映画の概要
皆さんこんにちはおーばです。今回は映画ロボットドリームズ、こちらについてお話してみたいと思います。
11月8日から公開となりましたこの作品。スペインのパブロ・ヴェルフェル監督による長編アニメーション映画です。
えっとこの作品、舞台は1980年代のアメリカ、ニューヨーク。
そしてこの世界の中ではですね、人間は一人も出てこず、擬人化された動物たちが活躍しています。
トモとジェリーの世界と言いますか、2本足で歩いて、服を着て、
仕事をしたりとか、学校行ったりしたりもしてるんでしょうけれども、まあそこのあたりの描写はね、あまりないんですけれども
主人公は犬ですね。で固有名詞が一切なく、ドックと郵便受けには表示されていました。
ピーターとかね、ジョンとかそういった名前は出てこないですね。 まあ名前が出てこないというのもですね、この映画
セリフは一切ありません。 ワーとかキャーとかいう叫び声ぐらいはあるんですけれども、いわゆるセリフ、会話というのは一切ない。
あるのはそういった叫び声とか、あとねBGM、音楽あれば歌は流れますけれどもセリフは一切なし。
なのでまあどちらかというとサイレント映画に近いような感じですね。
主人公はこのドックともう一人というかもう一体、彼が通販で買ったロボット。
このロボットも固有名詞はないです。 見た目がね旧式な人間型のロボットですね。
基本物語はこの2人の日々を追っていくという流れになります。 もともとこの主人公のドックは非常に孤独で友達もいなくて、
自分のアパートの一室でテレビ見るかテレビゲームをするか。 80年代ですか非常にあのシンプルな初期のテレビゲームですね。
自分が子供の頃やってたようなそんな感じのね。 シンプルなゲームなんですが、本当は2人で対戦するけれども一人で両手を使ってね操作してやってるような。
そんな孤独な日々を送ってるんですが、たまたま見たテレビ通販でロボットを買えますというので申し込んで送られてきたロボットを組み立てて。
技術レベルがどうかというのはよくわかりませんけれども、 説明書通り手足をくっつけて回路を接続してスイッチを入れるとロボットが動き出す。
ロボットも喋らないんですけれども意思疎通はできる。 かなりね人間っぽいキャラクターなんですけれども。
このロボットが来てくれて、そのおかげでドックは 孤独から解放されて、2人で遊びに行く、2人で散歩する、2人で食事をする。
最初ねロボットはまだまだ動きがぎくしゃくしてるんですが、だんだん慣れていく。 そういったね2人の仲がいい共同生活をずっと描いていく。
である日2人で海水浴に行くんですけれども、 そこでこのロボットがバッテリーが切れてしまって、
目とかね頭部ぐらい動かすぐらいの電力が残ってるんですが立ち上がって歩くとか一切できない。
ドックは何とか引きずってでも連れて帰ろうとするんですが、重すぎて全くドックの力では動かない。
そしてそのうちにその海水浴場がシーズンオフとなって閉鎖されてしまって、 翌年の6月1日まで近づくことすらできなくなる。
さあそれからこのドックとロボットはどういう日々を過ごしていくのか、そして
再会することができるのか、どういう結末を迎えるのか。 そういったね話を一切のセリフなく淡々と、でも時々クスッと笑わせてくれたりしてね。
なかなかね楽しいんですけれども、 絵柄がね本当にシンプルで線の少ない昔風のアニメなんですけれども、
キャラクターの感情表現
それでもキャラクターの表情はきちんとね描写されて、 セリフがなくてもそれぞれのキャラクター、もちろんあのロボットとドック以外、他にもねいろんなキャラクター出てきますけれども、
そのキャラクターたちの感情はよくわかる。 セリフがないからといってストーリーがわからないとか意味不明とかいうことが一切ない。
もちろんシンプルなストーリーにしているとはいえ、 ここまでわかりやすく作ってもらえるということは、今作品によっては何でもかんでもセリフで説明してしまう
稽古が多いですよね。ドラマであっても映画であってもアニメであっても。 セリフが全くなくてもここまできちんと理解することができる。
そしてキャラクターに感情移入をすることができる。 こんな素晴らしいね、
映画を作ってくれるというのは本当にね、 感動しましたね。
アニオタの自分が言うのもあれなんですけれども、 今の日本のアニメってほぼアニオタ向けにしか作ってないじゃないですか。
アニオタ以外の一般の観客が見るということはないとは言いませんけど、多分非常に少ないわけですよね。
でもこのロボットドリームズ、アニオタも見るかもしれませんけれども、 普通に一般の観客の方が多分見てくれるんじゃないかと。
だってぱっと見ね、絵柄だけ見たら今の日本のアニメとは全然違う。 古臭く見えてしまうような、
線の少ないキャラクターデザイン、あるいは背景描写。 でもね、見てしまうとね、
こんなにね、シンプルな絵柄でセリフもないのに、こんなに豊かな時間を過ごすことができるとはね。
本当にね、映画館で見てよかったなぁと思いました。 上位時間は1時間42分で、
まあね、長すぎず短すぎずちょうどいい感じだし、 いずれね、配信とかもあるかもしれませんけれども、
ぜひね、映画館のスクリーンでじっくりとこの作品をね、 堪能してもらいたいと思います。
ただ一つネックなのは、 上位している映画館の数が少ないんですね。
えっとね、現時点で自分が住んでいる福岡県内でも上位しているのは3箇所。
しかもね、北九州市内では1箇所もやってないんですね。 で幸いね、北九州市の隣の仲間市にある
ユナイテッドシネマ、こちらで上位してたので見に行くことができたんですけれども、
まあ全国的にね、決して上位関数が多くないんですけれども、 見れる環境にある方はね、ぜひ
映画館に行っていただきたいと思います。 はい、そういったわけで今回は映画
ロボットドリームズ、こちらについてお話しさせていただきました。 それではまた。