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ここからは、いせたまボイスのコーナー。 地元の様々な方をゲストにお迎えして、お話を聞いていきます。
本日は特別企画、「伊勢崎市議会議長に聞く!」ということで、
伊勢崎市議会議長の長沼宏泰さんにお越しいただいています。 長沼議長、よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

まず最初に、伊勢崎市議会について、
市議会の仕組みや組織について、簡単に教えていただけますか?

地方議会ということでお話すると、
二元代表制といって、国とは違って、市長も議員も、この地域の人が直接選ぶということになりますので、
そこでお互い、当然意見が違ったり。そしてまた議員の中でも色々な立場の人間がおりますので、
そこで議会内では会派を作り、そしてまた市長に対しては一般質問とか、
予算委員会、決算委員会、その他特別委員会等で、市のやり方についての質問等を行っていく。
こういうのが基本的な議会の役割だと思っています。

国で言うと、例えば参議院とかありますけれども、市議会とかではそういうことはなくて。

そうですね、もちろん地方議会ですので一院制で、伊勢崎の場合には定員が30名。
今1人欠員がいますので、29名で行っています。
私の所属する伊勢崎クラブというのが最大会派で。その他、有志会、公明党議員団、共産党議員団、
そして会派に所属しない個人でやっている議員というのが3名ということの構成でやっております。

そうなんですね。議員さんは皆さん29名いらっしゃると言いましたけれども、
皆さん同じ方向に向かって活動をしていらっしゃるということなんですか?

地方議員ですので、当然自分の得手不得手、そして自分の今までの人生を歩んで、
例えば私は農家ですので。昭和50年からずっと来た農業だとか、この地域の土地の利用状況等についてはかなり、
自分で言うのもわりと詳しい方なんですけども、人によっては福祉関係が得意な人も、
子育て関係の仕事を長くされている方もいますし、
政党によっても、公明党さんは平和の党だとか、共産党さんはもちろん生活弱者を最優先の政治だとかってありますので、
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そこはそれぞれ行くべきが違うところです。

なるほど、皆さんそれぞれ自分の得意分野を活かしながら活動をされているということですね。
ありがとうございます。
さて、5月で長沼さんは、市議会議長の任期満了ということですが、就任からこれまでを振り返ってみていかがですか?

私は去年の5月19日、新伊勢崎市になってから20代目の議長ということにやらせていただいて、
私の任期が切れるときが、ちょうど伊勢崎市合併20周年という区切りになるんですけども、
それまではコロナが大変流行して、市民の皆さん、そしていろいろな団体の皆さんとも、
なかなか会える機会も、ゆっくり話す機会もなかったんですけども、
去年から5類に。前年度から5類になって、だんだんと各活動が正常化して、
そして本年度は本当にコロナ以前に戻るような、いろいろな活動ができたと思っています。

ありがとうございます。では長沼さん、ご自身が注力されている分野において、
伊勢崎市にどのような可能性を見出すかなどお話をいただけますか?

この伊勢崎市。元の旧伊勢崎市、そして境町、赤堀町、東村というこの一市二町一村で、
今言いましたように約20年近く前に合併したわけなんです。
合併するときの条件として、都市計画の一元化というのが合併の条件になっていたわけなんですよね。
ところが、いまだかってその都市計画の一元化がなされていないということで、
私議員になって10年経つんですけども、前五十嵐市長から今の臂市長に至るまで。
一年に一度は、行政というのは約束すれば、「市長が変わろうが、担当部署が変わろうが、約束は守らなければならない。」
「こんなことでこの街づくりが本当にいいのか」ということを強く求めてみました。
ただ、この「市の可能性」と言いますと。最近新聞でもあると思うんですけども、
特に伊勢崎の南東部、先ほど言いましたように市街化調整区域といって、
家が建たない広大な面積がありまして、そこに優良企業が進出してきてくれるという話もありますし。
まだこの後第2弾、第3弾ということでありますので、せっかくこの時期ですので、
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ぜひ有料企業を伊勢崎市に呼び込んで。いい仕事があればいい人も集まるし。
この街もそれに沿って「発展できるんじゃないのかな」というふうに思います。

他には何か可能性を見出すということについては?

これからどんどん人口が減ることになるわけですよね。
私が生まれた時代のちょっと前までは、1年間に200数十万人生まれてたわけですよね。
昭和20年代後半から30年代は。
その他の人たちが今、後期高齢者に入って、第2次ベビーブームで。
100万人ぐらいだったのが、コロナ禍では生まれる人が70万人を切るという。
どう考えても、この70万人の人で200万人を超える高齢者、
これは対応するのは、今の体制のままでは非常に難しいと思うんですよね。
ですから、できるだけ効率化した行政運営もそうですし、会社組織も。
そしてこういう。なんていうのかな。広く皆さんにやるのも、AIを利用して、できるだけ少ない人数で。
そして大企業もどんどん進出してくるって言いますけれども、
大企業進出して高い給料払うけれども、スペシャリストが入って、
できるだけ効率的な、そんな会社がいっぱいあるような伊勢崎市。
そしてもう一つ、私先ほども言いましたより農家出身なんで、
この伊勢崎市っていうのは農耕商非常にバランスの取れた市なんで。
農業生産も県下でトップクラスの品目が沢山あって、
もちろん自営業のほうでもいつも言ってると思うんですけども、
そういってまだまだ元気に活発に営農活動してる、特に若い人たち。
自分の仕事だけじゃなくて、地域で農業祭りもそうだし、
その各地区でひまわり祭りをやりますよとか、
地域を活性化する活動を積極的にやっている。
こういう元気な若者、そして元気な自営業者。農業だけではないですけども、
自営業者がいるということ、これがこの街の明るい未来の源泉だと私は思ってるんですけども。

はい、ありがとうございます。お話は聞きました。
そして、実は今後「おしえて!議員さん」という、
伊勢崎市議会議員の皆様にご出演いただく番組の放送が決定していますが、
どのようなことに期待をされていますか?
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先ほど言いましたように、議員は今29人いるんですけども、
それぞれ専門分野はいろいろありますので、
「医療関係の強い人」そして、「子育て支援が本当に貴重だと感じて活動された方」。
「障害者の方に対するずっと活動されていた方」といますので、
それぞれ自分の最も得意な部分、総論は誰でも言えるんですけども、
やっぱり議員というのは、自分たち今までやってきた人生経験の上に立って、
そして自分の思うこと。これはどうしてもおかしいんじゃないのか。
子育て支援、この部分は踏み込んでもいいんじゃないか。
障害者、ちゃんと合理的配慮って言うけども、
具体的に合理的配慮ってどうするんだ。
具体論で、皆さん自分の持論を言っていただければわかりいい(理解しやすい)と思うんですけどね。

私も本当に楽しみにしている番組なので、ぜひよろしくお伝えいただきたいと思います。

ぜひこちらほどよろしくお願いします。

ありがとうございます。
ここまでたくさんお話を伺ってまいりました。
最後になりますが、ラジオの前の皆さんにメッセージをお願いします。

伊勢崎市20代目の議長として1年間やらせていただき。
いろいろな組織、団体、行事に参加させていただいたんですけども。
本当に伊勢崎市フレンドリーな街です。
「あらたたかく受け入れていただいて、本当にありがとうございました。」ということが一つと、
そして今年、「全国小型自動車競争開催地議会」の議長会の会長もやらせてもらって、
いろいろオートレースだとかの行事にも参加していただきました。
オートレースって嫌がるかもしれないですけど、
オートレースの収益金は小中学校のIT教育の自主財源として非常に重要なので、
これもぜひ理解していただければなと思います。
今後とも理解と地域の人たちが一丸となって、
そしてお互い言いたいことを言えるような、こんな関係で続けていければなというふうに思っています。

本日は伊勢崎市議会議長の長沼宏泰さんにお話を伺いました。
どうもありがとうございました。

はい、どうもお世話になりました。