敬和キャンパスレポ、この番組は、新発田市富塚にある敬和学園大学の大学生が、大学に関わるイベントや人、新発田のことなどをテーマにお届けします。
敬和キャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、敬和学園大学の提供でお送りします。
皆さん、こんばんは。この番組は、敬和学園大学から大学のことや新発田、新潟のことを伝える30分番組です。
今日の進行は、国際文化学4年のドモ・ミヨンと、
国際文化学4年のチルネ・ショーア・マリアです。どうぞよろしくお願いします。
今日は、サイバーセキュリティをテーマに新潟県警の担当の方にお話を伺うシリーズの4回目です。
今日は、また別の話題で、新潟県警察サイバー犯罪対策課から山内好美さんと関窪香さんにお越しいただきました。
今日の収録は、新潟県警の寄附講座、サイバーセキュリティ入門の授業の後においでいただきました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お疲れ様でした。
では、私、チルネ・ショーア・マリアからお二人のプロフィールをご紹介させていただきます。
まず、山内好美さんです。
山内さんは、平成16年に警察官になられて、交番勤務等を経て、平成21年から生活安全部の捜査員として従事し、平成29年からサイバー犯罪対策課勤務となっています。
はい、よろしくお願いいたします。
お願いします。
私、実は、K-WAキャンパスレップは3回目の出演になります。
そして、どんもんさん、マリアさんには、県警サイバーボランティア活動に参加していただいているので、毎年一緒に活動する機会が多く、本当にいつも感謝しています。
私たち仲良しですよね。
そうですよね。
今日も本当に楽しみにしてました。
吉美さんって呼んじゃったりしてね。
下の名前で呼んじゃってるんだもんね。
私もマリアとか、ミオンとか呼ばせてもらってます。
呼んでもらってます。
とにかく、やらせてもらっています。
続いて、関まどかさんについてです。
関さんは、平成29年に警察になられて、佐渡での地域化勤務等を経て、令和4年に新発田警察署の生活安全課に勤務し、今年度からサイバー犯罪対策課勤務となっています。
関さんは、学生時代に新潟県警のサイバーボランティアもされてたんですよね。
お二人の先輩に当たるんですけど。
私はもともと警察官になりたいなという気持ちがあって、新潟大学に在学中、サイバーボランティアという活動を知って取り組んでいるうちに、
警察のサイバー犯罪対策課に勤務したいなというはっきりした目標を持って、今サイバー犯罪対策課というところで勤務することができるようになりました。
今後は皆さんのサイバー天間に対する防犯意識の向上につながるようなことをしたいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
お願いします。
今日はお二人とも女性の警察官で珍しいというか、なかなかないと思うんですけど、警察って女性でも働きやすい環境って整ってるんですか?
私は実際に子供3人育児してるんですけども、勤務時間の朝と夕方、少しずつですけど部分休業制度を利用させてもらって、遅く出勤して早く体調をさせてもらって、何とか仕事と子育ての両立をさせてもらってます。
今は警察も各家庭環境にあった様々な制度がありまして、本当に利用しやすい環境です。家庭環境に合う職場の配置など考慮してもらえる点も魅力です。
ぜひ興味をお持ちの方は新潟県警の公式ホームページにアクセスしてください。
山内さん、関さんと私たちは、2024年10月の情報セキュリティワークショップin越後湯沢でもスタッフとして一緒に活動させていただきました。
そうですね。この活動は本当に2泊3日の期間で、情報セキュリティワークショップの準備、スタッフ運営、本当に忙しいですよね。バタバタなんですけども、そんな中でも一緒に宿泊とか来るのちょっとした時間に間大人数で手持ち花火もしましたし、楽しかったです。
さて、今日は副業や闇バイトをめぐる問題がテーマです。いずれも私たち大学生がうっかり引っかかってしまうトラブルだと思います。まず副業から始めたいのですが、副業というのは本業のほかに別の仕事をするということだと思いますが、そこでトラブルが起きてしまうというのはどういうことなのでしょうか。
はい。副業は先ほど言われた通り、本業のほかに天いている時間でお金を稼ぐことですね。大学生だとバイトを主にしていると思うんですけども、その隙間時間にもう一つバイトをするみたいな考えでいいと思います。
単発みたいな。単発とか、本当隙間時間を活用してちょっとだけお金を稼ぐとか。そういうのも副業って言われます。副業といってもですね、仕事内容が様々です。トラブルにつながりやすい副業内容というのは、SNSや動画広告、インターネット検索の副業サイトで募集している仕事がほとんどです。
例えば有名企業や信頼のおける会社の公式サイトからの応募であれば、トラブルは起きにくいと思うんですけども。じゃあドモンさん、インターネット上の情報っていうのは、本当様々な情報ありますが、すべて信用できるものでしょうか。
ドモン 私これ実感というか実際に自分でも体験して、大手企業からメールが来て、なんか大能してますよとか。大手の名前を使えばクリックして開かれると思われてて、いやこれは嘘だみたいな。まず払ってないし、この企業使ってないし。だから全部は信用ならないと思います。
ヤマダ フィッシングとかよくメールくると思いますけど、それが本当にその会社なのかどうかっていうのは調べないとわからないことなので、本当そこら辺は要注意で。さすがドモンさんですね。フィッシングメールの他にも偽情報とか誤情報たくさんインターネット上にはあります。
ドモン 私いつも言わせてもらってるんですけども、インターネットはすごく便利でメリットもたくさんありますよね。なんですけど一方で犯罪者にとっても犯罪が簡単に行える手段となります。インターネットで偽情報をアップすることは簡単ですよね。そして世界中に広めることも簡単です。
でもその今言ったことをリアル天間でやれるかというと無理ですよね。そうなんです。あともう一つ犯罪を行いやすい理由があるんですけども、なんだと思いますか?
マリア 犯罪を行いやすい理由ですか?
ドモン リアルだと難しいけどインターネットだと簡単にできる。
マリアさん思いつけますか?
マリア 食いつきやすい。
マリア 食いつきやすい。そうそうその通りです。
マリア インターネットだと興味のある人にアクセスしてもらうことができます。ということはリアル社会で興味ある人を探すのって難しくないですか?
マリア なのでインターネットでは興味がある人が自らアクセスしてくれる。ということは待ってればその人から連絡が来るということになります。
マリア そして興味があるので前のめりに話を聞いてくれるし、言葉巧みに信頼させることも簡単になってきて、騙しやすくなるので。
マリア 今回のテーマは副業なんですけども、今の話は犯罪のすべてにおいて共通するので、儲け話には注意が必要になります。
マリア なるほど。じゃあ実際にはどんな副業に応募することになるんですかね?
マリア 実際にはですね、皆さんがよく利用しているSNSや動画広告、インターネット検索等で見つけた副業サイトで、
マリア いいねを押すだけ、スタンプを送るだけ、スクリーンショットを撮るだけ、動画を見るだけなど誰でも簡単な作業、タスクで稼げる副業に応募し、被害に遭ったという相談が新潟県警にも多数寄せられています。
マリア 私もこれ見たことあります。インスタのストーリーとかで広告が流れると、映画を見るだけで何万稼げたみたいな、私も見たことあります。
マリア でもあからさまだから、それをクリックしないですけど、
マリア さすがですね。さすがボランティアは違いますね。
マリア ね。じゃあ実際にこの副業をやろうと思って応募すると、どんなトラブルに遭っちゃうんですか?
マリア 実際に応募すると、指定された動画をスクショしてということで依頼が来るんですけども、スクショを取って送信するとですね、一件数百円の利益が本当に自分の口座や電子マネーで入金されます。
マリア 一回利益が入っちゃうんですね。信じるかも。ちゃんとお金入るじゃんと思ってやっちゃうってことですよね。
マリア えー怖い。信じちゃいますね。
マリア 本当に人間の心理をついてくるこの犯罪の手口なんですけども、実際に利益を得られるっていうのが要注意なんです。
マリア またアプリ上で利益が出ているというのも要注意になります。この手口を知らないとやっぱり信じてしまう人もいます。
マリア 信じてしまうと犯人の思う壺になってしまいます。
マリア 一つの具体例なんですけども、タスクを進めていると4人一組のチームで高額報酬タスクをしないかと誘われます。
マリア 参加したくなりますよね。信じているので。参加することにしました。
マリア そしてタスクを進めていると、チーム内の誰かがミスをして失敗した。連帯責任だから損失分として数十万円の支払いをしてくれる。
マリア 信じる。
マリア とお金を要求されたりします。また支払わせるために次のタスクで支払ったお金は取り戻せるからと言われます。
マリア 県警の公式Xでも、流行りの犯罪手口など、注意喚起情報をポストしています。フォローしていただければ、犯罪被害防止対策になります。
敬和キャンパスレポ
お届けした曲は、ポルノグラフィティパートタイムラブアフェアでした。
さて、きょうの敬和キャンパスレポは、サイバーセキュリティをテーマに新潟県警の担当の方にお話を伺うシリーズの4回目。
サイバー犯罪対策課から山内好美さんと関窪香さんにおいでいただいて、副業や闇バイトについての問題を伺っています。
後半もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ここまで、ネット上にある副業の甘い言葉につられて、トラブルに巻き込まれるという事例についてお話を伺いました。
私たちも気をつけていきたいと思いますが、SNS上で使われているキーワードで、このあたりを気をつけてほしいというポイントを教えてください。
先ほども言わせていただきましたが、いいねを押すだけ。スタンプを送るだけ。スクリーンショットを撮るだけ。動画を見るだけ。隙間時間で稼げる。
誰でも簡単な作業で稼げる。そんなモーカルっていう魅力的なワードは、詐欺の可能性があるので注意してください。
実際にトラブルに巻き込まれそうになったら、消費生活センターや警察に相談するということになるでしょうか。
相談先は主に2つあります。
まず1つ目は、消費者ホットラインいやや188番です。
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センターなどをご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
もう1つは警察相談電話、シャープ9110です。
生活の安全に関わる悩み事や困り事など緊急でない相談を警察にする場合は、全国統一のこのシャープ9110、シャープ900等番ですね。
こちらをご利用ください。もちろん警察署に直接ご相談いただいても構いませんのでお願いいたします。
シャープ9110ですね。
続いて闇バイトについてですね。
連日闇バイトに応募した結果、犯罪を犯して逮捕されてしまった若者のニュースをよく見ますけど、被害も深刻なケースも多くて、犯罪を実行した若者に同情するべきかも迷います。
実際にはどのような形で闇バイトに応募してしまうことになるのでしょうか。
SNSのホワイト案件、高額報酬、即日即金などというワードで投稿しているアカウントとやり取りをして、テレグラムやシグナルといった人癖の高いメッセージアプリがありまして、そちらのやり取りに誘導されます。
ちなみにドモンさん、お金が欲しいってSNSに投稿したり見たことってありませんか。
投稿自体はないんですけど、お金が欲しい人集合みたいなのはよく見ますね。
そうなんですね。やっぱりこういうのって若い方の方がよく見ると思うんですけど、そういうふうにお金が欲しいとかそういう投稿するとですね、仕事を紹介するなどと犯罪者が近寄ってきてしまうので気をつけていただきたいなと思います。
最初はですね、警察だとにはならないから安心してねとか、これだけお金が儲かりますと言って、安心させて犯罪に引きずり込もうとしてくるので。
あとその後ですね、自動車運転免許証だとか学生証だとか、そういう身分証明書の画像をスマートフォンで撮影して送るように要求されて、その身分証明書っていうのが犯罪者の手に当たった途端に家族を襲いに行くぞとか、身分証明書をネット上にばらまくぞっていうふうに脅迫してくるっていう流れになってしまうんですね。
県内でも新潟市内の買取専門店に闇バイトから応募した20代の男が刃物で転用を脅して現金を奪おうとした強盗未遂事件っていうのがあったんですけども、こちらお二人ってニュース見たことあります?
これ見ました。
そうなんです。これも結構全国ニュースになったりしてたんですけど、結局この男今逮捕されていて、今裁判中なんですけど、裁判の中で応募した一番の動機はお金に困っていたからだとか、闇バイトっていうのはSNSのXで知りましたとか、あと連絡はテレグラム使ってました。
強盗すること自体は買取店に到着する約10分前に知ったということで、報酬も5万円だと言われていたってことでかなり安いんですよね。
本人もやっぱり今考えると割に合わないとか思うんですけども、その時指示役からは殺すぞとか死ぬかやるかどっちだっていうふうに脅されたっていうふうに話してたっていうことを裁判で言ってるそうなんですね。
命に関わることですよね。
逃げられないってことですよね。
かわいそうっちゃかわいそうって感じ。
脅されてしまうんですよね。
本人が闇バイトっていうふうにやってる認識なんですけど、バイトっていう言葉ってすごい軽いと思うんですけど、実際行ってるのは強盗であって、とても重い刑罰の犯罪なんですよね。
強盗して被害者が亡くなってしまった場合っていうのは強盗致死罪っていう罪になるんですけども、もし被害者が死んでしまうと強盗致死罪で死刑または無期懲役になります。