2023-04-20 18:40

#021 「人に迷惑をかけちゃだめ!」は呪いの言葉だった!?

「人に迷惑をかけてはいけません」 ...子供の頃から親や周りの大人にこんな言葉を聞かされて育った人も少なくないでしょう。 今回はどうして他人に頼るのは難しいのかを考えるべく、さとなさんが一冊の本をご紹 介。 『ビリギャル』の著者として有名な坪田信貴氏の近著『「人に迷惑をかけるな」と言ってはいけない』。 この本によると、私たち日本人にとって美徳とされるこの言葉こそが”呪い”として子どもの自主性、積極性を奪っているのだそう。 そして、このことが大人になった今も「他人に頼る」という行動を抑制しているのではと 考えるさとなさん。 私たちを縛るこの”呪い”を解くために、親が子どもにかけるべき言葉とは? 他人との関係が希薄になってしまった現代で、日本人特有の「~してはいけない」という消極的道徳から、世界のスタンダードである「~してみよう」という積極的道徳へ切り替えていく重要性を考えました。


※今回ご紹介したのはこちら

「人に迷惑をかけるな」と言ってはいけない / 坪田信貴


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家事のあいだに 聞くラジオ カジラジ
みなさん、家事してますか? tetote三浦です。
tetoteのさとなです。 よろしくお願いします。
前回ですね、入院さとなさんがして、 私がワンオペにならないように、人に頼りまくったという話をしました。
頼るのって難しいね。 頼るのって難しいです。
頑張りましたね。 頑張って人に頼ってみたんですけど、
なんでね、頼るのが難しいのかっていうのを もっと考えたいと思います。今回。
なんで私たちは、こんなに頼ることが できないのか?
それにちょうどいい本があるっていうのを、 さとなさんがですね、前から言ってて。
はい、ずっと持ち込みしたかったんで、 今日は嬉しいです。ようやく。
嬉しいですよ。 何という本なんですか?ちなみに。
はい、タイトルが 「人に迷惑をかけてはいけないと言ってはいけない」
何その、もう恋なんてしないなんて 言わないよ絶対みたいなやつは何ですか?
ちょっと長いんですけど。
かじらに。
さとなさんが気になったこの本は、 どういう本なんですか?これ。
はい、著者が、つぼたのぶたかさんと言って、 つぼた塾の塾長さんが書かれた本なんですけど、
ビリギャルっていう映画、知ってますか?
なんかあれでしょ? 学年ビリのギャルがすごい、
めっちゃ勉強して東大行くみたいなのが、 東大か慶応だかなんかそういうでしょ?
大ベストセラーとなった、学年ビリのギャルが、 1年で偏差値を40あげて、慶応大学に現役合格した話。
っていう本があるんですけど。
原稿、wikipedia。
wikipediaをそのままお届け。
そのままのタイトルの映画化されて、 著者が映画化されて、結構人気、
有名な話にもなったんですけど、
学校の先生みたいなことをやってて、 学校だか塾だかの先生やってて、
いっぱい子供を見てて、子供の教育みたいなのに すごい上手な人なわけね、たぶんね。
塾長なんで、1300人以上の子供たちを 世に送り出してきた人ですね。
03:01
この人に迷惑をかけてはいけないっていう言葉を、 結構親に言われてて、
でもなんか人に迷惑をかけてはいけないの? 迷惑って何だろうっていうふうに、
アバウトだよね、確かに。
そう、なんか思ってて、ずっと腑に落ちなくて、
でもとりあえず、言うことは聞いてたんだけど、
なんかずっと引っかかってて大人になって、
人に迷惑をかけるなとは言ってはいけない っていう本がそこにあって、
だからちょっと気になって、この本を書いてみました。
めっちゃ出会いだったけどね。
めっちゃ自分の疑問を解消してくれるかなっていう、
くらいを込めて。
この人に迷惑をかけるなっていう言葉は、どうなんですか?
日本特有なのかみたいな。
世界的に見ても、人に迷惑をかけるなと、
子供に教える国は日本くらい。
そうなん?
っていうことらしくて、
インドでは人に迷惑をかけても良い。
その代わり、誰かから迷惑をかけられたら、
助けてあげなさいと教えられたり、
あとはアメリカとかヨーロッパとか、
キリスト教国では困っている人を助けなさいって、
聖書にも書いてあることだからと教えられるそうです。
結構あれだね。
宗教、仏教、キリスト教っていうものの教えの中に、
案外他の人からも迷惑をかけられても、
それはちゃんと答えようっていうことが、
得を積むじゃないかと。
こういうベースがあるのかもしれないですね。
宗教と深いつながりはあるかもしれないですね。
でもその世界のスタンダードは、
誰かが困っている人を助けなさいっていう風にする、
これを積極的道徳というらしいんですけど、
対して日本は人に迷惑をかけてはいけないよっていう、
消極的道徳を教えられているそうです。
この消極的道徳観は何が一番問題かというと、
自分から動くことを抑制する方向に働いてしまうのが、
大きな問題ということです。
確かにね、そんなこと言われたら、
ブレーキ踏まれてる感じだよね。
もちろんゴミをポイポイ捨てて、
人に迷惑をかけるのは、そんな気もするんだけど、
前回の我々の時みたいに、
子育て中で忙しいけど、
06:00
妻が入院してしまった時に、
誰かに助けを求めたいんだけど、
それすら迷惑?相手にとって迷惑なんじゃないかな?
みたいなことを考えて、自分で何とかしよう。
仕事でもあるじゃない?
たくさんの案件を抱えていて、振りたいんだけど、
その人がまた忙しくなっちゃうとか、
そういうことで消極的になってしまうっていうのはありますよね。
あと困っている人がそこにいた時に、
積極的道徳の人は積極的に自分から助けてあげることができるけど、
助けなさいって言われてるからね。
でも消極的道徳で育てられた人は、
助けを求められたら、助けてあげようって考えるから、
言われないと自発的に動かないね。
だからその人がその間にもっと困った状態になっているかもしれない可能性もある。
前前予断なんですけど、
YouTubeかテレビで見たんだけど、
リンゴかなんかを袋にいっぱい詰めて、
転んだみたいな風にあって、
リンゴがバーッとばら撒かれる動画みたいなのがあって、
漫画みたいなシーンでしょ?
そうすると海外だとめちゃくちゃみんな拾いに来てくれるんだけど、
日本だとみんな素通りみたいな。
なんかね、そんなのあったんだよ。
まさにそれは積極的道徳が身についている人たちは、
助けた当たり前というか、助けたくなっちゃう。
だけど日本人は、
みんなリンゴ拾ってくださいって言われたらやるかもしれないけど、
結構多くの人が素通りしていくっていうのはわかるよね、その感じね。
わかるね。
言われたらやってくれるんだけど、
言われないとやってくれないみたいなところがあるよね。
そこはおもんばかるみたいな。
そういうこともね、美徳とされている部分もあるしね。
なんか話してて、
日本人あるあるなのだっていう感じしてきたね。
人に迷惑をかけるなっていうのは。
そうだね。
みんながやってるから、あなたもやりなさいみたいなことだと思うんだよね。
だからキョロキョロ周りを見てないといけないよね。
みんながやってるっていうことが基準だからね。
みんながやってることをやりなさいっていう風に言ってることなのかもね。
確かに。
日本人の習性の例え話があるんですけど、
国民船を比較するときによく出てくる沈没船上空っていうのがあるんです。
ご存知でしょうか?
僕は知ってました。
知ってました。
結構よく出てくるみたいで、
世界各国の人々が乗った豪華客船があります。
09:03
タイタニックみたいなやつね。
タイタニック。
それがどうなるの?
沈没しかかっていって、
やばいやばいやばい。
でも脱出ボートの数が足りないので、
船長が各国の人に飛び込ませるか。
いろんな国の人にね。
いろんな国の人が乗っています。
で、まずアメリカ人。
アメリカの方は、
飛び込めばヒーローになれますよ。
イエス!
アメリカ映画がそんな感じだもんね。
確かに。
タイニック観点調和で、
ヒーローが悪役を倒すっていうもの。
そうだね。ヒーロー物多いね。
国の成り立ちもね、
アメリカだとみんなで作ってきたみたい。
歴史もありますしね。
ヒーローが必要だと。
そうですね。
じゃあ次。
イタリア人。
海で美女が泳いでいますよ。
なるほど。
すごい分かりやすい。
ジローラも。
例えがジローラもしか浮かばないわ。
ジローラもだね。顔が浮かぶ。
次、フランス人。
決して海には飛び込まないでください。
天の尺。逆張りなんだね。
結構天の尺なんだね。
次、ドイツ人。
規則ですので海に飛び込んでください。
ルールを厳守するんですね。
ドイツ人の人たちは。
ちょっと日本に似たようなところもあるって言われるよね。
でも日本人は。
みんな海に飛び込んでいますよ。
なるほど。やべ、みんな飛び込んでる。
ジャボン。
なんか分かるよね。
これまさにね、さっきのみんながやっているからっていうことが道徳の基本になって。
そうだね。
国際的にもそれは知られていて。
和を重んじる国民性のいいところでもあるけど、
同情圧力とも呼ばれるよね。
いやー、そっかそっか。
だから周りのことをすごいよく見えちゃうから、
これをやったら迷惑かしらとか、
これ頼ったら迷惑かしらっていう風に、
想像力が増えちゃってるのかもね。
そうだね。
気にしてる?
気にしすぎか。
気にすぎだと思う。
はい、こんな感じで、
なんとなく日本人の特徴的に親世代だから我々は人に迷惑をかけるなっていう、
ちょっとした呪いの言葉みたいなものをかけられてきていて、
12:00
ちゃんとしなさいとか、いい加減にしなさいとか、
人に迷惑をかけちゃいけないです、みたいな一見まともなんだけど、
それは消極的な道徳だから頼りづらくもなっちゃうよねっていうのが、
今回学べたことですね。
そうですね。
この本に書いてあるのは、
人に迷惑をかけるなと言われた子どもは、
自分から動けなくなってしまう子どもになるということで。
なるほど。
じゃあなんと言葉をかければいいのか?
その代わりにかける言葉も書いてあって、
つぼた先生お願いします。
つぼた先生は、迷惑はお互い様、困っている人が助けようと言ってください。
なるほど。お互い様ね。いい言葉だね。
ちょっと言い慣れないけど、困っている人が助けようっていうことは、
子どもたちにも伝えていきたいなと思うし、
自分もそういう困っている人を助けるっていうことを、
実践している姿を見せることで、子どもたちに教えることができるし、
積極的道徳で生きた方が世の中ハッピーになるんじゃないかなって。
みんなで積極的に助け合う社会の方が、
何か言われなければ何も動きませんみたいなこともね、
ちょっと寂しいですよね、せっかく。
周りに近くにいる人たちにもね。
こんな話があって、海外で災難だったり、急病だったりして困っている人を
善意で助ける場合には、その結果がたとえ失敗だったとしても
責任を問われないっていう効率があるらしくて。
積極的道徳した人に対して。
例えば飛行機の中で急に病人が出て、
お客様の中でお医者様いらっしゃいませんか?
ドラマで見た。
もしこれで失敗したとしても、責任は問われないっていう法律があるんだ。
そういう法律がないと、やっぱり医療ミスで訴えられることを恐れたり。
この場合に道具もあるわけじゃないし。
設備も不十分で、お医者様でもさすがに恐れる人もいると思うんだけど、
法律で守られてるから。
善意の行動っていうものをサポートするっていう法律ってことでしょ?
この話聞いてて、日本って良かれと思ってって言葉があるなと思って。
これ善意と思ったけど、うまくいきませんでしたみたいな話じゃん。
これもまた日本人はさ、良かれと思って失敗したってことをサポートして、
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最初の積極的道徳を称えましょうっていうのが、アメリカとかカナダとか姿勢だけど。
日本人はそうじゃない。良かれと思ってって言葉は、
善意の積極的に動こうとした人を、ちょっとコソコソ言うみたいな。
嫌だね。陰湿ですね。
嫌だね。いい意味で捉えられてないね。良かれと思って。
その言葉もやっぱり日本人の特性なのかもしれないけどね。
なんとなくわかってきましたよ。
積極的道徳で私たちは育てられているので、
現代の日本人、私たちは人に頼ることがしづらい人間が多いのかなって思います。
これは変えていこう。我々の後世代からさ。
積極的道徳の方がハッピーですね。
良かれと思ってとか嘲笑う奴らはほんとみんないなくなってます。
はっきり言うな。
あとね、この坂田さんの話で面白いと思ったのは、
この人が話しているラジオみたいなの聞いたんだけど、
日本人はハイコンテクストだって言ってて、
言葉の意味がいろんな意味が取れるみたいな話があって。
島国だからね。
島国とか、言葉が多分海外なら1個の意味は、
ワンワード1個の意味みたいな感じだけど、
迷惑をかけるようなことを言うとすごいたくさん、
そうだよね。いろんな意味が内訪されているよね。
だからあれもこれもダメなんじゃないかみたいなことに。
構造しちゃって逆に民営補給が取れなくなったっていうか。
だから坂田さんが言ってる話は、
基本的にはっきり指示をしろっていう子供に対して、
ちゃんと伝えろって話ばっかりしてた。
それ必要だった。
頼るのはお互い様なんだよって。
大丈夫なんだよ。頼ってもいいんだ。
だから自分が頼られたら、それは返していこうみたいなことを、
親が周りに対してやっていく姿勢を見せることも大事かもしれないし。
そうだね。
非常に学びになりましたね。
日本人論だね。
そうでしょ。
社会学的なところまでは踏み込んでないけど、
日本人の習性みたいなことから、
教育論を語っている本で、
呪いの言葉を書いていきたいなって思うんだよね。
なんとなく頼るコツが見えてきたというか、
頼れない呪いを解いていく話でしたけど、
次回はもっと頼ること、ハードルを下げる、
具体的な手法みたいな話をしていきたいと思います。
18:03
やっぱり練習しないとできないってことが今回わかった。
いい練習みたいなもののやり方を、
次回話したいと思います。
具体的な方法ですね。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
次回へ続く。
続く。
続く。
18:40

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