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2024-06-17 17:35

築13年の家 購入した金額で売れるのか??苦戦した家の売却/ゲストハウス開業H⑪

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一般媒介契約していた9社の不動産屋に
「『売り切る販売・広告戦略』を提案してください。
納得するプランをご提案いただいた会社さまと専任媒介の契約を結びたい」
と夫が通達メールを送り、各社からプレゼンを受けました。各社「売却希望価格を下げる」程度の戦略しかなく似たりよったり。でも、Kさんだけは違いました。Kさんはわたしたちの住んでた町を得意エリアとしていて、実際にそこに住んでいました。その土地と不動産を熟知した彼は「絶対に売れます!販売希望価格は下げなくてもいけます」と言ってくれました。
そんなKさんは私たちにプライベートな秘密を明かしてくれました。

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こんにちは、東京でゲストハウスをやっています、ジュリーです。 ゲストハウス開業ヒストリー
ゲストハウスを始めるまでの戦をシリーズで話しています。今回11回目です。 前回ですね、売却の方、世田谷のお家の売却の方を
Kさんというですね、不動産屋さんと新たに1000人売買で仕切り直し 頑張ろうっていう話になったっていうところまで話しました。
それでこのKさんですね、話してみたらめちゃくちゃ面白いキャラクターだったんですよね。
面白いってね、何だろうな、話が面白いとか笑わせてくれるとか、なんかそういう感じじゃないんですよね。
前回も言ったんですけども、彼自身はですね、至って見た目大人しいし、
暑くないし、本当にひょうひょうと淡々とした男性なんですよね。
その風貌からはですね、全く想像できなかったんですけれども、彼は秘密を抱えてまして、
何かというとですね、地元、私たちが住んでいるエリアに駅にですね、商店街があるんですけれども、
その商店街に、中にスナック街があるんですね。スナックがいくつか集まっているようなストリートがあって、
そこの一つのスナックのママと結婚していたんです。
もともとですね、Kさんはそのスナックに仕事が終わった後に通っていて、常連なんですよね。
常連だからこそ、そのママとの結婚は極秘だったんです。
そのスナックなんですけれども、そのママ目当ての常連さんの男性も結構いたみたいで、
もともとその常連仲間だったKさんが、実際はね、ママと結婚してるなんて聞くとね、気分悪くなったりとか、来なくなっちゃう人もいますよね。
だから、今でもね、当時もね、Kさんは常連のフリをして飲みに来ているという話でした。
でね、実際にですね、直さんと私もね、何スナックのママなの?とか言って、じゃあちょっと遊びに行く行く?とか言って、行ってみたんです。そのお店に。
そしたらね、Kさんはなんかラフな格好をして、まあ普通の常連の客を装ってね、カウンターの片隅に座ってたんですよね。
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でね、そのスナックっていうのがね、正直ね、そんなに素敵じゃないんですよ。
ママも、このママを目当てに来る客ってどんな?っていう感じで、本当に驚くんですけれども、ママさんはですね、離婚歴があって、そのKさんと結婚する前に、結婚してて離婚歴があって、お子さんがいました。
だから、Kさんはそのお子さんのお父さんになっていて、学校の業種とかもね、積極的に参加しているって言ってましたね。
だから、Kさんはそのスナックの中では、結婚していることは極秘なんだけれども、学校の方ではね、お父さんとして一応というか、ちゃんと認められているっていうような状態でした。
で、ママはそんな感じで、40代後半のママがいて、そのスナックはですね、歴史が少しあって、何かというと、そのママのお母さんが大ママみたいな感じで、そのお店にもよくいました。
というか、行くと必ず確実高くいましたね、大ママが。
でね、もう大ママはね、引っ込んでた方がいいっていうぐらいな妖怪っぷりで、で、ママがいて、で、大ママがいて、ママがいて、で、さらにね、
ちいママっていう妹がいたんですよね。要はお母さんと娘さん2人で切り盛りしていて、で、たぶん常連はそのママ目当ての常連と、あとちいママ目当ての常連。
で、大ママはもう妖怪なんで、まあいいですよね。ちょっともう茅野外って感じでね。
大ママもお母さんもね、お店に出ていたいんですよね。きっと自分が作った店だから。だから来てたんだと思うんですよね。で、ママも別にそんなにサービス精神があるわけでもないし、愛嬌たっぷりって感じでもないし、
そういう普通の女性でした。で、ちいママはね、ただ明るいだけっていう感じのね、あのお店でした。でも私たちもね、その
スナックとかカラオケが嫌いじゃないんで、でね、あの知ってる人が、知ってる人の奥さんがやってるみたいな感じでたまに行ってたんですけども、まあね、あんまりサービス精神はなかったですよね。
で、Kさんはですね、その担々と票々と販売活動を続けてくれてました。 それで、えっとね、2017年の2月に
ふとね、売却査定を出してみたその世田谷の家だったんですけれども、気づけばね、もうほぼそれから1年が経とうとしていた2018年の2月。
06:00
Kさんが連れてきた内県のお客さんで、気に入ってくれたご家族が2組現れました。 一組目はね、私が内県の案内を、案内というか案内をフォローしていた形で家にいたんですけれども、
ご家族4人で来てました。で、お父さんお母さん子供たちって感じで全員で見に来ていて、とにかくね、お父さんがよく喋る陽気な方でしたね。
で、ちょっとね、何て言うんだろうな、異様によく喋るんで、一体何なんだろうっていうぐらい陽気でした。
で、後でね、Kさんに聞いたところ、実はそのご家族の両親、親は離婚していて、
で、お父さんが、その家族、自分以外のお母さんと子供たちのために家を探しているということで、
うちに内県に来てました。さらにそのお父さんは、家をね、現金一括で買うということで、
物件を探していたようでした。なのでね、うちの家を気に入って、ご家族もそれでいいってなれば、お父さんが現金でボーンって一括で払って、
私たちとしては売却できためでたし、めでたしとなるはずでした。 もう一組はですね、ご夫婦でお子さんはいなくて、
ご夫婦だったんですね、お二人。で、奥様がモルドバ人だったんですね。国際結婚していた方があって。
で、ご主人はですね、自営業されていて、あの、住所、事務所兼ですね、事務所兼住居になり得る物件を探していました。
で、確かね、水道関係か何かのお仕事をしていて、家を買うんであれば、
家のすぐ近くに倉庫が欲しいというのも、希望として物件を探していた方でした。
で、そのですね、自営業のご夫婦のご主人の方が、なんかね、あの、
建築の水道関連のね、お仕事をしていた方だったと思うんですけれども、その私たちが住んでいた世田谷の家のね、
作りとか、細部とかね、そういうのを見て、もうね、すごい良く作られたお家だということで、大絶賛で、
めちゃくちゃ気に入ってくれたんですよね。その個性的なデザインも含めて、そのモルドバ人の奥さんもね、気に入ってくれて、
なんかとっても好印象でした。 そしたらね、そのKさんは淡々と、ひょうひょうとね、
自営業の方のご主人が探していた、物件の近くの倉庫っていうのも合わせて探してきたり、
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あとそのKさんが、もともとその時住んでいたお家の中古こだての販売、売却の方もね、ヘルプしたりなんかして、
あとはその自営業の方の有志、金融機関から有志がおりれば、私たちの世田谷の家に申し込み入れて契約するというところまで話が進みました。
私と直さんとしたらね、どっちでもいいから、とにかく申し込みを入れてくれと、契約してくれと、
売れてほしいという気持ち、すがるような思いでした。 結局ですね、決まったのが3月の終わりぐらいだったと思いますね。
その家を売却査定してから1年ちょっとかかっちゃいましたね。 結局買ってくださったのは、その奥様がモルドバジンの自営業の方の方でした。
売れた時は嬉しかったし、実際その計算が目標金額でいけますと、絶対売れますと言ってくださった通り、私たちはほぼ妥協することなく、
ちょっとね最後、ちょっとだけ値下げしたんですけれどね、気持ちというか、最後の一押しということで少し値下げはしたんですけれども、
ただほぼ目標金額通り売ることができました。 買ってくださった方は、私たちが持っていた家具、ソファーだったりとか、
照明器具はもちろんですね、そういうのも気に入ってくださって、良ければ置いていってほしいというので、ぜひぜひ使ってくださいということで、
それも含めて引渡しをいたしました。 もう本当にね、家を売るのは本当大変でした。
何せね、土地が先に見つかってしまって、土地のローンが始まってたんですよね。土地のローンが始まったのが2017年の7月ですから、
実際に世田谷のお家が売れたのが、その翌年2018年の5月でしょ。 もう並行してね、ローンあっちもこっちも払うことになってしまっていましたし、
それにもうそのね、内県に来る客がね、ほとんどがもうこの個性的な家をね、
好きになってくれなくてね、気に入ってくれなくてね、その都度都度ね、しょんぼりしていたんですが、やっと最後ね、気に入ってくれる方に
12:02
引渡しすることができました。契約の日はですね、もうこれで引渡しなんで、私たちはもう全部撤去、退去しなきゃいけなかったんで、
最後はその直さんがね、日本酒バーをやるって言ってた、
冷卸しのイベントをやったお寿司屋さんにね、行ってランチをそこで食べました。
お寿司屋さんにはね、全くその引っ越すこととか、自分たちが考えていることは、それまで全く伏せていって、何にも話したことなかったんですけども、
実はね、これこれで引っ越すんですっていうか、この町を離れますっていうことを言ってね、そしたら、そうなんですか、でもまた仲良くしてください、みたいな感じで、もちろんね、今でも親しくしていただいてるんですけれども、
そのお家を離れるのはやっぱり寂しい気持ちがありましたね。大好きなお家だったので、
最後ね、自分と直さんのお友達を呼んで、お家パーティーって言うんですかね、パーティーみたいなのを開いたんですね。
その時には、その家を引っ越すなんて話は全く皆さんにはしてなくて、みんなでね、集まりましょうって言って、
30人くらい来たんじゃないかな、家に。直さんがね、もうお酒大好きだから、生ビールのサーバーか何かをね、どっか業者から借りてきて、ビールバンバンバンバン振る舞っちゃってね、
それでパーティーやって、みんながまた来たい、今度はバーベキューやりましょうとか、今度は花火みんなでベランダでやりましょうとかね、なんか適当なこと言ってて、そうですね、そうですね、とか言ってたんですけども、
内心ね、私たちはもうこれでね、最後なんだよと、これフェアウェイルパーティーなんだよ、私たちにとってはと思ってね、でもみんなが楽しんでくれていた様子を見て、
早くね、新しい家、住まいを立てて、またね、みんなをそこに呼びたいなというね、モチベーションに変えて、その世田谷の大好きだったお家とはお別れすることになりました。
なんかね、今思い出しても、あの町もあの家も好きだったなぁと思っていて、一つね、私お隣、隣の隣にね、とっても仲良くしてくださっていたおじいさんがいて、
あのおじいさんね、大学の教授を退任されて、なんかその大学の名誉教授かなんかになってる方でね、とってもね、
教養があって、私が毎日毎日ランニングで出かけていると、そのおじいさんにね、よく道端で会うんですよ。
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なんでかというと、彼はもう80近かったのかな、それでもその孫ちゃんにね、自分の孫に、じいじいは年寄りだって思われたくないって言ってね、
彼はすごいウォーキングですか、教歩みたいな感じでね、町中を歩き回って、体を鍛えていたんですよね。
だから私が走っていると、その方にね、よくお会いして、私その方と話すのが大好きだったんで、
こんにちはとかね、おはようございますとか言って、で立ち話しするんですけども、それがなかなか終わらなくて、
なんでかって言うとね、彼と話すとね、いろんな話題に展開しちゃうんですよね。
例えばね、戦争の時の話とか、あとその昭和天皇御奉行の時の話とかね、
あとはその方はね、アカデミックな方で、アメリカとか海外にもたくさん行って、論文書いたりして、本も出しているような方だったのでね、
そういう話とかね、その日本人とね、日本人以外の人の価値観の違いとか、なんかそういうのを喋るのがもう本当楽しくてね、
で、彼なんかとやっぱりお別れするのはとっても寂しかったですよね。
最後ね、その人も私個人的に家にお招きして、一緒に紅茶飲みながらね、で、そしたらそのおじいさんはケーキを買ってきてくれてね、
二人でね、なんかもう3、4時間長話ししてたんじゃないかな。
そういうおじいさんとのお別れもちょっと寂しかったんですけれども、私たちはもう新しいライフスタイルを目指してね、そのお家とはグッバイしたわけです。
グッバイしたからといってね、その時点で買った土地の上には何にも立ってなかったんです。
まださらちのまま駐車場で貸していた。
なので私たちは住む場所を失ってしまったわけですね。
さて、この後どうなるのかというのは、また次この続きをお話ししたいと思います。
土地も買って、家も売れて、でも住まいがなくなっちゃったゲストハウス開業ヒストリーの続きをまたお聞きいただければと思います。
フォローの方よろしくお願いいたします。
ではまた。
17:35

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