いいのわたるさんの挑戦
近藤淳也
こんどうです。
桑原佑輔
桑原です。
近藤淳也
IBUKI STATIONです。
今回は、ゲストをお迎えしています。
なんと、北米大陸をずっと走られている、いいのわたるさんに来ていただきました。
いいのわたる
パチパチパチパチ。
近藤淳也
ようこそ。
いいのわたる
よろしくお願いします。
ようこそ。
近藤淳也
いいのさん、お久しぶりです。
いいのわたる
お久しぶりです。走ってます。
走ってますか。
近藤淳也
走ってます。
走ってますよね。
今回、世界中の5大陸を7年掛け、6年掛けでしたっけ。
いいのわたる
6年、7年。
近藤淳也
7年ですよね。
掛けすぎて分からない。
掛けで、世界の大陸を走発するのを目標に、まずは北米大陸から今、挑戦中ということで。
いいのわたる
一旦、アラスカとカナダが終わったところっていうことですよね。
近藤淳也
バンクーバーでお時間があるということなので、
IBUKI STATIONにゲストで出演いただきました。
毎日、現在地をIBUKIで発信いただいてるんで、見ていただいてる方も多いかと思いますけども、
現地の様子というか、実際どういう感じなのかっていうのをぜひ伺えればということで、
ちょっと遠くからご参加いただきました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
いいのわたる
そうですね、映像とか、SNSで発信はしているんですけど、
やっぱりそういうところだと伝わりにくいところもあったりするので、伝えられればいいなと思います。
近藤淳也
ありがとうございます。
はい。
桑原佑輔
ひとまず、どうですか?元気ですか?
近藤淳也
どんな感じですか?
いのけです。元気です。
元気ですか?
いいのわたる
はい、元気なんで何でもできます。
近藤淳也
身体とかは全然、被変とか、調子悪いところとかはないんでしょうか?
いいのわたる
そうですね。
まず、フィジカル、体力面と、あとメンタル面みたいなのがあると思うんですけど、
フィジカル面で言うと、最初のほうは毎日たくさん走っているもので、ちょっと筋肉痛とかできたりするんですけど、
だんだん慣れてきて、今もスタートして2ヶ月経つので、走ること自体は慣れてきました。
一方で、暑かったりするんですね。
そういう時はやっぱりパフォーマンスが、皆さんレース出る方とかもご存知だと思うんですけど、
やっぱり暑いとパフォーマンスが落ちたりして、日々炎天下の中走るっていうのはきついっていうのがありますね、フィジカル。
近藤淳也
カナダだと、緯度は結構高いんで、ちょっと涼しいのかなって印象ですけど、暑いんですね。
いいのわたる
僕もそう思っていて、今カナダのバンクーバーですか、アメリカ島の国境なんですけど、
北緯で言ったら、カラフトとか北海道よりもっと上ですよね。
近藤淳也
日本領土で言ったらないぐらいの緯度の高さですよね。
いいのわたる
そうなんですけれども、30度とか超えたりして、
そうですね、こーっつって思いますね。
近藤淳也
そうですか。ちょっと温暖化の影響とかもあるのかもしれないですけど。
いいのわたる
そうですね。紫外線とかもやっぱり強くて、
ちゃんとリップクリーム塗ってないと、
ただれてきて、上の唇と下の唇がくっついてきちゃうんですね。
すごいですね。
近藤淳也
外にいる時間も長いですからね。
いいのわたる
長い長い長いです。
近藤淳也
ここまで何キロぐらいですか?4500ぐらいでしたっけ?
今、そうですね。
それでその大きな故障がないっていうのも超人的だと思うんですけど、
そこは大丈夫なものなんですか?
いいのわたる
確かにそれを気にする、心配していただく方はいると思うんですけど、
近藤淳也
不思議と人間って純能性がやっぱり高い。
いやいやいや、人間で一般化できない気もしますけど。
いいのわたる
そうですね。レースと違って、ここは踏ん張らなくちゃいけないとか、
スピードをキープしなくちゃいけないというわけではないので、
1日決めた距離を淡々と遅くても早くても進めるので、
ちょっと苦しかったら少し休めに、多めに休めを取ったりして、
調整ができるっていうのは、故障に直接は繋がらないのかもしれないですね。
近藤淳也
とはいえ誰でもできることでは絶対にないと思うんですけど。
桑原佑輔
ちなみになんですけど、
いいのわたる
いいですか?
シューズをですね、1回もまだ変えてないんですね。
で、そのシューズですね、これちょっとポッドキャストなんで、
言葉しか伝えられないんですけど、
30度、45度ぐらいにかかとのあたりがカットされてるんですね、斜め。
近藤淳也
ガニ股みたいな感じで走ってるんですよ、今。
それは替えのシューズがないわけではないんですよね。
いいのわたる
そうです。坂屋スポーツさん、他さんからですね、
シューズをご提供いただいて、持ってはいるんですけど、
近藤淳也
意地になって、これでちょっとパナマまで行きたいなと。
もう買えないんですか?1個で行こうとしてるんですか?
いいのわたる
1個で行こうとしてます。
1個で行くと、距離で言うと1万5千キロなんですけど、
まだ3分の1しか進んでないんですね。
近藤淳也
そこの意地はどういう意地なんですか?
そういうチャレンジも。
いいのわたる
社会やスポーツに飾っていきたいんですよ。
近藤淳也
なるほど。
走行中の苦労
いいのわたる
終わったのを。
近藤淳也
1万5千走った靴ですっていうことで。
いいのわたる
そうです、そうです。
近藤淳也
なるほど。
いいのわたる
ちょっと厳しいかな。
よくナイキのシューズとか、中にカーボンが入っているじゃないですか。
僕の持っている、履いているシューズも他なんですけど、中にカーボンが入っているんですけど、
近藤淳也
そのカーボンが今削れてきているんです。
いいのわたる
カーボンって、カーボンの下にまだスポンジがあるじゃないですか。
足が直接つく。
ラバーがあって、スポンジがあって、カーボンがあって、
足に直接つくような腰糸みたいなのが入っていて、
カーボンまでもうたどり着いているんです。
近藤淳也
ちょっと3倍は難しいかもしれないですね。
いいのわたる
3倍はちょっと難しいかもしれないですね。
近藤淳也
なるほど。
ちょっとじゃあ、ここまでの道のりを少し振り返っていただければと思うんですけど、
そんな一言じゃ振り返れないくらい長いと思うんですが、どうでしたか。
スタートしてからもう2ヶ月経つと思うんですけど、
いいのわたる
そうですね。
近藤淳也
どんな2ヶ月だったんですかね。
いいのわたる
そうですね。まず最初は寒さとの戦いでしたね。
6月にスタートしたんですけど、
6月は北極海の中でも一番温暖な時期なんですけど、
それでもマイナスにいくこともよくあって、
寒さっていうのが一番過酷だったのと、
寒さプラス何もないんですね。
800キロくらい。
近藤淳也
800キロ何もない。
いいのわたる
800キロ何もないんで、
お店が1カ所あるんですけど、
近藤淳也
1カ所で800キロの間にですか。
はい。
いいのわたる
ちょうど真ん中に。
それまではガソリンステーションもないし、
宿がそこに1個あって、
そこで食べ物とか、
近藤淳也
ちょっとお菓子とかを調達できるみたいな。
すごいですね。
いつもスタートして息吹で現在地が分かるので、
まずそれを朝起きたら見て、
その後Googleマップでそこのストリートビューを見て、
っていうのを日課に僕はしてまして、
今どんな道走ってるのかなと思って見てたんですけど、
だいたい毎日一緒で。
なんか砂利道みたいな、
ダートの道がずっとまっすぐ続いているっていうのが、
昨日も今日も明日も同じみたいな。
これは変化はなさそうだなって思って見てたんですけど、
やっぱりそういう感じだったんですか。
いいのわたる
はい。
定期的に、
その時はSNSとかに毎日上げます、
って意気込んでたんですけど、
桑原佑輔
もう早速ネタがないと。
いいのわたる
変わんねえよって。
近藤淳也
大丈夫でした?
精神的にずっと同じでつらいとか、
そういうのはあんまりないんですかね。
いいのわたる
そうですね。
初めの3日、4日ぐらいはこんな調子かなとか、
体が痛かったり、どういうふうにやっていこうかっていう、
ルーティン化するのに少し時間がかかっていて、
思ってましたけど、
最初の400キロのところにレストランがあるので、
桑原佑輔
そこまで約1週間なので、
いいのわたる
1週間まず目標に頑張ろうと。
最初のエイドだと思って。
近藤淳也
すごい距離感ですね。
毎日のサイクルというのは、
60キロとか70キロとか走られるってことですよね。
いいのわたる
それはどういう1日のサイクルをされてるんですか。
大体朝6時に起きて、
いつもシリアル食べるんですね。
火を使わない、火使うと時間かかるので、
簡単なシリアル食べて、
7時過ぎにスタートして、
そこから10キロ、15キロ起きぐらいに、
車が先に行って待ってくれていて、
飲み物とか補給して、
大体7、80キロですかね、走る。
終わると5時とか6時ぐらいになるのか。
そこで夜、車に積んでるインスタントラーメンですかね。
それを食べて、9時に寝るとか、そういうのですね。
すごいですね、もう修行僧のような。
近藤淳也
寝る場所もテントですか、車?
いいのわたる
僕とドライバーの方が一人いるんですね。
車にはスペアタイヤとかスーツケースとか積んでるんで、
一人しか寝られないんで、
ドライバーの子に寝てもらって、
近藤淳也
僕は外のテントで。
テントを張って寝ます。
シャワー浴びたりとかもなくて、
ずっと野宿とキャンプご飯みたいなので、
いいのわたる
しのいでるってことですよね。
初めの方はわりと寒いので、
そんなに汗かかないので、
シャワーとか浴びなくても、
なんとか2日ぐらい、3日ぐらい。
2日3日。
近藤淳也
2日3日ですね。
いいのわたる
そんなに臭くならない。
近藤淳也
その後はどうしてたんですか。
2日3日じゃ街が来ないんですよね。
いいのわたる
まだ来ないです。
それどうしたっけな。
もう確かに。
いやでもおかしい。
でも3日は入らなかった。
4日目に、
ガソリンかな。
違うな。
事情があって、
400キロ先の野道のところまで行ったんですよ。
近藤淳也
車で。
いいのわたる
そう車で。
なるほどなるほど。
そこで一旦泊まって、引き返したんです。
確かにNHKとの収録みたいのがあったりして、
戻る理由が必要だった。
近藤淳也
なるほど。
日常の生活と読書
近藤淳也
でも3日間シャワー浴びずみたいな状態があったってことですよね。
いいのわたる
私服ですね。
近藤淳也
私服?
桑原佑輔
シャワー浴びるとき。
近藤淳也
シャワー浴びるとき。
びっくりした。
いいのわたる
入らないのかと思った。
近藤淳也
病気にならない。
あの瞬間は。
すごい生活だな。
例えばでも夜、就寝前とかはどういうことされてるんですか。
ただ寝るだけですか。
いいのわたる
割とメールとかをしてますね。
日本とのやりとり。
日本にバックオフィスでSNSとかあげていただいてるので、
こっちで映像を撮ったりして、それを日本に送ったりとかですね。
そういうことしてましたね。
近藤淳也
じゃあ割と忙しくというか、走ってるか。
いいのわたる
割とそうです。
近藤淳也
そういう作業をするかっていう感じで。
そんな退屈って感じではなさそうですね。
いいのわたる
そうですね。
本とか持ってきてたんですけど、
いわゆる読む時間はなかったですね。
近藤淳也
そうなんですね。
暇っていうのはないんですか。
道が変わらなくて、ちょっとぐらい変化が欲しいなとか、
いいのわたる
そういう精神的な充実度みたいなのは。
退屈な走っている間に、一日大体10時間ぐらい走るんですけど、
その時間やっぱ退屈なので、景色が変わらないなっていうときはですね、
ラジオを聞いてます。
近藤淳也
ラジオ。出ましたね、ラジオ。
どんなラジオですか。
いいのわたる
日本のラジオで、スカイロケットカンパニーっていうラジオを聞いてます。
近藤淳也
もう一個なんですか。
いいのわたる
そうですね。
桑原佑輔
知ってます?初めて伺いました。
近藤淳也
どんなラジオですか。
いいのわたる
有名なんですけど、割とどういうラジオかっていうと、
ニュースでもなしに、音楽をずっと流し続けるわけでもなしに、
ちょっとバラエティーに近いような、
北極圏からアメリカへ
いいのわたる
みんなのお便りを読み、テーマを決めて、みんなのお便りを読みながら、
視界の人がいろいろ気持ちのこもったコメントをしてくれたりだとか、
近藤淳也
あと時期ネタもあったりして、なかなか面白いラジオです。
いいのわたる
3時間やるので、割と飽きずに聞いていられる。
近藤淳也
そうなんですね。
いいのわたる
あと、今後メキシコに入っていくので、
ラジオでスペイン語を聞いてます。
近藤淳也
語学の勉強ですか?
いいのわたる
そうですね。
桑原佑輔
なるほど。
近藤淳也
なるほど。
ちょこちょこやってます。
なるほど。
あの、はい。
いぶきステーションもポッドキャストをやってますし、
結構トレラン系のポッドキャストとかも最近多いんで、
いいのわたる
よかったらまた聞いてみてください。
海外でもそれは聞けるんですか。
近藤淳也
聞けます。聞けます。
そうなんですか。
例えばAppleポッドキャストとかで、
スポーツカテゴリーからさらにランニングカテゴリーとかに入っていただくと、
結構ランニングをしながら聞くのにどうぞみたいな、
ランニング系のポッドキャストとかも多くてですね。
割とトレイルランの方多いですね。
いいのわたる
いいですね。割と海外のトレイルのレースとかだと、
イヤホンなんか聞きながら走ったって構わないので、
そういう人は海外にいても聞けるんであれば、
ちょっと退屈な時とか山入ってレース中とか行ったら、
近藤淳也
ちょっと眠気覚ましになるかもしれないですね。
そうですね。
よかったら聞いてみてください。
いぶきステーションも最近いろんな大会の計測に行った時に、
会場の皆さんの声をちょっとインタビューして収録したりしてますんで。
そうなんですか。
そうです。
いいのわたる
それはレースとして一つのポッドキャストをやるってことですか。
近藤淳也
いぶきステーションというポッドキャストの中で、
例えば今回は音丈100の会場からお届けしますみたいな感じで、
何回か配信したりとかしてやってるんで。
いいのわたる
それはちょっとぜひ聞きたいですね。
近藤淳也
日本のみんなの懐かしい声が聞こえると思いますんで。
よかったら。
いいのわたる
一回どのぐらいの時間をやっているんですか。
近藤淳也
どうですか。
桑原佑輔
レースによりますけど、
いいのわたる
でも15分から30分ぐらいを何回かに分けてとかで配信してますね。
なるほど。面白いですね。
近藤淳也
ぜひ聞いてみます。
そんな感じで、北極圏過ぎて。
山が出てきたりとか、地形的には変化が出ていったと思うんですけど、
その先はどうでした。
いいのわたる
800キロ何もないところを過ぎてから、
一旦町に出て、また町に出る。
地域を出発すると、また何もないところを進んでいくんですけど、
だんだん景色が変わってきて、
色が今までこうやって茶色だったものが緑に変わったり、
花が咲き始めてきたり、ようやく出始めてきますね。
近藤淳也
あとはだんだんクマが出てきますね。
クマの映像が近くてびっくりしてるんですが、
InstagramやFacebookではすごい近くの距離にクマがいるんですけど、
桑原佑輔
あれは危ないのではないのでしょうか。
いいのわたる
割れ関節なんでしょうかね、向こうも。
トレイルの特徴
いいのわたる
こっちが何もしなければ向こうも、
なんか人間いるな、ぐらいの感じで。
虫か、もしくは車に轢かれてしまうから逃げるっていう。
それが僕みたいにゆっくり走ってるランナーとかでも逃げている。
近藤淳也
そうなんですか。でもたまにいいのさんに興味を持って食べ物持ってる時に
寄ってきたやつとかあったと思うんですけど。
いました。
むちゃくちゃ怖かったんですけど、大丈夫なもんなんですかね。
いいのわたる
あれはびっくりしました。珍しいですね。
やっぱりリンゴとかあると怖いもの知らずというか、
近藤淳也
たぶんその子供、親の引き受けを受けていない小クマが来たんでしょうね。
いいのわたる
黒いクマは人を襲う可能性のあるクマ、食べるクマですか。それとも食べないクマ。
基本的には食べないクマですね。
そうなんですか。
ブラックベアですね、黒いクマ。
近藤淳也
グリズリーではない。
グリズリーってブラウンベアって言われて、あとはホッキョクグマですね。
ホッキョクグマは完全に肉食なんで、アザラシでしたっけ、ああいうのを食べますけど。
いいのわたる
グリズリーとかブラックベアになると、どっちかというとベリー系とか好みとか、そっちをメインに。
もちろん肉食というか肉も食べますけど、どっちかというとそっち寄りというか、ベリー寄りとからしいんですよね。
でもたまに襲われたりして、食べると人間の味を覚えた人が、覚えたクマがまた人間を襲うってことはあるんですよ。
近藤淳也
じゃあ一応食べる種類なんですよね。
桑原佑輔
そうですね。
近藤淳也
地元の方もああいう感じなんですか、いるなみたいなぐらいの。
いいのわたる
地元の人は割ともっと気をつけてます。
近藤淳也
いやーほんと気をつけてくださいよ。
いいのわたる
そもそも道沿いにみんな歩いて通る人はいない車なんで、そんなに恐れるというかしてないですけど、
歩いてる人は歩くとしたら必ずこのペッパースプレーです。それを持ち歩けというふうにみんな持ってたり。
チェンジャーの人とかは草むらとか入るときは必ず持っていますね。
僕はカチャカチャ鳴るので持ってないんです。
近藤淳也
持ってないんですか。
いいのわたる
いろんな人に道中で会ったりするんですけれども、持ってんのかって必ず言われるんですけど、
だんだんめんどくさくなって、持ってると言います。
ただ持ってるけど車に入れてるので。
桑原佑輔
いやーお気をつけくださいね。くれぐれ持ってください。
いいのわたる
ありがとうございます。ラッキーだったのかな、どうなんでしょう。どうなんでしょうね。
近藤淳也
あとは結構いろんな現地の方とかと交流されてる様子も映ってましてね。
いいのわたる
家に泊まられてたりとか、ボートに乗ったりとかもされてましたけど。
あれはどういうきっかけで生まれていくものなんですか。
こういうの南に行けば行くほどどんどん街になってきたり、
街が村とかが増えてきて、いろんな人と出会ったりしたりして、
人から人に伝わっていったりしたりするんですね。
僕はやっぱりゆっくり走ってるので、トラックドライバーが時々お前を5回ぐらい見たよと。
行ったり来たりしてる間に。
なるほどなるほど。
言ってなんかくれたりいただいたりだとか。
あとは何人かがですね、
いぶきのトラッキングを見て、
今日ここまで来てるんだねっていうのでコメントくれたりして。
近藤淳也
その方はどうやって知ったんですか、そのリンクを。
いいのわたる
インスタか何かのリールでパッと流れてきた人。
自分から自ら僕を探したわけではなくて、
おすすめ動画とかそういうので見つけたんでしょうねって言ってました。
近藤淳也
でも英語も書かれてますもんね。
いいのわたる
そうですね。
で、出会う方とかにどうやって見つけたのって聞くと、
このトラッキング見たんだよって言って。
見せてもらうとちゃんといぶきのトラッキングで、
あれですね、英語の表記で出てくるんですね。
近藤淳也
そうなんですよ。実は今年から英語対応してまして、
ブラウザーが英語の場合は英語でちゃんと出るようになってます。
いいのわたる
そうなんですね。びっくりしました。
近藤淳也
でもこんなふうにして海外のユーザーさんというか、
海外の方にいぶきを見ていただいてるっていうのはちょっと。
もともとあれですね、例えばレイクビワさんとかが海外の招待選手とかこれから来るので、
海外の選手でも見えるようにっていうふうにご要望もあって対応してたんですけど、
それよりも先に外国の方に使っていただいてるケースになったっていう。
いいのわたる
すごい助かります。それはすごい助かりましたね。
皆さんそれを見て来ていただく方も多くて、
それをまたストーリーズでいぶきの画面をシェアしてくれたりとか。
桑原佑輔
ありがたいです。
近藤淳也
そうなんですか。
いいのわたる
あとあれか、NHKワールドですね。
NHKワールドでMCの方、司会の方がいろいろアナウンスしていただいてる中で、
いぶきの紹介もしてくれたんですよ。
NHKワールドの画面に出して、こういうふうにトラッキングしてますみたいなこと言ってたんで、
多分そういうのを見たりしてる人もいると思うんです。
近藤淳也
なるほど。せっかくいぶきの話になったんで、いぶきのこともちょっと伺えればと思いますけど、
今回は衛星通信が海外ということで衛星通信に対応したモデルをいぶきに対応させてお持ちいただいていますけど、
いぶきのことはどうですか。順調に使えてますか。
いいのわたる
順調に使えてます。
先月、違う先週ぐらいかですね。山に入って、
パシフィッククレストレールですね、PCTの山に入って、
険しいというか山の中に入って障害物とかいろいろあるんですけれども
山から降りてきて確認したらちゃんとそこも10分おきにトラッキングしてくれてるので
かなり順調に動いてますね
近藤淳也
よかったです
僕たちも北極圏の一番北の橋とか大丈夫かなって若干心配だったんですけど
いいのわたる
ずっと最初からトラッキングが見えていてちょっとホッとしてることですけど
本当のスタートのところからあれ確かにそうですね
近藤淳也
充電とかはお困りだったりしないんですか
毎日夜とかにされてるんですかね
いいのわたる
毎日夜にしてます
1日10時間ぐらい使うと30%ぐらい消費するのかな
30%ぐらい
アメリカのトレイル
いいのわたる
なので順調にそのまま充電一切せず3日は持つのかなっていう感覚
とはいえよく充電をしているので割と
近藤淳也
でも確かにレースと違って24時間走り続けるわけではないですもんね
ちゃんと充電する時間があるんでサイクルの中で使っていただいてるって感じですね
いいのわたる
この先アメリカを走るときPCTですね走るので
その時はドライバーの人と3日4日会わない期間もあると思うので
そこでバッテリーを持っていけばなんとかなるかなと
近藤淳也
1回充電すれば3日持つので
この先の話にも伺いましょうか
カナダも終わってアメリカに入っていくわけですけど
ここまでは基本はロードが多かったですかね
いいのわたる
多かったですよね
近藤淳也
それが一気にトレイルに変わっていくんですかねこれからは
いいのわたる
そうですね
ちょっと一言言いたいんですけど
これ今までロードだったんですけど
じゃあロードだったら楽かっていうとめちゃめちゃ辛いんですよ
全然楽だとは思ってないですよ
頑張ってるんだよアピールをしたい
近藤淳也
わかります全然楽だと思ってないですけど
いいのわたる
アメリカじゃ北海道のなんだろうな北海道のジェットコースターの道っていうのがあるんですよ
アップダウンがすごい遠くの方まで見えてて
近藤淳也
フラノのね
いいのわたる
こういうのが今までずっと続いたんで
近藤淳也
結構アップダウンがあるってことですか
いいのわたる
ありますねだいたい1日70キロ走って
80キロか7,80キロ走って
800メーターアップぐらいですね
近藤淳也
結構上りますね
いいのわたる
なので次行くトレイルもアップダウンはあるんですけれども
意外とそんな変わらないかもしれないですね
アップダウンだけでいうのは
近藤淳也
そうなんですか
いいのわたる
アメリカのトレイルご存知だと思うんですけど
ガツンと登ってガツンと降りるっていうところもあるけれども
割と走りやすいトレイルの方が多いですね
近藤淳也
そうなんですね
いいのわたる
あそこカナダのPCTをですね
だいたいどのぐらい走ったんだっけな
30キロぐらいか
実際先週走ってきたんですけれども
もちろんアップダウンあるにはあるんですけど
やっぱり走りやすいところですね
日本でいう
どこだろう
ちょっと東京の方になってしまうんですけど
反応とかチチブとか
ああいうところを走っているイメージですね
市街地とかああいうなんかもうえらいところを走るわけではない
イメージですね
市街地はまたちょっと特集ですけどね
近藤淳也
井野さんとしてはどうなんですか
トレイルが増えていくのは嬉しいことなんですか
パシフィッククレストトレイルと将来の計画
いいのわたる
個人的にはそうですね
いろんな景色が見れて
標高も上がるんで涼しくなるから
そこに期待をしてたんですけど
一方でこれだけ人と出会ったりしていると
人と出会うことの楽しさっていうのが大きくて
山でもちろん人と出会うこともできるんですけれども
狭い範囲というか
応援というか一緒に頑張ろうねっていう感じになるわけですね
その相手も一緒に走ってるとか
ハイキングしてるんで頑張ってる
だからロードを走った方が
やっぱり出会いもあって
チヤホヤしてくれる
近藤淳也
向こうは走ってないからってことですよね
いいのわたる
走ってないから応援をしてくれる
お互いに励まし合うっていうのとは違う
っていうのがあってですね
それもあったりして
ロードの方が割と出会うチャンスも多いし
近藤淳也
っていうのがあってかなりちょっと悩むところではあります
じゃあこれからもコースを変えていく可能性があるっていうことですか
いいのわたる
そうです
まずシアトルに向かって
ドライバーが次のドライバーの人に変わるので
シアトルまではロードで行かなくてはいけないんです
そのシアトルからどう行くかっていうので
そのまま南に向かっていくのかトレイルに入るのか
近藤淳也
なるほど
いいのわたる
選択肢になると思います
近藤淳也
じゃあ
いいのわたる
なおかつですね
今年特に多いのが山火事が多くて
僕がカナダ側のPCTに入った時も
空から灰が降ってきたんです
僕らがそこを脱出した
次の日から山火事で入れなくなって
今度シアトルに向かってまたPCTに入るんですけど
どうやら山火事でノースカースケートっていう公園がですね
入れないみたいな感じになっていくので
今度は行きたくても行けないような
山火事なんてあんまり日本じゃあるんでしょうかね
あんまり聞かないですけど
近藤淳也
そんな大規模な山が全部燃えるってあんまりないと思いますけど
いいのわたる
乾燥の具合とかが違うのかもしれないですね
乾燥とあと風がすごくて
完全にやけの花になった町を通過してきたんですけど
近藤淳也
それも山火事ですか
いいのわたる
そうです
たまたま泊めさせていただいた
それもイブキの関係で知り合った方で
泊めさせていただいたご家族と話をしてたんですけど
その人はもともとやけの花になったところの出身で
自然発火か何かで火事になって
それがたった30分ぐらいで全部燃えたらしいです
風がすごかったらしい
なるほど
近藤淳也
今年もハワイで結構死者が出て
町ごと燃えたっていう事件というか山火事がありましたし
本当怖いですよね
それも温暖化も関係あるのかもしれないですけど
気をつけてください
いいのわたる
上からね
Googleマップの上から見ると逃げ道とかもあるかもしれないけど
横から見てるとどっちに逃げたらいいか分からない
近藤淳也
そうですよね
しかも燃えてる様子がリアルタイムで分かる方法がないと
なかなか火の分布とか分からないですもんね
いいのわたる
そうですね
いぶきって地形とかで切り替えられるじゃないですか
近藤淳也
山火事マップでやってください
実はですね日本は雨雲
雨雲を重ねてみられる機能がありまして
先日の台風の時に
その時やってたイベントの方々が
どれぐらい雨雲が近づいてるかとか見えてたんで
結構それは便利に使っていただいてるんですけど
まだちょっと海外に対応してない上に
山火事マップが
まだ対応してなかったんで
検討課題に入れておきます
いいのわたる
そうですねだいぶ優先度が低いですね
すごいですね
台風とか雨雲レーダーみたいなものが出るよね
近藤淳也
そうですね雨雲と雷が今重ねられます
いいのわたる
雷もそれはすごい
近藤淳也
結構100マイルレースとかだと長いんで
大会本部もどこで雨が降ってるかとか
分からなかったりするんで結構便利に使っていただいてます
いいのわたる
そうですね画面2つ出して照らし合わせるのかなり手間取り
そうですね
なので確かに
雨雲レーダーの海外版お願いします
近藤淳也
っていう話ですよね
そうですねそっちがまず先
ここからは
パシフィッククレストトレイルを前線
どうかっていうよりは
トレイルに入ったりロードに行ったりっていう感じになる
いいのわたる
そうですね半分ぐらいかな
思っています
近藤淳也
でもそれもまた変化があって楽しみですし
出会いは確かにすごく
山火事の被害と日本食の食べ物
近藤淳也
力になってるんだろうなって感じるので
大切にしていただければなと思います
桑原くんは何かありますか
桑原佑輔
質問とか聞きたい
そうですねかなり処方的なところというか
あれかもしれないんですけども
今現状で一番食べたい日本の食べ物は何ですか
近藤淳也
いいねいいね
いいのわたる
天家の天ぷら
桑原佑輔
天丼か
いいのわたる
天丼食いたいですね
これまでも
今バンクーバーにいる時もですね
日本食のお店はどこにもあるんですけど
天ぷらがですね
桑原佑輔
なんかしなしななんですよね
いいのわたる
なるほどカラッと揚がった
カラッと揚がったのがサクッと食べたい
桑原佑輔
そこは味わいたいとこなんですね
俺は帰ったら食べたいなと思いながら
いいのわたる
なるほど
今回この北アメリカが終わった後を
桑原佑輔
一回帰国とかされる予定なんですかね
そうですねパナマ
いいのわたる
パナマの方に予定では
2024年ですね来年の2月に
到着する予定なので
どのぐらいですかね
ちょっと数週間ぐらいですかね帰って
クラウドファンディングも
返礼みたいのもあったりするので
それも含めて一旦戻って
日本に戻ってまた
今度はタナは通過できないので
コロンビアからスタートする感じです
なるほどその時にならないともしかすると
桑原佑輔
カラッと揚がった天ぷらは
食べれない可能性があるってことですね
そうなんですね本当ですね
UTMVへのメッセージ
いいのわたる
食べたいなあったかいのが食べたいな
紹介してください
通られる道沿いにいい日本食屋がないか
桑原佑輔
そうですね
情報ある方はぜひ
いいのわたる
ぜひ教えてほしいですね
桑原佑輔
マニアックだよな
いいのわたる
いろいろ教えていただいてありがとうございます
近藤淳也
飯野さんから何かあります日本人
日本にいる皆さんへのメッセージとか
日本に
いいのわたる
そうですね
このポッドキャスト編集していつ
放送になるかわからないですけど
近々UTMVありますよね
たぶん直近だってUTMVがあるので
出られる方もぜひね
頑張ってくださいっていう
ちょっと月並みな言い方なんですけど
一歩進めば一歩ゴールに近づくので
諦めないで
気持ちの波っていうのがあると思うんですけど
進んでいれば
必ずゴールがどんどん近づいてくるので
また
毎日毎日ゴールと思っているので
UTMV出る方は一つ一つの
ゴールとまずは思ってそこまで進んで
小分け小分けで
ご褒美エイドを自分に与えて
感想していただきたいなと思います
UTMV
近藤淳也
飯野さんが一歩一歩進めばちゃんと進むっていうのは
説得力が違いますね
いいのわたる
重い
最近あと500キロとか
近いなと思って
桑原佑輔
感覚がちょっともう
いいのわたる
だいぶバグってますね
近藤淳也
サイズが大陸レベルなんで
桑原佑輔
スケールが違うなということで
近藤淳也
じゃあ本当に
お疲れのところどうもお時間いただいて
ありがとうございました
いいのわたる
ありがとうございますまた次の大陸
走り始めたらまたここに出演させてください
本当ですかぜひぜひお願いします
近藤淳也
定期的にお話伺えたら嬉しいです僕たちも
はいじゃあどうも今日はありがとうございました
ありがとうございました
頑張ってくださいこれからも応援してます
いいのわたる
ありがとうございます