1. IVS2024 KYOTO SESSIONS
  2. 今、国内外のビジネスエグゼク..
2024-09-18 1:05:46

今、国内外のビジネスエグゼクティブが注目している「人文知」とは!?

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「人文知」とはいったい何か。
「哲学・思想」など“ビジネス“を今までと少し違った角度から掘り下げることで大企業の役員から、グローバル展開を考えているスタートアップ、VC等、多くのオーディエンスにとって、イノベーション創発のヒントを提供する。

■IVS2024 KYOTO/IVS Crypto2024 KYOTOについて
2024年7月4日から6日まで、伝統と革新が融合する京都で、IVS2024 KYOTOとIVS Crypto 2024 KYOTOを同時開催します。

IVS2024 KYOTOは、起業家、投資家、事業家、技術者、研究者、そしてスタートアップやオープンイノベーションに関心を持つすべての人々を対象としたカンファレンスです。資金調達や事業成長の機会を求める経営者や投資家、新しい事業アイデアに興味がある人々にとって、新しい未来を築くための貴重な機会を提供します。

IVS Crypto 2024 KYOTOは、クリプトとブロックチェーンに特化したカンファレンスです。この分野のパイオニアたちが、デジタル経済の進化とWeb3の可能性について深く掘り下げます。両カンファレンスは同じ場所で開催され、参加者は自由にどちらのイベントにも参加できます。


名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土)
会場:京都パルスプラザ他  

・チケットページ:https://www.ivs.events/tickets2024
・HP:https://www.ivs.events/
・X(Twitter):https://twitter.com/IVS_Official

#IVS #IVS2024 #スタートアップ #起業 #経営 #ビジネス

サマリー

このエピソードでは、京都市における「人文知」や思想、哲学、宗教の重要性が議論され、特にAIの時代における人間の心の拠り所としての役割が強調されています。また、京都が世界の思想の中心として成長する可能性が示唆されています。スタートアップや哲学、社会課題の解決に関する話題が中心となり、特に京都市長の松井氏の考える街づくりが語られています。京都哲学研究所の野村氏は、社会課題に対する思想の重要性について言及し、日常生活に根ざした哲学の解釈を紹介します。 現在、ビジネスエグゼクティブたちは「人文知」の重要性と限界について議論しています。彼らは科学と哲学の対立を引き合いに出し、個人と他者、自然との関係性を再考しています。また、ビジネスエグゼクティブたちの間で「人文知」が注目され、コミュニティの重要性や多様な背景の理解が議論されています。特に、技術の進化や社会の課題解決における思想の在り方についても考察されています。 近年、国内外のビジネスエグゼクティブたちが注目する「人文知」が、人間の思想や文化、歴史的背景をビジネスにどのように活かすかが掘り下げられています。特に、京都の文化圏が持つ価値観と、それが現代のビジネスやテクノロジーに与える影響が論じられています。 ビジネスエグゼクティブが注目する「人文知」についての議論が展開され、テクノロジーとリバタリアニズムの結びつきが語られています。特に、ブロックチェーンやAIの活用が社会の多様性と価値の多層性に与える影響について考察されています。本エピソードでは、「人文知」が国内外のビジネスエグゼクティブに与える影響とその重要性が議論されています。多様性や思想の対立を解決する手段として人文知の必要性が強調され、日本における社会課題との関連も語られています。

セッションの導入
野村 将揮
はい、じゃあ始めたいと思います。 じゃあご挨拶させていただきます。どうも皆さんこんにちは。
入山 章栄
ありがとうございます。 早稲田医学の入山でございます。というわけで、ちょっとプロトスターの人に何か、 菅原くん頼んだ方がいい?
なんかね、なんか結構前に席を詰めた方がいいんじゃないかっていうプロトスターの提案があったんですけど、いいよね、このままでね。
はい、すいません。じゃあちょっとこのまま始めたいと思います。 まずはですね、このセッションに来てくださってありがとうございます。
このセッション、実はもともと、本当は数十人のちっちゃな箱でサイドイベントみたいなのをやる予定だったんですよ。
ただ、どこかでですね、IVSさんのいい感じの忖度が出てましてですね、 初日の最終セッションで結構大きめのこういう会場でやってくれということで、
本当に1、2週間前に決まったんで、ちょっとびっくりしたんですけど、 なんで、若干席にもゆとりがあるんで、もし前の方に来たい方がいたら、ぜひ来ていただければというふうに思っています。
というわけで、最終セッションなんですけど、会場大きいんですけど、内容はかなり飛ばした内容ができればいいなというふうに思っております。
はい、それでちょっとですね、どういう経緯でこのセッションをやったかということを、 すみません、僕の方で最初5分か10分くらいだけ解説させてもらいますね。
まず、これ京都市のイベントなんですね、セッションなんです。 だから京都市役所としてこのセッションを持ってまして、
私がたまたまなんですけど、何年か前から京都市の経営戦略アドバイザーっていうのをやってまして、
IVSがこうやって来るようになったので、せっかくなんで京都市で出ようじゃないかということで、去年からセッションを持たせていただきまして、
今年こうやって第2回目のセッションを持たせていただくということになったわけです。
じゃあ今日のテーマが、もう一言で言うと、人文知って言ってますけど、今日のテーマはズバリ思想哲学宗教です。
何でかっていうと、僕は計画者の仕事をしてて、ちょっと知ってくださってる方もいるかもしれませんけど、いろんなところでビジネスのいろんなところに顔を突っ込んでるんですが、
明らかにこれから思想哲学宗教の時代なんですよね。
1個だけすみません、勝手に宣伝だけさせてもらうとですね、僕実は7月19日に4年ぶりに本を出すんですね。
すみません、全然これセッションと関係ないんでごめんなさい。関係ないですけど、2019年に一度世界標準の経営論って本を出して、
ありがたいことに売れてるんですけど、今年の2020年7月19日に、ちょっと良ければ今この瞬間にAmazonでポチってほしいんですが、
生雷明さんと協調で宗教の本を出すんですね。
タイトルが宗教を学べば経営がわかるっていう本なんですよ。興味あるでしょ。
ちょっとぜひ今この瞬間ポチっとしていただけるとありがたい。宗教を学べば経営がわかる。
それは僕はただの宗教素人なんですけど、僕自身が今すごい問題意識として感じていることで、明らかにこれから宗教思想哲学の時代なんですよね。
それはもうなぜかというと、今日ここにいる皆さんめちゃめちゃ感度いいんでお分かりだと思うんですけど、
例えば端的に言って、今ものすごく世の中不確実性が高いと。
何より圧倒的にAIの時代になってきていて、下手するとこれからAIにすべてを我々任せる社会になってしまうかもしれないわけです。
加えて、今日僕今51なんですけど、多分僕より若い20代ぐらいの皆さんは、おそらくなんですけど寿命が130年ぐらいになる。
皆さん今30だったら多分130歳ぐらいまで生きる可能性が、100年後に生きる可能性がある。
これはもう明らかなんですね。っていうのは人類って技術革新のたびに寿命が伸びるんですよ。
これも分かってて、産業革命の時に、産業革命まで人類の寿命大して伸びてなかったんです。
みんな同じようなもんだったんです。それが産業革命でバッて伸びたんですよ。
すごいね、非連続的に伸びるんですよ、人類の寿命って。
次、コンピューターの登場でバッて伸びて、次、インターネットの登場でバッて伸びたわけですよ。
だけど今ご存知のようにAIが出てきていて、今日のセッション終わったら、例えばぜひよければ見てほしいのが、
YouTubeでアルファフォールドって知ってる人いるかもしれませんけど、アルファフォールド見るとビビりますよ。
アルファフォールドっていうのはGoogleがディープマインドの技術を使ってやってる、
タンパク質の3次元構造の解析の予測モデルですね。
で、今まで人間がやってたのが、AIの、ディープマインドのAIのおかげで、
今異常な速度で正確にタンパク質の構造が当てられるようになってると。
人間の体って6割水ですけど、ほぼ全部は残りタンパク質なんで、人間ってタンパク質人間だから、
例えばここがですね、たぶんこれからAIで強烈に改善されるので、たぶん癌はなくなる。
と、たぶんここにいる若い皆さんは、あと100年生きるわけですよ。
暇じゃないっていう話があるわけですね。
世の中こんな不安定なのに、やたら長く生きなきゃいけない時代になってきてるという中で、
非常に不安定な時代になってきてるわけですね。
で、そういった時代だからこそ、人間ってやっぱり心の拠り所が必要だし、
何よりこれからの社会が変わってくる可能性があるんですね。
で、もう一個だけ言うと、皆さんムスタファー・シュリーマンって知ってます?
あの、ディープマインドを作った人ですね。
皆さん、ディープマインド、たぶんここにいらっしゃる皆さん知ってると思うんですけど、
京都の思想の可能性
入山 章栄
アルファ号を作ってね、Googleのサービスですよね。
それで、号の機種をぶっ倒して、あれでAIすげえぞって時代になったわけですけど、
去年、僕そのディープマインドの創業者のムスタファー・シュリーマンと対談したんですよ。
オンラインで、ちょっと対談しませんかって言われたんで、
で、シリコンバレーのムスタファー・シュリーマンと東京の杉並区の僕とでですね、
ズームつないでやったんですけど、喋ってると、前半はまだ彼の新しいインフレクションAIっていうAIのサービス作ってて、
めちゃめちゃすごいんですよ。
まあ、すでにちょっと失敗引っかかってるんですけど、リード・ホフマンと組んで始めて、
いきなり8000億集めてるんですよ。
ていう、まさに集めたところでムスタファーと対談して、
最初は彼PiっていうAI作ってるんですけど、Piすごいじゃんみたいな話したんですけど、
途中からずっと、資本主義はどうあるべきかとか、
民主主義はこうなるんじゃないかとか、
人類の思想、根本的な考えをこう変えていかなきゃいけないんじゃないかみたいな話だけ、
ムスタファー・シュリーマンがバンバンしてくるんですよ。
たぶんまだネットに動画残ってると思うんで、ムスタファー・イリアマンとかいったら出てくるかもしれませんけど、
で、途中でなんでこんな話するのって思って、
ちょっとシリコンバレーの頂点みたいな人だから、
普段からこういう話してんのって聞いたら、
うん、普段からこういう話をしてると。
だから向こうの世界の生成系AIのトップオブトップの一人は、
他にたぶん喋ってるのはサム・アルトマンとかイーロン・マスクなわけですけど、
ああいう人たちととにかく人類の資本主義とか民主主義が、
たぶん生成系AIとかAIの登場で、
根本から結構近いうちに変わるだろうっていうふうに彼らは考えていて、
その時に作った人間として責任があると。
なので、そういう時代になってきてるんですよね。
だからシリコンバレー、実は今世界で一番そういう思想とか資本主義のあり方を考えてるのは、
たぶんシリコンバレーの一番コアにいる人たちなんですよ。
で、そういう思いを持って、ちょっとそうなると、
我々も日本人だし、そういう思想とかを考えていかなきゃいけないなと思っていて、
僕は京都市のアドバイザーをやってるんで、
実は京都市さんと前から喋ってて、
もっと京都っていうのはまさに思想の場所であり宗教の場所であり哲学の場所なんで、
京都からもっとそういったものを考えて世界に発信するのが大事なんじゃないですかっていう問題意識を提起していたところで、
ちょうど今日この後いっぱい話していただきますけど、
まさにそれを実際にやろうとしている方がいらっしゃいまして、
ハーバード大学で今博士号を取られようとされている方なんですけど野村さんですね。
で、実際今めちゃめちゃすごいアクション起こされてます。
だからこれからたぶん野村さんと、しかもそれを松井市長がバリバリバックアップしてくださってるんで、
京都はこれから世界は思想を考えなきゃいけないんですよ。
思想が先なんですよ、世の中って。
明治維新も最初、松下尊塾とか藤田東子が尊老上位っていう思想を作ったんで、
結果的に山口の田舎の萩から人、薩摩の田舎から人が出て、日本をひっくり返しちゃったわけですね。
で、たぶん同じようなことが、どこかから思想が出てきて世界を変えていくと。
で、僕はその1個の可能性のある場所が、一番可能性のある場所が京都なんじゃないかと思っていて、
だからまさにそういう意味では今日松井さんと野村さんに来ていただいているのは、
まさに実は共和をきっかけにですね、京都を改めて世界の思想の中心の場所にしたい。
ということで、まさにお2人に来てもらって、
でも4、50人ぐらいのちっちゃなイベントやろうとしてたら、急にIVSの尊塾が入ってですね、
でかい箱になったんで困ったなと思って、
ここはついでに集客ができる人をね、ちょっと広げ出して呼ぼうということで、
とするとですね、今たぶん一番皆さん話を聞きたい1人であろう、
つい最近上場したばかりのですね、あのIoTプラットフォーマーのね、
本当に日本の今スタートアップ界の星ですけど、ソラコムの玉川さんに来ていただいて、
中村多伽
そして、僕は今日実は初めてお会いするんですけど、今日これ6回目ぐらいの登壇ですよね。
入山 章栄
今日2回目。だからトータルで今日、今回IVSで6回か7回登壇するという、
引っ張りだく中の引っ張りだくの中村貴さんに来ていただいて、
かなり異色だと思うんですけど、上場した、成功した企業家、ハーバードの哲学者、
京都市長、そしてインパクト投資の有名人というメンバーでですね、
ちょっとこれからの我々、皆さんも多分これからのスタートアップの世界って、
思想が不可欠なんですよ。思想がないスタートアップは多分、存在価値がなくなっていくので、
なので、なかなかこういうセッションってないと思うんですけど、
そういうちょっとディープ目な議論をやっていきたいなというふうに思っております。
というのが趣旨でございます。なので、ぜひいろいろ考えていただいて、
もしかしたら途中で皆さんにもちょっとご意見お伺いするかもしれないんで、
ぜひ一緒に考えていただければありがたいなと思っています。
はい、じゃあ僕の講釈はその辺にしまして、それぞれのちょっとパパッと1分ぐらいで、
自分がいっぱい喋っておいて、お前だけ、私たち1分なのって安心あると思うんですけど、
1個だけもう1個すいません、宣伝で、今日この後夜7時からで、
7時半から京都タワーで、ニデックタワーで、バーベキュー大会のサイドイベントやりますんで、
まだ結構ほぼ埋まっちゃったんですけど、若干席が余ってるっていうことなんで、
ご関心があったらぜひいらしてください。
はい、じゃあですね、この今日のテーマ、
哲学思想なきイノベーションはありえない、スタートアップはありえないと、
企業家が目指すべき、スタートアップが目指すべき思想とはというテーマで、
これから皆さんと議論していこうと思います。
僕の紹介はいいと思うんで、じゃあ次、
玉川さん、ちょっとよければ1、2分で自己紹介を、知らない人いないと思うんですけど、お願いします。
玉川 憲
はい、皆さんよろしくお願いします。
スタートアップと思想の変遷
玉川 憲
さっき入山先生が言ってくれたんで、あと80年は生きれるなと思いながら考えてましたけれども、
玉川と申します。
もともと、実はこのIVSはすごく古くからずっと出ていて、
というのも、ソラコム立ち上げる場合は、
AmazonのAWSというプラットフォームを日本受賞で立ち上げるということをやっていたので、
スタートアップがすごいお客様、
だからその後自分が起業してということで、
起業して2017年にKDDIに買収されて、
その後この3月に上場したということで、
M&Aも上場も経験している企業家という意味だと日本でも、
僕だけか。
入山 章栄
玉川さんだけですよね。いわゆるスイングバイIPOですよね。
玉川 憲
なので、よろず相談場所みたいになっているので、もし企業家の方がいたら何でも聞いてください。
入山 章栄
やっぱりいっぱい相談来てるんですね、今回。
玉川 憲
そうですね。スイングバイやりたいんですけど、みたいな感じで来てますね。
哲学はあまり僕も全然詳しくなくて、
ただスタートアップの考え方という意味だと、
もう2010年頃からずっと15年間見てきて、
やっぱりスタートアップも思想ずっと変わってきたと思うんですよね。
リースタートアップからブリッジスケーリングから、
最近はもうプロフィタブルグロースまで、
ずっとやっぱり世の中の施策を受けて変わってきたと思うので、
そのあたりはお話できるかなと思います。
入山 章栄
よろしくお願いします。
野村 将揮
よろしくお願いします。
松井市長の京都市のビジョン
入山 章栄
はい、じゃあ次は松井さんですね。
つい最近無事選挙勝ち抜きましてですね、
本当松井さんに勝っていただいてよかったです。
本音を言うとですね。
そういうのはやめましょう。
もともといろいろやられて、SFCの教授もやられて、
今年から京都市長ということで、じゃあお願いします。
松井 孝治
私は哲学もあまり縁がないし、
実はスタートアップは、
僕は経済産業省になる前の通商産業省にいたので、
本当にそのしかかりの議論ぐらいですね。
どっちかというとその後、
僕は中央省庁の再編とか官邸機能強化をやって、
官僚の世界と政治の世界、
長田町霞ヶ関の接点みたいなところにいて、
長田町に引きずり込まれて、
2期12年間参議院議員を民主党、
今評判のとても良い民主党の、笑うとこですよ。
ここで笑わないと笑うとこないですよ。
とても評判の良い民主党で2期10年参議院議員を京都でやっていて、
その時に民主党政権の鳩山内閣というのを官邸で支えきれずに潰れましたが、
その後、もう選挙とか政治やめようと思って、
そしたらSFCが誘ってくれて、一応候補なんですけど、
SFCで10年仕事をしたところで、
だからこういう雰囲気に慣れてるんですよ。
もうちょっと後ろに寄りますね、学生は。
こういう雰囲気で話をしていて、
私の場合はもうちょっと前に出たりしますけど、
もう定年が近くなってきたから、
京都で大学の教員生活をシフトしようかなと思って、
親が残した家を建て替えたところで捕まって、
君、人生の最後を。
今のイリアマさんの話で言うと、人生の最後とも限らないですね。
入山 章栄
イリアマさん 限らないです、全然。
松井 孝治
また40年くらい生きるかもしれませんね。
イリアマさん 10期くらいやるかもしれない。
人生の最後、自分の生まれ育った町に恩返ししろと言って、
外掘りを20人も30人も埋められて、
今日ここに至っているということなんで、
どっちかというと霞が関長田町、
そして今大学でいろんな若い人たちと仕事をしてきて、
共に生活をしてきて、
さあこの社会をどうするかなっていうのを、
自治体、京都市というちょっと特別な自治体の中で、
それを自分がどういう町づくりをしていくかということが問われているということですね。
入山 章栄
なるほど。
ちなみに趣味は居酒屋、喫茶、バー巡りなんですね。
松井 孝治
そうですね、落語が好きなんですよ、一番ね。
でもあんまり京都で落語というよりは、
農協議員とかもありますので、
あんまり落語と言わないんですけど、
落語が好きで、あとクラシック音楽が好きで、
やっぱり居酒屋とか喫茶、バー巡りが好きだっていうのは、
そのバーですね。
これ京都のバーとさっき話してたんだけど、
京都のバーっていうのは素晴らしくて、
こういう割と馴染みのこの喫茶店とかバーとか居酒屋に行くと、
京都はですね、知り合いの知り合いが必ずいるんですよ。
これ東京はないんですよ。
私、人生の半分東京で住んでるんだけど、
だからこのバーっていうのをどう維持して、
そして京都の街をその場の集積体としての京都をどう作っていくかっていうのが、
私の一つのテーマなんです。
入山 章栄
ありがとうございます。
社会課題と日本の哲学
入山 章栄
はい、じゃあ今日はよろしくお願いします。
さて、次はどちらかな。
あ、タカさんですね。
じゃあタカさんお願いします。
中村多伽
はい、ありがとうございます。
タリキの中村と申します。
タリキは京都で私が7年前に始めた会社で、
社会課題を解決する企業家の育成だったり、
投資っていうことをやってます。
で、たまたまIVSに7年前ぐらいに行きまして、
ボランティアスタッフとして行ったんですけど、
そこでファンドレイズするのがきっかけで、
ファンドレイズしたのがきっかけで、
その御恩を返せと言わんばかりに、
国旗使われているので、
ロックステージ登壇するっていうだけで、
別に引っ張りたこなわけではないんですけど、
そういう意味で、
私が関われる話題が増えてきたなっていうのを感じるのは、
社会課題に対するアンテナがすごく世の中に張ってきた。
で、社会課題解決って、
ふんわり優しい、
なんかこうパッセルカラーのイメージで終わりだと思うんですけど、
強い強い思想なんですよね。
社会課題って。
入山 章栄
社会課題は思想。
中村多伽
こういう社会であるべきであるっていう、
強い思想があって、
初めてそれが授業として推進されるので、
今日の話すごく楽しみだなと思って参りました。
入山 章栄
よろしくお願いします。
西原 ありがとうございます。
最後、野村さん、ぜひですね、
野村さんに後でアイスブレイクでいろいろ喋ってもらうと思うので、
ここは自己紹介だけお願いできますか。
野村 将揮
野村 皆さんこんにちは。野村でございます。
先月半ばに、今アメリカと京都行ったり来たりしてるんですが、
日本に戻ってきて、
この1ヶ月弱で6キロ増えました。
中村多伽
よろしくお願いします。
入山 章栄
本当に短い。
野村 将揮
もうちょっとだけバックグラウンド。
今、アメリカのハーバード大学で、
日本の哲学をどうやって世界に伝えながらですね、
社会課題の解決なのか、
政策ですとか経営だとかに応用していくのかってことを研究してます。
一応5月に、こちら記載ございますけれども、
ハーバードのケネディスクール、ケネディ行政大学院ですね。
入山 章栄
行政学習士をとって一時帰国中であります。
西原 もともとあれですよね、経済産業省にいらっしゃった。
野村 将揮
市長がいらっしゃった通産省の形の経済産業省にいて、
5年間勤めた後に、
ベンチャー、アイリースという医療AIのベンチャーに入りまして、
こちらは昨年の2023年のスタートアップワールドカップで優勝するなど活躍を。
入山 章栄
そして今は、京都で言えば任天堂ですけど、
そこの山内家の山内ナンバーテンファミリーオフィスのアドバイザーもやってると。
西原 さよです。
野村 将揮
あと、山内家もそうですけれども、
京都の哲学研究所、後ほどアイスブレイクでお話しますが、そちらでも戦略担当しております。
入山 章栄
西原 なので、実はかなりもうすでに松井市長とは、
この哲学思想で京都でどうやっていくかということは話し込まれているということなんで、
ただの哲学者じゃなくて、こういう形で本当にスタートアップ的な哲学者だというふうにご理解いただければいいと思います。
じゃあ、ちょっととっかかりで野村さんにかなり気合が入った資料だったんで、
3、4分でイメージ。
ちょっと野村さんの問題意識みたいなのをまずご披露いただけますか。
はい、お願いします。
野村 将揮
野村 ありがとうございます。
松井 孝治
こちらは動かず。
入山 章栄
西原 動かない。
野村 将揮
野村 あ、いけましたね。
はい、ちょっといきなり哲学思想だとか言っても、
皆さまあまりお馴染みないかと思いますので、導入呼び水で反省ライフワークなんですが、
私の反省の話をしたいというよりは、どういったことかのイメージをつかんでいただきたくて、資料をご準備いたしました。
私自身は京都で生まれたんですが、保育園小中高等富山県で過ごしました。
まさにこういう田んぼに囲まれた生活で。
あと、剣道を7歳から今まで、ボストンでもやってまして、ハバドでも28年目になります。
ちょっとロゴ並んでますけど、東大出て計算所入って、ダバスのメンバーやって、云々関連ということで、
今、右側の3つ、ハバド大学で研究したりとか、後ほどご説明させてあげますけど、
一般社団法人京都哲学研究所で、いろいろ世界戦略だったりとかをしております。
僕自身の反省に基づく、原体験という言葉はちょっとチープなのであまり使いたくないんですけれども、
皆さま、比較的想像しやすいかと思われますところ3点ご紹介します。
田舎の遅延共同、つまりローカルなコミュニティですね、町内会とかPTAとか、
すごく特殊と言いますか、すべてのものは哲学的には特殊で、一般とか平均は語るべきではないんですけれども、
おそらく先ほどの松石町のお話も終わりだったように、初版の様々な境界が曖昧で、その間の淡いがとても大きいんじゃないかなと思います。
例えばこれは、ちょっと単純化すると、西洋の契約社会、契約において個人の所有物とか権利だとかということを、
どんどんどんどん規定して分けていくみたいな世界とは、ある種対極に近しい形で、文化圏ですとか思想圏が育まれてきた。
入山 章栄
あれですね、確か僕の理解は浅い理解ですけど、キリスト教って人間は神の所有物って考えるから、
だから結局人間が物を持って、物と人間とかを切り離してみたいな、そういう分離がすごい思想的に強いですよね。
野村 将揮
素晴らしいご指摘で、ちょっと僕もキリスト教ど真ん中の研究者じゃないんですが、
そもそも実は、絶対的な神とか何か、そういった絶対的なものがあるという規範自体が、人類史上必ずしも普遍ではないと。
例えば日本は仏教と神道と、様々な他の宗教ですとか思想がですね、混ざり合っておりますけれども、
すなわち、ある特定の何かが絶対的である、something absoluteみたいなものを想定するかどうかということが、実はかなり大きな分岐であるんじゃないかなとはまず思います。
以降は、例えばデカルト以降の、人間が自然なり神なりを虐待化していったみたいな議論はあるんですが、それはまたご紹介できればなと思います。
あとは2発目も、これは京都の方々もご理解の通り、日常に当然にあふれる自然ですので、我々がもう鴨川を散歩していると、雄大な北山が目に浮かぶわけですよね。
なるともう人間を超えた、人智を超えたものがすぐそばにあるわけで、そういった意見の根も持ちやすいかなですとか。
あとは最後、剣道ですけれども、僕、先月、ボストンで61歳の女性に剣道をボロ負けしまして、本気でやっているのに、
それは古旧マイエトセトラの、いわゆる東洋的なないし日本的な思想の真髄が体現された武道の極地を表しているだろうと。
人文知の重要性
野村 将揮
体力、筋力がどれだけ勝っているらしい30代前半の男性の僕であっても、女性にやっぱり利害とかそういったもので負けるっていうのは非常に、
これはおそらく能ですとか歌舞伎、他の伝統工業も含めて通帝する思想かと思われます。
なのでこういったところはすごくもともと関心があった、かつ異形の念があったというふうなところがございました。
東大、京大、ハーバードと、東大は学部に行って、京大は修士を取ってですね、哲学研究したんですが、
博士は中退したんですけれども、ハーバードでマスターを取って、これから博士をやる世界ですけれども、
すみません、京都哲学研究所裏が白塗り消えてますが、ちょっといきなりレベルを上げますけれども、
一発目ですね、そもそも先ほどのまさに入山先生のご指摘あったように、何かを分けるみたいな思想っていうのを、
ここですね、一発目の3行目に要素還元主義的とか二元論的と書いておりますが、
すなわち主体、客体、自己を足した自分と他人ですね、あるいは精神、身体、人間、自然などっていうことを、
人間の認識、厳密に言うと、この数百年のトレンドを踏まえると別物で、もっと分けて具体に還元していく。
水を水分子ですとか、さらには原子、さらに素粒子のレベルまで分けて理解しようっていうのが、
かなりこの数百年、数世であったと、強くて良かったと。
入山 章栄
【佐藤】僕が口を挟むと先ずなんですけど、現代の科学っていうのは、僕の理解はまさに要素還元主義で、
実は経学もそうなんですけど、要するに世の中のメカニズムは全部分解していけば、
結局、その分解して細かいところのメカニズムを理解すれば、全部分かるはずだっていう前提でできてるわけですよね。
ところが分解はして分かるんだけど、それを足し合わせると動くかっていうと動かないわけですよね。
だから素粒子のメカニズムが分かっても、素粒子を足し上げて宇宙が説明できるかっていうと、宇宙は説明できないっていう。
だからまさにその限界に今来てるっていう、そういう理解でよろしいですか。
野村 将揮
おっしゃる通りで、まさに複雑系だとかいろんな概念で説明されるところをご視聴いただいたわけです。
例えばですね、皆さん、私とか自分とか自己、セルフ、愛、いろいろ考えられると思うんですが、
今この瞬間、僕らの体内には隣の方が吸って吐いたCO2があるはずなんですね。
というのはすなわち、自分の体内の体組成には必ずしも自分が絶対的に保有している、何て言いますか、
細胞のレベルなのか原子なのか、さらに小さいレベルなのか、ということが実は、
これ動的並行という概念で福岡新知先生だとか、いろいろご案内されていますが、
僕らは自分の身体、身体のあいまいも、身体の輪郭もあいまいの中で生きていると。
じゃあ、隣の人間のCO2が吸ってもうんぬんで、それ機弁だろうってよく言われるんですが、
実はこれが顕在化したのがCOVID-19、いわゆる新型コロナウイルスの流行だったと。
隣の人の健康状態とか、隣の国、隣の文化圏の流行状況が、自分たちの日常の生活に直結してくる、
みたいなところが人類直面して、同時代的な記憶として共有されているのですが、
まだそれを乗り越えられていないというのが現状かと思われます。
なので、下に書いてあるサスティナビリティ、ダイバーシティ、ソーシャルアントレペディなどが、
さまざまなカタカナ語、もしくは英単語、他の文化圏の概念がありますが、
サスティンというのは、自然を客体化して、つまり人間とは別物として、
人間を主体に自然を対象物として維持していこうという思想なんですけれども、
かなり暴論ですが、いわゆる日本的なところでは、結構自然と共にあるみたいな思想規範もあったよねと。
日本に限らずアフリカですとか、他の地域もありますので、
こういう観点をどんどんグローバルなルールメイキングだとかに応用できるんじゃないかと思って研究しています。
入山 章栄
ちょっとここで一回止めると、他の方の意見も聞いているんだということなんですが、
要するに僕が理解したのは、野村さんがやりたいことは、いわゆる今の世界って基本西洋の思想中心で、
それは僕の理解はキリスト教とかああいうところから来ている二元論で、
天国と地獄に分かれているとか、主体と客体に分かれているとか、人と物に分かれているとか、
それがもう限界なんじゃないかと。
だからむしろ東洋、特に日本の思想がむしろこれから真逆なんで、
大事なんじゃないか、それを世界に訴えていきたいという理解でよろしいですか。
野村 将揮
おっしゃる通りです。すごく厳密に言うと、一応研究者の端っこなので、
西洋、東洋という分け方自体が二元論的だよね。
実は入山先生の御示唆の通りで、価値そのものが多層である、重層的であり、相互に連関していると。
すなわち西洋は東洋の影響を受けているし、東洋は西洋の影響を受けているという、
例えばこういう命題があるとしたら、そもそも東洋、西洋というのはあくまで便宜上の区切りであって、
我々は相互に連関して生きているよねっていうところを、いろんな次元でグローバルに打ち出していきたいと思って、
東洋と西洋の思想の対話
野村 将揮
ハーバードのケネディスクールに行っていたというのが。
入山 章栄
田中さんどうですか、ここまでの話を聞いて。
中村多伽
私は社会課題解決をするときに、関係ある人ない人という分け方をすると、途端に進まなくなるんですね。
例えば気候変動って、私がまだ20代ですけど、それでも私が小学生の頃って、
北極の白クマがかわいそうだからエアコンの温度を上げましょうとか、そういうレベルの話だったんですね。
でも今や、7月3日で本来だったらもっと涼しいはずで、38度とかなってるわけじゃないですか、外が。
で、途端に自分ごとになった。でも本来はそのタイミングで自分ごとになってしまったら遅かったわけですよね。
もっと早くからそれが繋がっているという事実を認知すべきだったっていう意味で、私はすごく通じるなと思ってお話を伺ってました。
入山 章栄
田中さんはいかがですか。
玉川 憲
僕はスタートアップなので、しかも日本からグローバルにやってるんですよね。
今売上3分の1ぐらいなんで、日本初のグローバル。
入山 章栄
そうですね、そらくんはね。
玉川 憲
観点に見た時に、あれ、それって、もともとアマゾンだったんで、アメリカ初のグローバル企業で出ていく。
今おっしゃってたような、そういう風に分ける事すらも良くないのかと思ってきて。
ただ、成功してる企業って思想があって、それを何らかの形でグローバル全員のチームメンバーに浸透させてるんですよね。
例えば、IKEAってあるじゃないですか。
IKEAって日本にあるけど、若干ローカライズもされてるんだけど、なんとなくIKEAに行くと、スウェーデンでしたっけ。
スウェーデンの雰囲気がする、その店舗に。
そこを、なんとなく伝えて、それでいてローカライズしていくっていうことをやりきっていて。
今、この話を聞きながら、相互に作用しながらも、何らかの不可分な会社のカルチャーがあるんだなっていう風なことを考えてました。
入山 章栄
ちなみに、そらこむのそういう意味では、これからもっと世界展開すると思うんですけど、そらこむの思想は、言語化するとどういうことになるんですか。
玉川 憲
そうですね。我々の思想は、やっぱり一番三つ重要だと思っていて、まずビジョンが世界中の人と物をつなげ共鳴する社会へっていうビジョンがあって、ミッションがテクノロジーの民主化なんですよね。
最後、カルチャーっていうのを15個の考え方、例えば顧客市場主義とかで作ってて、それは海外展開してるけれども、どのメンバーにもある意味押し付けます。
公共の再定義
玉川 憲
これがうちの会社の三つの大事なことで、それはどんだけいろいろなこと、国によって考え方とか宗教とかいろいろ違うんだけれども、これは変えませんというのをある意味押し付けるっていうことをやってて。
もちろん、スタートアップの世界もここ15年でえらく変わってきてて、ここに書いてあるように、例えばダイバーシティなんかなかったんですよ、昔。
ほとんどのスタートアップがガレージで立ち上がって、トイレが1個しかないと。女性のこと全く考えてないんですよ。
でもそれって今スタートアップではなくなってきてたりするので、そういうふうに影響は受けていくので、どんどん変えていかなきゃいけないと思うんです。
入山 章栄
スタートアップ界の思想もバンバン変わってきてるってことですね。
玉川 憲
どんどん変わってきてますね。
入山 章栄
松井さんどうですか、ここまでの話聞いて。
松井 孝治
私の一つのテーマは公共を捉え直すっていうことで、パブリックというものを捉え直すっていうことなんですよ。
私はもう役人やって政治家やってきたんで、ザパブリックイコール官みたいな、官とか政、官ってのは官僚の官、あるいは政治の政。
それが公の世界のルールメイキングを作り、いろんな資源配分を税収を財政でどう再配分するかっていうことを決める。
それが世の中ごとっていうのはそれだっていうことで、少なくとも大学卒業するぐらいまでそういう固定観念でいたんだけど、
阪神アジア大震災とかいろんなことがショックにあって、自分自身が公私官民の役割分担というのをどう変えていくのか。
これ実はですね、政治が今一番どんどん悪くなってるんですよね。
私が政治家やってた時よりも悪くなっていて、要するにそれは民主主義というもので選んだ人に対して信頼がないんですよね。
要するに自分たちが社会の問題なんて、本当は公私官民の境目をどう取り払うかっていうことなんだけど、
それが民主主義というこの一つの制度の中で、公け事を何か政治家に片方では依存して、片方では政治家を批判しているっていう、
ここをどう繋ぎ直すかっていうことが自分のある意味ではライフワークなんです。
だから私はずっと大学では官僚とか政治家とかならなくてもいいから、社会参加をするっていうことがいいことなんだと。
それでいかに自分の利益を追求しながら、社会的な課題を解決するか。
それがまた逆に喜びであるような社会をどう作っていくかというのが、私にとってはこれ一生のミッションですね。
入山 章栄
まさによく考えると官民も二言論なんですよね。
そうなんです。
なるほど。
松井 孝治
パブリックって本当は官とか、あるいは公っていうのは地方行政のことを公と言ったりするのでちょっとややこしいんですけど、
公務員のことを官と言うとすれば、地方の公務員のことも官と言うとしたら、官民の境目を越えてパブリックっていうのは、
民とか官とか関係なくそれはグラデーションのように存在している。
入山 章栄
豊田自動車もパブリックになっているし、逆に言うと消防とか警察というものがピュアに100%官の世界かというと、僕はそうじゃないと思っています。
野村さんしゃべれたらそうなんですけど、先にタカさん、まさにごめんなさいね。
インパクトファンドってまさによく考えるとインパクトファンドだから、今までなら官がやればいいじゃんっていうところを、
民の力でやろうとしているわけですよ、ある意味ね。
今の松井さんの話聞いていかがですか。
中村多伽
ありがとうございます。得意領域の話を持ってきてくださって。
まさにおっしゃる通りで、結局、官民で役割分担したときにそれが未来英語を機能するかというと、
そうではないんですよね。
日本が人口減少して税収が減っていったときに、今までいわゆる官が担っていたものが、
誰も担えなくなると。
それだったら、今まで税金で何とか保っていたものが、突然課題として世に放たれるわけですね。
そうしたら大変じゃないですか、皆さん。
民間でというのは、要は自立型の状態で解決できる仕組みを作っていって、
それはもしかしたら半分は税収で成り立つ形かもしれないけど、
10年後は税収がゼロでも成り立つ形に持っていこうという形で、
いわゆるビジネスという仕組みに偏見を異常していくということなのかなと思っています。
入山 章栄
松井さんぜひマイク持って。
松井 孝治
ビジネスだけじゃないんですよ。
ずっと言ってるのは、ガバメントソリューションというのがあって、これはよく失敗するんですよ。
コミュニティの重要性
松井 孝治
マーケットソリューションというのもあって、ビジネス化すればいいということで、
80年代から90年代かけてすごくそれは進んでいったんだけど、
やっぱりマーケットもフェイラーするんですね。
ガバメントフェイラーもマーケットフェイラーあって、
やっぱりそれを補うものとして、コミュニティというものが、
場合によってはビジネスもコミュニティの一員だし、あるいは公務員もコミュニティの一員だけど、
セクター分けをしない、官民というセクター分けをしないで、
一人の構成員としての人間がどう行動するかという意味での
コミュニティソリューションというのがあるんじゃないかと、
僕はそれを新しい公表と呼んでいます。
入山 章栄
マーケット、ガバメント、その間でコミュニティソリューション。
なるほど。
野村さんに聞きたいんですけど、
長谷川さんが喋りたそうなんで先にどうぞ。
玉川 憲
そう言われるとスタートアップもコミュニティだなというふうに思って、
まさに僕がAWSに入った2010年くらいから、
大体日本の中でスタートアップコミュニティが立ち上がる前後くらいだと思うんですけど、
そこにいた人たちは自分がこれを信じているというアイデアに対して
投資家さんが投資をしてくれて、
おそらく多くの人がそうじゃないと思っていることなんだけど、
自分はこれは正しいと思っているというところにみんなベッドするんですよね。
それで成功するのは100分の1かもしれないんですけども、
それによって大きな引力を発生させてコミュニティを作って、
何かの社会問題を解決することもあるし、
皆さんに受けられるサービスを作ることもあるっていう、
そういう世界観。
入山 章栄
つまり思想を持っていて、
そこでコミュニティを作って帰っているという感覚。
そうですね。
玉川 憲
だからゼロトゥーワンという本が有名な本がピーター・ティールの本があるんですけど、
そこでゼロから1を作るときに大事なのは、
結局みんながそうじゃないと思っているんだけど、
自分はそうだと思っているということを、
もし見つけられたのならば、それに賭けるべきだという言い方をしているんですよね。
それって、いわゆる100人いたら99人がそうじゃないでしょと思っているんだけど、
自分はこっちが正しいと思っていて、
その仲間を、コミュニティを作っていって、
一点突破していくという世界。
入山 章栄
村瀬 尊能上位もそうですもんね、最初はね。
だって山口の田舎で吉田松陰だけが尊能上位だって言ってて、
総括ションジュークができて、日本をひっくり返してあげたもんね。
玉川 憲
ちなみにソラコムのことを言わせてもらうと、
僕らが思った真実は何かというと、
クラウドが、もともとAWSなので、クラウドが出てきたときに、
クラウドの上では通信系の仕組みとか、
金融系の絶対落ちちゃいけない仕組みは作れないってみんなが思っていたんだけど、
僕らのチームは作れると思ったんですよ。
これは作れるから、何らかの世界の役に立つはずだって言って、
仲間を作って始めたんですね。
それはたまたまうまくいったっていう。
入山 章栄
野村さんすみません、お待たせしました。
思想の多様性
入山 章栄
言いたいこといっぱいあると思うんですけど、ポイントをぜひお願いします。
野村 いや、とんでもないです。
野村 将揮
ありがとうございます。
お三方のお話、本当に共感を持ちながら、うなずきながら聞いておりました。
この文脈で申し上げると、課題にですね、
ローマ字で英語でサスナビリティ、ダイバーシティ、ソーシャルアントレプレナーと書いてありますが、
決してですね、この考え方が間違っているとか、
そういう話をしたいわけではございません。
あえてカタカナ語ではなくて英語にしているのは、
いわゆるサスナビリティ的なものは、
たぶん、いわゆる日本なのか、もしくはいわゆるアジアなのか、
さまざまな文化圏でおそらく別の概念とか別の形、価値体系を作ってきたはずなんですよね。
だから、これを無理やりカタカナ語にして一般化せずに、
我々の中で、たとえば自然とか、もしくは共同体、公共同体なのかっていうことを改めて考え直したいっていうことを言いたかったと。
というので、カタカナ語を避けているつもりなんですが、
タイトルがハンセンとライフワークだったっていうので、
お恥ずかしい限りでバリバリ使ってました。
入山 章栄
僕一個野村さんにぜひお伺いしたいのが、
先ほどちょっとムスタファー・シュリーマーの話をしたんですけど、
今僕は結構、シリコンバレーの人たちがAIとかやりすぎちゃって、
やべえぞみたいな、ほんとマジでみんな結構、
人類はどうすべきなんだってことを真剣に議論しているってのが僕の理解なんですね。
今野村さんアメリカにもハーバードにもいらっしゃって、
今アメリカの最先端の人たちとかっていうのは、
思想とかこれからの人類の在り方とか、
あるいは資本主義、民主主義の在り方っていうのは、
どういう議論とか方向感になってきているのかって教えていただけますか。
野村 将揮
ありがとうございます。
これ非常に繊細で難しいんですけれども、
まず大前提がアメリカもそうですし、ヨーロッパ各国もそうなんですが、
ある種その影響力が強い思想はいくつか当然あります。
ただ、バックグラウンドがみなさん多様すぎるので、
とりあえずまずみんなの話をお互いに聞こうねっていうのが、
特にアメリカのそれこそハーバードとかスタンフォーとかが作ってきた、
ここ最近のトレンドであります。
良いか悪いか別にして。
で、実はみんな違ってみんな良いって話まではできるんですが、
じゃあどこ目指していくかっていうことの統率をしにいかないと、あえて。
入山 章栄
なるほど。
野村 将揮
なので、いろんな人がいろんなことを言っているね。
なるほど、それぞれ良いところがあるよね。
理論がかなり止まっている、スタックしちゃってるっていうのが初感一つと。
入山 章栄
ぶっちゃけ思想の定時っていうところまで行ってないっていう。
おっしゃる通りです。
松井 孝治
アメリカやばいっていう。
野村 将揮
アメリカ最高だよねっておっしゃってる方はあんまり見かけないですね。
ただ一点、このレイヤーだとあれなんですが、
かなり抽象度を上げるとまさにAIのお話ございますが、
技術そのものが人間の意図ないし、思想ですね大げさに言えば、
を超えて自律的に、つまり自分でデータを作る、データを集める、
データをどんどん使って成長していくみたいなところの危機感はかなり感じていますが、
それがどう危機なのかっていうのを揃えに行くと、
要するにレイヤーを抽象度をちょっと下げると、
人間なんたらかとか社会なんたらかの議論になるので、
そこの整合性を取るのはかなり難しいかなっていうのが今の直感地ですね。
入山 章栄
普遍的ななんかヤバそうだけど、具体にちょっとでも落としちゃうと揃わない。
野村 将揮
おっしゃる通りです。
逆に言うと、今我々が接しているグローバルなトレンド、
例えば脱炭素とかっていうのは、炭素カーボンクレジットとかでCO2排出権取引しようとか、
スコープスリーサプライチェーンでどれだけ出したの、どう管理しようみたいな話はむしろしやすい方で、
技術論とかもしくは人間なんたるかってことって文化圏によって違いすぎるので、
文化圏によっても違うので、
おっしゃる通りそれをその具体的になるといきなり揃いにくくなるっていうのを感じています。
技術と人間の在り方
入山 章栄
だからやっぱりシリコンバレーは思想迷子になってきてるんですね。
なるほど、タカさんどうですか今の話を。
中村多伽
いや、そうですよね。
なんかでも、
社会課題、すみません、全部自分のフィールドに寄せて。
社会課題解決は思想だってさっきお話ししたんですけど、
結構それも、いわゆる社会起業家間で、
イデオロギーの対立みたいなのがあって、
入山 章栄
社会起業家間もあるんですね。
中村多伽
あるんですよ。
例えば私は大学時代に非営利団体として、
カンボジアに小学校を建設をしてたんですけど、
教育支援を、
カンボジアの小学校を建てるとか教科書を届けるみたいな、
ハードの支援もすべきみたいな人と、
カンボジアの自立する力を奪うから、
ハードの支援はしたらダメだみたいな派閥の人といて、
目的は一緒のはずだけど、
そこのイデオロギーの対立とかはあるんですね。
なので、私は対立自体が悪いというよりも、
それが適切にアップデートにつながる対立になっているかみたいな、
そういうところを、
投資家としては見るべきなんだろうなというふうに思ってます。
入山 章栄
なるほど。田村さんいかがですか。
玉川 憲
そうですね。思想が迷子という話で、
僕は今思ってたのが、
生成愛なんかまさに、
今ってアメリカで起こっている議論が、
生成愛にストップボタンを付けようというか、
いわゆる強制停止ボタンを付けようという派と、
そんなことをしたら進化が止まるじゃないかという派が、
真っ向勝負しているわけですよね。
でもこれ本当に思想を誰かが統一しないと、
世にも恐ろしいことが起こるんじゃないかなと。
僕は楽観主義者なんですけど、どっちかというと、
ただここ1年半のチャットGPTが出てきてからの、
このジェネリティブAIの進化が早すぎて、
めちゃくちゃ怖いなと思っていて、
特にこの1ヶ月前ぐらいに、
元Googleにいた人が論文を出して、
ヤバいことになるという論文を出したんです。
ヤバいことになるという論文を出したの?
それはなぜかというと、
ここ数ヶ月でAIの性能が、
高校生ぐらいから社会人ぐらいまで一気に来ちゃったと。
そうするともう1,2年すると、
いわゆるAI研究者ぐらいのレベルになると。
AI研究者ぐらいのレベルになったら、
あとはGPUと電力さえあれば、
AI研究者1億人集められると。
バーチャルに。
それができると、
もう今までの課題だったことを全部解けんじゃないかと。
だからちょっと20,30年後に
アーティフィシャルスーパーインテリジェンスというのが、
実はもう来るんじゃないの?という。
入山 章栄
数年で来るってこと?
玉川 憲
共有論みたいなのが出てて、
ちょっとゾワッとしたんですよね。
これあり得るなというふうに思ったんだけど、
一方で思想として、
人間がこのテクノロジーをどうコントロールするかっていうのは、
多分思想迷子で、
すげえ怖いなと思ってます。
なるほど。
入山 章栄
今ここで野村さんがマイク掴んでるときに、
松井さんも掴んで、
お互い忖度し合うっていう。
そうじゃなくて。
人間でないとできないですから。
松井 孝治
僕が野村さんに聞きたいなと思って。
入山 章栄
ぜひ。
松井 孝治
発展主観ってあって、
さっきも人間の寿命が、
例えば130歳になるって、
それが本当にいいことなんだろうかと。
入山 章栄
そうなんですよ。
松井 孝治
AIが進んで、
生成型AIができて、
どんどんどんどん進歩して、
我々なんとなくそれは、
今日よりも明日のほうが発展した、
素晴らしい社会に近づいてるっていう、
これ本当にそうなんだろうかと。
言語が発明されて、
文字が発明されて、
紙にそれが記されるようになって、
それが書物になって、
さらにコンピューターになって、
AIになって、
あるいは検索ができて、
AIができて、
人間は豊かになってるんだろうかということを、
哲学者である野村さんに、
野村 将揮
お揃いの限りで。
京都の文化と進歩主義
野村 将揮
どうもありがとうございます。
光栄です。
本当に。
おっしゃるとおりで、
発展主観ですとか、
別の言葉で進歩主義っていう風な考え方があるんですが、
すなわち今日より明日は良くなってるし、
明後日は良くなっていく。
あるいは、
例えば技術の発展が人類を良くしていくんだ、
みたいなことが前提されている、
みたいな主義はあって、
おっしゃるとおり、
京都はこれに対抗する思想規範文化圏を、
ずっと作ってきたと僕は信じています。
入山 章栄
歴史的に。
野村 将揮
単純化できないんですが、
そういうものがたくさん根付いているところだと思います。
入山 章栄
進歩主義に対して、
反対する勢力だった、京都は。
野村 将揮
厳密に申し上げると、
反対してきたというよりは、
進歩主義とは、
ちょっと相入れないというか、
例えば、
先ほどの剣道のお話ありましたし、
茶道であっても、
お花であっても、
人間1個の生命体が、
実現し得る、
体現し得る、
究極の極地を思考するっていう思想が、
ずっとあったんですね。
例えば、
茶道や、
斧とかが、
それぞれ、
時代的要請を踏まえて変化していますが、
進歩主義だかというと、
僕らは違和感があると思うんです。
むしろ創設者とか、
初期の人たちが体現された極地を、
いかに現代的に、
自分たちで体現するかってところを、
見ているはずで、
それは何か、
100年前の斧もしくは、
1000年前の何か、
芸道ですとか、
文化に対して、
今が優れているみたいな思想感はないはずで、
もっと言うと、
これ素晴らしいのは、
型っていう概念がありますが、
我々は現代に生きる中でも、
その手の心髄を、
100年前、1000年前、
それ以上前に体現した人の型を通じて、
異形の念ですとか、
尊敬、敬愛できるっていうのは、
多分、文化圏としては、
かなり経由で面白いところかな。
入山 章栄
何か、いいですか、
僕ちょっとだけ、
ラジオ番組にこの前、
ある人に来てもらって面白かったのが、
刀、
日本刀って、
刀家人の世界あるけど、
日本人類最高市場で、
一番性能いい刀は、
鎌倉時代で、
野村 将揮
それ以降は、
入山 章栄
実はレベルが低いらしいんですよ。
みんなその刀、
鎌倉時代の日本刀、
再現できないらしい。
だから、
まさにそういうことですよね。
野村 将揮
おっしゃる通りです。
まさに、
かつ、
剣道典型ですけれども、
年を取って、
体力的に衰えるけれども、
心身一両、
心と体が一体になった極地を、
体現するみたいなところに、
僕らは多分、
別次元のリスペクトがあるんですよね。
つまり、
お年寄りだから、
敬意を払うみたいな、
受講的なものも当然、
影響があるんですが、
そもそも、
体現している人間の何かに対して、
もしくは、
それを育んできた文化圏だとかに対して、
敬意ですとか、
愛着、
もしくは思想的な共鳴性があるというのは、
非常に特徴的かなと思いますね。
思想とビジネスの関連性
玉川 憲
やっぱり、
そういう意味だったら、
京都と思想家で、
そういうのを発信してほしいなって、
心から強く思いますね。
で、
任天堂の方、
いらっしゃいますかね。
任天堂、
僕、
素晴らしい企業だなと思っていて、
ゲームも、
僕、
すごい好きだし、
テクノロジーも好きなんだけど、
あの会社って絶対、
地とか、
人の暴力につながる。
絶対作んないですよね。
確かに。
一方で、
アメリカの会社とか、
入山 章栄
めちゃくちゃ作んない。
玉川 憲
殺しまくってる。
だから、
そこを、
一線を越えないというか、
人間のために、
ゲームのために、
エンターテイメントのために、
テクノロジーを使うっていう、
一線を越えないって、
すごい大事だなっていうふうに、
思いますね。
入山 章栄
タコさんいかがですか、
今の話は。
中村多伽
なんか、
思想が、
そういえば、
思想が、
エグゼクティブに大事みたいな話だったなって、
今思い出し始めたんですけど、
なんか、
私も、
人間が、
明日のほうが、
ベターであるっていう、
考え方が、
もしあったなら、
こんなに悲しい人が、
ずっと多い、
世界なわけないじゃないと思っていて、
ずっといるじゃないと思ってるんで、
だから、
人間は、
螺旋階段を登っていると思ってるけど、
ただ、
循環しているだけであるというか。
人間は、
入山 章栄
螺旋階段を登ってないと。
登ってない。
中村多伽
登ってないです。
入山 章栄
ただただ、
中村多伽
同じフロアを、
ずっと、
同じフロアを、
違う手段でやっているだけだと思ってるんですけど、
でも、
じゃあ、
それを、
別に、
上っていう概念ではないんですけど、
悲しい人は減ってほしい。
それが、
上なのかわからないですけど、
私にとって、
悲しい人が減ってほしいっていうのが、
私の思想。
で、
悲しい人が減るために、
何ができるかっていうのを、
私たちが投資するような、
企業家たちが考えたときに、
そこに、
思想があるかないかで、
くしくも、
ビジネスがグロースするかどうかも、
変わってくるんですよ。
それがすごく面白くて、
思想と、
成長とか、
相関するものとして語られてきたことって、
あんまなかったと思うんですね。
最近まで。
なんですけど、
私たちインパクト投資家って、
彼らが意図するインパクトを、
計測して管理するっていうのが、
一応仕事の一部としてはあるんですけど、
その過程の中で、
彼らがインパクトを、
どんなインパクトを与えたいのか、
要は、
どんな世界にしたいのかを、
深めれば深めるほど、
グレードの高い、
ビジネスプランが出てくるんですよね。
で、
そう、
っていうことをすごく思って、
だから、
任天堂も、
私はすごい不勉強なんですけど、
もしかしたら、
そういう思想、
強い一本通っている思想が、
ずっとあるから、
ずっと成長し続けられるのかなとか、
テクノロジーの貢献と未来
中村多伽
っていうのを思います。
入山 章栄
山川さんどうですか?
今まさに。
玉川 憲
そうですね。
今聞いていると思ったのは、
テクノロジーは、
めちゃくちゃ人類に貢献しているのは間違いなくて、
僕は、
最近それが気になって調べたんですよね。
そうしたら、
やっぱり、
飢餓とか病気で、
亡くなる子供とかの、
率っていうのは、
劇的に減っているんですよ。
それってやっぱり、
テクノロジーのおかげで、
食料であり、
医療でありが、
提供されて、
劇的に減っているので、
そういう意味だと、
貢献しているのは間違いないと。
ただ一方で、
飢餓とか病気とか減ってきた後の、
その次の人間が目指すべきものは何なのか的な、
幸せであったり、
まさにダイバーシティであったり、
サステイナリティビリティだったり、
いろいろな思想が、
まさに入り混じっているから、
それぞれの思想を追っかける人ごとに、
違う方向性のテクノロジーの使い方とかが、
ある意味許されるようになってしまっているのかなと。
そこをどう統一していくのか、
この人間は、
みんなが強調して、
ここの一線は、
いろんな違う文化、
違う国、
違う人種であろうが、
ここは越えないでおこうよみたいな、
方向に行かないと、
特にこのジェネリティブAIの世界だと、
怖いことが起きるなというふうには思います。
入山 章栄
松井さんどうですか、
松井 孝治
ここまでの話。
松井 私の政治経験でいうと、
かつてある首相が、
最小不幸社会と言ったんですね。
政府の役割というのは、
いろんな不幸、
例えば貧困とか飢餓とか、
戦争とか疾病とか、
そういう不幸を最小化する。
それを社会的な規範である法律とか、
あるいは条約とかを作って、
そして調整をして、
それを財政で再投資をするわけですね。
それが政府の仕事だ。
このことも実を言うと、
政府の先輩等級ではなくて、
それは政府だけではなくて、
いろんな民間のアクターまで含めて、
いかに不幸を最小化するか、
いろんなことをやっていられるのは、
まさにそういうことだと思うんですが、
そこから先、
それは僕すごい違和感があって、
確かに最小不幸社会で、
その人が言ったのは、
いや幸せって定義できないんだと。
幸せの領域に、
政府は入るべきではないんだと、
その人が言ったんですね。
僕は本当にそれはそうなのか、
いまだに自問自答しているんですが、
幸せって何であって、
それは単なる快楽なのか、
やりがいなのか、
ウェルビングなのか、
いろんな言葉がありますが、
幸せをどう増進するかということを、
我々はやっぱり社会の中で、
個人としても隣人、
あるいは家族のことを考えても、
その地域のことを考えても、
幸せな社会というのをどう作るかということを、
真剣にやっぱり取り組むのが、
僕はパブリックの役割だ。
ただその幸せになればなるほど、
いわゆる政府が、
それをどこまで関与できるのかというのは、
上とは下がってきて、
いかに一人一人が、
どんな社会が幸せなのか、
とっても便利でお金儲けができるのが幸せで、
ワクワクするのか、
いや、自分の幸せってさっきの、
どこまでが自分の幸せが、
自分個人の幸せなのか、
ひょっとしたら家族がすごい喜ぶ笑顔が見たいのか、
友達がすごい喜んでくれたことが自分の幸せなのか、
幸せって何なのかと考えていくと、
非常に定義は難しくて、
でもトータルとしては、
私が今考えなければいけないのは、
町にとってこの京都に住んでて、
やっぱり京都に住んでてよかったな、楽しいな、
ワクワクするなっていう部分を、
どうやって京都市役所の職員の力を結集し、
地域の人たちの力を結集し、
どうやって僕らはそれを交通整備して、
増進させていくのかっていうのは、
これはもう僕にとっての最大のテーマなんだよ。
その主体って明らかに京都市役所だけではないはずなんですよ。
それをどういうモデルで作るのかということについて、
国も自治体もまだ成功モデルを完全に見出してないんじゃないか、
という気がするんです。
入山 章栄
【佐藤】すごい興味深くて、
今関連してもう一つ、
人文知の基本概念
入山 章栄
まずは松井さんの話から発展してお伺いしたいのが、
野村さんにお伺いしたいんですけど、
ぜひ会場の皆さんにもう一個僕おすすめの本があって、
橘霊さんという人が最近書いた、
テクノリバタリアンという本があるんですよ。
これがめちゃめちゃヤバい本で、
これも僕の、
宗教を学べば系がわかるの、
次に買っていただきたいんですけど、
ありがとうございます。
これ何かというと、
まさにサム・アルトマンとか、
イーロン・マスクとか、
ピーター・ティールとか、
あとブロックチェーンを作ったら、
ブタリンですね。
あの辺の人たちが今思想がどうなっているかというと、
全員リバタリアンなんです。
リバタリアンって、
超絶自由だけ信じている。
自由が全てだという人たちなんですよ。
彼らってテクノロジーの人たちで、
大体が僕の理解ですけど、
キリスト教徒かユダヤ教徒なんで、
一神教二元論だから、
そうすると結局テクノロジーでもガーっていっちゃって、
テクノリバタリアンって、
今だから世界のビジネスの最先端ってあの人たちじゃないですか。
彼らが信じているのは全員そこの思想なんですね。
方向二つで、
一個はクリプタアナキティズムといって、
早い話がブロックチェーンで無政府化すると。
ブロックチェーンを作ることで、
政府がいらないよという考えか思っている。
だからブタリンとかそうですよね。
それから逆にAIでめちゃめちゃ強い政府、
スーパー公理主義にして、
公理主義ってとにかく一番効果的に、
一番合理的なことをやっていくってことですね。
スーパー公理主義の政府をAIで作っちゃう方がいいよねっていう、
この二派に分かれてるんですよね。
っていう本なんですよ。
だから、
今日今我々皆さんが言っちゃってるのは、
比較的ここは感覚が近い皆さんが多くて、
一方でシリコンバレーの方だと、
そういう風になってきちゃってて、
この辺の分断なのか分離なのか、
良くも悪くも多様性なのか、
これまとめられるんですかね。
野村さん。
これ野村さんがやらなきゃいけない、
やりたいわけですよね。
野村 将揮
頑張ります。
入山 章栄
世界に向かって。
野村 将揮
次のスライドに行きました。
入山 章栄
次のスライドに。
野村 将揮
詳細はセッション中ということで、
既に昇述入ってるんですけれども、
入山先生の素晴らしい振りのおかげで、
まさにその通りで、
そもそも先ほど申し上げたように、
何か絶対的なものがあるという風な、
それも思想心情ですので一つの、
例えばトップダウンって当然トップがあるという思想であって、
日本におけるトップダウンの考え方と、
例えばキリスト教圏なのか、
他の宗教圏におけるトップダウンのトップって、
意味が全然違ってくるだろうと。
ですとかっていうのを丁寧に
境遇していく必要がありますし、
社会の多様性と価値観の変化
野村 将揮
あとは市場の失敗、
松井市長のお話にもございましたけれども、
外部不経済みたいなものも、
当然に経済構造ですとか、
様々な文化思想のバックグラウンドによって変わってきますので、
まずはそれをもっともっと、
今まで注目されてこなかったものであっても、
グローバルに伝えていくということで、
価値の多層性だとか、
社会の多様性っていうのを、
こういう様々な取り組みで、
グローバルに訴えていきたいと思っております。
ちょっと1個。
入山 章栄
急に宣伝が来ましたね、今。
野村 将揮
京都哲学研究所というのが、
私の経歴にも記載しておりますけれども、
NTTの沢田会長、
今経団連の副会長もお勤めですが、
あとは出口先生、
京大の文学部長、文学研究課長ですね。
哲学の教授で、僕の師匠ですけれども、
を京都代表理事に、
あとは理事にお三方ですね、
日立の東原会長、
同様に経団連副会長ですが、
あと戸田会長、柏本ですね。
あとはNTTの大森部長と、
あと、たまたま、
昨日かな、おとといかな、
新聞報道出てましたけど、
今、読売新聞の、
日テレのホールディングスの会長の、
山口社長が、
ご加入いただいております、理事に。
といった顔ぶれで、
どんどんどんどん、
今、申し上げたようなことを、
入山 章栄
具体的に伝えていこうと思っております。
軽く宣伝の流れになってきたんですけど、
僕のお伺いしたいのは、
すみません、結構ガッチン聞きたい。
まさにこの、
多様、
思想がかなり、
二極化とは言わないけど、
世界的に、
さっきの、
シリコンバレーの真ん中、
あんな感じだし、
日本ではこういう機運もあるし、
これどうすりゃいいんですかね。
野村 将揮
ありがとうございます。
実は、それをこのスライドでご説明したくてですね、
ガーファムのファウンダーですとか、
CEOやられた方々が、
かなりの頻度で、
京都にいらっしゃってます。
お忍びであったりとか、
個人的に。
それを実は、
恐る多くも僕だとか、
もしくは、
先ほどの研究所のメンバー、
メンメンがですね、
世界に伝えてきた、
京都ないし、
日本ないし、
アジア、
その他の真髄に
惹かれてきてくれてるわけで、
これをですね、
ある種の媒介というか、
もしくは手がかりにしながら、
もう一度申し上げますと、
グローバルにそもそも、
今、支配的な考え方や、
概念的枠組みが、
決して絶対的ではないよね、
っていうところを、
再度問い直すような、
国際会議をですね、
2発目ですね、
来年京都で開催すべく、
入山 章栄
準備をしております。
国際的な議論とAy活動
入山 章栄
これどうですか?
松井さんも多分、
この話は当然、
一緒に聞かれてると思うんですけど、
なんか期待感というか、
松井 孝治
すごい期待してるんです。
っていうか、
僕、京都のビジョンを、
この25年先の、
京都を見据えたビジョンを、
作ろうとしていて、
それを、
ライターを野村さんにお願いしようと、
思ってるぐらい、
期待してるんです。
入山 章栄
やっぱり、
松井 孝治
この価値多層社会の中で、
行政の在り方っていうことですよ。
あるいは、
市民参画、
古い言葉でいうと、
その在り方というのを、
ちょっと、
新しいモデル作れないかな、
例えば、
京都の町衆っていうのが、
京都の文化を支えてきた、
公家家を支えてきたんだけど、
すごく疲弊してるんですよ。
日本に代表するような、
町内会とか、
自治連合会とか持って、
まさに今の、
仁王祭なんかさせてるのは、
その町衆なんですね。
神のことを信じてやるとともに、
町衆の、
保護庁の、
山本保存会の祭りなんですよ。
だから、
それは、
私は日本最強だと思ってるんですが、
その日本最強が、
25年後に、
存続してるかどうか、
僕はちょっと、
本当に心配してるんです。
じゃあ、
昔に戻って、
昭和に戻ればいいかっていうと、
そうじゃなくて、
それをコミュニティというのを、
例えば、
リージョナルコミュニティと、
テーマコミュニティを、
どう組み合わせて、
野村 将揮
新しい形で、
松井 孝治
それを次の25年後に、
どうやって繋いでいくかっていうのが、
私の、
もう永遠の課題で、
私の任期で、
それが、
答えが出るかどうか分からない。
答え出なかったら、
ちゃんとやってね。
入山 章栄
タカさんがやる。
学屋でそういう話してた。
松井 孝治
ちょっと、
だけど、
本当にそれは課題で、
ちょっとそれは、
哲学研究所に、
ものすごく僕は、
思想的バックグラウンドで、
期待してるんで、
もうちょっと、
具体的な話を、
ちょっとしてもらった方が、
分かりやすいんじゃないかな。
野村 将揮
よろしいですか。
入山 章栄
じゃあ、
1、2点だけ、
すいません、
野村 将揮
お願いします。
ありがとうございます。
今まで、
先ほど挙げたような、
サスティナビリティ、
ダイバーシティみたいなものって、
例えば国連ですとか、
WHOだとか、
国際機関ですとか、
あとは、
国際シンクタンクである、
世界会議ですね。
ダボス会議とかが、
結構有名ですけれども、
というところで、
議論されてきたんですけれども、
そもそも別の視点で、
別の概念的枠組みが、
あり得るよねっていうところを、
もっともっと、
訴えていった方がいいと。
それは、
先ほど申し上げた文脈で、
京都でやるっていうのは、
やっぱりそもそもの注目度や、
信頼ですとか経緯が、
すごくグローバルにも、
強いところなので、
そういう場を持とうということで、
ちなみに、
一昨日、
一昨日、
昨日と、
清水寺さんで、
理事一同会してですね、
この会議をどうしていいか、
という議論もして、
今、
読売新聞、
報道出てますけど、
松井市長にも、
ご臨席いただいて、
さまざまに、
ご助言いただいているものであります。
あとは、
研究所ですので、
例えば、
世界幸福度調査、
ワールドハピネスレポートで、
いろいろ書かれておりますが、
研究者が担っている役割って、
すごく大きくて、
すなわち、
世界幸福度調査で、
何の質問をして、
どこでどれだけの数を取って、
データ化するかっていうことは、
当然に、
アメリカのギャラップという会社が、
引き受けて、
データを取ったりして、
その裏には当然、
さまざまに研究者が、
ただ、
例えば、
世界幸福度調査一つ取っても、
日本だとか、
あるいは韓国とかって、
1点から10点の幸福度、
10点が一番いいで、
何点ですかって聞いたらば、
結構、
ラテン系は、
8,9,10点が多いんですけれども、
例えば、
入山 章栄
日本ですと、
野村 将揮
結構、
5,6,7点ぐらいが多い、
みたいなところもありますので、
というのを、
人文知の重要性
野村 将揮
我々の研究所としても、
研究しながら、
入山 章栄
新しいその、
野村 将揮
あれ嘘だよね、
たぶんね。
入山 章栄
ちょっと言い切りですけれども。
はっきり言って、
超主観ですから、
野村 将揮
おっしゃる通りです。
会議して、
みんなで議論するのも、
そうなんですけれども、
これをきちんと、
サイエンスの世界と接続しながら、
グローバルに説得性を持たせていきたいな、
というふうなことも、
入山 章栄
考えております。
ありがとうございます。
どうですか、
高須さん、
中村多伽
こういう試みがあると。
私、
お伺いしたかったのが、
東方できるんですか?
っていう、
その、
イデオロギーの対立は、
多くの戦争は、
リソースの舞い合いですけど、
ごくたまに、
イデオロギーの対立、
思想の対立ですよね。
その時に、
私は人が死ぬのとか、
人が悲しむのが嫌なんで、
できるだけ、
それがないような、
ないようにしたいと。
それは、
対立をなくすか、
血を流す対立じゃないもので、
思想の対立と解決
中村多伽
対立するか、
どっちかだと思うんですけど、
そもそもその、
入山 章栄
そうなんだよね。
中村多伽
違う価値観あるよね。
私は、
イエス・キリストを信じてるけど、
あなたはいくらでも、
ムスリムでいてね、
みたいなのって、
なんか、
実現し得るんですか?
入山 章栄
いや、すごい、
ごめんなさい、
口から出るんで、
本当に僕、
興味あって、
基本あれ、
ウクライナ政権と、
ロシア政権の戦いなんですよ。
宗教戦争なんです。
ガザも、
ユダヤ教と、
イスラム教の戦いじゃないですか。
だから、
結構、
今、
例えば、
日本は多様性を高めようと、
言ってるけど、
今、
実は埼玉県の川口には、
イスラムのね、
クルド人の方がいっぱいいらっしゃって、
結構、
社会問題にもなってると。
結局、
分かり合えんのって、
安心ですよね。
多様性がある時に。
この辺、
野村 将揮
どうすればいいんですか?
解決できるか、
統合できるかと言われると、
分からないという回答になっちゃうんですが、
少しでも良くしたいという思いを、
共有して、
こうやって活動しているという、
非常に官僚透明になってしまいましたけども。
ただ、
一つ言えるのは、
私、
平成元年生まれで、
大学生の時に、
東日本大震災あって、
経産省で福島復興を従事させてもらって、
ハーバードまで行きましたけれども、
時代って、
やっぱり変わっていくので、
そんな中で少なくとも、
僕が大学生当時、
キャリア設計をしていた時に比べると、
かなり、
この手の危機感は、
共有可能性が上がっているというのが一つと、
これ、
双方的にですね、
人口動態が圧倒的に変わっていくので、
すなわち、
インドアフリカ、
実は、
これもちょっと単純化してしまうんですが、
インドアフリカだとかの、
思想的なバックグラウンドって、
結構日本と親和性が高いんじゃないかと、
僕は思っていまして、
未来への展望
野村 将揮
例えば、
斧ってあるじゃないですか、
京都市にも、
コンゴーさんはじめ、
いろいろいらっしゃいますが、
斧ってあるじゃないですか、
コンゴーさんはじめ、
いろいろいらっしゃいますが、
この前、
3月にですね、
ハーバードのケネディスクールの学生、
20人ぐらい連れて、
斧を拝見したんですが、
あるインドからの友人がですね、
終わった後の空間の雰囲気を、
バキューム、
真空って言ったんですよね、
それって非常に、
日本の前列学だとか、
もしくは、
農学局地として、
求めてきた、
空の思想ですとか、
に近しくて、
それを別の、
英語で言うと、
バキューム、
真空って言ったんですよね、
それって非常に、
日本の前列学だとか、
もしくは、
農学局地として、
求めてきた、
空の思想ですとか、
に近しくて、
それを別の英語、
しかも、
彼らの母国語じゃないところでも、
神話性が見出せるみたいなところは、
徐々に出てくるんじゃないかな、
と思います。
入山 章栄
この前ちょっと余談ですけど、
僕、
スリランカ人と喋ってたら、
インド人よりも、
実は、
日本語と感覚に一番近いのは、
スリランカ語らしいですね。
はい。
だから実は、
スリランカとかと仲良くするといいんだな、
と思って聞いてました。
どうですか、
質問に入る前に、
一言、
玉川 憲
今までの話聞いて。
いや、
イデオロギーの対立が、
解決できるのかって、
僕もそれは、
宗教に関しては、
全く分からないんですけど、
逆にスタートアップって、
平和だなと思って、
ある意味、
イデオロギーが、
対立していくわけなんですけど、
今まで人間が培ってきた、
株式という考え方であって、
そこへの出資という考え方であって、
戦争になるわけじゃないからね。
そうなんですよ。
死なないから。
別に、
ファンドレイズ失敗しても、
死なないし、
会社が潰れても、
死なないから、
それって、
戦争という言葉は、
あんまり使いたくないですけれども、
すごい平和な戦争だなって、
ある意味、
真っ向勝負で、
アイデアとアイデアが戦って、
うまくいくとこも出るし、
うまくいかないとこも出るけど、
人類が培ってきた、
一つの英知の結集なんだな、
というふうに思いました。
すげえですね。
入山 章栄
だから、
ここにいる人もね、
スタートアップの人めちゃめちゃいるわけですけど、
企業家こそ、
思想で、
もっと勝負して、
どうせ、
死なないんだから、
戦争するわけじゃないから、
だから、
思想でやっていこうぜ、
玉川 憲
ということですね。
入山 章栄
そうですね。
なるほど、
いいですね。
ありがとうございます。
最後、
ほんとに時間、
だいぶほぼ終わりなので、
ちょっと皆さん、
時間がございませんので、
一人15秒ぐらいで、
皆さんに最後、
メッセージというか、
締めのこと、
いいですか?
本当に?
僕も大丈夫です。
それやめてよ。
むしろ、
タカさんから、
15秒ぐらい、
一言お願いします。
中村多伽
でも、
私は、
苦しみながらっていうのは、
苦しんだ後に、
利己的に豊かになる、
ということが楽しいのではなくて、
苦しむ過程の中で、
愛するものを見つけて、
それが、
愛せた時とか、
愛しているものが、
成功した時が、
幸せっていう、
考え方なんですね。
詳細に入ると、
大変長くなるんですけど、
来てくださった皆さんが、
とっても素敵な人なので、
私はとても愛しているし、
皆さんの成功を、
これからも応援しています。
はい、
ありがとうございます。
はい、
じゃあ、
松井さんに拍手お願いします。
じゃあ、
野村さん、
お願いします。
僕もほとんど同じです。
入山 章栄
ありがとうございました。
あの、
皆さん、
iOS楽しんでください。
私が、
iOSに入って、
ほとんど同じです。
松井 孝治
私は、
入山 章栄
iOSは超人気で、
野村 将揮
その、
高い機材の機能で、
松井 孝治
高いパワーを使って、
入山 章栄
高いスクリーニングを、
高い画質を作って、
高いレベルに作って、
高いメニューを作って、
高い情報を作って、
野村 将揮
高いアプリを作って、
高いスクリーニングを作って、
入山 章栄
高いアプリを作って、
玉川 憲
皆さんIVS楽しんでください 私が記号化になったのは
IVSのコミュニティに出入りしてるうちに ああいいなああいうふうになりたいなというふうに思ったのが
もともとの根源的なパッションになったので ぜひいろんな記号家とか投資家に話しかけてください
入山 章栄
はい ありがとうございます
はい というわけで だいぶ深い話ができたんじゃないかと思います
というわけで これから京都が思想宗教哲学の聖地になっていくと思いますので
ぜひ来年もIVSに来ていただいてですね 一緒に思想を語ればというふうに思っております
どうもありがとうございました 応援の方 拍手お願いします
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