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2020-08-17 10:39

国内一貫生産オンリーワンラメ糸メーカーの歴史とは#014

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フィルム加工から撚糸まで、国内一貫生産のオンリーワンラメ糸メーカー泉工業株式会社。


その生産設備導入の歴史を福永社長自らが語ります。


設備の内製化を進めたことによるメリット・デメリットや、

『最初に導入した機械がその会社の色を出す』という名言が飛び出すなど、

泉工業株式会社のものづくりに対する原点がわかる内容です。


番組後半の「ラメ糸王子が今日こそ行く!」コーナーでは、ラメ糸王子の石川が『高島産地』について触れます。


ラメ糸王子による繊維産地解説の第3弾です!


『ちぢみ』という生地の名前を皆さんご存じでしょうか?


ステテコなどに使用されているシワ感のある生地、それが『ちぢみ』です。


今回の放送では、その『ちぢみ』の産地である高島産地をご紹介します。


明日からすぐにでも話したくなるような繊維の豆知識を毎週お届けしています。


是非お聴きください!




世界の人々に「飾る」楽しみをお届けする

https://www.izumi-kingin.com/


福永均の「繊維の泉」

提供:泉工業株式会社

プロデュース、制作:キラテン

ナビゲーター:順天堂

00:00
福永ひとしの繊維の泉
皆さんこんにちは、きらでんじゅんてんどうです。
福永ひとしの繊維の泉、福永社長よろしくお願いします。
お願いします。
今日はですね、私の方から、泉工業株式会社さん、いろいろ聞きたいなと思うのが一つに、工場を完備されているということだったので、
自社でラメ糸の企画をされて、じゃあ作ってみようというところまでもされるというのが一つの会社の強みだと思うんですけど、
工場にね、いろんな金銀一ラメ糸ができるまでの工程、いくつかあると思うんですけど、
いきなり会社が設立したときに、全部機械があったのかとか、一応始めていったのかという、この辺はなかったんですか、最初は。
最初はないですね、もちろんね。
ラメ糸作る工程、多岐にわたるんですけど、最初は、うちの会社は着色というところから。
一番最初の工程ですかね。金銀一作りから。
ウィルムに色をつける、着色という工程、あの機械を導入しましたね。
そこからマイクロスリットの機械で大切り。
順序でいくと、大切りの後のマイクロなんだけれども、機械の導入であったらマイクロが先ってことですか。
マイクロが先。
これは社長の代ではなくて、先代の代。
父親の代で入りましたね。マイクロを入れて、大切り入れて、ラミキが入りましたね。
ラミネートの。
ラミネート。ウィルムとウィルムを張り合わせるという。
最後に粘紙、粘紙機が導入されましたね。
シングルのカバリング機が先に入って、その後ダブルのカバリング機が入りました。
僕の代になってからはダブルのカバリング機を導入した形ですね。
だいたい40年ぐらいかけて、ダブルまでは全部揃えた状態で、社長が引き継がれてダブルの機械を導入した。
この機械が完備することによって、金、銀、白、ラミネート作りのほぼ全ての工程をいたしているというところですか。
社内一貫生産というのは強みとしては素晴らしいと思うんですけど、メンテナンスとか職人の教育とか大変だと思うんですけど、その辺の苦労話はありますか。
それぞれの機械が、機械屋さんが違うというのかな、得意にされている機械屋さんが違うというのがあるので、この機械はこの機械屋さん、この機械はこの機械屋さんみたいな。
その修理する時とか。
そうですね。いろんな相談をする際もそうですね。そのバージョンを上げていく時の相談等もそれぞれが違うので、その辺がちょっと大変ですね。メンテ等も含めてね。
お話しされていたのでいくと、着色というのはどっちかというと糸というよりかはフィルムとか印刷とか、そういう業界に接していると言われていたので、機械もそういうラメ糸専用機とかではないということですか。
03:04
全く違いますね。どっちかというと印刷業界の機械屋さんになりますね。
それをラメ糸を作りとして使うと。
泉工業さんならではのカスタマイズとかもあるんですかね。
なくはないですね。
あまり言えないところですけどね。
そこにノウハウが詰まって泉工業ができるということですね。
今言ったようにうちの会社は着色からスタートしているというのがあって、この着色というのがラメ糸の一番最初の工程というお話をしましたが、
我々競合他社さんとかは違う機械から入れられていることがあるんですね。
違う機械から。
例えばマイクロから入るとかネジから入るとかというような競合さんがおられます。
最初に入った機械というのがやっぱりその会社の色を出すのかなというふうにちょっと思っていましてね。
僕らは着色から入ったので、一番最初の素材を吟味してそこを工夫してものを作るという。
だからこう開発型のメーカーになったのかなというふうにちょっと思っております。
最初の一歩がやはり一番の強みになって、そこから発展した思考の順番に関連しているんじゃないかというところですか。
そういう意味では泉工業ならではの最初の工程が一番最初に導入した機械でもあり、そこが一番強みでもあるというところなので、
このような業界初とか世界初の商品が多いのかもしれないですね。
そうですね。
分かりました。
はい。
というところで今日は福永社長より、泉工業の機械の導入の歴史、それから強み等々をお伝えいただきました。ありがとうございました。
はい。ありがとうございます。
福永一市の繊維の泉。
ラメイト王子が今日こそ行く。
日々ラメイトメーカーの栄養マンとして飛び回っている泉工業株式会社のラメイト王子こと石川亮太が今週一番ホットな繊維情報をお届けするコーナーです。
ラメイト王子の石川です。本日もよろしくお願いします。
お願いします。
前回に引き続き繊維の産地シリーズの中で高島産地、滋賀県にある産地なんですけどお届けします。
だいぶ産地シリーズ続きましたね。
もうだいぶネタ切れになってきましたけど。
知り得る部分は。ぜひぜひお願いします。
この高島産地っていうのは、生地としては縮みっていう生地の種類と、あとは半分の産地なんですけど、縮みっていう生地について今日はちょっと深掘っていこうかなと思います。
縮みっていうのは言葉を聞いただけではあまり頭が浮かぶかなと思うんですけど、簡単に言うと捨ててこを皆さん思い浮かべていただいて、しわがいっているようなクシャクシャとしたしわ感のある生地が実は縮みと呼ばれているような生地なんですね。
06:18
女性の方イメージできてるかな。
どうですかね。女性の方でもお父さんとか。
ちょっと前にブームがあったんでね。
そしたらヤングのお父さんも。
そうですね。最近ではこの夏場に冷管っていう意味でも使われたりしてる生地ですね。
高島市では古くから綿花が栽培されてて、江戸時代には和服の生地としてしわ加工を施した縮みっていうのがおられたみたいです。
それができたのも、庭でたまたま干してた織物が急な雨で濡れて縮んでしまった。
でも、しわになったところが今までにないような独特の雰囲気、風合いを持つ織物としてできたってことで、たまたま雨に濡れたものがしわになって、それがそのまま伝統として続いていっているような織物なんですね。
それがどうやってできてるかっていうと、昔はたまたまみたいなところからできてるんですけど、今はそんなことないので説明していくと、織物は縦糸と横糸っていうのが交差してできていってるんですけど、
その中での横糸の方に強いよりがかかった糸を使って織った生地を加工して、それを加工することで横糸が元に戻ろうとするんですね。
強力なよりが入っても。そこで糸の戻ろうとする力によって表面に生地に凸凹ができる。それがしわになるんですね。
このしわっていうのをしぼって言って、そのしぼを出した織物を一般的にちじみって言ったり、あとはちょっと違う言い方で言うとクレープって呼んだり、羊流っていうちょっと難しい言葉っていうのも同じ意味合いの生地になります。
これが絹の場合はチリメンと呼ばれたりもします。こういった糸の太さであったり、よりの強さであったりっていうので、しぼの形状とか大きさを変化させていろんなしわ感ができるっていうのがこのちじみの特徴ですね。
知識満載のボリュームでしたけれども、福田社長、今日の王者は何点でしょうか。
今日の石川は50点。
来ました。よかった。おめでとうございます。
ギリギリ。ありがとうございます。
どの辺が50点の。
よく理解できる内容だったなっていう。
9大点。
今後の伸びしろに期待したいと思います。王者ありがとうございました。
ありがとうございました。
お届けしてまいりました。福長一市の繊維の泉。
さっきも結構言い尽くしたので、あまりしゃべることがないです。
出し切りましたね。
09:01
出し切りましたね。
泉工業の内部事情、なかなか聞く機会ってないと思いますし、社長自体もお話することないかなと思うので、貴重な時間だったと思います。
ありがとうございました。
石川くんどうでしたでしょうか。
僕は本日高島産地の縮みっていう部分にスポット当てたんですけど、
今日説明した通り、シワのいっているような加工のされている生地ですね。
捨ててこであったりとかっていうのが、皆さんスーパーじゃないな、洋服屋さんとか行って、
見たときに、もしかしたらそれが高島で作られているものであったりする可能性もあるので、
そういったところもちょっと面白いと感じながら見ていただいたらいいかなと思います。
では、泉工業からお知らせありますでしょうか。
産地の学校っていうものを運営されている伊藤編の宮浦さんって方と、
ウェブ工場見学っていうYouTube動画をコラボして作らせていただきましたので、
産地の学校っていうキーワードで先に検索していただいて、
その中でウェブ工場見学シリーズがいくつかあるんですけど、
その中のラメイトっていう部分で、僕たちちょっとコラボさせていただいているので、
よかったらぜひ見てください。
では、普段はひとしの繊維の泉、また次回お耳にかかりましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
世界の人々に飾る楽しみをお届けする、
泉工業株式会社 福永ひとしの繊維の泉。
この番組は提供、後染めラメイトメーカー 泉工業株式会社
プロデュース・製作 キラテン
ナビゲーター 順天堂でお送りしました。
10:39

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