そして昨年ね、小説家コンテストも開催して。
そのね、応募した方からも質問なんかもいただいて。
200通とか来たんだもんね。
すごかったですね。
そのあたりも含めてですね、
今日できるだけたくさんお答えしていきたいと思っております。
ということでどうしましょう。
まず1問早速ですから。
そうだね、はい。
いきましょうか。
いきましょうか。
はーい。
なんて読むのかな。朝桜羊さんかな。
それはもう朝桜羊しか読み方がないね。
私は小学生の時に、
星真一を読んだ瞬間から自分は小説家になりたいのだと気づいて、
書き続けてきました。
今はアニメ、漫画の脚本を仕事にしています。
すごいじゃん。
文字を書くことを仕事にはできましたが、
それでも小説家になりたいという夢だけはどうしても捨てられず、
叶うまで今も書き続けています。
私には書くことしかないのだと思ってきました。
石田イラ先生へ質問です。
自分にはこれしかない、これだけが生き甲斐だというものありますか?
またそれが失われた時、先生ならどうしますか?
お時間ありましたら早川さんと吉水さんのお答えも知りたいです。
これどうだろうね。
僕は基本的に最初は読むのが好きだったんだよね。
で、書きたいなと思うようになった。
で、書くのは今から15年経って75とか80とかになったら難しいじゃん。
だからどこかで書くのは読めると思うんだけど、読むのは読めないと思うんだよ。
なのでそういう点では失われることはないような気がするんだよね。
だからどうだろうね。
ただ、書かなくなっても…
いや、書いてるんじゃないですか。
エッセイとかね。
筒井さんが小説この間出して、それ以降は書かないみたいに言ってましたけど、
でもよく話聞くとエッセイを書くみたいに言ってるから。
エッセイとかは別に誰々書けるじゃん。
しかもエッセイって年取ると日本って独特な市場があるじゃん。
世界のどこにもない100歳だったら誰でもエッセイを書いて売れるっていうさ。
何かあります?早川さん。
僕はインタビューですかね。
まんまな話になっちゃう。
でも年取ってもずっとできるんじゃないかな。
これもさ、年取ってできるよね。
大人時もやりましょうよ。
ボケちゃっても、ボケ加減が面白いじゃん。
おしゃべりって。
あれ?なんかさっき言ったことまた言ってる人さんとかっていう感じで面白くない?
見てる方も層上がってくる。誰も気づかないようにしないと。
野間さんはどうですか?
私はですね、そういう…
でもアニメはずっとできるよね。
別に仕事じゃなくてもいいんだよ。
仕事じゃなくても良いと言わ…
でも一生BL読むような気がしない?
もう最近そうでもない?
いや、そんなことないです。
なんかやっぱり癒しにはなってるんで。
でもアニメとかはやっぱり見続けちゃうんかなとは思いますね、確かに。
ただ僕ここでさ、この人が一生何かをし続けないといけない、
大好きだったら頑張らないといけないみたいな気持ちがどっからあると思うんだけど、
僕ね、それはなくてもいいかなって気がする。
確かに。
ずっと好きだとかずっと楽しいだけでは済まなくなるから、本当にプロになると。
そうなんですよね。
だからよく言うじゃない?
一番好きなことは仕事にしない方がいいっていうのがあるんで、
仕事の面みたいな割り切りもどっかにあった方がいいと思うんだ。
だからアニメの脚本を書く時のように、
小説を書く時もどっかで割り切っていてもいいのかな、どっかでって思う。
伊賀さんはありますか?
ケースバイケースかもしれないけど、
でも完全に売り渡しはしないですよね?
でもやっぱりこれは仕事でいいやつだなっていうこともあるからね。
でも逆に私からしてみるとこういう感覚になれるってすごく羨ましいなって。
補足してください。
自分にはこれしかない、書くことしかない、これで生きていくしかないんだって思うっていうことが
すごい素敵なことだなって。
なかなかオールアウトでそういうのって今できないですよね。
それこそオタニがやけがえるようなもんだから、
自分の道を見つかったこの羊さんは幸せだと思うんだけど、
ただそこであんまり自分を追い詰めない方がいいかなっていう気がちょっとするだけ。
負荷かけすぎると楽しさっていうのもあるから。
それにレビューするといろんな人に会うし、いろんな書き手がいるから、
これは自分には絶対書けないなっていう本もたくさんあるじゃない。
ありますよね。
だからあんまりそこで追い詰めると辛くなるから、
ちょっと勢い抜きながら、時にはビジネスのことも考えながら、
ただ淡々と書き続けていけたらそれはいいよなっていう気がする。
アニメの脚本家さんってあんまり知り合うことないから、
ちょっと話聞いてみたら。
すごいですね、まだ若いですもんね。
そうだね、なんか僕の本をアニメにしてくれていいかんね。
企画出してみて。
ちょっと企画を。
いいですね。どうします?続けて質問いっちゃいます?
というか、僕はごめんなさい。進行を逆にしちゃいましたね。
だから2人はちょっとキョトンとしたんです。
最初にお便りが欲しかったですね。
お便りね、ありますよ。
お便りいきましょう。すみません、順番を前後しますが。
お手柔らかに。
はい、じゃあお便りいきたいと思います。
ボイスマムさん、60代女性からいただいております。
オトラジ小説コンテストに応募しましたが、石田イラさんの目には止まりませんでした。
小説も書きながらシナリオにも挑戦しています。
年齢の壁が高くなかなか思うように書けませんかな、きっと。
橋田菅子さんのような方は例外と思いますが、諦めたくありません。
ぜひまたオトラジ小説コンテストを企画してください。
次回は石田イラさんをあっと言わせる作品を書きたいと思います。
ということです。
へえ、面白いね。
でもさ、シナリオと小説を書くのが、実は密かな楽しみの60代の女性って良くない?
素敵ですよね。
しかもママでお母さんでしょ。そういうのがあるのはいいと思うな。
なんていうのかな、コツコツ頑張ればだんだん上手くなるようなさ、技とかテーマみたいなのを一個持っているとさ、年取っても楽しいじゃん。
そうですね。
小説家イコール、やっぱりデビューして自分の本を出すというところが最初目的なんだと思うんですけど、
自分の中だけで楽しめる、今イラさんが言ったコツコツとした趣味って、すごく大人だし素敵だなって思っちゃう。
そうだね。それがさ、昔の人だったら植木作るとかさ、囲碁将棋とかさ、
まあはいとなんかはちょっと創作系だけど、それがなんか創作だっていうのが良いんだよね。
良いですよね。素敵。
それにそういう時って二人きりになるじゃない。自分の書いているものと自分と。
で、それって結局ずっと自分と向き合うことになるので、本当に自分で知らなかった自分に出会えたりするんだよね。
こんなこと言いたかったんだとか、こんな怒りがあったんだみたいな。
だからそういう点ではずっと自分を探し続ける楽しみみたいなのがあるんじゃないかな。
どうですか。この方の質問と先ほどの一つ目の質問にリンクしますけど、
イラさんもし文春からクレアか占いのところを見て自分は小説家を目指そうというか、
それまで書いてたと思うんですけど、結局その新人賞とかいろいろ応募して慣れなかったとしたら、
いわゆるプロの作家じゃないにしても何らか書き続けてたと思います。
うん、と思うね。楽しかったからね、書き始めた時は。
それこそそんなに新人賞とか取れなくても、活作とかに入ると編集部で担当者ができるじゃない。
で、その人に短編を時々書いて持ち込めるぐらいの近さになれればいいな、出版社と思ってた。
で、短編集を一冊出せるぐらいで、自分では仕事して生きていけるし、
生涯に一冊本があるみたいなのもちょっとロマンチックで素敵だなっていう。
そうしたら多分なんか以前も編集プロダクション自分でとか、あとコピーライターとかあったかもしれない。
やっぱそういうのを多分普通に来世は。
広告のプロダクション自分でやって、多分社長業でそういう風にやってたんじゃないかな。
素敵ですね。
なんかかっこいいですよね、憧れちゃう。
でもなんか正直どうです?あんまり言いたくないかもしれないけど。
ナオキ賞とか本当のザ・小説家デビューまでいかなくても、その家作とかはやっぱり取る自信はあったんですか?遅かれ早かれ。
最初はね、全く分からなかったのよ。
あるもないもない。
要するに書き始めた段階で目星賞に片っ端から送るだけだから、全く分からなかったんだけど、
最初に書いた1本から最終選考に残ったので、あれもしかしたら本当に人事賞レベルって大したことなくて低いんだなレベルがって思ったんだよね。
なので、デビューできるしやっていくぐらいは大丈夫だなっていうのはあった。
これでいけるんだ、最終選考とか思って。
1本書いて最終選考になって、それは取れなかったんだけど2本目書いて最終選考になって、
で、ホラー小説と純文学だったの。
3本目がミステリーで3本目が池袋になるんだけど、あれどれ書いても最終選考残るじゃんとか思って、
これはもうデビューは時間の問題だっていうのは分かった。
確かにその3つのミステリーが残ったらそれは思いますね。
イラさんは書いて、書き終わって、よし送るぞってなってる作品で自分で見てやっぱり面白いなと思うものを送ってるんですよね。
だからその頃はそういうことを一切考えてなかった。
出来上がったから送って、よしもう締め切りが終わった。紳士賞応募終わったから次の賞。
ゆめまるさん、40代男性です。
イラさん、早川さん、吉水さん、いつも楽しく聞かせていただいています。
ゲームブックやサウンドノベルについてイラさんどういう印象をお持ちでしょうか?
僕はもともと読書が苦手でしたが、サウンドノベルをプレイしたことがきっかけで小説も夢中に読むようになりました。
もしイラさんのところにゲームブックやサウンドノベルのオファーが来たらどうしますか?
僕が推測するイラさんの回答は、小説家は最初から最後までえいっと決めて書くものだから、
いくつかのパターンを提示するっていうのは僕はあまり好きじゃないかなみたいにおっしゃるだろうと勝手に思っています。
実際どうですか?
正直言って、今聞くまでマルチエンディングになってるってことも知らないのよ。
ゲーム体験って本当に初代スーパーマリオの15分くらいしかないので、
僕ゲームのこととかサウンドノベルのこととか全くわからないから、
でもアイディア出しとか企画とかだったら参加できると思う。
でも実際今なんとなくそんな話が多い。
イラさんにお願いしましたけど、すごいアイディアいろいろいただいて。
アイディア出すのはあれなんだけど、マルチエンディングのところまで詰めて考えるのはなかなか大変だし、
それにはプロの人と一緒に組んだほうがいいかなって気がする。
僕もイラさんと一緒でゲームは全然やらないですけど、
今思い出したゲームブックは昔、RPGのとかも含めてでしょ?
ああいうのは超やったんですよ。
RPGにも行ったんだ?
そのゲームブックは大好きで、今忘れたけどやってたから。
用物の?ウィザードリーみたいなやつ?
そういうのも、うちの兄が結構好きで。
あとテーブルトークRPGとか、ダンジョンズ&ドラゴンとかもそうですけど。
やってたし、あとサウンドノベルっていうのはかまいった時にとかあるの?
そうだね。
確かにイラさんに読みたいっていうか、アイディア出しはしてほしい。
確かにスウィービンキングじゃないけど、ホラーチックのでやったら面白いかも。
やってほしい。
ITみたいなやつね。
今ちょうどIT読んでる。
子供が次々と殺されてる。
怖い怖い怖い。
しかも大人は全然無関心で。
10歳くらいから15、16歳くらいまでの子供たちが団結して戦うとかね。
ホラーもいいし、普通にそれこそキングだったら1133とかので主役になって過去戻ったりでもそこからどうするかみたいな。
テレビに死んでたか死んでないかみたいな。
ゲームのストーリー考えるのって結構難しいですよね。
でも一緒だよ小説と。
途中の分岐点をいろいろ作ってるのか。
そうそうそう、いろんな分岐考えないといけないから。
でもタイムスリップとか1個入れちゃえば分岐無限に作れるから。
サマータイム連打みたいなの作れるじゃん。
あれは本当に面白いですよね。
この話したらイダさんにプロから引き合いくるよ。
面白そうですよね。
ゲームブックはちょっとやりたいな。
昔からそうだ、こういうゲームブックもあった。
小学生だったんだ。
これね、長命なんて知ってると思いますよ。
図書館にニャンタンのゲームブック。
全然知らない。
これは知ってる?
図書館に出た。
古くはここからで、そこから本格的な。
ニャンタンのゲームブックってこういうやつか。
ニャンタンのゲームブックだよ、みたいな。
そんな声しゃべったか知らないけど。
古くはここから本格的なRPGからみたいな。
俺こういうの好きだったな。
わかる。小学生は絶対こういうの通ります。
本当のゲームより本と混ざったゲームが好きだった。
そこから意外と読書の創業があったんだな。
ちゃんと僕ら質問に答えてました?
答えてます。