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2022-03-22 18:04

のぞみ1人回:プロジェクト・ヘイル・メアリーの魅力

BGMなし・撮って出しです。一緒にアンディ・ウィアーの世界にはまりましょう。

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はい、こんにちは。Tanaka Nozomiです。
今回はMikiさんがお仕事を忙しいってことなので、私が好き放題、
本の話をしようかなというふうに思ってます。今回はですね、タイトルにも入れようかなと思ってるんですけど、
最近読んだプロジェクト・ヘイル・メアリー
SF作品ですね
の話をしようかなというふうに思ってます。
で、これ2021年
収録している時点からすると昨年ですね。
12月に発売をされているんでですね、SFが好きな方だったり、あるいは映画のこのオデッセイ
だったり、そういうものが好きな人は、見られている方も多いんじゃないかなと思うんですけど、
改めてのネタバレ、今回はなしで、
魅力を存分に話したいなというふうに思ってますと、
Amazonのレビューとか見ても、めちゃくちゃレビュー数ついてるんですよね。千いくつとか多分しかついてたはずなんですけど、
それでも評価のお手もすごく高くてですね、
私がここで言うまでもなく素晴らしい作品ですと。
なんですけど、せっかく推しなので、この書かれているアンディ・ウィアーという作家さんがですね、
もう改めて愛を語っていきたいなというふうに思っているところですと。
で、出版しているのは早川さんからSFの
ある種の王者の一人と言ってみてますけど、早川さんから出てますと。
で、正直な話、表紙も正直見ないほうがいいし、
早川さんの書籍の紹介ページにあるような
この本、こういう本ですっていうのも、見ずに読んだほうが
私はいいと思ってますと。
これ何かっていうと、アンディ・ウィアーのSF作品、第1作の火星の人もそうですし、
第2作のアルテミス
もそう。で、第3作がこのプロジェクトヘイルメアリーになるんですけど、3冊とも
一人称なんですよね。主人公って人がいて、その人の視点から物事が展開をしていくっていう
進み方になるんですよね。
神の視点が、なんかこう、この時はこういうことでしたとか、一方この時ここではこんなことが起きてます
みたいなことの
記述ってのはすごく少なくて、何ならほとんどなくて、
主人公一人一人が見ている視点で起きている謎だったり、目の前の課題っていうものに
必死に取り組んでいくっていうことが、このアンディ・ウィアー作品の一つの魅力なんですよね。なんですけど、
この作品の紹介を読んじゃうと、一部ネタバレなんですよ。もうこの、これその後の時点が。
なので、もうぜひ、なんて言うんでしょう、
だったらどうやって判断してこうたらええねんっていう話は、まああるんですけど、
もう信じて買ってもらうと、もう目も閉じて、プロジェクト・ヘイル・メアリーという文字で検索をし、
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表紙も見ず、上下巻をもうそのまま買い物カゴに入れて、パンパンとこう、
Kindle でも紙でも買い、
届いたらそのまま開くと、
読み始めるというので、
始めていただきたいですね。
本当に何も、
何も見ずに読んでいっていただきたいと。
何かって言うと、上巻の一番最初の部分は、
主人公が、自分が誰かも分かんないみたいな状態から始まるんですよ。どこにいるかも分からないし、
自分が誰かも分からない。これはネタバレ、まあまあいいか、っていう状態から始まるんですよ。
なんですけど、それ読んじゃうと、分かるんですよね、どこにいるかとか。
分かっちゃうと。
なので、できるだけそういう情報を
抑えて、
主人公と同じ気持ちで読んでいっていただくっていうのが、一番この本の内容を噛み締めて楽しめるんじゃないかなっていうふうに
思ってますと。
先ほど申し上げたみたいに、これはアンディ・ウィアーっていう作家さんが書いてるものなんですけど、
映画オデッセイでも有名になった
火星の人っていう第一作。
これはどんな話かというと、宇宙飛行士の
一人が火星の探査をしてる間に、ちょっと不運なことがあって、火星に一人取り残されちゃったと。
周りの人はみんな、そいつは死んでると思ってて。何でかというと、もう
宇宙船飛び立っちゃってるし、
なんかその
取り残された状況の時にも、なんかもうバチコーンってこう、
なんか物にあたって吹っ飛ばされてるみたいな、生きてるか死んでるか分かんないし、
当然食糧も限られてるし、死んじゃってるだろうってみんなが思ってる中で、なんとか
生き延び、かつ生きていることを伝え、助けに来てもらい、ってことをトライをしていくっていう。
そういうお話が第一作でしたと。
で、アルテミスっていう第二作目の方は、月面都市ですね、を舞台にして、そこで働いている
なんていう役、
なんていう役というか、なんていう職業なんだろう。
そうやったら物を運ぶ人、地球から持ってきた物を
月の人にいろいろ届けていくっていうのをやっているような人が主人公だったんですけど、どっちも
なんていうんでしょう。
すごい努力するんですよね、まず主人公が。
努力というのはなんかこう、
ジャンプ的な、誰かを倒すために頑張るとかっていうことよりも、
目の前にどんどんどんどん新しい問題が起きていくと。
で、新しい困った人も出てくるし、
で、なんか良かれと思ってやったことが破滅的な結果に結びつくというか、そういうことも
往々にしてあるんですね。で、そういうところで一歩一歩問題解決のために
頑張っていくっていうのが、この
なんていうんですよ、
アンディ・ウィア作品の特徴なんですけど、
今回のこのプロジェクトヘイルメアリーもまさにそういう作品ですと、
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主人公がさっき申し上げたみたいに
気づくんですよね、ある日。私、誰だっけ?みたいな。
で、どこにいるんだ、私は?っていうところからだんだんに自分のことを分かっていって、
何をやるべきかとか、そういうことを考えながら、いろんなことに取り組んでいくんですけど、ここは
何に取り組むのかとか、それをどんなふうに解決するんだみたいなところは、
それがアンディ・ウィアの見せどころなので、ぜひぜひこれは読んでいただきたいなというふうに思って、
いますと。
なんで、一個一個が自然なんですよね。
自然というのは別に何というでしょう、成り行きでそうなっているっていうかは、
主人公はSFの作品の特性でもあると思うんですけど、すごく科学的なことにアンテナが立っている方なんですけど、
物事が何か問題が起きるたびに、
自分の科学の知識を使って、こうやったらいいんじゃないか、こうやったらいいんじゃないか、もしかしたらこういうことなんじゃないかってことを実験をして、
失敗をしたり、成功したり。
っていうことを繰り返しながら前に進んでいくと。
解説の中にも書かれているアンディ・ウィア作品の特徴でもあるんですけど、
その
主人公が全然へこたれないと、何があってもへこたれないその性格とピンチを笑い飛ばすユーモア精神というのを守っていると。
これは1作目も2作目も3作目も同じですね。
アンディ・ウィアさんってそういう人なんだろうなというふうに思うんですけど、
とにかくへこたれずに、ピンチを笑い飛ばすユーモア精神があると。
すごく
このユーモアっていうのがいいんですよね。すごい真剣なシーンでも、
ちょっとしたユーモアっていうのが出てきていて、
さっきの
序盤の自分が誰だかわからないっていう、
それをわかるためにいろいろ考えてみるんですけど、その時に自分がどういう単位で
物を考えるか。例えばメートルで考えるのか、マイルで考えるのかとか、
あとはその、何だろう、ポンドで考えるのかどうなのかとか。
ポンド、ヤードポンド法で考えるかどうか。ヤードポンド法で考えるって言葉、私はアメリカ人みたいなことを考えていくんですけど、
そういうところが何て言うんでしょう。考え方として
すごい良いというか、面白いというか、そうやって考えるだろうな、クリエイティブだなあっていう感じがすごくしますと。
この本はSFマガジンの4月号で、
これまた私の大好きな作家さんの一人である、イスカリユバさんが書評を書かれてるんですけど、
この書評もですね、めちゃくちゃめちゃくちゃ
良かったんですよ。この作中では謎が解明する過程が全て、科学の手順に基づいていると。
SFっていうものは何と訳すか。
SFのSとFに何を当てるかっていう時に、いくつかパターンがあるんですけど、
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サイエンティフィックフィクションっていうやり方もあれば、
スペキュラティブ、試作的なとか、スペキュラティブフィクションっていう書き方もあったりするんですけど、
SFを文字通り、科学のフィクションと解釈するなら、これほど純度の高いSFはかつて見たことがないという書評もあったりしますね。
この書評の中、書評にもあれなんですよね、
見るとですね、そうだよな、そうだよなって、独語の今だからこそ、うんうんうなずきながら読めるところがたくさんあって。
いや、何度も同じ話になっちゃいますけど、これはまず手に取って読んでほしいなと思って、
上下巻の最初、20ページ読むだけでも、
いいだろうな、いいだろうなとかハマっちゃうだろうなっていう感じがしますよね。
いや、本当に本当にいい作品なんですよ。
何でしょうね、魅力が何なのか、魅力が何なのか、ちょっと話が脇にそれちゃうかもしれないですけど、
スカリオバさんのアンディ・ウィアー表の中に、アンディ・ウィアーの世界について誰が見てもわかる嘘が存在をすると。
それは政治的トラブルが一切発生しないことっていうのが書かれていて、確かにこれもそうかもしれないなと。
このプロジェクトヘールメアリーの中でも、国を越えて連携をしてっていうシーンが出てくるんですけど、
中国、アメリカ、ロシア、一部日本、他の国々もっていうのがあるんですけど、
確かに政治トラブルっていうのは出てこないんですよ。
で、前別で読んでいた世界SF作家会議ってものの中で扱われていたのは、
いや、そういう政治語のゴタゴタができてくると話が濁るからっていう問題の焦点がぶれちゃうから、
あんまりそういうのはSFで描かないんだって話もあったんですけど。
イスカリーバさんのこの政治のドタドタ、そういうトラブルが描かれないのは何でかっていうと、
著者からのメッセージとして、人類が一致団結すればこんなにもすごいことができるのになぜ我々はそれをやらないのかっていう問いかけを著者が提示してるんじゃないかっていうのがこの書評の中にも書かれていて、
いや、なるほど、そういうふうにも読めるかっていうのを。
本を読んだ後にこの書評も改めて読んで、いいな、いいなっていうふうに思っているという感じですね。
確かに純度の高い科学SFでもあるんですけど、私はどっちかっていうとこういう本は、
日々の仕事で苦労されている人、普通に会社員でSFそんなこと読んでないんですけどっていう方であっても、
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いや、目の前のお客さんが大変でとか、
そういう方は別にサラリーマンじゃなくてもいいんですけど、日々の何かが大変だっていう人にはちょっとこう、なんていうんでしょうかね、
相対化するためにこういう壮大なSFを読んでみるのはいいんじゃないかなと思っていて、
ちょっと昔のSFだと宇宙でこんなことがあって戦争があって異星人がみたいな、もうドンパチって感じなんですけど、
先ほど申し上げたみたいに確かにこのプロジェクトヘイルメアリー、あるいはアンディヴィア作品ってスケールはすっごい大きいんですけど、
中には出てくるユーモアの感じがすごいちょうどいいんですよね。
なのでそういうSF自体にそんなに関心がないんだよっていう人も、ちょっとほっこりしながら読めるっていう側面がまずあるなっていうのと、
そんな中で私もこのプロジェクトヘイルメアリー読んでる時は、今もそうなんですけど仕事が結構忙しいかつプレッシャーも高いみたいな状態にあるんですけど、
このプロジェクトヘイルメアリー読んでるとなんか大したことねえな自分の悩みとかいうふうになるんですよね。
このプロジェクトヘイルメアリーの主人公の置かれてる状況ってとんでもないんですよ。
だんだんにその主人公って自分が誰かを思い出し、自分がいる場所を理解し、
なんでそこにいるんだっけっていうことを理由とか目的とかだんだんに理解を深めていくんですけど、
自分がその状態になったら耐えられないだろうなみたいなところからユーモアと何とか頑張るかっていう精神で前に進んでいくんですよね。
そういうのを見てると人間ドラマですよね。
これから毎日毎週書いてるニュースレーターの中にも取り上げたんですけど、
最近このコンテンツって味が濃いじゃないですか。感動してくださいみたいなやつだったり、すごいでしょみたいなものだったり、
ちょっともう味が濃いなっていうものがある中で、
そういう励ます系のものとかって受け入れづらいなと個人的に思ったりはするんですけど、
このProject Hail Maryの中身の壮大感は残しつつもいい感じに柔らかくしてくれてるっていうのは本当に本当に心に刺さるものですね。
で、かつこれアンディウィアさんが作家なので当然日本語じゃなくて元々は英語で書かれてるんですよね。
で、翻訳も素晴らしい。翻訳も素晴らしいんですよ。これ私日本語で読んだんですけど、
この翻訳って裏側で英語何当ててるんだろうっていうのに関心があって、ちょっと原著版も今買ってみようかなと思って、
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でも読む時間どうしようかなっていうのを考えてると思うんですけど、
ちょっと横に並べて読みたいなって思うぐらい役がいいんですよ。
ちょっとだけ言うと、2たす2話っていうのを主人公が聞かれるっていうシーンがあるんですけど、
そこであんまりうまく言えないっていう状態を表現するために、
これなんか上下があるのでものすごい量なんですけど、
一個一個についてすごいハマる役があったって言って、
いやなんか翻訳の文体が苦手なんですっていう方でもこれは全然読めちゃうなと思ってますと。
本当に私個人的にはこのSFはもう万人が読むべきであるとさえ思ってますね。
例えば超高速高校だといったら光の速度を超えて動くとか物理っぽい話とか科学の何ちゃらとか出てくるんですけど、
正直それを読み飛ばしても全然この話の魅力っていうのは損なわれないなというふうに思ってますと。
本当におすすめですね。本当に本当におすすめです。
今世の中は全般的にいろんな大変なことが起きてるところではあるので、
当然そういうところから情報取りに行くどうかっていうのはあるんですけど、
少しスケールの違うもっと大変なものに目を向けて自分の心を安定させるっていう方法もあるかなというふうには思うんですよね。
本当におすすめです。
なので誰か読んでいらっしゃる方がいればあそこで起こったよねっていうのを心から語り合いたいなというふうに思っている最近です。
これサンタインの時にも言いましたけどSF作品のいい作品っていうのは本当にお互いに語り合いたくなりますね。
私も全然SF詳しくなくて本当のSF詳しい方だったりも全部SFマガジン全部読んでますとか、
20年内のファンですみたいな人の前に出ると何も言えることはないんですけど、
そういう人はそういう人でも素晴らしいなと思いつつ、
にわかファンであっても熱く愛を語るっていうのが私はそうしたいなっていうふうに思ってるので、
そんな感じのプロジェクト、ヘイルメアリー大好きでしたのご紹介っていう感じですね。
まず上巻ですね。
上巻だけで2000円ぐらいするのでお財布にって話はあるんですけど、
まず上巻買っていただいてよかったらぜひ下巻の方に持っていることは思ってはいますと。
一緒にワクワクしましょうと。
そんな感じで今だいたい20分ぐらいですかね。
プロジェクトヘイルメアリーぜひ買ってみてください。
18:01
ありがとうございました。
18:04

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