1. IVS2024 KYOTO SESSIONS
  2. アクセラレーターの意義とは :..
2024-09-12 30:28

アクセラレーターの意義とは : 本質的に事業を成長させる支援/プログラムとは何か

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増加するシードVCや投資プログラム等、多様化するシード期の起業家支援の環境下で、アクセラレータが担う役割とは?米国YCはじめ国内外有力アクセラの支援手法やその成長の軌跡について紐解き、本質的に事業を成長させる持続可能な支援プログラムについて考える。

■IVS2024 KYOTO/IVS Crypto2024 KYOTOについて
2024年7月4日から6日まで、伝統と革新が融合する京都で、IVS2024 KYOTOとIVS Crypto 2024 KYOTOを同時開催します。

IVS2024 KYOTOは、起業家、投資家、事業家、技術者、研究者、そしてスタートアップやオープンイノベーションに関心を持つすべての人々を対象としたカンファレンスです。資金調達や事業成長の機会を求める経営者や投資家、新しい事業アイデアに興味がある人々にとって、新しい未来を築くための貴重な機会を提供します。

IVS Crypto 2024 KYOTOは、クリプトとブロックチェーンに特化したカンファレンスです。この分野のパイオニアたちが、デジタル経済の進化とWeb3の可能性について深く掘り下げます。両カンファレンスは同じ場所で開催され、参加者は自由にどちらのイベントにも参加できます。


名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土)
会場:京都パルスプラザ他  

・チケットページ:https://www.ivs.events/tickets2024
・HP:https://www.ivs.events/
・X(Twitter):https://twitter.com/IVS_Official

#IVS #IVS2024 #スタートアップ #起業 #経営 #ビジネス

サマリー

このエピソードでは、アクセラレーターの役割が議論され、事業成長を促進するための支援プログラムの重要性が強調されています。また、アメリカのYコンビネーターの事例や日本におけるアクセラレーターの発展についても触れられています。アクセラレーターは、シード期の起業家を支援し、事業成長に必要な本質的な価値を提供するプログラムです。成功するためには、適切な質問を通じて起業家の課題を明確にし、継続的なサポートが不可欠であると語られています。アクセラレーターは、企業家がお互いに競争心を高め合いながら成長を促進する場です。このエピソードでは、企業家がアクセラレーターに参加する意義や、成功するためのネットワークの重要性についても語られています。

アクセラレーターの重要性
宮武 徹郎
では始めたいと思います。かなりたくさんの方に集まっていただいてびっくりしているのですが、このセッションではアクセラ・コミュニティ・地域という3つのセッションですね。
30分ずつ使って、90分でスタートアップエコシステムのこれからというところが学べる形になっています。
まずはじめに30分間使ってトップバター、アクセラレーターについて私たち3人で話していきたいと思っています。
今日30分という短い時間に対してすごく豪華なお二人に来ていただきました。
オフトピック、私がいつもポートキャストを楽しませていただいているオフトピック代表取締役の宮武さんです。
皆さん拍手でお迎えください。
田村菜津紀
宮武です。よろしくお願いします。
宮武 徹郎
アクセラといえば、国内老舗のオンラボを長年率いられてきた佐々木さんです。
佐々木 智也
佐々木と申します。よろしくお願いします。
宮武 徹郎
私、Gスタートアップの田村と言います。どうぞよろしくお願いします。
今日はアクセラレーターの意義とは、本質的に事業を成長させる支援プログラムとは何かということを話していければと思いますが、
まずはじめにお一人ずつ改めて自己紹介のお時間とさせてください。
海外の成功事例
宮武 徹郎
宮武さんからお願いします。
田村菜津紀
オフトピックの宮武と申します。
僕の方ではポートキャストを主にやっているんですけど、
オフトピックという海外のアメリカのテックニュースでしたりテックカルチャーについて深掘りするようなポートキャストを運営しています。
それ以外にシリアルトークというリテール向けのポートキャストでしたり、VC向けのポートキャストも運営しています。
もともとデジタルガレージという会社に所属していまして、
そこで佐々木さんの下でオープンネットワークラボの運営とメンタリングで入っていたので、
宮武 徹郎
今日はまさかのオンラボ2人が出るというところですね。
私は知らなかったんですけど、実は。
田村菜津紀
よろしくお願いします。
宮武 徹郎
ありがとうございます。佐々木さんお願いします。
佐々木 智也
デジタルガレージ佐々木と申します。
だいぶ僕は古いので、2005年からデジタルガレージに入って、
初めは海外からインターネットサービスを日本に持ってくるということを知って、
Twitterを日本に持ってきて普及活動をするとかですね、
Twitterジャパンできるまでの運営を我々の方でやるという中で、
日本から世界に飛び出すスタートアップを生み出したいなということで、
オープンネットワークラボを始めて鉄路とも一緒にやったり、
その中からいろんなドラマが生まれてきました。
今日はアクセラってどんなのよっていうのをお伝えできればと思っています。
よろしくお願いします。
宮武 徹郎
佐々木さんありがとうございます。
私も簡単にですが、
グロービスでジスタータップというアクセラレータープログラムの事務局長を務めています田村といいます。
私は2019年にグロービスの方に入社しまして、
日本からユニコーン100社配出するプラットフォームを作るというそんなビジョンをグロービスが掲げていて、
このアクセラレーターを今5年間運営をしてきています。
その前は実はアクセラとの出会いは、最初のキャリアがニコン株式会社でカメラの会社ですけど、
この会社の中でCVCをやってまして、
そこでアクセラレーターを立ち上げるという経験が元々ありました。
それでですね、グロービスから声を掛けてもらって、
その後スタートアップ特化したアクセラをしっかりやっていきたいと思って、
グロービスにジョインをしてきたそんなキャリアです。
今日はよろしくお願いします。
今日はかなり短い時間なんで、
本当に予定調和なしで楽しくオフレコも含み話していきたいなと思ってますが、
今日はネクストシティステージということで、
そもそもアクセラレーター知らない方いないかなと思って、
一応定義を持ってきています。
アクセラ入ったことある方とか、考えてるよって方ってちなみにどれくらいいますか。
全然いない。
知らないよって方はいらっしゃらない。
大丈夫。
一応定義持ってきてますが、
なかなか簡単に一言で言うのは表しにくいんですが、
アクセラレータープログラムと機関固定で、
集合型でシード機の起業家を支援するメンターシップと教育コンテンツを含んでいて、
最終的にデモデイというプレゼンの場を設けて資金調達を実現させていくような、
そんな支援プログラムのことをアクセラレーターと言っています。
ここまでで日米のこれまでの主要アクセラレーターの年表、
アクセラレーターの編成みたいなものを持ってこさせていただきましたが、
そもそもアクセラレータープログラムというものは、
アメリカで初めて始まりました。
Yコンビネーターですね。
この部分はかなり宮崎さんが詳しいところかなと思いますが、
2005年にアクセラレータープログラム、
ポール・グレハムという人がシリコンバレーで立ち上げて、
そこからグローバルにスタートアップを支援するようなエコシステムが出来上がってきているというところです。
有名なところだとARBとかドロップボックスとか、
そんなところがここから出ていてユニコーンになっているというところですね。
一方、日本は2010年がオープンレットワークラボが初めて国内で立ち上がったというところですね。
佐紀さん、当時アクセラってどんな印象だったんですか。
佐々木 智也
まだあまりYコンビネーターを知られていなかったというのもあって、
実はパクリです。
でもリスペクトして、やっぱり日本でもこういうのをやりたいよねっていうところから始まりました。
田村菜津紀
研究されて。
佐々木 智也
ただ同じはできないので、オリジナリティをどう出していくかというところが重要でした。
宮武 徹郎
オンラボさんが立ち上がられて、その後日本だとKDDIさんの無限ラボとか、
コーポレートアクセラレーターといって大企業がオープンイノベーションの一環でスタートアップとの連携を模索するために立ち上げるアクセラレーター、
そういったものがすごくたくさん増加していった経緯があったりします。
日本のアクセラレーターの未来
宮武 徹郎
2020年、私たちGスタートアップも2019年でかなり後発ではあるんですが、
VCがアクセラレーターを始めるみたいな流れができてきていて、
2020年以降、独立系のVCもアクセラレータープログラムを作って、
シード機の起業家を支援するという流れが出ているかなと思います。
ここで問題提起をしたいなと思うんですけど、
実は国内のアクセラからあまりまだユニコーンみたいなところが出てきている事例ってないですよねっていう話ですね。
田村菜津紀
スマートHRさんですかね。
宮武 徹郎
スマートHRさんですね。
それはまさに言われていると思うんですけど、本当に少ないという状況があります。
やっぱりアメリカではこのアクセラレーターみたいなものがしっかり創業機、シード機の支援をしているからこそユニコーンがエコシステムで生まれてきているっていう風に、
私は実は見ていたりするんですね。
そんな中で日本においてはなかなかここが育ってきていないっていう問題意識があったりするんですけど、
佐々木 智也
お二人はどう見られていますかっていうのをお聞きしたいなと思います。
やっぱりアクセラレーターを続けるのってすごい大変なんですね。
やっぱり成果も求められるし、あと10年ぐらい耐えてもらわないと会社にはいけないので、
そうすると良い循環が生まれてくるんですけど、その辺アメリカのYCの歴史をちょっと紐解いてください。
田村菜津紀
YCもまさに、もともとVCをちょっと嫌った形でアクセラレータープログラムという、もうちょっと速いスピードで投資ができて、
より小さい額で投資できるようなシステムを作ったのがこのポール・グラムさんという方で、
いろいろ試作を作ったからこそ今のアクセラレーターが存在するというところで、
そこのモデル自体はどんどん進化しているんですけど、そこがコピーされやすいと思うんですよ、そのモデル自体は。
ただ結局そこのちゃんとした優位性の部分とかはちょっと見過ごしてしまう傾向があったりするので、
外部メンターを呼べばいいじゃんみたいなことって、多分それって間違っているので、
根本的にスタートアップのためになるものっていうのは、もうちょっとインターナルのメンターでしたり、
そこのどういうふうな向き合い方をスタートアップするかっていう部分なので、
そこに関しては僕もオンラボにいたので、オンラボとかですと結構しっかりやってたのかなというふうには思いますね。
佐々木 智也
家族とまでは言わないですけど、親戚のいとこみたいな、困った時は相談するみたいな、そんな関係ですかね。
宮武 徹郎
ありがとうございます。
なので、ある意味だと米国においてはアクセラレーターの日米における役割とか提供価値の違いを聞きたいなと思っていて、
米国ではVCがそもそもシードの支援ってできなかったんですか?
そもそもなんでアクセラがここまで大きくなったのかって、どう?
田村菜津紀
一番最初で言うと、そもそもファウンダーの概念があまりなかったので、
当時の2005年とかに関しては、どちらかというとハッカーっていう呼ばれ方をしてたタイミングだったので、
そういう人たちに演じる趣旨みたいな形でそれをプログラム化しようっていうところが、
ポールグラムさんの自分の経験からそういう経験をしているので、だからそれをもう一回やろうと。
結局そのモデルが今までなかったっていうところ、
特に一番最初の3ヶ月間のPMFを探すところと、最初の加速の部分が全てだっていうのがポールグラムさんの考えで、
それをしっかりシステム化したっていうところですね。
それがやっぱり提供価値としてマーケットで刺さって、全世界のスタートアップが集まるようになってきたって、そういうことなんですか?
結果がまず出ないといけないので、ちゃんと結果を出してるっていう、
Airbnbもそうですし、Stripeもそうですし、そういうところにちゃんと入れてたっていうところ。
それこそサム・アルトマンも今一期生だったりするので。
宮武 徹郎
オープンAIのサム・アルトマンですね。
一期生の卒業生。
田村菜津紀
あそこも結局サービスとしてはそこまでうまくいってないんですけど、
彼はエンジェル投資家としてもう一回Yコンビネーターに投資家として戻ってきたりとか、
エコシステムの循環を作るのが非常にうまい。
そこの卒業生ネットワークを作るのが非常にうまいのがYCかなっていう。
宮武 徹郎
なるほど、ありがとうございます。
これじゃあ日本ではどうですか?
今たくさんのシードVCがいる中で、アクセラってどういう役割で育ってきたのかなとか、
その立場、役割、提供価値としてどんな価値がアクセラレーターに国内であるのかなと思っていて。
佐々木 智也
僕らのオープンネットワークラボもスタッフもそうなんですけど、スタッフも卒業していくんですけど、
スタートアップもどんどん卒業していくんで、ファミリーはどんどん無尽蔵に増えていくっていうので、
この写真は卒業生たちを集めてパーティーをやった時なんですけど、
スタッフを辞めた面々も集まってきて交流をしたっていう感じです。
13年オンラボをやってきてるんで、卒業生は155社いて、
それに社員もいるってことで、3人くらいいるから300とかいると思うんですよね。
田村菜津紀
基本的にオンラボの場合ですと、今も多分そうだと思うんですけど、
基本的にメインのプログラムですと全員に投資してる。
なので、ちゃんと投資のコミットまでしっかりしてるのも一つの特徴としてあるかなと思いますね。
アクセラレーター運営の課題
宮武 徹郎
そういう意味ですごいコミットメント。みんな卒業後も仲が良くて帰ってくる場になってる。
佐々木 智也
そういう感じです。
辛いです。だから、上場企業としてこれをやるのは非常にテクニカルなところが必要だと思います。
宮武 徹郎
そうですよね。だからこそ直近だと私が感じてるのは、
やっぱり各VCがアクセラやるものの長続きしない。
2年くらいで、ちょっとオフレコの話ですけど、割とクローズしてしまったりとか、
担当者が辞められて、結果的に今まであったリソースがほとんど使えない状況で、
また改めてリブランディングして始まっていくみたいなことが結構起きてるかなと思っていて。
田村菜津紀
多分思った以上にアクセラレーターを運営するコストってあるので、
そこはやっぱり人の調整コストでしたり、やっぱり回す人たちは思った以上に負荷をかかっているので、
僕も上側にいたのでそれはすごいわかるんですけど、
そこは多分なかなか外からだと全く見えない部分なので、
そこは多分すごい意識して見ていかないとなっていうふうに思いますね。
宮武 徹郎
さっき話を聞いていたら、割と毎期終わるごとにその企画が今後どうなるかわからないみたいなディスカッションだったり、
もしくは数を減らす、調整ですよね。
ブラッシュアップって意味だと思うんですけど、そんなことを重ねられてきたっていう話があって。
佐々木 智也
常に変えていってます。担当者もコミュニティを担当する人間、後、広報ですとか、
メディア等の情報発信する人間と、後、チーム担当でずっと密接にやっていくとか、
もう大変なんですよ。
田村菜津紀
あとプログラム自体も結構変えてたりするので、そこも毎期ごと、
もともとは平等に同じ金額を投資していたのを調整しましょうかとか、
担当者1人をつけるべきなのか、2人つけるべきなのか、
外部メンターと内部メンターの比重をどう考えるべきなのかとか、
ピッチキャンプをするべきなのかとか、
どこまでピッチに重視するべきで、どこまでゼロイチの部分を重視するべきとか、
そこら辺は毎期ごと事前に相談しながら変えてるっていうところですね。
宮武 徹郎
なるほど。次のテーマに行ってるかなと思うので、一旦トピック出しますけど、
本質的に事業成長を実現させるための支援とかプログラム、
起業家への支援方法
宮武 徹郎
これってどうやって作っていくのかなっていう、
これがまさにアクセラレーターの本当に本質的な価値だと思っていて、
シードで創業期の起業家を本当に立ち上げをして、
IPOがないし大きく成長させていく、そのためのドライブをかけていくってことなんで、
これをどう今捉えられてますかっていうこと。
佐々木 智也
僕らは鉄路がいた時代に確立したんですけど、5つの質問、
あそこの5つの問いに対する答えっていうのは出させるように今も繋がってる。
宮武 徹郎
5つの質問。
佐々木 智也
5つの質問。
田村菜津紀
全部覚えてるかちょっとあれなんですけど、
誰のために何の課題をどう解決するのかっていうところと、
それがどの市場でなぜ今やるのかっていうところですね。
宮武 徹郎
その質問を起業家に投げかけるっていうこと?
田村菜津紀
基本的にその5つの質問をずっと問いかけてるだけです。
プログラム中は。
最初からスタートするんですけど、誰のための何の課題だっていうのをひたすら話して、
それをクリアしなければそもそも次に行くべきではないので、
誰のターゲットも課題も決まっていなければソリューション作るべきではないので、
よくプログラム中で見るのが解決から来る起業家が多いので、
そこをもう少し根本的にユーザーヒアリングをしましょうとか、
本当に課題ってあるんですかっていうのをひたすら詰めると、
課題じゃなかったってなるんですよ。
佐々木 智也
結構思い込みで来る起業家の方もいらっしゃるんで、
もうちょっとそれ考えて直してみようっていうのをやります。
田村菜津紀
オンラボのプログラムは他のプログラムとはちょっと違って、
他のアクセラレータープログラムですとどちらかというと応援型、
起業家が入ってくるのはちゃんと支援しましょう、ちゃんと応援しましょうという形なんですけど、
オンラボの場合ですと結構壁になるんですよ。
そこをそもそも超えられなくて、すごいフラストレーションを感じる起業家もいれば、
プログラム中めちゃくちゃ嫌われることもあるんですよ。
宮武 徹郎
支援してもらえると思って来たら、
すごい否定されてるみたいなことがある。
田村菜津紀
こっちは否定してないんですよ。
ただ同じ質問を言い返してるだけなんですよ。
そこに対してめちゃくちゃ自信を持った場合は、
じゃあやってくださいっていうところで終わるんですよ。
ただずっと同じ質問を繰り返すと意外と皆さん自信崩してしまうので、
そうするとどこまでちゃんと考えてたかっていう話に戻るんですけど、
結果的にそれをやることによって、
プログラムの後に感謝されることはめちゃくちゃあります。
宮武 徹郎
なるほどな。
佐々木 智也
その後の成長とかも間違ってなかったっていうのはありますね。
宮武 徹郎
ちょっとじゃあここで用意していただいたスライド、
私が映してなかったんですけど、
オンラボさんの成績的な今の状況をよかったら教えていただけたら。
佐々木 智也
この前のページに下に、先ほど155社の卒業生で、
この下のところに155チーム卒業してて、
次回の資金調達率が60.4%、エグジットが12.9%ってことで、
次のページIPOが3社出てます。
あと大きなM&Aでいうと、今楽マンになってるフリルですとか、
エンジニアコミュニティのキータだったり、
アメリカでM&Aになりましたフォンドだったり、
一番最初のヤフーに買収されたドリッパースっていうのもM&Aで、
これから次期IPO出たり、
あと明日のローンチパッドに出るコムハムっていうのも卒業生だったりします。
宮武 徹郎
これすごいですよね。
本当に正直驚くぐらいの成果だなと思っていて。
田村菜津紀
たぶんそもそも上場まで出てるアクセラレーターって本当にないと思うので、
そこを3社も出してるっていうのはなかなかすごい実績だとは思います。
佐々木 智也
ありがとうございますっていうか、辞めた人間にフォローされてるんですけど、
でも過去の卒業生だから、やっぱり一緒に支援してたチームなんで嬉しいです。
宮武 徹郎
宮崎さん何機から何機やられてたんですか?
プログラムの成果と展望
田村菜津紀
僕は10機から20機ぐらいまでですね。
なので10機がスマートHRがちょうど入ったタイミングだったので、
僕が新卒1年目で宮崎さんと一緒にやってたっていう。
佐々木 智也
宮翔にも詰めてたんです、この男。
宮武 徹郎
そんなに詰めてない、その時は新卒だったので。
このIPOしてるメンバーっていうのは、この3社はいつのメンバー?
何期生なんですか?何年前の企業なんですか?
佐々木 智也
ギフティが1期生。
ポパっていうか、これがコミルっていう会社なんですけど、
13期生。
今が29っていうのですか?
今29期です。
Lisbyが4期。
全然ピボットしてます、ここは。
初めTwitterクライアントだったんで。
宮武 徹郎
そうするとやっぱりあれですよね、本当10年とかかかってはいる。
田村菜津紀
スパンは10年ぐらいかな。
特に本当にシード機に投資してるので、
そこからエキジットするまではどうしても時間がかかってしまうと。
ちょっとラッキーで、その前に何社か売却したっていうのもあったので、
多少ない実績は作れてたんですけど、
やっぱり上場までいくとかなり時間はかかりますね。
宮武 徹郎
そうですよね。
ちょっと先ほどの議論に戻るんですけど、
アクセラはかなり足が長い取り組みで、
いろんなVCがやってはいるものの、
どうしても2年3年でっていうところで成果が出ずに、
当たり前のことで長くやって初めて成果が出てくるっていうこと。
田村菜津紀
佐々木さんも冒頭に言いましたけど、
やり続けるっていうのはすごい大事だと思うので。
佐々木 智也
Gスタートアップやめないでください。
宮武 徹郎
はい。
すごいプレッシャーをもらいましたが。
そうですね。
私たちはなので今5年目なんですよね。
簡単にご紹介すると、
Gスタートアップはユニコーンを目指しているプログラムですというところで、
いろんなスタートアップシステムキーパーソンに参画していただいて、
オープンなプラットフォームとしてやってます。
メンターもグロービスのメンバーだけではなくて、
いろんなVCの方が来てくださって、
一人一人企業家をサポートいただくと。
そんなプログラムにはなっていたりします。
ちょっとごめんなさい、これね。
1個古いの持ってきちゃったんですけど、
今投資先60社ぐらいで、
最多企業のメイントラックだと80社超えてるっていう感じですね。
っていうことなんですけど、
まだ5年目なんで、
次のシリーズA、シリーズBっていうぐらいまでは行ってますと。
一方でIPOみたいなところは、
まだ出てきてないっていうのが現状で。
そういう意味で今日、
ぜひちょっと本質的に成長させるためにはっていうところは、
私の自分自身の課題として聞いてみたかったんですよね。
佐々木 智也
タイミングとか、
慈愛っていうか、
そのタイミングもあると思うんですけど、
オンラボは5年目ぐらいでエグジットがぼちぼち出だして、
10年経ってIPOっていう感じでした。
宮武 徹郎
そうですか、なるほど。
じゃあ10期分やってたら、
宮崎さんもそこは見てらっしゃってっていう。
田村菜津紀
ちょうど多分僕が、
ギフティのIPOのタイミングで、
多分僕が辞める1、2年前ぐらいだったと思うので、
やっぱり僕の間でも、
多分1社売却して、
1社IPOしたぐらいですね。
宮武 徹郎
ありがとうございます。
アクセラ続けていくためにはみたいなところで、
結構コストがかかるみたいなところがあって、
さっき5つの質問を投げ続けるみたいな話があったんですけど、
これってどういう人がやってるんですか?
佐々木 智也
それも新卒からやらせるっていう。
ちょっと乱暴なんですけど、
もちろんVCっていうか、
キャピタリストの経験ある人間もやるんですけど、
そういう他の部署から移動してきた人間も、
勉強のためにやってもらうということをやってます。
田村菜津紀
あとこれはちょっと僕が言ったタイミングなので、
今ちょっとどうなってるかわかんないですけど、
各投資メンバーから1人ずつメンターはつくんですけど、
詰める人っていうところは、
やっぱり全員やらないのでそれは。
なのでプログラムの結構トップの人が、
ちゃんと詰めるっていうのをやってて、
僕はその人からすごい学んだので、
大体1人ぐらい悪役がいるっていう。
でもその悪役は愛のある悪役なので、
なので後々すごい感謝されるっていうところです。
宮武 徹郎
めちゃくちゃ面白いな。
田村菜津紀
あとはやっぱりプログラムの作り方って、
いろいろあると思うんですけど、
やっぱりコホートでやる、バッジ制でやるって、
それってどういう意味合いなのかっていうと、
お互いのピュアプレッシャーをつくるものでもあるので、
それをどうやって設計するかっていうところも、
結構考えたりはしましたね。
宮武 徹郎
それすごい大事だと思ってて、
企業家の競争心と成長
宮武 徹郎
Gスタートアップも集団出世主義っていうコンセプトがあって、
ある領域で目が出て成功したリーダーは、
他の領域のリーダーを引き上げてあげる。
一緒に出世していくっていう、
このリーダーネットワークをつくることって、
すごい大事だよねっていう話をしていて、
やっぱりこのコンセプトのもとに、
同志になるみたいな感覚を持って、
一緒に社会を良くしていこうよみたいな、
こういう個人の目標と集団目標、
両方あるような状態でのつくっていくっていうのを、
大事にしてるんですけど、
どうですか、オンラボさんもそういうのって。
田村菜津紀
オンラボの場合ですと、
結構企業家の競争心をくすぐるようなことをやろうとしてて、
お互い報告させるんですよ、お互いの前で。
これだけ進捗しましたよって誰かが言うと、
佐々木 智也
みんな焦りだすんですよ。
うちら遅れてるみたいな。
田村菜津紀
なので、これ気によって違うんですけど、
例えば10期生のSmart HRとかがいた回とかですと、
宮田さんってめちゃくちゃそこを気にしてて、
他のスタートアップ今どうなってるんですか?
みたいなことをすごい聞いたりとか、
他のスタートアップのピッチってどうですか?
うちらの方がいいですか?みたいなのを聞いたり、
そこのちゃんと優勝を、
デモデーですと賞もあるので、
そこの優勝をしっかり目指してたっていうところは、
彼らのアクセルを踏ませるような要因に
一つはなったのかなと思いますね。
宮武 徹郎
なんか、よく言われるのが、
優秀な企業家ほど集団の学習って嫌いだみたいな。
S級人材はアクセラなんていらないみたいな話が
あったりすると思っていて、
実際にはそうではなくて、
そういう企業家でもやっぱり周りのことを
意識して競争心を煽られれば、
それはそれでさらに目標が高まっていくし、
そういう循環が回ってたって感じですかね。
ネットワークの重要性と参加促進
佐々木 智也
その時ぐらいはやったほうがいいんじゃないかなってね。
一回は経験したほうがいいかなって思いますね。
宮武 徹郎
いつもそこはうちも悩みながら、
どこまで深いプレッシャーをかけていいのか。
逆に言うと、ほっといてっていう企業も当然いる中で、
ただ、これって体験価値だと思っていて、
体験してみないと価値がわからないんで、
まずはこっちからアプローチして
プレッシャーをかけていくって、やっぱりそこが大事ですよね。
田村菜津紀
ここもすごいバランスの問題だと思うので、
オンラボも結構そこのめちゃくちゃ、
日常の企業家の作業は我々と接することではないので、
授業を作ることなので、
そこを加速させるためのことを基本的にやってくださいと。
ただ、例えば週1とか週2回、1時間だけ時間くださいと。
その時にめっちゃ詰めるのでっていう。
詰める目的で我々はやってないんですけど、
そういう報告の機会を得て、
他の企業家と接することができるっていう、
そういう場を与えてるっていうところですね。
宮武 徹郎
コーチングかもしれないですね、もしかしたらね。
佐々木 智也
なので、鉄浪は鬼の軍曹みたいな感じで、
今回のデモでこのチーム出したくないですとか。
田村菜津紀
言いましたね。
佐々木 智也
そういうのはまあまあ、これは俺に免じてやらせてくれみたいな。
宮武 徹郎
面白いです。ありがとうございます。
ちょっとね、私がいろいろ聞きたいことを聞いていったら、
時間があと本当に短くなってしまったので、
もしよかったら最後にラップアップ的に一人ずつ、
企業家でこれからアクセラを考えてる人もいるかもしれないし、
そういう方々へのメッセージと、
アクセラやってる私たちみたいな人たちに、
もう一言、まとめのメッセージをいただけたらと思います。
田村菜津紀
じゃあ宮崎さんから。
僕の方はアクセラレーターに入るべきかは、
もう本当にその企業家の思い次第なので、
そこに本当にバリを感じられるかは、
そういう人たちと話してみてっていうところですね。
あといろんなアクセラレーターが世の中に存在するので、
自分にフィットしたものっていうのはあると思うので、
そこを探してくださいと。
アクセラレーター側としては、
よくプログラムの内容をめちゃくちゃ固めようとする人たちが
いっぱいいると思うんですけど、
そこが根本的な優位性じゃないと思っていて、
Yコンビネーターを見ると、
明らかにあそこはデータベースとネットワークを
めちゃくちゃ上手く使っていて、
卒業生に誰でもアクセスできるとか、
その参加者が。
そういう環境を作るのがすごい大事で、
そこの卒業生ネットワークをしっかり固めた、
多分アクセラレーターが今後勝っていくんじゃないかな
宮武 徹郎
というふうに思っています。
佐々木 智也
ありがとうございます。
ちょっと宣伝になってしまうんですけど、
次のページ送ってもらっていいですか。
次のページです。
実はオープンネットワークラボ、
ただいま29企業絶賛募集中でございまして、
今回からリニューアルさせて、
これまで日本で優秀なチームを
応援していくという形でやっていたんですけど、
今回からいきなり世界のマーケットで
戦うスタートアップを募集します。
グローバルトラックという形で。
こういった形でやっていくので、
ぜひお知り合いですとか、
ここにいらっしゃる方、
まだ7月19日までなので、
ぜひともご応募いただければ。
いろんな質問があったら、
このTシャツ着てる人がいると思うので、
聞いていただければと思います。
次のページ2秒、3秒、
QRコードがあるので、
ぜひ7月19日。
宮武 徹郎
皆さんよかったらこれ撮影していただいて、
応募を検討していただければ。
佐々木 智也
まとめとしては、
ご縁だと思うので、
日本の老舗アクセラレーターとして
満足していただける支援しますので、
ぜひご応募ください。
よろしくお願いします。
宮武 徹郎
ありがとうございました。
ちょっと時間にはなってしまったので、
今日はここまでにしたいと思いますが、
本当に日本国内でも、
エコシステムが、
懐の広いエコシステムが出てくるといいなと思ってますし、
本当に時間がかかる取り組みですよね。
なので企業家の皆さんも。
やり続ける。
そう、やり続ける。
私もやり続けますし、
皆さんもやり続けて、
いろんなことを活用しながら、
良いものを作って、
社会を生えていけたらと思います。
今日は皆さんありがとうございました。
佐々木 智也
ありがとうございました。
30:28

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