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こんにちは、早川洋平です。石田衣良。恋と仕事と社会のQ&A、今日は第114回です。よろしくお願いします。
今日は32歳女性の方からです。質問に入ろうと思ったんですが、ちょっとふと思ったんですが、衣良さん、今日もパッショナブルな服装をされていますが、服装って朝起きて決めるんですか?どんな感じなんですか?
基本的には朝起きて決めますよね。その日のトーンを決めてっていう感じ。
じゃあ、よっぽどパーティー行くとかだったら前日ある程度考えるけど。
でも、それでも適当にスーツ着て行っちゃうだけだから。でも、要は全体のトーンをちょっと考えて起きさえすれば、もう後は大丈夫だと思うんですよね。
じゃあ、今日はこれ、ポッドキャストの方はわかんないでしょうけど、Facebook Liveでちょっと見ますね。今日はどういうトーンですか?
そうですね。今日はもう、ポン、ポン。
白で、ちょっと夏の爽やかな終わりの感じというんですかね。
だから、トーンもそうですけど、色もある程度、そんな3色ぐらいしか使わないとか何か。
いや、色は割と好きなので、本当にいろんな色をぶつけたりしますけど、今日はワントーンにしてるっていう感じかな。でも、ファッションね、面白いですからね。
特に男の人は年取ると、どんどんおじさん、おじいさん化していくので、ちょっと気にしておいた方がいいですね。
そうですね。
ファッションは本当にごまかせますよ。
どんなちょっと、なんて言うんでしょうね、ダッサい人でも、服を変えれば、もうトーンも全く変わりますから。
そうですね。化粧じゃないけど。
いや、そうだけどね。でも、それをやりながら難しいんだよね。
そう思いますよ。
なかなかね、ちょこちょこお店とか見ないといけないしね。
そうですね。楽しく少しずつ磨いていきたいですね。
ぜひ、男性には頑張ってほしいですね。もう女性もみんな今おしゃれなのでね。
そうですね。
はい。
さあ、今日の質問。32歳、女性からです。
おお。
こんにちは。以前、相談コーナーで回答いただいたものです。
うん。
彼氏が70代、私が20代の恋愛相談。
おお、チャレンジャー。素晴らしいですね。
おかげさまで、その時の彼からは卒業することができました。今回、その後お付き合いを始めた彼氏と借金についての相談です。
うわー、ちょっと重そう。
彼は43歳。フリーのデザイナーです。海外生活が長く、ピーク時は受賞や仕事も順調でしたが、出会った頃はデザイナーとしての仕事もほぼなく、工場の日雇いなどをしていました。
うん。
会社を自営していた時代の借金が200万円ほどあり、それを滞納してブラックリストに乗っていることも付き合ってすぐに知りました。
うん。
それでも明るく、穏やか、大らかで、すごく好いてくれる彼のことを私も大好きになりました。彼は私と結婚したいが、借金を生産し、仕事で少なくとも月20万円くらい稼げるぐらいにならないとできないと言われました。
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うん。
それから3年近く経ちましたが、彼の状況はあまり変わっていません。
うん。
その状況は気になっていましたが、最悪でも私が稼ぎ、彼が主婦、夫の方ですね。
うん。
でもいいのかなと思っていました。
うん。
が、最近になって滞納している借金の借入先がサラ金であると告白されました。彼は彼なりに頑張っているそうなのですが、仕事探しもうまくいかないと言います。
うん。
彼のお金や仕事のことで気をもむことも少なかったので、その事実は重く感じられ、疲労、困惑、混乱状態で今は時間を頂戴と伝えています。彼との関係についてご意見を頂けると幸いです。
うん。
いやー、これ難しいところだね。
70代の彼の次は今度はこういう感じですね。
うん。正直言って、今、日本の社会って再チャレンジのチャンスが全然ないじゃないですか。30代後半ぐらいから、正社員になって働くとか、新しい仕事を見つけるっていうのがものすごく難しくなっちゃってるっていう悲しい世界なので、彼は40歳から43歳まで、ずっと自分の仕事を見つけなければなりません。
うん。
ずっと月の収入が10万円台だったってことだもんね。
それはきついですね。
うん。この段階でそこから抜け出せるかっていうと、なかなか厳しいと思うな。
100年時代なのに再チャレンジはもう30代後半で厳しい時代ってことですよね。
うん。なんか世知辛くなったよね。だからね、正直言って借金200万円ですから、結婚して2人でコツコツ頑張ってってしまえば、もう全然大丈夫なんだよね。
お金的にはそうかもしれないですね。
お金的には返せるし、ただその先も一生お金で苦労するなっていうのは目に見えている上で、それでも私が頑張るからいいよって言って結婚するのか、あるいはもうちょっと楽したいし、先が不安だからっていうね、経済的な問題も結婚では大きいので、そう考えて別れちゃうって言ってもどっちでもありだと思いますね。
そうですね。
うん。
でも確かにこのお金にルーズなところっていうのはなかなか変わんないかもしれないですよね。
そうだね。
若い頃、計画性があんまりなかったんじゃないかな。だから中止が良かった時、きちんともっとクライアントに食い込んでおくとか、自分の会社をちゃんとやっておけばってことだと思うんだけどね。
育児や受賞や仕事も順調ってありましたもんね。
うん。いやでも厳しいよね。ただもう3年間4年間ずっと返し続けているんであれば、この借金ってそんなにはもうね、実際普通は消えてるはずなので、
いわゆる借金整理の法律事務所なんかにちょっと行って、2人で相談してみるっていうのはいいんじゃないですかね。
ああ、まずプロにね。
そう。それをやった上で、将来的にどうしよう。ずっと働いても彼女がいいと思えるかどうかってことだよね。
うん。ですよね。これ返してもまた増える可能性はあるというリスクを負えるかですよね、やっぱり。
半々かな。
半々。
迷わない?これ。
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いや、迷いますよ。
うん。
でも、そんなとこやめとけばっていう気もするし、でも性格はすごく良さそうだからね。
その彼のルーズなところは直らないにしても、なんかその辺を夫婦としてもうちょっとリスクヘッジできるようなことってあるんですか?お金のルーズ。
いや、要は単純に言えばさ、彼は頑張って稼ぐけど、お金の管理は彼女がやるっていう風にしてトンボたるきだったら、全然いけると思うけど。
勝手に好き放題やって家にお金入れないとかじゃ困るけど。
ないない。うん。そう。
穏やかな人であれば。
うん。
うん。
10代でさ、工場の派遣労働者。
うん。
きついよね。
うん。
給料はもう決まってて、ボーナスもないし、昇給もない。これから10年働いても昇給が1円もないっていう仕事をさ、無理矢理やらせちゃうのはなんかやっぱちょっと法律がひどいかな。
うん。
やっぱあの小泉内閣の時かなんかのほら、新人主義で解禁しちゃったじゃない。
はい。
もうアルバイトも正社員もなんでもめちゃくちゃになっちゃったので。
うん。
あーしんどいよね。
これ個人的にはまあね、あのもともとデザイナーとして活躍されていて、まあフリーのデザイナーってことですけど、そこをこうもう少しうまく転じる、転じるというか大きくするっていうことはできないんですかね、なかなか。
今ね、広告の仕事が荒れていて、あの単価がすごい下がってるんですよ。
広告もですか。
そう。デザインとかコピーとかのお金がすごく安くなっちゃってるんで、43歳だと、要は寝ないで働いて、めちゃくちゃ頑張って、一人で働いて。
めちゃくちゃ頑張って、人並みになんとか稼げるぐらいまでしかいかないね、多分。
はい。
うん、フリーのデザイナーは。
それを50代、60代までね、やるっていうとなかなかね。
でも実際みんなそれやってんだよね。だからちょっと切ないっちゃ切ないね。
うん。
まあじゃあそこも含めて受け入れてやっぱ頑張れるか。
そうだね。人はいいんだけどやっぱちょっと目端の利かない人なんだな、不器用なんだろうなって思いますね。
うん。
この彼女はそうか、フレンドを失恋してましたけど、今だから、彼は43歳。
はい。
彼女は32歳ってところですね。
そう、だから別に同世代で普通に働いてる人を見つけるって言ってもあると思うんだけどね。
うん。
ただ彼女自身がちょっとやっぱり変わり者が好きじゃないですか。
まあ以前も70代の。
珍味好きというかね。やっぱどっちも珍味だよね、70の彼も43歳ね、フリーターの彼も。
うん。
なんかもうちょっといい人いないのかなって気がするんだけどな。
そうですね。
うん。
まあまだね、彼女は若いですから。
うん。
まあそれもちょっと。
まあ考えてみるといいかもしれないですね。
そうですね。まあ一生苦労を変えるっていうぐらい、その彼の魅力と一生これから苦しむかもしれないっていうそこの部分とのまあ思想なんじゃないかな。
そうですね。
でもこの文面を読んでいると、ちょっとなんか別れに気持ちが固まるという感じしない?
そうですね。
うん。
なんか背中を押してほしいみたいな感じも受けますよね。
うん。
とりあえず2人で借金のことを相談に行きましょう。
うん。
で、これダメだとなったら、ちょっといいんじゃない?お金の切れ目は円の切れ目でって思いますけど。
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うん。専門家のね、ちょっと相談が多いでもいいかもしれないですね。
はい。
さあ、この番組では皆様からの質問を募集しています。またイラさんと倉庫でつながれるオンラインサロン、世界フィクションでできている会員も募集しています。
はい。
詳しくはホームページをご覧ください。
はい。
今日は第114回でした。皆さんありがとうございました。
はい。ありがとうございました。