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はい、というわけで、昨日の続きです。
ウェブトゥーンについての意見を、作家AさんBさんが、それぞれの立場で言っていました。
Aさんは、ウェブトゥーンがそんな優先になるなんて、やだと。
私は本の漫画が好き。本の形した漫画が好きなので、ずっとこんな漫画を描いていたいよ。
Bさんは何を馬鹿なこと言っているんだ。中の人間がそんなこと言うべきじゃない。
今すぐ全部ウェブトゥーンを本当はすべきなんだ。という話でした。
その背景には、韓国初のウェブトゥーンというのが、世界を石鹸をしている。
一方、日本の漫画というのは従来の形で、ドメスティックな形で、国内中心である。
なので、これをウェブトゥーンに乗り越えるべきじゃないのか。というような話でした。
この状況は、破壊的イノベーションという状況が進行しているように見えるという話でした。
では、破壊的イノベーションというのはどのように進行するかという話です。
これは、搬を押したように、これはさっき携帯とスマホという話を言ったのですが、
どんな業界でも、破壊的イノベーションというのは、ほとんど搬を押したように同じように進行するのです。
例えば、ハードディスクとか何でもそうなのですが、一緒です。
それは、あるステップを必ず踏むのですが、そのステップが簡単に整理されているので、
その本の中で、ちょっとうろ覚えかもしれないですが、簡単に説明すると、
まず一番目が新しい技術が生まれるのです。
新しい技術はどういう特徴を持っているかというと、
より軽い、より小さい、手軽、機能が低いというものです。
つまり、もともとあるものよりも小さくて、でもちょっと性能が低い、でも手軽だというものが生まれるのです。
次に、それを生み出した小さい企業が、その分野の大企業にその機能を売り込みに行くのです。
その技術を売り込みに行くのですが、その大企業は機能が低い、性能が低いと言って、見向きもされない。
しょうがないから、新技術を発明した小さな会社が自前でやることになるのです。
これは二つ目のステップ2です。
ステップ3。
時間が経つにつれ、古い技術の市場が新しい技術によって少し狭められるのです。
古い技術というのはどういう特徴を持っているかというと、
より重い、より大きい、そしてより高性能であると。
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少し狭められてきたのは、あの時こだわったあいつが、わりと最近市場を広げてきているなとなるわけです。
ステップ4です。
旧来の技術を持っている側の企業が、新技術の分野に進出を検討するのです。
これはわざわざ取りに行くほどの市場ではないなという結論に、社内でなって却下される。
これがステップ4です。
ステップ5。
走行している間に、新しい技術。
新しい技術というのは、より軽くて小さくて手軽で、機能が低い、性能が低いというのが新しい技術だったわけです。
その性能が古い技術と見劣るしないぐらい高性能になってくるんですよね。
ずっとその技術を磨いている間に。
そうしたら単純な比較で、同じ性能なのに大きいものと小さいものみたいになっちゃうんですよね。
その結果、古い技術が完全に新しい技術にとって変わられることで、古い技術の覇者と言われていた企業が滅んで、新しい技術の進行企業は覇者となる。
覇者の世代交代が起こるというようなステップを踏むんですよね。
どんなことでも、工業製品だったり、いろんなものを踏んでいるので、実体を読んでいるだけでもこの本は面白かったんですけど。
このステップをウェブトゥーンと日本の漫画というのを置き換えて見てみると、見事に踏んでいますよね。
まず、新しい技術が生まれる。これがウェブトゥーンですよね。
より軽い小さい手軽、そして機能が低いという新しい技術の特徴というのがあるんですけど、これはまさにそうで。
印刷とかしてめちゃくちゃ高詳細な絵とかを漫画家さんが頑張って描いているみたいな、日本の漫画と比べてサラッとした絵ですね。
そしてウェブでサラッと手軽に読めてですね。
でもどっちが名作かというと、日本の漫画の方が勝ってるよねみたいな形で最初ウェブトゥーンが生まれるわけですよね。
なんですけど、出版社は最初見向きもするか見向きもしないと。
IT企業は中心に進めていくと。
そうこうしているうちに旧来の技術の市場を狭めると。
旧来の技術はこの場合は漫画ですよね。
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実際今日本でもウェブトゥーンの市場が広がっていっているんですけど、
全体の中に占めるウェブトゥーンの割合というのは増えていっていると。
ただ漫画に限って言うと全体の市場がすごく大きくなっていて、
かつ旧来技術の日本の古い漫画の方が大きくなっているので、
いわゆる食われているという感じはあまりないんですけど、
ただウェブトゥーンというのがその割合を増やしているのは確かですね。
でですね、旧来技術側の企業、この場合で言うと出版社ですよね。
普通に古い漫画を作っていた企業というのがウェブトゥーンやるかと検討するんだけど、
これはわざわざ取りに行く市場じゃないねと却下する。
これもまさにそのステップを踏んでいるわけですよね。
でですね、走行している間に新しい技術が高性能になってきて、
で、取って変わられるというところのですね、
走行している間に新しい技術が古い漫画、ウェブトゥーンがですね、
日本の漫画、従来の漫画に負けないほど高性能になってきているっていう、
多分今その過程ぐらいなんですよね。
まだ日本の漫画の方が技術的には勝っていると思うんですけど、
ただ本当に追いついてきているという感じですよね。
というような感じですね。
じゃあそれを聞くとですね、まさに破壊的イノベーションが起きようとしているんじゃないかと。
これ破壊的イノベーションというののミソは何かというとですね、
旧来の技術、これがイノベーションのジレンマという本のタイトルの意味なんですけど、
旧来の技術を持っている企業というのは、旧来の技術を持っているからこそ、
新しい技術の方に行けないってことなんですよね。
工業製品とかだったらわかりやすいですよね。
例えば旧来技術の製品を作るための工場ラインとかがビシーッとできているので、
生産ラインとかがバンバンできているわけで、
新しい技術が出たから明日からそっちを作り回すというふうにはできないわけですよね。
工場とかそういうのができていないから。
そっちを作ろうと思ったら新しい設備投資とか、人間の配置買いとかをしなきゃいけないわけですよね。
でも中には、古い技術の方で俺はすごいトップだぜとか、これ業績出したんだみたいな人からすると、
新しい技術みたいなふうに、何するものぞみたいな感じなんですね。
ちょっと侮りとかもあったりとかしてですね。
そうなるとやっぱり、旧来技術側の企業の中からがむっ切って新しい方に舵を切り直すというのは、
やっぱり難しいんですよね。
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それはもう世界古今東西ずっと難しいと。
だから最終的に入れ替わっちゃうんだという話なんですよね。
古いものか新しいものに企業ごと入れ替わっちゃうんだと。
それも僕の自分の仕事でも、プチ版みたいなやつを味わったんですけど、
これぐらいだったら、いわゆるかにばらない。
社内の利益みたいなのと、かにばることなく新しいことをできるだろうということを
やろうとすると、こういう問題が発生しているみたいなのがいろんなところから飛んでくるんですよ。
そんなことをやるとこういう観点で困る、こういう観点で困るみたいな感じですね。
やって、まあすごかった。
これが新しいことですね。
もともと古い企業の中で新しいことをやろうとするときのこんなことになるんだってなって、
結局あまりにもそこで手間取って、
ちょっとその時自分が計画していたことは自分がいた間はできなかったんですね。
多分その後もできていないと思いますけど、進んでいないと思いますけど、
それぐらいですね、もう古い形でビシーッとそのラインができているんですよね。
それをですね、こういうことをやろうといったわけですね。
それはうちにとって困る、うちにとって困る、うちにとって困るみたいなところですね。
わんさが出てくるわけですよね。
でですね、そうだからやっぱり企業というのを古いところから、
新しい技術を持っていくっていうのはそれだけ難しいんだっていうのがイノベーションの事例までですね。
それは僕はもうそれを経験したわけですけど。
ではですね、出版社やばいじゃん、今の漫画やばいじゃん、
という話になるんですが、
これですね、奇妙なねじり現象というのがですね、出版業界には存在するんですね。
その話をですね、また明日話したいと思います。
というわけで、またよろしくお願いします。失礼します。
これをですね、海から掘ってる建物あるじゃないですか。
あれもプラットフォームって言うんですけど、それがですね、火事で燃えていると。
だから今すぐですね、でもあんなに石を掘ったのにとか言ってないで、
今すぐ海に飛び込めと。
もう今古いものを捨てて飛び込まなきゃいけないんだ。
っていう例えとですね、従来のガラ系ですよね。
いわゆる普通の携帯電話というプラットフォームを捨てて、
新しく生まれ変わらなきゃいけないんだ、みたいなですね、
意味とダブルミーニングの意味を込めているわけですよね。
そんなメールをですね、社員1000人に送ったらですね、
当然リークされてですね、
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あの、Nokiaの社長がこんなメールを送ってて、
本当にNokiaってやっぱりやばいんだ、会社としてって言ってですね。
それがきっかけで株価暴落して潰れるっていう、
すごい悲惨なことがあったんですけど、
そういう破壊的イノベーションっていうのはあるわけですよね。
韓国発のWebtoonっていうのはですね、
破壊的イノベーションに沿って動いているように現状見えるわけですよね。
なのでですね、従来の漫画が駆逐されるんじゃないかと。
そういうですね、危機感を持って、
その作家Aさんはですね、嫌だと。
こんな漫画が私は好きなんだって言ってですね。
で、Bさんはですね、女の子と言っている間に全部Webtoonすべきだ。
まさに燃えているプラットフォームから飛び込むべきだ、
という主張をしているんですよね。
で、その両者の意見を聞いて、僕は結論から言うとBさんが間違っている。
で、どう間違っているかっていう話をしたいと思うんですけど、
続きはまた明日にしたいと思います。
明日もよろしくお願いします。