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【ものを創るうえで一番大切なこと】
フランス人の教養の深さを肌で体感した健次郎さん。
服作りをしながら、パリでビジネスを続ける上で乗り越えなければならない多くの壁に直面しました。20年にわたる闘いを経験した健次郎さんに、ものを創るうえで一番大切なことを伺いました。キーワードは、「審美眼」と「環境のクリエーション」。
(2024年4月取材)
【鈴木健次郎】すずき・けんじろう(テーラー/タイユール)
1976年東京生まれ。メンズファッション専門学校を卒業後、某デザイナーの下でモデリスト、クチュリエとして勤務。
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2003年:渡仏。ドイツとの国境の街、Strasbourgにてフランス語習得の後、パリのモデリスト養成学校 Académie Internationale de Coupe de Parisを首席で卒業。
2004年:フランス政府認定モデリスト技術者レベル4を取得。
2004年:パリの名店ARNYS,ブリュッセルNo.1テーラー Pierre DEGANG , LANVIN PARISでの研修を経て、 パリの老舗タイユールCAMPS De Luca にて仕立て職人として研鑽を積む。
2007年:フランスNo.1 タイユール Francesco SMALTO にて技術責任者であるカッターとして招聘。
2009年:Francesco SMALTO にてチーフカッターに就任。日本人でチーフカッターに就任したのは鈴木健次郎が初めてのこと。
2012年:フランスで自身の法人を立ち上げる。
2013年:パリ8区に自身のテーラーショップをオープン。
2019年:パリ8区、フランス大統領府から徒歩数分の場所に2店舗目をオープン。日本人がパリでタイユールとして独立するのは過去に例がない。
2023年:20年住んだパリを離れ日本に帰国。東京都内にパリの空気を感じる、プライベートサロンをスタートさせる。
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お客様と真摯に向き合い、決して手を抜く事なく、最上のスーツを仕立てることを指針にしている。
東京を拠点にしながら年数回フランスに行き、審美眼の高いパリジャンの要求に応え続けている。ミリ単位で顧客の身体に合わせていく手法は、テーラーの枠を超えオートクチュールの服作りと言える。
・関連情報
2013年NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』出演。
2013年『夢を叶えるパリのタイユール鈴木健次郎』(著:長谷川喜美、写真武田正彦/万来舎)
・Web媒体:
Instagram
KENJIRO SUZUKI’S EC SHOP
Web Site
STAND FM
第一回 欧州でトップテーラーになるということ
第二回 フランスのリアル
第三回 ものを創るうえで一番大切なこと
第四回 日本人が世界で勝負するために絶対に必要なこと
再生リスト
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▼【聞き手・早川洋平プロフィール】
はやかわ・ようへい/1980年横浜生まれ。新聞記者等を経て2008年キクタス株式会社設立。羽生結弦、コシノジュンコ、髙田賢三など世界で活躍する著名人、経営者、スポーツ選手等ジャンルを超えて対談。13年からは「世界を生きる人」に現地インタビューするオーディオマガジン『コスモポリタン』を創刊。 海外での取材を本格化するいっぽうで、戦争体験者の肉声を世界へ発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。
公共機関・企業・作家などのパーソナルメディアのプロデュースも手がけ、キクタス配信全番組のダウンロード数は毎月約200万回。累計は3億回を超える。『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』などプロデュース多数。近年はユニクロやネスレ、P&GなどのCMのインタビュアーとしても活躍。 外国人から見た日本を聞く番組『What does Japan mean to you?』で英語での発信もしている。
▶︎配信媒体一覧
▼関連キーワード
#鈴木健次郎#テーラー#タイユール
▼目次
審美眼の本質
生まれ変わっても忘れたくない〇〇
パリで闘い続けた20年と現在
健次郎さんの息抜き
もし1ヶ月の休みがあったら?
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