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2021-10-17 13:23

今日の10分de1テーマ「今の自分が『結果』で、そこを離れた『こうすべき』なんてない」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。
00:04
というわけで、昨日の通知です。
Webtoonと漫画というのは、まさに破壊的イノベーションのステップを踏んでいっている。
このままでは、新しい技術であるWebtoonに、古い技術である漫画が駆逐されて、出版社は滅ぼされ、
Webtoonを振興しているプラットフォーマーに入れ替わるのかと。
やばいね、やばいじゃん。
そう考えると、本の漫画が好きだ、ずっと書きたいと言っているAさんの主張は良くなくて、
全部今からWebtoonにすべきなんだ、というBさんの主張が正しいのかというと、
僕はそうじゃないと思っています、という話なんですけど。
それが何でかというと、まず奇妙な捻り現象があるんですよね。
その奇妙な捻り現象というのは何かというと、
日本の漫画というのは、世界で、いくつか漫画史上大きい国があるんですよね。
フランスとかドイツとかはあるんですけど、
世界レベルでいうと、そんなに読まれていないわけですよ。
日本人がイメージするほどは読まれていなくて、史上は全然小さいんですよね。
なんですけど、日本の漫画から生まれたアニメはめちゃくちゃ見られているんですよね。
アニメから生まれたキャラクターみたいなIPもめちゃくちゃ知られているんですよね。
ウェブトゥーンの方は、ウェブトゥーンという形では世界でどんどんそれを読むという習慣は根付いていっています。
それが読まれていっています。
そこから映像展開がすごく世界的にうまくいったりとか、
世界に通じるようなIPみたいなキャラクターが生まれたかというと、生まれていないんですよね。
だからですね、漫画というマーケットでくくると、
ウェブトゥーンは世界的に見ると勝手なんですよ。
なんですけど、漫画から生まれたキャラクターぐらいの目線で区切ると、
ウェブトゥーンから生まれたキャラクターみたいな目線で区切ると、
全然漫画の方が勝ってるんですよね。
これはですね、じゃあなんでかって言ったら、さっきの話に戻るんですけど、
まだですね、破壊的イノベーションのステップがですね、
新しい技術が高性能になってきているというステップの途中だからだと思うんですよね。
03:05
つまりですね、ウェブトゥーンというのがどんどんどんどんもっとですね、
高性能化、つまりたくさん才能ある人がですね、バンバンバン書いていけばですね、
ドラゴンボールとかみたいなね、世界に通じるIPみたいなのがですね、
ボンボン生まれてですね、それがどんどんアニメ化され、
グッズ化され、キャラクター化されていって、
広まっていって覇権を取るということも当然考えられるんですけど、
まだそうなってないんですよね。
これは結構不思議で、ものすごい数の、
多分日本の漫画家全部足すよりですね、
はるかに多い数のですね、書き手が中国とかにいるわけですよね。
韓国にもいるし、なんたったらですね、
ウェブトゥーン書きっていうのは世界中にいるわけですよ。
アメリカとかにもいるし、アジア系の人が多いらしいですけど。
なんですけど、まだですね、これっていうIPが出てないんですよね。
これがですね、ただまだ歴史が浅いからかとも言えるんですけど、
でもどうだろう、こんなに人数かけてやってて、
生まれてないっていうのは何か秘密あるのかなみたいな感じで、
それはちょっと謎なんですけど。
だから多分ですね、漫画がすごいですね、
セレクションを経て世に出てですね、
で、それがですね、映像化されていくっていうその過程がですね、
多分時間、すごい長い歴史があって作られたものだから、
それなりに磨かれてるっていう話なのかもしれないですよね。
だからすごいですね、高品質な作品っていうのが生まれて、
それがちゃんと高品質な映像になって、
それが世界中に配信されるっていうルートがですね、
漫画の方が通り良くできてるっていうのは現状ではあるんですよね。
なんでですね、本当に漫画の形をしている、
本の漫画ですとか、スマホで読むウェブトゥーンですといったですね、
ユーザー数的にウェブトゥーンの方が世界に見れば多いわけですけど、
もっと大きくくりで見ると漫画の方がまだまだ大きいというのでですね、
そこは多分だからウェブトゥーン側もですね、
すごい今は課題だと思うんですよね。
どうやったらそういうですね、すごいIPを作れるんだろう、
なんで俺ら作れないんだろう、結構ずっとやってるのになみたいなのはあると思うんですよね。
でですね、そういう状態はありますと。
なのでなんですけど、
じゃあですね、それをしてBさんがですね、
全部ウェブトゥーンすべきだっていうのが間違ってるのだって言ったらですね、
そういうわけじゃないんですよね。
なんで僕はそれの発言が間違ってると思ったかというとですね、
それを言うんだとしたら、
06:05
Bさんはもうウェブトゥーンしか書いてないといけないと思うんですよね。
だってそっちの方がいいと思ってるわけだから。
なんだけどBさんは普通の漫画しか書いてないんですよね。
なのでおかしいんですよね。
でですね、
じゃあAさんはですね、
ウェブトゥーンがこのまますごい流星を誇るのだって言われてですね、
いやだ、私は紙の漫画がいいと言っているAさんというのはですね、
そう思ってるわけですよね。
だからですね、紙の漫画を書いてる、普通の漫画を書いてるわけですよね。
だから、それをですね、否定するという理由はないんですよね。
つまりどういうことかというと、
今ウェブトゥーンを書いた方が儲かるんだ、読まれるんだと思えばみんなそれを書くんですよ。
なんだけど、現状そうなってないんですよ、日本では。
なんでかと言ったら、普通の漫画を書いてる方が儲かるからなんですよね。
だから、ウェブトゥーンというのが他の国ほどは広がりを見せていないと。
で、じゃあなんで普通の漫画を書いてるのが儲かるかというとですね、
まあ書店がまだいっぱいあってですね、
で、ちゃんと漫画がある程度うまくいったらですね、映像化とかパーンとされてですね、
でもものすごい部数が売れたりとかしてですね、
まあ電子版含めて売れたりとかして、
世界中でアニメとか見られてですね、
ものすごい判件収入があってですね、
とんでもなく儲かるからなんですよね。
なので、普通の漫画からわざわざウェブトゥーンにするっていう理由がまだ希薄なんですよね。
で、でもこっちが潮流なんだから映るべきなんだと思えば映ればいいんですよ、別に。
映っていいと思うんですよね。
で、それは今はただ普通の漫画を書いてるほうが儲かるから失敗する確率が高まるんですよね。
で、高まるけどやってうまくいって先駆者になっても、日本の中では先駆者になってもいいと思うし、
まあなんでもいいんですよね。
だからみんながちゃんと、自分の利益が最大になるように動いてるし、動けばいいっていうだけの話なんですよ。
なのでですね、今すぐ全部すべきだと言うんだとしたら、なぜあなたはウェブトゥーンを書かないんですかって思うんですよね。
09:01
ウェブトゥーンのほうが儲からないと思ってるわけからですよね。
なのに、なんでウェブトゥーンにすべきだと他の人に言うんですかって僕は思うんですよね。
だからBさんのほうが間違ってるというふうに僕は思うと。
じゃあですね、出版社に勤めてるですね、編集者としてですね、
ああよかったと、出版社最高だと、ウェブトゥーン何にするものぞと、漫画バンザイ!
今までの漫画ずっと編集続けていくぞし、出版社は安泰だと僕は思ってるかというと、もちろんそのことは思ってなくてですね。
まあ、破壊的イノベーションが起こる可能性は全然あると思ってるんですよね。
あると思ってるんですけど、それがですね、
ああ、起こるな、こっちに映ったほうが面白いし、儲かるなと思えば映ればいいし、
それは僕自身がね、映ればいいし、そう思わない間は別に、なんていうんですかね、
映る理由があんまないんですよね。なんで面白くなくてですね、
儲からない方に自分から行かなきゃならないんだって話なんですけど、
なのでですね、その時になったら、僕個人は勝手に動きますと。
だけど、出版社というものがですね、僕と同じように身軽に動けるかといったらですね、動けないはずなんですよね、やっぱり。
出版社は今の形にもすごく最適化されてるんで、
それがそこでですね、破壊的イノベーションが起こった時に、
よっしゃ変わろっかーっていうのはですね、もう大工場、もう一つのね、
LINEができた大工場をですね、全部ぶち壊して別の大工場を作るくらいのですね、ことが必要で、
ほんとですね、もうそこからずれるとですね、こんな大変な目に合うのかっていうのはよくわかったので、
ってことは、映れないと思うんですよね。
じゃあそれをですね、何とか映らせるにはどうしたらいいかとですね、
構成員の一人である僕が考える必要はないと思ってるんですよね。
僕が勝手に映りたかったら映ればいいし、
それをどうもできなかったら出版社は、出版社としてはそれまでじゃないのとは思うわけですよね。
なんでですね、皆さん好きな風にやってもらえればいいかなと思います。
誰か他人をですね、あなたはそんなこと言うべきじゃないとかは、
まさに言うべきじゃないというか、
ほっといてですね、みんなそれぞれ好きなことをなるべくですね、
儲かるようにいいなと思いながらやってるんで、
そんな中ですね、こっちの方がいいなと思ったら勝手にそっちに行くし、
12:03
思わなかったら今までのことやってますと。
なのでですね、それは僕も一緒ですと。
でも会社というのは、どうしてもですね、
システムを組み上げる、組み上がったシステムを回すのが会社なので、
そのシステムを一度全部破壊しきってですね、別のものに移すということは、
まさにですね、破壊的イノベーションというのがですね、
進行した時に古い企業というのはだいたいのちなみに同じようにですね、
倒産していったというのを、歴史があるのでですね、
よっぽど身軽なですね、よっぽど柔軟な企業じゃないと、
その難局は乗り越えられないんじゃないかなと思いますね。
それでその自分が今いるところはですね、その柔軟さを持っていって、
上手いことに乗ったらですね、別の人はそのままいればいいかと思うし、
移れなかくてですね、僕は新しいところに移りたいなと思ったら僕は移ればいいだけなので、
皆さんもですね、そんな感じで身軽に構えていればいいんじゃないかなと思います。
というわけで、以上でした。ありがとうございました。
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