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スピーカー 2
結婚の代わりに養成組を組むっていうのは、方法としてはパートナーシップとかいうよりも……
スピーカー 1
全然前から俺も知ってた。
逆に言うとそれしかないんだなっていう感じで聞いてたから、
パートナーシップみたいな概念は全然その頃俺もなかったし。
スピーカー 2
それでね、パートナーシップとかで結婚ができるようになったとしたときに問題があって、
現状の民法では、一回養成組を利かしとって、結婚できないんだけど、養成組を解除するとしても。
スピーカー 1
そう。一回でも親子の関係になっちゃったわけだから、親子は結婚できないっていうふうになってるからだよね。
そこに問題もある。そのことを弁護士さんが記事として書いてて、
それも直していかなきゃいけないことだとか書いてあったね。
スピーカー 2
そういうことも書いていたからあれだけど、なんだよって思うよね。
スピーカー 1
仕方なくこっちで選んだのにさ、今度結婚できますよ、だって結婚できません、お前たちこっちのことだろ、みたいな。
なんだって思うよね。
本当そういうところを、いろいろ調べたり考えたりしていくと、ないものなんだなって思い知られる。
この国に私たちみたいな存在は、そもそも想定も規定もされてないんだなっていうのを、
本当に突きつけられる感じがするよね。
当時の80年代のゲイズームみたいな、世界的にいろいろゲイが出てきてた。
スピーカー 2
ゲイというものが。あんまりLGBTって言葉もなかったから、そっちからマイナリティとかか。
っていう言葉が出てきたころには、もう日本なんてそんな人はいないっていう時代だったじゃん。
アメリカとかではもう結構言ってるのに。
それが20年ぐらい経って、いろんな人たちが頑張って、レインボープライドがパレードをやれるようになったわけだよね。
しかもそれが渋谷だけじゃなくて、仙台とか北海道とか日本語とか、どの都市でもやれるようになってきた。
今だよ。やっと東京都がパートナーシップを始めるんだよ、これから。
スピーカー 1
はじめさんの方なんだよね。
スピーカー 2
だからそこのないことになってたよねっていう時代はもう終わってるじゃん。
もういるじゃん。
いる。
スピーカー 1
もういるのはわかる。
可視化されてるからね。
それは一般的な人が、周りにはいないよって言うんだったらまだいいと思うの。
だけど、いるんですよってロビー活動をしたりとか、アピールしてるわけじゃん。
こう変えてくださいっていうのをマイナリティ側から言っているのに、それを見てくれない国って怖いよね。
スピーカー 2
悲しい。
スピーカー 1
そこはね、きつい部分だな。
スピーカー 2
国が認めてもらわないってことは、本当にいないってことでもいいよってことになりかねないから。
そこじゃんね。一般的なものに降りてくるのは後じゃん。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
先にそういうことをやっといてくれよっていう。
スピーカー 2
婚姻届を出すにしても、式をして二次会までの間に行ってきましたとかさ。結構流れ作業だったりとかさ。
敷いて言うんだったら記念日にしたいかなとかさ。
その程度のことでサラッとやってることが実はすごく重要なことで、死んだときに相続できるとか。
そういうのってさ、言ったらさ、「じゃあ何のために付き合ってるんですか?」とか言うじゃん。
二人が愛し合ってればいいんじゃないんですか?って言われたりするけど、愛し合ってるだけで生きていけないから。
スピーカー 1
そうなの。愛ではお腹がいっぱいならない。
スピーカー 2
そうね。これに関してはまさに、造成婚の話をしたときに、若いゲイのことを話したのね。
ちょっと話したことがあって、20代の子なんだけど。
まったく同じことを言われた。愛し合ってないんだったら結婚なんてしないほうがいいみたいなことを言ってたの。
それはもちろんそうだと思う。
でもとはいえ、付き合っていく上で相続とかがあるんだよって言ったら、
スピーカー 1
そんな先のことを考えてダサン的に結婚するのなんて嫌だと言う人。
あんまちゃんが何言ってんだと思ったけど、それくらいの人もいるわけよ。
若い頃の恋愛とかなんて俺たちはずっとそうだったじゃん。
スピーカー 2
そんな先のことを考えて、そういう恋愛をしてきたときはそうじゃん。
スピーカー 1
そうだね。そんな先のことは?っていう人の目をチラッと見て、にっこり微笑みながら、
その先はすぐに来るんだよって言いたい。
それがわからないっていうのは、それもわかる。俺もわかんなかった。
スピーカー 2
わかんなかったもん。
スピーカー 1
全然わかんなかった。
スピーカー 2
そうなんですよ。その話ね。
その中で幼稚園組を作る話から、俺がそのことを対して、
そしたらその番組の中でお互いを読んでくださった。
スピーカー 1
それで自分たちはもう15年付き合ってるんですよって話をしたんですね。
リュウ君たちがね。
スピーカー 2
そう、うちが15年以上付き合ってるって話をしたときに、そこをフィーチャーされて、
同性婚とか幼稚園組の前に、僕はどうしたらなんで付き合えるんだろうとか、
同性を長くできるんだろうみたいな疑問を、その中でおしゃべりをされて、
それに対して今回は若みたいだね。それに対して喧嘩をする。
それを番組内でやろうかなと思って。
俺は17年ぐらいだったかな。
スピーカー 1
一緒に暮らし始めてから?
スピーカー 2
そうね。付き合ってからも変わんないから、俺は結構早めに一緒に暮らし始めた。
スピーカー 1
じゃあほぼほぼイコールな期間がね。
スピーカー 2
でもウコ君はもっと長いもんね。
スピーカー 1
一緒に暮らし始めて、もう20年?
スピーカー 2
でしょ?
スピーカー 1
で、付き合ってってなると、これね、スピードがデビューした年なんですよ。
スピーカー 1
いつも言うんだけど、すぐ分かるじゃん、リュウ君あたりは。
スピーカー 2
やばいやばいやばい。
スピーカー 1
これが通用しなくなってきてて、最近っていうかずいぶん前からなんだけど、
スピードがデビューした年だからって言うと、え?長いってなったのに、え?ってなって、
もうスピードがいまいちよく分かんない人たちが増えてきちゃったし。
スピードそろそろ40代とかなんで、30後半とかでもね。
最近なんて言おうかなって思ってるけど。
スピーカー 2
逆にスピードじゃなくてディープスのほうが人気があることじゃなくて、スピードの逆だよって言うだけを言ってた。
スピーカー 1
デビューとか生まれた年とか言うほうがわかりにくいかなと思って、
横山康史とジョン・ベネが死んだ年って言おうと思ってるんだけど、逆にわかんないよなとも思って。
スピーカー 2
逆にじゃなくてわかんないわ。全然わかんないわ。ジョン・ベネって。
スピーカー 1
ジョン・ベネちゃんの事件知らない?知ってるでしょ?
知ってるよ。
そこからなので、もう26年ぐらいになるのかな?付き合い始めてから。
スピーカー 2
先にだけど、要は俺たちはそういうふうにちょっと長めなんですよ。
長いですね。
10年って言ったらもう長いなって言われてたし、そこから先も長くなってからも長いから、
どうしてそうやって一緒に暮らしたりとか、長く付き合えるんですかっていうね、それに対してちょっと話しとこうかなと思って。
スピーカー 1
それはでも、他の人と会った時にお付き合い長いんですか?って言って、まあそこそこですねって言うと、「え?」ってなって。
なんでそんなに長く付き合えるんですか?って確かに言われる。
長くみんな付き合わないものなのかなって、そういう時思う。
すっとぼけてるようなこと言っちゃダメだよ。
スピーカー 2
あんまなんかすっとぼけてるみたいな感じを出すと、しぎちゃんマウントみたいになるから。
え、プツン女優みたいなことしてるとダメなの?
言わないで。誰かは言わないで、プツン女優が。
スピーカー 1
言わない言わない。
スピーカー 2
ちょっと危ないから。
スピーカー 1
そうそうそうそう。あくまでプツン女優しか言わない。
スピーカー 2
あんたの愛はいつ生まれたのかってこと。
スピーカー 1
運命は一つだけだからね。
スピーカー 2
これ分かってる人どれだけいるのかダメだけど。
スピーカー 1
なんだろうね。でもね、そういうのって、「はいこれが秘訣です。」って出せたらすごい楽だし、みんなそれの通りできるのかなって思うけど。
スピーカー 2
だから逆に言うと、俺がベストアンサーと思ってることは、「どうして?」じゃなくて、「気がついたらそうだったんです。」っていう。
前にちょっと話した友達みたいな感じで、振り向いたら友達だったみたいな。振り向いたら長く気がついた。振り向いたらヤスがいたっていうことで。
スピーカー 1
いやいやってことですよ。
でも本当そう。本当それなんだよね。シンプルであって。
最初から単純に、例えば恋人が欲しい、彼氏が欲しいっていうふうに思ってお付き合いを始めるっていう時に、すぐに別れる前提でっていうのはなかなかないじゃない。
基本的には長く付き合いたいっていうのは、もうお互いあるんじゃないのかなって思うんだけど。
それが途中でお互いの気持ちが、どっちかが離れちゃったり、お互いとも離れちゃったりとか、いろいろいろんなことがそれぞれあると思うんだよね。
スピーカー 1
その中でも長くって。
スピーカー 2
だってその中にも、お互いの好き好き度が均等ってわけでもないじゃん。
俺がこんなに好きだけど向こうはそうでもない時期とか、逆もしっかりで。いろんなことがあるわけじゃん。
しかも一緒に暮らしたときに、さっき家族になるみたいなところとかもあって、波があるじゃん。
スピーカー 1
あるあるある。
スピーカー 2
この波っていうのは、高いところでずっといる波でもなく、感情の触れ幅としては、初期のめっちゃ好きっていうのがピークが高いだとしたら、
50とかぐらいで、低空飛行でもいいだっていう感じがずっと波なく続いてるっていうか。
そういうイメージだよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。まさにそれ。
スピーカー 2
で、好きな時は好きだってなるし。
なる。
スピーカー 1
たまにね。
スピーカー 2
たまにっていいと思うのよ、ほんと。
ずっと好きでギャーっていく。
例えば俺は1週間とか言われたりしたら、「1週間って付き合うのに入るの?」とか、ちょっといろいろ考えたりするけど、
スピーカー 1
でもマジソン軍の橋とかもあるわけであるね。
スピーカー 2
いろんな事情があるけど、そこで会った1週間めちゃめちゃ盛り上がりましたみたいな。
そういうこともあったりするから、そりゃもうそれ一つとって、付き合い始めは、やっぱり俺のケースはそうだけど、お互いがすごい好きだっていう感じはあった。
で、その格差としたら、今は100ほどないけれど、たまに100に近いピョンっていうのがあるよね。
スピーカー 1
トクンってなるんだよね。
トンクン。
スピーカー 2
付き合ってて別に普段、なんだよとかめんどくせえなって思うときもあるんだけど、
その他、なんだって思ってるときには、パーセンテージでいうと20とか30とかまで落ちてるときで、
それはたまにもあるし、基本的には50とか40ぐらいでずっと平坦なことがあって、
たまに80とか100ぐらいに、この人と付き合っててよかったって思うことがたまにある。
スピーカー 1
あるある。
スピーカー 2
そういう感じ。それがたまにあるかどうかで、すげえ嫌なこともあるじゃん。
スピーカー 1
あるある。
スピーカー 2
長く付き合ったからこそすごく許せないことが、見えてきちゃったこととかあるけど、
それもたまに嫌なこととして一気にマイナスにいったりもするよね。
そうなんだけど、そのたまにあるトゥンクンのところで、あるから保ってられるっていうか、
たまにあるとかでもないっていうか。
スピーカー 1
それだけのことじゃないっていうか、人付き合いって全てそうじゃないって感じ。
そうだね。感情の流れというか。
それはあるね。
それでさ、いろんなことがあってさ、じゃあ今好きって聞かれたらさ、好きって言えるもんね。
だって好きじゃないと一緒にはいられないんだよね。
で、その好きっていうのがさ、今最初言ったみたいにさ、
一番最初のピークのお互い好き好き好き好き好きっていう状態だけを好きなわけじゃないっていうかさ。
スピーカー 1
だからこそ長くやってこれた感じもする。
最初は友達だったのよ。
ミラクルなんだよね。目と目があったらミラクルが起きたってこと。
そう。でもそういう意味では本当にミラクルだと思う。
いや、絶対ミラクルだよ。
スピーカー 2
当時、例えばゲイのサークルがあったわけでもないじゃん。
まあその大学にあったかもしれないけど、まだそんな時期だったの。
外にそれを言って、LGBTサークルですから入ってくださいとか言えるような。
スピーカー 1
ないね。そういう時代ではないね。
あったとしても、ちっちゃくジャマールとかに書いてあったわけでしょ。
懐かしいの出てきちゃった、ジャマール。
そういう掲示板的な雑誌があってね、昔ね。
スピーカー 2
バンドメンバー募集みたいな。そういうのの中にいくつかたまにあったかなぐらいだ。
スピーカー 1
そうそう。ジャマールとジャマってるっていうのもあった。
ジャマってるもあった?
ジャマールの中で電話番号を乗っけて、電話友達みたいな。
テレフォンフレンドみたいな。
スピーカー 2
ジャマールの中のコーナーとかあったんだ。
スピーカー 1
そう。だから電話を待つことをジャマってるって言ってたのか。
でもワードだけ残ってるんだよね。
スピーカー 2
ピアーの中のはみ出しユートピアみたいな。
スピーカー 1
そうそう、そういう感じの扱い?
スピーカー 2
はみ出しユートピアのために立ち寄ってたピアー。
スピーカー 1
あそこ面白かったよね、あのコーナーね。
そういうサークルはなかったね。
そういうサークルでもなく、普通に入ったサークルで2人が出会うのよ、友達として。
そしてそこから付き合うんだよ。アフターラックショーじゃん。
俺じゃダメかはしてくれなかったよ。
スピーカー 2
ここから具体的なこととかはやっぱり言えないから、オンリーファンズでここから。
かき?金取れんのかな。
いやでも素敵な話だ、俺聞いた。聞いたとき何回も言ったことあるんだって。
付き合うときはCan You Celebrateって歌ったの?
あのね、その歌の1年前だから。
スピーカー 1
気持ち的にはね、気持ち的にはアイムプラウドだった。
あの子につかめないイチゴみたいな感じ。
結構独特な味のイチゴだけど。
スピーカー 2
でもね、さっきさ、別れない歯止めみたいな話したけど、
スピーカー 1
多分すごく大きいのは、俺から告白をしたのね。
その時に彼がゲイってあること知らない状態でしてんの。
やばいね。
よくあると思うんだけどみんなね。ノンケで絵の片思いだったわけよ、最初。
それって中高生の頃から散々してきたわけ。
片思いっていうのは、あの人があの子かっこいいとかさ。
でもずーっとそれは言わないできたわけよ、当然なんだけど。
言ったらもう自分の人生も終わるって思ってたから。
そうね、もう関係が崩れることを前提に話してたからね。
その学校の友達だったら、学校に行かれないって思ってたから。
スピーカー 2
そうだよね。
スピーカー 1
で、それを好きな相手に言われたら、ほんとつらいって思ったし、
スピーカー 2
言ったら、え、俺そういう趣味ないから的な感じでさ、言われて。