あのね、日記が熱いっていう話からいこうかなと、思ってるんですけど、ナウナヤングはみんな日記書いてるらしいんで。
あ、そうなんですか。 知らないけど。 なんか世の中的に、実際、熱いみたいなのがあるんですか?
あー、いやもう、熱さの宝画が出始めてると思ってますよ、僕は。 あ、本当ですか。
もう、あの、誰しもがTwitterとかソーシャルメディアに何かを発信することに疲れ果てていることは明白なんで、この世界。
人々がどこへ行くかっていうと、それ日記なんですよね。 はあはあはあ。
誰にも異論を差し挟まれず、何かを書いてそれに対して、なんかあらゆる方向からバッシングが飛んでくる可能性にビクビクしながら、
自分の意見を書くみたいなことをする必要がなく。 そうですね。 そして、何か面白いことを書かなきゃみたいな、
そういう、いいねとかリツイートとかの数値化による、後ろから急かされるような感覚。
はいはいはい。 そういったものに煩わされることもない。そんな日記を誰しもが今、再評価してるっていうのはもう当然の話じゃないですかね。
うーん、まあわかる気がする。いや、WWDCで、新しいMacの新機能で、
ジャーナルって機能が出るらしいじゃないですか。 ああ、ありましたね。はい。ジャーナルって要は日記のことですよね。
そうですね。完全に日記のアプリなんですけど、アップル、いろんな情報をユーザーから集めることができるので、
プライバシーには配慮してるっていう前置きはあったんですけど、まあこんな音楽聞いたとか、ここに行ったとか、こんな写真撮ったとかっていうのを
まるっと解析して、今日のトピックみたいな、最近のトピックみたいなのを勝手にまとめてくれる。
あ、勝手に書いてくれるんだ。 ただ、勝手にまとめてくれてリコメンドはされるんですけど、日記は書くみたいなことを言ってたと思うんですよね。
ああ、それはそれで書くことができるという。 うーん、なんか新しい音楽見つけたとか、多分そういうこともあるんだと思うんですけど。
まあ、取っ掛かりを提示してくれるみたいなところかもしれないですね。今日はこんなことがあって、あなたはこういうところにこれだけいましたみたいな。
そうですね。 新しく聞いた曲はこれですみたいな感じで、取っ掛かり出してくれて、それを元に何考えたかとか。
そうですね。いや、日記熱いっていうのはもう、アップルがね、こんなの作ってるぐらいだから、完全に熱い。
アップルも目をつけている、日記の可能性に。 でも、なんか周りでそういう感じにしようとしてる人多い気がしますね。
なんか、日記を書いた方が幸せになれるみたいな話って、なんかなかったでしたっけ? そんなのあるんですか?
日記を書くと幸せな気持ちになれるというデータがあるっていう記事があったんですけど、
なんかそういう調査があったらしいっていうぼんやりした記憶だけがあるんで、怪しい話なんですけど、
あの、まあ分かる気はするんですよね。 僕も写真撮ってる理由が、理由ってほどでもないですけど、まあ見返した時に、
ああ、意外といろんなことがあったなぁみたいな。 ああ、そうなんだ。 どっちかというと、いい方向に記憶が定着するような、
そういう、なんていう、機能はあるなぁとは思っていて。 まあ、嫌なものを積極的に写真に撮らないから、まあそうなるのはしょうがないんですけど。
まあそういう、ちょっとネガティブな言い方をすると、どうせつまらない人生の中から、つまらなくない瞬間だけを集めた、
塊を作ろうとしているみたいな。 まあ、編集するっていう感覚ですね。 まあそうですね。
どうせつまらないっていうのは、ちょっと言い過ぎなんですけど、まあ、必然的に楽しい瞬間が集まっていくものではあるかと思うんですね。 なるほど。
日記もまあ、そういう機能がひょっとしたらあるのかどうか。 そうですね。 記憶ってどんどん薄れていくんで、はいはい。
生きたということは、その記憶に対する感覚でしかないっていうこともよく言われてますが。 日記を書くっていうことは、そのままその記憶を
なんとか保つための努力みたいなところはあると思うんで、その普段の生活の中の良し悪し事を記録して振り返って
読んだ時に、あ、俺は確かに実際にこの日来てたんだなみたいな感覚を得ることができるっていうのはありますよね。 そうですね。
テッドさんも途中から参加してきてるんで1日2本更新されてるんですよね。 うん、たまにスキップするからまあまあ。最大60本の日記が読めるっていう。そうですね。
これはなかなかお得なのかな。 ちょっとあの、勘違いされたら嫌だなと思うのは、僕の日記は金を払ってまで読む価値があると思っているわけではなく。
まあまあ、日記、書泉は日記なんでね。 まあね。その書泉感もまた良いっていう。そうですね。
そうですね。期待せずに読めるっていうのが。 オープンな場所だとちょっと躊躇して書かないような感じのことを書いてるような気もするな。
そうですね。まああんま落ちのない話だったりとかそういうのも全然書いて良しとしてます。
というかなんかその自分の中にこうどんどんハードルを設けてしまうじゃないですか。こういうのやってると。なんかこう前回ほどは面白くないなみたいな。
自分で書いてる途中に。 もう始まってるかもしれない。僕はちょっとね、そういうのに抗うのが苦手なんで。いやそう、そことの戦いなんですよね。
結局のところ発信し続けるというのは。 なるほど。
発信だと思わないのが一番良いと思います。日記に関しては。 そっか。
排泄だと思った方が良いですね。 じゃあもう疲れた、眠い、寝たいでも良いんじゃないですか?
そうですね。今日更新する日記の内容はそういう内容になると思います。 マジでそれしか思い浮かばなかったんで。
実を言うとそれを読んで、あずま君最近大丈夫ですか?って僕に質問してくるという方がいらっしゃったりはするんですけど。
ご心配いただいてる。心配の声を頂戴してますけど。
あれってちなみに更新したら通知っていくんですかね? なんかメールとかが飛ぶみたいですね。
あ、メールか。 なんか書いたらすぐ読まれるなと思って怖かったんですよ。
これでなんか通知が皆さんに飛んでしまうのはなんか奥だなーっていうのはちょっと思ったりするんですけど。
まあでもね、お金払ってくれるぐらい我々に対して友好的な人々だと思うんで、そんななんかこんなつまんないもの送りつけてくんじゃねーみたいなことは言われないと思いますけどね。
そっかそっか。じゃあまあ引き続き日記を淡々と書いていきましょうか。
そうですね。今回の鉄塔さんの日記は1行目からだいぶ飛ばしてますよね。
三逸構造として自分を捉えるとどうなるかたまに考えているっていう。
これねー、いろんなタイミングで言いたくなって、うまく言葉にできなかったやつを、うわーって書きたくなって書いたんですけど。
あー、そういう時に吐け口があるって大事ですね。 そうですね。
もうここに書いちゃえ。あ、いいやいいやっていう感じですよね。
まあ本当はもっとこう書いてる間にすごい発散して変なダークエネルギーとかにつなげ始めて、なんか怪しくなってきたんですけど、そこはカットしました。
あ、そうだ。一応ちゃんと編集が入ってるんですね。
書いてるとだんだん整理されてくるじゃないですか。考えが。
はいはい。
で、それで、うーんこれは飛躍してるなーって。さすがに間違えてるだろうみたいな。ちょっと冷静になった瞬間もありましたけど。
まあでもそうやってね、考えをまとめるために一回出すっていうのは、まあ言葉の便利な使い方というか、そういう感じはしますね。
そうですね。まあ日頃からなんかちょっと考えてることみたいなものが、なんか日記として書かれることで、なんかあることが明確になるというか、
なんか考えてても何かに出してなかったら、あの忘れてしまって4月とか5月とか何も考えてませんでしたみたいな振り返った時に、
そんな感覚になっちゃうんで、実際はそうでなかったとしても、なんかちょっと虚しくなっちゃうじゃないですか。
最低限何か残ってた方が振り返った時に、あ、こんなこと考えてたのかみたいなのがわかっていいですね。
なんか、はずまくんたまに日記を書く時期に何?書くブームが訪れるって言ってましたけど。
そうですね。あの早起きと日記に関しては僕は、あの一定の周期で始めてはやめっていう。
はいはいはい。え、そうやって散らばってるんですか日記?
散逸してますね。
散逸してますか。
いろんなところに紙であったりとか、iPadのアプリであったりとか、それこそノートとかブログとか散らばってますね。
じゃあ死後に研究者がまとめるやつですね。
そうですね。ノート機みたいなのが死後に研究的な価値が生まれるとしたらですけど。
あるんじゃないかなという気がしていて、というのも人間はすごい可愛がられる存在になると思っていて。
どういうことですかそれ。
人間は多分可愛がって欲しいんですよ。だから可愛がってくれる存在を生み出すと思っていて。
人間のことを。
そうそうそう。
なるほどね。
で、猫になる。
あ、猫になる。
犬になる。
はいはいはい。鉄頭さんが時々言ってた論ですね。
そうかもしれない。
人間猫か論。
そう、猫になるだろうなと思ってるんで。
で、もう人間のことを愛してやまない何か存在が。
はいはいはい。
はいはいはい。
生きてる間も必死にお世話をして、それに喜びを見出し、死後もその思い出を大事にするという存在が多分。
なるほどね。上位存在みたいなのが現れて、僕らが毎日こう頑張ってるのが、こう地域化みたいな感じで楽しまれるっていうことですよね。
そうですね。
頑張ってるねーって。お仕事一生懸命やってるねーって。
それを人間にとって嫌じゃない形で、めでられて、そしてウィンミンになるということなのかなと。
そうなるとしたら、あずまくんの日記も全部、もう別になんだったら死ぬ前からもう全部読んだよって言って。
はいはいはい。
可愛がってくれるか。
そう。
そっか。
大丈夫ですよ。
じゃあちょっと書いといてよかったって感じですね。
そうですね。
きっと見つけてもらえるだろうという。
僕もじゃあそのために頑張って書いときます。
でもなんかできるだけ頑張って書くみたいなのが、しんどくならないようにしないといけないっていうのはあって、今マジで時間が全然取れなくて、あの机の前に座って日記書く時間みたいなのがなかなか厳しいんですけど。
それでもよく音声入力にしろ何にしろよく書いてますね。
よくやってるなって感じですけど、そう音声入力なんですよ。今最近の日記全部。
すごい。
毎日の散歩しながら音声入力でアンドロイドのアプリで入力してますね。
はいはい。
最近はなんかチャットGPTに音声入力の内容を入れて、なんか間違ってる部分とか言い直したところとかを綺麗にしてもらったりとかっていうのをちょっと実験してますね。
なんかその履歴を丸ごと投げてる時もあるし。
そうそうそう。
面白い。
でもまぁ何回かやってみてわかったこととしては、チャットGPTってその内容を保ったまま文体を変えちゃったりとか、チャットGPT文体になっちゃうみたいな感じがあるじゃないですか。
なんとなくわかります?この言いたいこと。
わかります。
人の日記を読む時って何を求めてるかって内容じゃないのかもしれないなと思って。内容じゃなくてその文体とか書き方の癖とかなんだろう、そういうなんかこうちょっとした人間味みたいなものを味わうために読んでるみたいなところが結構あるなと思って。
チャットGPTに全部任せるとそういうところが全部消失しちゃうんですよね。
なるほど。いや、じゃあ僕は僕の文体で書いた方がいいのかな。
やっぱチェット文体はあると思いますね。
あずまくんに寄せてるところは。
あ、そうなんだ。
節はある。節はあるというか寄せてるというよりはどの温度感で書いたらいいかわかんないから。
あー、温度感ね。
あの、あずまくんのやつをに習っているぐらいの感じですけど。
ちょっとずつ影響を与え合ってるんですね。
そうですね。
てことはなんかこう最終的にこう文体を学習させて、僕らの日記を自動で生成してくれるようなAIが現れるかもしれない。
なんだったら、今日起きた出来事を自動生成、自動的に書いてもらって、文体の部分だけ今日のテンションの文体はどんな感じですかって聞かれて、ペチャクチャ喋ったらその文体になる。
つまり中身は自分が書いてないけど文体だけコピーしてもらうっていう。
これこそが日記。
なるほど。
まあいいや。
文体の味の部分だけをふりかけて食べるってことですね。
そうそうそうそう。
中身は何だっていいから。
そうですね。
なんか食べ物で思い出したんですけど、お便りをもらいましたよね。
急に。
あ、そうだ。その前にあれ。
あの、あれ。
イメージキャストって言ってないね。
140回もやっててこれなんだよな。
やりましょうか。オープニングを。
はい。
じゃあいきます。今週のイメージキャスト。
7月1日土曜日の朝になりました。おはようございます。あずまです。
てっとうです。
イメージキャストは個人でものを作る人の集まり、イメージクラブとして活動しているあずまとてっとうが自宅からお送りするポッドキャストです。
技術、デザイン、制作、表現などに関係のあるようなないようなトピックを中心に毎週2人が気になったものを発見したことをそれぞれ持ち寄っておしゃべりします。
はい。ということで。
はい。
お便りつけましょう。千葉県にお住まいの後藤さん。ありがとうございます。
ありがとうございます。
こんにちは。お二人の雑談が好きでいつも楽しく拝聴しております。ありがとうございます。
突然ですがお二人は稲田俊介さんのミニマル料理という本はご存知でしょうか。
この本は名前の通りミニマルな料理のレシピを集めたレシピ本なのですが、本の冒頭から大さじは計測誤差が発生するからデジタルスケールを使うべし、
煮物は最終的な重量が大事だから煮る時間ではなく最終的な重量で完成を判断するべしといった文言が登場します。
実際にレシピ通りに作ると手間がかからずに美味しい料理ができてかつ再現性も高くとても気に入っているレシピ本です。
鉄塔さんのお米を炊くこだわりのお話を伺ったのもあり、この合理的なレシピ本を読んで感想を聞いてみたいなと思いお便りを書いてみました。
これからも更新楽しみにしておりますということでありがとうございます。
ありがとうございます。
ちなみに好きなおでんの具はちくわ、大根、卵の3点セットです。
3点で答えるっていうパターンもあるんですね。
いろんな書き方がありますね。
ちょっと待ってください。一旦持ってくるんで。
もしかしてもう買ったんですか。
はい、というわけで早速購入してですね。
すごいですね。
いやいやいやすごくないですよ、そりゃ。
すごいな、メールお便りが来たから買ったという。
あの、だいたいお便りでもらったものとか、あずまくんがお勧めしたものって割と買ってますよ。
買ってまだ読み切れてないやつとかもあったりするんですけど。
すごいな。ちょっとあの、鉄塔さんに買わせたいものがある人はどんどんお便り送りましょう。
ちょっとあの、はいお願いします。
確かにちょっと鉄塔さん好きそうな本だなと思いましたね、これ。
もともと知ってたんでしたっけ。
そうですね、稲田俊介さん僕結構好きなんですよ。
はいはいはい。
もともと料理人でレストランをたくさん経営されてる方なんですけど、
すごくその外食の料理でもファミレスみたいなところとか、
そういうもので作られてる、割と見過ごされがちなというか、見下されがちなというか、
まあ安いご飯ってありがたがって食べたりとかされないから無視されがちなんですけど、
そういったものがどういう風なプロフェッショナリズムに基づいて作られているかとか、
例えばマクドナルドのハンバーグっていうのは、
他のモスバーガーとか日本のハンバーグと比べて、
全然その根本的な哲学からして違う料理であるみたいな話だったりとか、
これは僕の持ってる本なんですけど、
人気飲食チェーンの本当の凄さがわかる本っていう新書みたいなやつですね。
この本にもいろんなチェーン店の料理っていうものがどうすごいのかっていうのが書かれてたりとかしますね。
ちょっと読んでみたいな、サイゼリアとかも書いてありますかね。
サイゼリアまさにで、最近サイゼリアってすごい評価されてるじゃないですか。
そうですね。
なんかそこのなんか走りみたいなところになぜさんがいるんじゃないかなと僕は思って。
元々ブログの中でサイゼリアのメニューだけでフルコースを堪能するみたいなブログを書いてて、
サイゼリア100%活用術っていうブログ記事があってですね、これはもう2015年の記事ですけど、
サイゼリアのメニューをいかにコース料理として楽しむかっていうところですね。
で、その中でサイゼリアで提供されているサラミのクオリティがいかに高いかとか、
青豆のオンサラダがいかにうまいものかっていうのを熱弁してるんですよね。
複雑な料理ってできて、それが美味しくても美味しくなくても、いまいちこう理由がわからないというか。
はいはいはい。
なんかこのレシピだから美味しかったみたいな、そういうざっくりした解釈しかできなかったんですけど。
なるほどなるほど。モジュールで分かれてるからテスタブルみたいなことですね。
あー、そうですね。それ以上分解できないものでできてるから、麺にバターが絡まってるのが美味しいっていう、すごい素朴なところを楽しめる。
根本的な部分がわかる。
そうですね。
確かに。
勇気もらえるっていうか、複雑なことをしないと料理じゃないっていうのが、最近の風潮としてあるんじゃないかみたいなことがどっか書いてあったと思うんですけど。
なるほどなるほど。
そうだから自分は料理が苦手だと思ってたし、でも実際食べるっていうことに関しては、複雑であるかどうかっていうのはあんまり美味しいかどうかと直結している話ではそもそもないっていう。
確かにそうですね。ジャガイモ茹でてお塩振っただけでもめっちゃ美味しいですからね。
そういうのをB級グルメとかおやつとかだったら、おつまみとかだったらあり得たと思うけど、それをもって料理っていう風に名前を付けたっていうのは、その時点で新しいんじゃないかなっていう。
料理のこと詳しくないんで、勝手な僕の感想ではあるんですけど。
まあ普通の感覚ならばその料理以前の存在と見なされてしまいそうな、すごくなんか素朴なパーツぐらいの感じのものを、いやこれはちゃんと楽しめるものだという風に位置づけるってことですよね。
だからミニマルだけど手抜きってわけではないなっていう感じがして、すごい良いなと思いましたね。
めちゃめちゃちゃんと読んで感想を。
そうですね。あと隅々までは読んでないですけど、これはね、僕も相当お気に入りの本になりそうなので、ほんとありがとうございますっていう感じですね。
いやほんと、分析的な目線みたいなものが身につくと。外食するときとかもね感覚変わりますよね。
ああそうかもしれないですね。
それで言うと、稲田俊介さんが経営してるのがエリックサウスっていう南インド料理のチェーン店なんですよ。
だいぶなんか難しいことしてるなっていう感じはすると思うんですけど、もうその時点で。
僕は実はまだ行ったことなくて行ってみたいんですけど、その代わりTEDさんと普段使ってるアトリエの近所に南インド料理店あるじゃないですか。
ありますね。
あそこに行き始めたのがその影響みたいな感じがありますね。
あれもなんか食べ方というか、いっぱい小皿が出てきてなんだかよく分かんなかったけど。
そう、ランチで行くとなんとかセットみたいな感じで、でっかいお皿の真ん中にご飯が持ってあって、で、その周りにその銀色のちっちゃいお皿でいろんなカレー的なものが乗ってて、酸っぱかったり辛かったり甘かったりするみたいな。
よくわからんって思いながらこう食べて、よくわからんって思いながら帰ったのが最初のタイミングでしたね。
そうですね。2回ぐらいよくわからんって思って帰りましたね。3回目ぐらいにあずまくんがググって食べ方を調べてから一緒に行ったんですよね。
そうなんですよね。南インド料理のそういった一皿の上にいろいろ乗ってるっていうのミールスっていうんですけど、ミールスの楽しみ方みたいなブログを書いてるのも稲田さん。
あ、そうだったんですか。いやいやいや、そうだったのか。
そうなんです。全部手の上で踊らされてるんですよ。いつでもそこに稲田さんいますから。
いやー、なんか会って話してみたいな。
あのカレーのこの赤色のやつはこれでみたいな。ちゃんとね、一個一個名前があるんですよね。
えっとね、ポリアルとね、サンバルとね。
そうそうそう。あったあった。
もう忘れた。
未だにその店に食べに行くときはスマホで調べながら、あ、これがポリアルねみたいな。言って確認しながら食べてますけどね。
そうですね。
だからその感覚で味わって食べるんじゃなくて、頭で理解しながら食べるみたいな。
あ、これは酸味だとか。酸味とこの甘みを組み合わせると別の味が立ち上がってくるぞみたいなのとかを。
攻略本読みながらゲームしてるみたいな感覚かもしれないですけど。
まあでも楽しみ方がわかってればそんなの、まあ余計なお世話だと思いますけど、何もわからんものに対してその、取っ掛かりを与えてくれるっていうのはかなり重要ですね。
そうですね。だから最初、そのバラバラで食べるものだと思ってたんですけど、真ん中にかかってるご飯にいろんなカレーをかけちゃって、組み合わせを楽しむものだっていう。
いやー。
まず根本的なフレームワークから知らなかったんですよね。
そうなんですよね。
そこにこうある視点をちゃんと投じてくれて、概念を整理してくれて、僕みたいな素人でも楽しめる素地を作ってくれるっていう、めちゃめちゃ重要な仕事をされてる人だと思いますね。
なんか普通に日本人の感覚で三角たべみたいなことしちゃうと、変だなーみたいな感じで終わっちゃうっていうね。
まあ味としては辛かったり酸っぱかったりするけど、相対としてはうんよくわからんみたいな感じで終わっちゃうんで。
いやー、そうか。じゃあ稲田さんのフォロワーになろう。とりあえずTwitterとYouTubeはフォローした方がいいかな。
あのー、今も多分Twitterでお悩み相談みたいなのとかたしかやっちゃうと思いますね。
なんかドイヨシハル先生と話してるのが見たい。
あー、これは確かに誰もが望む対談ですね。
11歳で良いという提案っていう名著を出されてますけど。
はいはいはいはい。
あの本もね、すごくいろいろ勇気をいただいた本だなと思っていて。
そうですね。
まあざっくりどういう本かっていうと、普段食べるご飯をこう全部13歳だっけ?
あー、そうですね。よく言う日本のなんか正しい食卓みたいな。
そういうのの方に囚われすぎるあまりに自粋っていうのが億劫になって何もできなかったりとか、もしくは。
苦痛になってしまうっていうね。
そういうことじゃなくてもいいんじゃないかみたいな。ざっくり言うとそういうところから入ってる本なんですけど。
なんか何でも味噌汁にしちゃうんですよね、あの本って。
そうですね。味噌汁にすればええんですかっていう。
そうそうそう。トマト入れてたりとかいろいろ入ってるんですけど。
写真付きで掲載されてるのがまた勇気が生まれますね。
そうですね。なんかめっちゃ豪華ではない。ザクッと鍋の中で一緒に煮て、それで味噌汁にしちゃってるって。
あっ、こんなことしちゃっていいんだ。これで普段食べていいんだっていう風な。
自炊することの重要性をどっちかというと述べていて、おいしいかどうかっていうところではなくて、
自炊して生活するっていうことそのものにフォーカスを当てて、その上でレシピ本として形を作ってるような、そんな感じの本でしたかね。