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2021-04-09 16:12

第311回「質問:役員の役割を具体的に教えてください」

第311回「質問:役員の役割を具体的に教えてください」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。 ★番組への質問はこちら↓↓ https://ck-production.com/podcast/inoue/q/
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、 井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今週も行きたいと思いますが。
はい。
前回は暑いなって話をしてましたけども、 最近はいかがなんですか?
うーん、なんだろうかな。
ここのところ、前にもちょっと言ったけどね、
評価制度とか給与体系とか見直したいなという会社がね、
私の関係するところでもかなり増えていて。
ああ、みたいですね。
だから、改めてそれぞれの成果とか生産性ってなんだろうねって考えるし、
前で言うと、組織の一員として動いてもらいたいことっていうのは、
かなりの比重が高かった期待項目だったんだけど、
そこができていればいいっていうことじゃやっぱりないよねってことにもなってくるし、
比重が減ったというよりも、
それってどうやって見ていったらいいのかがわかりづらくなりましたねとか。
すごくやっぱり悩ましいところに入ってきているなっていうことで、
今の評価項目だけだとちょっと違う気がしますっていうのは盛んに言ってるから、
その見直しを数社並行して今やってるところです。
ほうほうほう。
そうなんですね。
評価制度もそうで、前もちょっとその話一緒にしてて。
そうそうそうそう。
今度はゼミとやるって言ってたけど、いつやるんですかみたいな声が、
ちょっとちらほら入ってきてしまっているような感じがしますが、
改めて確かにね、ここの話、何回言うんだって話ですけどしなきゃいけませんね。
たまたま今回そういう複数社で同時に、
ちょっと違う種類ではあるけれども、
違う事情や背景があったりするけれども、
考えなきゃいけないところのポイントは似ているので、
これ一回整理ができると、ちょっとまた以前とは違うお話もできるかなと。
なるほど。楽しみですね。
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いずれ私もどこかで皆さんと、
実際に評価制度についてどうしようかなって感じてる方と話はしてみたいなと思うので、
この1年が少しまとまりがついたら、どこかで一回やりたいなとは思ってます。
ぜひぜひですね。そのときにはPodcastでも当然告知させていただきますので、
楽しみにしていてください。
さあ、今日のご質問いきたいと思います。
経営者の方ですね。いきます。
まだまだ弱小の会社ですが、
そろそろ役員というポジションを作っていきたいと思っています。
ですが、そもそも役員の役割が漠然としていて、
役員の役割を具体的に教えてもらえますか。
また、組織がどのようになってきたら役員を置くべきなのでしょうか。
そもそも役員とはという話というよりも、
小さな会社が大きくなっていったりという、
成長とか変化の過程において、
役員というのをどう考えるかという感じの話ですかね。
そうでしょうね。
だから、この方が考えていて、
役員はそもそも何をすべきかが定まっていないとかね。
言ってはいるものの、そろそろ役員を作ろうとしているということは、
この人なりに役員の定義があるはずなんでね。
なるほどね。まずそこですか。
思っていらっしゃる役員の定義で、
やっぱり確かに役員という立場でそれをやったほうがいいよねっていうことなのか、
それはまだ部長止まりの話じゃないですかって話なのかっていうのは、
ちょっと興味があるところですね。
だからどんなことを求めたいのかなっていうことがあります。
この方がまず自分で期待されていることがあるでしょうと。
その後、おそらくこれから話していくようなことと、
そうそうそこなんです。
じゃあやっぱり役員でいいんですねって話になるのか。
役員って一般的にはそうなんですか。
じゃあ僕の言ってるのは役員じゃなくてもいいのかもってなるのか、
これはちょっと考えてもらうことになるだろうと思います。
なぜかというと、この方が何を求めているかわからないので。
まずは僕なんかが感じていること、役員の役割。
特に小さな会社から大きくなる、拡大していくときの役員の役割ってなんだろう。
前提としては一人代表、代表取締役一人で後は雇用契約というような前提の中でっていう感じですかね。
組織がどのようになってきたら役員を置くべきなのでしょうかっていうのが最後にもあるので。
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人数的なことというよりも、
経営っていうのはそもそも戦略的なこととどう立てていくかっていうのと、
それに合わせて組織をどうやって運営していくかっていうことが出てきて、
組織運営から見ると、小人数のときにはそんなに複雑じゃない。
なおかつ小人数で立ち上げたばかりの会社でいうと、
考えた戦略が確かに世の中的に存在する価値があるね、
収益につながるねっていうものになれるかどうかの手応えを使うまでっていうのは、
結構実験的にトライアル期間だと思うんだけど、
市場があるねと、僕らにとってのマーケットっていうのはあるんだねっていうのはわかったときには、
今度現場の仕事っていうのはある意味形ができる。
これ広げていくので人数もそのために広がっていく。拡大していく。
これをどこまで広げ、さらにどんな投資をし、どんな組織を作っていくかっていう、
立ち上げた現業の今後の作戦を立てるということもすごく複雑になってくるし、
なおかつこの世の中、こんなご時世なんで、
いつまでも同じことをやり続けていてもよくないとしたら、
自分たちが持っている力を使って、もっと他のチャンスってないのかい?
広げていくっていう発想の視点も必要。
ってなってくると、より経営っていう部分を考える経営者にならざるを得ない。
端とか立ち上げて現場をうまく回すぞっていう発想から、
次どこ行くかっていう未来視点に行く方向に行くので、
そうすると両方できないから、現場をまずしっかり、
自分がいなくても収めてくれる人が必要になってくる。
その人が、変な話、どういう役割立場であろうが、
それができるんであれば、あんまり役職にこだわる必要はない。
それは変な話、課長でもいいし、できるんであればね。
でも部長でもいい。
でももう一個言うと、今後の未来を考えていくっていうときに、
その事情、そこのことも踏まえて、今の組織をどうするかということ。
それと、そっちに行くんだとしたら、
今から現実的に現場で準備しなきゃいけないことはこうですねっていうふうに具体化する。
発想を具体化していくっていうのは、やっぱり一人じゃ難しかったりするので、
サポートが必要になる。
そうすると、そこは経営的発想を持ってもらうスタッフが必要になるので、
そこは役員って言ってもいいんじゃないかなと。
もう一回整理すると、自分が経営者としてトップにいる人が、
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立ち上げて拡大する現業をさらに磨こうとするよりも、
ちょっと展開を増やしていく。
これからについてどんどん考えていかなきゃいけない。
現状をどこまでの市場を拡大していいのかとかを含めて、
今後考えなきゃいけなくなると、大変なこれも大事なことだし、
時間もかかる、労力もかかるので、
現場をしっかり回せる人を作らなきゃいけない。
っていう意味で、私がよく言うナンバー2だけど、
ナンバー2としている夢と。
その人が会社として役員という称号を与えた方が良ければ、
その段階でもう役員としてもいいんじゃないですか。
でもそれができる、現場を回すということが大事なので、
それができるのであれば、
称号にとらわれる必要はないですよ、その段階は。
ただ、今後を考えるときにいろんなアイディア、発想が生まれる。
でもそれを具体化して会社として何ができるか、
何をするとそれが実現できるかとかっていう、
実際と夢とか作戦と結びつけるときに、
やっぱりそこのサポート役も必要だよね。
なったときに現場をやってもらっている人で、
その人にかつ社長が考える今後のことについて、
さらにサポートして、具体化するためのサポートをする役割が
この人に機能として付加されたら、
それはやっぱり経営人だよねっていう
称号を与えてあげてもいいんじゃないかなと。
これは経営をする上での現場を、
執行を任せられるっていう感じのニュアンスなんですかね。
そこを任せられるっていう人が必要になってくる、
それができる人になっているっていうフェーズと、
そこのみならず、さらに先の未来づくりというか、
明確な現場に落とす前の戦略、戦法づくりみたいなもんですかね。
そこのところまで入ってきた場合には、これは役員だけど、
事業執行できるってときには、
これはその状況に合わせてどっちでもいいんじゃないのみたいな感じで。
大きな会社で言えば、すごく遠藤さんいい言葉でまとめてくれたら、
執行役員と取締役のさんみたいなものもある。
つまり執行責任者としてっていうのは、大きな企業で言うと、
その執行役員といって役員称号を与えてる場合もあるし、
小さな会社だったら別に、
10人しかいないのに執行役員がいるっていうのも、
名称だけ重いんじゃないっていう感じもするから、
そこまではなくてもいいんだけど。
でもやっぱりそういうことを担ってもらうことによって、
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意識を持ってもらいたかったりとか、
そしてその他の社員たちに、
ちゃんと立場を示すことができるなと思うんだったら、
使ってもいいかなと。
なるほど。
って思います。
もう全然なんですね。
だいぶ明確だなと思ったんで。
ただどっちでもいいよ、
執行を任せるときでも役員にしてもいいし、
その次のステップになったら、
やっぱり役員として経営人を認めなきゃねと。
ということなんだけど、
どっちでもいいよなんだけど、
役員として最低限のある覚悟を持ってもらわなきゃいけないんだよね。
それは何かっていうと、
1階の部署の所属庁ではもうないよっていうことなんです。
会社全体に対しての責任を持つ1人だよっていう認識は持ってもらわないと困る。
なるほど。
だからある意味、
いやそれは僕じゃないですよっていうことを言うんであれば、
でも役員としてにはしちゃいけないと僕は思う。
どんなに実力があっても。
ここの役員にしちゃいけないって意味は、
いろいろ言葉が飛ぶんですけど、
取り締まりにしちゃダメって意味ですか?
そういうことではない?
役員っていう名前をつけるんだったら、
例えば執行役員でもいいや。
そっちでもそう。
そっちでもそうですね。
取り締まりでもそう。
僕の言ってる役員っていうのは、
経営側ですよっていう意味を示す意味だと思ってるので。
だからそういう意味では、
なんでそんなことを言うかっていうと、
その役員の職業、僕じゃないですよ悪いのは、
結局は社長が悪いんだって言うでしょ。
だから社長も含めて私はの責任でございました。
何が起こってもね。
井上先生1個だけ質問したいんですけど、
井上先生の言う、
1階の部署の長とかトップじゃないよ、
会社全体を見る役員だよの、
部署を見ると会社を見るの、
この違いっていうのはどのように表現するんですか。
責任範囲の広さの違いが、
一番わかりやすく言うとそこかな。
つまり営業部だったら営業部の部長として、
営業部の現場オペレーションができれば、
大丈夫だよっていう場合だって、
現場のオペレーションを任せるっていう話になっちゃう。
営業部長でいいのに役員にしちゃったら、
今度はその人に期待するのは、
営業部だけじゃなくて、
例えば技術の人とか事務の人とか総務の人とか、
全ての場面で起こっていることの責任を、
担当班中は営業だとしても、
全ての起こったことに対して、
責任者として自分が表に出る覚悟がなきゃダメよって。
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私の中では整いました。
というわけで、いろんな形で役員のタイミングの話を、
いろんな角度からしてくださいましたけれども、
だいぶスッキリしたんじゃないかなと思いますので、
ぜひこの話を聞いてどうされたのか、
ちょっとお待ちしておきたいですよね。
ぜひそんな動きがありましたら、
またご報告いただけたら取り扱いたいと思いますので、
ぜひ楽しみにお待ちしております。
というわけで、井上先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
また来てくださいね。
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