1. 奏でる細胞 MUSIC & SCIENCE PODCAST
  2. 2-22.共通テーマ「スポーツ」..
2023-10-06 41:54

2-22.共通テーマ「スポーツ」ゲスト あかぎんとのスポーツ談義とタツさんの大学講義「細胞が教えてくれる大切なこと」をそのまま公開収録 #科学系ポッドキャストの日 合同イベント 

2-22.共通テーマ「スポーツ」あかぎんとのスポーツ談義とタツさんの大学講義をそのまま公開スペシャルゲスト 赤木紀之さん(あかぎん)

#科学系ポッドキャストの日 合同イベント 

イベントホスト サイエンスラバー https://twitter.com/scilover_radio #サイラバラジオ

福岡工業大学 赤木研究室HP https://www.t-akagi-lab.com/

赤木 紀之(あかぎただゆき)博士(医学)

福岡工業大学 工学部 生命環境化学科 教授 

赤木さんのブログ https://www.t-akagi-lab.com/akagi-lab-blog


赤木さんのTwitter https://twitter.com/tadayuki_akagi


赤木研究室グラレコ by安積 津友香 さん https://azumi-tsuyuka.hp.peraichi.com/


ロゴ by サイエンスイラストレーターSara Kobayashi https://sarakoba.com/scientific-illustration


1)初の日本での収録は福岡工業大学から!2)あかぎんの得意スポーツ 器械体操と伸身後方宙返り3)赤木さんを例え続けたあの天才ゲームメーカーがまさかの引退発表4)タツさんのセミナー大公開5)サーモンのような人生6)多様性の話と科学が人をつなげること7)少しづつ自分を変えることで受け入れよう

Spotify https://spotifyanchor-web.app.link/e/XSNhlA1Epyb

科学教室の先生タツ&ゆりかさんが語り合う番組「奏でる細胞」はアメリカのインディアナ州から発信しています。 ゲストを迎えて語るコーナー「奏で人に会いたい」。 漫才形式で学ぶ細胞共生説 「水戸カルと神タツ」シリーズも好評発信中です。 この番組は親子科学教室と猫カフェの応援により放送しています。 リスナーからの感想お待ちしています! 

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(お便りはこちらフォームから受け付けています )

Twitter:  https://twitter.com/tatsukono   

#奏でる細胞


はたなか内科・糖尿病クリニック ⁠https://hatanaka-naika.com/

00:03
こんにちは、タツです。今回はですね、科学系ポッドキャストの日イベントということで、約20番組の科学系ポッドキャストが同じテーマでお話しするイベント会になっております。
今回のホストはですね、サイエンスラバーになっておりまして、今回のテーマがスポーツということで、スポーツについて語り合いたいと思うんですけれども、スペシャルゲストに来ていただいております。福岡高大の赤城さんに来ていただきました。
皆さんこんにちは、赤銀ことUJ理事で福岡工業大学の赤城です。お久しぶりです。
しかもですね、今回リアル録音ということで、なんとカナデル細胞初の日本収録になっています。
はい、今回スペシャルゲストを紹介されましたけれども、実はタツさんが日本にお越しいただいて、タツさんが福岡工業大学に来ております。この収録は今、福岡工業大学の会議室の中で行われております。
すごいですね、すごい立派な大学で、僕も入ってきてすごい綺麗で、池とかがあって緑も綺麗で。
まだ着任して3年目、4年目ぐらいですけれども、いろんな大学回ってきましたけれども、こんな綺麗な大学が私立大学であるなというのが初めて知って、すごくびっくりしています。素敵な大学です。
本当に素晴らしい。そこで今回テーマがスポーツなので、前回赤城さんに参加してもらったときに、僕たちはスポーツの話を結構したと思うんですけど、あれの続きをやりましょう。
まず赤城さんが高校時代にやっていたスポーツ、観戦するのも大好きと言っていたのは?
はい、機械体操でした。
機械体操ですよね。
ちょうど僕が高校時代は、池谷幸男とか西川大輔、そのあたりの高校生コンビがオリンピックに出た、そういう時期で、若い世代がオリンピックに出てこんな綺麗な体操をするんだというのをすごくワクワクしながら見たのを覚えています。
それで自分もやりたいと思った?
そうですね、私自身も、うちの高校の体育の先生がやっぱり体操の専門の先生だったので、その方に直接教えをいただいて、頑張って中外裏とか、後方進進中外裏とかやってました。
いやー前の回を聞いてほしいんですけど、最初にね、やっぱり生命科学者として、タダユキさん赤銀に来ていただきましたって言って、好きなスポーツだって言って、後方進進中外裏をやっていたっていうね、新しい側面を見て。
珍しいですよね。サッカーとか野球とかではなくて、機械体操って珍しいと思います。
しかも僕が日本に来たこのタイミングで、小野真司選手が引退を本気限りで引退されるということを発表しました。
03:04
はい、まずはね長いこと本当にお疲れ様でしたというところですかね。スポーツ選手はやっぱり体が資本ですからね。色々体調に注意しながらコンディションを整えて試合に出てられたのかなと思います。まずはご苦労様でした。お疲れ様でした。
お疲れ様でした本当に。僕は小野真司選手がすごい大好きで、赤銀さんを研究者界の小野真司選手ってずっとずっと例えてるんですよ。
ありがとうございます。恐縮です。小野真司さんに申し訳ない気がしますね。
パスが優しいですよ。まず日本で活躍して、そして海外で活躍してまた日本に戻ってきて、そして若い選手に色々教えている小野真司選手の優しい感じでコンサートオリンピックに戻ってからもすごいチームを引っ張るというか、
プレーもしながら若い人たちに持っているものを教えていくという姿勢が赤銀さんに重なったんですよ。
恐縮です。ありがとうございます。
カルフォルニアで世界の最前線のようなところで研究を頑張って、そこで得たものを福岡高大で学生さんたちに伝えている。これは伝わっていたんですよね。
ありがとうございます。
小野真司選手はまさかこのタイミングで引退。僕がリアルタイムでニュースで引退発表を見ると。残りまだシーズンありますけど、ぜひ応援して最後までね。
おそらく引退後はプレーヤーとしてではなく、今度は指導者であるとか、あるいは新たな発掘であるとか人材育成とかそちらの方にぜひ行かれるのかなと思ってますけれどもね。
このくらいの年になってくるとやっぱり選手が、一流の選手が現役を終えるところも印象的ですけど、終えた後に人生をどう、その後の人生をどう輝かせていくのかっていうのもすごく興味があって。
そう思いますよね。
あれだけの選手なんで、そこもこれからちょっと気になってきますよね。
そうですよね。やっぱりスポーツ選手は若い人が育てば育つほど年齢の上の選手の方がどうしても不利になってしまいますから、どっかのタイミングで若手に譲ってあげないといけないというところがありますから。
きっとおそらくね、小野選手も今がそういうタイミングだったのかなとご自身で気づいて。
で、ご自身はご自身で新たなキャリアステップ、キャリアステージに入っていくのかなと思いますよね。楽しみですよね。
いやー楽しみです。赤木さんさすがです。
ありがとうございます。
ということで今日はスポーツの話題から入りましたけれども、この後はどうなっていくでしょうか。
この後はなんとお楽しみ、辰さんによる講演、辰さんによるセミナーを我々復興大の学生、主に4年生、3年生の皆さんにお話ししてもらおうと思います。
06:01
タイトルは覚えてますか、辰さん。
細胞が教えてくれる大切なことですね。
そうですね。すごく楽しみにしております。
大塚さとるさんが考えてくれたんですけど、届け君の心にATPですね。
届け君の心にATPですね。
辰さんの講義をですね、収録して、公開収録ですね。一発撮りで。
すごいですね。初めての試みですね。
普通の人もですね、大学で辰さんがこんな講義をしているというのを聞けてしまうということ。
これは見逃せない、聞き逃せない講義ですよ。
いつも通りやれるかな、平常心で。
学生たちにもしっかり質問してもらわないと困りますね。
じゃあ頑張ってみますね。
では皆さん、この後講義がスタートします。お楽しみください。
お楽しみに。
それでは時間になりましたので、今日のセミナーを始めていきたいと思います。
赤城健としては実はこういった外部講師を呼んでセミナーをするというのは今回が初めてで、第1号が河野辰さんです。
おそらく自己紹介はこの後されるかと思いますけれども、僕と辰さんとの関係性を簡単に紹介させてもらうと、
僕は大学の教員であると同時に、一般社団法人の海外日本人研究者ネットワークというメンバーになっていて、
それは何をしているかというと、大学院生とか若手の研究者をどんどん海外に留学してもらいましょうね、
そういう後押しの活動をしている、そういうUJAという団体があります。
そういう団体に僕が入っていて、その団体のメンバーの構成員が河野辰さんでした。
実は今日来ている鶴島さんもこういう活動にすごく興味を示してくれていて、鶴島さんもUJAの活動の手伝いをしてくれているところです。
今日は辰さん、たまたま熊本に仕事で来られていたので、今日は熊本からこちらの大学に来てもらって、
今日終わった後、この後また熊本に帰られるそうです。
さて、これ公開収録と言いましたけれども、辰さん実は後でお話しすると思いますけれども、
ポッドキャストで結構音声配信、いろんな人を呼んで音声配信をされていて、
僕自身もそれに出演したことがあって、スポティファイとかなんか、そこで音声配信をしています。
今回は辰さん自身のセミナーをここで今録音しておいて、後日スポティファイで音声配信するということですので、
今日の様子はずっと音声で録音させてもらいます。
おそらく皆さんこの後積極的に質問、質疑応答あると思いますけれども、そちらも録音してよろしいですかね。
録音されることになると思いますので、ぜひスポティファイデビューしたい人は名前を言って質問してください。
はい、じゃあ今日は辰さんよろしくお願いいたします。
奏でる細胞
奏でる細胞は、サイエンスと音楽を愛する二人がアメリカ、インディアナから楽しく奏でるようにおしゃべりする番組です。
09:08
この番組は地域医療に貢献し、皆様の一番近くにいるホームドクターを目指す。
はたなかないか。糖尿病クリニックのスポンサーズでお送りいたします。
はい、ありがとうございます。奏でる細胞というポートキャストをやっております。
いろんな配信を実はアメリカのインディアナからやってるんですけれども、初めて日本から配信するというチャンスをいただきました。
赤木さん、本当に呼んでいただいてありがとうございます。
今日何を皆さんに話そうかなと思ってるんですけど、僕たち奏でる細胞っていう名前を付けたのは、細胞の声を聞くという研究をしてますので、
それを聞いて細胞っていろんなことを教えてくれるんですね。
それを皆さんに伝えたいなと思ったのが一つと、あと僕はアメリカに15年前にアメリカに来ました。
なのでアメリカで生活していて気づくことを皆さんにお伝えして、皆さんがアメリカに行った時に僕がした同じ失敗を繰り返さないように、
そしてより楽にアメリカに適応できるようにというコツを伝えられたらいいなと思うので、何か感じていただければと思います。
まず最初に自己紹介させていただくんですけど、僕の大好きな生き物に鮭というのがありますね、サーモンですね。
2つの理由で好きなんですけれども、1つ目は美味しいということですね。
2つ目はですね、2つの環境に適応できている。
サーモンって最初川でピュアウォーター、淡水で生まれます。
そしてある時海に出まして海水、塩分のところで生きるんですね。
でまた淡水に戻ってきて卵を産んで次の世代に受け渡すということをするんですけど、多くの魚が生きれるわけじゃありません。
なぜサーモンだけがこうやって生きれるか皆さんご存知ですか。
エラにですね塩類細胞という細胞があります。
塩類細胞は塩を体の中に入れたり外に出したりするんですけど、すごい敏感に塩分濃度を感じ取って、
彼らのエラの細胞の形が変わって塩が多い時には外に出してあげる形。
塩がない淡水では塩を体の中に入れるような形になるんです。
こうやって敏感に環境の違いを感じ取って、そしてそれに合わせて体を作り変えるんですね。
でも全体を変えるわけじゃないんですよ。
エラのちょっとした細胞を変えるだけで適応できるんです。
これすごい生き物がくれている進化の適応のヒントだと思うんです。
なんかアメリカとかにバーンって行った時に、自分全部を変えなきゃいけないみたいな恐怖感ないですか。
12:04
大丈夫です。一部を変えればいいんです。一部を敏感にすればいいと思うんです。
それを後で説明させていただきます。
僕実はアメリカ生まれなんですね。
3歳までアメリカにいました。
父が工学部の研究者で博士をアメリカで取るために行ってました。
その時に僕生まれたんですね。
その後日本に来まして3歳から博士課程まで日本で過ごして、
その後アメリカに戻って子育て、3人の子育てをしています。
僕が幸せなのはこの家族のおかげなんですけど、
こういうサイクルがサーモンとまさに一緒なんですね。
アメリカから生まれて日本に来てまたアメリカに行っていると。
僕、研究の話をちょっとすると、化石が大好きな、恐竜が大好きな子供でした。
僕が大学に入ったあたりがウモウ恐竜が出てきまして、恐竜は蝶類に進化した。
ということはずっと僕が夢中になっていた恐竜の代謝、なぜ恐竜は大きくなったのか。
そして体温調節とかが恐竜はどうなっているのか。
トカゲのように変温動物なのか、人のように高温動物なのかという謎もね。
これ研究すれば分かるんじゃないかなと思って僕、鶏研究に行きました。
で、鶏の研究で研究していたところ、大きな謎、100年の謎と当時言われていたことが、
鶏はなぜ高血糖なのか。
人の3倍くらいの血糖値を持っているんですね。
人の3倍くらいの血糖値を持っているのは糖尿病なんですよ。
糖尿病のような状況で普段過ごしているこの鶏の謎をどうしても解き明かしたいなと思って
博士の家庭まで行って、インスリンと代謝ということで、
これが血糖調節に大事な役割を持っているものなんですが、
それを後でお話しさせてもらいますが、そういうのを明らかにして、
その後、血糖値の研究をしたので、
ちょっと糖尿病に関わる研究をしたいなと思って、
今ダイアビティスって日本でも言うらしいですね、ダイアビティスと。
これを研究しています。
僕の家族というのは、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんを含めて糖尿病の家系なんですね。
なぜか糖尿病が多いんですね。
だから、いつかその糖尿病というものが何なのか知りたいなという気持ちがあったのと、
アメリカでチャンスをもらえたということで、糖尿病の研究をしています。
じゃあちょっとさっき言った疑問に戻りますね。
日本とアメリカを2つの環境に適応するためには何に対して敏感になるべきか?
ちょっと皆さん何か思いつきます?
ちょっと想像してみてください、この答え。
ちょっとね、ちょっとだけ考えますね。
すぐ答え出ますから。いきますよ。
多様性を考える。
多様性というものにちょっと敏感になってほしいなというメッセージを出そうかなと思って、
僕が経験した大変さととても良かったことをシェアしたいと思います。
これ写真見て何か気づくことありますか?
これね、僕が2008年に行ったインディアナ大学の糖尿病センターの先生たちの比率です。
白人の女性が多いですね。
15:02
なんか華やかですね。
僕のところは実はこれ一型糖尿病というのは糖尿病2種類ありまして、
一型というのは子供のうちに結構疾患する方が多い糖尿病なので、小児科なんですね。
この小児科の小児病院の比率がもともと女性が多かったんですが、
それに目をつけたセンター長が優秀な女性をどんどん集めて、
女性が非常に多い研究施設を作ったんです。
そしたらアメリカの中でも難しいということで非常に話題になるし注目を浴びるし、
さらに優秀な方々を集めているので成果も出てですね、国際的にも有名になりました。
そういう戦略を持ったんです。
そうするとね、寄付金が集まるんです。
ドネーションがどんどん集まりまして、寄付金が集まるとそのお金でまた優秀な人を雇うことができて、
それで成功しているんですね。
僕はこの1型糖尿病のグループに入ったわけではなくて、
2型糖尿病のグループに入ったんですけど、
2型糖尿病のグループでこのカルメラさんという女の人が
ラボを開くところって同い年だったんです。
だいたい同い年。
僕の方がちょっと若いぐらいで。
でも友達みたいな感じで、
あなたの方がちょっとキャリアあるから、色々知ってるから、
研究の経験あるから、私と一緒に組みません?みたいな感じで、
誘われて一緒に研究室を立ち上げるところからやりました。
僕リクルートにも全部関わってるんですけど、
僕らのチームというのは成功してだんだんお金を得て、
こういうふうに15年進んできてます。
この15年のチームビルディングの中で、
もし皆さんがこのチームの中に1人ポンと入って、
このチームを引っ張ってくださいって言われたらどう頑張りますか?
どんな感じで溶け込んでいきますか?
何か想像できますか?
まず最初に僕が経験した違いを説明します。
どうやってチームワークを築くか。
日本にいた時僕ですね、こういうふうに呼ばれるんですよ。
タツは背が高い人ですね。
タツはスタイリッシュですね。
タツは国際交流会でボランティアしてる人だよね。
タツは優しくてナイスで、頭良くて、英語上手だよね。
助けてくれるしっていう感じで留学生の方々から言われて、
国際交流会で僕ね、学生の時から手伝いしてたんですよ。
スポーツもできるよねみたいな、こういう表現になります。
これがアメリカに行くと変わるんです。
こうなります。
タツってアジアンだよね。
タツって男だよね。
タツって日本語のアクセントが強くて何喋ってるか分からない人だよね。
これね、マジョリティとマイノリティの違いです。
男の人ばっかりの中にいたら、あの男の人って言われないですよ。
日本人ばっかりの中にいたら、あの日本人って言われないですよ。
18:00
試しにどのくらい失礼かやってみますね。
僕の友達のタダユキさんを紹介します。
タダユキさんちょっと立ってください。後ろ見てください。
タダユキさんは日本人です。
はい、ありがとうございます。座ってください。
中身見てよ。中身。
でも皆さん自分の友達で、僕の友達アメリカ人なんだ。
ぐらいの紹介で終わったことないですか?
タイからの留学生のヤンさんで終わったことないですか?
中身見て。中身で紹介して。
やりがちだから日本人。
モノカルチャーの中にいると、この多様性って
何か数増やせばいいんでしょ。上の人たちに。
数増やせばいいんでしょ。女性の数増やして。
外国人の数増やして。それ多様性って言いません。
人が増えただけです。多様性っていうのは
そういうところにちゃんと気を使ってあげること。
ちょっと考えてみて。
これね、僕の大好きな2016年の映画です。
アメリカで何かいくつかね、見えない差別、見える差別
いろんなの浴びてくると、差別ってこういうことかって気づきます。
その中でこの映画、知ってる人?
NASAの黒人の3人の女性に関わる映画なんですけど
見ないですか?見たことないですか?
ぜひ見てください。
あるすごい天才の、計算がめちゃくちゃ早い人たちが選ばれて
NASAに就職した女性たちなのに、昼間に消えるわけですよ。
30分も帰ってこない。朝も消えるし、昼も消えるし
夕方も消えるし、帰ってこない30分くらい消えちゃっても
センター庁が怒るわけ。どうして帰ってこないの?
そしたらそのセンターの中に何十個もあるトイレがあるのに
1個のトイレだけこのサインが付いてます。
カラー・ド・ブ・マ・ル
つまり夕食人専用のトイレがあるんです。
このトイレがあることをセンター庁は知りませんでした。
ショックを受けて。
センター庁が何したかというと、この鉄のバルですね、鉄の棒で
このサインをバーン!ぶっ壊します。
めちゃくちゃ気持ちいいシーンなんで、ぜひ見てください。
でも差別を感じたことない人はこれを見ても多分感動しないと思います。
僕はすごく感動しました。
自分がもし感動しない人だったら
マイノリティの人たちの気持ちが分かってない。
多様性が何なのか分かってないんだという分はって思ってください。
もし皆さんの周りにこういう差別があったら
皆さんはこの人のようにそこに行ってこれを壊すことができますか?
これは見やすい差別です。
すごい見にくい差別があったときに
それを皆さんは指摘することができます。
誰が取り除いたらいいかなって僕は思うんですけど
よくみんなが答えるのは
21:00
こういうのは偉い人がやる仕事だよね。
この人だってセンター庁が壊したよね。
じゃあおかげさんが誰か差別してるやつ待って
おかげさんが文句言うまで待てばいいんじゃないの?
思うかもしれないと思います。
でもそれは差別される側の人たちを全然救いません。
みんなが誰か一人がそこに気づいた人が
その場で助けてあげたり変えてくれたりしたら
ものすごく嬉しいです。
みんながその立場になったら分かると思うんです。
その瞬間が僕にも訪れました。
僕のこのカルミラさん、さっき話した人すごくいい人なんですよ。
僕にこういうふうに言ってくれました。
あなたがいてくれてよかった。
つまり私は2カ国目の外国語をしゃべれないから
あなたがどうやってるか分からないし
それできてるのは本当にすごいと思うっていう感じで言ってくれます。
しかも1回じゃないですよ。毎回言ってくれるんですよ。
毎月言ってくれるんですね。
めっちゃいい人なんですよ。
100回差別されても1000回差別されても
自分の近くの自分の大事な人がこういう態度を取ってくれたら
俺この国にずっといてもいいなって気持ちになります。
僕15年いるのはこういうところです。
多様性を推進したい。
多様性っていうものを理解したいって思う時には
自分の近くにいる人
誰か差別されてるんじゃないかなって思ってる人に
ちょっとだけ気を使ってくれて
ちょっとだけ優しくなれたら
僕はそれは多様性を多様化してるって言えると思います。
誰かを変えるとかじゃなくて
自分を変えてほしいと思ってるんです。
僕もう一つアメリカで気づいたことがあります。
僕は家族を大事にしなきゃいけないってことに気づきました。
日本に行った時、家族を大事にしてるつもりでした。
でも僕は
カルムラさんの旦那さんとか
カルムラさんのお父さんに会ったんですけど
めちゃくちゃ素敵なんですよ。
大事にしてるんです。奥さんを。
で、家族も大事にしてて
で、お父さんなんか娘もめっちゃ大事にしてるんですよね。
その成功を支えてて
お母さん、このカルムラが成功することが
家族の喜びになってます。
ちょっと日本でありますか?
私の娘が成功するのが私の喜びです
っていうおじいさんに会ったことありますか?
そのためにいっぱい助けてくれる人いますか?
皆さんのお父さんお母さんで見ると
お父さんが娘さんの発表とか
仕事の成功のために駆けつけていると思いますよ。
でも本当の意味でいろいろ助けてるのは
24:00
家族もまず世話するし
子供たちも世話するし
それプラスサポートしてるだけじゃなくて
普段めちゃくちゃ優しいんです。
普段なんかすごいハッピーそうなんです。
で、子供とか奥さんとかに対しての
笑いを取ったりもするけど
とにかく優しいんです。
あの余裕がすごいなと思って
そういうロールモデルを持とうかなと思って
で、学んだことは僕は実行するタイプなんで
これからチームマネジメントに
これを使ったということをお話します。
人として大事なことは優しい言葉を伝えよう
って書いてあるんですけど
僕がやったのは
飲み会なんですよすぐ
日本だと
毎回毎回飲み会なんですよ
それをやめてですね
ハロウィンパーティーとかを
研究室でやりました。
で、そうするとみんなでこうやってコスチューム着るので
すごい楽しく過ごせるし
家族も喜ぶし
プレゼントいっぱい準備して
キャンディーいっぱい準備して
みんなで笑顔になって
その間にいろんなコミュニケーションができるんですね
で、クリスマスパーティーも飲み会じゃなくて
ちゃんとサンタさんを呼んで
家族写真を撮るようなイベントにしてます。
なので
いつも一緒に働いている人の
お父さん、お母さん、子供たち
旦那さんだったりもするんですけど
そういった人たちの顔をよく見ることができるんですね
で、この人はこんな家族をもって
素敵に過ごしている人たちなんだな
ということを知ると
その人を傷つける人は
どんどんいなくなります
差別が減っていきます
で、家族いない人どうするのっていう話になるんで
例えばエスケープルームとか
僕初めてこんなペイント、絵を描くことがね
チームのレクリエーションの一つになる
ということを学んだり
みんなでTシャツ作ってチャリティーやったり
バレーボールをやったり
バーベキューしたり
みんなでちょっとした小旅行をしたりね
そういうことをやったりしました
とにかくその時にいろんな人と喋ること
コミュニケーションしないとダメなんです
一人一人の能力があっても
コミュニケーション取れてない人って
うまくいかないんですね
で、あともう一つ大きな力っていうのは
僕はサイエンティストだったんで
パワーオブサイエンス
これはサイエンスの力を使います
いろんなバックグラウンドがある人たちにとって
まとめるためには
一つ明確なゴールがあるといいんです
絶対間違いのないゴールがあれば
みんなで力を合わせることができて
科学っていうのは
科学が成功すれば
みんなの利益になる
絶対世の中が良くなる
特に日本っていう
僕らは科学技術によって
原爆を落とされて傷ついた国なんですよ
あれは
科学の力を間違った方向に使ったんですね
だから僕らの世代はもう
科学は全部笑顔のために使う
絶対笑顔のために使うんだ
絶対二度と人を傷つけるものに
科学を使わせないんだっていうものを
僕らは小っちゃい時から
この国で学んでるんです
これと科学サイエンスを組み合わせて
27:00
インターナショナルなチームであっても
良い科学をやっていこうっていう風に言うんですね
感動したのは
この宇宙飛行士さんの言葉なんですけど
宇宙から見ると
地球のどの国にも国境がないんだ
どこにも国境なんて見えないよ
それだけ世界はつながってるよという
この言葉ね
説得力あるよね
ということでまとめます
科学やテクノロジーには
人と人をつなぐ力があります
そして多様性っていうのは
優しく言葉を伝え合うことです
実際15年で
自分を少しずつ少しずつ変えてきました
嫌なこともありました
でも僕は変え続けたからこそ
今自分が前よりも自分のことを
好きになれたと思うし
良くなってると思ってます
なのでダイバーシティとかって言って
数だけを上げようと思っている人が
いるみたいですけど
そうじゃありません
誰かを変えるとか
誰かをコントロールするのが
多様性じゃなくて
ちょっとでもいいので
自分を変えていくことが
多様性だと思うということを
皆さんにお伝えします
僕がこれがアメリカで15年で
学んだことの一つです
はいというわけで
まだ後半の方でもありますけど
いったんここで中締めとして
質疑応答が多いかなと思います
最初は多様性の話が
人間が進化する時に
異物を排除するというのは
仕方ないことですが
進化していくから
自分たちの仲間と違う人が
入ってきたら
どうしても一手ずつ避けてしまう人が
いると思うし
それを自分たちも理解しないと
いけないと思うんですけど
日本とアメリカで
自分が調べてきた経験の限り
日本では
海外の人が
避ける
自分はその人に関わらないようにする
というような動きが
強いようになってきまして
逆にアメリカとかの人は
人に直接
行ったりする
そこが
日本とアメリカでちょっと違うな
と思った部分ですけど
実際に日本でも生活されて
アメリカでも生活されて
日本とアメリカでの
実際に体験されたとか
話を聞いたとか
はい
今の質問はですね
差別のスタイルというかね
それが日本とアメリカで
違うかということですよね
僕は実は
そんなに違わないんじゃないかなと
思っています
ただそれをする人の割合というか
に違いがあって
差別をしている国っていう風に
見るんじゃなくて
その国でも差別をする人もいれば
すごく感じが良くて
差別をしない人たちもいるんですね
先ほど言われた
その人に関わらない
30:01
マイノリティと言われている人から
できるだけ避けてしまうというのは
日本の中であると思います
そこの原因の一つが
言語に対する不安だったり
英語を喋らなきゃいけないんじゃないか
そういう人たちと関わった時に
そこで避けてしまうというのと
あともう一つは
本能的に人は
自分のポジションを守ろうとします
自分のいる場所を守ろうとすると
自分と違う人たちが来た時には
それをすごい変えられて
自分の居場所がなくなってしまうんじゃないか
というのを感じてしまうんですけど
そこは知らないから
知らなければ知らないほど
怖くなっちゃうんです
それが
日本でよくあるというのは
わかる気がします
ただ海外でも特にアメリカという国は
多様性のある国なので
そういう人たちがアメリカにはいませんよ
というのは嘘で
そういう人たちもアメリカにいるし
受け入れる人たちもいるし
より明るい人たちがいる
僕は成功したというか
チームビルディングで成功したのは
僕が男の人でアジア人で
と言っても
彼らは受け入れる体制がありました
だからそんなに
時間はかからない
そんな感じですね
ただ一番僕が辛かったのは
最初じゃないんです
最初じゃないんです
うちのボスってすごい成功して
アメリカの研究センターのセンター長になって
いくつものセンターの
センター長になって
国際的な組織の
人組織の
扱うようなやつの
センター長にもなった人の
ナンバー2が僕
という人に対して
ナンバー2になりたいアメリカ人が
トトを組んで
僕を落とそうとしてくる時がありました
でもこれは
アジア人差別というよりは
目の上に
邪魔な存在が
自分が行きたいところに別な人がいるというのを
落とそうとしたことだったんじゃないかな
と思います
でもそれはきつかったです
正直
だけどボスが優しくしてきて
あなたなしでは
うまくいかなかったというのを言ってもらえるので
乗り切れたというのは
僕は体験しています
答えになっています
大丈夫ですか
33:08
すごい良い声というか
良い正直な意見だと思います
僕も難しいと思うんですよ
実は変わるって簡単に言って
人に変われって
自分を変えるっていうのは難しいんですよ
怖いから
でもちょっと
その人を気にかける回数が増えるとか
ちょっと元気がないなって
気づいた時に
大丈夫って
一言かけるぐらいでいいんです
そんなに大きく変わって
すごい別人のように接してください
って言っているのではなくて
皆さんは皆さんのままでいいんだけれども
その人のことを
今言ったように
自分の人っていい感じだなって言ってたら
その前に
彼女は優しくて
彼女は
こういうスポーツが好きで
彼女はこういう色が好きで
そして彼女は台湾人です
つける
何か一つか二つ間に入れるだけで
台湾人って言ってよくなるんです
僕も日本人って言われた時に
日本人っていきなり言われてはい座ってください
さっきみたいなのは失礼じゃないですか
でもこの人すごく優秀な人なんですよ
そして日本人なんです
全然失礼じゃないですか
だから一つ足すだけでよかったりするんです
だから
今質問してくれただけで
その人のこと
気になってるってことを
言っただけで
その人を気にかけてくれてる人になれるんで
それが僕は優しさであり
多様性だと思います
奏でる細胞
さて聞いていただきましたが
いかがだったでしょうか
なんと福岡に
行ったってことですね
そして赤銀に会って
そして赤銀の学生たちと一緒に
いろんなお話をした
初めての福岡だったんじゃないですか
めっちゃ綺麗でしたね
最高でした
たつさんも随分成長しましたね
あんなことを語れるような人になるとは
私プラウドします
ありがとうございます
なんかね
偉そうじゃないといいんですけど
どうだったと思いますよ
なんかね
20時間くらいかけてさ
バサバサ日本まで行ってさ
せっかく待ってくれてる人がいるからさ
ちゃんとさ
自分が学んだことの中から
大事なことだけ伝えたいな
っていう気持ちで
飛行機の中とか旅の間中とか
思ってて
まあそれがね
できればよかったなと思って
ここでまとめる
本当の大本は
その前に熊本に
熊谷に呼んでもらって
熊本で
すごく多くの
8割から9割ぐらいが女性が集まる
ミーティングの中で
多様性について
英語でね
多様性
36:00
自分が緊急環境の中で
女性がすごく多い中で仕事をしている
っていうことを
その中でアジア人で男の人で
ということで
どんな体験があったか
シェアしてくれっていう風に
言われて
それをね
発表させてもらったんだけど
ほとんどこの内容を英語で
やったもの
あとはもう少しあれかな
研究所レベルの話を
少しさせてもらったのね
熊本では
僕は
インディアナ大学の
医療センターの
多様性
ダイバーシティエクイティと
インクルージョンの
DEIEっていうのをやっているんだけど
2年ぐらい
その経験をお話しするっていうのが
大きなお話だったから
今回は
学生さんが多かったから
それを学生さんに伝わるように
少しね
一人の人として
感じたことを中心に話させてもらったんだけど
それを真剣に聞いてもらったのが
嬉しかったなという印象です
良かったですね
巷には
YouTubeからの情報だったり
インターネットで検索すれば
すぐに海外生活
なんてものは
調べることはできるかもしれないけど
本当に近くにいて
話を聞くってことは
なかなかないことだから
良かったんじゃないかしら
海外生活っていうのが
3年で
日本に帰る方は5年
そして10年そして15年って
いろいろな
時間で感じることって
あると思うんだけども
今この段階で達さんが15年
っていうものを振り返ることができて
しかもそれがダイバーシティっていう
ところまで行き着いたっていうのは
達さんいろいろと
15年間に
研究以外にも
自分の体験もあるけど
やっぱり家族とか
ゆりかさんを通して
得られたものっていうのは
結構濃くて
そういうのも含めて
喋れた方が良かった
初めは同じような職場にいたけど
今は全く違う職場にいて
毎日会うのも
会話も違うことを
知っているのが
本当に良かった
本当に
会話も違うことを
知っているわけじゃない家族全員が
そうすると家帰ってきた時に
いろんな
見てきたもの聞いてきたもの
の話になった時に
いろいろな角度からアメリカ
っていうものを捉えることができるよね
子どもたちの教育がすごくて
子どもたちが友達の
彼のさ
友達の説明を
した時にさ
その人がどんな部活をしているか
何が上手か
どんな風にお洒落
39:00
そういう話をするけど
なかなか人種まで
人種を使わないで表現するでしょ
友達たちを
本当に学校で気をつけなきゃいけないこと
みたいなの
ああいうところを見て
その教育が徹底されていて
子どもたちの方がすごい高いレベルで
それを実践しているの
自分はさ
まだまだだなと思うこととかあって
それをやっぱり伝えなきゃいけないな
と思って
日本での生活が長いとやっぱりそういうの
できないからさ
そういうところの
長い間蓄積された意識
みたいなのって
難しいんだけど伝えなきゃいけないな
って思ったのね
そうだね
そこはもう少しまた
この奏でる細胞で
一個一個取り上げてもいいテーマ
なのかもしれないね
今回実は
1時間半くらいの講義だったので
まだまだ
4つしゃべっているんだけど
そのうちの1つしか出せていなくて
だからもしかしたら
もうちょっと出すんだけど
全部さ
僕の研究内容さ
ずっと聞いているのってさ
やっぱりポッドキャストで対話形式だから
いいじゃない
講義ってやっぱり
自分で聞いてみたんだけど
一人でしゃべっている感じになっちゃうから
大丈夫かな
リスナーの皆さんとかと思っちゃって
だから最後の方だけ聞いてもらおうかな
と思ってパート1とパート2だけにして
もしリクエストがあれば
研究内容をずっとしゃべっている
パート3も
考えてもいいかな
みたいにして
少し軽めにしようかなと思ってます
いいと思います
今回ポッドキャストの日ということで
また合同企画でみんなスポーツについて
語っていると思うので
たくさんの番組がいっぱいあるので
そちらも聞いてほしいです
そして今回は
大学生の皆さんの声も
聞けることができてよかったですね
そうですね
会場の声を拾うマイクと
繋がっていなかったので
聞きにくかったかもしれないけど
でも1回目があれば2回目があるということで
楽しみにしています
今回はたくさんの方の声が
入りましたね
私と達さん以外にも赤銀の
懐かしい声も聞けたし
学生さんの声も聞けたし
よかったんじゃないですか
楽しかったです
はい
以上お相手はユリカでした
達でした
最後まで聞いていただいてありがとうございます
バイバイ
41:54

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