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kai3
カイです。 細谷滝音です。
今回もゲストに細谷さんをお迎えして、結構漫画もお好きということなので、久々に漫画回をやってみたいなと思ってるんですけど、
普段どんな漫画とか、どんな漫画雑誌、漫画アプリとか読まれてますか?
細谷滝音
えっとですね、これは実は恥ずかしいので、今まで誰にも話したことないんですけど、もう親友にも話したことないんですけど、
アニメ、漫画とかすごい好きなオタクが揃ってるんですけど、今まで僕はあまりオタク系な感じのコンテンツにあまりハマらなかったんですが、
コロナを機にハマったのが恥ずかしいんですが、百合漫画にハマってるんですよね。
kai3
へー!渋い!
細谷滝音
渋いというか、結構あの世界って若い読者が多いんですけど、
kai3
意外なの来た。
細谷滝音
今、カイさんが後ろで見ている画面に映ってる、たくさん漫画とか雑誌が載ってますが、ほぼ百合漫画ですね。
kai3
すげー量じゃないですか。一気にハマった感じですね。
細谷滝音
そうですね。
kai3
何きっかけでハマったんですか?そのきっかけは。作品とかがあるんですか?
細谷滝音
そうですね。何がきっかけだったのかって今から考えるとちょっとパッとは思い出せないんですけど、
一番多いのがそれまであまりたまにしか漫画読まなかったのが、すごい漫画たくさんまた読むようになったきっかけはやっぱりコロナなんですよね。
外出できなくなってしまって、じゃあなんかやることないかなみたいな感じで、それで漫画とかまた再び読むようになって、
どちらかというとサブカル漫画を僕は結構読んでいて、漫画家の山本直樹さんっていらっしゃるじゃないですか。
kai3
はいはい。
細谷滝音
僕、山本先生と20年来の友人で。
kai3
えーすごい!大先生じゃないですか。
細谷滝音
そうですね。たまに会って今でも飲んだりして、また4月の末ぐらいに会って飲む予定なんですけど。
kai3
森山先生ですよね。すごいなー。
へー。
だから僕の世代とかですと、他に安野モヨコだとか魚喃キリコとか、そういうサブカルっぽい人たちがいるわけじゃないですか。
kai3
サブカルにしては王道な気がしますけどね、そのぐらいの名前の人たちだとね、だいぶ。
王道になっちゃいますね、そうですね。
細谷滝音
で、アフターヌーン系の漫画とか読んでるところになぜか百合漫画が入ってきたという。
kai3
その入ってきた系のがものすごい気になるんですけど。
細谷滝音
何が、どの作品だったかっていうのはちょっと覚えてないんですけれど、
多分すごく覚えてるのが、やがて君になるというアニメ化もされた作品がありまして、
これの漫画を読んだらすごいいいなと思って、何回も繰り返して読んじゃって。
kai3
やがて君になる。アニメになってますね。
細谷滝音
そうですね。
ただ百合漫画自体が結構まだまだマイナーなジャンルで、
細谷滝音
大きなコミックス中心の書店とか行ってもあんまりコーナーが大きくないんですよね。
BLとかが大きいのに対して。
kai3
そうですね。BLがなんかもうちょっと市民権得た感じありますもんね。
細谷滝音
そうですね。
BLが3つぐらい棚があるとしたら、百合漫画はちょっと一つ半とか、一つの半分とかぐらいでしかなくて。
kai3
でも、百合漫画ってBLみたいな表現はあるんですか?BLはボーイズラブじゃないですか。
で、あとはTLもあるじゃないですか。ティーンズラブって。
細谷滝音
はい、ありますね。
kai3
ゆりはそういう表現あるんですかね?ガールズラブ、TL?
細谷滝音
あるのもあることあるんですけど、ちょっと結構定義が曖昧で、いわゆる恋愛とかみたいな話もあれば、
ただ女の子同士が友情でつながってるみたいなのも百合漫画というふうに定義されてるので、
だから定義がかなり緩くて、実は百合漫画オタクの世界では、ゆるキャンとかも百合漫画で定義されてるってこともあるんですよ。
kai3
なるほどね。
いや、でもBLもそうっぽいですね。知り合いにBLの漫画家さんがいるんですけど、BLの定義っていうのはすごい難しいっていう。
例えば、「きのう何食べた?」とかって、50代ぐらいの男性、最初40ぐらいから始まったのかな、
その男性たちがカップルでいろんな美味しいご飯の出てくる漫画ですけど、
あれも人によってはBLかBLじゃないか結構議論が分かれますみたいなこと言ってて。
細谷滝音
ああ、そんな議論があるですね。
kai3
あるみたいですね。大変だな。僕は普通に面白きゃいいやと思ってるんで、ジャンル気にしないんだけど。
細谷滝音
なんかBL系の人でよく聞くのが、カップリングで順番が大事みたいな。
kai3
ああ、書けるってやつですよね。
細谷滝音
あれがあまり百合漫画にはないんですよね。
kai3
ああ、なるほど。性的なものがないって意味ですか?それともそういうキャラクターを組み合わせてみたいなのがないってことですか?
細谷滝音
組み合わせてというか、どっちが受けでどっちが攻めとか、そういうのはあんまりないんですよね。
性的描写がある百合漫画っていうのがそこまで多くないっていう。
kai3
ああ、なるほどね。
細谷滝音
あるものはあるんですけど、ちゃんと。
kai3
確かにな。普通に男性女性それぞれが男性同士女性同士で好きになるだけだから、別にそこに性的描写が必ずしも必要ないですもんね。
細谷滝音
そうですね。
kai3
実際問題、今のこのご時世だと、要はラブコメじゃんって思っちゃえばいい気もするんですけど、僕なんか結構ラブコメ好きなんで、
あんまり男女関わらずに面白かったらそれでいいやと思っちゃうし、
最近普通にジャンルとしてBLとか百合とか謳ってないんだけど、実際作品読んでいくとその要素が入ってくる漫画が増えてますよね。
細谷滝音
そうですね。多いですね。
kai3
え、花とゆめって何?って言ったら、うん、アフタヌーンかなって言われて。
そう、そうだったんだ。
細谷滝音
あー、なるほど。僕少女漫画界のアフタヌーンってFEEL YOUNGだと思ってるんですけどね。
kai3
そうなんですね。僕はもうそこまで読めてなかったですけど、中学校から言われて、そっか、メジャーじゃなかったんだ。
でもまあそのおかげで少女漫画とか別に気にせず普通に読むようになったんで、最近あんまり少女漫画としては読めてないかな。
この間の別の回の音楽トークの時もそうですけど、電子で簡単に買えるようになった分、好きな漫画ばっか買うようになっちゃってるから、あんまり広がりがなくなってますね。
細谷滝音
あー、なるほど。
kai3
最近は友達と漫画の話をして、友達が面白いって言ってきたら、とりあえず3冊まで買うようにします。
1冊だとちょっとわからんから、3冊まで買って、合わなかったら次に行く。
細谷滝音
あー、なるほど。
kai3
うん。1冊ってちょっとまだ読めないですよね。もうちょっと読みたいみたいな時があったりするから、だいたい3冊ぐらい読んでダメだったら、もう満ないかなと思って諦めるというのを最近やってますね。
細谷滝音
そうですね。僕は割と書店とかたまに行って、なんか表紙買いで適当に買ったりするっていうのをいまだにやってますよ。
kai3
すごい、もう音楽と一緒にジャケ買いですね。
細谷滝音
ですね。
kai3
まあでも、絵は音楽のジャケット以上に作品そのものだから、ある意味正しいですよね。絵が気に入らないとちょっと入り込めない時ってやっぱどうしてもあるし。
細谷滝音
結構やっぱり少女漫画系の絵が好きなんですよね。それで買ってしまう。で、買ったら百合漫画だったっていう。
kai3
結果、絵で選ぶとそうなるんだ。
なるほどね。それ言うとこれ、正確には百合漫画じゃないんですけど、割と百合要素がちょこちょこ出てくるので、これでもすげえ有名だし、もう夏からアニメになるんでご存知かもしれないですけど、2.5次元の誘惑。
細谷滝音
ああ、読んだことないです。ジャンププラスですよね。
kai3
ジャンププラス。これ、途中からノリが変わってくる。最初はコスプレ付きの女の子と2次元にしか恋をしない男子高校、オタク男子高校生の話で、
2次元にしか恋をしない、だけど2.5次元の女の子だとどうなるみたいな、最初エロ要素が強かったんですけど、次第にちょっとね、友情、努力、勝利な熱血要素が出てきて、
今、本誌よりジャンプの漫画なんじゃないかって言われるぐらいすごい評価されてるんですけど、これがちょいちょい百合要素が出てきてまして、
今まさに連載中なので、コミックになってない箇所なんですけど、もう百合要素の最後のピークにまで来てます。
細谷滝音
そうなんですね。
kai3
あとね、最初の頃が本当にエロ押しなんですよ。そこでちょっと落ちちゃう人がいるんですけど、そこを乗り切ると相当面白い。
実際に恋愛押しなんだけど、女友達同士で好きみたいなのもあるし、それをこうやって本当に女性同士で好きなんだよみたいなカップリングも、
この作品の一つの柱で、今それはネタバレには言えないんですけどね、たぶん11巻、12巻くらいに来るところに最高潮で。
細谷滝音
そんなに長く続いてるんですね。
kai3
だいぶそうですね。そろそろ終わるんじゃないかな。結局コスプレする漫画なんですけど、コスプレで主人公のヒロインがコスプレ始めて、
結構人気が出てくるんだけど、コスプレ界四天王みたいなのが。
細谷滝音
ジャンプっぽい。
kai3
ふざけてるっぽいんですけど、その四天王が全員出てきちゃったんですよ。
たぶん割といい感じにストーリーが進行してるんで、そろそろ終わってしまうかもしれないなと思ってるんですけど、
割と名作なので。百合要素も備えておりますので、ぜひぜひご覧いただきたい。
細谷滝音
結構百合漫画とか、百合とかって謳ってなくて、でもそういうのを見出そうとしてる人たち多くて。
kai3
それはでもBLにもありますよね。そうは言ってないのにそういうのを見てしまうっていう。
細谷滝音
有名どころですと、アニメでガンダム水星の魔女ってあったじゃないですか。去年ぐらいに出した。
kai3
あれはでもそうなんじゃないですか。作ってる方もそれはちょっと意識してる気がするけどな。
細谷滝音
一旦公式が別に百合じゃないみたいなことを否定したみたいな発言が出て、一部の人が吹き上がってたんですけど。
kai3
それまた取り消したりとかいろいろありませんでしたよね。
細谷滝音
そうですね、ありました。最終的に2人は結婚したんだという感じの。
kai3
もともとその辺が宇宙の話だから、女性と女性が結婚してもいいし、女性が女性にプロポーズしてもいいみたいな。
そんな世界観ですもんね、そもそも。
それは完全に狙ってるんだろうというか、狙ってるというかそういう価値観が当たり前になってきてるから、ガンダムもそうしようというシンプルな話なんだなと思うんですけど。
細谷滝音
そうですね、最近の漫画をいろいろ見てて思うのが、特に若い人に向けた漫画に感じるんですけど、
そういう多様性とか適切さみたいなことをすごく意識してるものってありますよね。
kai3
増えてますね。意識せざるを得ないんでしょうけどね。
細谷滝音
だと思うんですよね。若い人ほどそういうところに結構敏感な感じがしますね。
kai3
作ってる方も多分若くなってきてるのもあるだろうし、そういうのをきちんと盛り込まないと叩かれたりとか炎上とかにもなりやすいから、固定観念の漫画ばっか書いちゃってできないというのもあるんでしょうけどね。
最近ちょっと思うのは、多様性が進むが故に、多分映画もあると思うんですけど、多様性を意識しすぎて本題が面白くなくなってる漫画もちょっと増えちゃってるので。
細谷滝音
それはありますね。
kai3
多様性であることはいいんだけど、多様性って全ての作品が多様性豊かなよりは、いろんな作品があってトータル多様性であってほしいなと思うんで。
細谷滝音
そうですよね。
kai3
男と女でも一緒、男と男、女、女、いろんなパターンがあって、それが全部許されるから多様性だと思うんで。
一つの作品が多様性意識しすぎてるとちょっと疲れるときはありますね。
細谷滝音
あとそうですね、漫画でいうとご当地漫画家みたいな感じになっちゃうんですけど、今僕住んでるのが秦野市なんですけど、秦野出身で多分ご実家もご近所じゃないかと思ってるんですけど、谷口菜津子さんっていう漫画家がいて、秦野のタウン市とかにたびたび登場してたりするんですけど、
細谷滝音
何か海外の日本の漫画を紹介する本か何かの表紙の絵とかも描いてたりしてて。
kai3
ちょっとこれは買ってみます。
ご当地、これはあれですかね。地元が近いから興味持ったみたいなことなんですか?それもご当地のことを描いてるんですか?そもそも。
細谷滝音
ご当地のことを描いた作品もあって、「人生山あり谷口」っていう作品が、なんかいろんな山を登るんですけど、地元が山だからって言うんで、地元のうちからすぐ近くの山を登ってるんですよ。
kai3
ご当地ウェブ。あ、ほんとだちゃんとコミックになってる。
細谷滝音
うちの母親がタウン市で見つけて、秦野市出身の人いるよって言って漫画買ってきたのが最初だったんですよね。
いま谷口さん住んでらっしゃるとか東京都内らしいんですけど。
kai3
あ、もう引っ越してるんですね。
細谷滝音
そうですね。
kai3
ご当地で言えばちょっと別の会で町田トークしましたけど、寄生獣が町田でよく出てましたね。
細谷滝音
そうですね。あれはもう当時話題でしたよ。これはあそこでしょとかってみんな。まだ聖地巡礼っていう言葉がない頃でしたけど。
kai3
ない頃でしたね。作者、あの作者結構好きで。その前に風子のいる店っていう漫画も描いてたんですけど。
細谷滝音
それは読んだことないですね。
kai3
そっちは本当に日常ものなんですけど、それも町田と相模大野がやたら出てくる背景だったのを覚えてるな。
そういうのはやっぱり気になっちゃいますよね。近くで住んでる。本編とは別でつい引っかかっちゃう。
そして僕もちょっとお勧めを。でもね、ご当地とゆりか、ご当地と百合は僕あんまり手持ちがないんですけど、
サクッと手に取れるので、最近ちょっとねこれは本当にいいなと思って、これXでも投稿してた気がするんですけど、
MA・MA・Matchっていう読み切りなんですけど、ちはやふるを書かれた末次先生が書いた読み切りなんですけど、
これがね、もう世代的にある程度の年をいった人だったらちょっと感動しそうな感じなんですけど、
これストーリーとしては、お母さん、子供たちとサッカーで勝負するっていう。
で、みんなその自分たちの子供がサッカークラブでサッカーしてて、それをお母さんたちが送り迎えしたりとかね、してるんですけど、
ある時そのサッカークラブの一人の子がすごいお母さんをバカにしてきて、お母さんなんかサッカーのことなんか何もわかんないくせに。
で、それでもう怒りのまま、じゃあもう私もサッカーやるって言い出して、そのまま子供たちとサッカーで勝負するって言い出すんですよ。
で、戦うんですけど、とは言え年取ったお母さんたちといい勝負にならないかと思いきや、お母さんたちも結構実は運動いろいろしてて、
もともとバレーやってたりとか、格闘技やってたりとかで戦えるんだけど、本来はそこじゃなくて、子供をそういうスポーツで通わせる親の視点だったり、
kai3
雑誌そのものを電子化したという意味では結構先駆けだと思うんですよね。
細谷滝音
そうなんですね。
kai3
歴史結構古いです。少なくともジャンプよりも前だったし
当時そのいろんなコミックになっている漫画を電子で読めるっていうアプリはいっぱいあったんですけど
雑誌そのものっていうのは多分相当早かったと思うんですけど
さらにDモーニングでしか読めないオリジナル漫画ってのも載ってるんですよね。
今で載ってるんですけど。
細谷滝音
そうなんですね。
kai3
それも結構面白くて。
僕Dモーニングオリジナルで結構好きな線がいっぱいあるぐらい気に入ってたんで。
細谷滝音
Dモーニングっていうのはモーニングとはまた別なんですか?
kai3
デジタルモーニングなんですよ。
だからモーニングとほぼ同じ漫画が載ってるアプリがモーニングと同じ流れに出るんですけど
一時期は作家さんの中でデジタルやだからって出してない作品があって
2作ぐらい読めないとこあったんですけど
そういう人が表紙の時は表紙が差し替わるみたいな細かいことがあったんですけど
細谷滝音
確かにありましたね。昔はじめの一歩の作者が電子書籍納得するまで出さないということで
kai3
週刊少年マガジンにははじめの一歩載ってなかったっていうのがありましたね。
そうです。シンプルに言うとバガボンドが載りませんでしたね。
細谷滝音
なるほど。そうかバガボンドダメなんですね。
kai3
今はどうなんだろう。少し変わった。でもまだ電子出てないかな?出たのかな?
あんまり電子は好きではない作者さんですから。
でもDモーニングオリジナルにすごい良い作品がいっぱいあったんで
僕は結構好きですね。いまだにDモーニング、あれかな?
確か「着たい服がある」とかもDモーニングだった気がするな。
もう僕はDモーニングしか読んでないからわかんないんですよ。
普通のモーニングには載ってない漫画がDモーニングで当たり前読みだから
全然気がつけないんだけど。確か着たい服があるはDモーニング限定だった気がするな。
細谷滝音
あれDモーニングだったんですか?
kai3
確かDモーニング限定だった気がします。
細谷滝音
何か安売りか一巻だけ読んで続きを買いたいなと思いつつまだ買ってない。
kai3
結構モーニングとか大人の雑誌なのでそういう多様性というか
あれもすごくゴスロリの格好したいんだけど背が高すぎて全然似合わなくて
でも着たいからって言って自分の好きな服を着ていくみたいなストーリーだったり
あとはコスプレが好きな応援の話とか
モーニングはそういう話が結構多くて
未だにDモーニングは結構ガッツリ読んでるかな
Dモーニングを契約してるせいでコミックDAYSに移れないっていうのもあるんですけど
細谷滝音
そうなんですね
kai3
ダブっちゃうじゃないですか
コミックDAYSは講談社の漫画らしいっぱい読めるけどアーカイブ残らないじゃないですか数週ぐらいしか
細谷滝音
そうなんですよね
kai3
Dモーニングは全部読めるんで
そう全部読めるからまだに逆に解約できないです
僕ジャンププラスも最初の日から契約してるんで