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2019-12-13

Q.170 将来不安要素のある会社を転職するか悩んでいます

事務職なのでスキルもなく自信もないのですが、40歳手前で転職した方がいいのでしょうか。

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00:11
こんにちは、武井博奈です。石田衣良、恋と仕事と社会のQ&A、いらさん、はやかさん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
じゃあ、今日の質問に行きたいと思います。
今日は、37歳の男性からいただいております、キャスさん。
3ヶ月前に広島から千葉へ転勤になりました。今年で入社15年になります。
しかし、私の勤めている会社には不安要素が複数あります。
なんか、不穏な空気ですね。
不穏だね。
1つ目、2年前に大手の親会社よりグループ会社を解消された。
2つ目、この2年で優秀な社員が退社し、一時期200人いた従業員が今は170人ほど。
丸さん、私の所属する総務部は40代、50代ばかりで、若手が一切ない。
以上が不安要素です。
5年後、10年後、会社があるか不安です。
とりあえず、今の会社にしがみつくのか、それとも40になる前に転職を考えるべきでしょうか。
ただ、私には家庭がありません。
やっぱり、またずっと事務職で特別なスキルがないため、今の仕事を辞める勇気と転職する自信がありません。
そんな私に何かアドバイスをお願いします。
これはなかなかだね。
これなんか、質問する番組、なんか違う番組じゃないよね。
これ結構ヘビーですよね。
経営コンサルみたいな感じの質問ですね。
でもさ、正直、こういう縮んでいく会社の中で、ずっと残って仕事をするのは辛いよね。
これなんかちょっと、5年後10年が怪しい。
そうですよね、この会社の方が。
そうなんだけど、今37でしょ。40歳前でって言うけど、転職厳しいよ。
え、なんか今人足りないって言うじゃないですか。
いや、そうは言っても、人は足りないんだけど、要は給料のいい仕事は全然少ないのよ。
そうかそうか、給料のいい仕事とか。
人が足りないのは本当にマックジョブばっかり。
要するに、コンビニとかマックでは人を雇ってるけど、正社員で、ちゃんとEQで将来性があるようなところにポンと横に入れるかっていう、
言うと、正直それも厳しいと思うんだよね。
なんか私変な話、こういうちゃんとした企業っていうか、200人も300人も何千人もいるような企業で働いたことがなくて、
その転職するのも結構身軽にヒョイヒョイヒョイってなってきちゃったから、
この悩んでしまうのがあんまりちょっと実感としてないんですよね。
なんかやっぱり難しいんですかね。
いや、それは難しいし、家族がいるところが大きいよね。
そこをちゃんとしないといけない。
子供もいる。
そこをちゃんとしないといけない。子供もいる。
プレッシャーの中でだから、僕はね、正直言ってね、辛いけどちょっと耐えるしかないんじゃないかな。
だってその有志の人は辞めていたって言うけど、彼は事務職で特別なスキルがないもんね。
営業マンでいい成績だったとか、エンジニアである種専門分野で強いのがあるとかさ、
03:01
そういうのがあればいいけど、今事務職で40歳の人をさ、ポンと入れてくれるようなとこないよ。
どこも減らしたい職種だから。
そうですよね。
事務とか普通のワイドカラーは。
それがちょっと気になったんですけど、不安を煽るわけじゃないですけど、事務職ってほんとなくなっていく仕事じゃないですか。
そうだね。
これってどうなっちゃうんですか、どうなっちゃうんですか。
なので、元の話に戻るけど、相談してきたっていう話ですよね。
そういうことか。
でしょう。
あ、そうかそうか。
でも、ヒロナさんが言うように、ほら、僕らっていうのもあれだけど、僕も最初に割と大きな会社運良く入れましたけど、その後も、
もう、てんてんとというかね、もう今や自分で辞めたくても辞められないなっちゃったから、割ともう、なんか普通だからさ。
そう。
だから、それはそれでありがたいなと、なんか逆に思いますね。期待されないから。
いや、だからね、それはさ、僕たちがさ、ある意味強いからなんだよ。
フリーランスの世界でみんなそれなりに生き残ってきてるじゃん。
大丈夫ですか、僕たちになっていいんですか、ここの石田先生以外。
いやいやいや、こうですよ。
だから、要するにね、メンタルは一緒なの。
要するに、明日も分からないようなところに、パッて踏み出して、
別に本当に怖くてパニックになったりしないっていう、ある種の、僕たちバカメンタルなんですよ。
ちょっと頭狂ってますよね。
本当そう、本当そう。クレイジーですよ。
そう、何か能力がものすごくあるとかないとかっていうより、そういう変なメンタルを持ってるからフリーランスになれるんで、
そうじゃない人に、すぐに転職すればとは言えないんだよね。
特別なスキルを自分が持ってるって思いますか、お二人とも。もし思うなら、それっていつ頃気づきましたか。
あのね、それに関しては、作家の場合は、
はい。
本を書いてデビューするまでは分からないの。で、書いてデビューしたら、あれスキルがあったんだってことになるわけ。
そうなんだ。
デビューできたってことは、ある意味その裏付けにもなると。
そうそうそう。で、その本がある程度みんなに読まれて、広まっていくっていうのを見て、あ、スキルとか適性があったんだっていう感じになるんだよね。
だから、ずっと分かんないよ。
そっか。でも、作家さんの場合こう、なんていうんですか。
分かりやすいよね。
スタートが明確にあるけれど、私たちというか、早川さん、私たちって言っていいのかな。早川さんとか。
そう言われて、より不安になりますから。
嘘ですね。
いやいや、でもそう言われて、ほらそう。
スタートないから。
いやいや、なので、僕まさにそんなこと言うと、今も不安なんですよ。
そうそう。常に不安なんですよ。
なんか、井田さんは明確だけど、僕は一応10年経ってるから、なんとかなのかなって、裏付けぐらいしかないですよ。
でも、フリーランスで10年生き残れたら、もう大丈夫って言うじゃない。
うん。
だから、早川さんも殿堂入りしちゃった。
そう。だってさ、早川さんのとこだって、え、ポッドキャスティング再生回数何回ぐらいになってるわけ。
2億回ぐらい。
もう一回聞いてもらっていい?って。
何回?何回ですか?
2億回です。
やばそうなんだよね。
早川さんはこうやってね、ボケをかましてますけど、実はそのポッドキャスティングの会社では、日本で一番のことになるんだよね。
はい。大きな声では言えないんですけど。
え、なんで?なんで?すごいじゃないですか。
いや、すごいよ。2億回再生なんて。
私初めて知った、それ。
マジで?
はい。日本一。
まあ、でも、貢献をお二人にしていただいてますよ。
いやー、すごい。感動しました。
ね、すごいでしょ。で、これからなんかね、いろんなことをさらに始めていくわけで。
06:02
そうですね。
僕たちなんか、ネットの世界で、なんか自分たちなりのメディアというか、島というか。
そうですね。
国みたいなのを作りたいなっていう感じで、今動いてるからね。
いや、でも意外とさっきイイラさんもおっしゃったように、なんだろう、まあね、あの、この方の今直接っていうか、むしろ反対な話になっちゃってますけど。
なんかヒロアンさんもそうだろうけどさ、その企業とかフリーランスになるってさ、まあもちろん全員が適性あるわけじゃないけど、結局なんか本当になんか飛ぶか飛ばないかな気がして、その飛べる人がまあ適性あるのかなみたいに思うんだけど。
そうだね。
でも飛べることはない。
ことはない。
絶対ない。
そうなんですか。
だって、公務員の人に聞いてみ?
ああ。
なんか好きなことがある、それで辞めて、そういう仕事をパッとやりますかって。
やらないといけそう。
でも、でも俺、会社辞めた後、公務員になろうとしてたんですよ。
ああ、そうか。
で、しかも前の会社の社長に、そういう意味で逆に感謝してたけど、君絶対本当に企業無理だから辞めろって言われて。
ああ。
まあ、でも人の言ってることはわかんないってことですね。
わかんない、わかんない。
でも企業無理だから就職しろってめちゃくちゃ言われる。いまだに。
でも、でもなんとか飛んでるでしょ。
そう、でも嫌だってさ。
なんとかって言っちゃ怒られる。
なんとか落ちかけ、落ちかけで飛んでます。
いや、だからさ、そうなのよ。どうしてもこれが嫌な、そっちの嫌なことがあると、なんかデタラメに力が出ちゃうタイプなんですよ。
嫌なことは嫌っていうふうに言う人と言えない人がいて、実はフリーランスを決めるのは、勇気があるとかなんかじゃなくて、ものすごく嫌なことがある人がフリーランスになる。
それはそうかもしれないですね。
あんまかっこいいもんじゃないですよね。どちらかというと逃げてるんですよ。
そうそう、組織に属したくないみたいな。
その点で逆に言うと、このやすさんは不安だけれど、そこまで嫌じゃないんだよね、この仕事。
いや、だからこんな続けられてるんですよ、15年も。
40代、50代ばかりで、37だと一番若手だから、もうめんどくさい仕事全部押し付けられてると思うんだけど、でも事務職で淡々とこうやって仕事をしているのは、そんな辛くないと思うんですよ。
なので、僕のアドバイスは2つで。
1つは、会社には絶対に何も隠したまま、転職先に関しては面接とかやってみる。
それで自分の評価とか、年収がどれくらいになるのかっていうのをやる。
もしよかったら、移ってもいい。
それともう1つは、それをやりながら、今会社にいながら、今の会社って副業OKなんだから、将来が不安だったら副業を育てましょうよ。
37歳から、これから5年間かけて、
40代から、
40代からバリバリできるような、サラリーマンの副業をちょっと考えてみない?
副業ってね、なんか怪しいのもいっぱいあるじゃないですか。
そういう変なのじゃなくて、自分が持っているスキルが何か生きるようなもの。
例えばさ、僕だったら、子供の頃からずっと本屋とか行ってるし、本日でよく知ってるんで、それこそ、昔だったらブックオフで背取りをして、売るようなことは全然できるよね。
すごい目利きですね、多分ね、イラさんやったら。
そういう意味では、今、ココナラとか、ストアカットとか、
タイムチケットとか、ああいう自分のスキルを売る場所があるから、すごく副業ってやりやすいですよね。
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ちょっと試してもいいかもしれないね。
それに例えば、カメラが好きだったら、街のカメラ屋さんに行って、レンズあれこれ買って、それをネットで売ったりして、それで生計立てるような人もいるんだよね。
だから、彼も何かしらあるはずなんだよ。
今の時代は、そういうものをマネタイズする、現金化する、副業化するような道がたくさんあるので、
不安だったら、それを考えながら、しかも転職の道も探りつつ、でも今の仕事は会社では一生懸命やってるふりをする、その3つぐらいの顔を使い分けられるぐらいの人になってほしいんだよね。
すごい。
でも、ある意味それできたら、僕いつもですけど、大企業の人を結構いろいろ、都内芝生やっぱり青組の逆に憧れてもらうときなんですけど、僕からすると、よっぽどそこに残れてるのが羨ましくて。
本当、本当。その3つの顔を使い分けてるっていうのが、もうすでに、もはやすごいですよね。
だって、毎月ちゃんとね、なんだかんだ言って。
もちろん、入ってくるわけだから。
本当にありがたいと思うよ。
だから今は不安だなって言ったままさ、足も手も止まってると思うんだよね。
外に出るのは怖いしって。
ならばっていうことで、そのぐらいのことをちょっとゆっくりやってみたらどうですか。
40歳まで3年あるので、その3年間で自分の評価を確かめる、副業を作る、そしてできることなら今の会社での出世も狙うぐらいのつもりで頑張ってみようよっていうのが僕の回答かな。
そうですね。
ぜひこれ、どうするか決まったら教えてほしいですね。
またお便りいただきたいですね。
ヤスさん、ぜひ。
でも基本的には、転職あんま勧めないな。
そうなんですね。
それとやっぱりオリンピック後、来年以降は景気やっぱり落ちると思うんで、そんなにいいことないと思うんだよね。
なんか嫌なことを嫌だと思ってるまま、なんていうんですか、できるっていうのがすごいですよね、皆さん。
だからまあ、いずれにしても焦ってね。
うん。
なんか。
白黒つけないってことか。
大きく動かなくていいんじゃないっていうのはちょっと思いますけどね。
そうだね。
大人な対応が必要な感じですね。
うん。
はい。
この番組では引き続き皆さんからイラさんへの質問、ご相談を募集しています。
また石平パブリッシュサロン、世界はフィクションでできているの会員も募集しています。
こちらは毎月書き下ろしエッセイ、ブックレビュー、対談記事などのコンテンツを配信。
イラさん自ら企画し、公表するクリエイティブワークでは、仲間と切磋琢磨しながら、
楽しくセンスを磨くことができます。
いずれも詳しくはイラさんの公式サイトをご覧ください。
はい。
ということで、今日は結構社会的な、なんていうんですか、質問というか。
恋と仕事と社会の基本ですね。
そうですね。
問題がありましたけども。
皆さん、37歳で家族がいたら転職は迷うよ。
そうですよね。
だってやっぱ責任あるもん。
いや、本当によく頑張ってると思いますよ。
イラさん、頑張ってね。
頑張ってください。
頑張ってる、頑張ってる。
また、それではイラさん、早川さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。

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