1. IVS2024 KYOTO SESSIONS
  2. ステーブルコインの現状と展望
2024-09-30 29:34

ステーブルコインの現状と展望

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■IVS2024 KYOTO/IVS Crypto2024 KYOTOについて
2024年7月4日から6日まで、伝統と革新が融合する京都で、IVS2024 KYOTOとIVS Crypto 2024 KYOTOを同時開催します。

IVS2024 KYOTOは、起業家、投資家、事業家、技術者、研究者、そしてスタートアップやオープンイノベーションに関心を持つすべての人々を対象としたカンファレンスです。資金調達や事業成長の機会を求める経営者や投資家、新しい事業アイデアに興味がある人々にとって、新しい未来を築くための貴重な機会を提供します。

IVS Crypto 2024 KYOTOは、クリプトとブロックチェーンに特化したカンファレンスです。この分野のパイオニアたちが、デジタル経済の進化とWeb3の可能性について深く掘り下げます。両カンファレンスは同じ場所で開催され、参加者は自由にどちらのイベントにも参加できます。


名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土)
会場:京都パルスプラザ他  

・チケットページ:https://www.ivs.events/tickets2024
・HP:https://www.ivs.events/
・X(Twitter):https://twitter.com/IVS_Official

#IVS #IVS2024 #スタートアップ #起業 #経営 #ビジネス

サマリー

このエピソードでは、ステーブルコインの現状と未来について複数の専門家が議論しています。日本における法改正や各社の取り組みが紹介され、日本円のステーブルコインの発行の可能性が探られています。ステーブルコインの現状と未来についての議論が続き、銀行型と信託型の違いや競争の可能性が強調されています。また、ソニー銀行の取り組みやコミュニティに基づいた新しいキャッシュレス決済の展望に関する意見が交換されています。 このエピソードでは、ステーブルコインと中央銀行デジタル通貨(CBDC)の関係についての議論が展開されており、特に日本銀行が新しい通貨の形としてどのように関与するかに焦点が当てられています。また、国際的な通貨の互換性や将来的な決済体験の進化についても考察されています。ステーブルコインの進展と未来について、参加者が多様な意見を共有しており、特にプレイトゥーンやJPYCのユースケースに焦点を当て、新しい金融環境を構築する重要性が強調されています。

ステーブルコインの導入
Yuki Kamimoto
はい、みなさんこんにちは。私、コインレスクジャパンという、グローバルのWEB3のメディアの日本版を運営しておりますN-AVENUE株式会社代表の上本と申します。
3日間皆さんご参加されている方々いらっしゃったら、本当にお疲れのところもあると思うんですけど、聞いてくださってありがとうございます。
ステーブルコインというところで、この1年間できっと最も話題が多かったトピックの一つだと思うんですけれども、
実はそのトピックのみを扱うセッションは、このパネルのみというところですので、ぜひ今回、ステーブルコインと、あとは抗議のデジタルマネーというところで、最前線で取り組まれている皆様のお話を通して、
今一体何が起きているのかというところと、その先の未来、どんな決裁の未来が待っているのかというところを、ちょっといろいろディスカッションしていきたいと思います。
では最初に簡単に自己紹介とご挨拶をいただければと思います。では近藤さんからお願いします。
Hidekazu Kondo
Japan OpenChainというブロックチェーンを運営している、ファウンダーの近藤と申します。
会社としてはGUグループという会社のCEOもやっております。プロジェクト紹介。
Japan OpenChainは日本の大企業さんが運営するイーサリアムの互換のブロックチェーンでございまして、
今その上でまさにステーブルコインをいろんな銀行さんと一緒に発行しようとしております。
日本からですね、こういったまず日本円のステーブルコインまだ出ていませんので、皆さんここがそういう方々ですけれども、
今日ちょっと皆さんと楽しくセッションできるといいなと思っております。よろしくお願いいたします。
各社の取り組み
Yuki Kamimoto
ありがとうございます。では鳩貝さんお願いします。
Junichiro Hatogai
日本銀行フィンテックセンターの鳩貝と申します。
なんで日銀の人間がこういう場所にいるのかって話なんですけど、広い意味でデジタル通貨って通貨ってことで言えば、当然日本銀行を課金をしているわけですし、
紙のお金皆さんお手にしていると思いますが、それをデジタル化するっていうプロジェクトを今担当しておりまして、
出す出さないというのは決まってないんですけれども、その実験をずっとやっていると。そういう中で、自分たちだけでやっているのではなくて、今CBDCフォーラムっていう会議体を作りまして、
日本の64社の民間事業者の方々と一緒になって新しい通貨券を作っていこうと、そういうような気持ちでやっておりますので、
その話なんかも含めて今日ご紹介できればと思っています。日一銀だけで閉じない世界をですね、皆さんと作っていくという意味では、このセッションにいさせてもらう理由もあるのかなと、こんなふうに思っています。よろしくお願いします。
Takafumi Watanabe
ありがとうございます。では渡辺さんお願いします。そのままで大丈夫です。ソニー銀行の渡辺と言います。皆さんこんにちは。
ソニー銀行って名前から聞いたことあるかもしれないですけども、ネット銀行です。ソニーグループの一社としてこれまでいろんなプロダクツやってきたんですけど、ここ最近はWEB3にかなり注力してやってます。
今日のテーマのステーブルコインについても後で詳しくお話しできると思うんですけども、今動き始めています。
ソニーということで先進的で、そして皆さんに新しい価値を届けるということをミッションにこの分野でもやっています。よろしくお願いします。
Noritaka Okabe
ありがとうございます。では最後に岡部さんお願いします。はいJPYCの代表の岡部です。
弊社社会のジレンマを突破するというミッションを掲げて、ステーブルコインを今発行しているような会社です。
いろいろ準備してるんですけど、日々UFC信託銀行さんと信託型のステーブルコインを企画していたり、実社でもJPYCというステーブルコインを出そうとしていたり、いろんなお取り組みをしているので今日ご紹介できればいいなと思っております。よろしくお願いいたします。
Yuki Kamimoto
ありがとうございます。ディスカッションに入る前に前提情報としてお話ししておきたいなというところなんですけど、
今の世界ではUSDCとかUSDTというところで、ステーブルコインは大体20兆円近くぐらいですかね。
流通市場がございます。一方、日本では昨年の6月の改正資金法、改正再資金法のところで明確に世界に先駆けてステーブルコイン、日本でどういう定義なのかということが明確になったかなと思います。
その定義の中で言うと、いわゆるポイントとか電子マネーとの違いのところで言うと、円などの法定通貨と連動するだけではなくて、換金もできるというところと、
さらにパブリックに誰にでも送ったり受け取ったりができるという、より柔軟な新しいデジタルマネーというところなのかなと理解しております。ここから各社様のお取り組みだったり目的というところを聞きながら、もうちょっと解像度を上げていきたいなと思うんですけれども、
最初にJPYCの岡部さんにお聞きしたくて、今言った資金決済法の改正前から日本円のステーブルコインというのをパイオニアとしてやられてこられて、改正後もそこに準拠していろんな本当に全方位的に取り組みされていると思うので、
Noritaka Okabe
なんでJPYCがそこに取り組んでいるのかというところをお話しいただくとわかりやすいんじゃないかなと思うのでお願いします。ありがとうございます。JPYCは本当にステーブルコイン2019年ぐらいから準備し始めていました。17年ぐらいからやってたので早い方だとは思います。
なんでこの領域やってるのかなんですけど、我々イノベーションを起こすのがお仕事のスタートアップで、その決済手数料が信用がないところほど高いっていうのがすごく痛いなと思っていて、不特定多数のみんながほぼ決済手数料ゼロの決済手段があったら、もっとイノベーションが起きやすくなるっていうのを確信して、この事業はもう人生かけるに値する事業だなと思ってやっています。
Yuki Kamimoto
具体的にそしたらどんなお取り組みをステーブルコインに関してやってるか教えてください。
Noritaka Okabe
今はプリペイドの形でステーブルコインを発行して、まずは実績を積み上げようとしています。これから資金移動型のステーブルコインに関しても今年予定なんですけれども出そうと準備をしている。
あとは三菱USDC新宅さんとの新宅型のステーブルコインも企画者として関わらせていただいていて、預金型のステーブルコインに関しては青ヶ島の組合を通じてちょっと今準備をしているというような状況です。
ステーブルコインの未来
Noritaka Okabe
あとUSDCサークルも株主なので、USDCもデントリーを使って扱えるようにする。ということで本当に全方位的にステーブルコインに関してはやっていきたいと思っています。
Yuki Kamimoto
あとは北国銀行さんとの取り組みもありますよね。
Noritaka Okabe
北国銀行さんとの絡みでいうと、地域通貨を預金型のデジタルマネーを北国銀行さんが出されていて、そのお金を使ってステーブルコインを買えるようにしたらどうかとか、最終的には逆方向もできるようにしたらどうかというような共同検討を発表させていただいております。
Yuki Kamimoto
すみません、ここでいきなり突っ込んじゃうんですけど、USDCの日本版を日本で流通させていくっていう仲介業を取ってやられるっていうのと、あとは別の取り組みで日本初のステーブルコイン作っていこう。これどっちが早く進みそうとかって今あるんですか?
Noritaka Okabe
そうですね、これは違うライセンスなんですね。資金移動業があれば発行ができて、デントリー業というのがあればそのUSDCを売ることができるとなっています。
どっちが早いかは正直金融調査次第なんですけれども、自社の中では資金移動業、日本円の方が早いんじゃないかなという気がしています。ただ他社さんが何社か今USDC扱おうとされているところもあるので、そちらとどっちが早いかはもう他社さんとの競争なんで、ちょっと自分からは言えないですね。
Yuki Kamimoto
なるほどですね、ありがとうございます。それでは続いてですね、ジャパンオープンチェーンさん、近藤さん、どんな取り組みされているか教えてください。
Hidekazu Kondo
よろしくお願いします。少しだけ話のキャリアをお話しさせていただくと、もともとソニーで1年間だけ働いていて、
ウェブブラウザを作って仕事をしていたんですね。当時実はエディ、フェニカというのをやっていまして、結構古くから決済系に取り組んでいたということがあります。
ウェブブラウザをソニーから出そうとしたら、10年待てと言われて、嫌になってやめてブラウザを起業したという、そういうキャリアなんですけれども、
よくしもですね、ブラウザをずっとやっていたことで、ディーム・バーナル・リーさんというですね、ウェブブラウザを最初に作った方とお会いする機会があって、
彼がずっとセマンティックウェブってことを言ってたんです。今ウェブ3.0って言われるけど、これ2.0と3.0の差は何なのかっていう話なんですけれども、
実はまずDIDって分散型の認証の世界と、あと決済なんですね。これが結びついてないからまだウェブは不完全だって彼が言っていて、
つまり今何を使っているかというと、ビザのカード決済とか、実は違うネットワークを使って決済。それがまだ1.0とかコボルトか使って返されてるんですよね。
だから非常に定数量が高いという状況になってまして、ウェブ3.0世界はそのインフラがブロックチェーンに変わっていくっていうところがまず革新的にすごい。
我々のスタートアップがなんでこの銀行さんが何千億円もかけて作ったシステムが同じようなことができるかというと、
既にそういったものを世界中のコミュニティが作ってくれているので、我々はそれを相乗りしているだけということで、
ただ法律面とか速度面とか規制面で実はそれを満たすチェーン、ブロックチェーンがないなということで、このジャパンプチを立ち上げたという経緯。
あとはですね、これをこの上でステイブブロック発行するときに、やっぱり金融機関さんもゼロから全部作る必要もないなということで、
コインスタジオというアビサスアース型のサービスを提供していまして、それを入れていただくと金融機関さんは簡単にステイブブロックを作れますよ。こんな仕事をしております。
Yuki Kamimoto
今、既に発表されているのがチギンさんとの取り組みで、具体的には。
Hidekazu Kondo
そうですね、みんなの銀行さんとか、きらぶし銀行さん、オリキューさん、何個かと既にPOCも既に進めておりまして、
ステーブルコインの種類と競争
Hidekazu Kondo
その中で実は銀行型と信託型って2つの実は今回法律面があるんですけれども、両方我々は扱っておりまして、
実際かなりですね、今年から来年の頭には各国から実際にステイブブロックが出てくると、
これも金融調査の時代なんですけれども、ちゃんと認めてくれればですね、そういったことは出てくるというふうに考えております。
Yuki Kamimoto
ありがとうございます。チギンさんで今ステイブブロックに興味が出てきている方すごい多いんじゃないかなと思うんですけど、
チギンさんにとってのビジネスチャンスってどういうところにあるんですか?
Hidekazu Kondo
いや、これステイブブロックコインって何かっていうと、実は預金なんですね。
つまりただの新しい形の預金ですから、全銀行もやるんですよ。いずれにせよやることになるんです。
そうすると今度ステイブブロックコイン同士の競争が始まると思ってまして、
これはだから民間が、これは民間ではない、円を扱っている方なので、民間はちゃんと競争してですね、
例えば金利ですね、金利の世界で競争する、このステイブブロックコイン持ってたら金利1%つくよとか、
でもブロックチェーンなんで、このステイブブロックコイン持っていると毎年ディズニーのチケットがもらえるとかでもいいわけですね、NFTで。
サービス競争も起こってくると思ってまして、これからいろんな金融機関が金融なのかこれはっていうサービスをたくさん始めるんじゃないか。
海外だと既に起きていて、USDC実は利子がゼロだからめちゃくちゃサークルさん儲かってるんですけど、実はやっぱりおかしいんですね。
今、利子付きのUSD系のコインが出てきてまして。
Yuki Kamimoto
預金って考えたら、あって当然ってことですよね。
Hidekazu Kondo
あって当然ってことです。これからそういう競争に間違いなくなっていくと思っています。
ソニー銀行の実証実験
Yuki Kamimoto
じゃあ、地銀さんとしては、当然やるべき、未来としてはやるべきことっていうような位置づけ。
Hidekazu Kondo
あとはその地元支援ですね。やっぱり地銀さんなので、例えば皆木子は福岡中心にやってますから、
そのエリアで何かこのコイン使っていくとちょっと安くなりますよとか、
あと融資もそのお金だと少し何かメリットがあります。こういうことになっていくかなと思っています。
Yuki Kamimoto
ありがとうございます。もう1個だけ聞きたいんですけど、
今、ジャパンホップチェーンさんは日本初のチェーンとして、今後IOとかも検討されているっていう感じだと思うんですけど、
たくさんチェーンある中で、わざわざというかJOCを選んで、その上でステーブルコインを発行していくメリットとか意味とかってどこにありますか?
Hidekazu Kondo
ご質問ありがとうございます。
そうですね、実は皆さんブロックチェーンたくさんあるのをご存知だと思うんですけれども、
本当に詳しいスキルって実はあまりご存知ないと思うんですね。
もう1つ法律的なところですよね。
例えばイーストラリウムのメンネットっていうのはですね、コミュニティが喧嘩するとハードフォークって残すんですよ。
そうするとステーブルコイン2個に分かれちゃうんですね。
でも法的にはこれどっちっていうことになった時に非常に難しい問題がありまして、
ハードフォークって新しいチェーン作るんで、古い方が本物でしょって言われると、
サイバーすると多分古い方が勝っちゃうんですよ。
例えばこういう問題があるので、実は無理だと思っています。
もう1つは最近MEVって言われるですね、
要するにトランザクションの前に取引を差し込んで先にこうやっちゃうみたいな、
いわゆるフロントランニングって問題がすごく起きてまして、
イーストラリウムとか防ぐのは難しいんですけれども、
うちの仕組みはこれは起きない。
ですから金融機関が扱うときにフロントランニングされちゃうと、
正しい格で取引できないですから、
本当にフロントすると多分他のチェーンでは無理ですね、今のところ。
そういうところは我々にとってメリットがあります。
Yuki Kamimoto
ありがとうございます。非常に今後も楽しみなところですけれども、
ここからソニー銀行渡辺さんにソニー全体の取り組みを絡めてですね、
ステーブルコインの取り組みを教えてください。
Takafumi Watanabe
ありがとうございます。
ソニー銀行は最近新しいスローガンを出してまして、
ボーダーレスデジタルバンキングフォーモーハンということで、
いろんな活動を強化しています。
ステーブルコインが今日のテーマではあるんですけれども、
それに先んじてセキュリティトークンは昨年から手掛けていますし、
セキュリティトークンの投資家の方にNFT、
デジタルコンテンツと呼ぶかもしれませんが、
それをプレゼントしたりとか、
いろいろウェブ3で新しいことを銀行としてですね、
主体的に、主導的にやっています。
今後ステーブルコインということでいうと、
この春からPOCを始めています。
ご存知かと思いますけれども、
ポリゴン、彼らのブロックチェーン、それからIDを活用し、
そしてベルギーのスタートアップであるセトルミント、
この3社でですね、
コンソーシアムを組んで、
ステーブルコインの実証実験をやっています。
我々としてこの実証実験で成し遂げたいことは、
もちろんポリゴンのブロックチェーンIDといった、
技術面での検証もそうですけれども、
ですし、セトルミントによって、
いろんなシステムの基盤とか開発をしっかり成し得るかと、
そういうとこもそうですが、
やはりこの2本、まずは2本かなと思っていますけれども、
エンターテインメントと新しい決済
Takafumi Watanabe
ここにおいて、こういったものがどういうようなユースケースで
使えるのかということを考えながら、
ゼロ知識証明という新しい技術のユースケースを
今考えながらやっているところです。
もちろん、ソニーグループの一社として、
さっきちょっとお話ししましたけれども、NFTとかそういったものは、
ソニーミュージック、ピクチャーズ、そしてプレイステーションと
コラボして魅力的なデジタルコンテンツを作って
提供していますし、ちょっと宣伝のあるんですけれども、
デジタルセットのウォレットを目指した、
第一弾の機能としてはNFTのビューアなんですけれども、
これをこの夏に出す予定です。
ちなみにその名前が、ソニーバンクコネクトと言います。
Yuki Kamimoto
ちゃんと知ってくださって。
Takafumi Watanabe
今日に間に合わせて特感でTシャツを作りました。
ちょっと若干ゴワゴワしていますけれども。
我々はやっぱりソニーですので、もちろんデスシーである一方で
銀行でもありますので、いろんな安心安全にいろんなサービスを
でも楽しく使っていただける、そういったところに着目して
いろいろ動いています。
ちょっと自分の宣伝ばっかりしちゃってすみません。
Yuki Kamimoto
とんでもないです。ありがとうございます。
やっぱりNFTの話もされたように、やっぱりソニーグループっていうところで言うと
エンタメファンっていうところがすごくたくさんあると思うので、
そこをどう絡めていくのかっていうのが結構皆さん注目のところかなと思ってます。
前ちょっとお話しさせていただいたときに、
すでにある決済だけじゃなくて、このエンタメファンっていう切り口で
新しい決済を作っていかれたいっていうのがすごく興味深くて、
ちょっとよろしければ補足を。
Takafumi Watanabe
そうですね。もちろん、後藤さんがいらっしゃるんですけど、
日銀さんがやはりしっかりとしたベース、ステーブルコインにおいても
基盤はやっぱりしっかり作られるんだろうな、
JPICさんもやれるんだろうなというふうには思っています。
そのベースの中でいろんなコミュニティがあると思います。
そのコミュニティ、例えばソニーグループであればエンタテインメント、
ゲーム、映画、音楽に中心代表されるような
エンタテインメントのコミュニティ。
そこで安心安全で楽しく使えるような
ステーブルコインの世界があってもいいんじゃないかなと。
もちろんそれ以外もいろんなコミュニティが存在すると思いますので、
ベースとなる基盤の中でいろんなコミュニティにそれぞれ適応した
安心安全で楽しいステーブルコインの世界ができればいいんじゃないかなと。
そんな中で我々は今ある決済のキャッシュレスとか、
今ある決済を簡単便利安心安全ということで
ステーブルコインの決済に変えていく。
これものすごく大事だし、まずはそれだと思いつつ、
我々はこのエンタテインメント、もっと具体的に言うと
クリエイターアーティストとファンですね、それからプレイヤー、
それを結びつけるような新しい世界で決済というものを生み出していきたい
というふうに考えています。
もしかしたらクリエイターの方たちのIP、これを早くキャッシュ化するということで
クリエイターの方たちはその得られたキャッシュで次に投資できる。
より良いIPを作れるとか、ファンの方たちも素敵なアーティスト
自分の推しのアーティストを応援するために
今まではグッズを買うだけだったかもしれない。
もちろん投げ銭みたいなのもあったかもしれないですけれども
それは安心安全簡単便利そして楽しくできるような新しい決済に
ステーブルコインというものがマッチするんじゃないのかなというふうに
将来を思い描きながらやっているところです。
Yuki Kamimoto
ソニーグループならではのステーブルコイン非常に楽しみなところですけれども
鳩谷さんお待たせしました。
これまでステーブルコインの各社様の取り組みを聞いて
CBDCを今フォーラムで研究されているお立場から
この動きをどう捉えていらっしゃるか、総合的なコメントをお願いします。
Junichiro Hatogai
私自身はデジタル通貨の実験をやっているわけなんですけれども
そのCBDC、中央銀行デジタル通貨というものは
ステーブルコインの現状
Junichiro Hatogai
ステーブルコインとはまた別のもので
日本銀行が発行するデジタル通貨ということで
出るか出ないかって決まってない中で
64社の方々と議論を戦わせているという状況です。
そういう日銀から見てステーブルコインってどうなんだってことなんですけど
私自身は中央銀行が出すものっていうのは
中央銀行なりのある種のブランドでもって
安心・安全であるとか
どこでも誰でも使えるっていう部分は
大事にしていきたいんだと思ってますし
そういうお金として今後も紙幣がだんだんデジタル化する際に
そういうものとして変化する先に
デジタル通貨があるんじゃないかっていう風に個人的には思ってます。
その上でステーブルコインだとか
民間って言葉あんまり好きじゃないですけど
民間事業者の皆さんが創意工夫でもって
新しいお金をどんどん作っていく
そのために例えばCBDCをバックアセットにして
ステーブルコイン発行するであるとか
いろんな形でカッチリしたお金と
もう少し創意工夫があって面白いお金っていうのが
橋渡しされていく世界観っていうのはあるんじゃないかな
っていう風に思っていて
その中で例えばこの3社の方々が
やってらっしゃるような取り組みっていうのも
柔軟に繋いでいけるみたいな
むしろ誰とも繋がる日銀のお金みたいな
ことがあっていいのかなっていうのが
ざくっとした世界観です
国際的な通貨の互換性
Yuki Kamimoto
はい、ありがとうございます
さっき岡部さんのお話のUSDCの
日本で流通するって話もありましたけど
逆に日本初のステーブルコインで
もしかしたらCBDCもそうなのかな
ちょっとわからないんですけど
日本円にペックされてるデジタルマネーで
ステーブルコインとかブロックチェーン上であるってことは
要するにグローバルで流通することを
目指すのかなと思うんですけど
日本円ペックのステーブルコインって言えばいいのかな
これは意味あるんですかね、世界で
Takafumi Watanabe
ありがとうございます、私でいいですか
Noritaka Okabe
お二人から聞きたいですね
岡部さんお願いします
実はサークルもJPYCも目指してる世界は
世界中の通貨のステーブルコインを
同じ企画にしようってことを目指しています
最近サークルもフランスで
ヨーロッパのライセンスを取りましたので
ユーロシーというユーロのステーブルコイン
あとUSDC、あとJPYCも同じ企画なんですね
主要な三つの経済圏が同じ企画になってるんで
最終的には全部の南アフリカとかも含めた
全世界のステーブルコインが同じ企画になると思ってます
そうすると何がいいかっていうと
どっか一つのコインを持って
例えば日本に来たら
裏側ではチャリンと自動で了解されて
低い手数料で使えるとか
逆に日本人はJPYCを持って
南アフリカ行ったらそこでも
裏でチャリンとなって使える
そのためには
ライセンスの相互互換性みたいなのが必要で
今例えば銀行は各国にライセンスあるわけですけれども
日本でいうとこの電取業みたいなライセンスとか
発行のライセンスみたいなのも各国で整備されて
外国のステーブルコインであっても
交換して使っていいよみたいな
そういう整備が今各国で進められてますので
それが進んだら使えるようになります
5年はかかんないと見てますね
決済の未来
Yuki Kamimoto
おもしろいですね ありがとうございます
畑谷さんコメント
そうですね
Junichiro Hatogai
基本的に日本円を海外の人が欲するっていうのは
その日本円で何か買いたいであるとか
それで投資をしたいというような
日本が何か魅力的なコンテンツなり
何かを提供できてるっていうことが
強ければ強いほど
海外の人が日本円を欲しくなるっていうことだと思うんです
その時に
Web3的世界のお金っていうのは
今よりもフリクションが少なくて
自由無事に動ける
それをその魅力を享受したいんだけど
日本円のブロックチェーン上のお金がないんだよね
Takafumi Watanabe
っていう状況があった時
Junichiro Hatogai
それが補われれば
より一層日本の何かを欲しする人が
フリクションなく物を買ったり売ったりできる
っていう世界に近づくのかなっていうのが
聞いてて思ったことですかね
Yuki Kamimoto
なるほど
結構新しい気づきが私にしまったので
ありがたいです ありがとうございます
そしたらですね
あと8時分ぐらいなんですけど
最後に今お話しされたCBDCだったり
ステーブルコインっていうのが
今後数年で進んでいった時に
いったいどんなユーザー体験として
もしくはB2Bも含めて
決済の未来が待っているのか
これは別にペイペイとか追加とかもありますし
全体的な話だと思います
今の話の中でいろいろヒントも
あったと思うんですけれども
2分ずつぐらい時間あるので
ざっくりとしたテーマですけれども
どんなことを考えてらっしゃるか
Hidekazu Kondo
近藤さんからじゃあいきましょう
ユースケースですね
Yuki Kamimoto
そうですね どんな決済の未来が
Hidekazu Kondo
決済の未来という意味では
私はもうみんな当たり前のように
使うようになると思っているので
例えば給与
これを皆さん普通にステーブルコインで
受け取るようになると
それ使いますよねと
ただペイペイさんみたいな
小学決済に実はブロックチェーンでは
あまり向かないので
そこはあまり進捗しないと思っていまして
持ち方でペイペイにチャージするのが
ステーブルコインでやるとか
そういう体験が増えてくるのかなと思いますし
あとこれからどうなっていくか
っていう話なんですけれども
クリプトの世界にいると分かるんですが
海外の仕事は全部USDCなんですね
受け取ればUSDC
取締めUSDCですから
もう銀行口座つかない
そういう世界がもう来てるってことを
皆さん認識したほうがいいかなと思っていて
実際に銀行口座
私シンガポールで
子会社なんですけど
閉じられちゃったんですよ
実はクリプトやってると閉じられちゃうんですけど
問題ないんですね
全部USDCで決済するんで
税金だけちょっとどうやって払おうかな
とか問題ないので
最終的には税金が払われていいなと思ってます
というところです
Yuki Kamimoto
さっき金利の話もありましたけど
ステーブルコインの競争も激しくなっていく
Hidekazu Kondo
激しくなると思いますね
だから皆さん
今どの銀行
日本金利が低いから
多分あんまり皆さん意識してないんですけど
これが気に上がってきますよね
うんとは言えない
Yuki Kamimoto
答えづらいよね
Hidekazu Kondo
上がっていく世界の中で
皆さんやっぱり金利競争は
当たり前に起こっていく中で
今度サービス競争なんですよ
金利プラスサービス
絶対そうなりますから
どれが
株主優待に近いんですよ
日本人株主優待大好きですから
やっぱりアリアンタイランドの株が高いのって
もうディズニーランドのチケットなんですね
だから銀行はとにかく
サービス業になっていかないといけなくて
なるほど
これはもう間違いなく来る未来だと思ってます
Yuki Kamimoto
面白いですね
ありがとうございます
じゃあ畑本さんお願いします
Junichiro Hatogai
ありがとうございます
私は自分が日本銀行員であるということから
中央銀行がどういうふうに
こういった新しいお金の世界を
より進歩を進ませることができるか
っていう観点で
ものを見てるんですけど
やっぱり自分がやってるデジタル通貨が
先ほど言ったように
あらゆるお金とつながっていく世界になるとすると
いろんなお金が
それぞれ交換が容易になるといいと思ってるんですけど
それを例えば
一発だと難しい場合は
日本円というか
日銀のデジタル通貨を買材させて交換するとか
そういう形でどんどんフリクションを減らす方向に
日銀のお金が使われるようになったらいいな
っていうのをすごい感じてます
そのためにも
信頼がおけるようなお金であり
かつ使いやすいお金になるっていうのは
やっぱり必要なんで
うちみたいなそういう線数の少ない会社は
スタートアップ企業の皆さんと協業しながら
やっていくのが多分大事だろうということで
その64社の中にも
かなり決済系のスタートアップ企業の方々と
一緒に仕事をしてるっていうのがあります
なので
それってお金の拡張性であるとか
その上に豊かなエコシステムができるための
下支えを日銀がやっていくっていう気持ちで
今やってる
なんでそういう世界になっていくといいな
っていうのが希望です
Yuki Kamimoto
ありがとうございます
民間のいろいろな動きにちゃんと
連動してすべを
シームレスにプログラマブルに
していくっていうところの
姿勢を今感じたんですけど
そんな感じでやってます
Junichiro Hatogai
プログラマビリティもすごい大事だと思います
たぶん日本銀行券あんまり
それにできなさそうなんですけど
それだってわからないと思ってますし
できるように作ることもできるんじゃないか
っていうのは結構自分で本気で思っているところで
そこ面白いかなと思ってます
ステーブルコインの進展
Junichiro Hatogai
私、日銀の貨幣博物館って結構好きで
よくうろうろしてるんですけど
そこに最後に結構いいこと書いてあって
いろんなお金がこれまで貝殻とか布とか
あったわけですけど
それぞれの時代の人々が
お金と思うものをお金として使ってきました
っていうまとめになってて
つまり日本銀行が出してるものだけが
お金なわけじゃないんですよね
やっぱりいろんなその時代その時代の人が
お金と思うものがお金になるっていうのが
たぶんそれが本当だと思うので
その中で日本銀行の出すお金も
選ばれ続けるっていうのが
むしろそういう競争の中にいるんだ
っていう意識で
僕は働いて
いきなりエモくなってすいません
Yuki Kamimoto
素晴らしい熱量を最後に
いきなりぶち上がっちゃう
すいません、そんな感じですね
はい、では渡辺さんお願いします
Takafumi Watanabe
非常に熱になるいいコメントありがとうございました
この後金融庁さんのセッションなんで
一生懸命場を温めなきゃいけないと
思ってるんですけれども
やはりニュースケースとして
キーワードはプレイトゥーンだと
思っていて
使えば使うほど楽しい
そんな素敵な仕組みを
作っていきたいと思います
あとはやっぱり
マーケットが拡大する時には
二つ大事なことがあって
一つはやっぱり多様性
選択肢がそれなりにあること
だと思っています
なので金融庁さんよろしくお願いします
っていうのがあるんですけども
もう一つはやっぱり適度な緊張感
っていうか競争というか
より良いものを
作ろう届けようっていうことで
多様なプレイヤー
提供者がきちんといて
適度な緊張感
適度な競争で
より良いものを作っていく
そういう世界が必要だと思いますし
必ずセーブルコインの世界では
こういったものが成し遂げられるんじゃないかな
というふうに思っていて
ソニーの銀行としては
そこに少しでも貢献したいと
いうふうに考えています
JPYCのユースケース
Yuki Kamimoto
ありがとうございます
では最後に岡部さんお願いします
Noritaka Okabe
JPYCは今二つ作成を考えていて
一つはやっぱりサービス
物でお返しするっていうような
セーブルコインにしたいなと思っています
私も青ヶ島に移住して
もう2年ぐらいになるんですけれども
漁師に弟子入りして
マグロ釣ったりしてるんですね
だからJPYCを持ってたら
野菜とか魚が届くと
そういう世界を実現して
銀行さんとは違うメリットを
出していきたいというのが
一つあります
もう一つは
AIフレンドリーで
色のないお金として
出していきたいと思っていて
当社企業系列っていうのもないので
誰でも本当に使っていただけます
企業したばかりの
1日目の人でも使えるし
個人でも使えるしという
使い勝手のいい
民間のお金として
普及させていきたいなと思っています
Yuki Kamimoto
ありがとうございます
すごく楽しみなお話ばっかり
いただきました皆さんから
今ステーブルコインの
我々もコインデスクジャパンのニュースで
日々出してるんですけど
なかなか何がユースケースなのとか
どうやって使えるのって
ビジネスチャンスなんなのっていうのが
皆さん想像しづらいんじゃないかな
と思うんですけれども
今日のお話で非常に
解像度 少し時間軸も
未来に対して上がったんじゃないかな
と思います
施行から1年ということで
これから実物のユースケース
どんどん出てくるかと思うので
来年のIBSでもぜひ
ステーブルコインの進捗をお話しできれば
嬉しいなと思います
皆さんありがとうございました
Takafumi Watanabe
ありがとうございました
29:34

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