2019-12-12 09:03

#10 殺生石

栃木県那須地方にある観光名所ともなっている殺生石にまつわる話をご紹介いたします。日本での話だけでなく、そのはるか昔、中国やインドで起こった伝説に通じるところもあり、その辺りも含めた教養としてお聞きください。 <受験キーワード> 殺生石、鳥羽上皇、玉藻前(たまものまえ)、安倍泰成、藤原得子、殷、妲己、太公望、マガダ国、吉備真備、遣唐使
<制作>
出演:オルタ・百合城 
プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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00:03
こんにちは、ゆりしおです。
こんにちは、おるたです。
突然なんですが、みなさん、小学校のころは、収穫旅行でどこに行きましたか?
僕は、鎌倉に行きました。
やっぱり、栃木とか、あの、栃木は小学生の早い時に、日光とか那須とか行くんで、収穫旅行は違うとこなんですけど、
比較的、首都圏とか、東北の人だと、収穫旅行で日光、那須に行ったよ、っていう人が多いと思います。
それで、那須に行った人なら、えっと、行ったと思うんですけど、
節生石っていう観光スポットがあったと思うんですよ。
あの、イオウがいっぱい出てて、あの、いわゆる腐った卵の匂いがする。
フランシュ?
そうそうそう。
今回は、その那須にある節生石にまつわる伝説を紹介したいと思います。
この節生石というのは、タマモノマエという狐が倒されて節生石になったという伝説があります。
このタマモノマエという人物のモデルは、戸場上皇に長愛された皇后、藤原の徳子なんですけど、
なぜ彼女はこんな伝説のモデルになったかというと、
彼女は石関家なのの、その、名門出身ではないのにもかかわらず皇后になって、
しかも、戸場上皇の、戸場上皇が激愛してた将士を執権させたり、
方言の乱を起こしたり、さらに、えっと、源頼朝の武警政権を受立させるきっかけになった人物です。
はい、なるほど。
さっき出てきた藤原の将士っていうのは、その徳子の前の戸場上皇の皇后だったんですけど、
戸場上皇は、徳子が現れて、その徳子を激愛するようになって、
いわゆる将士は、ちょっといらない子になったというか、浮気相手に戸場上皇を取られてしまって、執権します。
伝説の概要については、知ってる人も多いと思うんですけど、
玉穂の前は、子に恵まれない夫婦の下で育てられて、18歳で宮中に仕えました。
彼女は御久妻、階層の層に女と書いて御久妻という名前だったので、
宮中では玉穂の前と呼ばれるようになりました。
玉穂の前は、その美貌と頭の良さで、宮中に仕えた後、戸場上皇に激愛されます。
しかし、徳子が戸場上皇の皇后になった後に、
戸場上皇は、すごい病気がちになって、外に出れないでずっと寝てるみたいな状態になって、
医者もその原因がわからなかったんですね。
戸場上皇を御名字である、安倍の安成という人物が、玉穂の前の正体を暴きます。
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その安倍の安成という人は、どういう人なんですか?
御名字といって、御名堂というものがあって、
呪術とかで占いみたいな、そういう堂があって、
その御名堂を勉強してた人です。
それで、安倍の安成は玉穂の前が九尾の狐だと気づき、
徳子の前で神言というものを説きます。
玉穂の前は本当に狐だったんですか?
神言というのは、サンスクリット語で書かれた呪文みたいなもので、
その呪文を唱えられたことによって、
もともと九尾の狐で人に化けてたのが、
神言を唱えられたことによって、安倍の安成の目の前で九尾の姿に戻ってしまって、それでバレます。
慌てた玉穂の前は、那須野、折衝石があるって、今あるところに逃げていきます。
安倍の安成は、討伐軍の対象になって、那須野で女の子がよくさらわれる噂があったので、
玉穂の前の仕業に違いないって言って、軍を編成して倒しに行って、
そこで、ついに玉穂の前は倒されて、そこで折衝石っていう石になって、
そこからは、毒が出て、生物が近寄れないみたいな、いう伝説。
実際に異様が今出てるんで、そういうのも関係すると思うんですけど、
その毒石って呼ばれて、生き物が近寄れないような石になって、それが呪いだって言われるようになりました。
そうなんですね。
これは比較的、玉穂の前って、いろんなアニメとかゲームとかでモデルになってるんで、
なんとなく知ってる人もいると思うんですけど、
実は玉穂の前って、もともとは日本のキュービーの狐ではなくて、もともと中国の狐だったんです。
それで、ここまでの話は、玉穂の前がキュービーだとバレる話だったんですけど、
ここからは、日本に来る前のストーリーを話したいと思います。
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玉穂の前は、もともと中国の古代の陰の時に生きてた狐だったんです。
へぇ、めっちゃだいぶ前ですね。
だから陰って、だいたい紀元前の1000年ぐらいまであったから、
少なくとも、とば上皇って、だいたい1100年ぐらいの人物だから、最低でも2000年は生きてた狐で、
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実は、その摂生石になってしまう前、もう何度も他の中国とかインドとかで悪事を繰り返してた狐だったんです。
陰の時代、大喜っていう王妃、王に仕えてた王妃がいたんですけど、
その王妃は、王と一緒に酒におぼれ、贅沢な宴会を毎晩楽しんで、
しかも、無罪の人々を処刑するという悪性を強いてしまいます。
彼女は、中国の歴史とか好きな人は名前知ってると思うんですけど、
大公謀っていう人物によって倒されて、
その後は、また狐に姿を変えて、
マガタ国まで、インドのマガタ国で世界史やってる人なら聞いたことあると思うんですけど、
ベイダー時代が終わって、前6世紀あたりにコウサラ国の後、出てきたのがマガタ国ですよね。
マガタ国のまた王妃になって、同じような悪性を、また王と一緒に仕えてしまいます。
しかし、彼女はまたマガタ国でも、キバという、この人はまだ詳細がわかってないんですけど、
キバっていう、キバっておばあさんっていう意味があるらしいんですけど、
キバっていう人物にまた倒されて、
また狐に姿を変えて、中国に戻っていきます。
また戻るんですね。
そして、ワカモっていう名前、なんか変な名前なんですけど、
若いに海藻の巣って書いて、
ワカモっていう少女に化けて、
日本史でキビのマキビって中国に留学する人がいるんですけど、
その人たちの見当視線に一緒に同乗して、日本に来てからの話が、
みなさんがよく聞いたことあるような、玉物舞の伝説でした。
だから、もともと玉物舞は中国の狐で、
鳥羽城口に仕える前から何度も悪性を敷いてた狐だったので、
だから日本で、もしかしたらまた、摂生石になった後も、
本当は摂生石がフェイクで、何の他に化けてまた悪性を敷いてるんじゃないかっていう、
そういう噂も、みたいなのもあります。
以上で、玉物舞の話を応援します。
ご静聴ありがとうございました。
ありがとうございました。
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