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2023-11-24 16:33

第448回 相手の「気持ち」よりも「こだわり」が大事!?

第448回 相手の「気持ち」よりも「こだわり」が大事!?

井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓↓↓

https://ck-production.com/podcast/inoue/q

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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあということで今日も行きたいと思いますが、最近は井上先生いかがですか。
またちょっといろんな本を読んでたりする時期なんですけどもね。
おー、読書の秋ですね。
いろんなテーマがあるので、それに関する今世の中でどんなことが語られてるかとか、
いろんなこともやっぱり自分の中でインプットしておかなきゃいけないなと読んでたりします。
なんだけど、そういう仕事にまつわることとは全く違うところで、
自分が趣味でやってるのはゴルフなんですけど、
最近2ヶ月ほど前に、今までとは全く違う理論の方の理論に出会い。
コーチが言ってたんですか。
コーチも実際に言っていました。
私の知り合いから教えてもらって、
井上さんすごいよ、これ全然今までと違うよって言われて、やってみたのね。
ゴルフは知らない方はあれなので。
何が言いたいかというと、
何十年もやってきた自分のやってることとは全く違うことを教わったのね。
そんなのあるんですね。こんなことをされたゴルフ界に。
あるんだよね。
それを聞いたときに、何かって言うとね、
やっぱり聞かなきゃだめだなとか知らなきゃだめだなとか。
こうだって自分のやり方に固まった瞬間に、やっぱり終わるなって思った。
その理論通りに私ができるかどうかとか、それが自分に合ってるかどうかはまだ定かではないんだけど、
やっぱりそれを聞いて感じた、こういう考え方もあるんだっていうのを知ったことによって、
なんか幅ができるのよね。
解釈の、いろんなことの。
ああ、これで起こってたのかもとかね。
こういう考え方すればいいのかとか、ここだけが大事なんだとか。
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これって、本当に何十年もやってきたのに考えてもいなかったことだ。
そこに触れることができたってことはすごく大事だ。
そこまで聞くと徐々に中身も気になり始めますが、それはね。
専門的だね。
そういう意味で、やっぱり今再度読書欲が湧いてるんだよ。
自分で固めてきた自分の理論、考え方っていう方向を固めようとしていた、ここ数年があるような気がするんだけど、
いろんな方のいろんな考え方とか知見も入れたいなと思って。
一度また壊す方向にいってるんですかね。
壊すっていうか、なんか新たなることに気づいた。
そんな感じをしてます。
まさにね、そんな井上先生にピッタリな質問なんじゃないかという感じがするのでね。
そういうテーマでいきたいと思いますが、早速紹介したいと思います。
質問だけいただきました。ありがとうございます。
いきましょう。
私はエンジニアやデザイナーのような専門家たちをマネジメントする仕事をしています。
井上先生はとても人の感情を大切に扱っているという印象を受けております。
番組の回答を聞いていても、なぜその質問から質問者の気持ちを感じ取れたのかと。
驚くことがたくさんあります。
音楽業界で感性を扱ってきたからこそなのかもしれませんが、
人の気持ちを大切に扱うというのはどういうことなのでしょうか。
専門家というのは感情のコントロールがあまりうまくなく、
もっと言えばとても分かりにくいなという印象を持っています。
全く気づかない間に地雷を踏んで、急にリズムで閉まられたことも何度もあります。
井上先生は感情という見えないものを、どのような感覚で取り扱っているのでしょうか。
ということでいただきました。
デザイナーとかエンジニアとか専門家の方を扱っているということなので、
一般的な感情の扱い方という話とはちょっと違うかもしれないけど。
期待テーマですね、これは。
やっぱり専門家ならではの部分というのがあることは事実だと思います。
ご指摘のとおり、私も音楽業界にいたときに、
ありとあらゆる職種をおかげさまで経験させてもらうことができたので、
本当に付き合う相手っていうのは千差万別。
それこそ、例えば片っぽで言えば契約なんていうことで、
ある種ホームをプロとしている方たちとか。
反面、カメラマンだとかレコーディングエンジニアとか。
専門職の集まりの場所ですもんね、先生のところに。
なおかつ感性が鋭く尖ったものを持っているアーティストとか。
それからまた逆に言えば、工場のラインで当時で言えばCDが盛んな時代ですから、
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CDを製造している工程を管理している人たちとか。
まるっきり全員違うんですよね。
何が違うのかというと、その人が果たさなきゃいけない機能があって、
専門家であればあるほど求められる機能のレベル感は、
アマチュアとプロの差を見せなきゃいけないぐらい差が強い。
ということは、そこの領域に行くってそんな簡単ではないっていうことが
まず理解してあげなきゃいけないと私は思ってます。
それぞれの領域の中で、今そこに行くっていうことに相当なること。
プロとして成り立っている人たちっていうのは、それなりの努力と
血と汗があって、今の間もあってそこに来てるんだということが
わかってあげなきゃいけないっていう感情の理解の底辺にあるんですね。
何のためにかっていうと、やっぱり何にこだわってきたかなんですよ。
求められる機能、果たすべき機能はこれだと思ってる。
果たすべき機能は、同じものを作るデザイナーと同じものを作るエンジニアだとしても、
同じものを作るという共通はあるけど、
そこにおいてデザイナーは私は何をしなきゃいけないのか、
何が求められているのか、エンジニアは何を求められているのかっていうことがあるので、
それにまつわる、目の前に起こった事象っていうものの捉え方は
全然違う方向から見てるってことなんですよ。全員が。
その各専門家の領域観点から、事象を。それはそうですよね。
これはすごい古い例だけど、
本田創一さんがご顕在なときに、あるとき工場に行ったら、
現場の若い者がすごく機器として報告してくれたと。
それは何かというと、当時ラジオのアンテナとか。
あれってビューって棒を引っ張り出せるっていう。
はいはい。伸縮できるってことですか。
それを自動で、ボタンスイッチでビーって電動で上がるんですっていうのを開発してたらしい。
いきなりマニアックな話ですね。
そしたら創一さんが、何やってんだお前らって怒ってそれをボキッて折ったっていう。
こんな自動的に上がるの、もし子供がそこにいて目でもつついたらどうするんだって怒った。
これって観点の差でしょ。
同じものに対する考え方、捉え方、考え方の違い、
何を大事にするかによって全然意見が異なるっていうことなので、
やっぱり何を大事にしてるかっていうことを、
感情を理解するよりも何を大事にしてるかをわかることが大事。
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感情の話が今日質問としたテーマですけども、
いったんその前に感情よりも何を大事にしてるかのほうが大事。
もっと言うと感情的に絡めると、
どうなるときが一番この人にとって嬉しい状況なのかを知ってる。
デザイナーが嬉しい、やったぜって思うときと、
エンジニアがやったぜって思うときは必ず違うはずなんだよ。
デザイナーとかであれば当然自分の作品的な観点があるでしょうからね。
それが明確にちゃんと世間に評価されたりっていうのが嬉しかったり。
たとえば車のデザインだとして、すごくきれいなフォルムを作れたと。
とか今まで世の中にあんまりない考え方で作れたみたいなプライベート。
すごく誇りを持って喜んでるデザイナーの前に、
エンジニアが、この新しいEVなので、この機能は入れなきゃいけないんですよねと。
ここ入れなきゃいけないんだけどこのデザインだと入らないんで、
ここ変えてくださいってもし言われたら嫌じゃない。
嫌ですね。
その瞬間に感情が生まれるわけであって、
確かに感情の話の前の話ですね。嫌ですね、それはね。
だから感情をどう大切にしなきゃいけないかは、
この人はこの事象をどう捉えているかっていうことが感情の現れなので、
怒ってるっていうことを感じ取るよりも、なぜ怒ったかが大事だね。
だから何を大事にを知ることのほうが大事と。
だからさっきの話だって、
デザイナーとしてここまでのデザインを完成させたことに対しては本当に素晴らしいと思うんだけど、
一個だけ相談させてくれないかなと。
こういう機能を入れなきゃいけないんだよ、どうしてもこの場所に。
その場合どうしたらいいだろうって聞いてあげればいい。
なるほどね。受け取れますね。
それが、エンジニアとしてはね、技術屋からすればこれは無理なんだよって言っちゃったらさ、
喧嘩ですね。
喧嘩になる。
っていうことなのね。
でもすごくシンプルな話に聞こえてきましたね。
だから専門家であればあるほど、その人が何を大事にしてるかは知らなきゃいけない。
あえて専門家だったら聞いて大丈夫。
大事にしてるこだわりみたいなものを、むしろ聞けたほうがいい感じか。
何かでこういうことをやろうってプロジェクトだとして、
いろんな人が集まっているプロジェクトみたいなところで、
いや今回この案件が我々に舞い込んできてるんだけど、
これについてどう思う?とか、
どこが一番自分としてはこだわりたいと思う?とかっていうのを聞いている。
そうすると全員違うことを言うはずだから。
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それをお互いのいる場でみんなで話し合っておくとより良いのに。
なるほどね。そういった対話のほうがむしろ大事で。
互いのこだわり。
専門家であればあるほど、それぞれの役割が求められる機能さに血と汗と涙という努力を重ねてきてるからこそ、
むしろそのこだわりは聞いてほしいはずだし、
お互い理解し合ったほうが、
結果表に出てくる感情とかでぶつかったりあったりということじゃない方に、
良い方にいくみたいなところに繋がるんですかね。
例えば私なんかの例をあえて言うと、
昔ミクサーの方なんかと一緒にレコーディングスタジオに入ってて、
例えば音色なんてのがあるから、こっちは素人だから、
どうすればそうなるかわかんないけど、
なんかもうちょっとの爽やかな感じが欲しいんですよね。
っていうような抽象的なことを言ったときに、
どうしたらいい、どうするとなるんですかねって聞くと、相手は喜んで教えてくれる。
なんだけど、いやなんか爽やかさが足んないんですよねって言った瞬間にカチッってくるんで。
つまりどうすればいいかっていうことを表現することがミクサーのテクニックだから、
そこに触れてあげなきゃいけない。
なるほどね。
その方からすると、爽やかさをもっと演出したいんだけどどうすればいいんだろうってなったら、
もう任しとけよってなるのか。
もうすっごくキキとして動いてくれるね。
でもケイトと違いで、なんかいいっすか、爽やかさ足んないんですよねって言ったら、
お前この野郎、何様が言ってるんだって話になるわけよ。
これはね、いろんな場面で私も痛い目に遭ったので。
はいはい。まさに時代を踏んできてるわけですね。
そう。だから覚えたことでもある。
だからやっぱりとにかくこのアーティストだと全員でこだわってる場面違うからね。
じゃあなんかテーマは、今回質問は感情ということで、
どうやったら感情をどう取り扱ってるんですかって話でしたが、
むしろ井上先生からすると、それぞれのこの極まったこだわりとか大事なものっていうのが、
こだわりっていいキーワードかもしれないですね。
こだわりがどこにあるのかということを見ていて把握したり、
話してきて、ちゃんと理解し、相互理解し合ってるんで、
外から見ると、井上先生感情わかってるっていうふうに見えちゃうのかって感じですかね。
そういう努力はしてます。
この会社の、例えば社長さんで言えば、この方がこういう運営してるし、
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こういうことを仕立てるから、きっとおそらくこういうことを大事にしてるんだろうなという推測もちゃんとする。
この推測がね、ちょっと異常に感度高いのはあるんでしょうけどね。
こだわりをね、そりゃそうですよね。専門家ですからね。
こだわってない専門家、専門家じゃないですもんね。
当たり前すぎますが、やっぱり目の前に現れる感情に意識が行っちゃうんでね。
そこが見えなくなるという意味では、まさにそういった観点でいうと、
今まで忘れてたものとか、気づいてなかったものを受け入れる必要がありそうですね。
ちょっと無理くりゴルフの話につなげてみましたが、うまくいきませんでした。
いやいや、冒頭関係ないかと話しちゃったんで。
ということでね、今日は終わりたいと思いますが、
まずこだわり、何かキーワードとして考えてみていただけたらと思います。
ありがとうございました。
はい、ありがとうございます。
本日の番組はいかがでしたか。番組では井上健一郎への質問を受け付けております。
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