1. ともに奏でるラジオ
  2. #23 ゲスト回12弾 グラフィッ..
2024-12-13 37:07

#23 ゲスト回12弾 グラフィックデザイナー前川岳久さん(後編):ともに奏でるラジオ

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ともに奏でるラジオは、「誰もが有機的につながり、協奏が生まれ続ける世界をつくる」をVISIONとかかげる株式会社ジャムセッションズが、即興演奏から生まれる「協奏」をテーマに、チームメンバーや様々なゲストとともに対話を繰り広げる、そんなポッドキャストです。

京都を中心にジャムセッション的に活動(協奏)しているゲストをお招きしてお届けしている「ともに奏でるラジオ」。
前回に引き続き、グラフィックデザイナーの岳さんをゲストに、後編では、岳さんの協奏的なお仕事のスタイルについてくわしくお聴きしています。

ワークショップという即興演奏的なイベントを成功させるコツ、そこには岳さんのこだわりがあり、それはとっても協奏的であり、また岳さんのバックグラウンドにつながっている行動で、聴き手としてとっても楽しいひとときでした。是非お聴きください!!

・岳さんのお仕事はこちら
 https://www.instagram.com/gaku_0421/

・岳さんのお薦めの一冊

 鉄コン筋クリート
 https://shogakukan-comic.jp/book?isbn=9784091962515

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ともに奏でるラジオは、毎週金曜日(たまに水曜日も)に更新しています。
次回の更新を、どうぞお楽しみに✨

◈株式会社ジャムセッションズ(Jam Sessionz)
VISION:誰もが有機的につながり、協奏が生まれ続ける世界をつくる
https://jam-sessionz.com/

サマリー

このエピソードでは、前川岳久さんが独立した働き方やJam Sessionzにおける即興的アプローチについて話します。彼は柔軟なビジョンを持ちつつ、予期しない挑戦を受け入れることで、自らの成長とクリエイティブな仕事を楽しむ姿勢を示しています。また、前川岳久さんは自身の経験を通じて、即興性や柔軟性の重要性を強調し、多様な人々とのつながりを大切にしています。ポッドキャストの後半では、彼のデザインや漫画に関する考え方が語られ、他のクリエイターとのコラボレーションの重要性についても議論が行われます。

岳さんとのセッションの続き
はい、ではここからは岳さんとのセッションの後半戦になります。 岳さん、引き続きよろしくお願いします。
岳さん、よろしくお願いします。
前半戦、すごく話が盛り上がって、気がついたら、Zoomの時間制限があと1分未満だったので、ちょっと最後急ぎで切っちゃったみたいなところがあるんですけど、
なので、その続きからお話をさせていただきたいなと思うんですけど、
さっきおっしゃってた漠然とした大まかなビジョンを描きつつ、でも実際の行動は即興的に行動していくっていうので、
Jam Sessionzの考え方とか仕事の仕方もそうだし、
多くのビジョンを設定して、ただ柔軟に事業自体を行っていくっていう企業の理想的な、今の文化時代の企業の理想的なあり方なんかなというふうに聞いてて思って、
それが別に企業だけじゃなくて、個人の働き方とか生き方にも当てはまるんだろうなっていうのを、岳さんのお話を聞いてて思ったんですね。
もちろん独立されてるからっていうのもあると思うんですけど、長期的なイメージも持ちつつ、だけど実際はいろんなことが起きるじゃないですか。
本当に私も独立するとなかなか会社勤めしてたときとは全然違う。こんなこと起きるやみたいなこととかもあるんで。
起きます。
そこら辺を柔軟に、名前のことは柔軟に対応していくみたいな。
私も個人の活動としてもすごく見習いたいですし、Jam Sessionzの組織のあり方としても、
とても参考になるお話を聞かせていただいたなというふうに思います。
独自の仕事の選び方
でもそれって意識してそうされてるんですか?
1個だけ決めてることがあって、面白いか面白くないかで決めてるっていうところです。
本当にその仕事が面白いかどうかとかじゃなくて、自分が面白いかっていうのをまず。
あと、これを人に言ったときにそいつ聞いて面白いやろうなっていうことを選ぶっていう。
なるほど。この話を人にしたときに、面白いことやってるなって思ってもらえるようなことをやりたいな。
そうですね。なので難しい方を選ぶことが多いです。
簡単なことと難しいことが2つあって、さあどっちを選ぶときに難しい方とか変な方を選ぶっていう。
そうすると後であいつ何してんねんみたいになるんで。
確かにね。
それが結構楽しいですね。
そうですか。
それで結果が出ます。
普通の人が選ばないようなやり方だったりとか道を選ぶことによって、面白いことをしているというふうに評価もされるし、
あと自分に負荷がかかるんで、たぶん成長できるっていう。
おー。
めんどくさいことを日常に汲み込んでやらんねえことを。
古着屋さんやったら、自分で仕入れに行って自分で洗濯して自分でアイロンかけて写真撮ってタグ付けてやるし、
ワークショップも全部自分で糸からほついて生地切って作るんで、
非生産的なことをめっちゃやるんですけど、
それをそのしんどいことを自分の生活に汲み込むことで、
いろんなことのスピード感だったりとか自分の限界を超えれるっていう。
はいはいはい。
100%でやらんと間に合わへんって思っててもだんだん慣れてくると、
100%を70ぐらいに下がってくるんで、もうちょっとできるようになったりするんでね。
スピードが上がったりとか、同時にいろんなことができたりとか、
仕事しながら違う仕事のことを考えたり、低温化しながら違うことをしたりとか、
そういうことができるようになるんで、
ほんまにやばい時とかもなんとかなるっていう。
あー、でもすごいなんとかなるっていう感覚を持てるかどうかって、
結構人生において大事かなと思ってて。
そうですね。
その経験が増えると逆算できるようになるんですよね。
前回こういう経験してるから、同じ時だった時にここさえ切り抜けといたらなんとかなるっていう。
面白い。
逆に考えて、あと何日あるからこの仕事できるよねとか。
それができるんで、なんとなくしんどい方向を選んでもなんとかなるっていう。
そうすると面白がってもらえるし、面白がってもらえると興味を持ってもらえるんで、
また違う人から声かかったりとか、面白いなって言って仕事が増えたりとか。
そういうので広がりがどんどんできていくんで、それが楽しいですね。
いやこれ、世の中の流れ的にはタイパーとかコスパ重視の世の中じゃないですか。
そっちの方が確かに生産的かもしれないし、効率的かもしれないんですけど、
伸びしろだったりとか、面白いことがどんどん降ってくるとか、面白いけど難しいことなんですけど、
降ってくるっていう環境にはタイパーとかコスパを重視してるとならないってことなんですよね。
そうですね。
だいたい自分がもうこれちょっと限界やな、しんどいな、やめようかなと思ったことが、
やめようと思った時に必要とされたりするんですよね。
ワークショップの設計
あー面白い。
もう本当にここ最近もそうですね、何個かありますね。
ちょっとだけ具体的に言うと、やっぱお仕事が少し入ってくるようになって、
きっと来年これと仕事とあの仕事も入ってくるし忙しくなるから、
僕イラストも描くんですけど、イラストの方のことをちょっとプライベートで、
半ば遊びでやってた、遊びっていうか、自分の中では仕事とは話でやってたんですけど、
ちょっとやめようかなと思って、実際今回ずっと続けたポストカード展示会に出展するのをお休みしたんですね。
もう本当にこの16日に提出やったんですけど、もうちょっとやめちゃって、
次回かならどうしようかなと思ったんですけど、その時に、
いやイラストいいよね、ちょっとお仕事で何かなるかもよみたいな、
お声がかかったりとかするんだ、イラスト捨てたらあかんのか、みたいな。
なるほど。
そっちに目いったか、みたいな。
はいはいはい。
出てきたりとか、
なんかワークショップももうそろそろいいかなとか思ったりすると、
12月末は一緒にイベントありません?とか言っていただいたりして、
これも続けなきゃいけない。
意外とそういうのが生き残ってきてるんで、なんか面白いですよね。
それでやっぱり負荷にはなるんですけど、それを乗り越えてずっとやり続けてると、
多分何年か後か普通にできてるようになってるんで、
今はたぶんしんどいと思うんですよね、本業の仕事がちょっと増えてきたら、
イラストかけへんとか、ワークショップ2日3日とか潰れのかとか思うと難しいなと思うんですけど、
出てみたらやっぱ楽しいし、出たことでいろんな知り合いもまた増えるし、
なんかねやっぱそうやって負荷はかかるけど、
少しずつ広げていくことに意味があったりするっていうのがすごい僕は実感がすごくあるので、
どんどん新しいことを増やしていこうと思ってます、今後も。
面白いですね。
本当にこれでやってても、面白いしいいんだけど役に立つのかなとか、
別にこれで売り上げ上がるわけでもないしなみたいな感じで、
ちょっと仕事が忙しくなってきて優先順位が下がってきて手放そうとしたら、
その関係のお話が来るみたいなことって、僕もそういえばあるなと思ってて。
そうすると、より忙しくはなるんですけど、
ただ、こういうふうに仕事って回っていくのかなって、
これは会社員ではなかなか起きないことなのかもしれないなと思いますね。
そうですね、やっぱり。
目的意識をちゃんと持ってやってるので、
ただ描いて出したらいいじゃなくて、売れる売れへんは別なんですよ。
売れないのはわかってるんですよ、そんな。
有名なイラストレーターでもなんでもないので。
でも自分的にこういう反応があったらいいなとか、
どういうふうに見られるんだろうなとかって思ったりするのを、
ちょっと自分の中では持って出すっていう。
ワークショップもそうですけど、
お金的に絶対今回マイナスやなってわかってるんですけど、
1個何か自分でゴールを作っておく。
今回誰かとつながるとかっていう目標を立てておくと、
それをクリアしたらそのイベントはOKなんですよね。
売り上げだけじゃなくて。
なるほど。
それをちゃんと毎回持ってやってるんで、
何かしら答えを持って帰ってきてるんですよね。
周りから見ると損してるし何してるのってなるんですけど、
僕の中では意味があったりとか、
次のステップにつながるために持っておいてよかったとか、
結構ありますね。
どうせやるんだったらちゃんとやろうっていうとか、
今回はこれをチャレンジしてみようとか、
確かにその姿勢はなんとなくやるんじゃなくて、
そういうところがレベルの向上だったりとか、
誰かが見てくれてるとかね。
そうですね。
どこにつながってるんでしょうね。
まだ会社員ではできないですね。
みんなでやってるんで。
なかなか一人一人が意識、目的でしょってやるってことないから、
独立して一人でやってる身としての特権っていうか、
全部自分で考えて、全部自分でやるんで。
やっぱり組織だと成果を求められるんで、
どんだけプロセスが良くても成果が悪かったら、
マイナスの評価を受けることって多々あると思うんで、
僕もそれを散々受けてきたので、
いや合わねえな組織って。
そうなんですよね。
個人だったらね、損するとかお金的にはマイナスになるかもしれないけど、
究極自分が納得してれば別にいいっていうことになるわけですよね。
そうなんですよね。
僕は楽しみを得てるので。
じゃあ独立して本当に良かったですね。
良かったですねっていうか充実されてるんでしょうね。
いやいやそうでもないですよ本当に。
いやいやでもお忙しくされてるから。
独立して良かったんじゃないかってすごく思いますけど。
そうか。
ありがとうございます。
じゃあちょっとここからは、
我々Jam Sessionzですね、
即興演奏だったりとか、
あと協奏、共に奏でるっていうことをテーマにした活動をしてるんですけど、
今までのお話の中ですごく即興的で協奏的だなって私は思ったんですけど、
僕がちょっと個人的に聞いてみたいなと思ったのは、
さっきも出てきましたけどワークショップみたいなことを活動の一つとしてされてるっていう風に僕はしてて、
Jam Sessionzもリアルのイベントやったりとかワークショップやったりとかっていうことをしてるんですけど、
まさに即興的にやっていくので、
うまくいかないこともあればすごい盛り上がるなみたいなこともあったりとかするのを実感してて、
そういうワークショップみたいな場をうまく設計するとか、
より共に奏でるっていう協奏が生まれる場にするには、
どうしたらいいのかなっていうのは、
Jam Sessionzの活動の中で考えてることなんですね。
なので、ぜひ岳さんのやられてるワークショップの設計の肝とだったりとか、
こうするとすごい面白い場が生まれるよとかって、
岳さんが今までのご経験の中で気づかれたこととか、
ちょっと我々に教えてやってもいいよみたいなことがあったら、
ちょっとお伺いしたいなと思ったんですけど、
でも本当にそういうお題をまず投げます。
なるほど。まだまだ勉強中ですね。
成功したとは一回も思ってないので。
なるほど。成功したと思ってない。
ただ何なんでしょうね。
僕はですけど、結構みなさん団体でやられるじゃないですか、
そういうワークショップの中で一人で団体でやらなかったりとか、
何人かでやってるとか、
その時に一番中立でいいよって思ってます。
僕は中立でいいよとかいらないんですけど、
設計には入らないんですけど、
できるだけ全ての情報を集めるようにして、
自分が一番しんどいところを動くっていうふうに思ってやってます。
中立でいるっていうのは、運営の主体でいるわけでなく、
いろんな参加なんですけど、運営の人と同じように動いたりとか、
もちろんなければね。
そういうことをすると、やっぱり一般に出てくる方の不満とかも聞けるんですよね。
なるほど。
僕は一般参加なんで。
これしんどいよね、売上の何パー持っていくって高ないとか聞くんですよ。
でも運営の高くした理由とかも結構あったりするじゃないですか。
そっちの話はそっちの話は聞けるんで。
中立的な役割の重要性
僕は結構中立にいるから、どっちの話も聞けるんで。
どっちものフォローもするっていう。
こんなの言ってやったよっていう告げ口じゃないですけど、
僕の意見としてこういうの思うんですよ。
次こうしたらどうですかとか言ったり。
参加してる持ってる方には、僕がちょっとしんどい思いをしてその人のフォローをすれば、
ちょっと気楽やろうなみたいな。
たらへんって言ってるところをやってあげたり、
これどうしたらええのって言ってることを代わりに聞いてあげたりとか、
そういうすることで結構円満に動いたりするんで、
できるだけ中立にいようっていうふうに思ってはやってますね、いつも。
単純なことで朝早く行くとか、最後まで片付けするとか、
そういうことするだけでも全然違うんで。
なるほど。
ちょっとしんどいですけど、そういうことをしたりとか。
毎日出たりとか、1週間のイベントでみんな順番に交代するんですけど、
僕だけ毎日いるとか。
そうすることで信用も得られるし、
全部通しての場も見れるんで、
この人とこの人の時会ってたけど、この人とこの時会わんかったなとかも分かるんで、
次やるときに別のイベントにセッティングするとか。
フォローメーカーに言ったりとかもできるし、こっちにはこっちにで、
参加側の人にはフォローもできるし。
そういうことを自然にやってると、いろんなとこ呼んでもらえますよね。便利なんで。
あいつだったら何とかなるよねみたいなのがあるんで。
主催者側からするとすごく助かる存在だし。
経験を基にしたキャリア形成
それをやっぱり必死にしてますね。
やっぱりボランタリー的に動く部分だったりとかを意識的にすることによって、
もちろん運営のノウハウも学べたりとか、情報も入ってくるし、
そこら辺がご自身で主催するときとか、ご自身が個人でやるワークショップのときにも活かされてるし、
みたいなことですよね。
結構それは昔からナンバー2だと思ってるので、常に。
会社の組織の中でも。
そのポジショニングが一番僕はやりやすいんで。
ただし、やっぱりしんどいっていうか、やっぱりめんどくさいとか。
さっきも話してましたけど手間かかるし。
でもやっぱりいつか何かそれが役に立つことがあったりとか、何かご縁がつながったりとかするってことなんですよね。
めっちゃめんどくさい会社の中でも嫌いな先輩に毎日挨拶するとかね。
朝、「おはようございます。昨日どうでした?」とか、「先帰りますけど大丈夫ですか?」って全員にしていかましたね。
そうすることで嫌いな先輩とかめっちゃややこしい先輩とかも僕には優しかったんですよ。
それは絶対やってましたね。嫌でしたけど。
すごいな。
なるほどね。
特殊だと思いますけど。
ただ我々のJam Sessionzの活動として、もちろん自分たちで主催するワークショップとかイベントもあるんですけど、
ちょっとお呼ばれしていくとか、ちょっと手伝ってくれないかとか、一緒にやらないかっていうふうにお声掛けいただくこともあって。
我々もなるべくいろんな方とつながって、Jam Sessionzがお手伝いできることだったら、基本的には何でもやりたいなっていうふうに思っていて活動していると、
自分たちが自分のオリジナルのイベントをやったりとかするときに助けていただいたりとか、いろいろつないでいただいたりとかするっていうことを考えると、
まさに何かこう利他的な行動を自らやるというか、見返りを求めるっていうことじゃないんだけれども、やるとかっていうのは確かにワークショップの設計自体とかそういうのを超えたところでありますね。
そう、設計とかっていうよりも、どこにもはまるようなやり方ですかね。
それがやっぱりあるので、大きなイベントだろうが、ちっちゃなイベントだろうが、やりやすくなるっていう。
今お話をお伺いしてて、がくさんの柔軟性というか即興性っていうのは、もともと持たれてたものなのか、それともいろんなお仕事を経験されて、会社を経験されてってことをおっしゃってましたけど、
どこで培われてきたんだろうかっていうのは気になるんですけど、何か思い当たる節とかありますか。
そうですね。3年で辞めるって決めたんで、毎回。
会社を?
そうです。42で独立するまでに、できる限りいろんな会社に行こうと思ってたんで、3年で辞めようと思ったんですよ。
3年間の間に、行ける限り上まで行くっていう。
で、だいたい生産管理系の会社が多かったんで、デザインしながら生産の管理まで口出してやるところとか、社長から直接、お前これやってやとか言われるとこまで行って、
会社会社ってめちゃめちゃすごい嫌な、ダメな社員なんですけど、そこまで行ってから辞めるっていう。基本的に目標にしてたんで。
なので、直近の会社の以前の先輩とかもほとんど切れてますね。
嫌な辞め方してるんで。
直近の会社は1回目も引き抜きで辞めて、また戻ってるんですよね。プリント工場戻ったけど、その前にいた会社もまた戻ってるんですよ。
でも結局、結局というか3年で辞めるんだけど、なんだかんだ繋がって、また一緒に仕事したりとかするってことですよね。
でもそれはね、さっきもおっしゃってた日頃の気をつけてること、やっぱり面倒くさい立ち回りをするとか、そういうところが結果として帰ってきてるみたいなところがあるかもしれないですね。
あいつ、そういえばやりやすいなっていう。もう一回戻ってきてくれよ、戻ってきてくれよ、みたいな。
多分それだなとは思いますね。
あとはですね、もともと福祉の専門学校行ったんで。
もともとはそうか。
一番最初そうなんですよ、始まりが。
なんかアパレルの専門学校だったりとかそういうところなのかなって。
じゃないんですよ、老人介護なんですよ。
やっぱり福祉的なマインドというか。
あるんですかね。
面白いなあ、なんか。
そうなんですよ。
そこが一番最初ですかね、専門学校的には。
そこから紆余曲折を経て。
なかなかヘビーな生き方してるんで。
でもね、それを別に自分で決めてることなわけですよね。
やらされてやってるわけじゃないので。
結果的にそうなっちゃって、それを悲観的に捉えるっていう考え方もある。
実際そういう方もいらっしゃると思うんですけど。
岳さんには全くそういう悲壮感みたいなものがあんまり感じられないのは、
やっぱりちゃんと自分で決めてるから。
自分で決めてやってるからっていうのがあるかもしれないですね。
最初はしんどいですよ。
面白いです。
とんでもない目されますからね。
そうですか。
入社したらなんでこんなやつ着てるみたいな。
影響を与える作品の紹介
されますよ、デニムしか作ってないやつがなんでお前デザインの世界に飛び込んできてんねん。
何で使えるのか読めや、みたいな感じなんですけど。
すごかったんですか、最初。
冷たい目してましたよ、みんな。
本当に。
でもそれでもやっぱり3年勤めるって決めて、
かつ行動にも落とし込んで活動していることによって認められてきて、
3年で次のステップに行くと。
行くと。
面白いっていうのは即興性の身につけ方もそれぞれだなと思って、
私なんかはどっちかっていうと結構流される形でキャリアも作ってきてるんですけど、
流される中で即興性、柔軟性を身につけてきたタイプなんで、
各さんとは違うんですけど、結果として身についたって感じが私はしてて。
結果として身についた感じです、こうなると思ってなかったです。
なるほど、ただ大きなビジョンとしては思い通りになっているというかね、
自分の思い描いた通りになっているっていうところは、
だから目標設定とかもそういうざっくり決めるというか、
イメージで決めてその中で自由に動くっていうことが、
最も結果的に自分でやりたいことができたなっていうふうになるんでしょうね、多分ね。
いっぱい悩みますけどね。
いや、それはそう、それは悩む。
いろんな人の目も気になりますし。
うーん、そっか。
何やってんだってやっぱり呼ばれますからね。
何やってんだっていうのは、各さんいろいろやってるんですけど、
何をやってる人なのかよくわかんないっていうふうに思われるってことですか?
それもありますし、いちいち僕説明しないんですよね、こういうこと。
自分が何をやってるかとかどういう考えでやってるかとかってことですね。
こういう話あんまりしないんで、仲良くなった人とか。
だから全然僕のことを理解できない人とかってやっぱりいっぱいいますね。
なるほど。
何をやってる人なのかよくわかんないっていうふうに思われるってことですか?
そうそう。
僕もなんかいろいろやってる、なんかいろんなとこに出入りしてる人だなって思われてるんですけど、
僕も説明するのが結構めんどくさかったりとか、うまく説明できる自信がないんで。
来てくれるといっぱいしゃべりますけど、聞かれへんかったらほったらかしするんで。
いまだに僕の周りの人で、僕がデザイナーっていうよりも古着屋って思ってる人が多いので、
誰もデザインの仕事頼んできへんっていう時期は本当にありました。
だからあれですよね、多分自分で売り込むとかっていうよりも、
おそらく岳さんの活動を見てくれて、
岳さんこういうこともやってるよ、これも頼もうっていうふうに声かけてくれる方の方が多そうですね。
そうですね、そういうのが多いですね。
いやでもそれが理想っていうかね、自分で売り込むのって嫌じゃないですか。
そうなの?やってますぜみたいなね。
そうそうそう、そういう活動自体が私あんま好きじゃないんで。
そう言って言うと、日頃の行いというかね、行動によって見てくれる方が
声かけしてくださるというのが一番理想のお仕事の仕事だなって思います。
それが一番理想のお仕事の作り方というかね。
私もそうですし、Jam Sessionzもそういうふうにお仕事でいただけるようになりたいなというふうに思いますね。
いやこれなんかね、めちゃくちゃ面白くて、このままずっとあと30分くらい話し付けてしまうんですけど、
これね、後半戦もさらに延長するとまずいんで。
本当にでも、Jam Sessionzと岳さんのお仕事としてのコラボはいつか企画をさせていただきたいなというふうに思います。
すごく相性が、親和性がめちゃくちゃ高そうだというのが改めてお話をお伺いしてて思いましたので、
ちょっとそこにまた撮っておこうかなというふうに思いまして、
ここからの時間はいつもゲストの方にお聞きしているのがですね、
ゲストの方のおすすめの一冊もしくは一曲をですね、ご紹介をいただいているんですけど、
岳さんは何をご紹介いただいておりますでしょうか。
めちゃくちゃ悩んだんですけど、そんなに人に役に立つような本を読まないんですよね。
いやいや、役に立たなくても大丈夫です。
人柄がわかるとか、Jam Sessionz、協奏っぽいなとか、そういうのでいつも皆さん紹介いただいているので全然大丈夫です。
本当におすすめしたい本はね、鉄コン筋クリートっていう漫画なんですよ。
はいはいはい。
知っている方は知っていると思うんですけど、ピンポンという映画が多分あったと思うんですけど、
あれですよね、卓球のやつですよね。
あれの原作が書かれている松本大洋さんという人の漫画なんですけど、鉄拳キンクリットっていう。
もちろんタイトルは、存在は私も知っていますけど、ちゃんと読んだことがないなと思って、
どこらへんにこれに惹かれているとかってあるんですか。
絵がやっぱりすごいっていうね。
絵ですね。
この当時はそんなにめちゃくちゃ上手いっていう感じじゃなくて、
ちょっと下手上手風なんですけど、構図とかめちゃめちゃ秀逸なんですよね。
えー。
ごちゃごちゃ描いているんですけど、めっちゃ見やすいんですよ。
おー。
アニメーションもあるんですけど、それも結構当時スタジオ4度Cっていう映像の制作チームが作ったりとか、
結構かっこよかったので、今はもうだいぶ絵上手いんですけど、
デザインと漫画の考察
当時あのガチャガチャ感がすごく好きで、それに影響されて絵描くなったっていうのも大きいんですよってことが。
そっかー。
そうなんですよ。
拡散の活動に影響を与えている作品ってことですね。
そうですね。
これはね、話も面白いし、内面のことをね、描かれるんですよ。
へー。
直球の内面じゃなくて、いいことと悪いことの、でも二つって一つだよねみたいな。
へー。
心の欠けてる部分を相手が持っててみたいな。
でも相方が自分の欠けてる心を持ってて、やっぱ二人一つだよねみたいな。
はいはいはい。
結構そういう風なことを描いたりとか、結構青臭いことをテーマに描かれていることが多いんですよ。
それがまたいいんですよね。
へー。
それは松本大洋さんの作品に共通している点なんですか?
その内面のことをしっかり描くっていうと。
そうですね。結構内面的な描写が多いですね。
ちょっと小難しいんですよ。
でもなんか、面白いですね。
引き込まれますね。
全然題材とかがすごくかけ離れているものも、日常生活をかけ離れているテーマっていうかその内容もあるんですけど。
でもなんとなく言いたいこととかっていうのは、自分の中にあるものだったりするんで。
へー。
その辺がちょっと刺激される。
うん。
ありがとうございます。
僕はそんなに漫画は読まないんですけど、でも結構最近の漫画って、松本大洋さんの作品は最近じゃないんですけど。
漫画だけど、
結構漫画だけど、しっかり思想がしっかりしてたりとか。
うんうん。
県内でも通じるちゃんとメッセージ性のある漫画って結構多くて。
めちゃくちゃ多いですね。
多いから、そういうところも僕もまだ入っていけてないんですけど、
読んだら面白そうだなっていう漫画はたくさんあって。
ありますよ。
そう、時間が足りないっていう。
僕も漫画を読むことによるんで。
へー、そうですか。
小説とか啓発本を読むよりも漫画を読んで、ちょっと吸収していることが多いですよね。
うんうん。
そうですね。
ストーリーの中からね、生き様からね。
いやそれはね、大事大事。
うん。わかるわかる。
わかります。
何か僕はそのね、ピンポンしか読んだことないんですけど、
ピンポンの漫画はもっと上手く読めるんですよね。
そうですね。
で、その、この、この、あの、
わかるわかるわかります なんか僕はそのねピンポンしか読んだことないんですけどしかも記憶は結構
曖昧なんですけど でもやっぱりねこう卓球っていうこう2人のプレイヤーが相対して戦っている中でも
内面を描かれているみたいなところとかも結構あったような気がしてて 確かにねあんまり
絵が上手ってその時思ったことはないなかったけど めちゃめちゃ上手ですよ
多分そのやっぱり学さんの感性とかが 見てるところがね そうですね 感性が多分違うから
あー ちょっと改めて
松本大洋さんの作品 私も読んでみたくなりましたし
皆さんもぜひ今回は一冊でしかも漫画というところで ありがとうございます ちょっとリンクを
ポッドキャストのところに貼らせていただきますので みなさんご興味ある方はぜひお読みいただければなというふうに思います
ありがとうございます
じゃああれですね 最後にというかもう一つ 今回座間さんのご紹介で学さん聞いていただきましたけど
学さんにもぜひこの人この番組出たら ポッドキャスト出たら面白いかもっていう方
もしいらっしゃったらちょっとご紹介いただきたいなと思うんですけど 思い浮かぶ方いらっしゃるんですか
はい 座間さんつながりでと一緒に 座間さんと3人でフリートークをやったことがある
表さんっていう 女子の デザイナーをちょっと呼んでみたいなと
紹介したいなと ありがとうございます ウェブデザイナーの方なんですね そうですね
多分いろんなことに今悩んでるらしいので いいじゃないですか そうなんですよ
どういう状況なのかって僕も聞いてないので そういうのも含めて話してもらって
なんか自分で話すことで結構整理されるんでね 考え方とか現状のこととかっていうのを
なんか近しい人にしゃべりすぎてると 愚痴みたいになっちゃうんで いろんな
ちゃんと受け取ってくれる人に向けてしゃべることで 説明することがより鮮明になっていくんで
しかも初対面の方なんで 確かに 多分彼女にとってもすごくいい機会になるんじゃないかなと
僕ちょっと思ってまして ありがとうございます
なんかそういうセレクトの仕方も 岳さんの利他精神が現れてますね
この人面白いからだけじゃなくて その人のためにもなるかもしれないっていうことを考えているのが
ざまさんじゃない 間違えました 岳さんのお仕事のスタンスを最後まで感じれたご紹介だったからと
そういう人とお仕事したいなって僕も思いますし 僕もそういうことを心がけてお仕事してたら
いい方向に行くのかなっていうふうに思ったので 改めてそれを聞かせていただき 学ばせていただきましたんで
お仕事ぜひお一緒しましょう
次のゲストの紹介
ぜひぜひお願いします
ありがとうございます
表さん また私 存じ上げないんでご紹介ください
ポッドキャストに出ていただけるように お願いしてみたいなというふうに思いますので
ありがとうございます すごいあっという間の時間で 前半後半にしてもまだ足りないぐらいだったんですけど
さっきも言ったんですけど 続きはちょっとまたリアルな活動で ご一緒できればなと思いますので
改めまして今日のゲストなんですけれども 岳さん出演いただいてどうもありがとうございました
ありがとうございました
またこの番組はここで終わるんですけれども また引き続き活動としてはご一緒できればなというふうに思いますし
今日これ聞いていただいて皆様もですね これで終わりますけれど また次回以降も魅力的なゲストが続きますので
お楽しみになさってください
では ともに奏でるラジオ 今日はこれで終わりにしたいと思います
岳さん ありがとうございました
ありがとうございました
では皆様 さようなら
37:07

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