00:04
井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今日のご質問、早速いきたいと思います。
今日はですね、28歳を経営者となっています。
創業から3年経ちましたが、顧力の強いメンバーが集まり、明確な一つの事業をコミットするのではなく、
様々なプロジェクトや案件を各自が責任を持ってコミットする中で売り上げを作ってきました。
利益率も高く会社の売り上げとしては順調に伸びているものの、
事業領域が多岐にわたるため、各種のリソースが分散し、
会社として一事業を行っているという意識が軽薄になっているという実態があります。
しかし、会社法人としてやることのメリットはあるものの、事業としての統一感がなく、
ある種の個人事業主の集まりのような、弁護士事務所のような状況にもなっていると思っています。
この状況を井上先生がお聞きする中で、
どこを次の課題として向き合い、次の手を打っていくべきだとお考えでしょうか。
事業の断捨離を行い、絞っていったほうが良いものでしょうか。
なんか最近若い経営者多いんですね。
多いですね。若い間前にもありましたね。創業3年で。
3個前ですかね。創業5年かな、こないだは。
3年で5名でやってたんですよ。
あれも3年でしたね。
なんか結構みんないろんなことやってる。自由裁量やってる。
今見たら前回ですね。会社は5年ですね。
5年で5名ですね。今回は3名で何もわかんない。
面白いね。でもみなさん頑張ってますね。嬉しい。
すごいですね。これどこから見ていきますか。
経営って戦略面と組織面とあるんで、
僕は実際に動くときには組織面でお手伝いすることが多いんですけど、
今いろんなことが多岐にわたっていて、今後どうしていこうかっていうのは、
まさにこの戦略的な側面で考える部分と、
組織というものをどう作っていくかっていうものから考える、
両方の側面があるかなと。
組織は戦略に従うって言葉もあれば、
03:03
戦略は組織に従うっていう真逆の言葉もあるので、
つまり戦略と組織はお互いに相互いろんな絡みで関わってくるから、
やっぱりどんな会社、どんな組織運営をしていこうかということも大事なテーマだし、
どんな戦略をやっていこうかっていうのも同時に大事。
戦略面で言えば、やっぱり多岐にわたるものの、
まずすごく冷静に言うと、
やっぱり限界利益とか管理会計の尺度はあるので、
どれだけの利益貢献度がそれぞれ高いのかというようなことは、
まず今やってることは見といたほうがいいだろうと。
それと今後の見通し。
今後これの事業が発展していくのかどうなのか。
よくあるじゃない、今はすごくお金になってるけど、
将来的にはそんなに期待できないよっていう場合だったら、
そこの得てるお金で新しい事業を作んなきゃいけないとかっていう話になるし、
今は開発途上で利益率は悪いけど、将来とても大きな市場になりそうだぞなんて逆な場合もある。
だから一個一個領域が広がってるからいいか悪いかではなくて、
今やってることを一旦端押し的に、
未来への可能性と現状の収益性をとり、
なおかつそこに対して生産性、つまりすごく多くの手間がかかりすぎているのかとか、
そういうような生産性、効率性みたいな、この3点の側面でそれぞれの事業はまず一回見たほうがいいと思います。
なるほどなるほど。
これはいずれこの事業については、これ以上拡大する方向じゃないなとかね、
いうのがあれば、その視点でそこは見といたほうがいいし、
あとはもう一個戦略的に言ってもまさにこの人が気になっている、
やっぱりリソースを集約して、
掌点を絞って集中して力を注いだほうが、
さっき言った未来への展望、収益性、生産性、この3点が集約したほうがより拡大するよね、この仕事。
っていうのかどうかも合わせて見といたほうがいい。
それによってもう答えが、やっぱりここまで広げてるけど、
この3番目と4番目については、3年かけて縮小していこうなんていうのも見えてくる可能性があるし、
そこで使っているリソースを、このAというものに集約していこうという作戦も立つとは思う。
06:06
だからそういう戦略側面で見たときに、
今中核となっている人たちで制限も受けず自由な意見交換をして、
どうしていこうかって話をしておくというのが一つの今やるべきことかなと思う。
なるほど。
まず1つね。
まず棚下ろしをして。
収益性、未来への展望、広がりとかね、それと生産性。
この3点の視点でどんな状況かというのは、それぞれの事業に関して、
いいだ悪いだというか、それに評価をするというんじゃなくて、
どういう状況かを、コアになっている主要メンバーで共通認識を持っておくというのが大事じゃないかなと思う。
そこを追求していると、おのずとここは集約したほうがいいんじゃないかという、
選択集中の発想に行くこともあるし。
自然発生的にそこに流れがあるんだったらそうしたほうがいいし。
でもそうは言っても、それぞれやりたいことをやりたいよって話がずっと続くのであれば、
今度はそうだねってお互い尊重するなら、今度逆に言えば組織的な側面で、
うちらの会社はどういう組織であるべきかというのは語らなきゃいけないかなと。
なるほどですね。
まずアクションとして棚下ろしをして、収益性、生産性、未来の展望という観点で、
本当に棚下ろしをしてみるという中において、
この方々の質問はバクッと、
どこを次の課題として向き合い、次の手を打っていくべきかというふうに言うと、
まさにここってことですね。まずは棚下ろしという3点。
この3点の視点からの情報がないと、
どんなことを考えていっても根拠、理由が見えないのよね。
どうしてそういう方向に向かおうとするかということが語れない。
なぜならばこうだからっていう。
なぜならばの部分をちゃんと主要メンバーで共通認識を持たないと、
次どうしようかの話になりにくい。
創業5年から5名ので結構うまくいってます。
でもビジョンミッションとかを掲げなきゃいけないみたいな話が3回前かな。
あったと思うんですけど。
あの時は質問がビジョンミッションだったじゃないですか。
今回って何から手を打ったほうがいいかなっていう話で言うと、
ビジョンミッションとかではなくて、まさに棚下ろしをしたことによる
収益性、生産性、未来の展望を見ろってことでしたけど。
一番目にね。
一番目に。
これビジョンミッションというか価値観とかコアみたいなところを改めてもう一回見ていこうっていうのって、
09:03
この棚下ろしで言うと未来の展望的なところに入るんですか?
それとももう別の話ですか?
棚下ろしの後にやるべきことなんですか?
事業展開上今3つの視点で見た上で、
今大事な我々のコアは何かに行かなきゃいけないのよ。
なるほど。
我々は何で集まったっけ?
何がしたかったんだっけ?
っていう中で言うと、
そろそろ世の中に対して何の価値を提供して
収益を上げていこうとしてるのか?
つまり、この間も言った。
我々は何者であるかを語らなきゃいけない。
これが組織面で語りましょうって言いたいのね。
一応とりあえず。
なるほど。組織と事業戦略的な観点で分けて言ってくださいね。
この2つがガチャンってなったときに、
いやこうしたいんだからやっぱりここは変えようなのか、
いやそもそも集まったのは、
たとえばみんなで個人事業所の集まりでも構わないから、
みんながそれぞれ持ってるのを集約することによって、
何か面白い新しいアイデアが生まれることに期待したじゃないかって言うんだったら、
別に選択集中っていう手法が唯一の正しい方法じゃなくなるね。
ただ、このまんまだとみんなでせっかく持ってる知恵を集めて、
新しいアイデアを生むということが欠如してるので、
そのために集まったんだから、そのためにどうするかって考えたときに、
みんながバラバラに動きすぎてるから、
その意味で少し集中しようって言うんだったら、それはそれでいい。
文脈ができる。
つまりどのストーリーから物を語るかなんだ。
これがどういう組織にしたいかから考えていくとても大事なポイント。
なるほどですね。
常に会社をやってると、どこから考えるか頭が抜けられますよね。
昨今、去年、今年になってると、
買い率が低下して、買い手市場になっちゃったり、突然になってたりするけれど、
いずれにしても労働人口が減っていく中で企業を拡大していこうと思ったら、
やっぱり給信力ってすごく重要なのね、会社。
あの会社と働きたいとか。
例えば業務委託でフリーエージェントの人と契約するにしたって、
そこの仕事やりたいよって思ってもらわなきゃいけないとしたら、
さっき言う我々は何者であるかっていうのが大いに語るべき時代になってるのね。
かつてと違って。
だからあの会社はこういうことを大切にしてくれるし、
こういう発想を豊かに持ってる会社だから面白い。
社会のためにもなってるとかね。
12:02
全然営利主義じゃないのに、すごい活動は営利主義じゃないのに収益性が高いとか、
そういういろんな複合的な価値。
人がエンゲージメントを高めて近寄ってきてくれるかどうかの差になってくるので、
事業拡大をしようって言うんだったら、
必ず事業拡大以上必要なのは人材の確保なんて。
そうすると今からの時代で言うと、
若い人たちもこの会社に価値があるかどうかっていうことをすごく気にするので、
やっぱりそれが語れてないといけない。
そのそれというのは。
価値とか、私たちは何者であるか。
棚卸しをした収益性、生産性、未来の展望というところだけでは語れないものを語らなきゃいけないってことですね。
それを語った上で、もう一回さっきの3点の視点で見たときに、
だとしたらこの事業はやめようっていうアイデアも生まれるし、
これもっと広げようよと、
このジャンルをもっと特化して他のアイデアを生もうよとか。
方向性が見えるんだと思うんで、両方からアプローチしてることで。
というわけで、まざに成立されましたし、
きっとこういう方々は自分たちでこういう話を聞くと考えてるんでしょうからね。
うん、だと思いますよ。だって3年でそこまでの事業展開してるんですもん。
ぜひ一度取り組んでいただいて、そこから出てきた課題をまたシェアしていただけると、
この番組としても色々試行錯誤出来ますので、質問お待ちしております。
お待ちしております。
というわけで井上先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
番組では井上健一郎への質問を受け付けております。
ウェブ検索で井上健一郎と入力し、
あからクリエイト株式会社のオフィシャルウェブサイトにアクセス。
その中のポッドキャストのバナーから質問フォームにご入力ください。
またオフィシャルウェブサイトでは無料メルマガや無料動画も配信中です。
ぜひ遊びに来てくださいね。