなんか漫画短っこゆみたいな感じだと思う。
密度が違うのかな、確かに。
密度が全然違う。めちゃめちゃ展開早いからね、漫画は。
確かに。そう、いやなんか途中ついていけなくなって、いろいろこう戻ったり。
設定がね。
考察サイトとかみたいな。
そうなんだ。
非常に面白かったですね。
あとは他のジョージアニメというか、おじゃまジョドレミとか、あとはプリキュアとかかな。
プリキュアだね、たぶん。ガンスと戦う女の子って感じなんで、セランが。
そういうものにつながるその原理を知れたっていうのは面白かったですね。
今年だったかな、たぶん去年だったと思うけど、プリキュアのハグットプリキュアっていう作品を見て、それは僕らはたぶんそういうジャンルのアニメは初めて真面目に見たんですけど、非常に感動してしまいました。
ハグプリ感動したね。
いやてかまあでも相当そのプリキュアシリーズの中でもハグプリはシリアスらしいですけどね。
だからとこうなんだろう、まあ我々も割と。
42:02
大人が見ても感動。
っていうところはあったのかなと思いますけど。
でそれを見て、なんかジョジアニメといえどアナドルベからずれたことをわかった後に、この源流となるセーラームーンを読んで、こういうオマージュがあったのかっていう、これがガンスだったのかっていうのをたくさんの発見が。
非常にいい本でした。
はい、では彩香さんありますか。
じゃあ最後、薬物依存症に関して。
薬物依存症に関しててか、その薬物依存症っていうちくま新書から出てる松本先生っていう方の本なんですけど。
これは面白かったよね。
これはすごい読みやすく平易に書かれている本であるんですけど、そもそも薬物依存症とはどんな疾患なのか。
まあその著者の方は、ずっと臨床研究をされていた方なので、どこ依存症患者がその回復するためにはどうすればいいかっていう話を、その日本の現状に関するデータと、あとはまあ法律関連の話とともにこう紹介してあって、本当にすごい勉強になりましたね。
で、なんか私はその意思じゃない立場で、そういう精神疾患とか、そういうものに特にこう数理モデルとか導入して、疾患を理解しようみたいなことをこうやろうとしているので、改めてそういうなんだろうな、自分の仕事が臨床研までどういう意味を持ち得るかみたいなこととかを考えたりはしましたね。
やっぱりこう、なんか依存症ってかなり、まあ精神疾患全体的に言えることかもしれないですけど、体とか脳の疾患でもあるのに、なんていうんだろうな、やっぱだらしないからとか、そういう性格のせいにされがち。
教育でそういうイメージを受け付けられるというか。
そうですね。
誘惑に負けてはいけない。
ダメ絶対っていう、こうなんだろう、そういうスローガンを掲げること自体が依存症を作り出しやすい原因となり得るっていうのがあって、やっぱりその、この本の一貫した主張としては依存症っていうのは孤独の病であると、つながりを失った人がそういう薬物とかに手を出しやすいっていうのがあって、
この人は自助グループみたいな、同じ依存症で苦しんでる人あるいはそこから回復した人たちのグループを運営していくっていうことをすごい積極的にやられて、それをうまく行政と病院とそういった自助グループみたいなNPOをうまくつないでいこうみたいなことをされてるんですけど、
45:00
やっぱり、なんかそういう罰、今までそういう薬物依存症って罰を与えるべしみたいな印象の、犯罪っていう印象がすごい強くて、
行動とかそればっかりだもんね、医療法人が、これやって捕まりました、裁判しました、で、自粛しましたみたいな、その後に多分そういう自助グループとつながったりして、治療というかだんだん回復していって、なんか誘惑と戦いながらみんなやってるんだけど、そういうことに関しては全然みんな話さないから、
悪いことなんだって、で、バレたら罰を受けるんだってことしか学べないですね、我々はね。
だからなんか日本だけじゃないんですよ、こういう、なんだろう、罰方向が強くて治療がなかなか、なんていうか主張されてこなかったのは、で、そういう罰よりも治療をっていうふうに訴え続けてきた人は日本だけじゃなくて海外にもいて、で、アメリカでもすごい風潮が強かったんですけど、
かなりその神経科学者としても有名な依存症の脳の研究をされてた方が、科学者なんですけど、こうどんどん政策とか世論に訴えてって、やっぱりこれは脳の疾患であると、治療が必要なんですよっていう形で訴えかけてきたみたいな歴史もあって、
で、今回松本先生の本を読んで、改めてやっぱりこう、なんだろうな、自分たちが研究したことが制度との折り合いが悪い、本当に治療に役に立ってないんじゃないかみたいなことを主張したりとかもされてるので、なんだろうな、学問ってただ心理を追求するとか疾患のメカニズムを発見するっていうだけではなくて、
特にその精神疾患とかに関しては薬を作るっていうのはもちろん大事だし、それがまあ第一的な目標ではあるかもしれないけど、より治療しやすくなる社会を作るみたいな、そういう制度方面に語りかけていくみたいなのもありかし必要なのかなというふうに思って読んでましたね。
いや本当になんか読みやすいし、わかりやすいし、本当に主張が一貫とされていて、こういう活動されてるっていうのがわかるので、本当におすすめですね。
これをなんかちゃんと、なんだろう、政策の提言とかそういう介入をこう、研究者がしてるっていうのはすごく意味があること。
まあ研究、そうだね、松本先生は研究者でもあるし、やっぱり臨床の現場でのお医者さんっていう側面も、精神科医の方っていう側面もあるので、両方あると思うんですけど、やっぱりこうやって、なんだろう、研究して、しっかりエビデンスを示してそこから社会を変えていくっていうことができるのは本当にすごいなと思って読みましたね。
48:07
なるほど、僕も読んで非常に面白かったです。
もともと薬物依存症に興味があったというよりは、薬の研究に近いって聞いたことあったし、なんで最初に読みにきっかけになったのかな。
その中、誰かが面白い感じで紹介してたんですよね。それをきっかけに読んで、割と薬物依存症というものに対するイメージとかが変わって良かったですね。薬物依存症へのイメージというものも変わりましたし、どうやったらそれから脱することができるのか、離れることができるのか。
一つの正解が示されているってわけではないんですけど、でもこういう失敗があって、こういう成功があってっていう色々な事例も書かれているし、その中で詰め上がってきたベストプラクティスも紹介されていて、良かったなと思います。
我々が割と話してる習慣、自分の習慣コントロールするっていうのも結構近いですよね。
そうですね。やっぱり自分をある種コントロールできなくなる状態ではあるので、そういう習慣を作る、逆に望ましくない習慣が作られてしまうというのはどういう状況なのかみたいなのを学ぶっていうのはすごく意義があることだなというふうに思いますね、そういう意味では。
そんなところでしょうか。
はい。
はい、じゃあ今日は2020年に読んで良かった本というのを紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。では、皆さんもおすすめの本があったら教えてくださいね。
はい。
ということで、次回もまた聞いてください。では、さよなら。
さよなら。
50:08

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