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2022-04-19

【著者の声 #7】『三千円の使いかた』原田ひ香さん(小説家)(大人の放課後ラジオ)

【著者の声シリーズ】
人生を豊かにする一冊を書いた著者のお話を届けることで、
ひとりでも多くの人にほんと著者の方の魅力を知ってもらいたい。
そして本の世界を元気にしたい......

石田衣良と編集部の思いから立ち上がったプロジェクトです。


【原田ひ香さんへのインタビュー】
Talk.1 50万部突破!三千円の決め手とは?
https://youtu.be/BDx_cv7QkOI〈4月19日(火)公開〉
Talk.2 『三千円の使いかた』ヒットの背景
https://youtu.be/RL7BeBMEXQg〈4月22日(金)公開〉
Talk.3 お金を貯められる人の共通点
https://youtu.be/nhtpX2bLmDw〈4月26日(火)公開〉
Talk.4 石田衣良と原田ひ香
https://youtu.be/eCIiykWcCv8〈4月29日(金)公開〉

再生リスト | https://bit.ly/36OCtyJ


【プロフィール】はらだ・ひか/1970年神奈川県生まれ。2006年『リトルプリンセス二号』で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。『はじまらないティータイム』で第31回すばる文学賞受賞。 他の著書に『三人屋』シリーズ(実業之日本社)、『ランチ酒』シリーズ(祥伝社)など多数。
『三千円の使いかた』 https://amzn.to/3NRZ9yr

【聞き手/早川洋平】はやかわ・ようへい/プロインタビュアー。キクタス株式会社代表。羽生結弦、よしもとばなな、横尾忠則らトップランナーから戦争体験者までジャンルを超えてインタビュー。声のメディア(Podcast)のプロデュースにも注力し、手がけた番組の累計ダウンロードは 2億6千万回を超える。『横浜美術館「ラジオ美術館」』『多摩大チャンネル』などプロデュース多数。
https://linktr.ee/yoh.haya


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00:00
特にこの中に、一つラストジョブっていう話があって、主婦の人の描き方みたいなのは、私、ここから学んだんだなって、すごい今日も思って。
石田さん、あれなんですよね、私、昔、最初に、あの、賞を取った時に、はい。
キティで、話し、お話ちょっとしただけしたんですけど、次に、はい。
石田さんが、こういう名刺くださって撮って。
あー、嬉しいですね。それ、貴重、貴重ですよね、それ。
今なりにそれ撮って、もう、12、3年、もっと前かな、12、3年前なんですけど、
はいはい。
それ、あの、すごい嬉しくて。
あ、本当ですか。
あ、そう言っていただけると。
出会わなくて、はい。
あ、そうなんですか。
こういうシンプルな名刺を、やっぱり作家さん作られるんだなと思って、
はいはい。
なんか、なんか感動したことが多い。
多分、その時の、なんていうんですかね、えっと、パーティーで、もうすごく大きなパーティーなんですけど、
パーティーなんで、多分、まあ、そういう、なんていうか、元気の作家さんで、
はい。
私たち、私、順番楽で賞を取ったことが、
そうですよね。
順番楽の方に、の、ブースにいたので、もう、本当に、石田さんみたいな、すごい、作家さんで、あの、いただいたの、石田さんだけだったんで、もう、今でも、すごいよく覚えてます。
あ、もう、それ、喜ぶと思います。すみません、本当に、改めて、よろしくお願いします。
さあ、今日はですね、小説家の原田彦さんをお迎えして、いろいろお話を伺いたいと思います。原田さん、よろしくお願いします。
お願いします。
さあ、早速なんですか、今日ね、やっぱり、あの、この、ベストセラー。
3000円の使い方について、これを中心に、いろいろとお話を伺いたいんですが、ここに、僕がですね、持ってる文庫版、20万部突破とあるんですが、これ、倍ですよね、もう、今。
今、実は、先ほど、実は、ちょうど、ご連絡いただいて、えっと、50万部。
すごっ。おめでとうございます。
ちょうど、本当、ちょうど、さっき、本当に、ちょっと前に、ご連絡いただいて。
すごいですね。
51万ちょっとぐらいですか、はい。
えぇー、51万部、これ、後で、まあ、伺いたいと思います。
伺いたいと思うんですけど、ここまでの、売り上げ、売り上げというか、部数って、想像してました?
あ、全然、もう、もちろん、全然、あれでしたし、だいたい、書いたのが、もう、3年ぐらい。
そうなんですよね、実は。
正直、もう、本当、まあ、古いとまでは言えないんですけど、はいはいはい。
でも、多少、ちょっと、時代も違いますし、あの、そういう意味では、結構、あの、びっくりしました。はい。
うん、なるほど。まあ、その辺も含めて、あとで、ちょっと、伺いたいんですけど、これ、最初に、僕からですね、あの、僕というか、僕と、
石田イラからですね、ちょっと、お礼があってですね、この本のおかげでですね、実は、全然関係ないですけど、この本編の大人の捕獲ラジオの企画がですね、
はい。
一つ、できたんです。っていうのもですね、あの、いつも、イラさんとですね、あの、自腹で、あの、書店行って、本を買おうみたいな企画をやっていて、
この間、あの、初めての時に、自腹で、5000円企画をやったんですよ。
ええええええ。
で、5000円でも、まあ、それなりに買えるじゃないですか。
はい。
で、買えて、まあ、それなりに好評で、選称、今度、またやろうねって話あったんですけど、あの、今回ね、
あの、原田さんに、この3000円の使い方のお話、伺うって話を、この間、イラさんとかと話をしていて、で、やっぱり5000円は、もう浮世離れなんじゃないかと。
03:04
ああああああ。
そもそも、まあ、イラさんはね、まあ、原田さんもそうですけど、お仕事なんで、あの、月、毎月、結構、それなりの本を読まれたりね、買おうと。
本はね、関しては、本当に、なんか、あんまり気にしないで買っちゃいますよね。
はい。
早速なんですけども、えー、この3000円の使い方ということで、
はい。
簡単にストーリーを、まあ、そのまま、あの、本の紹介のとこ、
ちょっと引用させていただきますけども、えー、就職して理想の一人暮らしを始めた、美穂、貯金30万円。
えー、結婚前は証券会社勤務だった姉、真穂、貯金600万円。
えー、習いごとに熱心で向上心の高い阪、えー、智子。
はい。
えー、貯金100万弱。
えー、そして1000万を貯めた、えー、祖母、琴子。
えー、三栗明、三栗明でいいですね、読み方。
はい。
はい。
の女性たちが、えー、人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金を貯めて、どう使うのか。
えー、知識が深まり、絶対元も取れちゃう、節約家族小説という、えー、まあ、そういう紹介が、えー、ちょっと僕は見たんですけども。
一番刺さったのがですね、登場人物の相手も美穂だったと思うんですけど、節約セミナーで、
はい。
教わった、あの8×12っていう写真。
はいはいはいはいはい。
で、そこにちょっとボーナスとすると、年間100万みたいな。
そうです。
これ本当に、まあ、僕、あの、金融の専門家でもなんでもないですけど、あの、やっぱり月8万円とか、
コツコツ貯めてると、本当にここまで変わるんだなっていうのを、
私の場合は、
ちょっと、
マニアックな話ですけど、あの、小規模企業共済。
あ、はい。
あ、さすが、さすが。
あ、よかったです。生々しい話で。
えっと、7万円くらい。
そうそうそうそうそう。
で、僕はこの8万円って数字なかったんですけど、あの、まあ、マックス7万。
まあ、夫婦とかだったらね、倍までいけますけど、
当然それも年間84万で、例えば10年やってたら、840万って結構バカにならないじゃないですか。
ただまあね、あの、投資ではないので、あの、その辺また別の話だと思うんですけど、
なんかその辺がすごく、あの、まあリアリティあったんで、
はい。
その辺の数字っていうのは、なんか原田さんの中で、
はい。
まあ、まさに自分で大事、大事というか、結構、あの、ポイントでやっぱ伝えたかったみたいなのがあるんですか。
あの、私、これまさにあの、大学時代に、あの、大学の先生が、
多分、全然本当に経済とは関係なくて、教育学だったからの先生だと思うんですけど、
の先生が、ちょっと、えっと、私たち、私はちょっと年上ぐらいのお嬢さんがいらっしゃる先生がいて、
その先生がおっしゃってたんですけど、まあ、自宅から通うという、
まあ、ちょっと全体の、あの、あれなんですが、
前提なんですけども、だったら、好き好き、まあ、ちょっと頑張って、
あの、まあ、当時、えっと、女の子の、まあ、初任給って、まあ、15万とか、まあ、16万とか、まあ、12、3万のときとかだと思うんですけど、
まあ、とにかく、それから8万円なんとか、貯金しなさいと。
で、それで、えっと、ボーナスで2万ずつ足すと、ちょうど100万になって、
ボーナスは好きなように使っていいと、その代わり。
いいですね。
だから、あの、できたら海外旅行とか、ちょっとですね、
まあ、若いうちにできることをやりなさいと。
その代わり、毎月、ね、8万円ぐらい貯めてみたらどうだったら、やっぱり100万円できるからっていうふうに言われたんですね。
06:01
で、確かにね、なんか、100万円ってまとまった数字になると、ちょっと気持ち変わるんですよね。
変わりますよね。
はい。あの、100万円持つって、まあ、外悪性自体にはもう全く想像できないことなんですけど、
じゃあ、その100万円どうしようかみたいなことがまた考えたりとか、まあ、これがまた300万ぐらいになっていったら、
またちょっと気持ちが変わってきますし。
うん。
はい。その本当に学生のとき、でもこれ、すごく当たり前の話なんですけど、12ヶ月、8万円ずつ12ヶ月やれば96万円、誰でも知ってるんだけれども、
はい。
でも、言われないと意外と気が付かないというか、これは入れたいなと思ってました。
ああ、ありがとうございます。まあ、その上で改めてですけど、やっぱり個人的に最初に一文で引き付けられてですね、
やっぱり人は三千の使い方で人生が決まるよと祖母は言ったって、ここですごく引き付けられたんですけど、
この、え、
さ、
作品もやっぱりなんでしょう、この一行目から生まれたんでしょうかっていうのも、あの、原田さんもね、いろんなインタビューとか、村上春樹さんの結構ね、お好きで影響を受けてるってことで、
春樹さんなんか、ある意味、一行から生まれたみたいなの結構あるじゃないですか。
はい。
なんか、原田さんの中で、その、一行目から始まるみたいのはあるんですか。それか、まあ、これはた、たまたま一行目からこう始まってるだけで、当然この本もね、あの、それなりにちゃんともともと脚本とかシナリオとかプロットのプロだと思いますんで、
あの、結果的にこの一行、
委員長的な一行から始めたけど、別にあの、着想はこの一行からじゃないよ、みたいな。
はい。
なんか、どんな感じなんですかね。
今回の、あの、これに関しては、なんか最初にあの、編集者さんの方から、なんていうか、テーマ小説みたいなお題を出されたんですね。テーマ、だから、なんかテーマを決めて、小説書いてみませんかっていうことで、で、私、もう、10個くらいそのときテーマいろいろ考えたんですよ。
おお。
例えば、これ、まあ、没になったテーマとしては、
はい。
なんですけど、発行小説とか。
はい。
発行したも、食べ物。
ああー。
そういうことありますよね。
面白い。
はい。
あの、発行小説とか、例えば、えーと、あとね、手術小説。手術した人の話。
ああ、いいですね。
手術して人生変わるってあるじゃないですか。
はいはいはい。
あの、そういった手術小説とか、まあ、いろんなことを考えた中の一つが、この節約小説っていうことで、まあ、節約の数、する家族、まあ、でも一応、その10個の中では、自分の中では、やっぱ一番これ書いてみたいなっていうのがあったんですけど。
うんうん。
そしたら、まあ、あの、その編集者さんの方も、あの、ちょっと選んでくれて、じゃあ、それでいきましょうっていうことだったんで、実は、最初、題名、私、もう節約小説しか考えてなくて。
あ、そのまんまですか。
はい。節約小説か、節約家族で、どうでしょうって言ったんですよね。
はいはい。
そしたら、それじゃ、ちょっとダメって言われて。ダメっていうか、ちょっとあんまりにも、あれなんじゃないかっていうことで、あの、まあ、最初の連載は、節約メリーゴーランドっていう名前で、連載始めまして。
うん。
そういう感じだったんで。
はい。
3000円の使い、まあ、もちろん、1行目は、あ、これはいいなと思って、3000円ぐらいの金額で、何を買うか、何をするかって、これ、まあ、1000円でも、まあ、いいんですけど、1000円だと、もうちょっと、なんていうんですかね。
09:06
うん。
小さなことになってしまう。
うんうんうん。
3000円の方が、いろいろこう、ちょっと幅も出てくるし。
うんうん。
それで、あの、まあ、3000円ぐらいでっていうことで、始めたので、実は、その、今回はちょっと1行目からっていうことは。
ああ、なるほどね。
まあ、さっきのね、あの、さらっと、あの、お話しをいただいたんですけど、やっぱり、その、1000円でもなく、3000円っていうのは、まあ、本当に、ね、絶妙だったと思うんですけど、えっと、なんていうんでしょう。まあ、原田さんご自身の中で、やっぱり、3000円っていうのはあったと思うんですけど、原田さんが想像する読者だったり、まあ、原田さん自身も含めて、やっぱり、3000円っていうのは、もうちょっと具体的に、なんか、確かに言われれば、確かに3000円でちょうどいいなと思うんですけど、何かもう少し具体的な理由とか、まあ、裏付けじゃなくても、
何かあります、ありましたか。
あと、ボリュームが出てきますね。あと、あの、ちょっとチケット買ったりとか、結構、この本読んだ感想の方とか、あと、本は読んでないんだけど、何かその3000円使い方っていう、あの、名前をどっかで、こう、新聞広告なんかで見た人たちが、好きな、あの、アイドルとかのチェキだったら、2、3枚で終わるみたいなことを、
なるほど。
なんか、そういう、いろんなことを皆さん、あれだな、考えてらっしゃるなって。
ちなみにね、まあ、そういう中で10本ぐらい案を出した中で、この節約小説、節約家族小説ってあると思うんですけど、まあ、それこそ、こう、さっきの発行小説もそうですけど、やっぱ原田さんの中でずっとそういうものを書いてみたいみたいな、まあ、つまり、端的に言って、この節約小説書きたいと思ったきっかけ?
はい。
で、美容院かなんか行ったときに、いわゆる主婦雑誌、節約雑誌とか、主婦雑誌って言われるものを、あの、ちょっと見せてもらった、あの、出してもらったんですね。で、初めてだったんで、それを言うのを見るのが、まあ、名前ぐらいはして、おはよう奥さんとか、っていう、きれいな奥さんだったな、おはおくっていう。
はい、この辺から出てきましたね。
はい。
サンキューとか、そういう、いわゆる節約雑誌ってあるんですけど、あの、もう本当に、特に12、3年前ってもうすごくて、あの、今はサンキューっていう、あの、雑誌とか、最高な、すごくお知らせな感じになってるんで、あんまりあれなんですけど、昔はもっとすごい節約をしてたんですよね。
で、当時は結構200万円台っていう、あの、今もそうですけど、年収200万、旦那さん年収200万円台なんだけど、ちゃんとお子さんもいらっしゃるんだけど、あの。
12:10
年間に30万とか、貯金してるとか、50万貯金してるっていうのは、奥様が出てらっしゃって、え?っていう、もう本当にもうびっくりして、私もまあ、その8万円ずつで貯めてたぐらいだから、そんなにあれではないんですけど、こういう世界あるのかと思って、で、本当にもやしと、やっぱり今も変わりませんけど、胸に、鳥胸にいくともやしをもうすごいふんだんに使われて、その料理を作るっていうような、料理のことも書かれてるし、まあ、月2万円ぐらいの食費で頑張るみたいなのが出ていて、
で、いつかはこういうの、これ絶対成功せずになると思ったんですね。
意外となかなかそのマッチしなかったんですけど、あとね、もう一つは、ずっと年間100万円貯めるとか、年間30万貯めるっていうのがずっと目標だったんですけど、だんだんにこう時代がこういくようになって、2010年代ぐらいになってくると、今度は1000万貯めるのが目標ってなった。
ああ、はいはいはい。
で、それが結構衝撃。
衝撃的で、2000万までいったみたいな、ついに1000万までいったって思って、これが絶対小説になると思って、結構当時の編集者さんに何人かお話ししたんだけど、その時はまあまだ、私の中にもどういった形で小説にするかっていうのは、まだちょっと見えてきてなかったんですよ。
だから、主婦が頑張るみたいな話かなって思ってたんですけど、まあ、だからちょっとちょうどよかったんだと思って、その時テーマ小説で、はい、お題出していただいた時に、はい。
その上で、やっぱり書く上で、今。
思い出して、一番苦労したこと、大変だったことって何ですかね?
そうですね。なんか、すごいあれなことで言うと、ちょっとあれなことで、数字が、数字がこの小説でいっぱい出てくるんですよ。
そうですね。
まあ、8×12とかは簡単ですけど、いろんな、どのぐらいその利回りどうなるかとか、お金どういうふうに増えていくかとかも含めて、まあ、その時ザップル計算して、まあ、まだ最初の原稿とか連載は良かったんですけど、
はい。
本になる時の構成で、またすごくこう、チェックが入ったんですよね。
まあ、そうですよね。
すごい数字違うみたいな感じで、で、そこでまた計算し直したりっていうのが、まあ、割と数字が大変だったっていうこととかは一つあるんですけど、あとそのおばあちゃんのなんかの年金のこととかも結構その調べたりするの大変だったりとかぐらいで、あとはそうですね、そんなに、まあ、こういうなんか、
家族というか女の人の年の違いの書き分けみたいなのは割と前からよくやってるので、
そうですよね。
あまり、はい、あれはなかったんですけど、まあ、とにかく割とこう、私の好きな、あの、書きたいとずっと思ってたことだったんで、その意味ではすごい楽しく書けたなって今、
関連してですね、視聴者の方が質問いただいているので一ついいですか?
15:01
はい。
40代女性の方からいただいています。原田さんの作品に惹かれ、何度も何度も繰り返し楽しませていただいています。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
登場人物のお名前がいつも個性的で素敵だなと思っています。
本書では特に町江さんや木成さん、黒船すゆ子さん、お名前だけでビジュアルが浮かんできそうです。
質問です。登場人物の外見、人となりが確定してからお名前をつけていらっしゃいますか?また、参考にしている人物像などいらっしゃったりしますか?
私はついついドラマ化されたら、あの女優さんがこの役を演じてくれたらなとか考えて、それも楽しみの一つとなっています。
これからもご活躍楽しみにしておりますということです。
はい、ありがとうございます。
かなり読み込んでいるファンの方ですね。
そうですね、本当にありがたいです。
実を言うと、私はヒカという名前ですけど、これは本名なんですよね。
本名なので、私が子供の時ってヒカという名前なんてもう当然いなくて、ヒカリとかミドリシャとか、そういう子がついていない名前自体が学年で一人か二人いるかいないかの時代だったんです。
今は逆ですもんね。
そうですよね、逆だと思います。
なので、逆に私は最初小説を書いた頃って、
12、3年前ですけど、このつく名前ばっかり書いてたんですよね。
なるほど。
読んだ方が、この人なんでこのつく名前ばっかり、そんなことないって、ネットで書いてる方がいて、そうかと思って、逆にちょっと自分で違う名前を解禁したんですけど、
でもそうですね、あとは、本当その場その場で、話もその場その場で考えるので、その場その場で、
なんか名前も書いちゃうっていうこともありますし、主要人物以外は割とその場その場で決めたりとかもありますね。
ヒット自己分析をしていただきたくてですね、これ単行本が2018年の4月、文庫本が2021年8月ということで、改めてですけど、本当にこれたくさん聞かれたかもしれませんが、ベストセラーでありロングセラーでもあると思うんですけど、なんでここまでヒットしたと思います?
まず、そうですね、これ本当に私もよくわからないっちゃわからないんですけど、意外とこういう小説なかったって、結構皆さん書かれていて、
昔、木村家の人々って、映画にもなったお金の、やっぱり節約のしてる家族の話ってあったと思うんですけど、それ私は本当子供の頃で当時大ヒットして、私は映画も見たんですけど、
あの方はすごく気に入ってたんですよ。
あの方はすごく気に入ってたんですよ。
あの方はすごくケチな一家を、最初の、まあいろんなことあるんですけど、最初はやっぱりすごくケチな一族というか、一家がいてっていう話なんですよね。
すごい面白かったけど、それ以降確かに、まあ家族と、これは家族小説だと思ってるんですけど、やっぱりあんまりお金のことを書いてる人がいそうでいないというか、
男性でお金の話書かれてる方とかだと、もうちょっと大きな壮大な話っていうんですか、
18:05
例えばその証券会社のなんとか、証券会社とか銀行とかの話になっちゃって、意外となかったっていうことと、そうですね。
あとやっぱりちょっと時期が良かったというか、皆さんコロナのことで、ちょっとそのお金のことをちょっと考えてるときにちょうど出たっていうこともあったのかもしれないし、
それがまた文庫だったっていうのも大きかったのかもしれないですね。
そうですよね。
本当に嘘がつけないタイプなんであれですけども、2018年の最初の単行本のときに読んでましたって言いたいところなんですけど、やっぱりここにあるようにですね。
いわゆるこの文庫本で出たときの流れで読ませていただいて、いやめちゃめちゃ面白いし、もう本当今の時代ぴったりだと思ったんですけど、
これちょっと変な話ですけど、当然その単行本も売れて、もちろんそれで文庫本もあると思うんですけど、やっぱり文庫本になって、しかもさっきもね、50万部っていうことでまだまだ伸びてると思うんですけど、やっぱりその文庫本になってからさらにもう一つ大きな波が来てる感じなんですよね。
はい。
そうですね。単行本が2万5千でしたっけなんですよね。
あ、そうなんだ。
私の中では一番やっぱり単行本としてあれだったので、確かに文庫になるときに、あ、しょうが売れるだろうなとは思ってたんですけど、でも本当に、もう今となって、なんかね、本当にありがたいんですけど、
あと、冷静に言うと結構、最初の出たとき、最初に割と新聞に広告ではなくて、なんかコラムみたいな感じで、
うん。
取り上げてくださった方が、ちょうどなんか続いたんですよね。
うん。
そこは良かったのかなとは思って、ちょっと勢いがついたっていうのもある。
家族小説?これ別に節約小説でも良かったわけで、節約家族小説なので、やっぱり個人的にはその家族小説としての一面もすごくやっぱ良かったのかなっていうのは、まあそしてなんて言うんでしょう、家族の新しい形みたいなものもちょっと考えさせるようなものもあったり、特にフリーターって言っていいんですかね、小森さん。
小森さん。
そうですね。
僕、やっぱ大好きでですね。
そうした人とね、生きる色が違う人ですよね。
なんですけど、あの人どうやって食ってんだろうみたいな人って、やっぱり正直いるじゃないですか。僕自体も一応会社やってるんですけども、昼間も家にいるし、十何年生きてるんで、多分マンションの近隣の人からそう思われてると思うんですけど、
まあただね、この方はどうやって生きてるんだろうって思いますけど、この方が計算して生きられてる理由もちゃんと、数字でもちゃんと裏付けしてますもんね。
そうですね。
なんかあのね、当時、これもしかしたらどこにも行って、あんまり今、小森さんのこと聞かれないんですよ。
あ、本当ですか。
聞かれないんで、どこでも行ってないかもしれない。
ぜひぜひお願いします。
たまたまなんですけど、私の、私すばら文学賞取ってるんですが、このすばら文学賞の後輩にあたるような感じの男の人が、男たちと飲んだ時に、なんかその中の一人の子が、この人すごいなんか京大に行っていて、すごい、
21:02
京大卒業してて、すごいエリートでもあるんですけど、なんかそういう感じの小森さんみたいな生活していて、なんか1年、100万あったら、もう全然1年暮らしてて、その人京都の田舎の方に住んでらっしゃって、っていう話とかしてて、あ、そうか、100万、なんかそう、私も、そういうこと、人いるっていうのは思ってたんですけど、リアルに100万、1年で100万円っていう数字を出されると、あ、なるほどなってすごい思って、
はい。
はい、その小説家の人の、ちょっと、その、そこだけちょっと、なんていうんでしょうかね、そういう意味ではモデルっていうのかな。
あ、そうなんですね。
ちなみに今、ふとこう、ご自身の、例えば机だったり、つんどくだったり、なんでもいいですけど、なんかパッと見、最近今読んでいるもの。
ちょっと最近じゃないんですけど、どうしても一つ言ってもいいです。
あ、ぜひぜひぜひ、お願いします。
じゃーん。
お、さすがこれは忖度してるわけじゃないですよね。
忖度じゃないです、本当に。
もう、この小説、すごくあれで、もう何度も読んでるし、ボロボロになっちゃってるのは、人に言い出して、そしたら人が、その人が濡らしちゃって、
あ、なるほど、なるほど。
もう、本当に白井良さんのラストを、本当にいいので読んでくださいっていうか、あの、ラストって本当に、なんていうんですかね、いろんな人の最後のラストの意味なんですね、この話なんですよね。
うんうんうん。
で、特にこの中に一つラストじゃなくて、
っていう話があって、お金は、本当に普通に暮らしてる主婦の女性が、主婦の30歳ぐらいの女性が、子供もいらっしゃる、お子さんもいらっしゃるんだけれども、何を悪いことしたわけでもないんだけれども、ローンとかいろんなことにあって、すごい借金を抱えちゃってるんですよね。
で、彼女はあることで、それをそこから救われるんですけど、もう本当にこの、私、あと、
今日ね、もう一回読み返したんですよ、朝。
そしたら、やっぱりもう一回泣いちゃって、やっぱり。
で、この解決の仕方って賛否あると思うんですけど、でもね、これ以上言えないんですが、すごい、え?っていうような形で解決されるんですよ。
だからもう、本当にあれだし、私、貧しいというかな、本当に明日のお金にも困るような、主婦の人って、今は、私の主婦の人の描き方が、
みたいな方は、多分、もう私、ここから取ったんだなって、もう今朝を読みながら、多分、3000円の使い方にも、本当に、ちょっと、3000円の使い方ではそんなにビンビンと出てこないですけど、
主婦の人でお金に困ってるみたいな話って、もうここから、私、ここから学んだんだなって、すごい、今日も思って。
えー、ありがとうございます。なんかもう、もうCMみたいになってますね、これ。
そう。
3000円の使い方はラストから生まれたと。
そうなんですよ。
そういう意味。
あの、なんか、お伝えしてくださいって言おうと思って、ここに今、言わせてたんですけど、本当に。
24:02
そんたくだじゃなくて、いい小説なんで、ぜひ読んでください。
ありがとう。もう最初の名刺に始まり、ここの部分もそうですけど、なんか、あの、この大人のほかグラジオ、最近、イラさんが本の紹介コーナーあるんですよ。
はい。
もうここだけ切り出させて、別でいただきたいぐらいですね、もうね。
ありがとうございます。
本当にありがとうございます。
いや、全然お前です。
はい。はい。ありがとうございます。ということで、今日はですね、小説家の原田彦さんをお迎えして、この3000円の使い方、ラストもね、ありがとうございます。
お話を伺いました。
原田さん、どうもありがとうございました。
ありがとうございました。

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