2019-11-27 09:09

#8 尾崎秀実

尾崎秀実(おざきほつみ)という、近衛文麿内閣のブレーンとして活動していたが、その実ソ連のスパイだったという人物。太平洋戦争開戦という歴史の転換点に大きく作用した人物について解説します。 <受験キーワード> 尾崎秀実、ゾルゲ事件、近衛文麿内閣
<制作>
出演:オルタ・百合城 
プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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00:07
こんにちは、ユリシロです。
こんにちは、オルタです。
実は最近、友達から急に尾崎穂積って人の写真を送られてきたんだけど、尾崎穂積ってどんな人物か知ってますか?
いや、全く知らないです。
僕も知らなくて調べてみたんですけど、尾崎穂積って、実は日本史を変えたと言っても過言ではない、とてもすごい人物だから、ぜひ紹介したいと思います。
まず尾崎穂積の老いたちについて紹介します。
私は父の仕事の関係で幼少期台湾にいました。しかし台湾ではひどい差別にあって、そこで共産主義という考えに触れました。
何で差別を受けていたんですか?
当時は結構、人種で、民族意識が強かったので。
そして彼は日本に帰った後、とても秀才だったので、東京大学の法学部に入学しました。
すごいですね。
その当時の旧邸台は、共産主義の倉屈と言っても過言ではないぐらい、共産主義の考えを持つ人がいっぱいいて、
その上、図書館などで自由にマルクスの資本論などを借りることができたので、共産主義の思想を深めるにはとてもいい場所だったのかもしれません。
そうですね。
彼は東京大学を卒業後、朝日新聞社に入社しました。
当時の朝日新聞社は、共産主義という考えを持った人がとても多く、彼の共産主義を広めたいという思いは加速していったのかもしれません。
そして彼は、上海に移動しないかという話を持ちかけられ、喜んで上海に移動します。
誰に持ちかけられたんですか?
それは上司、普通に上司だと思います。
上司か、わかりました。
その当時、上海は共産主義の、アジアにおける共産主義の拠点だったため、彼が上海に喜んでいきたい気持ちもよくわかります。
当時の東京は、検閲が厳しく、共産主義を広めるのには、あまり適していなかったのかもしれません。
そして彼は、移動先の上海でゾルゲという人物に出会います。
ゾルゲってどんな人物なんですか?
ゾルゲっていうのは、日本史先行の人だったらわかると思うんですけど、ゾルゲ事件という事件があって、
それの主犯覚と言ってもいい、ソビエト連邦のスパイです。
スパイだったんですか?
ソ連は当時、重宝活動を多くしていて、軍事力はそこまで強くはなかったんですけど、情報戦がとても得意な国家でした。
そうなんですね。今もそんなイメージありますよね。
比較的、アメリカの政府とかにロシアのスパイがいるみたいな噂とか、
例えば最近だと、トランプがロシアとホットラインで何か密告をしていたとか、そういうニュースがたびたび見られます。
そうなんですか。
そして彼は、ゾルゲにスパイにならないかという提案を持ちかけられ、喜んで承諾します。
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喜んで承諾したんですね。
彼は共産主義者だったので、やっぱりソビエトのために役に立ちたいという考えを持っていたので、喜んで承諾したんだと思います。
そして彼は東京に帰ると、東京大学の頃の同僧であった牛場という人物に接近します。
その人はどういう人物なんですか?
彼は戦前のこのえふみまろ内閣のこのえ首相の側近で、共産主義の考えを持っていなくて、
尾崎がそういう共産主義の考えを持っているということも知らなかったので、ただの政治について語り合う友達と思ってて、
それでこのえ首相は当時朝飯会という会を開いてたんですけど、朝飯会ってどういうものかわかりますか?
朝飯会ですか?
朝飯。
朝飯を食べる会ですか?
朝食会ってもいいんですけど、本当に朝飯を食べる会なんですけど、朝飯を食べながら政治について討論をする会だったんですよ。
それで尾崎は話したらすごい口がうまくて、しかも人望も厚い人物だったんで、
牛場にどうにか巧みな和術でこのえ首相に接近できるように頼んで、
彼はこのえ首相に牛場を通じて紹介してもらって、このえ首相もこいつならこういうしっかりした考えを持っているから、
こいつは信用できるなって思って、政治の考えについて彼と話し合うようになります。
彼はこのえ首相に信頼されたのをいいことに、朝日新聞社につきながら国の重要な機密文書に触れられるような立場になることに成功します。
しかも彼はこのえ首相に認められて、当時の満州鉄道の調査部の職員になります。
いっぱい仕事ありますね、その人。新聞もやってて。
でも当時は満鉄って、つまり満州に持っている国の直轄の会社だから、
ついでにその満州での日本軍の活動とかもこっそり調べることができたりするわけで、自分の目で見て、
満州に行って、調査部の一環だって言って、日本軍の宿舎にこっそり見に行ったりとか。
それで尾崎はこの時に、日本軍はソ連に向かって北上するという意思はないということを確認します。
その満州とソビエトの国境から宿舎は遠く離れてて、しかも特に軍の動きはないから、
ソ連に向かって北上することはないだろうっていうのをゾルゲに伝えて、ゾルゲはソビエトにそういう情報を送ります。
そして尾崎は日本にまた帰って、機密文書に触れられる特権を言うことに、日本軍の軍事力について調査します。
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その結果、彼は仮に日本がアメリカと戦ったら、日本はもう2年しか持たないっていうことを知ることになります。
そうなんですね。衝撃ですね。
今になって日本軍は無理な戦いだったっていうのはわかるけど、当時から知ってる人がいたっていうのがすごい点だと思います。
じゃあそういう人がもっと権力強くなって、国民に言えば戦争も起きなかったんですか?
でも尾崎がスパイだから、日本のためじゃなくてソビエトのために働いていた人だったから、わざと日本が満州で権力を振るってて、
それでソ連に来るっていうのを事前に防ぐためにもう日本を潰そうと思ってたわけですよ。
そうなんですね。
だからわざといろんな首相とか偉い人に接近してアメリカと戦争するのがいいんじゃないか。
それと戦う北進論ではなくて南進論を進めるようにゾルゲに言われて実行します。
じゃあその人は日本の敵だったんですね。
そうですね。
今もそういう人っているんですかね?
それは…
今もいたら怖いですよね。
どうでしょうね。
はい、いるんでしょうね多分。
君の家族ももしかしたら。
で、尾崎はそれをソビエトに伝えて、その上でわざと南進論に向かわせてアメリカと戦争するように仕向けるんですけど、
尾崎は戦争の直前に警察にスパイ活動がバレて捕まってしまいます。
なんでバレたんですか?
それはちょっとよく…
わかんないですか?
警察の調査だったのでよくわかんないんですけど、バレて、
その数年後にゾルゲも捕まって、警察の調査には心よく応えて、
そのゾルゲ捕まえたのって日本軍の?
日本の警察。
日本の警察。
日本の警察が捕まえたんですけど、
結局もうみんなは南進論がいいって完全に思ってたんで、
止めることはできなくて、
結果日本は太平洋戦争でアメリカに負けてしまいます。
でもその戦争が始まる前に尾崎は死刑にされて、
ロシアの革命の記念日にゾルゲと一緒に処刑されてしまいます。
じゃあゾルゲがもし尾崎が罪にそんなことを話しかけなかったらよかったですね。
太平洋戦争も起きなかったかもしれないし。
そうですね。
でも今の社会がいいって思う人もいれば、
日本が勝ってた方がいいって思う人もいるかもしれないんで、
一概にはいい人とか悪い人とかっては言えないんですけど、
皆さんもぜひ尾崎ほつみがいなかったらどうなってたとか考えてみてほしいと思います。
尾崎ほつみの話はこれで終わりにします。
ご静聴ありがとうございました。
ありがとうございました。
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