ブルーアガベっていうのはあれですかね、2本目で言う青の竜絶蘭ってやつですね。
そうですね。竜絶蘭。なんか、竜って書くんですよね。漢字で生き物のね。
生き物というか、伝説の生き物。
ドラゴンの端ですね。下の。
ドキドキしいのが、ドラゴンの下に見えるからっていう理由で、あの名前をつけられているんですけど、
アガベって言われる、たしたようなアガベっていう種類があって、その中の一種としてブルーアガベがあります。
なるほど。
はい。っていう感じなんですけれども、このテキーラ、お酒がやっぱ有名ですよね。
はい。
お酒としてのテキーラの始まりはですね、16世紀に遡ります。
結構最近ですね。
わりと最近なんですよ。
それ以前から、そのテウチトラン文化の住民の人たちが、一応ブルーアガベの栽培はしてたんですけれども、
その16世紀頃に、スペイン人がね、上流技術っていうのをこの地に持ち込みます。
で、栽培されていたアガベから上流酒を作り始めていって、それがテキーラの起源になっています。
なるほど。
アガベを使って発酵させた飲料自体は、もともと現地にいた人たちが飲んでたみたいなんですね。
スペイン人が来る前から飲んでたんですけど、
ただ、上流技術っていうのがしっかりとしたものがスペインから持ち込まれたので、
こういうふうにね、テキーラとかメスカルとか言われるようなアルコール飲料が生まれることになります。
当時は、スペインが持ち込んだ上流酒っていうのは、結構高価だったんですね。
高くて、海外から運び込まれたものって、なかなか手に取れなかった値段だったんですけど、
地元の材料で作ったテキーラは、値段も安いので、
庶民の人たちにも親しまれて、どんどん広がっていったっていうね。
なるほど。だいぶ庶民的な飲み物だったんですね。飲み物っていうかお酒っていうか。
現地の人にも、そういう新しい飲料をもたらしたっていうので、いい部分もあったみたいなんですけれども、
で、このテキーラ、実際に作るときはですね、すんごいふさふさして、なんていうのかな。
とげとげしいやつがね、アロエみたいなやつが。
そうそう、外にそり出しているように。
そうそう、あるじゃないですか。
テキーラ作るときは、斧みたいな道具で、葉っぱをね、そぎ落とされるんですね。
で、そのそぎ落とす作業をする職人は、ヒマドールと呼ばれるんですけれども、
そのヒマドールっていう人たちは、技術が代々受け継がれているみたいで、
なんか地域の人々にとっても、そのヒマドールはね、誇りでもあるみたいな、そういう職業みたいですね。
なんか僕が動画で見たことあるのは、なんかスコップ、どでかいスコップの先端を包丁みたいに研いで、
で、それでこう葉っぱをザクザク切って、で、その真ん中の角になる部分だけ、そのテキーラに使うんですよね。葉っぱじゃなくて。
そうですね。葉っぱをそぎ落としたら、休憩部で芯の部分が残るので、そこを収穫して加熱して作っていくんですけれども、
なんかそのスピードが尋常じゃなく早いんですね。
めっちゃ早いですよね。
サッサッサッサッサッチョインみたいな感じで。
機械なの?これみたいな。
それくらい早いし、慣れてるしっていうので。
この葉っぱをそぎ落とした後の芯の部分っていうのは、ピニャと呼ばれていて、
これね、見た目が、芯の部分ってパイナップルにすごい似てるんですよ。
だから、パイナップルに似てることから、スペイン語でパイナップルを意味するピニャという名前がつけられています。
ちょっとかわいいですね。
そうですね。断面とか結構そうですね。パイナップルっぽいですよね。
そうですね。こんなふうになるんだっていうね。
で、そこから細かくしていって、ジュース状にしてっていうのかな。
で、発酵の工程に入っていくっていうのが行われるんですが、
なんかね、お酒飲みたくなってきちゃいますけどね。皆さんならないか。
僕テキーラちょっと拒絶反応が出てる。
そっかそっか。でもこういうさ、代々受け継がれてきた技術っていうのがあるのもすごいし、
ね、過去にそのテウチトラン文化の人々が栽培をしてたから、今のこの私たちがね、気楽に、気楽に?気軽に飲めるお酒に変わっていったっていうのもあるから。
気楽に飲んでるのは、かなみさんだけですか?
ごめんなさいね。はい。気楽に言っちゃったね。
いや、それってすごい話じゃないですか。ちゃんとつながってるんだなっていうのがね、感動しますが。
でもこれよく聞くお話かもしれないんですが、テキーラという名前。
このテキーラを名乗れるお酒っていうのは、これにもね厳しい規定がありまして、ブルーアガベを原料としていること。
さらに、特定の地域で生産されたものだけに限られているんですね。
なので、テキーラって、アガベを使用して作ってるからテキーラなんじゃないんですね。いろんな規定があって。
シャンパンがシャンパーニュ地方のものだけしか名乗れないっていうのと同じだと思うんですけど。
そうなんです。そういう規定もあるみたいですね。
で、さっきちょっとお話ししたんですけど、ブルーアガベはね、多種多様なアガベの一種になっていて、
ブルーアガベを使用するテキーラに対して、メスカルというお酒は、多種多様なアガベを使用することが可能になっています。
そうなんですね。
なので、メスカルはいろんなアガベの種類が入ってるって思っていただいてもね。
なんかあれですね、ウイスキーみたいですね。
かもしれないですね。
シングルモルトが、じゃあテキーラみたいな感じなんですかね。
いろんなものを混ぜたら、ウイスキーで言うバテッドモルトがメスカルになるみたいな。
そうですね。限定されてますね。シングルはシングルでも、ブルーアガベだけ。
多分、メスカルもブルーアガベが使われてることもきっとあるのかな。
だし、違う種類だけが使われてるとかも、もしかしたらあるかもしれないですけど、
そういうね、違いがあるみたいですね。
ただ、メスカルだからといって、ランクが下がるとかそういうのではなくて、
それってショットにするからじゃなくて、マルガリータとかカクテルでは飲まなかったんですか?
あのね、そのね、カクテルっていうのがまたね、これちょっと難しいんで。
メキシコってね、水がさ、日本みたいに水道がちゃんとしてないから、
氷とかでさ、要はさ、うつっちゃうことが多いんですよ。
わかります?
あ、お腹くだすってことですか?
そうそうそうそう。
あー、なるほど。
で、言われたんですよ。
水はペットボトルを目の前であげてくれるお店だったら信頼できるんで、
そういうとこに行ってくださいねって言われて。
で、みんなよくやるのが、カクテル飲むときにショットで氷砕くじゃないですか。
それはどうやってその氷ができてるのか見えないから、
カクテル飲むときは注意してくださいって言われて、
一応ね、ウェイターさんがつくようなお店だったんですけど、
もう、普通にテキーラグラスっていうのがあるんですよ、メキシコって。
ワイングラスの背がめっちゃ低いバージョンみたいな。
それで出して、もうメキシコはこの飲み方以外ないからって言われて。
ストレートって言うんですか。
そうですね、ストレートでライムつけてね。
え、でもこっちでも飲まないですか?日本でカクテル飲まないですか?
まあね、日本のカクテルだったらギリ行けるかなって。
ああ、だったら別に入ってても行けるんだ。
テキーラサンライズとか。
でも飲もうと思わないかな。
なるほどね。そもそもダメなんだ。
そうでございますか。
ごめんなさいね。盛り上がらなくて。
私はね、すごく行きたいんです、ここ。
で、意外と行きやすいっていうのもね、魅力の一つとしてあって、
伊藤さん、グアダラハラとか行かれました?
行ってないです。
そっち側行ってないか。
一応、メキシコ第二の都市と言われている、結構栄えてるグアダラハラという場所があります。
で、そこから約1、2時間でアクセスできるんですよ。
グアダラハラは日本からの直行便で出てないそうなので、近くの都市で乗り継ぐ必要があるんですけど、
ただ、そこのグアダラハラまで行っちゃえば、結構アクセスが簡単というか、
面白い移動方法なんかもね、あるので。
で、現地では、結構こう歴史のある上流所とか、博物館っていうのも点在しているので、
そういったツアーもあるんですね。
もちろんテイスティングツアーとかもありますし、
移動の際にはですね、クエルボエクスプレスというテキーラ列車が出ております。
なんか聞いたことありますね。
これ非常に、テキーラ村行かれる人は大体使ってるんじゃないかなと思うんですけど、
この列車は、グアダラハラとテキーラ村をそろそろ結んでいる電車なんですが、
もうゆっくり走っていくそうで、アガベの畑とかも横切って行きながら、
美しい景色を眺めながら、テキーラを楽しむことができる贅沢な列車です。
素敵。
テキーラ飲み放題とかで、
それこそテキーラのちょっとみたいな飲み方なのかな、
とかマルガリータとかソーダ割りとか、
次々と列車の中で出してくるらしくて、
危険。
そうそう。
着いた頃にベロベロで、たぶん畑探索どころじゃないんじゃないかな、
やばい。
思いますね。
それなりに気をつけて行かないと。
でも、そういう列車でテキーラを堪能できる。
で、着いた後も蒸留場行ったりとかね、
テキーラとかの飲み方を教えてもらったりとかもちゃんとできるみたいなので、
いいですね。
そういうのもいいなと思って。
実は私、ワインエキスパートの資格の勉強のときもテキーラやるんですよ。
なので、いろんなカクテルの作り方とか、燃料どれくらいとか、そういうのもあるんですけど、
なので、もともとこのテキーラ村が世界参に登録されてるのも知ってたし、
それに試験のときに勉強したのもあって、
今、めちゃめちゃ行きたいんですよね。
テキーラ?
うん、行きたい。
テキーラ村行きたいです。
っていう感じなんですけども、
なんかね、毎年11月、テキーラテキーラばっかりですけど、
11月、12月あたりにはテキーラフェスティバルが開催される。
外行きたいんだね、あなた。
聞いてりゃさ。
いや、そうです。
開催されそうなので。
飲める場所をしこたま調べてきてるじゃないですか。
いや、なんかね、情報が入ってきちゃうんですよ、やってるとね。
で、結構その、代々伝わってる音楽とかダンスとか地元のグルメもね、
いいですね。
集結してる、そんなにぎわうお祭りなんだそうですよ。
僕みたいな飲めない人も、そういった雰囲気を味わえるとまた違うんだから。
違うんだからね。
明るいじゃないですか、南米、中南米。
まあ、北もそうだけど。
なんかこう、性格が全然違ったりとかね、そういうのもいいし。
そうだな、私はこう、麦わら帽子とか被って、アガベの畑を歩き回りたいですね。
そういうのいいななんて思いました。
はい、ということで、エンディング入っていきたいと思います。
はい。
どうでしたか?
あ、でもね、今ね、ちょっと思い出したんですけど、
はい。
唯一テキーラが飲めた場所があって、
うん。
僕その、鉄塩一茶っていう世界遺産に行ったんですよ。
はい。
で、そこに行ったらやっぱ観光地なんで、
まあ、いろんな土地のメキシコ中からお土産品を持ってきてる人たちがいて、
うん。
で、その中にテキーラ村から来て、テキーラを売りに来てたおばちゃんがいたんですよ。
あー、確かにそういうのありそうですね。
あったんですよ。
で、シーンどう?みたいな感じで進められて、うーっと思ってたんですけど、
うんうん。
なんかね、フレーバーがめっちゃあって、
うんうん。
で、そのオリジナルのもの以外に、フレーバーを加えたテキーラもあって、
で、はちみつフレーバーのテキーラがあったんですよ。
うーん。
それはね、超絶おいしかった。
普通に飲めた。
てかなんかその、ダメだって分かってたの飲むんですね。
うん、飲むさ。
飲むさ。
いやでもなんかね、匂いがすごい良かった、そのはちみつフレーバーのテキーラが。
あー、なるほどね。
で、一緒ツアーで来てた人たちがいて、
その人は日本人なんだけど、ニューヨークに住んでるんですよ。
うんうん。
で、それ飲んで、そのニューヨークの同僚の、会社の同僚の方に、
なんか5本ぐらい持って買って帰ってましたね。
アメリカはテキーラの飲む量が一番ですからね、
うんうん。
世界で一番多いんですよ、使用量が。
あ、そうなんですね。
はい。
なんかそう、そのフレーバー、はちみつフレーバーのテキーラだけはいけたっていうのを思い出しました。
そうなんだ。
はい。
やっぱアメリカってテキーラいっぱい飲むんですね。
なんかバーとかでね、よくテキーラ飲んでるシーンとか出ますよね、映画とか見ててもね。
そうですね。やっぱメキシコっていうのがアメリカの経済圏でもあるし、
なんかね、アメリカ人ほとんどらしいんですよ、その観光客。
うんうん。
で、その次にブラジルの方が多いらしくて、
ほとんどはアメリカの方が、長期休暇期間に来て、家族たちと遊ぶみたいらしくて。
はい。文化的にもお酒は根付いてるかなと思いますが。
はい。
はい。でまぁ、お酒の話ばっかりしちゃって、大人向きに感じるかもしれないんですけど、
うん、そうですよね。
ただ、ごめんなさいね、ほんとなんか飲みたい飲みたいばっか言っちゃったね。
うん。さっきから、必ずその貧乏ゆすりで机がすごい。
いや貧乏ゆすり、ほんとしてないんで皆さんご安心ください。
怖いから。
はい。飲みたいですけど。
ただ、これはね、ほんとにあの大人向けとか、決してそういうのではなくてですね。
はい。
お酒の話なんですけど、こう世界的な違う地域の文化の話、伝統の話とか、
大航海時代がこう始まっていって、文化が混合していく中でも、
そのテウチトラン文化という、その前からあった文化がちゃんと残されているっていうね、
はいはいはい。
その素晴らしさというんですかね。
はい。
まあ、もちろん混合していくことで、新しい建物の様式が生まれたりとか、
いろんなこう、文化が生まれるっていうのももちろんいいんですけど、
ねえ、その大航海時代は前のものが残っているっていうね、奇跡的なことでもありますし。
そうですね。
そうですね。なんか、両方見たほうがいいんでしょうね、きっと。
ね、思います。
あの、光の部分だけじゃなくて、暗い部分だけじゃなくて、
うん。
うん。すべてを含めて、それも世界遺産ということです。
そうそうそう。そういう背景を考えながら、お酒が飲める方は、テキーラ楽しんでいただけるといいのかなと思いますね。
うん。
はい。
はい。
テキーラをショットで飲む時って、ライム出てくるじゃないですか。
もしかしたら、みどさんはメキシコで飲んだ時、お塩も出たかもしれないですね。
はいはいはい。あの、よくショットの口つけるとこに、塩がバーって降ってあって、
あ、そういうのありますね。
ライム突き刺さってますよね。
はい。あれは、ライムはどういうふうに使うかはわかりますか?
カーって飲んだ後に、しぼる。
おー。え、なに?カーって飲んだ後に、しぼる?
うん。カーって飲んだ後に、ガッて口にしぼる。
あ、後からライムね。
はい。後からライム。
これね、いろいろあるんですけど、
最初にライムをかじって、のどをちゃんと保護していくんですね、それで。
それからテキーラを飲むんですよ。
そうすると、味わいもマイルドに広がっていくっていう、そういうのもあるので。
メキシコの方とかも、そうしてるんじゃないかなっていう、その方法としてはね、持ってたんで。
なんか、後からしぼった方が酔わないよって。
なんかね、聞いたことはありますね。
昔、会社の先輩に言われて、それでゲロゲロになっちゃったんですけど。
なるほど。
はい。勉強になりました。
はい。
お酒は本当にちゃんと20歳になってから、お願いします、みなさん。
CM狙ってます?
違う違う。
いや、なんかほら、ね、学生の方とかも聞いてるかもしれないから、
一応ね、今日はそういう歴史的な背景とかも話しましたけれども、
ちゃんと20歳になってから楽しんでください。
はい。という感じでございます。
はい。ありがとうございます。
ということで、いきたくなる世界さんでは、皆様からのお便りをお待ちしております。
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番組フォローが学ぶ方は、Apple Podcasts、Spotify、Amazon Musicなど、各種媒体からぜひフォローのほどよろしくお願いします。
加えて、高評価もよろしくお願いします。
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皆さんとの交流を楽しみにしております。
ということで、いや本領発揮でしたね。
本領発揮してました。
目が違うんだもの。
いやいやいや。そんな異常者な見た目に出てないですよ。大丈夫ですよ。
そうですか。
はい。
カナエさんが目が二重になってたんで、すごい。
いや、彼はね、もともとなんだ。
あ、もともとか。
はい。失礼しちゃうわな、それ。
ね、でも、おいしくお酒を楽しむっていうのはやっぱ、背景が知るっていうのも一つありますよね。
そうですね。分かりました。
ということで、ちょっともうね、カナエさんがうずうずしてたまんないんで、我々は酒場に向かおうと思います。
酒場にね。
はい。ということで皆さん、また来週お会いしましょう。バイバイ。
バイバイ。
この番組は、チコさん、タモンさん、フェリクスさんの提供でお届けしました。
ご支援いただきありがとうございます。