はい、こんばんは、石田衣良です。
こんばんは、早川洋平です。
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さあ、ということで、先週に引き続きですね、ノアさんの体調不良ということでね、今回も僕たち二人でお届けしたいと思います。
衣良さん、よろしくお願いします。
はい、お願いします。
さあ、前回はですね、ネトウヨクってどんな人ということでですね。
50代、60代で4代卒、自営業、中間管理職、そしてほぼ200万人弱いるらしいという、面白いね。
そうですね、そんな彼らの生態を探りつつ、ネットとの距離感なんかも考えた回でしたので、もしご興味のある方は是非ご視聴いただけたらと思うんですが、
今回はですね、衣良さん、フリートークということですが、完全なフリートークではなく今回はね、ミッドライフクライシス。
いやね、このゴールデンウィークですか、特にその30代、40代、50代の人は、一瞬考えたんじゃない?
このままの人生でいいのかな?果たして今の自分の生き方は若い頃望んでいたものだろうかと。
結局、ミッドライフクライシスってそれです。人生の半ばにして迷う。それがミッドライフクライシスなんで、でも必ず来るからね。
そうですね。でもそういう意味ではミッドライフクライシスというのはね、半ばと人生、仮に80代とか、まさに大体40代ぐらいっていうことですよね。
いやでも洋彦はなかった?
なかったというか、僕今43だからミッドライフなんじゃないですか、クライシスじゃないですか。
あとはね、ライチ君言いながらも喋ってたんだけど、洋彦の場合はその20代でね、会社を辞めるときにすごい危機があったから。
そうなんですよ。だから今まさにそうおっしゃっていただいたように、僕はなかったのって言われると、厳密に言うと今のミッドライフクライシスのはずなんですけど、あんまりピンとこないんですよ。
なんですけど、今言っていただいたように、僕はその大卒でいきなり鬱になって、一応当時幻想ですけど、エリートと言われていた新聞社に入って、いきなり全部崩れてドロップアウトしたので、
なんかそこでもう、アーリーライフクライシスみたいな感じで。
そこから20年あるんで、なんかあんまり今はないという。
なので、今の生活から10年ぐらいすると来ると思う。
もう一回来るか。
男の人は実はこっちの方が多いんだよね。女性が割とこっちが多いの。
女性が40代で男性が50代。
そうそう。女性40代はやっぱりほら、美貌院への大人みたいなことと、あと男女での出世の差が出てくるじゃん40って。
50歳ってもう出世競争とか決着ついてるから。
確かに。
なのでこっちが女性で、こっちが男版で50代に来ることが多いです。
だから陽兵衛くんがあと10年ぐらいすると、もう安定して何冊か本も出し、会社も左内輪で。
やだといいんですけどね。
でまあ、オトラジュの登録者数が10万人ぐらいいて。
それは頑張りましょう。
なんてことになってると、ああもう全部自分が夢見ていたことは叶ったんだけど、果たしてこれでいいのかなっていうのが53歳に来るかもよ。
そう考えると僕の20代から、逆に言うと常にクライシスだらけで現在に至る僕からするとちょっと悪くないんじゃない?
悪くない悪くない。
だからミドライフクライシスって基本的に幸せな話が多いじゃん。
ですよね。ちょっと恵まれてますね。
結婚もしていて子供もいて、金属のご褒美で2週間休館をもらったとか1ヶ月サバティカルをもらったみたいなさ。
それで海外旅行とかに行って人生を見つめ直すみたいなハリウッド映画ってすごく多いじゃない。
あのパターンなんだよね。
そうなんですね。でもちょっと余談ですけど、このミドライフクライシスって言葉はかなり前からあると思うんですけど、今はもう本当にその前というかミッドクォータークライシスみたいな。
つまり僕自体がさっき言った25とかで、やっぱりそこで新卒で入って数年とかで辞めちゃう人もたくさんいるじゃないですか。
そういう人がやっぱりあと30代とかかなり多いみたいですね。
そうだね。ただそっちの方が多数派かっていうとそうじゃないんだよね。
やっぱり日本はまだまだ最初の会社でずっと勤める人の方が過半数以上なので、3分の1以下だからそうやって辞めて転職で来る人は、もちろんそこでも危機もあるんだけど、その場合もただ後ズレするだけでミドライフクライシスがまた来るからね。
てことですね。
順番なんだよね。
これちなみにね、やっぱり特に40代、40歳っていうと本当にステレオタイプで不悪と言うじゃないですか。
いやー、今の不悪は言わない。
それと昔40代ってさ、言ってみれば小田信長の頃の人生50年じゃないけど、それだったらもう迷いもないじゃん。あと10年なんだから、どうやってもいいよっていう晩年だから。
そう考えると今はもうね、ひたしたら85、90まで生きるってことになると、そっから半世紀だからね、40歳から。
こりゃ悩むよ。だって同じやり方で持つのって思うじゃん、普通。
これでも、このミドライフクライシスって結構昔からあるっていう言葉なんですよね。
そうすると、でも以前ね、イラさんも当然40って書いてるじゃないですか。
僕も15年くらい前にイラさんに最初にインタビューした時に、この本の話をさせてもらってて。
当時イラさんも覚えてらっしゃらないかもしれないですけど、やっぱり40歳って言っても昔の40歳と違うと。
本当それこそ、なんて言うんでしょう、今の話じゃないけど、昔の20代、30代、まだ全然惑ってる、迷ってるって言ってましたけど。
そこからさらに、また15年くらい経って、今はさらに若返って言ってみんなどういう感じなんでしょう、今の40歳ってね。
今の40歳どうだろうね。ただ今の40歳は、しんどいなしんどいと思うな。
もう上の世代の50代60代は、バブルの頃のことの記憶があって。
まだね。
イケイケどんどんが当たり前の人たちと、今のもう完全にデフレの日本になれて、
いやまったりいいじゃないですか。
ユニクロでスマホがあるんだから幸せじゃないですかっていう、若い子の間に挟まれていたらつらくない?
そうですね、ユニクロどこかGUですからね。
いやほんとそうだよ。しかも下手したらCEOとかだからね。
そうそうそうそう。
そうなるとね、やっぱり今の40代とか大変だろうなって思うな。
ちなみにイラさん40代ってどんな感じだったんですか?
僕はね40代はイケイケだったんだよね。
僕のアクションをもらったのが43だから。
だから40代はもう本当に仕事を片っ端から頑張って締め切りを乗り越えるサーファーみたいな感じだった。
でも周りもそれなりに仕事で活躍している方ってやっぱり一番油が乗る時期がいいよね。
それだし、あと出版会自身にもすごく勢いがあったから、それこそ文学賞の後パーティーとか銀座の飲み会とかさ、
食事もレストランでミシュランの星があるようなところに毎回連れて行ってくれるみたいな。
今はもうそういう打ち合わせなくなったからね。
でもその一方で、もちろんそれは小説だからっていうのもありますけど、40を書かれてるわけじゃないですか。
ちょうど書かれるのは多分40代の最後ぐらいに書いてあると思うんですけど、
その時からやっぱり40代でももちろん人によりますけど、やっぱり人生の半分を過ぎて、
その最初の半分は楽しかったけど、残り半分はみたいなものが見えてくるじゃないですか。
そういったものっていうのは、イラさん自身は直接じゃないにしても何か感じるものがある。
そうだね、やっぱり10年ぐらいで突然仕事変わったりする人いるからね。
あれ、そこにいればいいのにっていう会社が突然変わったりしてるので、
だからやっぱりどっかで出てくるんだよね。今のままでいいのかっていうのと、
あと体力的な衰えみたいなのを感じるので、特に40代後半以降かな。
厳密に言って今の話で言うと、ミッドライフラッシュってもちろん人によりますけど、
やっぱりこの40代から50代って言ってますけど、女性も40代ですし男性もですけど、
やっぱりこの真ん中の本当にさらに45とか、その辺から。
なんか感じるんじゃないかな。ようやくも達成感が出たんじゃない?
いやいや全然ですよ。
だから45歳とか47歳までに自分で書いた本が3冊とか4冊になって、
会社もそこそこ軌道に乗っていて、ふっと気がついて急かにアイスランドに行った時に、
アイスランドの女の子と恋をして、すべてを捨ててアイスランドに住むかみたいになるのが理想のミッドライフクライシス映画なのよ。
そんなことあるんですか?
20年クライシスの中からちょっと抜けるみたいな。
僕の人生相談どうぞ。
あるんだよ。面白いよね。
ただ必ずみんな来るからね。どっかで。
そう、そこに例えば40代で今会社がうまくいってないんだよねっていう人にそういう外的な不況が重なった上でちょっと奥さんともうまくいってなかったとしたらほら、たちまちミッドライフクライスの一丁上がり。
ちょっと不安になるじゃないですか。
今日は煽りますよ。
まあでもだからこそねっていうところがあるんですけども。
でもマジで流れとしてはそうなるほど得ないんだよ。
そうですね。
だって1000兆円だからね。
ちなみに日本では70兆円です、ばら撒きは。
日本の予算規模で70兆円ばら撒いたんだからこのお金回収に走ったら大変だと思うよ。
今年から金流を上げると言ってるしね、上田総裁も。
だから当たり前ですけどね、そのなんかもらうときはね、わかっててもなんか嬉しいけど錬金術はないですからね。
そう、だからコロナのお金さ、無税だって言うけど返済が始まってるんだよね。
それで今中小企業がものすごく潰れているので、そういう点でもそろそろなんとなくヤバい匂いがしてきたなっていうのが僕の感じかな。
イラさん煽るって言いましたけど、まあでもね、オトラジではね、その中で僕らどうね、生きていくかっていう話をね。
どう楽しく生きるかね。
楽しくそこをこの後本編でもお伝えしたいと思いますが、ここでお便りとご質問いただいています。
お便り、ポイズマムさん、60代女性の方からいただいています。
先日、美とは何かのテーマを投稿し、思いがけずイラさんからコメントいただきました。
あ、くださった方ですね。
なんかハイブロードなテーマだったよね。
とても嬉しかったのですが、美とはイケメンだに驚きです。
そこで私なりの答えを出してみました。
あ、返しが来ましたね。
美とは人知を超えた何者かによってもたらされた、一瞬の絶妙なバランスの上に成り立つ、儚い幻である。
儚いゆえに人はそれを我が手に掴もうとし、一瞬のきらめきであるがゆえに、栄光の時の中にとどめたいと願う。
美とは何と罪深いものか。美をイケメンに入れ替えても通じます。
罪深いイケメン、好きです。
そう、だからダビデ像なんかを見てさ、これは永遠の美だって思うじゃない。
でもあれも美しい青年を一瞬にとどめたからなんだよね、あのバランスを。
そうですね。
だからこの人の言う通りだと思う。
素敵な返しが来ましたね。
いやーでもイケメンは本当にハマると思うよ。
だってイケメンって本当に儚いじゃん。
年を取ったイケメンってみんなものすごい心霊弁やってるじゃん。
最近のね、もう見てると大変だそうかなと思うもんね。
いやーイケメンは年を取ったら大変だな。
しみじみ思います。
さあということで、ご質問いただいています。
カズさん43歳、男性。まさにミッドライフの方ですね。
イラさん、早川さん、ノアさん、初めまして。
小説家の界と仕事に関する界がとても好きで、他の界も視野が広がるため楽しみにしています。
今のやりがいのない仕事を辞めたいですが、辞めても同じ仕事しかできることがなく発砲ふさがりです。
動けないので自己鍛錬のために英語の勉強をしたり、意味があるのかわからないことをずっとやっています。
話はそれますが、大人じな早川さんが清涼裕司先生の書籍に出ていた早川さんだと知ったときは驚きと運命的なものを感じました。
英語の勉強してるからね。
裕司さんが多分書いてくれたんですよ。
今の会社は2社目で、1社目のIT会社では管理職になり、上層部から評価をもらっていましたが、
上の役職に行くことに不安があり、3年ほど前に別の会社のIT部門に転職しました。
今は役職には就いていません。
しかし今の立場になり、若い時はつまらない作業指示を受けるのが嫌で突き進んでいたら、
いつの間にか管理職になっていたということに気づき、今の上司や同僚に作業指示をされることにストレスを感じます。
ただ、楽をして普通に稼ぐなら今の仕事を適当に流して続けるのが最適。
仕事がお客さん相手ではないので、怠けてやらなければ評価は下がるだけで、
クライアント相手の仕事のような責任もありません。
時間の余裕もありますし、英語のように自分を高めることはできます。
そんな私は一人で仕事をするのがストレスは少ないですが、
人間関係を抜きに稼げる仕事が存在しないことも分かっているつもりです。
それでもなお、ストレスに晒されず責任もあまりない、そんな仕事がないものかと考えています。
そんな我慢を叶えられる仕事家としてはどんな仕事だと思いますか?
単純に一言で言うとトレードだよね。
自分のお金を張って損得で張る。
誰にも付き合えないでいいし、株のデイトレードでもFXでもビットコインでもなんでもいいけど、
それをやるのってものすごくハードなので、それだったら今の仕事の方がいいかな。
ただ、もし本気でやりたいのであれば、小学で株だって別に5万円10万円とかでできるし、FXもそうだから、
そういうのをやってみるしかないかな。
それこそ小説家って言いませんでしたね。
小説家ははっきり言って、あまりにも賭け率が悪いから。
そもそもね。
成功するのは2万人1人ぐらいと思ってください。
なので、それだとちょっと厳しいじゃん。
それこそまさに今日のテーマのね、ミッドライフクライシスで、そして今年のこの経済状況とかいろんなことを考えるということですよね。
トレーダーの仕事、株でもFXでもいいって言ったけど、正直一生懸命勉強して普通の頭の人が、
2年とか3年経てば半分以上の確率で勝てるようになるものの世界なんだよね。
そんなですか。
もちろんみんな1年やったら9割の人が退場するって言うんだけど、
いやでもそこでステイして3年頑張れれば、これ大手のFX会社の統計でも7割ぐらいは勝てるようになるっていう数字が出てるので、
3年死ぬ気で頑張って損をしても退場しなかったら、7割で勝てるって言ったら数字使いが遥かに良くない。
すごくない?っていうか、他の職業と比べても悪くない感じしちゃいますよね。
ラーメン屋さんは1年で3分の1しか残んないからね。
会社も起業したらもうね、9年で3割とか何パーって言いますよね。
なので、悪くないと思います。
だから、もし本気でやるんであれば株のデイトレみたいなのにやるっていうのもあるよね。
YouTubeであれ見てみて。最近東野さんいるじゃない?
どの東野さん?
今田浩二さんと組んでいた、小説家でない東野浩二さん。
が、ガリガリガリクソンっていうお笑い芸人。人ってバキュンってやってた人なんだけど、すごいデビューで。
その人が今株のデイトレで食ってるのよ。
そのインタビューがあるからそれ見てみて。
3年間地獄のように頑張って、30万元手で今多く超えたって。
勉強したってことですよね。
死ぬほど朝から晩まで株をカチャカチャやってるらしい。夢のある話。
今田さんそれこそ波の絵の魔術師も描いてますし、あれもかなりリアルに楽しませてもらいますけど。
今田さんは本当にそういう状況になったらやれます?
やってもいいかなとは思うけどね。
ただ一つ言えるのは、ある程度勉強してしまった後はそんなに頭もいらないし、ひっしこかなくていいんだよね。
なんとなく感覚でその波に乗るっていう感じになるので。
だからそこに行くまで3年頑張れるんであれば、
意外と普通にそこそこ優秀な人だったら、
さっきの省率7割だっていうのを聞いて、
そうなんだ大手の会社に登録してる人がそんなにちゃんと稼げてるんだら、
仕事として成り立つな、本当に世の中嫌だったらそういうのに行くのもいいよなっていうふうにふと思った。
ガリガリガリクソもあってね。
少なくとも2万分の1じゃないですかね。
2万分の1よ本当に。
調節家はすごい少ないから成功する人。
今の一つの選択としてね、もし興味があれば検討してみていただけたらと思います。
でもこの人は今の会社がいいと思うな。
なんかそんな感じが。
クライアント対クライアントじゃない個人の仕事っていうところが向いてると思うんだけど。