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2023-02-03 14:23

第406回 相手に「なぜ/どうして」と聞いても詰問にならない方法

第406回 相手に「なぜ/どうして」と聞いても詰問にならない方法

井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓↓↓

https://ck-production.com/podcast/inoue/q/

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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあということで、今週も行きたいと思いますが、今回はですね、399回、井上先生覚えてますかね。
はい。
方向性が明確な部署において、思い思いの意見を述べる環境は必要なのか。
はい。
こういうね、心理的安全性とかの話をした方から、ご質問をさらにいただきましたので、
はい。
紹介していきたいなと思います。
大変長い内容でしたので、少し割愛させていただいておりますが、ご了承いただけたらと思います。
先日は、方向性の定まった組織の中での心理的安全性につきご指導いただきまして、ありがとうございました。
やっぱり井上先生に相談してよかった。
改善ポイントを分かりやすく具体的に示してくださり、ありがとうございました。
共産モデルは、自分の感情を見つめながらコミュニケーションを取るという手法のベースとなる理論であると同時に、
話し手が深いところで持っている真意を探りながらコミュニケーションを取るという手法のベースでもあるということだと理解しました。
また審判的な機能を有する部門では、心理的安全性は部門の中で構築し、
外との本番のディスカッションの際には準備を整えて向かうのが良いというアドバイスもありがとうございました。
井上先生をしっかりと最後の回答まで導いてくださった遠藤さんにも感謝いたします。
ここからご質問でございます。
もしお時間がありましたら、話し手に言葉の背景を聞く際にどんなふうに言葉をかければよいのかを教えてくださると幸いです。
どうしてそう考えるのですか?なぜそのように思ったのですか?と、どうしてやなぜを使うと質問のようになってしまい、
なんだか尋問されているようで嫌だとか、できればあの人としゃべりたくないと思われてしまうなどの別問題が生じてしまうように思います。
常に個人的な信頼関係がある間柄なら、どうして、なぜというのも良いと思いますが、
信頼関係がない間柄の場合に予想外の言動に触れたとき、
氷山モデルをベースとして言動の背景を尋ねる際のアドバイスがありましたら、
少し教えてくださると嬉しいです。
またお便りいたします。
交換日記みたいになってます。
ありがたいですね。
確かになぜなぜ質問というのは、相手をコーナーに押し寄せるというか、
03:04
質問っぽくなるというのは確かなので、
なんでだなんでだなんでだっていうふうに聞くのは結構良くないですよっていう話をすることも私もありますからね。
はいはい。
話の内容、話題の対象が、例えば工場なんかでね、
こういうふうに作ればいいとか、こういうふうなやり方をしたほうがいいとか、
やり方に対する意見の差が出るときとか、
こういうときは案外ね、え、なんでって言ってもいいかもしれないんでね。
だから物が対象だからね。
だけどお客さんとの間でどうしてかとか、
結果が非常に個人の動きによってチームの成果が大きく変わるようなときっていうのは、
案外なぜなぜっていうと、
相手もその重さが自覚している分だけきつく聞こえるかもしれない。
なんでだって言うと、それは違うだろっていうふうなことが前提として聞こえるからかって言ったらいいのかな。
なんかちょっとまりくどいい言い方になってるけど、そんなようなふうに相手が思う。
要するになぜっていうと、逆効果は何かっていうと、
お前のその意見は俺は違うと思うぞっていうことを前提とされているなっていうふうに相手が聞いちゃうからね。
根本的な質問になってしまうがゆえに、もしかすると否定が含まれてるというふうに受け取られてしまう。
それがどっちかわかんないっていうのもありますもんね。
そういうときこそ大事な質問のないかこの方が聞きたい場面だと思うので、
そういうときはどうするかっていうと、要は否定じゃないっていう示し方をするってことだよね。
私が聞きたいのは、あなたの意見を否定してるわけではなくて、
あなたの意見の理由が知りたいんだよっていうことが相手に伝われば、
なんでっていうことだって言葉として受け取りやすくなる。
信頼関係があるとなぜそれができるかっていうと、否定されてるっていう関係性じゃないから、
そもそももうお互いが知り合って、よく分かり合ってるから、
06:02
この人は別に否定する意味で聞いてるんじゃないなってことが相手に最初に伝わってるっていうのかな。
そういう関係性が作れてるから言える。
つまり、もう一回まとめると、なぜなぜの背景にあるのは、
否定っていうイメージを相手に持たせるか持たせないかの差がそこにありますよっていうことなのかな。
なので、否定ではないということをそのまんま言ってもいいと思うんだよね。
いやあなたの意見を否定したいわけじゃないんだけど、どうしてそう思うのって言ったら、
それだけでも相手は嫌な感じはしないと思うし。
もしくは違う方法で言うと、自分はそれに対してどう思ってるかというと、
自分の意見を言う。まず先に。
私はこう思うけど違うかな。
で、私はこう思うけどのときに、私はだったらこう思う。
私はこう思うよ。なぜならこういうことはしたいから。
自分の意見の背景を言いながら相手に言うと、
で、そのときに、あなたの場合はどうしてこの手法だと思うのって言えば、
相手は否定とは取らずに、理由が知りたいんだなって素直に思うと思う。
自分のなぜの理由を先にしゃべるってことですね。
そうそうそうそう。
例えばA案の突拍子もないことを言ってきて、すごいことを言ってきたなと思ったら、
普通だったら、私だったらとかね、
一般的にはこんなふうに考えることが多いと思うんだけど、
ユニークなアイディアだと思うんだけど、どうしてそう思ったのって言ってあげるだけ。
要するに何回も言うけど、否定じゃないんだよって知りたいんだよっていうことを言えばいいね。
場合によってはね、どういう文脈で使うかわからないけど、
教えてっていう言葉も有効的だと言われてる。
教えてね。
教えてくださいっていうのは。
だから、なんでって言うんじゃなくて、
その理由は教えてくれる?っていうだけでも全然違ってくる。
なるほどなるほど。
この方、なぜそのように思ったのですかってありますけど、
ちょっと単純に言うなら、なぜそのように思ったのか教えていただけますか?
でもだいぶ違う。
全然違う。
ただ背景が本当に、なぜっていうのを聞こうとしてるからだったらですよね。
ここに否定があるとどんなことを言ったって。
そうそうそうそう。
だからある意味ではトーンというか、こちらのスタンスもありよっていうのかね。
自分の定算的に言うとステートかな。
自分のステートのあり方が否定がボロボロ出てると、相手に伝わるので。
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だから、「え、なんで?」って言った瞬間に、相手は否定と思うからね。
そうじゃなくて、「あ、面白いね。」って言ってあげるだけでもいいよね。
言葉の背景を聞くっていうことに関してハードルが高い。
関係性次第ではそれが質問になる。いろいろ誤解をされるっていうのは、
ついてまわるんですよね。ついてまわるんですか?
ついてまわる。ついてまわるけど、
一個あるのは、さっき言ったその人のあり方みたいなものが出てくるので。
たとえば、この質問者がそうだっていうことではないけど、
なんていうのかな。
思考力があって論理的で切れ味がある的な人ですか。
そう聞こえちゃうんだよね。否定的になぜって聞いてるって。
お前それちょっとなんか違うんじゃないの。なんでそう思ったの?みたいな。
よく上司と部下の会話で、部下が何か持ってくと、
これって目的なんだっけ?って聞いてる上司がいるんだけど、
間違ってないんだけど、聞き方なのよ。
聞くときのあり方含める聞き方。
だから、「え、なんで?」って言うんだって、「え、なんで?」って言うのと、
「え、なんで?」って聞くだけでも全然イメージ違う。
お前この目的何なのよ。アウハーって感じじゃないですかね。
分かってんのかお前っていうことを、現代に言ってるからね。
これはテクニックとしての教えてくださいっていうのもありますけど、
まさにおっしゃった、あり方とかの、
ステイトって言い方も秋山さんですかね、
ジョーさんのことを借りるならとか、その辺におっしゃってくれましたけども、
この方へのアドバイスとしては、
この質問が来るってことはきっと起きてる可能性があるんじゃないですか。
どうなんですかね。
なんていうのかな。
違和感のある意見とか発言っていうのは、
逆に言うと、でも言ってることは事実なので、
言ってその発言が出たという事実はあるので、
もしかしたらあるテーマについて、
逆に考えるとね、その角度で考えるんだっていう、
自分では想像もつかないような、
もしかしたら一般常識的にはずれてるかもしれないけど、
なぜそこから来たんだろうっていうのは、
いろんな視野を広げるチャンスでもあるのよね。
自分自身の。
そういう意見、そういう見方もあるんだっていうことを知るチャンスでもあるので、
12:00
本当に知るっていうことが大事なのよということを、
自分の中に入れておくといいんだよね。常に。
たとえそれが間違っててでもぐらい。
変な話、悪いことであったとしても、
それが悪いことであると判断できるという幅も広がるわけでね。
なので、物事に対するあらゆる角度からの見方っていうのがあるので、
自分じゃ想像もつかないような意見が出てきたら、
そんな見方もあるんだなっていうと、
思えばなんでそういう意見になるんだろうっていうのは、
自然に知りたいという欲求になるはずなのよね。
確かに確かに。
だから知りたいんだよね、俺はっていう。私はっていう。
いろんなものをもっともっと知りたいということに、
そういう関心、興味を持っていくって言ったらいいのかな。
ということは大事なんじゃないかなと思いますね。
常にそういう心構えでいることがね。
そうすると自然にね、知りたいんだよっていうイメージのオーラみたいなのが出るから。
そこから出てくることなのかね。
そうするとあんまり否定的に相手は取らないと思うよね。
なるほど。
ということでね、今回は党の早木幸久さんの声を掛け方というところからね、
掛け方っていう話もありましたけど、
あり方っていう方に話が行きましたので、
ぜひちょっとこの回を聞いていただいて、
またこの方ね、トライアンドエラーしながら質問いただけますので、
また何かありましたら、2、3ヶ月後ですかね、お話ししております。
ということで終わりましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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