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3天満一に載っていた貧困のある精神ですよね、本田克一さんに、そこで気づくわけですね。
もちろん当時すでに、ホンカツ氏といえば、押しも押されもせぬジャーナリストだったわけですけれども、
もう朝日新聞は退職しているのかな、だから3天満一に書いているんですかね。
ともあれですね、それを読んで、ふーんとか思って、興味を持ち、
そうですね、中学生ぐらいから朝日文庫の派手な想定の本田さんの記事を、文庫をたくさん読みましたよね。
殺す側の論理、殺される側の論理とかね。
あとルポも読みましたけど、ルポには僕はあんまり興味は引かれなかったかな、アメリカ合衆国とかね。
一番有名なのは中国の旅とか、戦住民の話とかが一番出世作になるんですかね。
僕が読んでいたのは、やっぱり殺す側の論理、殺される側の論理とか、
公内暴力みたいな話、子どもたちの暴力の話のやつ、あれが殺される側の論理だとか、いじめとかですよね。
そういう問題を描いているのが好きでしたね。めっちゃ読んでましたね。
あと日本語の作文技術ね。これ未だに売れてるらしいですけど、論史明快で、なるほどなと思って読んでましたよね。
そこからちょっとずつ、例えば筑紫哲也さんの本を読んだりとか広がるんですよ。
後に新聞記者になる、ちょっと片鱗がね、その辺で見えてくる。
私あれですよね、父が死んで、新聞記者なんて仕事はろくでもないなって思ってたんですけれども、結局新聞記者になっちゃってるんですけれども、
そこにはその祖父の家の与えた影響が大きいでしょうね。
私は別に祖父から直接、こんな本田克一っていう人がいるんだよみたいなことは一度も言われたことないし、
多分祖父は本活には全く興味ないですね。全然好きなタイプではないと思います。
が、私は自由に雑誌を読む環境にいたので、その中で勝手にピックアップして、
当時、ちょうど中二とか中三とかになってくると、ニュースステーション見ろとかって塾でも言われてたし、
湾岸戦争とかあって、世界の情勢とかに興味が出てくる中でベルリンの壁が崩壊していくとかね、
いう中で、そういう雑誌に書いてあるようなこともすごく興味を持つようになって、結構国際ニュースもいっぱい載ってますもんね。
それこそよく言うんですけど、キムヒョンヒさんっていう大観航空機爆破事件ってのがあって、
その犯人がキムヒョンヒさんですけれども、北朝鮮のスパイなんですよね。
に関してキムヒョンヒの下着は花柄だったみたいな、そういう記事が載ってたりして、
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ゲスって言っちゃそれまでなのかもしれないですけれども、
引散な爆破事件なんかね、当時やっぱり韓国、北朝鮮って本当に戦争の尾がまだ全然引いていて、
しかも韓国も軍事独裁政権だったりしたから、非常に血なまぐさい、暗いイメージあったんですよ。
中で、そういう花柄の下着みたいなのっていうのが非常に印象的だったんですよね。
そういうところから描き出されるものがあるっていうのは、当時すでに感じ取っていたところがあったかな。
いわゆる後半の新聞記事みたいなのも、もちろん大事だと思いますけれども、
よりはやっぱりそういう人間を描いている記事みたいなのが好きだったですね。
本活の影響はやっぱり大きいな。
ベトナムの枯葉剤の仕様とかもそこで知ったわけだし、なんじゃこいつらって思ってましたね。
それを決定づけたのが、油まみれの水取りってやつで、
ワンガン戦争の時に繰り返しテレビの画面でも流れていた油まみれの水取りが別に戦争関係なかったっていうプロパガンダなんですよね。
広告代理店がうまいこと入って、いかにも自然を破壊する本当に愚劣な行為をやっているのがイラクだっていう印象づけをした。
イラクが愚劣なのは別に間違ってもいないんだけど、そういうやり方で印象づけようとしている。
そういうのを知って、いやいやこれはあかんだろうと、やっぱり本当のことが知りたいわっていうようなことに対して
すごく強い興味を持ち出したのが中学生の時だと思いますね。
だけど高校まではあんまりそこもちょっと微妙な感じで、高校入ってからはブルーパックスとか読んでたんですね私ね。
なんかちょっと理系に憧れあって、やっぱりパソコンやってたっていうパソコンって言ってもMSXっていう何度も言いますけれども、
パソコンというベタしろものじゃないっていう人もいるようなもんですが、なんかね理系に憧れあったんですよ。
プログラミングしたかったですね。だから自分の小遣いで買った本としてはプログラミングの本ですね。
ASCIIから出てたような本を買ってましたね。
だから私マシンゴーとかも挑戦してましたし、マシンゴー書いてましたもんね自分でね。
難しいんだよ、コールとかジャンプとかそういうレジスターに値を入れてみたいなのやってましたもんね。
結局体制することはなかったんですけれども、プログラマーに憧れあって勉強してましたね。
ただこれもよく言うんですけれども、高校2年の時に物理のテストで5点取って、これあかんわと。
合ってた5点もうって書いてあったけど、ああいうのうだけがあったんで、これあかんわと思ってスパッと文系にしたんですけれども。
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まあ知ってたんですよ。しっかり国語と社会得意だったしね。
だけどなんか自分にちょっと嘘をついてたというか、やってみようと思ったんですね。
そういうようなことがあったり。
ブルーバックス読む、高校の時はやっぱり歴史も読んでたな、柴梁太郎とか。
柴梁太郎とにかく夏休み、高1の夏休み、ひたすら柴梁太郎の全集を、
スタッフ図書館にあったものを片っ端から読み漁るっていうことをやってましたね。
部活もあったんで、そんなに時間たくさんなかったですけれども、空いてる時間はそんなことをしてたな。
あとゲームね。
本っていうと、でももうそっから先は多分参考書とかになっちゃうんだよな、高3とかもな。
ひたすら受験勉強してましたからね。あんまり本を読むような余裕はなかったかな。
大学に入ったら入ったで、大学って講義で本が必要になるから、これを読まなきゃいけませんみたいなね。
高い教授が書いた誰も読まないような本を買わされるんですよね。夕日書くとこから出てるやつをね。
なんなんですかね、あれ。
後にアメリカン大学に留学した時に、教科書とか全部1年経って使い古しの、ユーズドの古本を
大学がまとめて新入生に売るみたいなシステムがあって、リサイクルシステム。あれ良かったですね。
新品が欲しければ別に新品も買えるんだけれども、書き込みとかもあるような、ちょっとヨレたような古本だったら本当に安く買えるみたいな。
もちろん私はそれで買いましたもんね。
あのシステム、いまだに日本の大学って多分取り入れてないでしょ。新しい本みんな買うでしょ。
いやそれはその印税で大学の出版会とか教授なんかは売るんでしょうけれども、ダサくないって思いますけどね。
そんなふうに言わないほうがいいのかな。本も高いもんな。
元から大学の教授の書く本って高いですよね。図書館に入ることしか想定していないような根付きをしてるんですよね。
しょうがないのか。でも大学教授って別に本出すことによって生計を立てるわけじゃないでしょ。
赤川二郎じゃないんだからね。赤川二郎ってあんまり読んだことないんだよな。ちょびっとだけ読みましたけどね。西村京太郎とかね。
探偵ものは好きだったんですけどね。
そうですね。だけどミステリー、そんなに熱心な読者でもなんでもなかったかな。
今思うんですよね。全然本を読まなくなっちゃって。本を読むことのハードルが高いじゃないですか。
こういうのをグッと下げてくれるような本っていうのがあって。
ナルセは天下を取りに行くみたいな、たぶん子供というか中高生でも楽しく読める小説だと思いますけれども。
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あれぐらいだとやっぱりすごい読み進めやすいなっていう感じはありましたね。
ああいう小説をもっと読むべきでしょうね。難しい本ばっかり読んでるからな。仕事に迫られて読んでるのが多いからな。
それがダメなんだっていうことは指摘されてましたよね。最近ね。
耳から入れるっていうこともたくさんしてますけども、もっと先が知りたくて進めて読んじゃうみたいな経験。
この間もゲームオブスローンズの原作の小説を読んだんですけど、火と水の国がどうやらこうやら全然ダメだったな。
物語は絶対面白いはずなんですけど、物語を読めなくなっている自分がいますよね。
今ジョン・アービングとか読めるのかな。ちょっと人間として劣化している感じがどうしてもしてますよね。読者するぞ。